JPH04179036A - 蛍光表示管の封止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は蛍光表示管の封止方法に関し、特に真空に排気
後ガラス基板と４２％Ｎｉ−６％Ｃｒ−残Ｆｅ合金を低
融点ガラスで接着し封止する排気管を持たない蛍光表示
管の封止方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の蛍光表示管は、第３図に示すように、ガ
ラス基板つと、ガラス基板９上に形成された絶縁層ｌＯ
と絶縁層１０上に形成されたグラファイト層１１から成
る陽極と、グラフアイ１〜層１１上に塗布された蛍光体
層１２と、蛍光体層１２上に間隔をおいて張られたフィ
ラメント１４と、蛍光体層１２とフィラメント１４との
間に配置されたグリッド１３と、絶縁層１０とグラファ
イト層１１と蛍光体層１２とグリッド１３とフィラメン
ト１４を被覆し、ガラス基板に封着され真空容器を形成
するカバーガラス１５によって構成されている。

ガラス基板９には、排気孔３が設けられており、真空容
器内を真空に排気した後、４２％Ｎｉ−６％Ｃｒ−残Ｆ
ｅ合金（以下４２６合金と記す）のふた７を低融点ガラ
ス２にて接着することにより封止されていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の蛍光表示管は、４２６合金のふたの中心
部に低融点ガラスが露出しているため。

真空に排気後接着するために加熱したときに低融点ガラ
スの成分の一部が揮散し、表示部の蛍光体を汚染するこ
とがあり表示部に輝度むらが発生するという欠点があっ
た。

本発明の目的は、輝度むらの発生がなく、表示品位の高
い蛍光表示管が得られる蛍光表示管の封止方法を提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、排気管を持たない蛍光表示管の封止方法にお
いて、真空に排気後封止の接着に使用する低融点ガラス
から揮散する成分を少なくするために排気孔を封止する
ふたの前記排気孔と対向する部分を除いて低融点ガラス
を塗布し、加熱、接着して封止する。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の第１の実施例を説明する要部断面図で
ある。

第１の実施例は、第１図に示すように、４２６合金のふ
た１をまず、エツチングにより中央部に凸部を設けた形
に成型する。

次に、表面を酸化処理した後、エツチング部に低融点ガ
ラス２を塗布し、焼成して排気孔３を封止する。

なお、４２６合金のふた１以外の蛍光表示管の構造は、
第３図に示す従来の蛍光表示管と同じである。

第２図は本発明の第２の実施例を説明する要部断面図で
ある。

第２の実施例は、第２図に示すように、４２６合金のふ
た４をまず、エツチングにより排気孔３の周囲を囲むよ
うに、凹部を設ける。

次に、表面を酸化処理した後、凹部に低融点ガラス２を
塗布し、焼成して排気孔３を封止する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、接着剤として使用する低
融点ガラスから揮散する成分を減少させ、輝度むらの発
生を防止し、蛍光表示管の表示品位を一定に保つことが
できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例を説明する要部Ｉ７ｒ面
図、第２図は本発明の第２の実施例を説明する要部断面
図、第３図は従来の蛍光表示管の封止方法の一例を説明
する断面図である。 １．４．７・・・４２６合金のふな、２・・・低融点ガ
ラス、３・・・排気孔、９・・・ガラス基板、１ｏ・・
・絶縁層、１１・・・グラファイト層、１２・・・蛍光
体層、１３・・・グリッド、１４・・・フィラメント、
１５・・・カバーガラス。 代理人　弁理士　　内　原　　音

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 排気管を持たない蛍光表示管の封止方法において、真空
   に排気後封止の接着に使用する低融点ガラスから揮散す
   る成分を少なくするために排気孔を封止するふたの前記
   排気孔と対向する部分を除いて低融点ガラスを塗布し、
   加熱、接着して封止することを特徴とする蛍光表示管の
   封止方法。