JPH0417839Y2 - - Google Patents

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JPH0417839Y2
JPH0417839Y2 JP1987106579U JP10657987U JPH0417839Y2 JP H0417839 Y2 JPH0417839 Y2 JP H0417839Y2 JP 1987106579 U JP1987106579 U JP 1987106579U JP 10657987 U JP10657987 U JP 10657987U JP H0417839 Y2 JPH0417839 Y2 JP H0417839Y2
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JP
Japan
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fan
wing
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conical member
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JP1987106579U
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として熱交換器の背面に取付られる
斜流フアン(混流フアン)であつて、そのフアン
本体が合成樹脂成形体で形成されたものに関す
る。
〔従来技術〕
熱交換器の小型軽量化の要請から、特に自動車
用熱交換器において、フインピツチを小さくしコ
ンパクトとした熱交換器が存在する。このような
熱交換器は、その通風抵抗が大となるため、起風
力の大なる斜流フアンを取付ける提案がなされて
いる。この斜流フアンは円錐台形状のボス部の外
周に放射状に且つボス部の軸線に対してある角度
で交差するように翼の一端部を固定すると共に、
他端部に短い筒状のリングを被嵌したものであ
る。このように複雑な形状をした混流フアンを合
成樹脂成形体で成形しようとすると、成形型にア
ンダーカツト部が多く存在し、製造困難となる。
そこで従来の斜流フアンは各部分毎に金属板で形
成し、それを溶接等により組立てていた。従つて
その製造コストが高くならざるを得なかつた。
そこで、実開昭57−63993号公報記載の斜流フ
アン羽根車は、羽根車本体のハブ外周に、円錐台
形状のキヤツプを嵌合する提案をしている。この
円錐台形状のキヤツプは、先細側の端縁から末広
がりの後端縁の少し手前まで、羽根枚数と同数の
スリツトを形成したものである。そして、このキ
ヤツプをその先細側先端から羽根車本体に嵌入す
るものであつた。
ところが、このようなキヤツプは、それが羽根
車本体のハブ部に偏心して取付けられる虞があ
る。
即ち、ハブ部の軸線とキヤツプの軸線との位置
決めが難しく、両者を整合させることが難しい欠
点があつた。両者が偏心して取付けられると、騒
音を生じたり空気抵抗が大きくなる。さらに、キ
ヤツプの先細部に複数のスリツトが形成されるた
め、羽根よりも前方にキヤツプを突出させると、
スリツトの段差部が露出し、軸が回転する際に抵
抗となると共に、騒音を発することになる。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は、以上の問題点を取り除くと共
に、円錐台形部材の先細部が空気流の案内面をも
形成できるようにしたフアンを提供することを目
的とし、その目的達成のために次の構成をとる。
即ち、本フアンは合成樹脂製のフアン本体1
と、フアン本体1のボス部2に被嵌される円錐台
形部材4とを具備する。そしてフアン本体1のボ
ス部2は、短管状の内筒部3と、その内筒部3の
前端縁から円錐台形部材4の内面に整合して放射
状に一体形成された複数の突片部5とを有する。
そして、フアン本体1は夫々の翼面がボス部2に
対して傾斜または湾曲し且つ、その一端縁が突片
部5の一辺に一体形成された翼部6を有する。そ
れと共に、翼部6の他端縁が短管状の外筒部7の
内面に一体形成される。そしてこの外筒部7は、
内筒部3と同心に形成されている。
次に円錐台形部材4は、翼部6の付け根部にほ
ぼ整合するように、末広がり側端縁から台形部先
端を残して中間部まで欠切された翼部と同数のス
リツト8を有する。そして、円錐台形部材4の
夫々のスリツト8が夫々前記翼部6に嵌入すると
共に、その円錐台形部材4内面が前記突片部5に
支持されて、その円錐台形部材4がフアン本体1
に固定されることを特徴とする。
〔作用〕
本考案のフアンによれば、フアン本体を合成樹
脂成形体で容易に一体化できると共に、単純化さ
れた円錐台形部材との組合せにより、性能の良い
フアンとなる。しかも、円錐台形部材のスリツト
が末広がり側の中間部および後部のみに形成され
ているため、円錐台形部材の先端部が空気の案内
面となる。さらに、円錐台形部材4の内面が突片
部5に支持されて円錐台形部材4がフアン本体に
固定されるものであるため、円錐台形部材4の軸
線とフアン本体1の軸線とを整合した状態で工程
することができ、位置決めが容易で性能の良いフ
アンとなる。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明
する。
第1図は本考案のフアンの要部を示す分解斜視
図であつてその背面側から見たもの、第2図は同
フアン本体1の背面図、第3図は本フアンの組立
状態を示す要部横断面図、第4図は本考案のフア
ン本体1の要部を示す正面図、第4図は円錐台形
部材4の要部を示す正面図である。このフアンは
第1図に示す如くフアン本体1と円錐台形部材4
とで構成されている。このフアン本体1は合成樹
脂成形体からなり、同心円状で且つ、共に短い筒
状に形成された内筒部3と外筒部7とを有し、そ
れらの間に放射方向に複数の突片部5と翼部6と
が一体的に形成されている。この突片部5は夫々
同一の円錐面の一部をなし、その前端縁が内筒部
3に一体的に形成されている。そして、突片部5
の一方の側縁に翼部6の一端縁が一体形成されて
いる。なお、この翼部6はその翼面がボス部2及
びフアン本体1の軸線に対して湾曲又は傾斜して
形成されている。なお、その翼面は必ずしも一定
の傾斜である必要はない。勿論夫々の翼部6は同
一方向に且つ軸線に対して同一の角度で配置され
ている。又、第6図、第7図は本考案のフアン本
体1の第2実施例であり、前記第1実施例に加え
てリブ12が突片部5と内筒部3との間に位置さ
れ、それにより補強をなすものである。次に、円
錐台形部材4は金属板又は合成樹脂成形体からな
り、全体が円錐台形状に形成されると共に、その
頂部に開口部9が設けられている。この開口部9
はフアンのボス部2内に設けられるフアンクラツ
チを冷却すると共に、該クラツチをON/OFFさ
せるセンサーに空気流を流通させるためのもので
ある。次に、円錐台形部材4の拡開側縁部には、
前記フアン本体1の夫々の翼部6に整合するよう
に、その翼部6の数だけスリツト8が形成されて
いる。このスリツト8は翼部6の付け根部の幅よ
りもわずかに広い幅に形成されている。次に、両
者を組立てるには、円錐台形部材4をわずかに回
転しながらそのスリツト8が翼部6の付け根部に
嵌着するように、それを突片部5外面側に装着す
る。すると第3図に示すように組立てられ本フア
ンを完成する。このようにしてなるフアンは図示
しない熱交換器のコアの背面側に位置され、第3
図の如く、コア外周に取付けられたシユラウド1
0の縁部に外筒部7の前端が位置される。しかし
て、本フアンは第2図においてフアン本体1の欠
損部11を円錐台形部材4により補い、ボス部2
外周を完全なる円錐曲面上に形成し、それにより
フアンの起風力を大きくすることができる。
〔考案の効果〕
本考案のフアンは以上のような構成からなり、
次の効果を有する。
本考案のフアンは、フアン本体1と円錐台形部
材4との組合せからなり、円錐台形部材の末広が
り側後端から台形部先端を残して中間部までスリ
ツト8が翼部と同数欠切されている。そして、円
錐台形部材4の内面がフアン本体1の突片部5に
支持されて両者が固定されるから、円錐台形部材
を正確にフアン本体に固定することができる。
即ち、円錐台形部材の軸線とフアン本体の軸線
とを正確に整合することが可能となり、性能の良
いフアンとなり得る。しかも、円錐台形部材の先
端部は翼部から前方に突出されるため、それが空
気流の案内面となり、この点からも起風力を向上
し得る。
そして、合成樹脂成形体の量産性のある構造を
有し、それを安価に提供できる。
即ち、アンダーカツト部の生じないフアン本体
及び円錐台形部材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフアンの分解斜視略図、第2
図は同フアン本体1の背面図、第3図は同フアン
の組立状態を示す要部横断面図、第4図はフアン
本体1の要部正面図、第5図は円錐台形部材4の
要部正面図、第6図は本考案のフアン本体1の他
の実施例を示す斜視略図、第7図は同背面図。 1……フアン本体、2……ボス部、3……内筒
部、4……円錐台形部材、5……突片部、6……
翼部、7……外筒部、8……スリツト、9……開
口部、10……シユラウド、11……欠損部、1
2……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製のフアン本体1と、該本体1のボス
    部2に被嵌される円錐台形部材4とを具備し、そ
    のフアン本体1の前記ボス部2は、短管状の内筒
    部3と、該内筒部3の前端縁から前記円錐台形部
    材4の内面に整合して放射状に一体形成された複
    数の突片部5とを有し、前記本体1は、夫々の翼
    面が前記ボス部2の軸線に対して傾斜または湾曲
    し且つ、その一端縁が前記突片部5の一辺に一体
    形成された翼部6と、他端縁が内面に一体形成さ
    れ、前記内筒部3と同心の短管状の外筒部7と、
    を有し、前記円錐台形部材4は、前記翼部6の付
    け根部にほぼ整合するように、末広がり側端縁か
    ら台形部先端を残して中間部まで欠切された翼部
    と同数のスリツト8を具備し、前記円錐台形部材
    4の夫々のスリツト8が夫々前記翼部6に嵌入す
    ると共に、その円錐台形部材4内面が前記突片部
    5に支持されて、該円錐台形部材4がフアン本体
    1に固定されることを特徴とするフアン。
JP1987106579U 1987-07-11 1987-07-11 Expired JPH0417839Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987106579U JPH0417839Y2 (ja) 1987-07-11 1987-07-11

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JP1987106579U JPH0417839Y2 (ja) 1987-07-11 1987-07-11

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JPS6411397U JPS6411397U (ja) 1989-01-20
JPH0417839Y2 true JPH0417839Y2 (ja) 1992-04-21

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ID=31340217

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS641517Y2 (ja) * 1980-10-03 1989-01-13

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Publication number Publication date
JPS6411397U (ja) 1989-01-20

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