JP3111526U - 樹脂成形ターボファン - Google Patents

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Abstract

【課題】羽根を一体成形した第1円板に樹脂成形した第2円板を結合させ、羽根を中空とすることにより、組立てが簡単で軽量化を計ることを目的とする。
【解決手段】樹脂成形ターボファンは、樹脂成形された第1円板(1)に複数の羽根(2)を一体に成形し、前記各羽根(2)に空隙(5)を形成し、前記第1円板(1)に対して樹脂成形した第2円板(6)を結合し、各羽根(2)に形成した突起(11)を前記第2円板(6)の突起用孔(20)に挿入して熱カシメした構成である。
【選択図】図1

Description

本考案は、樹脂成形ターボファンに関し、特に、全体を樹脂成形し、羽根を一体成形した第1円板と、この第1円板に組合わせる第2円板とからなり、羽根の厚さを中央部近傍で最も厚くし、かつ、内部に複数の空隙を形成し、軽量でエア送りを高効率に行うための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のターボファンとしては、特許文献等の文献名を開示していないが、第1円板、第2円板及び羽根をプレス加工した金属部品で形成し、これらをカシメによって一体に結合させていた。
従来のターボファンは、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、第1円板、第2円板及び羽根をプレス加工した金属部品は、部品点数が多く、その組立てもカシメによるため、組立てのバラツキも発生しやすく、歩留まりを向上させることが困難であった。
また、各円板の両面にはカシメによるバリ等が突出して形成され、2次加工によってバリ等を少なくする加工を必要としていた。
また、2次加工を行った後においても、前記両面からの突起は若干残り、ターボファンを回転させた場合の風切り音の発生となり、給湯器等のエア送り、レンジのファン等に用いた場合に騒音の増大となっていた。
また、全体が金属で形成されているため、質量が大きく、回転用のモータも大型モータを必要とし、消費電力の増大となっていた。
本考案による樹脂成形ターボファンは、樹脂成形され中心部にエア穴を有する第1円板と、前記第1円板の内面に一体成形された複数の羽根と、前記各羽根の内部に形成された複数の空隙と、前記各羽根の端面に形成された複数の突起と、前記各羽根の端面に設けられ樹脂成形された第2円板と、前記第2円板の中心部に形成されモータの回転軸を結合させるための軸孔と、前記第2円板に形成され前記各突起を挿入して結合するための複数の突起用孔とを備え、前記各突起を前記各突起用孔に挿入し、前記各突起用孔から突出した前記各突起の先端部を熱カシメすることにより、前記各羽根と前記第2円板は一体状に結合している構成であり、また、前記各羽根は、その内端部から外端部に向けて弧状に曲折して形成され、前記各羽根の長手方向の中央部近傍の厚さが他の部分より最も厚く、前記内端部及び外端部の厚さが他の部分より薄く形成されている構成であり、また、前記各空隙は、前記羽根の端面で開口している構成であり、また、前記各突起及び突起用孔の各横幅は、前記羽根の長さ方向における中央部近傍における前記突起及び突起用孔が他の位置の突起及び突起用孔よりも最大で、前記各羽根の外端部に位置する前記突起及び突起用孔の各横幅は、他の位置の突起及び突起用孔よりも小とした構成である。
本考案による樹脂成形ターボファンは、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、全体が樹脂成形で構成され、第1円板に各羽根が一体成形され、各羽根内に空隙が形成されて、この羽根に第2円板が設けられているため、全体の重量が軽く、かつ、組立工数及びコストを大幅に下げることができる。
また、各羽根に熱カシメによって設けられた第2円板から突出する各突起の先端部の突出量を極めて小さくすることができ、回転時の騒音発生を大幅に小さくすることができる。
また、各羽根の中央部近傍を最も厚くし、かつ、内部に空隙を有しているため、羽根自体の厚さを十分に厚くすることができ、金属製の羽根と同等の強度及びエア送り能力を有することができる。
本考案は、全体を樹脂成形し、羽根を一体成形した第1円板と、この第1円板に組合わせる第2円板とからなり、羽根の厚さを中央部近傍で最も厚くし、かつ、内部に複数の空隙を形成し、軽量でエア送りを高効率に行うようにした樹脂成形ターボファンを提供することを目的とする。
以下、図面と共に本考案による樹脂成形ターボファンの好適な実施の形態について説明する。
図1において、符号1で示されるものは樹脂成形によって形成された第1円板であり、この第1円板1には複数(本実施例においては、例えば、10個)の羽根2が一体に成形されている。
前記第1円板1の中心部には、大径のエア穴3が形成され、このエア穴3の外周位置に前記各羽根2が所定角度間隔で外方へ向けて配設されている。
前記各羽根2は、全体形状が弧状をなすと共に曲折して形成され、その内部には複数の空隙5が形成されている。
前記第1円板1には、樹脂で一体成形されると共に、図示しないモータの回転軸を接続するための軸孔4を有する平坦な円板からなる第2円板6が取付けられることにより、図2の断面図で示されるターボファン10が形成されるように構成されている。
前記各羽根2は、軸方向の断面図で示すと、図2及び図4のように、複数の突起11が端面12側へ突出して形成されており、前記各空隙5は、前記端面12側が開口されて形成されていることにより、この各空隙5は一端開放形で形成されている。尚、この開口は前記第2円板6の第1円板1への取付けにより閉じられるように構成されている。
前記各羽根2の各空隙5及び各突起11は、平面的に示すと図3で示されるように構成され、弧状に曲折した羽根2の形状に沿って配設されており、各羽根2の長手方向に沿う中央部近傍2Aが他の部分よりも最も厚く形成され、最も内側の内端部2B及び最も外側の外端部2Cが各々先細り状に形成されて他の部分よりも薄く構成されている。
前記各羽根2の各突起11の横幅は、この羽根2の厚さに応じて変化させてあり、前記中央部近傍2Aに位置する突起11が最も大で、内端部2B側の突起11が次で、外端部2C側の突起11が最も小となるように形成されている。
尚、前記各羽根2に形成された各空隙5の大きさも、互いに異なるように形成されている。
前記各突起11は、図5で示される前記第2円板6に形成された各突起用孔20に挿入されるもので、各突起用孔20の配設位置は、前記各羽根2の形状に沿って形成され、前記各円板1,6を重合させた場合、各羽根2の突起11が各突起用孔20に挿入されるような形状に配設されている。
前記各突起用孔20の横幅Wは、図5のように、前記各突起11の前記横幅にほぼ合わせて形成されており、羽根2の長さ方向における中央部近傍2Aにおける突起用孔20が最大で、羽根2の外端部2Cにおける突起用孔20の横幅Wは他よりも小となるように形成されている。
尚、前述の空隙5、突起11及び突起用孔20の数は、3個に限ることはなく、他の複数個とすることもできる。
前記各円板1,6を重合させて組立て、各突起11を各突起用孔20に挿入すると、各突起11の先端部11aは、図2で示されるように、各突起用孔20からわずかに突出するが、この各先端部11aは周知の熱カシメによってカシメを行うことにより、各円板1,6の一体結合が得られる。
尚、前記熱カシメにより、前記各先端部11aは、第2円板6と融着するため、その突出量は極めて少なくなり、ほぼ平坦な状態となる。
図7は、前記第1円板1を第2円板6に結合させて組立てる場合の状況について示す分解斜視図であり、図8は、組立て後のターボファン10を示す斜視図である。
本考案は、羽根の数及び全体の径を変えることにより、各種の小型、大型機器に自在に適用可能である。
本考案による樹脂成形ターボファンを示す平面図である。 図1の断面図である。 図1の拡大図である。 図2の一部拡大図である。 図3に対応する第2円板の平面図である。 図5の要部の断面図である。 本考案の樹脂成形ターボファンの組立て斜視図である。 図7の組立て後の樹脂成形ターボファンを示す斜視図である。
符号の説明
1 第1円板
2 羽根
3 エア穴
4 軸孔
5 空隙
6 第2円板
10 ターボファン
11 突起
2A 中央部近傍
2B 内端部
2C 外端部
11a 先端部
20 突起用孔
W 横幅

Claims (4)

  1. 樹脂成形され中心部にエア穴(3)を有する第1円板(1)と、前記第1円板(1)の内面に一体成形された複数の羽根(2)と、前記各羽根(2)の内部に形成された複数の空隙(5)と、前記各羽根(2)の端面(12)に形成された複数の突起(11)と、前記各羽根(2)の端面(12)に設けられ樹脂成形された第2円板(6)と、前記第2円板の中心部に形成されモータの回転軸を結合させるための軸孔(4)と、前記第2円板(6)に形成され前記各突起(11)を挿入して結合するための複数の突起用孔(20)とを備え、
    前記各突起(11)を前記各突起用孔(20)に挿入し、前記各突起用孔(20)から突出した前記各突起(11)の先端部(11a)を熱カシメすることにより、前記各羽根(2)と前記第2円板(6)は一体状に結合している構成よりなることを特徴とする樹脂成形ターボファン。
  2. 前記各羽根(2)は、その内端部(2B)から外端部(2C)に向けて弧状に曲折して形成され、前記各羽根(2)の長手方向の中央部近傍(2A)の厚さが他の部分より最も厚く、前記内端部(2B)及び外端部(2C)の厚さが他の部分より薄く形成されていることを特徴とする請求項1記載の樹脂成形ターボファン。
  3. 前記各空隙(5)は、前記羽根(2)の端面(12)で開口していることを特徴とする請求項1又は2記載の樹脂成形ターボファン。
  4. 前記各突起(11)及び突起用孔(20)の各横幅(W)は、前記羽根(2)の長さ方向における中央部近傍(2A)における前記突起(11)及び突起用孔(20)が他の位置の突起(11)及び突起用孔(20)よりも最大で、前記各羽根(2)の外端部(2C)に位置する前記突起(11)及び突起用孔(20)の各横幅(W)は、他の位置の突起(11)及び突起用孔(20)よりも小であることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の樹脂成形ターボファン。
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