JP2594975Y2 - 合成樹脂製ファンシュラウド - Google Patents
合成樹脂製ファンシュラウドInfo
- Publication number
- JP2594975Y2 JP2594975Y2 JP1992093761U JP9376192U JP2594975Y2 JP 2594975 Y2 JP2594975 Y2 JP 2594975Y2 JP 1992093761 U JP1992093761 U JP 1992093761U JP 9376192 U JP9376192 U JP 9376192U JP 2594975 Y2 JP2594975 Y2 JP 2594975Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fan
- shroud
- synthetic resin
- motor
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、主として車両用熱交換
器の背面に取付けられるファンモータ付の合成樹脂製フ
ァンシュラウドに関する。
器の背面に取付けられるファンモータ付の合成樹脂製フ
ァンシュラウドに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のファンモータ付合成樹脂ファンシ
ュラウドは、前端に向かってベルマウス状に拡開するシ
ュラウド本体を有し、その後端部の中心に放射状のステ
ーを介しモータ取付用の支持部が設けられていた。そし
てこの支持部にモータを取付け、その回転軸にファンの
ボス部を固定していた。そしてファンシュラウド前端が
熱交換器の背面に取付けられ、ファンモータを駆動する
ことにより熱交換器コアの前方から後方に空気流を流通
させていた。
ュラウドは、前端に向かってベルマウス状に拡開するシ
ュラウド本体を有し、その後端部の中心に放射状のステ
ーを介しモータ取付用の支持部が設けられていた。そし
てこの支持部にモータを取付け、その回転軸にファンの
ボス部を固定していた。そしてファンシュラウド前端が
熱交換器の背面に取付けられ、ファンモータを駆動する
ことにより熱交換器コアの前方から後方に空気流を流通
させていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来、ファンの翼部の
半径方向先端部を通過する空気流は、翼部の起風力によ
り半径方向外側に向け斜め後方に案内されるが、ボス部
近傍を通過する空気流は渦が生じ、流れを円滑に後方に
導くようには形成されていなかった。そこで本考案は、
特にファンのボス部近傍を通過した空気流を、ファンシ
ュラウドの一部を利用して円滑に斜め後方に導くことが
できる構造の簡単な合成樹脂製ファンシュラウドを提供
することを目的とし、その目的達成のために次の構成を
とる。
半径方向先端部を通過する空気流は、翼部の起風力によ
り半径方向外側に向け斜め後方に案内されるが、ボス部
近傍を通過する空気流は渦が生じ、流れを円滑に後方に
導くようには形成されていなかった。そこで本考案は、
特にファンのボス部近傍を通過した空気流を、ファンシ
ュラウドの一部を利用して円滑に斜め後方に導くことが
できる構造の簡単な合成樹脂製ファンシュラウドを提供
することを目的とし、その目的達成のために次の構成を
とる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案の合成樹脂製ファ
ンシュラウドは、ベルマウス状に先端側に拡開するシュ
ラウド本体１と、中心の内周にファンモータ６の胴部外
周を挿入するファンモータ嵌着部２が筒状に形成され且
つ、放射状の複数のステー部４を介して前記シュラウド
本体１に一体的に形成されたモータ支持部５と、を具備
する合成樹脂製ファンシュラウドにおいて、 そのモータ
支持部５は、環状に形成されると共に、その環状の外周
面３が後方に末拡がりの気流案内面に一体に合成樹脂で
形成され、 その外周面３の直径がファン８のボス部９の
外周以上に大に形成されたことを特徴とするものであ
る。
ンシュラウドは、ベルマウス状に先端側に拡開するシュ
ラウド本体１と、中心の内周にファンモータ６の胴部外
周を挿入するファンモータ嵌着部２が筒状に形成され且
つ、放射状の複数のステー部４を介して前記シュラウド
本体１に一体的に形成されたモータ支持部５と、を具備
する合成樹脂製ファンシュラウドにおいて、 そのモータ
支持部５は、環状に形成されると共に、その環状の外周
面３が後方に末拡がりの気流案内面に一体に合成樹脂で
形成され、 その外周面３の直径がファン８のボス部９の
外周以上に大に形成されたことを特徴とするものであ
る。
【０００５】
【作用】図１においてファン８のボス部９近傍を通過し
た空気流は、その後方に配置されたファンシュラウドの
一部であるモータ支持部５の外周面３に案内されて斜め
後方に導かれ円滑に流通する。それにより、ファンの起
風力が増大される。
た空気流は、その後方に配置されたファンシュラウドの
一部であるモータ支持部５の外周面３に案内されて斜め
後方に導かれ円滑に流通する。それにより、ファンの起
風力が増大される。
【０００６】
【実施例】次に、図面に基づいて本考案の合成樹脂製フ
ァンシュラウドの実施例につき説明する。図１は本考案
のファンシュラウドの一部破断側面図であり、図２はそ
の背面図である。この実施例のファンシュラウドは合成
樹脂の射出成形体からなり、シュラウド本体１とその中
心部に位置されるモータ支持部５と、モータ支持部５と
シュラウド本体１間を一体的に接続する放射状の複数の
ステー部４とを有する一体成形品よりなる。シュラウド
本体１はその先端側が大きなベルマウス状に拡開すると
共に、後端側が小さくベルマウス状に拡開する形状を有
する。そして、その外周にはこの実施例では４つの取付
け部11が放射状に突設され、そのうち２つの取付け部11
先端部にはボルト孔15が形成されている。また、他の２
つの取付け部11はフック状のボルト係止部が欠切されて
いる。
ァンシュラウドの実施例につき説明する。図１は本考案
のファンシュラウドの一部破断側面図であり、図２はそ
の背面図である。この実施例のファンシュラウドは合成
樹脂の射出成形体からなり、シュラウド本体１とその中
心部に位置されるモータ支持部５と、モータ支持部５と
シュラウド本体１間を一体的に接続する放射状の複数の
ステー部４とを有する一体成形品よりなる。シュラウド
本体１はその先端側が大きなベルマウス状に拡開すると
共に、後端側が小さくベルマウス状に拡開する形状を有
する。そして、その外周にはこの実施例では４つの取付
け部11が放射状に突設され、そのうち２つの取付け部11
先端部にはボルト孔15が形成されている。また、他の２
つの取付け部11はフック状のボルト係止部が欠切されて
いる。
【０００７】次に、モータ支持部５はシュラウド本体１
の半径方向中心部に位置し且つ、シュラウド本体１の後
端縁近傍からその後方位置に配置されている。そして、
ファンモータ嵌着部２が筒状に形成され外周が円錐台形
状に形成されている。このモータ支持部５の外周面３
と、シュラウド本体１の後端部外周との間が放射状のス
テー部４により一体的に形成されている。このようにし
てなるファンシュラウドのファンモータ嵌着部２に、フ
ァンモータ６の後部外周面が嵌着し、ファンモータ６外
周に半径方向外方へ突設されたフランジ17がモータ固定
ボルト12を介してモータ支持部５に固定される。そし
て、ファンモータ６の回転軸７にファン８のボス部９が
固定される。ボス部９外周には、放射方向外方に複数の
翼部10が一体的に突設されている。そして、シュラウド
本体１外周に突出したファン８，取付け部11を介し、本
ファンシュラウドが熱交換器16のタンク外面等に固定さ
れる。
の半径方向中心部に位置し且つ、シュラウド本体１の後
端縁近傍からその後方位置に配置されている。そして、
ファンモータ嵌着部２が筒状に形成され外周が円錐台形
状に形成されている。このモータ支持部５の外周面３
と、シュラウド本体１の後端部外周との間が放射状のス
テー部４により一体的に形成されている。このようにし
てなるファンシュラウドのファンモータ嵌着部２に、フ
ァンモータ６の後部外周面が嵌着し、ファンモータ６外
周に半径方向外方へ突設されたフランジ17がモータ固定
ボルト12を介してモータ支持部５に固定される。そし
て、ファンモータ６の回転軸７にファン８のボス部９が
固定される。ボス部９外周には、放射方向外方に複数の
翼部10が一体的に突設されている。そして、シュラウド
本体１外周に突出したファン８，取付け部11を介し、本
ファンシュラウドが熱交換器16のタンク外面等に固定さ
れる。
【０００８】しかして、ファンモータ６を駆動すること
によりファン８を回転させると、図１の矢印方向に起風
力が生じる。それにより、熱交換器16の背面側に負圧が
生じ熱交換器16の前面側から後面側に空気流が流通す
る。そして、特にファン８のボス部９近傍を通過した空
気流は、モータ支持部５の外周面３に案内され、半径方
向外方に向かって斜め後方へ円滑に導かれる。それによ
り、ボス部９後方で生じる渦流を可及的に少なくし、フ
ァン８の起風力を向上させる。
によりファン８を回転させると、図１の矢印方向に起風
力が生じる。それにより、熱交換器16の背面側に負圧が
生じ熱交換器16の前面側から後面側に空気流が流通す
る。そして、特にファン８のボス部９近傍を通過した空
気流は、モータ支持部５の外周面３に案内され、半径方
向外方に向かって斜め後方へ円滑に導かれる。それによ
り、ボス部９後方で生じる渦流を可及的に少なくし、フ
ァン８の起風力を向上させる。
【０００９】
【考案の効果】本考案の合成樹脂製ファンシュラウド
は、シュラウドの一部であるモータ支持部外周面を後方
に末拡がりの気流案内面に形成したから、ファンのボス
部近傍を通過する空気流をモータ支持部５の外周面３に
案内させ、ファンモータ後方の流れを放射方向後方へ円
滑に導いてファンの起風力を増大させることができる。
即ち、モータ支持部外周面が後方に末拡がりに形成され
ているから、それに案内される空気流も後方に末拡がり
に円滑に導くことが可能となる。特にファンによって生
じる起風力は、半径方向外方への速度成分と軸方向後方
への速度成分とを有し、両者の合成速度が斜め後方へ向
かうことになるので、その斜め後方への流通をモータ支
持部の外周面が促進することになり、結果として空気の
流通を良くし起風力を増大させ得る。しかも本考案のフ
ァンシュラウドは、ファンモータ付のものにおいてモー
タ支持部を利用したものであるから、構成が簡単で製造
し易いものとなる。
は、シュラウドの一部であるモータ支持部外周面を後方
に末拡がりの気流案内面に形成したから、ファンのボス
部近傍を通過する空気流をモータ支持部５の外周面３に
案内させ、ファンモータ後方の流れを放射方向後方へ円
滑に導いてファンの起風力を増大させることができる。
即ち、モータ支持部外周面が後方に末拡がりに形成され
ているから、それに案内される空気流も後方に末拡がり
に円滑に導くことが可能となる。特にファンによって生
じる起風力は、半径方向外方への速度成分と軸方向後方
への速度成分とを有し、両者の合成速度が斜め後方へ向
かうことになるので、その斜め後方への流通をモータ支
持部の外周面が促進することになり、結果として空気の
流通を良くし起風力を増大させ得る。しかも本考案のフ
ァンシュラウドは、ファンモータ付のものにおいてモー
タ支持部を利用したものであるから、構成が簡単で製造
し易いものとなる。
【図１】本発明のファンシュラウドの一部破断側面図。
【図２】同背面図。
１ シュラウド本体 ２ ファンモータ嵌着部 ３ 外周面 ４ ステー部 ５ モータ支持部 ６ ファンモータ ７ 回転軸 ８ ファン ９ ボス部 10 翼部 11 取付け部 12 モータ固定ボルト 13 端部 14 リブ 15 ボルト孔 16 熱交換器 17 フランジ
Claims (1)
- 【請求項１】 ベルマウス状に先端側に拡開するシュラ
ウド本体１と、中心の内周にファンモータ６の胴部外周
を挿入するファンモータ嵌着部２が箇状に形成され且
つ、放射状の複数のステー部４を介して前記シュラウド
本体１に一体的に形成されたモータ支持部５と、を具備
する合成樹脂製ファンシュラウドにおいて、 そのモータ支持部５は、環状に形成されると共に、その
環状の 外周面３が後方に末拡がりの気流案内面に一体に
合成樹脂で形成され、 その外周面３の直径がファン８のボス部９の外周以上に
大に形成された ことを特徴とする合成樹脂製ファンシュ
ラウド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992093761U JP2594975Y2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 合成樹脂製ファンシュラウド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992093761U JP2594975Y2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 合成樹脂製ファンシュラウド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0653722U JPH0653722U (ja) | 1994-07-22 |
| JP2594975Y2 true JP2594975Y2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=14091424
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992093761U Expired - Lifetime JP2594975Y2 (ja) | 1992-12-29 | 1992-12-29 | 合成樹脂製ファンシュラウド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2594975Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4808652B2 (ja) * | 2006-03-29 | 2011-11-02 | コマツユーティリティ株式会社 | 作業車輌の冷却構造 |
-
1992
- 1992-12-29 JP JP1992093761U patent/JP2594975Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0653722U (ja) | 1994-07-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |