JPH0744795Y2 - 熱交換器用ファンのファンクラッチ取付構造 - Google Patents

熱交換器用ファンのファンクラッチ取付構造

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JPH0744795Y2
JPH0744795Y2 JP1989066438U JP6643889U JPH0744795Y2 JP H0744795 Y2 JPH0744795 Y2 JP H0744795Y2 JP 1989066438 U JP1989066438 U JP 1989066438U JP 6643889 U JP6643889 U JP 6643889U JP H0744795 Y2 JPH0744795 Y2 JP H0744795Y2
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JP
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boss
fan clutch
fan
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mounting structure
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直 水野
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東洋ラジエーター株式会社
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として車両用ファンに用いられる混流型の
ものであって、そのボス部1が中空の円錐台形状に形成
され、その中空内に取付けられるファンクラッチの取付
構造に関する。
〔従来技術〕
車両用熱交換器は一般に第2図に示すような軸流ファン
が熱交換器のコアに対抗して配置されている。このファ
ンは、ボス部1が取付け金具3を介してファンクラッチ
4のケーシングに固定され、このファンクラッチ4と回
転軸9とがオイルを介して係脱自在に設けられている。
また回転軸9は図示しないエンジンに連結される。そし
て、車両が高速で走行しているときやエンジン冷却水が
低温のときにはファンクラッチを開放しファンを停止さ
せ、それ以外のときにはファンクラッチを介してファン
を駆動してエンジン冷却水を冷却するように構成してい
る。このようなファンクラッチ4とファンとの取付構造
は次のように構成されていた。即ち、ボス部1に埋設さ
れた取付け金具3の一部を回転軸側に突出させ、そのボ
ルト挿通孔にファンクラッチ4の周縁のボルト孔に整合
させ、それらにボルト16を挿通してナット7により両者
を締結固定していた。
次に、車両用熱交換器にファンとして混流ファンを用い
る提案もなされていたが、該混流ファンとファンクラッ
チとの取付構造に関する提案は存在しなかった。そこで
第2に示す軸流型ファンの取付構造を混流ファンに採用
するとすれば、第3図に示すような構造となる。
〔解決しようとする課題〕
混流ファンはそのボス部1が円錐台形状に形成されるた
め、その翼部2の長さが実質的に小さくならざるを得な
い。この翼部2の長さが小さくなると起風能力が減少す
る。翼部2の実質的長さはファンクラッチ4の外直径及
びその取付構造に必要な寸法をファンの外直径から差し
引いた長さとなり、従来の取付構造ではその翼部2の長
さは比較的短くせざるを得なかった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は翼部2の実質的長さを可能な限り長く
し、起風能力を向上させると共にその取付構造の信頼性
を向上させるために次の構成をとる。
本考案のクラッチ取付構造は、合成樹脂成形体からなり
頂部周縁を除きその頂部全体が開口された円錐台形状の
外周面を有する中空のボス部1と、前記外周面に一体的
に放射状に突設された複数の翼部2と、前記ボス部1内
に取付け金具3を介して締結固定されたファンクラッチ
4と、を具備し熱交換器の背面に前記ボス部1の台形の
頂部側が対向して位置されるものにおいて、前記取付け
金具3は断面くの字状の基部5と、該基部5の一端部に
その平面に直交して一体的に接合されたスタッドボルト
6とを有し、該スタッドボルト6の軸部が前記ボス部1
の軸線に平行に突出するように且つ、該スタッドボルト
6の根本が前記ボス部の前記頂部周縁の内側に埋設固定
されるように前記基部5を前記ボス部1内にインサート
成形により埋設し、前記ファンクラッチ4を前記ボス部
1の末広がり側開口よりボス部内に挿入してそのボルト
挿通孔に前記スタッドボルト6を挿通し、前記末広がり
側より該ボルト6にナット7を締結したことを特徴とす
るものである。
従って本ファンクラッチ取付構造によれば、そのスタッ
ドボルト6の根本がボス部1の頂部周縁に埋設固定さ
れ、取付構造の強度を大きくし得る。それと共に、ファ
ンクラッチ4周縁をボス部1に可及的に近づけることが
できる。それにより、翼部2の実質的長さを長くし、そ
の起風能力を向上させ得る。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。
第1図は本考案の熱交換器用ファンのファンクラッチ取
付構造を示す一部縦断面図である。この構造に用いられ
るファンは、ボス部1が中空の円錐台形状からなると共
に、その台形の頂部は周縁部を除いて円形に開口する。
そして、ボス部1の外周に多数の翼部2が中心から放射
方向に一体的に突設形成されている。このボス部1及び
翼部2は合成樹脂の成形品からなり、内部に取付け金具
3をインサート成形する。この取付け金具3は、断面く
の字状に形成された基部5に一端部にスタッドボルト6
を挿通し、そのボルト頭部と基部5との間を溶接固定し
てなる。そして、この基部5の表面側の一部を除いて基
部5並びにスタッドボルト6の頭部が全てボス部1にイ
ンサート成形により埋設される。そして、この実施例で
はスタッドボルト6の頭部はボス部1の台形状頂部の周
縁に位置し、スタッドボルト6の先端がボス部1の末広
がりの開口側に向けられると共に、該スタッドボルト6
はボス部1の軸線に平行に位置される。なお、スタッド
ボルト6の頭部がボス部1の軸方向中間位置に埋設して
もよい。このようなスタッドボルト6はボス部1内周面
に周方向に互いに離間して多数突設される。そして、夫
々のスタッドボルト6にナット7を介してファンクラッ
チ4の周縁が締結固定される。即ち、ファンクラッチ4
のケーシング8周縁に穿設された多数のボルト挿通孔を
スタッドボルト6に嵌着する。このとき、ケーシング8
はボス部1の末広がり側から挿通される。次いで、同じ
側よりナット7を螺着し、それを締結すればよい。この
ようにしてなるファンのファンクラッチ4内部には回転
板10が設けられ、該回転板10が回転軸9に固定される。
そして、オイルを介して回転板10とケーシング8との間
が係脱自在に連結されるものであり、このようなファン
クラッチ4は公知のものである。次に、ファンの前方に
は熱交換器13のコア14が配置される。そして、コア14の
上下両端に位置するタンク15と翼部2外周との間がシュ
ラウド11により被嵌される。このシュラウド11は、タン
ク15に周縁が固定された漏斗状の部分と、翼部2の外周
に被嵌されたリング状の部分と、両者の間を連結する環
状のゴム板とからなり、翼部2外周のリング状部が支持
体12を介して図示しないエンジンに固定されている。
このようなクラッチ取付構造は、スタッドボルト6の根
本をボス部1の内側に埋設固定したため、ファンクラッ
チ4の最外周の直径線Aをボス部1外周面の最小径に、
より近づけることができる。この実施例では、ボス部1
の先端縁Bとファンクラッチ4の外周縁Aとの距離が極
めて小さくなっている。これに対し従来型の第3図にお
いては同一のファンクラッチ4に対し、その先端縁Aと
ボス部1の先端縁Bとの間が広くならざるを得ない。
これは、取付け金具3を介してファンクラッチ4周縁を
シュラウド11により締結固定する必要があり、夫々ボル
トをナット7で締結するときその工具嵌入部を確保する
必要があるため、ファンクラッチ4外周をシュラウド11
にあまり近づけることができないからである。ところが
本考案では、ボス部1の円錐形状をうまく利用し、取付
け金具3の端部に固定されたスタッドボルト6の根本を
そのボス部1に埋設することにより、ファンクラッチ4
先端をボス部1外周面に、より近づけることができる。
それにより、ファンクラッチ4の外直径及びファン外直
径が同一のものにおいて翼部2の実質的長さを長くし、
ファンの起風能力を向上させることができる。
〔考案の効果〕
本考案のファンクラッチ取付構造は、スタッドボルト6
の根本がファンのボス部1の頂部周縁の内側に埋設固定
されるように基部5をボス部内にインサート成形により
配設したものであるから、ファンクラッチの取付部の強
度が大となり、信頼性の高い取付構造となる。それと共
に、そのスタッドボルト6にファンクラッチ4がボス部
1の末広がり側から挿通され、それがナット7によりボ
ス部1に締結固定するように構成したから、ボス部1の
外周をその軸心側に可及的に近づけることができる。そ
れにより、翼部2の長さを長くし、ファンの起風能力を
向上させ得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のファンクラッチ取付構造の一部縦断面
図であり、第2図は従来型ファンクラッチの取付構造を
示し、第3図は同実施例の取付構造を混流型のファンに
適用した説明図である。 1……ボス部、2……翼部 3……取付け金具、4……ファンクラッチ 5……基部、6……スタッドボルト 7……ナット、8……ケーシング 9……回転軸、10……回転板 11……シュラウド、12……支持体 13……熱交換器、14……コア 15……タンク、16……ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂成形体からなり頂部周縁を除きそ
    の頂部全体が開口された円錐台形状の外周面を有する中
    空のボス部1と、前記外周面に一体的に放射状に突設さ
    れた複数の翼部2と、前記ボス部1内に取付け金具3を
    介して締結固定されたファンクラッチ4と、を具備し熱
    交換器の背面に前記ボス部1の台形の頂部側が対向して
    位置されるものにおいて、前記取付け金具3は断面くの
    字状の基部5と、該基部5の一端部にその平面に直交し
    て一体的に接合されたスタッドボルト6とを有し、該ス
    タッドボルト6の軸部が前記ボス部1の軸線に平行に突
    出するように且つ、該スタッドボルト6の根本が前記ボ
    ス部の前記頂部周縁の内側に埋設固定されるように前記
    基部5を前記ボス部1内にインサート成形により埋設
    し、前記ファンクラッチ4を前記ボス部1の末広がり側
    開口よりボス部内に挿入してそのボルト挿通孔に前記ス
    タッドボルト6を挿通し、前記末広がり側より該ボルト
    6にナット7を締結したことを特徴とする熱交換器用フ
    ァンのファンクラッチ取付構造。
JP1989066438U 1989-06-06 1989-06-06 熱交換器用ファンのファンクラッチ取付構造 Expired - Fee Related JPH0744795Y2 (ja)

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JPH036096U JPH036096U (ja) 1991-01-22
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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58140331U (ja) * 1982-03-17 1983-09-21 三菱自動車工業株式会社 フアンクラツチ
JPS58183998U (ja) * 1982-06-03 1983-12-07 カルソニックカンセイ株式会社 合成樹脂製フアン

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JPH036096U (ja) 1991-01-22

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