JPH0729279Y2 - 熱交換器のファン - Google Patents

熱交換器のファン

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JPH0729279Y2
JPH0729279Y2 JP1987028367U JP2836787U JPH0729279Y2 JP H0729279 Y2 JPH0729279 Y2 JP H0729279Y2 JP 1987028367 U JP1987028367 U JP 1987028367U JP 2836787 U JP2836787 U JP 2836787U JP H0729279 Y2 JPH0729279 Y2 JP H0729279Y2
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JP
Japan
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hub
fan
heat exchanger
peripheral surface
blade
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Application number
JP1987028367U
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JPS63136297U (ja
Inventor
直 水野
Original Assignee
東洋ラジエ−タ−株式会社
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は特に通風抵抗が大きな熱交換器に取付けられる
斜流(混流)型のファンに関する。
〔従来技術〕 近年、自動車用熱交換器は性能の向上及び小型化のため
コアのフィンピッチが小となり通風抵抗が大となる傾向
にある。さらにエンジン冷却用熱交換器の前面にインタ
ークーラが空調用熱交換器を重ね合わせることがしばし
ばある。そのため更に通風抵抗が大となる。そこで従来
の軸流ファンでは所望の通風量が得られず、起風力の大
なる斜流(混流)ファンを熱交換器コアに取付ける提案
がなされている。
このような斜流ファンとしては第5図及び第6図に示す
如くそのハブ1が円錐台形状に形成され、その外周面に
複数の翼2が形成されると共に、翼2の先端縁間に筒状
部3が被蔽されたものが存在した。
〔解決しようとする問題点〕
第5図及び第6図に示すようなハブ1及び筒状部3が円
錐台形状に形成されたものは、翼2の放射方向両端の付
根4が夫々第6図の如く取付けられる。即ち、夫々付根
4の縁部はハブ1の先端から後端に向かって回転方向と
逆方向に傾斜するように取付けられる。そのため特に、
翼2とハブ1及び筒状部3の夫々の周面との付け根が湾
曲し、その設計及び製作が面倒である欠点があった。ま
た、ハブ1及び筒状部3の周面が円錐台形状であるた
め、ファンを通過する空気流を円滑に導き難い欠点があ
った。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本考案は以上の問題点を取り除くため次の構成を
とる。
即ち、末広がりに形成されたハブ1の外周に複数の翼2
を設ける。そして夫々の翼2の放射方向先端縁間に末広
がりの筒状部3を設ける。ここにおいて本考案の特徴と
するところは、ハブ1と、筒状部3との少なくとも一方
の周面を回転双曲面に形成する。そしてその回転双曲面
が軌跡として形成される基線5位置に、前記翼2の付根
4の基準線が一致するようにして、その付根4を略一直
線状に形成する。
従って本熱交換器のファンによれば、翼2の付根4がハ
ブ1の外周面又は筒状部3の内周面に対してほぼ直線状
となりその設計及び製作が極めて容易となる。しかも、
ハブ1又は筒状部3の周面は末広がりの回転双曲面に形
成されているから、ファンを通過する空気流を円滑に導
き起風力を向上し得る。
〔実施例〕
次に図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。第
1図は本熱交換器のファンの要部縦断面略図である。そ
して第2図はその正面略図である。このファンは、第1
図及び第2図に示す如くハブ1の横断面がほぼ台形状で
且つその外周面が曲面に形成されている。この曲面は、
第4図の斜線で示すような回転双曲面の一部で形成され
ている。即ち、y,z平面に平行で且つx方向にaの点を
取り、そこからz軸に対し角α傾斜した基線5を設け、
それをz軸の回りに回転して得られる曲線をハブ1の外
周面に採用する。これは第3図に示す鼓型の形状と同一
である。即ち鼓の夫々の基線5の包絡面がハブ1外周面
を形成する。そして第4図に示された曲面の方程式は公
知のとおり、x2+y2−(tanα)2z2=a2である。次にハ
ブ1と同軸上に形成された筒状部3自体も双曲回転面で
あって第1図及び第2図に示す如く末広がりに形成され
ている。次に、このハブ1外周面と筒状部3内周面とに
夫々両端部が接合又は一体的に形成される翼2は、第2
図に示す如く複数取付けられる。この翼2とハブ1及び
筒状部3との付根4は、第3図及び第4図の基線5の位
置に一致して取付けられる。従って、この付根4自体を
ほぼ直線状に形成することができる。なおこの翼2に
は、その横断面にわずか反りを形成してもよい。なお、
この実施例では翼2とハブ1との付根4は溶接によりま
たはリベットにより接合されている。同様に、翼2と筒
状部3との付根部もほぼ直線状に形成され、その取付け
部は溶接またはリベット接合される。
なお、上記実施例ではパブ1及び筒状部3の両者を回転
双曲面に形成したが、いずれか一方のみを回転双曲面と
してもよい。
〔考案の効果〕
本考案のファンは以上のような構成からなり、次に効果
を有する。
本考案のファンは、基線5が第4図においてz軸の回り
を回転したときの軌跡として形成された回転双曲面自体
が、ハブ1と筒状部3との少なくとも一方の周面を構成
する。そしてその基線5と翼2の付根4の基準線とが一
致するように構成したから、付根4がほぼ直線状にな
り、ハブ1または筒状部3の周面と翼2の付根4との設
計及び製作が極めて容易となる。しかもハブ1又は筒状
部3の周面は末広がりの回転双曲面で形成されているか
ら、ファンを通過する空気流を円滑に導き起風力を大と
し得る。従ってその分だけファンの厚み(軸方向長さ)
を薄くし、コンパクトな熱交換器のファンを提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のファンの要部縦断面略図、第2図は同
正面略図(半分のみ示す)、第3図及び第4図はハブ1
外周面の説明図、第5図は従来型ファンの要部縦断面略
図、第6図は同正面略図。 1……ハブ、2……翼 3……筒状部、4……付根 5……基線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】末広がりに形成されたハブ(1)の外周に
    複数の翼(2)が設けられ、夫々の前記翼(2)の放射
    方向先端縁間に末広がりの筒状部(3)が設けられた熱
    交換器のファンにおいて、前記ハブ(1)と筒状部
    (3)との少なくとも一方の外周面を回転双曲面に形成
    し、該回転双曲面が軌跡として形成される基線(5)位
    置に前記翼(2)の付根(4)の基準線が一致するよう
    にして、その付根(4)を略一直線状に形成したことを
    特徴とする熱交換器のファン。
JP1987028367U 1987-02-26 1987-02-26 熱交換器のファン Expired - Lifetime JPH0729279Y2 (ja)

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JP1987028367U JPH0729279Y2 (ja) 1987-02-26 1987-02-26 熱交換器のファン

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JPS63136297U JPS63136297U (ja) 1988-09-07
JPH0729279Y2 true JPH0729279Y2 (ja) 1995-07-05

Family

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5173608A (ja) * 1974-12-24 1976-06-25 Asahi Dengyo Kk Sharyufuanyorannaa
JPS57168088A (en) * 1981-04-08 1982-10-16 Daikin Ind Ltd Fan
JPS60190700A (ja) * 1984-03-12 1985-09-28 Daikin Ind Ltd 送風機

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JPS63136297U (ja) 1988-09-07

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