JPH04178398A - 新規ペプタイド化合物及びその用途 - Google Patents

新規ペプタイド化合物及びその用途

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JPH04178398A
JPH04178398A JP2164089A JP16408990A JPH04178398A JP H04178398 A JPH04178398 A JP H04178398A JP 2164089 A JP2164089 A JP 2164089A JP 16408990 A JP16408990 A JP 16408990A JP H04178398 A JPH04178398 A JP H04178398A
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JP
Japan
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group
acid
formula
arg
amino
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Application number
JP2164089A
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English (en)
Inventor
Fumika Yamada
文香 山田
Tetsuyuki Saino
哲之 才野
Fuminori Abe
史紀 安部
Tetsuya Someno
哲也 染野
Tomio Takeuchi
富雄 竹内
Masaaki Ishizuka
雅章 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

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  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明の化合物は免疫増強作用を有し 医薬として期待
できるものである。
「従来の技術] 従来からの免疫増強作用を有する化合物としてはベスタ
チン、タフトシン等が報告されている。
[本発明が解決しようとする課題] 現在、免疫増強剤がいくつか開発されているが、さらに
特異性が高い新しい免疫増強剤が求められている。そこ
で本発明は、これら特異性が高い新しい免疫増強剤を提
供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、−数式%式%[] を示す。但しWは水素原子、水酸基あるいは低級アルコ
牛シ基を示す。また、Yは存在しないかあるいは中性又
は塩基性アミノ酸のα−アミノ基及びカルボキシル基か
らそれぞれ水素またはヒドロキシ基を除去した残基を示
し、Zは塩基性アミノ酸のα−アミノ基から水素を除去
した残基を示す。コで表わされるテトラあるいはトリベ
ブタイド化合物及びそれらの薬理学的に許容される塩が
免疫増強作用を有することを見いだし、本発明を完成し
た。
一般式[11のXで示されるアミノ酸残基における立体
配置は(2S、3R)、  (2R,3R)。
(2S、3 S)、  又は(2R,3S)のいずれの
立体配置をとってもよいが、 (2S、3 R)が好ま
しい。また、本発明における低級アルコキシ基、として
は炭素数1〜4のアルコキシ基があげられ、好ましいも
のとしてはメトキシ基があげられる。
−数式[IlにおけるYで示されるアミノ酸の残基とし
ては、例えばアルギニン、リジン、ロイシンなどのアミ
ノ酸のα−アミノ基及びカルボキシル基からそれぞれ水
素及びヒドロキシ基を除去した基などが好ましい。
一般式[1]におけるZて示されるアミノ酸の残基とし
ては、例えばアルギニノまたはリジンなとのアミノ酸の
α−アミノ基から、水素を除去した基が好ましい。
一般式[Ilで表わされる化合物は酸と塩を形成するが
、塩を形成するための酸としては非毒性の物であれば無
機酸、有機酸のいずれでもよい。
無機酸としては特に制限はないが塩酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸等が好ましい。有機酸も特に制限かないが酢酸、プ
ロピオン酸、琥珀酸、フマル酸、マレイン酸、リンゴ酸
、酒石酸、グルタル酸、クエン酸、ペンセンスルホン酸
、トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸、プロパンスルホン酸、アスパラギン酸、グルタ
ミン酸等が好ましい。
本発明書中のアミノ酸残基、保護基及び保護基を含むア
ミノ酸残基の略号は以下の通りである。
アミノ酸残基 Leu:  ロイノン Lys:  リジン Proニブロリン Arg: アルギニン AHPA:  3−アミノ−2−ヒドロ牛シー4−フェ
ニルブタン酸 AHPA (p−OH)+  3−アミノ−2−ヒドロ
キシ−4−p−ヒドロ牛/フェニルブタン酸AHPA 
 (p−OMe):  3−アミノ−2−ヒドロキシ−
4−p−メトキシフェニルブタン酸保護基 Cbz: ベンジルオキシカルボニル Boc:  t−ブチルオキ7カルボニル保護基を含む
アミノ酸残基 A r g (NO2) −0H: NQ−=トロアル
ギニノLys (Cbz)−OH:  e−ベンジルオ
キシカルボニルリジン Arg (NO2)−0Bz 1: N’−ニトロアル
ギニンベンジルエステル Lys  (Cbz)−0Bzl:  ε−ペンジルオ
牛7カルポニルリジンベンジルエステル 次表に本発明の一般式[Ilで示される化合物の代表例
を示す。
2     n      //       /lL
 y s3      tt       /lL y
 s     A r g4   、〆、      
 、t        //     1y5s   
       、、            //  
          l eu        A r
 g6      、/       //     
   tt     l y s7      Il 
                   A r g8
     ″      l′      −Lys9
    p−OB    2SJRArg    Ar
gl Q      //       //    
    tt     l y S11      t
t       //L y s     A r g
12     Il      〃       〃 
   Lys13      tt       u 
      Leu     Argl4      
    Il                   
        ツメ        Lys15  
    //       n           
   A rg16                
                 Lys17   
  p−OMe      2S、3Rへr g   
   、A r g1117////ノLys 19      ll       tIL y s 
    A r g20ツノ//LyS 21/lllLeuArg 22     ll       ll       
 ll     LyS231/l/−Arg 24      ”        ”       
 −Lys25    m−OH2S)RArg   
  Arg26      ノ/       ll 
       //     Lys27      
 ll”        L y s     A r
 g28・・ノtL31S 291t”LeuArg 3Q/////ノLys 31       //ll−A r g32    
   ”        ”        −Lys
33    m−OMe     2S、3RArg 
    Arg34      //        
//         ”      L yS35 
     l/l/Lys     Arg36   
                         
  Lys37              ″   
   Leu     Arg38         
     ”        ”     L y s
39      ″       ”        
−Arg40/ノーLys 41   0−OH2S、3RArg     Arg
42”lll/Lys 43      ”        ”       
L y s     A r g441ノ///ノLy
s 45      //”       L e u  
   A r g45/////ノLys 47・・ノt−Arg 48      //        ll−L y 
s49   0−OMe     2S、3RArg 
    Arg50     “       // 
        tt      l y 551  
    ////L y s     A r g52
11/l/ノLys 53      l//lL e u     A r
 g54      〃llL y s 55      //       ′/      
        A r g55       // 
                       L 
yS57      t(2R,3S     Arg
     Arg58      l/ll//L y
 s59ツノ/lLysArg 601ノノノ/)Lys 61/lllLeuArg 52//////1ys 63ツノツノ−Arg 64      //        //     
   −Lys65    p−OH2R,3S   
  Arg     Arg66///lノ1Lys 67//”LysArg 68      n       //y     L
 y s69     //      ll    
  Leu    41g7Q/llll1ly3 71      //       ll      
 −Arg? 2      //”       −
L y s73    p−OMe     2R,3
S     Arg     Arg74      
//       //        //    
 l y s75          //     
       ノt            L y 
s        A r g76      ノ/”
         ”      LYS77″”Le
uArg 78      〃       ll       
 //     Lys79      ”     
           −A r g80      
lt       ’/        −Lys81
    m−OH2R,3S     Arg    
 Arg82ノ///LyS 83//ノlLysArg 84’    y               ” 
    Lys85      //       〃
L e u     A r g86     〃  
     ll        ll     LyS
87////−Arg 88//lノーLys 89    m−OMe     2R,3S    
 Arg     Arg9Q/////ノLys 91//”LysArg 921/7ノ〃Lys 93      //        〃L e u 
    A r g94y//lノLys 95      //       //      
  −A rg96     −/       ” 
      −1ys97   0−OH2R,3S 
    Arg     Arg9g/////ノLy
s 99      tt       //      
 L y s     A r gloo    //
      //      ll    LySlo
 1         //           l
l          L e u        A
 r glO2〃      ll      I/ 
   LyS103      n       ” 
      −Arg104          ノI
           〃            −
LyS105   0−OMe     2R,3S 
    Arg     Ar、g106     〃
      //       //    LySl
o 7      tt       〃L y s 
    A r gl Q 8〃tt        
//     l y S109      〃”  
     L e u     A r gl l Q
      tt       tt        
//     l y 5111      n   
    ”        −Arg以上は全て新規化
合物であり、以下に示す方法により合成することができ
る。すなわち、式[式中、X、  Y及びZは一般式E
I3と同意義であり、P1〜4はアミ7基又はカルホキ
ノル基の保護基を示す。]て表わされる化合物から、保
護基を除去することによって得られる。
−数式[n]の化合物は、フラグメント縮合あるいはス
テップワイズ伸長法により合成することができる。また
、これら合成法における縮合は、ペプチド化学において
一般的に使用される方法を用いて行なうことができる。
即ち、シンクロへ牛ンル力ルポジイミド、1−エチル−
3−(3’−ジメチルアミノプロピル)−カルポジイミ
ド等を用いるカルボジイミド法、クロル炭酸エチル、ク
ロル炭Wkイソブチル及び塩化ピバロイル等を用いる混
合酸無水物法、ノア/メチルエステル、ビニルエステル
、(i m 及ヒ未a mフェニルエステル、チオフェ
ニルエステル、ヒドロキン琥珀酸イミドエステル等の活
性エステル法、アセトアミド、ンクロへキサノンオキシ
ム等を用いる0−アシルヒドロキノルアミン誘導体法、
カルポニルンイミダ・ノール等を用いるN−アン小化合
物法及び1.3−チアプリジン−2−チオンを用いるカ
ルボン酸活性化法等があげられる。
また、縮合に用いる溶媒としては、通常のペプチド結合
形成反応に用いられる溶媒を使用できる。
例えばジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類、酢酸エチル等のエステル類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、塩化メチレン
、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類、アセ
トニトリル等のニトリル類等を単独、併用あるいは水と
混ざる溶媒の場合は水との混合溶媒として使用できる。
本発明で使用できるアミ7基の保護基としては、ベンジ
ルオキシカルボニル基、p−メトキシベンジルオキシカ
ルボニル基のような置換ベンジルオキシカルボニル基、
t−プチルオキシ力ルホニル基、t−アミルオキシカル
ボニル基、ホルミル基、トリチル基、0−ニトロフェニ
ルスルフェニルM 等カ挙げられる。
一方、カルボキシル基の保護基としては、低級アル牛ル
基、t−ブチル基、ベンジル基、置換ヘンシル基等が挙
げられる。また、水酸基の保護基としては、t〜ブチル
基、ベンジル基、t−ブチルジメチルンリル基等が挙げ
られる。また、 []l’jで示した化合物からの保護
基の脱離は還元、加水分解、酸分解等の方法によって行
なうことができる。
反応は通常溶媒中で一60°C〜溶媒の沸点、好ましく
は−50−100℃て行なわれる。使用される溶媒とし
ては例えば水、及び親水性の有R溶媒、メタノール、エ
タノール等の低級アルコール、アセトン、メチルエチル
ケトン等のケトン類、ツメチルホルムアミド及びジメチ
ルアセトアミド等のアミド類、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等の環状エーテル類、酢酸、トリフルオロ酢酸
等の低級脂肪酸、液体アンモニア、液体弗化水素等を適
宜用いればよい。
保護基を除去した反応液からの一般式[I]の新規化合
物の単離は、例えばパランラム黒を用いた接触還元によ
り保護基を除去した場合、触媒を濾別し濾液を減圧濃縮
し、実施例に示すように残渣をCM−セファデックスe
 (N a ”) 及(−Lt’ファデックグラ L 
H−20等を用いるクロマトグラフィーで精製すること
により行なう。また、トリフルオロ酢酸により保護基を
除去した場合は反応液を減圧で濃縮し、残渣を上述と同
様の方法で精製することにより単離することができる。
上述の精製法により、一般式[I]の化合物は塩酸塩と
して得られるが、他の塩に導くことも可能である。例え
ば塩酸塩を水に溶かしその水溶液を強塩基性イオン交換
樹脂に通し、目的物を含むフラクションを集め、次いで
目的とする酸を加えて中和し減圧乾固する。この時の溶
媒は水溶液、あるいは必要に応じメタノール、エタノー
ル、アセトン、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよう
な親水性有機溶媒を加え、有機溶媒を含む場合は、減圧
留去後凍結乾燥することにより目的の塩を得ることがで
きる。また、一般式[I]の化合物の塩酸塩に水酸化銀
水溶液を加えて塩酸を中和し、不溶の塩化銀を濾別し、
濾過液に所望の酸を加えて塩とした後、凍結乾燥しても
目的の塩を得ることができる。
上記の方法により得られる化合物は、処理条件により水
和物を有する場合かある。
以上のようにして得られた本発明化合物を医薬として使
用する場合、必要に応じて医薬用担体とともに常法によ
り製剤化し、経口投与又は非経口投与すればよい。賦形
剤或は担体としては薬理学的に許容されるものであれば
通常使用可能であり、その種類及び組合せは投与経路や
投与方法によって異なる。本発明化合物の含量は製剤に
より異なるが通常 01〜100重量%、好ましくは1
〜98重量%である。例えば注射液の場合には通常0.
1〜30重量%、好ましくは1〜10重量%の有効成分
を含むようにすることが望ましい。経口投与する場合に
は前記固体担体もしくは液状担体とともに錠剤、カプセ
ル剤、粉剤、顆粒剤、液剤、ドライシロップ剤等の形態
で用いられる。カプセル、顆粒、粉剤は一般に5〜10
0重量%、好ましくは25〜98重量%の有効成分を含
む。投与量は患者の年齢、体重、症状、治療目的等によ
り決定されるが治療Iは一般に非経口投与で l〜xo
Omg、/kg/日、経口投与で5〜500mg/kg
/日である。
[作用] 次に本発明化合物の生理活性を実験例により示す。
a)実験方法 マウスにおける移植片対宿主反応(GVH; graf
 t−versus−host reaction)に
対する作用。
C57BL/6マウス(雌性、10週齢)から調製した
肺細胞5X10’個を、BDF+マウス(7日令)の腹
腔内に移入した。本発明化合物を生理食塩液で各種濃度
に希釈し、移入した日から1日1回体重Logあたり0
.1ml (0,1mx/10g/日)ずつ3日間背部
皮下に連続投与した。対照群には生理食塩液を同様に投
与した。移入後7日目にそれぞれのBDF+マウスにつ
いて体重と肺臓の重さを測定した。肺臓の重さ(mg)
の体重(g)に対する比率を次式から算出し増強率(%
)を求め対照群のラットのそれと比較した。
本発明化合物の効果はその増強率(%)をベスタチン及
びタフトシンの増強率(%)と比較することによって示
した。
b)本発明化合物のGVH増強作用 へ゛スタチン      128       133
       100タフトシン          
        145       109以上の試
験例から明らかなように、本発明化合物はベスタチン、
タフトシンに比べ優れた免疫増強活性を有し、感染防止
剤、日和見感染治療薬もしくは抗腫瘍剤なとの医薬とし
て期待てきるものである。
次に実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明
の範囲は実施例に限定されるものではない。
実施例 H−(2S、3R)AHPA−Arg−Pro−Arg
−OH・3塩酸塩(化合物番号1)の合成イ)Boc−
Pro−Arg (NO2)−0Bzlの合成 りoa−Pro−OH7,1g(33,0mmol)を
乾燥したジクロロメタン30m1に溶がし、水冷下 N
−ヒドロキシコハク酸イミド4.2g(36,3mmo
 1 )?!:N、N’−ジシクロへキシルカルボジイ
ミド 8.2g、(39,6mmo I )を加え、室
温で一夜反応させた(B o c−P r o−O9u
)。析出物を濾別し濾液はそのまま次の反応に使用した
H−A r g (NO2) −0B z 1−p−ト
ルエンスルホン酸塩 16.0 g (36,0mmo
 r )に、乾燥したジクロロメタンとジメチルボルム
アミド1:l混液60m1を加え、トリエチルアミン 
3.7g(36,3mmol)を加えて完全に溶解させ
る。
水冷下、上述したBoc−Pro−O3u (36,O
mmol相当)のジクロロメタン溶液を滴下し、室温で
一夜反応した。反応液を減圧で濃縮し酢酸エチルに溶か
し飽和食塩水、5%炭酸水素ナトIJウム溶液、5%ク
エン酸溶液で洗浄した。次いで無水硫酸す) IJウム
で乾燥させ、濾別後濾液を減圧濃縮すると油状物200
gが得られた。この油状物をシリカゲルによるカラムク
ロマトグラフィーに付し、クロロホルム−アセトン= 
5 :  1 (v/v)の混液で展開し、目的物を含
むフラクションを減圧濃縮すると、白色結晶の目的物1
7.3g(収率92.0%)が得られた。
N M R(CD 30 D ) δ=1.40 (S、6H)。
1.2〜2.3 (m、8H)。
3.1〜3.6 (m、4H)。
4.1〜4.3 (m、LH)。
4.5〜4.5 (m、 I Hl。
5.14 (d、2H,J=6.9H2)。
7.33  (S、5H)。
MpH9〜121”C TLC(クロロホルム:メタノール=10 : 1 v
/v)Rf=0.57 比旋光度: [αコ2竹=  −61,1’(e=1.
9.  酢酸) 口)Bo c−Arz(NO2)−Pr o−Ar g
(NO2)−OBzlの合成 りoc−Pro−Arg (NO2)−0BZ117.
3 g(30,3mmo 1 )を乾燥したジクロロメ
タン10m1に溶かし、水冷下4N塩酸−ジオ牛サン溶
液10mlを加え室温で3時間反応させた。反応液を減
圧濃縮し残渣をn−へ牛サンでデカンテーションし乾燥
後H−P r o−A r g (NOa>−0Bzl
−HCIを得た。次いで Boc−Arg(NO2)−
0H9,5g(30,3mmol)に乾燥したジクロロ
メタン50m1を加え、ピリジン2.4m1(30,3
mmol)と N−xチルピペリジン4.2ml  (
30,3mmof)を加えて完全に溶解させた。−10
’C・に冷却した後、塩化ピバロイル 3.6 g (
30,3mmo I )を滴下し室温で5〜10分間反
応させた。再度−10’Cに冷却し上記の H−P r
 o−A’r g(NO2)OB z 1− HC1(
30,3mmo 1)を乾燥したジクロロメタン溶液 を加えて完全に溶解させた溶液を滴下し、室温で3時間
反応した。反応液を減圧濃縮し酢酸エチルに溶解させ、
飽和食塩水、5%炭酸水素す) I/ウム溶液、5%ク
エン酸溶液で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥させ、濾別後濾液を減圧濃縮すると油状物1
5.0gが得られた。
この油状物をシリカゲルにょるカラムクロマトグラフィ
ーに付し、クロロホルム−メタノール=IQ:L(v/
v)の混液で展開し、目的物を含むフラクションを減圧
濃縮すると白色結晶の目的物12.3 g(収率52.
5%)が得られた。
NMR(CD30D) δ=1.40 (S、6I()。
1.5〜2.3 (m、12H)。
3.2−4.6  (m、9H)。
51〜5.3  (d、2H,J=7.1Hz)。
7.2〜7.5  (m、5 H)。
Mp   102〜104℃ TLC(りcoホルム メタ/−ルー10 :1 v/
v)Rf  =0.4 4 比旋光度: [αコ2W=  −43,6゜(c=1.
1.  酢酸) ハ)  Z−(2S、3R)AHPA−Arg (NO
2)−Pro−Arg (NO2)−0BZIの合成り
o c−Ar g (NO2)−Pr o−Ar g 
(NO2)−OBzl  12.3g(15,9mmo
l)を乾燥したジクロロメタン 10m1に溶解し、水
冷下、4N塩酸−ジオキサン溶液 10mlを加え室温
で3時間反応させた。反応液を減圧濃縮し、残渣をn−
へキサンでデカンテーノヨンし乾燥させ H−A r 
g(NO2)−P r o−A r g<N02)−0
B z 1−HCL  を得た。次に Z−(2S、3
 R)AHPA−〇H5,2g (15,9mmo l
)を乾燥したジクロロメタンとジメチルホルムアミドの
1: l混e 30 m lに溶解させ、水冷下1−ヒ
ドロキノヘンシトリアゾール2.7g (17,5mm
o l)とジ/クロヘキフルカル:+/イミド 3.9
g(19,1mmol)を加える。次いで、上述したH
−Arg(NO2)−P r o−A r g(NO2
)−〇Bzl−HCI(15,9mmo I)を乾燥し
たジクロロメタンとトリエチルアミン 2.7ml  
(19,1mmol)を加えて完全に溶解させた溶液を
滴下し、室温で一夜反応した。反応液を減圧濃縮しジク
ロロメタンに溶解させ飽和食塩水、5%炭酸水素ナトリ
ウム溶液、5%クエン酸溶液で洗浄した。ジクロロメタ
ン層を無水硫酸すl−IJウムで乾燥させ、濾別後濾液
を減圧濃縮すると油状物100gが得られた。この油状
物をンリカゲルによるカラムクロマトグラフィーに付し
、クロロホルム−メタノール=10 +  1 (v/
v)の混液で展開した。目的物を含むフラクションを減
圧濃縮すると、白色結晶の目的物85g(収率525%
)が得られた。
N M R(CD 30D) δ=1.5〜2.3 (m、12H)。
2.8〜3.3  (m、6 H)。
3 、5−4 、8  (m 、 7 H) 。
4.9〜5.3  (m、4H)。
7.1〜7.4  (m、1 0H)。
7.35  (S、5H)。
Mp   86〜88℃ TLC(クロロホルム:メタノール=1o : 1v/
v)Rf=0.48 比旋光度: [α]2υ=  −25,0’(c”1.
1.  酢酸) 二)H−(2S、3R)AHPA−Arg−Pro−A
rgの合成 Z−(2S、3R)AHPA−Arg (NO2)−P
ro−Arg(NO2)−0Bzl  8.5g(8,
6mmolをメタノール:水:酢酸=1: 1:  1
混液に溶かし、パラジウム黒o sgを加えて45°C
に加温し常圧で接触還元した。反応後触媒を濾別しl!
@液を減圧濃縮すると、油状物3.5gを得た。
この油状物を蒸留水10mlに溶がし不溶物を濾別後C
M−セファデックス@C−25(Na″″)400ml
を充填したカラムに付した。蒸留水と08M塩化ナトリ
ウム水溶液、各2000m1との間のグラジェント溶出
法で溶出した。目的物を含むフラクションを集め減圧で
濃縮乾固し、次いて5mlのメタノールを加えて不溶の
塩化ナトリウムを濾別する。得られた油状物から残存す
る少量の塩化ナトリウムを除去するため、メタノール2
0m1に溶かし、セファデックス@LH−20を充填し
たカラムに付しメタノールで溶出した。目的物を含むフ
ラクションを集め減圧で濃縮し、得られた白色結晶を蒸
留水に溶かして不溶物を濾別後凍結乾燥し、目的物2.
9g(収率558%)を得た。
NMR(D20) δ=1.4〜2.4  (m、12H)。
2.8〜3.3  (m、6 H)。
3.5〜3.9  (m、4H)。
4.0〜4.6  (m、5 H)。
7.2〜7.4  (m、5H)。
Mp  64〜66℃ TLC(プロパツール:ピリジン:水・酢酸=6:4:
  3:  2v/v) Rf=0.59 比旋光度: [α]2!I=  −36,4゜(c=0
.9.  酢酸) 以下次表に示す一般式[11]に対応する化合物を用い
て上記実施例の(ニ)の工程と同様の方法 ゛で、それ
ぞれ対応する目的化合物(一般式[I]の化合物)を得
た。なお一般式[1]に対応する化合物は、それぞれ対
応するアミノ酸を用いて、上記実施例の(イ)〜(ハ)
の工程に準じて、常法によりペプチド結合を順□次形成
させることにより得ることができる。
手続補正書(方式) 平成4年1月30日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 X−Y−Pro−Z[ I ] [式中、Xは▲数式、化学式、表等があります▼ を示す。但しWは水素原子、水酸基あるいは低級アルコ
    キシ基を示す。また、Yは存在しないかあるいは中性又
    は塩基性アミノ酸のα−アミノ基及びカルボキシル基か
    らそれぞれ水素またはヒドロキシ基を除去した残基を示
    し、Zは塩基性アミノ酸のα−アミノ基から水素を除去
    した残基を示す。]で表わされるテトラあるいはトリペ
    プタイド化合物及びそれらの薬理学的に許容される塩。
  2. (2)特許請求範囲第一項の一般式[ I ]のテトラあ
    るいはトリペプタイド化合物、又はその薬理学的に許容
    される塩を有効成分とする免疫増強剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5656603A (en) * 1995-05-31 1997-08-12 Loyola University Of Chicago Aminopeptidase P inhibitors and uses thereof

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