JPH0417831Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0417831Y2
JPH0417831Y2 JP1723983U JP1723983U JPH0417831Y2 JP H0417831 Y2 JPH0417831 Y2 JP H0417831Y2 JP 1723983 U JP1723983 U JP 1723983U JP 1723983 U JP1723983 U JP 1723983U JP H0417831 Y2 JPH0417831 Y2 JP H0417831Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
voltage
output
fuse
slip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1723983U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59123684U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1723983U priority Critical patent/JPS59123684U/ja
Publication of JPS59123684U publication Critical patent/JPS59123684U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0417831Y2 publication Critical patent/JPH0417831Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は車両用コンプレツサの保護装置、特に
エンジンの回転に対しコンプレツサの回転にすべ
りが生じた場合にコンプレツサを停止するととも
に、上記すべりがどのような原因によつて生じた
かを判別しやすくする装置に関するものである。
一般に、コンプレツサはエンジンの回転力によ
りベルト、プーリ及び電磁クラツチを介する力で
駆動される。通常、上記電磁クラツチのバツテリ
電圧が低くなると電磁クラツチの電磁力が小さく
なるために、電磁クラツチ板がスリツプし、その
時の発熱によつて上記ベルトが切断する事故が発
生することもある、また、車室内温度、外気温度
の熱負荷が大きくなると、コンプレツサを回転す
るための電磁クラツチの負荷が大きくなり、或い
は容量可変制御式のコンプレツサにあつては容量
が大きすぎると、上記同様コンプレツサを回転す
るための電磁クラツチの負荷が大きくなり、この
ため電磁クラツチのクラツチ板にスリツプが発生
し、上記同様な問題が生じるおそれもあつた。さ
らに、コンプレツサは冷媒不足或いは高速回転に
よつて軸と軸受けとの間及び斜板式コンプレツサ
の場合には、斜板とシユーデイスクとの間に油膜
切れが発生し、焼き付くおそれもある。その状態
で運転を続行するとコンプレツサが焼き付いた場
合、ベルトまたは電磁クラツチ板がスリツプし、
その時の発熱によつて上記同様ベルトが切断する
事故が発生するおそれもあつた。
そこで、エンジン回転数とコンプレツサ回転数
とを比較することによつて両回転数間に一定の差
が生じた場合に電磁クラツチをオフし、コンプレ
ツサの運転を停止するようにした保護装置が提案
されている。例えば特開昭56−64183号(日本電
装) しかしながらこれによれば、ベルトが切断され
るという事故を未然に防止することができるが、
事故発生の原因、例えばバツテリ電圧が小さくな
つたのか、熱負荷またはコンプレツサ容量が大き
くなり過ぎたのか、コンプレツサに油膜切れが発
生したのか、或いは冷媒不足が生じたのか否かを
判定することができず、コンプレツサを再始動す
るための復旧作業に手間を要し、修理者に負担を
与えていた。
本考案の目的は、エンジン回転数とコンプレツ
サ回転数との差を検出して、この値が設定値以上
となつた時にコンプレツサを停止するとともに、
この時に、バツテリ電圧または熱負荷またはコン
プレツサの容量またはエンジン回転数またはコン
プレツサの温度またはコンプレツサの冷媒入口と
冷媒吐出口との圧力差の何れが設定値以上となつ
ているか否かを判定するようにして、設定値以上
となつている要素を検出することにより、コンプ
レツサ異常発生の原因を検出できるようにするも
のであり、以下実施例を用いて詳細に説明する。
図面は本考案による車両用コンプレツサの保護
装置の一実施例を示す回路図であり、同図におい
て1はバツテリであり、このバツテリ1の出力電
圧Vはイグニツシヨンスイツチ2、エアコンスイ
ツチ3は介して出力される。この出力側には定電
圧回路4が接続され、この回路4からは定電圧
Vaが出力される。これら出力電圧V,Vaは車両
自体の制御装置に出力されるとともに、本案のコ
ンプレツサの保護装置に供給される。この保護装
置はエンジンの回転数とコンプレツサの回転数と
を比較して、エンジンの回転数がコンプレツサの
回転数よりも大きくなつた時に、すべりが生じた
としてHレベルの出力をトランジスタ5のベース
側に供給する第1比較手段としてのデジタル比較
演算器6と、上記出力電圧Vが供給される抵抗7
と8との接続点電圧と上記電圧Vaが供給される
抵抗9と10との接続点電圧とを比較して、バツ
テリ電圧の低下により出力電圧Vが小さくなるこ
とにより、抵抗7と抵抗8との間の接続点電圧が
抵抗9と抵抗10との接続低電圧よりも小さくな
つた時にすべりを与える因子であるバツテリーの
電圧が降下したとしてHレベルの出力を供給する
比較器11と、エンジン回転数信号をアナログ信
号に変換する変換器12からの出力電圧と、上記
電圧Vaが供給される抵抗13と抵抗14との接
続点電圧とを比較し、上記抵抗13と抵抗14と
の接続点電圧に相当する所定の回転数よりもエン
ジンの回転数が大きくなつた時にすべりを与える
因子であるエンジンの回転数が高速回転になつた
としてHレベルの信号を出力する比較器15と、
図示しない車室内温度設定器からの出力信号、車
室内温度センサからの出力信号及び外気温度セン
サからの出力信号等を演算することにより得られ
る総合信号Fが供給される抵抗16と17との接
続点電圧と、上記電圧Vaが供給される抵抗18
と19との接続点電圧とを比較し、車室内温度設
定器が低温方向に設定されることにより、或いは
車室内温度または外気温度が上昇することによ
り、信号Fが小さくなつて熱負荷が抵抗18と1
9との接続点電圧に相当する値よりも大きくなつ
た時にスベリを与える因子である熱負荷が大きく
なつたとしてHレベルの信号を出力する比較器2
0とを有する。
上記トランジスタ5のコレクタ側には電圧Vが
供給され、エミツタ側は抵抗21と、保護手段と
してのヒユーズ23を介してアースされ、抵抗2
1とヒユーズ23との接続点より得られる電圧V
1は抵抗24,25を介して比較器26の非反転
入力側に供給される。この比較器26は上記出力
電圧V1がスヒユーズ23が溶断することに基づ
き、抵抗27と28との接続点電圧よりも大きく
なるとHレベルの信号を出力するもので、この信
号はPNP型トランジスタ29のベース側に供給
されるとともに、ダイオード51を介してトラン
ジスタ53のベース側に供給される。上記トラン
ジスタ29のコレクタ側にはリレー30、車両用
空気調和装置のコンプレツサ制御部31を介して
電圧Vが供給されており、そのコレクタ側はアー
スされている。上記リレー30は励磁されると電
磁クラツチ32に直列接続された接点33をオン
して電磁クラツチ32を励磁する。上記コンプレ
ツサ制御部31は例えばコンプレツサにより冷却
されるエバポレータ側の温度がエバポレータの凍
結温度近くまで低下した時に、リレー30をオフ
して電磁クラツチ32を消勢するサーモスイツチ
等によつて構成される。
上記デジタル比較演算器6の出力はアンド回路
34,35,36の一方の入力側に供給される。
上記比較器11の出力はアンド回路34の他方の
入力側に供給され、比較器15の出力はアンド回
路35の他方の入力側に供給され、比較器20の
出力はアンド回路36の他方の入力側に供給され
る。上記アンド回路34、アンド回路35、アン
ド回路36の出力はそれぞれトランジスタ37、
トランジスタ38、トランジスタ39のベース側
に供給される。上記各トランジスタ37,38,
39のエミツタ側はそれぞれ抵抗40,41,4
2を介してヒユーズ43,44,45の一端に接
続され、各ヒユーズ43,44,45の他端はア
ースされている。リレー52は警報灯55に接続
された接点56を制御して警報灯55を点燈す
る。
上記比較器11,15,20により第2比較手
段を、ヒユーズ43,44,45により判別手段
を構成する。
このような構成による車両用コンプレツサの保
護装置の動作について以下説明する。まず、コン
プレツサが正常でコンプレツサの回転数がエンジ
ンの回転数とほぼ等しい時には、デジタル比較演
算器6の出力がLレベルとなつているので、トラ
ンジスタ5がオフし、このためヒユーズ23に電
流が流れず、ヒユーズ23が溶断されない。この
時、電圧V1がアース電圧となつているので、比
較器26の出力がLレベルとなり、トランジスタ
29がオンしているので、リレー30はコンプレ
ツサ制御部31にもとづいて制御され、これによ
り接点33をオンオフ動作し、電磁クラツチ32
が励磁消勢されて、コンプレツサが運転される。
また、トランジスタ53はオフし、リレー52が
消勢状態となり、接点56がオフし、警報灯55
は点燈されない。
次に、例えばバツテリ1の電圧降下のために電
磁クラツチの電磁力が低くなることによりマグネ
ツトクラツチ板にすべりが生じるような異常状態
が生じた場合には、コンプレツサの回転数がエン
ジンの回転数に対して小さくなり、これが例えば
エンジンの回転数に対し80%以下となると、デジ
タル比較演算器6の出力がHレベルとなり、トラ
ンジスタ5がオンし、ヒユーズ23に大きな電流
が流れ、このヒユーズ23が溶断される。これに
より出力電圧V1が電源電圧近くまで上昇するの
で、比較器26の出力がHレベルとなり、トラン
ジスタ29がオフするので、電磁クラツチ32が
消勢され、コンプレツサが停止される。これによ
りバツテリ電圧の不足によるベルトの切断事故等
を未然に防止できる。また、警報灯の点燈により
コンプレツサが停止されたことを知ることができ
る。
一方、バツテリ1の電圧が設定レベル以下とな
るとこれを検出する比較器11の出力がHレベル
となるので、すでにデジタル比較演算器6の出力
がHレベルとなつていることから、アンド回路3
4のアンド条件が成立し、トランジスタ37がオ
ンするのでヒユーズ43に大きな電流が流れ、ヒ
ユーズ43が溶断する。従つて、このヒユーズ4
3の溶断によりバツテリ電圧が所定電圧よりも降
下したことにより、前記すべりが発生したものと
判定することができ、バツテリを取り替える等し
て速やかにすべり発生の原因を除去することがで
きる。また、エンジンの回転数が高速回転となる
ことにより油膜切れによつてすべりが発生すると
デジタル比較演算器6の出力がHレベルとなるこ
とによりヒユーズ23が溶断され、電磁クラツチ
32が消勢され、コンプレツサが停止されるとと
もにヒユーズ44が溶断されるので、このヒユー
ズ44によつて油膜切れを判定することができ
る。また熱負荷が大きくなることによりすべりが
生じると上記同様コンプレツサが停止され、この
時ヒユーズ45が溶断するので、このヒユーズ4
5によつて熱負荷の増大によりコンプレツサの回
転にすべりが生じたことを知ることができる。こ
の時はバツテリを取り替えたりベルトの張りを強
くする等して熱負荷が増加してもコンプレツサに
すべりが生じないように補修する。すなわち、ヒ
ユーズ43,44,45の何れかによりコンプレ
ツサがどのような原因によつてすべりが生じたか
を判定することができ、この原因を速やかに取り
除くことができる。従つて事故復旧の作業を迅速
に行うことができ、修理者の負担を軽減すること
ができる。
本考案においてはコンプレツサの温度またはコ
ンプレツサの冷媒入口と冷媒吐出口との圧力差が
所定値以上となつた時に溶断するようなヒユーズ
を設けてもよい。このようなヒユーズによつてコ
ンプレツサの冷媒不足に基づいてコンプレツサの
回転にすべりが生じたことを判定することができ
る。また、車両の加速、エンジンの加速度が所定
値以上となつて時に溶断するヒユーズを設けるよ
うにしてもよい。このようなヒユーズによつて油
膜切れを判定することができる。さらに、コンプ
レツサの容量を可変する機構を含むものにあつて
はコンプレツサの容量が所定値以上となつた時に
溶断するヒユーズを設けるようにしてもよい。こ
のヒユーズによつてコンプレツサの容量が大きく
なつたことにより、コンプレツサにすべりが生じ
たことを判定することが可能となる。
本実施例においてはヒユーズ43,44,45
に代えて過電流検出スイツチ或いはランプ等の表
示器を用いるようにしてもよい。要は、コンプレ
ツサの回転にすべりが生じ、これによりコンプレ
ツサが停止されたときにおいてバツテリ電圧、エ
ンジン回転数、熱負荷、コンプレツサの温度また
はその冷媒入口と吐出口との圧力差または車両の
加速、エンジンの加速、コンプレツサの容量の大
きさを検出する検出装置を構成するものであれば
よい。
以上説明したように本考案による車両用コンプ
レツサの保護装置によれば、エンジンの回転数と
コンプレツサの回転数とを比較する第1比較手段
と、この第1比較手段からの信号に基づき動作し
てエンジンの回転数に対するコンプレツサの回転
数が小さくなつてすべりが生じた時に、コンプレ
ツサを停止する保護手段とを有する車両用コンプ
レツサの保護装置において、コンプレツサに上記
すべりを与える因子を検出する検出手段からの信
号がコンプレツサにすべりを与える値まで達した
ときに信号を出力する第2比較手段と、この第2
比較手段と上記第1比較手段とからの信号に基づ
いて上記コンプレツサにすべりが生じたときにす
べりを与える因子を判別する手段とから構成した
ので、すべり発生時コンプレツサを停止してベル
トの切断を防止できるとともに、すべり発生の原
因を判別できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案による車両用コンプレツサの保護
装置の一実施例を示す回路図である。 1……バツテリ、2……イグニツシヨンスイツ
チ、3……エアコンスイツチ、6……比較演算
器、11,15,20,26……比較器、23,
43,44,45……ヒユーズ、34,35,3
6……アンド回路、55……警報灯。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) エンジンの回転数とコンプレツサの回転数と
    を比較する第1比較手段と、この第1比較手段
    からの信号に基づき動作してエンジンの回転数
    に対するコンプレツサの回転数が小さくなつて
    すべりが生じたときに、コンプレツサを停止す
    る保護手段とを有する車両用コンプレツサの保
    護装置において、コンプレツサに上記すべりを
    与える因子を検出する検出手段からの信号がコ
    ンプレツサにすべりを与える値まで達したこと
    を検出する第2比較手段と、この第2比較手段
    と上記第1比較手段とからの信号に基づいて上
    記コンプレツサにすべりが生じたときにすべり
    を与える因子を判別する判別手段とからなるこ
    とを特徴とする車両用コンプレツサの保護装
    置。 (2) 上記判別手段はヒユーズまたは過電流検出ス
    イツチまたはランプからなる実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の車両用コンプレツサの保護
    装置。
JP1723983U 1983-02-08 1983-02-08 車両用コンプレツサの保護装置 Granted JPS59123684U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1723983U JPS59123684U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 車両用コンプレツサの保護装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1723983U JPS59123684U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 車両用コンプレツサの保護装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59123684U JPS59123684U (ja) 1984-08-20
JPH0417831Y2 true JPH0417831Y2 (ja) 1992-04-21

Family

ID=30148469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1723983U Granted JPS59123684U (ja) 1983-02-08 1983-02-08 車両用コンプレツサの保護装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59123684U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59123684U (ja) 1984-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5249429A (en) Methods of operating a refrigeration system
US5561243A (en) Apparatus and method for diagnosing radiator fan control system installed in vehicular internal combustion engine
JPH10111182A (ja) 車両用温度センサの異常判定装置
US3121314A (en) Apparatus for preventing overheating of engine of vehicle equipped with airconditioning system
EP1393934B1 (en) Tire protecting apparatus
KR100191686B1 (ko) 라디에이터 냉각팬 시스템의 이상 검출장치
JPH0417831Y2 (ja)
US4901181A (en) Motor control device
US4577469A (en) Device for detecting overcharge of refrigerant in air conditioner for automobiles
JP3248742B2 (ja) 空気源装置
KR100734806B1 (ko) 자동차용 에어컨 증발기의 습기 제거장치 및 그 방법
US6496109B1 (en) Alternator-charging system fault detector
JPS6146351B2 (ja)
JPH05240570A (ja) 温度制御装置の異常警告装置
KR950011837B1 (ko) 차량의 이상검출장치
JPS62968Y2 (ja)
JPH0228376Y2 (ja)
US5507152A (en) Power separating apparatus in automobile
JPS6146350B2 (ja)
KR100578576B1 (ko) 차량용 발전기의 자기진단 장치 및 그 방법
JP2536793B2 (ja) 自動車における被回転機器の切離し装置
JPH0767385A (ja) モータ駆動制御装置
JPH037594Y2 (ja)
JP4279950B2 (ja) 冷凍車用冷凍装置
JPH04339196A (ja) 空気調和機のファン制御装置