JPH0417825Y2 - - Google Patents

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JPH0417825Y2
JPH0417825Y2 JP1790586U JP1790586U JPH0417825Y2 JP H0417825 Y2 JPH0417825 Y2 JP H0417825Y2 JP 1790586 U JP1790586 U JP 1790586U JP 1790586 U JP1790586 U JP 1790586U JP H0417825 Y2 JPH0417825 Y2 JP H0417825Y2
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JP
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oil supply
oil
shaft
rotor
supply cone
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は冷蔵庫、エアコンデイシヨナ等の冷凍
装置に使用される密閉型電動圧縮機に関する。
従来の技術 近年、冷蔵庫、エアコンデイシヨナにおいて、
より小型化・高性能のものが求められており、冷
凍装置に使用される密閉型電動圧縮機について
も、これらの要請は益々強まり、小型化への対応
を迫られている。
以下図面を参照しながら、従来の密閉型電動圧
縮機の一例について説明する。
第4図は従来の密閉型電動圧縮機の断面を示す
ものである。
1は電動機構、2は電動機構1の上側に位置す
る圧縮機構、3は電動機構1を構成する回転子、
4は一部に回転子3が取付けられた軸、5は軸4
の下端に取付けられた給油コーンで、軸4に設け
た油孔6,7,8に連通している。9は軸4を支
持する軸受支承部、10は潤滑油、11は密閉容
器である。
以上のように構成された密閉型電動圧縮機につ
いて、以下その動作について説明する。
回転子3に嵌合した軸4の下端に嵌合する給油
コーン5を密閉容器10の底部に貯溜してある潤
滑油10中に入れ、電動機1によつて駆動する
と、給油コーン5内の潤滑油10に遠心力を与え
て、軸4内の軸方向に沿つて設けた油孔6,7,
8を上昇して、軸受支承部9や圧縮機の摺動部に
給油が行なわれるようにしてある。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、近年の小
型化により軸4の外径が小さくなると、給油コー
ン5の径も同じく径が小さくなり、給油が充分に
行なわれないものであつた。すなわち、給油コー
ン5により潤滑油10に加圧される圧力を潤滑油
の高さで表わせば次の式で表わされる。
H=e2/2g(2πn/60)2 H:遠心ポンプにより得られる油面高さ(cm) e:給油コーン5の半径(cm) g:重力の加速度(cm/sec2) n:軸4の回転数(r.p.m) 発生油圧Hは給油コーン5半径eの2乗に比例
するから、eが小になれば発生する油圧は減少す
ることになる。従つて近年の密閉型電動圧縮機の
小型化による軸径の減少により給油コーンの径を
充分に取ることが困難となり、充分な給油が得ら
れないという問題点を有していた。
本考案は上記問題に鑑み、充分な給油量が得ら
れる小型且つ高性能な密閉型電動圧縮機を提供す
るものである。
問題点を解決するための手段 上記問題を解決するため本考案は、密閉容器内
に軸方向を縦にして上部に圧縮機構、下部に電動
機構を備え、電動機の回転子の下側内径部に嵌合
し、密閉容器内底部の潤滑油中に臨む給油コーン
を設け、この給油コーンの上端開口部と、前記圧
縮機構の軸受支承部を結ぶ直線、又は螺旋の溝を
前記回転子に結合した軸の外周に設けたものであ
る。
作 用 本考案は上記した構成によつて軸外周に溝を設
けることと給油コーンを回転子下側内径部に嵌合
することにより、軸の径に無関係に給油コーンの
大きさを選ぶことが可能となり、軸が小径の場合
でも給油コーンの大きさを充分に確保することが
できる。
実施例 以下、本考案の一実施例を第1図〜第3図を参
照して説明する。第1図は本考案の一実施例にお
ける密閉型電動圧縮機の断面図、第2図は第1図
A部の拡大断面図、第3図は第1図B部の拡大断
面図を示すものである。
第1図〜第3図において、給油コーン5の上端
開口部は回転子3の下側内径部に嵌合固定されて
いる。前記回転子3の上側内径部には、外周に直
線又は螺旋の溝12を有する軸4が嵌合固定され
ている。前記軸4は軸受支承部9で保持され、か
つ前記溝12にて給油コーン5の上端開口部と軸
受支承部9とを連通させている。
以上の構成において、給油コーン5の下端は潤
滑油10中に入つており、電動機1で駆動される
と、給油コーン5内の潤滑油10に遠心力を与え
て、軸4の軸方向に沿つて設けた直線又は螺旋の
溝12と回転子3の内径面に沿つて上昇して、軸
受支承部9や上部の圧縮機構部に潤滑油を供給す
る。第3図において、ガスケツト13は、溝12
を上昇してくる潤滑油10が回転子3の上側端面
より漏れるのを防止するためのものである。
考案の効果 上記実施例から明らかな如く本考案は、給油コ
ーンを回転子の下側内径部に嵌合固定し、この給
油コーンに連通する溝を軸外周に設けるので、軸
が小径の場合でも給油コーンの大きさを大きくし
て、潤滑油に加圧される圧力が高く確保すること
ができ、密閉型電動圧縮機を小型化しても充分な
給油効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す密閉型電動圧
縮機の断面図、第2図は第1図におけるA部の拡
大断面図、第3図は第1図におけるB部の拡大断
面図、第4図は従来の密閉型電動圧縮機の断面図
である。 1……電動機、2……圧縮機構、3……回転
子、4……軸、5……給油コーン、9……軸受支
承部、10……潤滑油、11……密閉容器、12
……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 密閉容器内に軸方向を縦にして上部に圧縮機
    構、下部に電動機構を備え、前記電動機構を構成
    する電動機回転子の下側内径部に嵌合し、密閉容
    器内底部の潤滑油中に臨む給油コーンを設け、こ
    の給油コーンの上端開口部と、前記圧縮機構の軸
    受支承部を結ぶ直線、又は螺旋の溝を前記回転子
    に結合した軸の外周に設けた事を特徴とする密閉
    型電動圧縮機。
JP1790586U 1986-02-10 1986-02-10 Expired JPH0417825Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1790586U JPH0417825Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1790586U JPH0417825Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62130185U JPS62130185U (ja) 1987-08-17
JPH0417825Y2 true JPH0417825Y2 (ja) 1992-04-21

Family

ID=30811091

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JP1790586U Expired JPH0417825Y2 (ja) 1986-02-10 1986-02-10

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JPS62130185U (ja) 1987-08-17

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