JPS60212688A - ロ−タリ圧縮機の油分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は密閉形ロータリ圧縮機の油分離装置に関するも
のであり、特に上部軸受上端より出る油が電動機の回転
子に衝突することによって霧状になり、油が吐出ガスと
共に圧縮機のケーシング外ＩＣ持ち出されるのを防止す
るのに好適な油分離装置に関するものである。

〔発明の背景〕

従来の密閉形ロータリ圧縮機の油分離構造は第１図に示
すような構造になっていた。すなわち軸受を給油し終っ
た油が、」一部軸受」１端２ａよりシャフト３の遠心力
により飛ばされ回転子３と衝突して油が霧状になる。

この霧状になった油は、圧縮要素６で圧縮されケーシン
グ１内へ吐出されたガスによって、固定子７の外周に設
けた固定子の隙間７ａおよび固定子５と回転子４との間
に形成されるエアギャップ８を通ってケーシング】内の
に部空間にたまる。

回転子４の上部には薄い鋼板等で作った油分離板９がエ
ンドリング１０等を利用してカシメ固定されている。そ
して圧縮機運転中は回転子５とともに油分離板９６回転
するので、その周囲のガスはこの油分離板９に接すると
その回転遠心力でガス中のガスより比重の大きい油は外
周に飛ばされ、油分の少（なったガスが、吐出管１１を
通って圧縮機の外部に吐出される。なおこの吐出管１１
の人口開口端は−１−配油分離板９の中央に近接するよ
うに位置させていた。

かかる従来の油分離装置では、非常に細かい霧状になっ
た油に対しては油分離機能があまりなく、従って圧縮機
中に封入された油は、圧縮機のケーシング１外に吐出さ
れやすくなる。特に圧縮機の回転数が高速になると軸受
給油量が多くなり、また軸の遠心力も大きくなるので油
の飛散量も多くなる。また回転子４の回転が高速になる
と油が回転子４と衝突することにより油の粒子が非常に
細かくなるので、高速運転時には特に油がケーシング１
外部に吐出されやすくなり、その結果圧縮機内部の油不
足による圧縮機摺動部の焼き付き、あるいは熱交換器に
油が循環することによる熱交換熱量の低下等の問題があ
った。

〔発明の目的〕 本発明の目的は、油が細かい霧状の粒子となって吐出ガ
スと共に圧縮機外部へ吐出されることを防止するのに好
運な圧縮機構造を提供することにおる。

〔発明の概要〕

本発明は、従来のロータリ圧縮機が吐出骨太「１部で油
分離を行うのに対し、軸受を給油した油が飛散して霧状
にならない様、軸受部に油飛散防止板を設けたことを特
徴とするもので、細かい霧状になってしまった油は、上
述の如き油分前装ｆｉｓｔでは分離が困難であるので、
油が霧状にならない様にするのが、油吐出量を減少させ
るのには最良の方法である。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第２図により説明する。１は
ケーシング、店はＦ「線要素で吸込アキュムレータ　（
図示せず）を介して吸入されたガスを高温高圧にしてケ
ーシング１内に排出するものである。１２は圧縮要素症
に直結されたｔｌｉ動要素で固定子７と回転子４とから
成っている。７ａは固定子の外周に形成された隙間で、
固定子５と回転子７の間に形成されるエアギヤ・ンプ８
とともに、ガス通路となる。１３は油であり、ケーシン
グ１底部よりシャフト中央部に装着しであるひねり板１
４の遠心ポンプ作用により、上部軸受２、下部軸受部１
５、ローラ１６内面へ油を供給する。上部軸受２への給
油は上述の遠心ポンプにより上部軸受下端にまで押し上
げられた油をジャーナル部下端に設けた油室３ａより軸
受に導き、軸受側に設けられたスパイラル溝（図示せず
）を通して上部軸受」１端２ａより排出する構造にしで
ある。

また横穴３ｂは油中に溶けこんでいる冷媒ガスが軸受を
通過する際加熱され油中に溶けている冷媒がガスとして
発生するが、このガスを抜く穴である。ガス抜き穴３ｂ
からは、ガスだけでなく余剰な油も出る。１７はガス抜
き穴より上部に、その−に端１７ａが位置する様にして
上部軸受１２周囲を包んでいる油飛散防止板である。油
飛散防止板１７は、上部軸受上端２ａより下部に油抜き
穴１７ｂを設けである。油飛散防止板１７をガス抜き穴
３ｂおよび上部軸受上端２ａ部周囲に設けることにより
、シャフトの遠心力で飛散する油が回転している回転子
４に衝突することがなくなるので一ガス抜き穴３１）及
び」一部軸受−に喘より出る油は細かい霧状になること
がなくなる。従って細かい霧状となった油が圧縮要素症
で圧縮されて吐出される冷媒ガスと共に吐出パイプ１１
を通って圧縮機外部へ出ていくことが少くなる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、シャフト３のガス抜き穴３１〕及び上
部軸受」１端２ａから出る油が霧状に細かくなることが
無くなるので、油が圧縮ガスと共に固定子の隙間７ａ及
び固定子と回転子のエアーギャップ８を通り、吐出パイ
プ１１を介してケーシングの外部に吐出されることが少
くなる。従ってケーシング内の油は常に一定に保たれ、
油不足による摺動部のトラブルが無くなる。また冷凍サ
イクルへの油吐出量が少くなるので、熱交換器における
熱交換能力も増大する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のロータリ圧縮機の縦断面図、第２図は本
発明の一実施例を示すロータリ圧縮機の縦断面図である
。 −１・・・ケーシング、２・・・上部軸受、２ａ・・・
上部軸受」―端、３・・・シャフト、３ａ・・・油室、
３ｂ・・・ガス抜き穴、４・・・回転子、５・・・固定
子、住・・・圧縮要素、７・・・固定子、７ａ・・・固
定子の隙間、８・・・エアギャップ、９・・・油分離板
、１０・・・エンドリング、１１・・・吐出管、Ｌλ・
・・電動要素、１３・・・油、１４・・・ひねり板、１
５・・・下部軸受、１６・・・ローラ、１７・・・油飛
散防１Ｆ板、１７ｂ・・・油抜き穴。 代理人　弁理士　高　橋　明　夫 第　ｌ　口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　ケーシング内に、圧縮要素と電動要素と油を収納
   するとともに、圧縮要素で圧縮したガスを前記ケーシン
   グ内へ吐出させてから密閉容器の天井付近に設けた吐出
   管より排出するようにしたロータリ圧縮機において、上
   部軸受周囲に上端が上部軸受上端より上になる様にした
   筒状物を配したことを特徴とするロータリ圧縮機。 ２、筒状物周囲に小穴を設け、該小穴を上部軸受上端よ
   り下部の位置に配置し、筒状物下端を上部軸受外周に装
   着したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のロ
   ータリ圧縮機。