JPH0417786Y2 - - Google Patents

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JPH0417786Y2
JPH0417786Y2 JP1985104458U JP10445885U JPH0417786Y2 JP H0417786 Y2 JPH0417786 Y2 JP H0417786Y2 JP 1985104458 U JP1985104458 U JP 1985104458U JP 10445885 U JP10445885 U JP 10445885U JP H0417786 Y2 JPH0417786 Y2 JP H0417786Y2
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timer
gear
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fuel injection
bolt
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内燃機関の回転数に応じて燃料噴射ポ
ンプから供給される燃料の噴射タイミングを調整
する燃料噴射時期調整装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の燃料噴射時期調整装置は、SCZ型タイ
マーとも称されており、例えば、実開昭57−
148030号公報により知られている。
この種のタイマーは、内燃機関から伝えられる
駆動力をタイマーギアによりギアボルトに伝え、
タイマーウエイトを通じて、ハブボルトからタイ
マーハブに伝達するようになつているとともに、
上記ハブボルトに軸支されたタイマーウエイトが
遠心力により回動変位すると、該ウエイトに形成
したカム面でタイマーハブを周方向に変位させる
ことにより前記タイマーギアとハブとを相対的に
回動させるように構成されている。したがつて上
記タイマーハブを噴射ポンプのカム軸に連結すれ
ば、機関の回転数に応じて噴射ポンプの噴射タイ
ミングを進角調整することができる。
ところで最近、この種のタイマーは、第5図に
示すように、テコ式ダイアフラム型燃料ポンプ5
0に取付けられて用いられるようになつている。
すなわち、51はポンプケース、52はタイマー
ケース、53は燃料吸入口、54は燃料吐出口、
55はテコを示す。
上記タイマーケースに収容されたタイマー56
によりテコ55を作動させ、これにより図示しな
いダイアフラムを駆動するようになつている。し
たがつてタイマー56は、上記テコ55を作動さ
せるために偏心カム57を必要とする。
前記公報に開示されたタイマーは、上記テコ式
ダイアフラム型燃料ポンプのテコを駆動するよう
には構成されていなく、したがつて偏心カムを備
えていない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記テコ式ダイアフラム型燃料ポンプのテコを
駆動するための偏心カムを備えた従来のタイマー
は、タイマーギアの一側面に偏心カムを一体に形
成していた。しかしながら、ギヤと偏心カムが一
体構造の場合、カム面が摩耗するとギア部が未だ
使用可能にも拘らず交換しなければならず不経済
であり、また製作に際してはカム面とギヤ面が接
近しているので互いに相手の面を傷付けないよう
に注意して加工することが要求され、手間がかか
る不具合もある。
さらに、使用するエンジンの機種によりギアの
歯数等の仕様が変わるため、ギアの仕様毎にカム
面を準備しなければならず、多種類のタイマーギ
アを用意しなければならない欠点もあつた。
したがつて本考案の目的とするのは、偏心カム
をタイマーギアとは別体に構成し、いづれか一方
を交換する必要が生じても他方は交換する必要が
なく、省資源に寄与し、かつそれぞれ別個に加工
できるので製造が容易となり、しかも種々の組合
わせが可能となる内燃機関用燃料噴射時期調整装
置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するため、偏心カム
面をタイマーギアとは別体のカム体に形成し、こ
のカム体を燃料噴射時期調整装置の回転部材に取
着したことを特徴とする。
〔作用〕
このような構成によれば、偏心カムがタイマー
ギアとは別体であるため、いづれか一方を交換す
る必要が生じても他方は交換する必要がなく、ま
たそれぞれ別個に加工できるので製造が容易とな
り、しかもそれぞれ仕様が異なる偏心カム面とギ
アとを選択することにより種々の組合わせが可能
となる。
〔考案の実施例〕
以下本考案について、第1図ないし第4図に示
す一実施例にもとづき説明する。
図において1はタイマーギアであり、タイマー
ギア1は図示しないエンジン側の駆動ギアに噛合
つて、エンジンからの駆動力により回転される。
2はカム体であり、周面に偏心カム面3が形成
されている。このカム体2は上記タイマーギア1
と別体に形成され、しかしながらタイマーギア1
の一側面に密接して付設されている。
上記カム体2は、第3図および第4図に示すよ
うに、中心に内径dを有する中心孔4を形成して
あり、この中心孔4は第1図に示すタイマーギア
1の側面に突設した段部5に嵌合されている。上
記偏心カム面3は、上記中心孔4の中心O1から
εだけ偏心した位置に中心O2をもつ外径Dの円
により形成されている。
6はタイマーハブであり、一端にフランジ部7
を備えているとともに、他端にテーパ孔8を有し
ている。テーパ孔8には燃料噴射ポンプのカム軸
9がテーパ嵌合されており、このカム軸9とタイ
マーハブ6はラウンドナツト10により連結さ
れ、一体に回転するようになつている。
上記タイマーギア1にはギアボルト11,11
が圧入されている。ギアボルト11のボルトの頭
部は上記カム体2とフランジ部7とで囲まれた空
間内に位置されており、このボルト頭には第2図
に示すように、カムフオロア12を形成するとと
もに、ばね受け座13を設けてある。
このようなギアボルト11,11を上記カム体
2に形成した貫通孔14,14を通してタイマー
ギア1に圧入することにより、上記カム体2はギ
アボルト11,11の頭部とタイマーギア1との
間に挟持されている。
なお、15は止め輪である。
タイマーハブ6のフランジ部7には、ハブボル
ト16,16が圧入されており、これらハブボル
ト16のボルト頭は、上記カム体2とフランジ部
7とで囲まれた空間内に位置されており、このボ
ルト頭には第2図に示すように、ばね受け座17
を設けてある。このばね受け座17と、上記ギア
ボルト11の頭部に形成したばね受け座13の間
には、ばね18が架設されている。
また上記空間にはタイマーウエイト19,19
が配置されており、このタイマーウエイト19の
一端は上記ハブボルト16に回動自在に軸支され
ている。タイマーウエイト19の他端にはカム面
20が形成されており、このカム面20は前記ギ
アボルト11のボルト頭に形成したカムフオロア
12に、摺動自在に当接されている。逆に述べる
と、ばね18の押圧力を受けたギアボルト11の
カムフオロア12が、タイマーウエイト19のカ
ム面20に当接され、これによりギアボルト11
とハブボルト16の周方向の離間距離が保たれて
いる。
なお、21はタイマーウエイト19に突設した
ストツパであり、フランジ部7に形成したガイド
孔22の範囲で移動可能になつている。
このような構成による実施例の作用について説
明する。
エンジンの回転はタイマーギア1に伝達され、
カム体2およびギアボルト11,11を一体的に
回転させる。この回転によりタイマーウエイト1
9,19が回転され、ハブボルト16,16を通
じてフランジ部7が回転されるためタイマーハブ
6に回転が伝えられる。
エンジンの回転数が上昇すると、タイマーウエ
イト19,19が遠心力によりハブボルト16,
16を回動中心として外径方向に変位され、この
ためカム面20が移動するので、カムフオロア1
2とカム面20の摺接位置が変化する。したがつ
て、ギアボルト11とハブボルト16との周方向
の距離が変化し、タイマーハブ6はタイマーギア
1に対して相対的に進角させられる。よつて、燃
料噴射ポンプのカム軸9も進角して回転されるの
で燃料噴射タイミングが進角されることになる。
しかして、第5図に示したテコ式ダイアフラム
型ポンプのテコ55は上記カム体2の偏心カム面
3に当接され、タイマーギア1と一体に回転する
該カム体2の偏心カム面3により作動される。
上記構成において、カム体2をタイマーギア1
と別体に構成したので、カム体2およびタイマー
ギア1のいづれか一方が摩耗した場合は、その摩
耗した部材だけを交換すればよく、他方の部材は
引き続き使用することができる。したがつて無駄
がなく、経済的である。
また、カム体2およびタイマーギア1の加工に
際しては、それぞれ別個に加工ができるため、相
手側の加工面に注意を払う必要もない。
さらに仕様の異なるもの同志の組合わせが自在
におこなえるので、多品種の品物を提供すること
ができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によると、偏心カム
をタイマーギアとは別体に構成したから、いづれ
か一方を交換する必要が生じても他方は交換する
必要がなく、省資源に寄与し、かつそれぞれ別個
に加工できるので製造が容易となり、しかも種々
の組合わせが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示
し、第1図は第2図中−線の断面図、第2図
は第1図中−線の断面図、第3図はカム体の
側面図、第4図はカム体の断面図、第5図タイマ
ーの使用態様を説明する図である。 1……タイマーギア、2……カム体、3……偏
心カム面、6……タイマーハブ、7……フランジ
部、9……カム軸、11……ギアボルト、16…
…ハブボルト、18……ばね、19……タイマー
ウエイト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内燃機関から駆動力を与えられるタイマーギア
    と、このタイマーギアに接続されたギアボルト
    と、フランジ部を有し噴射ポンプのカム軸に連結
    されるタイマーハブと、上記フランジ部に連結さ
    れたハブボルトと、上記ギアボルトとハブボルト
    の間に架設されたばねと、上記ハブボルトに軸支
    されて遠心力により回動変位するタイマーウエイ
    トとを具備し、このウエイトの作動により該ウエ
    イトに形成したカム面でギアボルトを変位させて
    前記タイマーギアとタイマーハブを相対的に回転
    させる燃料噴射時期調整装置であり、この燃料噴
    射時期調整装置の回転部材に燃料噴射ポンプを作
    動する偏心カム面を形成した内燃機関用燃料噴射
    時期調整装置において、 上記偏心カム面を上記タイマーギアと別体のカ
    ム体に形成し、このカム体を上記燃料噴射時期調
    整装置の回転部材に取着したことを特徴とする内
    燃機関用燃料噴射時期調整装置。
JP1985104458U 1985-07-09 1985-07-09 Expired JPH0417786Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985104458U JPH0417786Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

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JP1985104458U JPH0417786Y2 (ja) 1985-07-09 1985-07-09

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JPS6212745U JPS6212745U (ja) 1987-01-26
JPH0417786Y2 true JPH0417786Y2 (ja) 1992-04-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121870B2 (ja) * 1981-11-30 1986-05-29 Ootsu Taiya Kk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6121870U (ja) * 1984-07-12 1986-02-08 株式会社クボタ エンジンの燃料フイ−ドポンプ駆動装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6121870B2 (ja) * 1981-11-30 1986-05-29 Ootsu Taiya Kk

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JPS6212745U (ja) 1987-01-26

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