JPH04176383A - 排水処理法 - Google Patents

排水処理法

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JPH04176383A
JPH04176383A JP30493990A JP30493990A JPH04176383A JP H04176383 A JPH04176383 A JP H04176383A JP 30493990 A JP30493990 A JP 30493990A JP 30493990 A JP30493990 A JP 30493990A JP H04176383 A JPH04176383 A JP H04176383A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、鉱山排水やある種の工業υF水のように、
Fe等の溶解金属成分を含有する酸性の排水(処理原水
)を消石灰で中和し、金属成分を水酸化物として沈降・
分離して処理する排水処理法に係わり、特に、高濃度で
脱水性の良い沈殿物を得るとともに、清澄な処理水を排
水することができるものに関する。
「従来の技術」 従来、Fe等の溶解金属成分を含有する排水を中和処理
して、高い濃度の沈殿物の懸濁液を得る方法として、い
わゆるHDS法(High Density Slud
ge法の略称、U、 S、 Patent 3.738
.932. June 12.1973)がある。
このHDS法は、溶解金属成分を含有する排水(処理原
水)を、中和槽において消石灰で中和して、金属成分を
水酸化物として沈殿させ、さらに、この沈殿物を含む懸
濁液を沈降槽に導入して、沈殿物を沈降・濃縮し、沈降
槽で濃縮された沈殿物を含む高濃度懸濁液の一定量を、
処理原水を所望のpHにするに必要な消石灰が導入され
る条件槽に循環して添加し、上記沈降槽から余剰の沈殿
物を抜き出して脱水、堆積(または埋立て)するととも
に、沈降槽からの溢流水を排出するようにしたものであ
る。
このHDS法では、沈降槽で沈降・分離される沈殿物の
濃度を15〜50%(通常の中和処理における約1〜3
%の10倍以上)に上げることができ、その結果処理す
べき沈殿物の体積が減り、脱水性が向上するなどの利点
を有している。
「発明が解決しようとする課題」 ところが、上記1−(D S法では、中和槽から排出さ
れる沈殿物の濃度が通常の排水処理で消石灰による単純
中和沈殿物と比較して高くなるので、生成する沈殿物の
沈降速度が小さくなり、したがって、沈降槽の溢流水の
濁度すなわち処理後の排水の濁度が大きくなるという欠
点がある。−例をあげれば、D、 J、 Bosman
らの報告(Journal or the 5outh
^rrican In5titute of Mini
ng and Metallurgy、Apr、 19
74.340−348.)では、沈降槽での上4流速を
0.57m/hと小さくしても、溢流水の懸濁物の濃度
は60mg/ρであったとされている。
懸濁物に関する水質汚濁防止法に基づく上のせtJ[水
基準は地域によって異なるが、厳しい所ではlO〜50
 mg/(lに設定されており、上記HD S法ではか
ならずしも十分ではない。
そこで、これらの低濃度の懸濁物を含む排水に、新たに
凝集剤を添加して凝集沈殿させることが考えられるが、
懸濁物の濃度が小さいので、懸濁している粒子の凝集が
効率良く行われないためか、懸濁物は沈降・分離できな
い。
また、HD S法において沈降槽の前段に凝集剤を添加
して処理を継続した場合は、沈殿物を循環する過程で凝
集剤が蓄積して、沈殿物の凝集性、脱水性が著しく悪く
なる。
「発明の目的」 この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、新
たに効率の良い凝集・沈殿工程を付加して、HDS法と
同様に、高濃度で脱水性の良い沈殿物を得るとともに、
清澄な処理水を排水することができる排水処理法を提供
することを目的としている。
[課題を解決するための手段」 請求項1に記載された排水処理法は、Fe’“。
Fe”、Mn”、Cu”、Zn”、A13+等の溶解金
属成分を含有する酸性の処理原水を消石灰で中性ないし
アルカリ性にして、水酸化物として沈殿・分離する排水
処理法において、 第4工程で循環される高濃度懸濁液と、処理原水を所望
のpHにするために必要な消石灰とを、条件槽で混合・
撹拌し、混合懸濁液とする第1工程と、 上記処理原水と、上記第1工程で生成する混合懸濁液と
を、第1中和槽で混合・撹拌して該処理原水を中性ない
しアルカリ性にし、溶解金属成分を沈殿させる第2工程
と、 上記第2工程で生成する沈殿物を含む懸濁液を沈降槽に
導入し沈殿物を沈降・・濃縮すると同時に、沈降槽から
余剰沈殿物が含まれた溢流水を排出する第3工程と、 上記沈降槽において濃縮された沈殿物を高濃度懸濁液と
して抜き出し、これを第1工程の条件槽に循環する第4
工程と、 上記沈降槽から排出された溢流水と、処理原水と、この
処理原水を中和するのに必要な消石灰とを第2中和槽で
混合・撹拌して、混合懸濁液とする第5工程と、 第5工程で生成された混合懸濁液を凝集反応槽に導き、
これに凝集剤を添加して上記混合懸濁液中の沈殿物を凝
集させる第6エ程、 第6エ程で沈殿物を凝集させた混合懸濁液を沈殿池に導
いて、沈殿物を沈降・分離し、上澄み液を清澄な処理水
として排出する第7エ程と、とを有することを特徴とす
る排水処理法。
請求項2に記載した排水処理法は、F e t +。
F e ” 、Mn ” 、Cut+、Zn”、AI’
+等の溶解金属成分を含有する酸性の処理原水を消石灰
で中性ないしアルカリ性にして、水酸化物として沈殿・
分離する排水処理法において、 第4工程で循環される高濃度懸濁液と、処理原水を所望
のpHにするために必要な消石灰とを、条件槽で混合・
撹拌し、混合懸濁液とする第1工程と、 上記処理原水と、上記第1工程で生成する混合懸濁液と
を、第1中和槽で混合・撹拌して該処理原水を中性ない
しアルカリ性にし、溶解金属成分を沈殿させる第2工程
と、 上記第2工程で生成する沈殿物を含む懸濁液を沈降槽に
導入し沈殿物を沈降・濃縮すると同時に、沈降槽から余
剰沈殿物が含まれた溢流水を排出する第3工程と、 上記沈降槽において濃縮された沈殿物を高濃度懸濁液と
して抜き出し、これを第1工程の条件槽に循環する第4
工程と、 上記沈降槽から排出された溢流水を濾過槽で濾過して沈
降物を除去する第5工程と、 上記第5工程で使用された濾過槽を洗浄して沈殿物を含
む逆洗水を得る第6エ程と、 第6エ程により生成された逆洗水と、処理原水と、この
処理原水を中和するのに必要な消石灰とを第2中和槽で
混合・撹拌して、混合懸濁液とする第7エ程と、 第7エ程で生成された混合懸濁液を凝集反応槽に導き、
これに凝集剤を添加して上記混合懸濁液中の沈殿物を凝
集させる第8工程、 第8工程で沈殿物を凝集させた混合懸8液を沈殿池に導
いて、沈殿物を沈降・分離し、上澄み液を清澄な処理水
として排出する第9工程と、とを有することを特徴とす
る。
「作用」 この発明の排水処理法にあっては、沈降槽から濃縮され
た沈殿物を含む高濃度懸濁液を抜き取って条件槽に循環
させ処理原水を中和するに必要な消石灰と混合・撹拌す
る。これを第1中和槽において処理原水と混合・撹拌し
て、溶解金属成分を沈殿させ、この沈殿物を含む懸濁液
を沈降槽において沈降・濃縮することを繰り返して行う
。この繰り返しにより、沈゛降槽では濃縮された沈殿物
が次第に蓄積されるに従って、沈降槽からは微細な沈殿
物が懸濁した溢流水が排出される。
沈降槽から排出される溢流水又はこの溢流水を濾過して
得られた逆洗水に、一定量の原水とこの原水を中和する
のに必要な消石灰とを連続的に添加し、第2中和槽で混
合・撹拌する。さらに、第2中和槽内の生成された混合
懸濁液が凝集反応槽に導かれ、この混合懸濁液に凝集剤
を添加することにより沈殿物を効率的に凝集させる。こ
こで、沈降槽から排出された溢流水又は逆洗水内の微細
な沈殿物は、処理原水を中和した際に生成された沈殿物
に包含されて効率的に凝集する。凝集反応槽内の混合懸
濁液は沈澱池に導かれ、沈殿物は沈降・分離され、沈殿
池から、沈殿物を抜き出して脱水、堆積(または埋立て
)するとともに、上澄み液を清澄な処理水としてυ1出
する。これにより、高濃度で脱水性の良い沈殿物を得る
とともに、清澄な処理水を排水する。
「実施例」 以下、図面を参照して、発明の排水処理法の実施例を説
明する。
(第1実施例) 第1図は本発明の第■実施例の排水処理法を示すフロー
ンート図である。
この実施例の排水処理法は、まず、条件槽1で、消石灰
フィーダー2により供給される、処理原水を中和するの
に必要な量の消石灰ミルクと、沈降槽3から返泥ポンプ
により循環される高7R度懸濁液とを、混合・撹拌する
。(第1工程)次に、第1中和槽4で、処理原水と、条
件槽1から(る消石灰を含む混合懸EJ液とを、混合・
撹拌して中和する。(第2工程) 次いで、中和後の混合懸濁液を、沈降槽3に設けられた
円筒状のフィードウェルから導入して沈殿物を濃縮し、
微細な沈殿物を含む溢流水を溢流させる。(第3工程) さらに、沈降槽3で濃縮された沈殿物の高濃度懸濁液を
、沈降槽3の底部から抜き出し、返泥ポンプで条件槽1
に送り循環させる。高濃度懸濁液は、処理工程が定常状
態になった段階では15〜50%の濃度になるが、通常
のスラリーポンプでも容易に流送できる。(第4工程) 次に、沈降槽3から排出された溢流水がポンプによって
第2中和槽5に導入される。また、この第2中和槽5に
は、処理原水と、この処理原水を中和するのに必要な消
石灰とが導入され、第2中和槽5内で、溢流水と処理原
水と消石灰とが混合・撹拌されて混合懸濁液となる。こ
の撹拌により中和反応が起きて、沈殿物が生成される。
(第5工程) さらに、第5工程によって生成された沈殿物が含まれる
混合懸濁液は凝集反応槽6に導かれ、凝集剤溶解槽から
凝集剤添加ポンプにより供給される凝集剤液を凝集反応
槽6において添加・撹拌して沈殿物を凝集させる。(第
6エ程) 次いで、凝集反応後の懸濁液を、沈澱池7に導入して沈
殿物を沈降・分離し、上澄水を排出する。
沈降・分離された沈殿物は沈殿池7の底部から抜き出さ
れる一方、上記沈降1’fN3で沈殿した濃縮沈殿物は
沈降槽3の底部から抜き出される。そして、・ これら
の沈殿物は、脱水機8により脱水したのち、堆積・埋立
て等の方法で処分する。(第7エ程)しかして、上記排
水処理法によれば、沈降槽3から排出される余剰の沈殿
物を伴った溢流水が溢流し、さらに、この溢流した溢流
水に、処理原水とこれを中和するのに必要な消石灰とを
混合・撹拌して沈殿物を生じさせ、この後、凝集剤を添
加することにより沈殿物を効率的に凝集して、この沈殿
物を沈澱池7において沈降・分離し、沈澱池からこの沈
殿物を抜き出して脱水、堆積(または埋立て)するとと
もに、上澄みの清澄な処理水を排出するようにしたので
、高濃度で脱水性の良い沈殿物を得るとともに、清澄な
処理水を排水することができる。
ま゛た、上記排水処理法は、従来のHD S法を実施す
る装置に、第2中和槽5、凝集反応槽6および沈殿池7
を付加するだけで容易に実施することができる。
(第2実施例) 第2図は本発明の第2実施例の排水処理法を示すフロー
シート図である。
この実施例の排水処理法は、まず、条件槽1で、消石灰
フィーダー2により供給される、処理原水を中和するの
に必要な量の消石灰ミルクと、沈降槽3から返泥ポンプ
により循環される高濃度懸濁液とを、混合・撹拌する。
(第1工程)次に、第1中和槽4で、処理原水と、条件
槽lからくる消石灰を含む混合懸濁液とを、混合・撹拌
して中和する。(第2工程) 次いで、中和後の混合懸濁液を、沈降槽3に設けられた
円筒状のフィードウェルから導入して沈殿物を濃縮し、
微細な沈殿物を含む溢流水を溢流させる。(第3工程) さらに、沈降槽3で濃縮された沈殿物の高濃度懸濁液を
、沈降槽3の底部から抜き出し、返泥ポンプで条件槽l
に送り循環させる。高濃度懸濁液は、処理工程が定常状
態になった段階では15〜50%の濃度になるが、通常
のスラリーポンプでも容易に流送できる。(第4工程) 次に、微細な沈殿物を含む溢流水は濾過槽9に送られ、
溢流水内に含まれる微細な沈殿物が除去され、清澄な濾
過水が得られる。(第5工程)次に、第5工程で使用さ
れた濾過槽9を水により洗浄して、この濾過槽9により
除去された微細な沈殿物が洗い流され、微細な沈殿物が
含まれるいわゆる逆洗水が生成される。(第6エ程)第
6エ程で生成された逆洗水がポンプによって第2中和槽
5に導入される。また、この第2中和槽5には、処理原
水と、この処理原水を中和するのに必要な消石灰とが導
入され、第2中和槽5内で、逆洗水と処理原水と消石灰
とが混合・撹拌されて混合懸濁液となる。この撹拌によ
り中和反応が起きて、沈殿物が生成される。(第7エ程
)さらに、第7エ程によって生成された沈殿物が含まれ
る混合懸濁液は凝集反応槽6に導かれ、凝集剤溶解槽か
ら凝集剤添加ポンプにより供給される凝集剤液を凝集反
応槽6において添加・撹拌して沈殿物を凝集させる。(
第8工程) 次いで、凝集反応後の懸濁液を、沈澱池7に導入して沈
殿物を沈降・分離し、上澄水を排出する。
沈降・分離された沈殿物は沈殿池7の底部から抜き出さ
れる一方、上記沈降槽3で沈殿した濃縮沈殿物は沈降槽
3の底部から抜き出される。そして、これらの沈殿物は
、脱水機8により脱水したのち、堆積・埋立て等の方法
で処分する。(第9工程)しかして、上記υ[水処理法
によれば、沈降槽3から排出される余剰の沈殿物を伴っ
た溢流水が溢流し、さらに、この溢流した溢流水は濾過
槽9によって濾過され、濾過槽9を洗浄した際に生ずる
逆洗水に、処理原水とこれを中和するのに必要な消石灰
とを混合・撹拌して沈殿物を生じさせ、この後、凝集剤
を添加することにより沈殿物を効率的に凝集して、この
沈殿物を沈澱池7において沈降・分離し、沈澱池7から
この沈殿物を抜き出して脱水、堆積(または埋立て)す
るとともに、上澄みの清澄な処理水を排出するようにし
たので、高濃度で脱水性の良い沈殿物を得るとともに、
清澄な処理水を排水することができる。
また、上記排水処理法は、従来のHDS法を実施する装
置に、第2中和槽5、凝集反応槽6、沈殿池7及び顎過
槽9を付加するだけで容易に実施することができる。
「実験例」 次に、実験例を挙げてこの発明の排水処理法の効果をよ
り明確にする。
実験はHD S法の処理が定常的に持続している条件の
もとで、次の二つの方法で行った。
(a)従来のHD S法について 沈降槽3で濃縮された沈殿物の懸濁液の一定量(処理原
水量の174〜115)を条件槽lに循環すると同時に
、一部の濃縮沈殿物を定期的に抜き出して脱水し、沈降
槽3内の沈゛殿物の界面をできるだけ一定に維持しなが
ら処理を継続した。
さらに、沈降槽3の溢流水に凝集剤を加えて凝集反応さ
せたのち、沈殿池で沈殿物の沈降・分離を図る。しかし
ながら、この従来の方法では、効果的な凝集は困難であ
り、沈殿池では懸濁粒子の沈降・分離は認められず、溢
流水の水質の改善を図ることができなかった。
(b)本発明の方法について 沈降槽3の濃縮沈殿物の懸濁液の一定量を、同様に条件
槽1に循環する。また、沈降槽3の微細な沈殿物を含む
溢流水又は、濾過槽9からの逆洗水に、処理原水の一定
量(全原水量の1/4〜115)及びこの原水を中和す
るに必要な消石灰を連続的に第2中和槽5に添加して混
合・撹拌した。さらに、この第2中和槽5内の混合懸濁
液を凝集反応槽6に導き、この凝集反応槽6内に凝集剤
を加えて凝集反応させたのち、沈澱池7で沈殿物を沈降
・分離するようにした。
これら二つの方法について、実験中、定期的に、沈降槽
3及び沈殿池の溢流水中の沈殿物の濃度を測定した。
実験に用いた処理原水(鉱山排水)の平均的な水質を第
1表に示す。
第1表  処理原水の平均水質 実験および測定の結果を第2表と第3表に示す。
第2表  従来のf(D S法の実験結果(以下余白) 第3表  本発明の方法の実験結果 以上の実験および測定の結果から、本発明の方法によっ
て、沈澱池7から溢流する処理排水の沈殿物濃度は従来
のHDSの処理排水と比較して174〜115に減少し
ている。さらに、HDS法と同程度の高濃度で脱水性の
良い沈殿物を得ると同時に、沈殿池7から溢流する処理
後排水の沈殿物の濃度を十分に小さくできることが分か
る。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明の排水処理法によれば、沈
降槽から溢流した溢流水又は濾過槽からの逆洗水に処理
原水とこの処理原水を中和するに必要な消石灰を添加し
て第2中和槽で混合・撹拌し、この混合懸濁液を凝集反
応槽内に導いて凝集剤を添加して凝集させ、これを沈澱
池において沈殿物を沈降・分離するようにしているので
、高濃度で脱水性の良い沈殿物を得ることができるとと
もに、清澄な処理水を排水することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の排水処理法の第1実施例を示すフロー
シート図、第2図は本発明のυ1水処理法の第2実施例
を示すフローシート図である。 l・・・・・・条件槽、2・・・・・・消石灰フィーダ
ー、3・・・・・・沈降槽、4・・・・・・第1中和槽
、5・・・・・・第2中和槽、6・・・・・・凝集反応
槽、7・・・沈澱池、9・・・・・・濾過槽。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Fe^2^+、Fe^3^+、Mn^2^+、C
    u^2^+、Zn^2^+、Al^3^+等の溶解金属
    成分を含有する酸性の処理原水を消石灰で中性ないしア
    ルカリ性にして、水酸化物として沈殿・分離する排水処
    理法において、第4工程で循環される高濃度懸濁液と、
    処理原水を所望のpHにするために必要な消石灰とを、
    条件槽で混合・撹拌し、混合懸濁液とする第1工程と、 上記処理原水と、上記第1工程で生成する混合懸濁液と
    を、第1中和槽で混合・撹拌して該処理原水を中性ない
    しアルカリ性にし、溶解金属成分を沈殿させる第2工程
    と、 上記第2工程で生成する沈殿物を含む懸濁液を沈降槽に
    導入し沈殿物を沈降・濃縮すると同時に、沈降槽から余
    剰沈殿物が含まれた溢流水を排出する第3工程と、 上記沈降槽において濃縮された沈殿物を高濃度懸濁液と
    して抜き出し、これを第1工程の条件槽に循環する第4
    工程と、 上記沈降槽から排出された溢流水と、処理原水と、この
    処理原水を中和するのに必要な消石灰とを第2中和槽で
    混合・撹拌して、混合懸濁液とする第5工程と、 第5工程で生成された混合懸濁液を凝集反応槽に導き、
    これに凝集剤を添加して上記混合懸濁液中の沈殿物を凝
    集させる第6工程、 第6工程で沈殿物を凝集させた混合懸濁液を沈殿池に導
    いて、沈殿物を沈降・分離し、上澄み液を清澄な処理水
    として排出する第1工程と、とを有することを特徴とす
    る排水処理法。
  2. (2)Fe^2^+、Fe^3^+、Mn^2^+、C
    u^2^+、Zn^2^+、Al^3^+等の溶解金属
    成分を含有する酸性の処理原水を消石灰で中性ないしア
    ルカリ性にして、水酸化物として沈殿・分離する排水処
    理法において、第4工程で循環される高濃度懸濁液と、
    処理原水を所望のpHにするために必要な消石灰とを、
    条件槽で混合・撹拌し、混合懸濁液とする第1工程と、 上記処理原水と、上記第1工程で生成する混合懸濁液と
    を、第1中和槽で混合・撹拌して該処理原水を中性ない
    しアルカリ性にし、溶解金属成分を沈殿させる第2工程
    と、 上記第2工程で生成する沈殿物を含む懸濁液を沈降槽に
    導入し沈殿物を沈降・濃縮すると同時に、沈降槽から余
    剰沈殿物が含まれた溢流水を排出する第3工程と、 上記沈降槽において濃縮された沈殿物を高濃度懸濁液と
    して抜き出し、これを第1工程の条件槽に循環する第4
    工程と、 上記沈降槽から排出された溢流水を濾過槽で濾過して沈
    降物を除去する第5工程と、 上記第5工程で使用された濾過槽を洗浄して沈殿物を含
    む逆洗水を得る第6工程と、 第6工程により生成された逆洗水と、処理原水と、この
    処理原水を中和するのに必要な消石灰とを第2中和槽で
    混合・撹拌して、混合懸濁液とする第7工程と、 第7工程で生成された混合懸濁液を凝集反応槽に導き、
    これに凝集剤を添加して上記混合懸濁液中の沈殿物を凝
    集させる第8工程、 第8工程で沈殿物を凝集させた混合懸濁液を沈殿池に導
    いて、沈殿物を沈降・分離し、上澄み液を清澄な処理水
    として排出する第9工程と、とを有することを特徴とす
    る排水処理法。
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CN112897665A (zh) * 2021-04-07 2021-06-04 宁夏神耀科技有限责任公司 一种煤气化废水再利用的方法及装置

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