JPH0417636Y2 - - Google Patents

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JPH0417636Y2
JPH0417636Y2 JP1219685U JP1219685U JPH0417636Y2 JP H0417636 Y2 JPH0417636 Y2 JP H0417636Y2 JP 1219685 U JP1219685 U JP 1219685U JP 1219685 U JP1219685 U JP 1219685U JP H0417636 Y2 JPH0417636 Y2 JP H0417636Y2
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JP
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sign
concrete
frame
fixture
box cover
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、下水道の入孔等を施蓋するコンクリ
ート桝蓋に標識を取付けるに際し、それを位置決
めした状態に固定するコンクリート桝蓋用標識の
固定具に関するものである。
(従来の技術) 一般に、人孔等に装着されるコンクリート桝蓋
には、例えば所管の公共団体を表示するマーク
や、当該水路の種類を表示するマーク等が付され
るが、このマークはコンクリート表面に直接凹設
する場合と、マークを表示した鋼製の標識をコン
クリート桝蓋にその表面にマーク面が露出する状
態にして装着する場合とがある。
ここで、コンクリート桝蓋を製造するに際して
は、格子状の鉄骨を内装した枠体を型枠上に設置
し、この枠体の内部に生コンクリートを充填する
ようにしているが、この充填生コンクリート中に
含まれる気泡を除去して製品をより緻密なものと
するために、生コンクリート充填作業中またはそ
の作業の完了後に型枠を振動させるようにしてい
る。そして、前述の標識を装着する方式による場
合において、生コンクリートが流動状態にあると
きに型枠を振動させると、標識が移動したり、そ
の方向が変化する等の不都合がある。ところが、
通常マークは仕様によつてコンクリート桝蓋の所
定位置で、所定の方向を向くように装着すべく厳
格に規制されているために、この標識を移動しな
いように保持する必要があり、このために従来は
標識を溶接等の手段で鉄骨に固着したり、また型
枠上に係合突起を突設すると共に、標識の表面に
凹部を形設して該凹部に係合突起を嵌合させるこ
とによつて標識の位置決めを行うようにしてい
た。
(考案が解決しようとする問題点) 前述の如く標識を鉄骨に溶接するのは、その作
業が面倒であるだけでなく、該標識を正確に位置
決めした状態で固定するのは極めて困難である等
の不都合があり、また後者の場合には標識の位置
ずれは防止できるが、係合突起を中心として回動
するおそれがあるという欠点があつた。
本考案は叙上の点に鑑みてなされたもので、簡
単な構成で標識を正確に位置決めした状態に装着
することができるようにしたコンクリート桝蓋用
標識の固定具を提供することを目的とするもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 前述の目的を達成するために、本考案に係るコ
ンクリート桝蓋用標識の固定具は、取付部と嵌合
用凹部と備え、この固定具における取付部を標識
の裏面に形設した係止部に係合させると共に、前
記嵌合用凹部を枠体に内装される鉄骨に嵌合させ
る構成としたことをその特徴とするものである。
(作用) 而して、コンクリート桝蓋の製造に際し、格子
状の鉄骨を固着した枠体を、標識と共に型枠上に
設置するが、このときにまず標識の裏面に形設し
た係止部に固定具における取付部を係合させるこ
とにより固定具と標識とを固定状態に連結する。
この状態で標識を型枠上に設置し、然る後に枠体
を設置する際に、それに取付けた鉄骨を固定具の
嵌合用凹部に嵌合させる。これにより標識は固定
具を介して鉄骨によつて固定された状態に保持さ
れ、その結果、枠体内への生コンクリートの充填
時ないし充填後において、コンクリート中に含ま
れる気泡等を除去するために型枠に振動が加えら
れても、標識は極めて安定した状態に固定され、
みだりに移動したり、回動したりすることはな
い。
(実施例) 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明す
るに、まず第1図に示したようにコンクリート桝
蓋の外殻体を構成する枠体1には、その外周縁部
に人孔(マンホール)への着脱用の手掛け2が所
定数形設されると共に、外周側部位には所定数の
通水口3が形成されている。そして、枠体1内に
は格子状に形成した鉄骨4が該枠体1の内壁に溶
接等の手段で固着されている。また、このコンク
リート桝蓋にはその中央部に所管公共団体のマー
クまたはその水路の種類等を表示する標識5が設
置されるようになつている。
標識5は第2図及び第3図に示したように、鋼
板を円板状に形成してなるもので、その表面を凹
凸形状にすることによりマーク6が形成されるよ
うになしている。また、標識5の裏面にはマーク
6の向きを表示する指標7が突設されると共に、
該標識5と同心円上の位置において、係止部を構
成する各一対の係止壁8,8が相互に90°位相を
ずらせて4個所突設されている。
次に、第4図及び第5図に示した如く、固定具
9は係止壁8,8間の間隔とほぼ同一かそれより
僅かに小さい幅寸法を有する板状部材からなり、
その上下の縁部が取付部となつて取付板部10が
係止壁8,8と同様相互に90°位相をずらせて4
個立設し、該各取付板部10の中間部にそれぞれ
連結部11を連設してこれらを相互に連結するこ
とにより、この連結部の上部側及び下部側に鉄骨
4を嵌合させる嵌合用凹部12a,12bがそれ
ぞれ形成され、嵌合用凹部12aは嵌合用凹部1
2bより浅い状態となつている。
さらに、第6図中の13は型枠を示すもので、
該型枠13上には内部に鉄骨4を固着して設けた
枠体1を伏椀状に設置することができるようにな
つており、また枠体1をこの状態で固定するため
に、型枠13には枠体1の外周縁部に係合せしめ
られるクランプ14が複数個設置されている。そ
して、型枠13は内部に振動装置を設けた基台1
5上に設置され、この振動装置によつて型枠13
と共に枠体1を振動させて、該枠体1内に充填し
た生コンクリート中の気泡を除去し、緻密なもの
とさせることができるようになつている。
本実施例は前述のように構成されるもので、枠
体1は標識5と共に型枠13上に設置せしめられ
る。この場合、まず標識5の裏面側に突設した各
対の係止壁8,8間に固定具9の取付板部10を
挿入させるようにして取付け、該固定具9を標識
5に対して相対移動しないように固定的に連結す
る。そして、このように固定具9を連結した標識
5を型枠13上に設置し、該標識5に形設した指
標7を目安として枠体1を所定の向きで所定の方
向となるように型枠13上に設置し、枠体1に固
着した鉄骨4が固定具9の嵌合用凹部12aに嵌
合させるようにする。これにより標識5は固定し
た状態に位置決めされ、みだりに位置ずれを生じ
たり、回動することがなくなる。この状態で枠体
1内に生コンクリートを充填すると共に、このコ
ンクリート充填作業の継続中またはその作業を中
断して振動装置を作動させることによつて型枠1
3と共に枠体1を振動させて、製品を緻密に仕上
げるようにするが、この振動によつても標識5は
移動したり、回動したりすることはなく、極めて
正確に位置決めされた状態にある。
ここで、標識を確実に固定するためには、固定
具9はその嵌合用凹部12aに鉄骨4の十字状に
交差している部位を嵌合させるのが好ましいが、
枠体1に内装される鉄骨4は通常その中央部に十
字状の交差部が位置するように設置されるから、
中央部に設置される標識5に取付けられる固定具
9は必ず鉄骨4の交差部に位置せしめられること
になる。また、標識5を中央部以外の場所におい
て取付ける場合にも、固定具9が鉄骨4の十字状
交差部に位置するようにすればよい。
ところで、コンクリート桝蓋の製造に際して
は、コンクリート内に埋入される固定具9の嵌合
用凹部12aの深さは、その設置状態で鉄骨4が
嵌合用凹部12aの底壁に当接する寸法を有する
ようにすることが、標識5の位置の安定及びコン
クリート表面と標識5の表面との間の一致性を確
保するために必要である。ところが、コンクリー
ト桝蓋の種類や形状等によつては枠体1の型枠1
3への設置時における鉄骨4の高さ位置が異なつ
ている。そこで、それぞれ嵌合用凹部の高さ位置
の異なる複数種の固定具を準備しておけば、各種
のコンクリート桝蓋の製造時にそれぞれ装着され
る標識の固定を行なうことができる。そして、固
定具9は第7図に示したように嵌合用凹部12a
を上向きにするだけでなく、第8図に示したよう
に嵌合用凹部12bを上向きに設置することがで
きる。これによつて、単一の固定具で形状や構造
の異なる2種類のコンクリート桝蓋における標識
の固定具として共用させるようにすることができ
る。
なお、前述の実施例では標識5の裏面に係止壁
8,8を突設するように構成したものを示した
が、このように構成することによつて、固定具9
の取付板部10が該係止壁8,8間に挟持され
て、標識5の位置決め・固定が行なわれるだけで
なく、該係止壁8がコンクリート中に奥深く埋入
することになり、このために使用中における標識
5の剥離等の事故の発生を防止することができ
る。従つて、かかる標識5の剥離事故の発生のお
それがない場合には、例えば標識5の裏面に係止
用の凹部を設けることによつても係止部を形成す
ることができる。
(考案の効果) 以上詳細に説明したように、本考案に係るコン
クリート桝蓋用標識の固定具は、標識と鉄骨との
間に取付部と嵌合用凹部とを有する固定具を介在
させることによつて、該標識を位置決めした状態
に固定する構成としたから、簡単な構成で、標識
の位置及び方向を容易かつ厳格な位置決めした状
態でコンクリート桝蓋に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の標識が取付けられるコンクリ
ート桝蓋の枠体を、これを取付けられる鉄骨と共
に示す平面図、第2図は標識の底面図、第3図は
第2図の−断面図、第4図及び第5図はそれ
ぞれ固定具の正面図と平面図、第6図はコンクリ
ート桝蓋の製造状態を示す断面図、第7図及び第
8図はそれぞれ異なる態様における固定具の装着
状態を示す構成説明図である。 1……枠体、4……鉄骨、5……標識、8……
係止壁、9……固定具、10……取付板部、12
a,12b……嵌合用凹部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鉄骨を内装した枠体内にコンクリートを充填
    することにより形成されるコンクリート桝蓋に
    標識を取付けるに際し、該標識をその装着位置
    において位置決めした状態に固定するコンクリ
    ート桝蓋用標識の固定具であつて、取付部と嵌
    合用凹部とを備え、該固定具における取付部を
    前記標識の裏面に形設した係止部に係合させる
    と共に、前記嵌合凹部を前記鉄骨に嵌合させる
    ことによつて、前記標識を固定状態に保持する
    コンクリート桝蓋用標識の固定具。 (2) 前記固定具にはその上下の部位にそれぞれ取
    付部を形成すると共に、それぞれ深さの異なる
    嵌合用凹部を上下両側に形成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のコン
    クリート桝蓋用標識の固定具。
JP1219685U 1985-02-01 1985-02-01 Expired JPH0417636Y2 (ja)

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JP1219685U JPH0417636Y2 (ja) 1985-02-01 1985-02-01

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JPS61130654U JPS61130654U (ja) 1986-08-15
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