JPH04176020A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

Info

Publication number
JPH04176020A
JPH04176020A JP30311390A JP30311390A JPH04176020A JP H04176020 A JPH04176020 A JP H04176020A JP 30311390 A JP30311390 A JP 30311390A JP 30311390 A JP30311390 A JP 30311390A JP H04176020 A JPH04176020 A JP H04176020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binder
temperature
organic solvent
kneading
kneaded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30311390A
Other languages
English (en)
Inventor
Jo Nakajima
丈 中嶋
Seiichi Tobisawa
誠一 飛沢
Yuji Shimizu
雄二 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP30311390A priority Critical patent/JPH04176020A/ja
Publication of JPH04176020A publication Critical patent/JPH04176020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ、産業上の利用分野 本発明は、磁気テープ、磁気ディスク等の磁気記録媒体
の製造方法yryr装rに関するものである。
口、従来技術 磁気記録媒体は、通常、ポリエステルフィルム等の支持
体上に、磁性粉、帯電防止剤、研磨剤及び結合剤樹脂等
を含む磁性塗料を塗布、乾燥することにより製造される
この磁気記録媒体の製造に際しては、前記磁性塗料を迅
速にかつ分散性の良い塗料に仕上げるために、磁性粉を
ボールミル、サンドグラインダー等の分散機を用いて結
合剤樹脂の溶剤溶媒中に分散させる前に、ニーダ−の如
き強力な混練機を用いて、磁性粉と少量の結合剤樹脂溶
液を混練する一連の工程が知られている。
また、磁性塗料の調製に際して混線分散を行う製造装置
やその操作条件に関しては、混練機を特定の剪断応力下
で操作する方法(混練機はニーダ−使用)あるいは分散
機を特定の条件で操作する方法で、分散性、RF比出力
高める技術が知られている。
最近の磁気記録媒体の記録密度の向上に伴って、磁性粉
はより粒子サイズが小さく、比表面積が大きいものが用
いられる。しかし、粒子の分散は、粒子径が小さくなる
につれて急激に難しくなる。
これを解決するために、磁性粉と結合剤とを高濃度状態
で、連続式2軸混練機を用いて高剪断力を付加して混練
することが知られている。連続式2軸混練機を用いた磁
気記録媒体の製造方法の従来技術としては、特開昭62
−41274号、同64−79274号、同64−79
275号、特開平2−107674号等がある。
しかし、連続式2軸混練機の如き連続ニーダ−は、バッ
チ式のニーダーに比べて、生産性は高いが、混練時間が
長くできないという欠点がある。
連続ニーダ−での混練では、固形分濃度が高くなると、
磁性粉への結合剤の浸透が悪くなり、十分に両者が混練
されないうちに連続ニーダーから排出されてしまう。そ
のため、混練物が不均一になってしまい、良好な電磁変
換特性を得ることができなくなってしまう。また、混練
後のサンドミル等での分散工程の時間が長くなってしま
うという問題も起こってくる。但し、固形分濃度はあま
り低くすると、却って粘度率のために混練性が悪くなる
ので、通常、固形分濃度は70重量%以上であり、特に
75重量%以上である。
また、従来の連続ニーダ−では、混練物の温度制御につ
いては殆ど考慮されておらず(単に加熱媒体による加熱
は行われているが)、混練成分の物性等を十分に考慮し
た制御が行われていない。
このため、混練が不均一となり、作製される媒体の電磁
変換特性が不十分となることがある。
ハ0発明の目的 本発明の目的は、混練時の固形分濃度が高くても、均一
な混練物が得られる方法友び濾W質tを提供することに
ある。
二0発明の構成 即ち、本発明は、連続式2軸混練機を用いて少なくとも
磁性粉、結合剤及び有機溶媒を互いに混練するに際し、
得られる混練物の固形分濃度を70重量%以上、90重
景%以下とし、かつ、前記混練物の温度を前記結合剤の
ガラス転移温度又は該ガラス転移温度の合成値よりも高
くかつ前記有機溶媒の沸点(有機溶媒が複数種のときに
は最も低い沸点)よりも低くする、磁気記録媒体の製造
方法に係るものである。
上記において、ガラス転移温度の「合成値」とは、複数
種の結合剤のガラス転移温度(Tg)をT g + 、
T g 2・・・・・・・・・T g nとし、各含有
割合を重量部でX、、x2・・・・・・・・・X、lと
したとき、Y。
例えば、結合剤が211[のときは、Tgの合成(f=
 (T g +X X++T gtx xi) / (
XI+X2)となる。
ホ、実施例 以下、本発明の詳細な説明する。
第1図〜第5図は、本実施例による装置を示すものであ
る。
まず、第1図〜第4図について、本実施例で用いる連続
式2軸混練機(ニーダ−)の構成を説明する。
この連続式2軸混練機1においては、粉体投入口2から
装入される磁性粉等の粉体3がスクリュー式搬送手段4
によって混練部5に送られ、ここで液注入口6からの結
合剤の有機溶媒溶液7と十分に剪断力の作用下で混練さ
れ、更に液注入口8からの結合剤の有機溶媒溶液又は有
機溶媒9と共にスクリュー式搬送手段10によって混練
希釈部11へと送られる。ここで、投入される粉体が数
種類ある場合は、V型コーンミキサー、W型コーンミキ
サー等の混合機により均一に混合され、粉体定置供給装
置(スクリューフィダー、ロータリーフィダー、振動フ
ィダー、ベルトフィダー等)により一定量で投入される
。第2図に示すように、2本の平行な回転軸12A、1
2Bに対して上記の搬送手段4.10が4A及び4日、
IOA及び10Bとして夫々固定されていると共に、特
に混練部5及び混練希釈部11では互いに同一方向に回
転可能なパドル13A及び13日、14A及び14日の
組み合せからなる混練部材13.14によって被混練物
に十分な剪断力が作用するように構成されている。第3
図に示すように、一対のパドル13Aと13B(又は1
4Aと14B)が互いに角度をずらして設けられ、常に
一方のパドル先端が他方のパドルをこするように回転す
ることによって、上記の剪断力が生しる。パドルの配置
については、共通の回転軸においてその軸方向で前後の
パドルのなす角度を例えば45度ずつずらして配置し、
左右のパドル間では常に90度位相をずらすことができ
る。その他、パドルは種々の配置が可能である。
また、混線部5は(又は、場合によっては混練希釈部1
1も)、複数の単位バレル15の組み合せたものからな
り、各バレルの外壁は、冷水16を通すために内壁17
と外壁18との間に冷水路19を有する二重構造からな
っている。図中の20は冷水導入口、21は冷水排出口
であって、各バレル15に夫々設けられているが、各バ
レル間では冷水路19は隔壁(図示せず)により遮断さ
れている。
更に、混練部5の各バレル15の各最終位置近傍には、
第4図に示すように、混練物の温度を検出するためのセ
ンサ22がバレル内部に臨むように配設されている。セ
ンサ22としては例えば水銀式センサや熱電対等が使用
可能であるが、その検出温度はマイクロコンピュータ等
の制御回路部23で処理され、上記した冷水16の温度
とその流量をコントロールする制御信号が出力される。
但し、上記したスクリュー式搬送手段4の領域では温度
上昇は起こらないので、温度上昇の生じる゛混線部5に
冷水16を通しく各バレル15毎に)、その最終位置で
の混線物の温度検出によって混練部5での冷水温度とそ
の流量をコントロールすることになる。
なお、上記の連続式2軸混練機1で得られた混練物24
は、第5図に示すように、攪拌羽根30付きの希釈分散
機25に導入され、有機溶媒26の添加で希釈される。
しかる後、希釈分散液27は攪拌板31付きの分散機2
8に入り、ここで分散処理され、必要に応じて硬化剤、
潤滑剤、有機溶媒等を添加して磁性塗料29として塗布
部(図示せず)へ送られる。希釈分散に用いられる装置
としては、デイシルバー、フロージェシトミキサー、ラ
インフロー等がある。上記の分散機28としては、ボー
ルミル、サンドミル等を用いることができる。サンドミ
ルを用いるときは分散媒体としてガラス、アルミナ、ジ
ルコニア等があるが、ジルコニアが分散性向上の点で望
ましい。分散機28の後は、フィルタを通して塗布手段
へ導くのがよい。その後の工程(塗布、配向、乾燥、カ
レンダー)は通常の方法で行われるので、説明を省略す
る。塗布手段としては、グラビアロールコータ、リバー
スロールコータ、押し出しコータ等がある。
上記のように構成された連続式2軸混練機1において、
本発明に基いて次のように操作を行う。
即ち、まず、混練部5で少なくとも磁性粉、結合剤及び
有機溶媒を互いに混練するに際し、得られる混練物の固
形分濃度を混練物全体の70〜90重量%とすることで
ある。混練物の固形分濃度が70重量%未満では、粘度
が小さすぎて混練を十分に行えず、また90重量%を超
えると、相対的に結合剤及び有機溶媒量が不足するため
に混線物が混練不良(ばさばさした状態)となる。従っ
て、混練を十分にし、次段での処理も効率よく行うには
、混練物の固形分濃度は70〜90重量%とすべきであ
り、特に75〜86重量%とするのが好ましい。このよ
うに固形分濃度を設定するには、上記した粉体3、溶液
7の量又は濃度を予め設定された量で供給すればよい。
そして、上記のような高固形分濃度の場合、通常、混線
自体が不均一となる傾向はあるが、これは、本発明に基
いて、上記混線物の温度を結合剤のガラス転移温度Tg
又はその合成値よりも高くかつ有機溶媒の沸点(有機溶
媒が複数種のときには最も低い沸点)よりも低くするこ
とによって防止し、均一な混線物を再現性よく得ること
ができるのである。即ち、混練物の温度が結合剤のTg
以上(又はTgの合成値)より高くすると、結合剤の流
動性が良くなり、磁性粉に対する浸透が早(行われるの
で、固形分濃度が高くても、均一な混練物を得られるも
のと考えられる。逆の場合、結合剤が柔らかくならず、
磁性粉との混和性が悪くなってしまう。また、混練物の
温度が溶媒の沸点よりも高いと、固形分濃度が変化して
しまうために、均一にならな(なる。このため、混練物
の温度は溶媒の沸点よりも低くすべきである。
この場合、上記した固形分濃度が重要であって、固形分
濃度が70重量%未満であると混線物の温度を結合剤の
Tgより高くしても、混練が不均一となり、また90重
量%を超えると混線物が得られない。そして、混練物の
温度は、結合剤のTgに対して4°C以上高くするのが
よく、10°C以上高いのが更に好ましく、また有機溶
媒の沸点よりも3°C以上低くするのがよく、6°C以
上低くするのが好ましい。
上記の混練物の温度をコントロールするには、第4図で
説明したように混練部の各バレル15の各最終位置近傍
に配したセンサ22によって、各バレル毎に混練物の温
度を検出し、この検出温度が上記した結合剤のTg又は
その合成値よりも高くかつ/有機溶媒の沸点より低くな
るように冷水16を温度及び流量制御して供給する。例
えば、検出温度がTgよりも低くなろうとするときには
冷水温度を上げて温水を流す。また、検出温度が溶媒の
沸点よりも高くなろうとする時には、冷水温度は変化さ
せず、冷水流量を増加させる。冷水温度を上げる方法と
しては、例えば冷水と蒸気の混合カランを用い、第4図
に示した如き制御回路230制御信号を受けて上記冷水
と蒸気のバルブの開閉量を制御して、一定温度の温水と
することができる。また、冷水流量を変化させるには、
蒸気のバルブを閉めて、冷水バルブのみの開閉量を制御
すればよい。
なお、冷水温度は通常は20〜30°Cとするが、これ
を基準にして、結合剤のTgと溶媒の沸点との間に冷水
温度と流量を設定することができる。第1図〜第3図の
例では各バレル毎にセンサ22を設けたが、混練物温度
の最も高くなる最下流側のバレルのみにセンサ22を設
けることもできる。 。
冷水の温度を上げるのとは別に、混練物の温度を上げる
方法としては、連続ニーグー(上記の連続式2軸混練機
)のバレルにヒーターをつけたりする方法がある。
本実施例においては、上記の連続式2軸混練機1よりの
混練物24は、上記の混練部5とこれに続く混練希釈部
11とによって次の希釈分散装置25に適する状態にさ
れるが、その混線物24(−次希釈物)の固形分濃度は
45〜70重量%に調整するのがよい。更に、この−次
希釈物は希釈分散装置25において少なくとも有機溶媒
26(これは混練機1中の有機溶媒と異なっていてもよ
い。)の添加下で希釈分散し、固形分が25〜50重量
%の二次希釈物27に調整することが好ましい。
上記した方法及び装置において、添加する磁性粉として
は、例えば1  F ez 03 、Co含有T−Fe
、O,、Co被着T  F etc)+ 、F e30
4、CO含有Fe50. 、Co被着Fe、O,、Cr
0z等の酸化物磁性粉がある。また、金属磁性粉も併用
してよく、使用可能な金属磁性粉としては、Fe5Ni
、Co、をはじめ、Fe−Al系、Fe−A1.−Ni
系、FeAf−Co系、Fe−Al−Zn系、Fe−A
N−Ca系、Fe−Ni−Co系、Fe−Mn−Zn系
、Fe−Ni系、Fe−N1−A/!系、Fe−Ni−
Zn系、Fe−Co−Ni−Cr系、Fe−Co−N1
−P系、Co−Ni系、Fe、、Ni、Co等を主成分
とするメタル磁性粉等の強磁性粉が挙げられる。なかで
も、Feが80a tm%以上のFe系金属磁性粉が電
気特性的に優れ、耐食性及び分散性の点で特にF e−
AfSF e−Al−N i。
Fe−Aj!−Zn、Fe−Aj2−Co、Fe−Ni
、Fe−Ni−Al、Fe−Ni−Znの系の金属磁性
粉が好ましい。これらの金属磁性体に対する添加物とし
てはS i、 Cu、 Z n、 AI!、P、Mn、
Cr等の元素又はこれらの化合物が含まれていても良い
。また、バリウムフェライト等の六方晶系フェライト、
窒化鉄も使用される。
また、結合剤(バインダー樹脂)としては、例えばウレ
タン樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニ
ル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビニル−アクリロニ
トリル共重合体、ブタジェン−アクリロニトリル共重合
体、ポリアミド樹脂、ポリビニルブチラール、セルロー
ス誘導体(セルロースアセテートブチレート、セルロー
スダイアセテート、セルローストリアセテート、セルロ
ースプロピオネート、ニトロセルロース等)、スチレン
−ブタジェン共重合体、ポリエステル樹脂、各種の合成
ゴム系、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メ
ラミン樹脂、フェノキシ樹脂、シリコン樹脂、アクリル
系反応樹脂、高分子量ポリエステル樹脂とイソシアネー
トプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポ
リイソシアネートの混合物、尿素ホルムアルデヒド樹脂
、低分子量グリコール/高分子量ジオール/イソシアネ
ートの混合物、及びこれらの混合物等が例示される。
上記した樹脂の内生なくとも一成分には、−303M、
−COOM、−PO(OM’ )2(但しM、M’ は
水素、リチウム、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金
属又は置換若しくは未置換の炭化水素残基)で表される
親水性極性基(陰性官能基)を含有した樹脂とするのが
よい。スルホン酸、カルボン酸若しくはリン酸等の塩の
金属はアルカリ金属(特にナトリウム、カリウム、リチ
ウム)である。上記変性基(極性基)の導入量は、0.
01〜1.0m5o 1 / gであることが好ましく
、ヨリ好ましくは0.1〜0.5mmof / gの範
囲である。上記極性基導入量が1 、0mmo 1 /
 gを越えると、分子間、或いは分子内凝集が起こり易
くなって、分散性に悪影響を及ぼすばかりか、溶媒に対
する選択性を生じ通常の汎用溶媒が使えなくなってしま
うおそれもある。上記極性基導入量が0. Olmmo
 I! / g未満であると、強磁性粉末の分散に十分
な効果が認められなくなる。
特に、少なくともウレタン樹脂を使用するのがよく、更
に塩化ビニル系共重合体、エポキシ樹脂(特にフェノキ
シ樹脂)、ポリエステル系樹脂又はニトロセルロース樹
脂(以下、他の樹脂と称する。)を併用するのが良い。
この場合、ウレタン樹脂と他の樹脂との配合比としては
、他の樹脂が90〜10重量部、より好ましくは80〜
20重量部であるのが望ましい。上記配合比が90重量
部を越えると塗膜がもろくなりすぎ塗膜の耐久性が著し
く劣化し、また支持体との接着性も悪くなる。また上記
配合比が10重量部未満であると、磁性粉の粉落ちが起
こり易(なる。
更に、本発明において、バインダー樹脂を含有する磁性
塗料には更にポリイソシアネート系硬化剤を添加するこ
とにより、耐久性を向上することができる。
上記した磁性粉、バインダー樹脂以外にも、種々の添加
剤を任意の工程で加えてよい。潤滑剤として、ミリスチ
ン酸、ブチルステアレート等の脂肪酸及び/又は脂肪酸
エステルを添加せしめることができる。これにより、両
者の各特長を発揮させながら、単独使用の場合に生ずる
欠陥を相殺し、潤滑効果を向上させ、静止画像耐久性、
走行安定性、S/N比等を高めることができる。脂肪酸
、脂肪酸エステル以外にも、他の潤滑剤(例えばシリコ
ーンオイル、カルボン酸変性、エステル変性等)を添加
してよい。また、上記した潤滑剤をはじめ、公知の研磨
剤(例えばアルミナ)、帯電防止剤(例えばカーボンブ
ラック)等も添加してよい。
上記した研磨剤と帯電防止剤を希釈時に添加する場合は
、別の工程で分散したものを用いた方が好ましい。
使用可能な有機溶媒としては、ケトン類(例えばメチル
エチルケトン)、エーテル類(例えばジエチルエーテル
)、エステル類(例えば酢酸エチル)、芳香族系溶剤(
例えばメタノール)等を挙げることができ、これらは単
独、或いは混合しても使用することができる。
次に、本実施例による方法及び装置を具体的な例によっ
て更に詳細に説明する。但し、r部」は重量部を意味す
る。
第1図〜第5図に示した装置を用い、以下の条件下で操
作した。
(Co −7−F e Ox          10
0部上記材料3を■型コーンミキサーにより混合し、ス
クリューフィーダーにて連続式2軸混練機(KEX二−
ダー:栗本鉄工所製)の粉体投入口2に供給した。
上記溶液7を上記連続式2軸混練機の液注入口6より注
入し、混練を行った。
上記有機溶媒9を上託連続式2軸混練機の液注入口8よ
り注入し、混練希釈を行った。
上記の材料をデイシルバー25に投入し、希釈ヲ行った
後、サンドミル28にて分散処理を行った。
得られた磁性塗料に上記の材料32を加えて、ポリエチ
レンテレフタレートヘース上にエクストルージョン型塗
布ヘッドにより塗布し、配向、乾燥、平滑処理後、ηイ
ンチ幅に断裁し、磁気テープとした。
上記において、結合剤のTgは、MRIIOが65°c
、 N3132が一20°Cであり、従って’rgの合
成値は22.5°Cである。有機溶媒の沸点はシクロへ
キサノン155.65°C、メチルエチルケトン79.
6°C,)ルエン110.6°Cである。
結合剤のTgの測定方法としては、バイプロンDDVI
I (オリエンチック社製)を用いて、損出弾性率の周
波数11七で測定したピーク値をTgとした。また、混
練物の温度は、第4図に示した方法で測定した。
上記に得られた各サンプル又はテープについて、次の測
定を行い、結果を下記表に示した。
分散後グロス:サンドミルの出口の下流側で塗料を採取
し、これをベース上に塗 布、乾燥した後、塗布層表面の光 沢度を塗布方向と直角に入射角60゜ で測定し、標準板を基準として表 示した。
RF出カニ  RF出力測定用VTRデツキを用いて4
MHzでのRF出力を測定 し、100回再生後の、実施例1の テープを基準テープとして示した (単位:dB)。
ルミS/N :  測定器はシバツク社製ノイズメータ
ー(925D/1)を使用し、 実施例1のテープを基準テープ (OdB)とし、それに対する差 で表示した。バイパスフィルター は4.2MHz、ローパスフィルター は10KHzで行った。
VTR4:!JVCHR−D120を使用した。
(以下余白、次頁に続く) この結果から、本発明に基いて混練物の固形分濃度及び
温度を制御することによって、十分かつ均一な混練を行
え、媒体の電磁変換特性を大きく向上させることができ
る。
以上に述べた実施例は、本発明の技術的思想に基いて様
々に変形可能である。
例えば、上述した混練機は特開昭62−41274号等
に記載されたもの(混練希釈部が存在しない。)であっ
てよいし、混練機に対して希釈混練機を後続する方式で
もよい。混線機の構成も種々変化させてよく、例えばパ
ドルの形状や配置等は上述したものに限定されない。
へ0発明の作用効果 本発明は上述した如く、連続式2軸混練機で少なくとも
磁性粉、結合剤及び有機溶媒を互いに混練するに際し、
得られる混練物の固形分濃度を混練物全体の70重量%
以上、90重量%以下としているので、混練を十分に行
い、次段での処理を効率よく行うことができる。しかも
、上記混練物の温度を結合剤のガラス転移温度又は該ガ
ラス転移温度の合成値よりも高くかつ有機溶媒の沸点(
有機溶媒が複数種のときには最も低い沸点)よりも低く
することによって、均一な混練物を再現性よく得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を例示するものであって、第1図は磁気記
録媒体の製造に用いる連続式2軸混練機に−ダー)の概
略横断面図、 第2図は同混練機の概略横断面図、 第3図は同温練機の一部分の断面斜視図、第4図は同混
練機の断面図、 第5図は磁性塗料の調製のための主要段階を示す概略フ
ロー図 である。 なお、図面に示す符号において、 1・・・・・・・・・連続式2軸混練機に−ダー)2・
・・・・・・・・粉体投入口 3・・・・・・・・・粉体 4.10・・・・・・・・・スクリュー式搬送手段5・
・・・・・・・・混練部 6.8・・・・・・・・・注入口 ア・・・・・・・・・結合剤溶液 9・・・・・・・・・結合剤溶液又は有機溶媒11・・
・・・・・・・混練希釈部 12.12A、12日・・・・・・・・・回転軸13.
13A、13B、14.14A、14B・・・・・・・
・・パドル 15・・・・・・・・・バレル 16・・・・・・・・・冷水 19・・・・・・・・・冷水路 22・・・・・・・・・温度検出用のセンサ23・・・
・・・・・・制御回路部 24・・・・・・・・・混練物 25・・・・・・・・・希釈分散機 28・・・・・・・・・分散機 である。 代理人   弁理士  逢坂  宏 第1図 第2図 ZB 第5図 特許庁長官 植 松  敏  殿 1.事件の表示 平成2年 特許願第303113号 2、発明の名称 磁気記録媒体の製造方法 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名 称 
(127)コニカ株式会社 46代理人 住 所 〒190東京都立川市柴崎町2−4−11 F
 INEビル6、補正により増加する発明の数 7、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明欄 8、補正の内容 (自発)手続補正書り 平成3年G月7日 特許庁長官  植 松  敏   殿 13 事件の表示 平成2年 特許願第303113号 2、発明の名称 磁気記録媒体の製造方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号名 称 
(127)コニカ株式会社 4、代理人 住 所 〒190東京都立川市柴崎町2−4−11FI
NFl″、。 酋 0425−2.15411irυ 6、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 7、補正の内容 (1)、明細書第5頁3行目の’TgJを「Tg:Tg
は絶対温度、と訂正します。 (2)、同第5頁6行目〜同第5真下から5行目の「T
gの合成値・・・・・・・・となる。二を下記の通りに
訂正します。 記 Tgの合成値   T g lT g z      
  T g 。 (FOXの関係式) 例えば、結合剤が2種類のときは、 となる。」 (3)、同第21頁4行目のr22.5°C」を’1.
6.4’C」と訂正します。 (4)、同第23頁の表中、その第5欄(混練物温度)
の4行目、8行目及び】】行目の「20°C」を「13
°C」と夫々訂正します。 一以 上−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、連続式2軸混練機を用いて少なくとも磁性粉、結合
    剤及び有機溶媒を互いに混練するに際し、得られる混練
    物の固形分濃度を70重量%以上、90重量%以下とし
    、かつ、前記混練物の温度を前記結合剤のガラス転移温
    度又は該ガラス転移温度の合成値よりも高くかつ前記有
    機溶媒の沸点(有機溶媒が複数種のときには最も低い沸
    点)よりも低くする、磁気記録媒体の製造方法。
JP30311390A 1990-11-08 1990-11-08 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPH04176020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30311390A JPH04176020A (ja) 1990-11-08 1990-11-08 磁気記録媒体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30311390A JPH04176020A (ja) 1990-11-08 1990-11-08 磁気記録媒体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04176020A true JPH04176020A (ja) 1992-06-23

Family

ID=17917042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30311390A Pending JPH04176020A (ja) 1990-11-08 1990-11-08 磁気記録媒体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04176020A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5424094A (en) * 1993-06-25 1995-06-13 Tdk Corporation Method for preparing magnetic recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5424094A (en) * 1993-06-25 1995-06-13 Tdk Corporation Method for preparing magnetic recording medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS618726A (ja) 磁気記録媒体及びその製造方法
JPH04176020A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH11310736A (ja) 磁気記録媒体用の磁性分散液の製造方法およびこれから製造された磁気記録媒体
JPH04163718A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH04206030A (ja) 磁気記録媒体の製造方法及び混練装置
JPH04170718A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH04170717A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH0447526A (ja) 磁性塗料混練物の製造方法
JPS6241274A (ja) 磁性塗料の製造方法
JPH02307202A (ja) 磁性粉末の処理方法
JPH04182930A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH04182931A (ja) 磁気記録媒体の製造方法及び混練装置
JPH04206031A (ja) 磁気記録媒体の製造方法及び混練装置
JP3006334B2 (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH04149821A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH04163719A (ja) 磁気記録媒体の製造方法及び混練装置
JPS5835727A (ja) 水系磁性塗工剤組成物
JPH01267833A (ja) 磁気記録媒体およびその製造方法
JPH04286724A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH02107674A (ja) 磁性塗料の製造方法
JPS60229235A (ja) 磁気記録媒体の製法
JPH04268212A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JPH08157752A (ja) 磁性塗料の製造方法
JPH04330635A (ja) 磁気記録媒体の製造方法
JP2980919B2 (ja) 磁気記録媒体