JPH04175720A - 光偏向器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザー・プリンター等の走査光学装置に用い
られる光偏向器に関するものである。

〔従来の技術〕

レーザー・プリンター等の走査光学装置に用いられる光
偏向器には、光偏向器によって感光体上に書き込まれた
画像のドツト位置ずれを小さく抑えるために高い回転ム
ラ精度が要求される。この高い回転ムラ精度を満足させ
るため光偏向器のモーターの軸受には２個のボールベア
リングが使われていたが、近年工夫により、１個のすべ
り軸受と１個のボールベアリングの組み合せによっても
この高い回転ムラ精度を実現することが考えられる。こ
のようにボールベアリングの代りにすべり軸受を用いれ
ば、光偏向器のモーターのコストを大幅に下げることが
可能となる。

第３図はその様な１個のすべり軸受と１個のボールベア
リングを軸受として用いた光偏向器用モーターにおける
問題点を説明するための図であり、第４図は光偏向器用
モーターが供される光査光学装置の一例を示す。

まず第４図を説明すれば、１は光偏向器用モーターで、
ポリゴンミラー２とモーター回路基板３をその中に含む
。４はレーザー発生装置で、その中には半導体レーザー
（不図示）とコリメータレンズ（不図示）を含む。５．
６は走査レンズで、２枚組み合わせて偏向光をｆｅ定走
査る機能を持つ。７は被走査面である感光体である。レ
ーザー発生装置４から出射されたレーザー光りは、図中
矢印方向に回転するポリゴンミラー２の複数の鏡面２ａ
で反射され偏向される。偏向されたレーザー光りは走査
レンズ５、レンズ６を通過した後、感光体７の感光体表
面７ａ上のＡ点からＢ点までを等速走査し、画像が書き
込まれる。第３図は第４図において光偏向器用モーター
ユを矢視ＣＣで断面にした図である。

第３図において、８は回転軸、９は回転軸８に圧入され
たミラー受は座、１０はミラー受は座９に加締固定され
たローターヨーク、１１はローターヨークに固定された
ローターマグネット、Ｉ２はモーター回路基板３に固定
されたステーターコイルである。

１３はモーターハウジングで、モーター回路基板３を固
定保持するとともに、中央部において軸受を介して回転
軸８を保持する。１４は潤滑油を内部に含んだすべり軸
受、１５はボールベアリングで、いずれもモーターハウ
ジング１３にその外周面を固定され、内周面で回転軸８
を回転可能に保持している。

１６は回転軸８の抜は止め防止用止め輪である。ポリゴ
ンミラー２は波ワツシヤ−１７のバネ圧によりミラー受
は座９に上方から押し付けらね１、波ワツシヤ−１７は
平座金１８を介して止め輪１９により固定されている。

以上の構成において、ロータ一部（部材８．１７、Ｉ８
．１９．２．９．１０，１１．１６）はステーターコイ
ル１１の励磁を受け、すべり軸受１４、ボールベアリン
グ１５に支持されながら回転する。

なお、光偏向器用モーター上は光学基板２０−１−に固
定されている。

〔発明が解決しようとしている課題〕

しかしながら上記第３図に示す構成では、すべり軸受１
４がポリゴンミラー２に近い側にある為、すべり軸受内
部から飛散した油がローターマグネット１１とステータ
ーコイル１２の間から外に出て、ポリゴンミラー２の鏡
面２ａに附着し、鏡面２ａで反射したレーザー光にフレ
アが生じるという問題が生じるおそれがある。特に、第
３図の様に発熱源であるステーターコイル１２の近傍に
すべり軸受１４があると、すべり軸受が暖められて油が
飛散しやす（なる。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、すべり軸受とボールベアリングの組合せによ
り光偏向器用モーターを構成した場合に、すべり軸受に
くらべてボールベアリングが油の飛散量がはるかに少な
いことに着目し、２つの軸受配置をポリゴンミラーに近
い側にボールベアリングを遠い側にすべり軸受を置くこ
とにより、ポリゴンミラーの鏡面の油汚れを防止したも
のである。

〔実施例〕

第１図は本発明の光偏向器の第１実施例を示すもので、
第３図で説明した光偏向器と同様に第４図で説明した走
査光学装置に用いられる。第１図は第４図において光偏
向器用モーター１０１を矢視Ｃｃ力方向断面にした図で
ある。

第１図において、第３図に示した光偏向器用モーターと
同一の部材については同一の番号を付し説明は略す。第
１図の光偏向器用モーター１０１の特徴は、ポリゴンミ
ラー２に近い側の軸受にボールベアリング１０３を、遠
い側にすべり軸受１０４を用いた点である。両軸受は第
３図に示した光偏向器用モーターと同様、モーターハウ
シング１０２に外周面を固定され内周面において回転軸
８を回転可能に保持している。

本発明はこの様な構成であるので、すべり軸受１０４か
ら飛散した油はモーター回路基板３やモーターハウジン
グ１０２及びモーター１０７−が取り付けられた光学基
板２０に遮ぎられて、ポリゴンミラー２側に回り込むこ
とがない。またボールベアリングＩＱ３からの油飛散は
すべり軸受１０４からの飛散にくらべてその量がはるか
に少ないので、このような構造上の工夫により充分飛散
した油の鏡面２ａへの付着を防止できるものである。

第２図は本発明の光偏向器を第１の実施例とは方式の異
なるモーターに適用した場合の実施例である。

第２図においても第３図に示した光偏向器と同一の部材
については同一の番号を付し説明は略す。

光偏向器用モーター２ｐ」、において、２０２は回転軸
、２０３は回転軸２０２に圧入されたミラー受は座、２
０４は回転軸２０２に固定されたローターマグネット、
２０５はモーターハウジング２０６に固定されたステー
ターコイルである。２０７はボールヘアリング、２０８
はすべり軸受で両軸受ともモーターハウシング２０６に
その外周面を固定され、内周面で回転軸２０２を回転可
能に支持している。

以上の構成において、ロータ一部（部材２０２．１７．
１８、］９．２．２０３．１６）はステーターコイル２
０５の励磁を受けて、ボールベアリング２０７、すべり
軸受２０８に支持されながら回転する。

なお、光偏向器用モーター２０１は光学基板２０９に固
定されている。

第２図に示した実施例においても、すべり軸受をポリゴ
ンミラー側に置きボールベアリングをポリゴンミラーか
ら遠い側に置いた場合にくらべ、すべり軸受２０８から
飛散した油がポリゴンミラー２の鏡面２ａに付着しにく
いことは明らかである。

なお以上説明した中で、すべり軸受とは、空孔を有する
焼結合金に油滑油を含浸したものであっても、合成樹脂
の中に潤滑油を分散し成型したものであっても良いもの
である。

また適用されるモーターの方式も上述した２例のみなら
ず種々の方式があてはめられるものである。

さらに、ポリゴンミラーと２つの軸受との位置関係は上
述した実施例の様にポリゴンミラーが上にあり、軸受が
下にあるものに限らずポリゴンミラーが下にあり、軸受
が上にあっても差しつかえないものである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、すべり軸受とボールベアリングに
よりロータ一部を保持する光偏向器用モーターであって
、ボールベアリングをポリゴンミラーに近い側に、すべ
り軸受をポリゴンミラーから遠い側に配置することによ
り、すべり軸受から飛散する油をポリゴンミラーの鏡面
に付着するという弊害をなくし、低価格の光偏向器用モ
ーターを実現できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施した光偏向器用モーターの断面図
、 第２図は本発明を実施した他の光偏向器用モーターの断
面図、 第３図は光偏向器用モーターの断面図、第４図は本発明
の光偏向器用モーターが供される走査光学装置を説明す
るための図である。 １、ｉｏｔ、２０１−・・光偏向器用モーター２・・・
ポリゴンミラー ８．２０２・・・回転軸

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）すべり軸受とボールベアリングにより回転可能に
   保持された回転軸と、前記回転軸に固定され前記回転軸
   と一体で回転する１つ以上の鏡面を有する回転鏡とを備
   え、前記回転鏡と前記すべり軸受、及び前記ボールベア
   リングの相互の位置関係が、前記回転軸の軸方向に沿っ
   て、回転鏡、ボールベアリング、すべり軸受の順と並ん
   でいることを特徴とする光偏向器。