JPH04175243A - 抵抗体 - Google Patents

抵抗体

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JPH04175243A
JPH04175243A JP30493290A JP30493290A JPH04175243A JP H04175243 A JPH04175243 A JP H04175243A JP 30493290 A JP30493290 A JP 30493290A JP 30493290 A JP30493290 A JP 30493290A JP H04175243 A JPH04175243 A JP H04175243A
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JP
Japan
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glass
resistor
composition
substrate
marking
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Application number
JP30493290A
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English (en)
Inventor
Shoji Yoshida
昌二 吉田
Osamu Tada
多田 理
Takehiro Iwamoto
岩元 武弘
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野J この発明は、耐酸性に優れ、融点の低いガラス組成物の
層を備えた抵抗体に関するものである。 【従来の技術】 第1図は、従来から知られている抵抗体(チップ抵抗)
の−11I造例を示すものである。この例の抵抗体を製
造するには、まず、アルミナ製などの基板1の両端部側
にAg1lの主電極2を印刷上焼成(850℃加熱)?
こより形成し、続いて抵抗層3をペースト印刷と焼成(
850℃加熱)により形成する。次?こ、ガラス皮H4
を印刷と焼成(580〜620℃加熱)により形成し、
トリミングを行って抵抗値を均質化する。続いてガラス
皮膜7を印刷と焼成(580〜620℃加熱)により形
成し、抵抗値表示用のマーキングガラスを印刷と焼成(
580〜620℃加熱)を行ってマーキングガラス8を
形成し、更に基板lの両側面に電極9を印刷を形成し、
最後にめっき処理を行って完成している。
【発明か解決しようとする課題】
ところが、前記のガラス皮膜7を印刷して焼成する工程
から、電極9を形成する工程においで、焼成時の熱によ
り各層の抵抗値が変化することがあり、高精度品の商品
化ができずに歩留りか悪い問題があった。これは、各層
を構成するガラス組成物の融点が高く、焼成温度が高い
ために、高温に加熱して焼成している間に先に形成した
層の抵抗値が変動することか原因と思われる。なお、抵
抗値の変化を抑えるには、低温で焼成できるガラス皮膜
があれば良いことになる。 なお、前記めっき処理工程においては、酸性の溶液に抵
抗体を浸漬することになるので、酸によっで、各層が侵
されるおそれが高かった。しかし、低融点ガラス組成物
は、酸に弱いものが多いので、低温で#!或でき、かつ
、耐酸性に優れたガラス組成物の層を有する抵抗体の登
場が期待されている。 本発明は前記課題を解決するためになされたもので、製
造時に焼成工程を経る抵抗体としで、あるいは、製造時
に酸に浸漬される工程を経る抵抗体として好適であっで
、耐酸性に優れ、融点の低いガラス組成物の層を有する
抵抗体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
請求項】に記載した発明は前記課題を解決するために、
ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガラスなど
が基板上に積層され、基板の両端部に電極が形成されて
なる抵抗体においで、前記ガラス皮膜とマーキングガラ
スと電極に含まれるガラス組成物に含まれるガラス組成
物がPbOとSingとROとを主成分とするベースガ
ラスに、■、05とF eto 3とCrt○、とCu
Oのうち、少なくとも1種以上を添加してなるものであ
る請求項2に記載した発明は前記課題を解決するために
、ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガラスな
どが基板上に積層され、基板の両端部に電極が形成され
てなる抵抗体においで、前記ガラス皮膜とマーキングガ
ラスと電極に含まれるガラス組成物が、PbOとSin
gとROとを主成分とするベースガラスにV t Os
とFe20sとCr。 0、とCuOのうち、少なくとも1種以上を添加してな
るガラス組成物と40重量%を越えないpb’l’ i
 0 sとの混合物からなるものである。 請求項3に記載した発明は前記課題を解決するために、
ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガラスなど
が基板上に積層され、基板の両端部にI!極か形成され
てなる抵抗体においで、前記ガラス皮膜とマーキングガ
ラスと電極に含まれるガラス組成物を、モル%で、下記
酸化物、21゜37≦PbO≦45.31,42.55
≦SiO*≦6654.6≦RO≦12.0<V2O5
≦2.5の組成成分からなるようにしたものである。 請求項4に記載した発明は前記課題を解決するために、
ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガラスなど
が基板上に積層され、基板の両端部に電極が形成されて
なる抵抗体においで、前記ガラス皮膜とマーキングガラ
スと電極に含まれるガラス組成物が、モル%で、下記酸
化物、21゜37 ≦pbo≦45.31142.5’
5≦5tOt≦6654、6≦RO≦ 12、0<V2
O5≦2.5.0<QO≦2.0の組成成分からなるよ
うにしたものである。 請求項5に記載した発明は前記課題を解決するために、
ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガラスなど
が基板上に積層され、基板の両端部に電極が形成されて
なる抵抗体においで、前記ガラス皮膜とマーキングガラ
スと電極に含まれるガラス組成物が、モル%で、下記酸
化物、21゜37≦pbo≦45.31.42.55≦
5ift≦66.54.6≦RO≦12、O<Cr*0
3≦1.0の組成成分からなるようにしたものである。 請求項6に記載した発明は前記課題を解決するたぬに、
ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガラスなど
が基板上に積層され、基板の両端部に電極が形成されて
なる抵抗体においで、前記ガラス皮膜とマーキングガラ
スと電極に含まれるガラス組成物が、モル%で、下記酸
化物、21゜37≦PbO≦45.31.42.55≦
5ift≦66.54.6≦RO≦12−10<Fe、
O,≦1゜5の組成成分からなるようにしたものである
。 請求項7に記載した発明は前記課題を解決するために、
ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガラスなど
が基板上に積層され、基板の両端部に電極が形成されて
なる抵抗体においで、前記ガラス皮膜とマーキングガラ
スと電極に含まれるガラス組成物が、モル%で、下記酸
化物、21゜37≦PbO≦45.31.42.55≦
5rOt≦6654.6≦R○≦12、O<CrtOz
+Fet03≦1.5の組成成分からなるようにしたも
のである。 請求項8に記載した発明は前記課題を解決するために、
ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガラスなど
が基板上に積層され、基板の両端部に電極が形成されて
なる抵抗体においで、前記ガラス皮膜とマーキングガラ
スと電極に含まれるガラス組成物が、モル%で、下記酸
化物、21゜37≦PbO≦45.31.42.55≦
5iOt≦66.54.6≦RO≦12.0<CuO≦
2.5の組成成分からなるようにしたものである。 請求項9に記載した発明は前記課題を解決するために、
ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガラスなど
が基板上に積層され、基板の両端部に電極が形成されて
なる抵抗体においで、前記ガラス皮膜とマーキングガラ
スと電極に含まれるガラス組成物が、モル%で、下記酸
化物、2137≦Pb○≦45.31.42.55≦5
iOz≦66.54.6≦RO≦12.0<CuO≦2
5.0<Q’O≦20の組成成分からなるようにしたも
のである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 第1図は本発明に係る抵抗体の一実施例を示すもので、
この例の抵抗体の基本構造は従来例の抵抗体とほぼ同等
である。 即ち、11図においで、1は基板、2は主電極、3は抵
抗層、4はガラス皮膜、7はガラス皮膜、8は抵抗値表
示用のマーキングガラス、9はi!極をそれぞれ示して
いる。 この実施例の抵抗体においては、基板lはアルミナから
、主電極2はAgなどの良導電性の金属材料とガラス組
成物から、抵抗層3は、酸化ルテニウム等の導電性粒子
とガラス組成物と顔料との混合物から、ガラス皮膜4は
ガラス組成物から、ガラス皮膜7は後述のガラス組成物
とPbTiOsと顔料との混合物から、マーキングガラ
ス8は後述のガラス組成物と顔料の混合物から、電極9
はAgなどの導電性金属材料と後述のガラス組成物の混
合物からそれぞれ形成されている。即ち、本願発明にお
いては、抵抗体のガラス皮膜4.7とマーキングガラス
8と電極9に用いるガラス組成物として特別の組成のも
のを用いている。 なお、ガラス皮膜の場合は後述の組成のガラス組成物の
みでは、熱膨張係数が高いので、40重量%より少ない
範囲でPbTi0aと複合することが好ましい。このよ
うにP bT io sとの複合化によっで、熱膨張係
数を低くした上で電気絶縁性を向上させることもできる
。P bT iOs粉末はPbO粉末とT i Ox粉
末とを混合して混合粉末とした後にこの混合粉末を加圧
成形し、密閉容器内で1000〜1200℃で加熱焼成
し、焼成後に粉砕して得ることができる。 このように得られたP bT io 3粉末と後述の組
成のガラス組成物の粉末と顔料とを混合し、混合物を印
刷により基板上に順次積層し、焼成するならば、目的の
抵抗体を得ることができる。 ところで、前記抵抗体のガラス皮膜4.7と電極9とマ
ーキングガラス8に用いられているガラス組成物は、以
下に示す組成のものを用いることができる。 第1のガラス組成物としで、PbOと5iftとRO(
ただし、前5己ROはLltO,NazO,5byOs
のいずれか1種または2種以上を示す。)とからなるベ
ースガラスに、V2O5とFetusとCr*OsとC
uOのうち、少なくとも1種以上を添加してなるものを
用いることができる。 第2のガラス組成物としで、組成のベースガラスに対し
、V、OSとFetusとCrho sh Cuoのう
ち、少なくとも1種以上を添加してなるガラス組成物と
40重量%を越えないP bT io sとの混合物を
含むものを用いることができる。 第3のガラス組成物としで、モル%で下記酸化物を、下
記の範囲の組成酸分、21.37≦Pb。 ≦45.31.42.55≦S + Oz≦66.54
.6≦RO≦12の組成のベースガラスに0 < v 
tO2≦2,5、を添加したものを用いることができる
。 ここでPbOと5iOtはベースガラスを構成するため
の主要成分であり、PbOを2137モル%より少なく
するが、5iOyを66.54モル%より多くすると、
低融点のガラス組成物が得られない。また、PbOを4
5.31モル%より多くするが、S10.を42.55
モル%よりも少なくすると耐酸性の良好なベースガラス
が得られない。 ROはアルカリ金属の酸化物などであり、添加量が6モ
ル%未満では低融点ガラスが得られず、12モル%を越
えるとガラス組成物の耐酸性が劣化する。 ■、0.はガラス組成物の耐酸性の向上と低融点化の両
方に育与する添加成分であり、V、O,を単独で添加す
る場合は、2.5モル%以下の範囲で添加する。 第4のガラス組成物としで、前記組成のベースガラスに
対し、0 < V t Os≦2.5.0〈QO≦2.
0(ただし、QOはCr=o s、 F ego s、
 Cuoのいずれか1種または2種以上を示す。)を添
加したものを用いることができる。 ここで、CryOsとp’e2ozは耐酸性を向上させ
るために添加するものであるが、添加量が多すぎると耐
酸性が低下する。また、CuOは低融点化するために添
加するものであるが添加量が多すぎると融点が上昇する
。 第5のガラス組成物としで、前記組成のベースガラスに
対し、0 < Cr、03≦”1.0を添加したものを
用いることができる。 第6のガラス組成物としで、前記組成のベースガラスに
対し、0<Fe*Os≦1.5を添加したものを用いる
ことができる。 第7のガラス組成物としで、前記組成のベースガラスに
対し、0 < Cr=o 、+ P e2O5≦1.5
を添加したものを用いることができる。 第8のガラス組成物としで、前記組成のベースガラスに
対し、O<CuO≦2.5を添加したものを用いること
ができる。 第9のガラス組成物としで、前記組成のベースガラスに
対し、0<CuO≦2.5、O<Q’O≦2.0を添加
したものを用いることができる。(ただし、Q’Cは、
Cr2O5とFe、O,のうち、1種または2種を示す
。) 前記組成のガラス組成物を用いた抵抗体を製造する場合
は、従来のガラス組成物の焼成温度(580〜620℃
)よりも低い温度(例えば520℃)で焼成することが
できる。従って焼成後の抵抗値の変化か少なくなり、高
精度な抵抗体を提供することができる。 また、前記ガラス組成物は、耐酸性にも優れているので
、めっき処理工程において酸に浸漬した場合に、酸に侵
されることが少ない。 このようにして得られるガラス皮膜は、低熱膨張係数で
あるので、セラミック製の基板の熱膨張係数に近く、熱
履歴を受けても歪やクラックが人りにくいものである。
【実施例】
PboとSiO2とL iloとNazOとKtOと5
btO5とが第1表に示す種々の組成になるように基本
組成のベースガラスを製造した。また、得られた基本組
成のガラスについで、それらの熱膨張係数(α)(X 
l O−’/”C)とガラス転位点(Tg)と軟化点(
Tg)と密度(ρ)と耐酸性試験を行い、それらの結果
を第1表に示した。なお、耐酸性試験とは、各サンプル
を超音波洗浄した後、120℃で15分間乾燥し、放冷
した後に初期電量を測定し、その後、温度20±1’C
の耐はんだめっき液に80分間浸漬し、超音波洗浄と乾
燥処理を施して放冷した後の重量を測定し、比重を用い
て体積に換算し、体積減少量(−ΔV)を測定すること
で行った。 (以下、余白) 第1表に示す基本組成のベースガラスの測定結果(特に
サンプル4.5などに示された結果)から、低融点のガ
ラスを得るためと、耐酸性の良好なガラスを得るために
は、2137≦PbO≦45゜31.42.55≦5i
Oz≦66.54であルコとが必要であり、NatO,
KtO,5btOzといったアルカリ金属酸化物の総量
は6モル%未満では低融点ガラスが得られず、12モル
%を越えると耐酸性が劣化することが判明した。 しかしながら、第1表に示す組成のガラスでは一ΔVの
値が高く耐酸性に問題があるので、これらの基本組成の
ベースガラスにV、0.とCr*OsとCuOとをそれ
ぞれ所定量添加することによっで、耐酸性の向上効果に
ついて検討した。 pboとSin、とL izoとN a t OとKz
OとSb。 o3とを第2表に示す組成に固定し、この基本組成のベ
ースガラス?S F ex O3とCr1OsとV t
 Q sとCuOとをそれぞれ適量添加してなる組成の
ガラス組成物のサンプルを製造した。また、得られたガ
ラス組成物のサンプルについで、第1表の場合と同様に
熱膨張係数(αXx I O−’/’C)とガラス転位
点(Tg)と軟化点(Ts)と密度(ρ)と耐酸性試験
(体積減少量の値−ΔVを求める。)を行った。 それらの結果を第2表に示す。 (以下、余白) また、第2図は、第2表に示す組成のサンプルにおいで
、耐めっき液試験の体積減少量(−ΔV)と軟化点との
関係を示すものである。 府記第2表と第2図に示された結果から、基本組成のガ
ラスに対し、V t Osを25モル%以下の範囲で添
加するならば、軟化点と体積減少量のいずれの値をも効
率的に低下させることができるので、耐酸性に優れると
ともに融点の低いガラス組成物か得られることが明らか
になった。 また、pe203を単独ならば1.5モル%以下添加す
ることで、またはCr1Osを単独ならば10モル%以
下添加することで、あるいはFetO*とCr、Oxを
両方添加するならば15モル%添加することで、いずれ
も軟化点の上昇を抑えつつ、耐酸性の向上をなしえるこ
とか明らかになった。 更に、CuOを単独で添加するならば2,5モル%以下
添加することで軟化点を低下させることができるととも
に、CuOの添加に加えてCr1OsまたはFetus
を2.0モル%添加することで、軟化。 点を低くできる上に耐酸性の向上もなしえることが明ら
かになった。 以上のことから、耐酸性を向上させることと融点を下げ
ることの両方を満足させるには、V、O。 のみを前記基本組成のガラスに対して2.5モル%以下
添加するが、V t Osの添加に加えてCuOとFe
vOsとCrtOzのうち、少なくとも1種以上を特許
請求の範囲で限定した如く特定量加えると良好な耐酸性
と低い融点のガラス組成物を提供できることが明らかに
なった。 また、融点の低いガラス組成物を得るためには、特許請
求の範囲に限定したようにCuOを単独で特定量加える
が、CuOの添加に加えてFetusとCryOzを特
定量加えることで目的を達成できることが明らかになっ
た。 更に、耐酸性の良好なガラス組成物を得るためには、P
 eto sとCrtOzとを特許請求の範囲で限定し
たように単独で特定量添加するが、両方を特定量添加す
れば良いことも明らかになった。 次に、前記各組成のガラス組成物を用いて実際。 に抵抗体(チップ抵抗)を製造するとともに、得られた
抵抗体の焼成後の抵抗値変化率を求めた結果を第3図〜
第6図に示す。製造工程は、先に説明した従来例の製造
工程と同等である。 なお、抵抗体を製造するには、アルミナ製の基板上に、
Ag主電極を印刷し焼成(850℃加熱)し、抵抗層を
印刷して焼成(850℃加熱)し、ガラス皮膜4を印刷
して焼成(580〜620℃加熱)する工程までは発明
品と比較品のいずれも共通温度で焼成した。 次に発明品においては、ガラス皮膜7の焼成とマーキン
グガラス8の焼成と電極9の焼成をいずれも520℃で
行って抵抗体を得た。従来品においては、ガラス皮膜7
の焼成を600℃で行い、マーキングガラス8の焼成を
600℃で行い、電極9の焼成を600℃で行って抵抗
体を得た。 第3図〜第6図の各試料においては、第2表の試料N0
17の組成のガラス組成物を使用した。 また、主電極2はAg粉末とガラス粉末との混合物にビ
ヒクルを混合したペーストを用い、抵抗層3は、酸化ル
テニウムやルテニウム化合物の粉末とガラス粉末と電気
的特性を調整する酸化物粉末の混合物にビヒクルを混合
し1こものを用い、ガラス皮膜4は、ガラス粉末と顔料
との混合物にビヒクルを混合したものを用いた。 なお、第3図は製品サイズIX0.51種1m、抵抗値
3.3にΩのチップ抵抗に適用した例を示し、第4図は
前記チップ抵抗と同−犬で抵抗値120にΩのチップ抵
抗に適用した例を示し、第5図は製品サイズ1.6X0
.8ml、抵抗値6.2にΩのチップ抵抗に適用した例
を示し、第6図は第5図のチップ抵抗と同一大で抵抗値
220にΩのチップ抵抗に適用した例を示すものである
。 第3図〜第6図に示す結果から、いずれの組成の発明品
でも従来品に比べて抵抗値変化率か小さくなっているこ
とが判明した。
【発明の効果】
以上説明したように本発明はガラス皮膜とマーキングガ
ラスと1![!に、特定量のPbOとS10゜とROと
からなるベースガラスに特定量のV、O5を添加してな
るガラス組成物、あるいは、前記基本組成のガラスにV
exsに加えてCr2O5とFe。 0、とCuOのIN以上を添加してなるガラスミS物を
使用しているので、従来のガラス組成物jこ比較すると
、融点が低く、耐酸性にも優れている。 従っで、前記のガラス組成物を用いた抵抗体ならば、#
1或処理を従来より低温度でできるので焼成処理を行っ
ても抵抗値の変化を引き起こすことが少なくなり、高精
度の抵抗体を!I供することができる。 更に、前記ガラス組成物にPbTiOsを40重量比未
膚の範囲で添加したものにあっては、低熱膨張率である
ので、セラミック製の基板の熱膨張係数に近くなり、熱
履歴を受けても歪やクラックが入りにくい抵抗体を提供
することができる。 また、前記のベースガラスに対し、Crho 2とFe
tosの少なくとも一方を特定量添加したものにあって
は、融点の上昇を抑えつつ耐酸性を向上させているので
、めっき処理などにおいて酸に浸漬されても変質を来す
ことが少なく、耐酸性の良い抵抗体を得ることができる
。 更に、前記組成のベースガラスに対し、CuOを添加し
てなるガラス組成物、あるいはCuOに加えてCrzO
sとFetusの少なく上も一方を特定量添加したガラ
ス組成物にあっては、耐酸性を維持つつ融点を低くして
いるので、焼成処理を従来より低温度でできるので焼成
処理を行っても抵抗値の変化を引き起こすことが少なく
なり、高精度の抵抗体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な抵抗体の構造を示す断面図、第2図は
実施例で得られた複数のサンプルの軟化点と耐酸性試験
における体積減少量との関係を示すグラフ、第3図は第
1の特定組成のガラス組成物を用いた抵抗体の抵抗値変
化率を示すグラフ、第4図は第2の特定組成のガラス組
成物を用いた抵抗体の抵抗値変化率を示すグラフ、第5
図は第3の特定組成のガラス組成物を用いた抵抗体の抵
抗値変化率を示すグラフ、第6図は第4の特定組成のガ
ラス組成物を用いた抵抗体の抵抗値変化率を示すグラフ
である。 ■・・・基板、2・・・主電極、3・・抵抗層、4・・
・ガラス皮膜、7・・・ガラス皮膜、8・・マーキング
ガラス、9・・電極。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガ
    ラスなどが基板上に積層され、基板の両端部に電極が形
    成されてなる抵抗体において、 前記ガラス皮膜とマーキングガラスと電極に含まれるガ
    ラス組成物が、PbOとSiO_2とROとを主成分と
    するベースガラスにV_2O_5とFe_2O_3とC
    r_2O_3とCuOのうち、少なくとも1種以上を添
    加してなるものであることを特徴とする抵抗体。 (ただし、前記ROはLi_2OとNa_2OとK_2
    OとSb_2O_3のうち、少なくとも1種以上を示す
    。) (2) ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガ
    ラスなどが基板上に積層され、基板の両端部に電極が形
    成されてなる抵抗体において、 前記ガラス皮膜とマーキングガラスと電極に含まれるガ
    ラス組成物が、PbOとSiO_2とROとを主成分と
    するベースガラスにV_2O_5とFe_2O_3とC
    r_2O_3とCuOのうち、少なくとも1種以上を添
    加してなるガラス組成物と、40重量%を越えないPb
    TiO_3との混合物からなることを特徴とする抵抗体
    。 (3) ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガ
    ラスなどが基板上に積層され、基板の両端部に電極が形
    成されてなる抵抗体において、 前記ガラス皮膜とマーキングガラスと電極に含まれるガ
    ラス組成物が、モル%で、下記酸化物、21.37≦P
    bO≦45.31 42.55≦SiO_2≦66.54 6≦RO≦12 0<V_2O_5≦2.5 の組成成分からなることを特徴とする抵抗体。 (4) ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガ
    ラスなどが基板上に積層され、基板の両端部に電極が形
    成されてなる抵抗体において、 前記ガラス皮膜とマーキングガラスと電極に含まれるガ
    ラス組成物が、モル%で、下記酸化物、21.37≦P
    bO≦45.31 42.55≦SiO_2≦66.54 6≦RO≦12 0<V_2O_5≦2.5 0<QO≦2.0 (ただし、QOは、Cr_2O_3、Fe_2O_3、
    CuOのいずれか1種または2種以上を示す。)の組成
    成分からなることを特徴とする抵抗体。 (5) ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガ
    ラスなどが基板上に積層され、基板の両端部に電極が形
    成されてなる抵抗体において、 前記ガラス皮膜とマーキングガラスと電極に含まれるガ
    ラス組成物が、モル%で、下記酸化物、21.37≦P
    bO≦45.31 42.55≦SiO_2≦66.54 6≦RO≦12 0<Cr_2O_3≦1.0 の組成成分からなることを特徴とする抵抗体。 (6) ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガ
    ラスなどが基板上に積層され、基板の両端部に電極が形
    成されてなる抵抗体において、 前記ガラス皮膜とマーキングガラスと電極に含まれるガ
    ラス組成物が、モル%で、下記酸化物、21.37≦P
    bO≦45.31 42.55≦SiO_2≦66.54 6≦RO≦12 0<Fe_2O_3≦1.5 の組成成分からなることを特徴とする抵抗体。 (7) ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガ
    ラスなどが基板上に積層され、基板の両端部に電極が形
    成されてなる抵抗体において、 前記ガラス皮膜とマーキングガラスと電極に含まれるガ
    ラス組成物が、モル%で、下記酸化物、21.37≦P
    bO≦45.31 42.55≦SiO_2≦66.54 6≦RO≦12 0<Cr_2O_3+Fe_2O_3≦1.5の組成成
    分からなることを特徴とする抵抗体。 (8) ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガ
    ラスなどが基板上に積層され、基板の両端部に電極が形
    成されてなる抵抗体において、 前記ガラス皮膜とマーキングガラスと電極に含まれるガ
    ラス組成物が、モル%で、下記酸化物、21.37≦P
    bO≦45.31 42.55≦SiO_2≦66.54 6≦RO≦12 0<CuO≦2.5 の組成成分からなることを特徴とする抵抗体。 (9) ガラス組成物を含むガラス皮膜とマーキングガ
    ラスなどが碁板上に積層され、基板の両端部に電極が形
    成されてなる抵抗体において、 前記ガラス皮膜とマーキングガラスと電極に含まれるガ
    ラス組成物が、モル%で、下記酸化物、21.37≦P
    bO≦45.31 42.55≦SiO_2≦66.54 6≦RO≦12 0<CuO≦2.5 0<Q’O≦2.0 (ただし、Q’Oは、Cr_2O_3とFe_2O_3
    のうち、1種または2種を示す。) の組成成分からなることを特徴とする抵抗体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015229631A (ja) * 2014-06-03 2015-12-21 ヘレウス プレシャス メタルズ ノース アメリカ コンショホーケン エルエルシー 誘電体ガラス組成物
US10074456B2 (en) 2014-06-03 2018-09-11 Heraeus Precious Metals North America Conshohocken Llc Dielectric glass composition

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