JPH04175150A - 繊維強化プラスチック製ロールの製造方法 - Google Patents
繊維強化プラスチック製ロールの製造方法Info
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- JPH04175150A JPH04175150A JP2302661A JP30266190A JPH04175150A JP H04175150 A JPH04175150 A JP H04175150A JP 2302661 A JP2302661 A JP 2302661A JP 30266190 A JP30266190 A JP 30266190A JP H04175150 A JPH04175150 A JP H04175150A
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、フィルム、紙などの搬送に際して要求される
、フィルム、紙などの製品のロールからの離脱抵抗を小
さくする機能を胴部表層に付与した繊維強化プラスチッ
ク製ロールの製造方法に関するものである。
、フィルム、紙などの製品のロールからの離脱抵抗を小
さくする機能を胴部表層に付与した繊維強化プラスチッ
ク製ロールの製造方法に関するものである。
従来の一技術
従来、フィルム、製紙工業等の広幅製品製造工程に使用
される連続搬送長尺ロール素材として、口重によるたわ
み回避、及び製品搬送速度の増減並びに急停止に対する
追従性向上を図るため、高剛性、軽量なる繊維強化プラ
スチック(以下FRPと略す)製ロールが金属ロールに
替わって使用されつつある。
される連続搬送長尺ロール素材として、口重によるたわ
み回避、及び製品搬送速度の増減並びに急停止に対する
追従性向上を図るため、高剛性、軽量なる繊維強化プラ
スチック(以下FRPと略す)製ロールが金属ロールに
替わって使用されつつある。
FRP製搬送搬送用ロールては、炭素繊維及び/又はガ
ラス繊維で強化された樹脂製のパイプの表面に金属メッ
キ、例えば下地として銅メッキ層を形成、更にその上層
部に硬質クロムメッキ層を形成させ、高剛性、高耐摩耗
性を有し軽量なるロール(実開昭61−59025号公
報)が提案されている。
ラス繊維で強化された樹脂製のパイプの表面に金属メッ
キ、例えば下地として銅メッキ層を形成、更にその上層
部に硬質クロムメッキ層を形成させ、高剛性、高耐摩耗
性を有し軽量なるロール(実開昭61−59025号公
報)が提案されている。
発明が解決しようとする課題
前記ロールでは、金属メッキにより高摩耗性が確保出来
るものの、フィルムや紙等の軽量極薄製品の場合製品の
円周方向の接触角度が大きく高速搬送となった時に、ロ
ール上面と製品下面との真空密着現象により製品のロー
ルがらの離脱抵抗が大きくなって製品破断等の問題が生
じる。
るものの、フィルムや紙等の軽量極薄製品の場合製品の
円周方向の接触角度が大きく高速搬送となった時に、ロ
ール上面と製品下面との真空密着現象により製品のロー
ルがらの離脱抵抗が大きくなって製品破断等の問題が生
じる。
このような問題は、金属ロールにおいてもみられ、これ
を解決するためにロール表面に溝を形成し、溝内に空気
を流入して真空密着現象を解消することが行われている
。上記実開昭61−59025号公報提案のFRP製ロ
ールに、真空密着現象の解消機能、即ち搬送製品のロー
ルからの離脱抵抗低減機能を付与するために、上記FR
Pロール表面に切削によって溝を形成することが考えら
れる。しかしながら、硬質クロムメッキ上から切削する
のは表面が硬いため困難であると共に、切削時に溝部以
外のメッキ部が一緒に剥がれるおそれがある。
を解決するためにロール表面に溝を形成し、溝内に空気
を流入して真空密着現象を解消することが行われている
。上記実開昭61−59025号公報提案のFRP製ロ
ールに、真空密着現象の解消機能、即ち搬送製品のロー
ルからの離脱抵抗低減機能を付与するために、上記FR
Pロール表面に切削によって溝を形成することが考えら
れる。しかしながら、硬質クロムメッキ上から切削する
のは表面が硬いため困難であると共に、切削時に溝部以
外のメッキ部が一緒に剥がれるおそれがある。
また、上記実開昭61−59025号公報提案のFRP
製ロールの製造過程において、 (1)メッキ前のFRPロールの溝相当部に紙等の非導
電物を貼り付け、下地として化学メッキ層を形成させ、
その上層に硬質クロムメッキ層を形成させた後に紙等を
取り除く。
製ロールの製造過程において、 (1)メッキ前のFRPロールの溝相当部に紙等の非導
電物を貼り付け、下地として化学メッキ層を形成させ、
その上層に硬質クロムメッキ層を形成させた後に紙等を
取り除く。
(2)メッキ前のFRPロールに切削によって溝を形成
させた後、下地として化学メッキ層を形成させ、その上
層に硬質クロムメッキ層を形成させる。
させた後、下地として化学メッキ層を形成させ、その上
層に硬質クロムメッキ層を形成させる。
ことにより、溝を形成することが考えられる。
しかしながら、(1)については、メッキ層厚みが溝の
深さとなるため、効果の発現できる0 、 2 m m
以上の厚みをメッキのみて得ることは困難である。
深さとなるため、効果の発現できる0 、 2 m m
以上の厚みをメッキのみて得ることは困難である。
(?)については、切削時に溝部周辺繊維プラスチック
層へ摩擦による高熱が加わわるために溝部か劣化し、外
力によって容易に壊れる。
層へ摩擦による高熱が加わわるために溝部か劣化し、外
力によって容易に壊れる。
本発明は上記問題を解決し、外力で容易に破壊されない
溝を形成して真空密着現象を解消し、搬送製品のロール
からの剥離抵抗低減機能を付加した、高剛性、高摩耗性
、軽量のFRPロールの製造方法を提供するものである
。
溝を形成して真空密着現象を解消し、搬送製品のロール
からの剥離抵抗低減機能を付加した、高剛性、高摩耗性
、軽量のFRPロールの製造方法を提供するものである
。
課題を解決するための手段
本発明の要旨は次の通りである。
繊維強化プラスチック製の円筒胴部の外周面に接着剤を
塗布し、帯状の金属箔を螺旋状に巻付は固定して上記胴
部表面を底面とする螺旋状溝を形成し、次いてその金属
箔に硬質クロムメッキを施 ′して上記箔厚みにメ
ッキ厚みを加えた深さの螺旋状溝を形成することを特徴
とする。
塗布し、帯状の金属箔を螺旋状に巻付は固定して上記胴
部表面を底面とする螺旋状溝を形成し、次いてその金属
箔に硬質クロムメッキを施 ′して上記箔厚みにメ
ッキ厚みを加えた深さの螺旋状溝を形成することを特徴
とする。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明によるロール胴部表層断面を示す。
軽量、高剛性のFRP製ロール胴部1の製品搬送幅以上
のロール中央部外周に接着剤2を塗布後、金属箔3を例
えば幅1mm〜3mmの間隔を保ち、第2図に示すよう
に螺旋状に巻き付けて固定し、ロール胴部表面を底面と
する螺旋状溝を形成する。しかる後、上記構成ロールに
電気式硬質クロムメッキを施せば、導電性の大きい金属
箔部はメッキ4され導電性の小さい金属箔間は無メッキ
となり、無メッキ部はメッキ及び金属箔相当厚み分団と
なって、ロール中央部外周に螺旋状の溝5が形成される
。
のロール中央部外周に接着剤2を塗布後、金属箔3を例
えば幅1mm〜3mmの間隔を保ち、第2図に示すよう
に螺旋状に巻き付けて固定し、ロール胴部表面を底面と
する螺旋状溝を形成する。しかる後、上記構成ロールに
電気式硬質クロムメッキを施せば、導電性の大きい金属
箔部はメッキ4され導電性の小さい金属箔間は無メッキ
となり、無メッキ部はメッキ及び金属箔相当厚み分団と
なって、ロール中央部外周に螺旋状の溝5が形成される
。
その溝からの空気流入により、前述のロール上面と製品
下面との密着真空現象による製品の離脱抵抗が解消され
るとともに、ロール表面上でのクロムメッキ部分が、形
成された溝の面積に較べて相対的に大きいため、高耐摩
耗性が実開昭61−59025号公報発明ロールに較べ
ても損なわれない。また、溝は切削を行うことなく、金
属箔で形成されるので、摩擦熱による溝部の劣化がな(
、外力に対して容易に破壊されない。
下面との密着真空現象による製品の離脱抵抗が解消され
るとともに、ロール表面上でのクロムメッキ部分が、形
成された溝の面積に較べて相対的に大きいため、高耐摩
耗性が実開昭61−59025号公報発明ロールに較べ
ても損なわれない。また、溝は切削を行うことなく、金
属箔で形成されるので、摩擦熱による溝部の劣化がな(
、外力に対して容易に破壊されない。
本発明に使用する金属箔の厚さは特に限定するものでは
なく、対象材の寸法、要求性能等に対応して任意に選択
出来るが、多くの場合、0.01〜3 m mの範囲内
のものが、好ましくは0.1〜0 、2 m mのもの
が適する。金属箔の材質も同じ(限定はしないが、市販
性あるいは後続メッキ工程への適性などから見て、軟鋼
、ステンレス等の鉄系材料、ニッケル、銅、アルミニウ
ムあるいはこれらを主体とする合金を用いるのが有利で
ある。
なく、対象材の寸法、要求性能等に対応して任意に選択
出来るが、多くの場合、0.01〜3 m mの範囲内
のものが、好ましくは0.1〜0 、2 m mのもの
が適する。金属箔の材質も同じ(限定はしないが、市販
性あるいは後続メッキ工程への適性などから見て、軟鋼
、ステンレス等の鉄系材料、ニッケル、銅、アルミニウ
ムあるいはこれらを主体とする合金を用いるのが有利で
ある。
また、無メッキ部溝の幅、ピッチ及びロール軸方向に対
しての角度は、対象材の寸法、要求性能等に対応して任
意に選択し、帯状金属箔の幅及び巻付は状態を任意に変
更することによりその形状が得られる。これらにより、
製品のロールからの離脱抵抗が低く、高剛性、軽量、高
耐摩耗性のロールを得ることができる。
しての角度は、対象材の寸法、要求性能等に対応して任
意に選択し、帯状金属箔の幅及び巻付は状態を任意に変
更することによりその形状が得られる。これらにより、
製品のロールからの離脱抵抗が低く、高剛性、軽量、高
耐摩耗性のロールを得ることができる。
なお第2図は、ロール中央部外周に帯状金属箔を螺旋状
に巻付は固定する際、ロール両端部外周に帯状金属箔を
ロール軸方向に対し垂直に巻付け、垂置部金属箔端部と
中央部外周螺旋状部金属箔の端部とを、直接突き合わせ
て、突き合わせ部8を形成して導電性を確保し、電気硬
質クロムメッキ後のロール美観を良好にしているが、例
えば、製品搬送幅以上のロール中央部外周に帯状金属箔
を螺旋状に巻付は固定して、ロール両端部外周に帯状金
属箔をロール軸方向に対し垂直に巻付ける工程を排除し
ても構わない。
に巻付は固定する際、ロール両端部外周に帯状金属箔を
ロール軸方向に対し垂直に巻付け、垂置部金属箔端部と
中央部外周螺旋状部金属箔の端部とを、直接突き合わせ
て、突き合わせ部8を形成して導電性を確保し、電気硬
質クロムメッキ後のロール美観を良好にしているが、例
えば、製品搬送幅以上のロール中央部外周に帯状金属箔
を螺旋状に巻付は固定して、ロール両端部外周に帯状金
属箔をロール軸方向に対し垂直に巻付ける工程を排除し
ても構わない。
実施例
フィラメントワインディング装置を用い新日本製鐵■製
NT−60のピッチ系炭素繊維を使用して、内径85
m m 、外径106 m m 、長さ2000 m
mの炭素繊維強化プラスチック製ロールを製作した。次
に該ロールの表面を研磨脱脂し、2液工ポキシ接着剤を
塗布した後、第2図に示すように200μ厚、幅100
mmの銅箔を、ロール中央部1800mmの範囲にロー
ル軸方向に対して70°の角度で2mm間隔でらせん状
に巻き付は固定し、硬質クロムメッキ後の美観を得るた
め、両端部は端よりそれぞれ100 m mの範囲をロ
ール軸方向に対して垂直に巻き付は固定し、垂直部とら
せん状部端との突き合わせ部8においては、金属箔との
間隔を設けず直接突き合わせて導電性を確保した。
NT−60のピッチ系炭素繊維を使用して、内径85
m m 、外径106 m m 、長さ2000 m
mの炭素繊維強化プラスチック製ロールを製作した。次
に該ロールの表面を研磨脱脂し、2液工ポキシ接着剤を
塗布した後、第2図に示すように200μ厚、幅100
mmの銅箔を、ロール中央部1800mmの範囲にロー
ル軸方向に対して70°の角度で2mm間隔でらせん状
に巻き付は固定し、硬質クロムメッキ後の美観を得るた
め、両端部は端よりそれぞれ100 m mの範囲をロ
ール軸方向に対して垂直に巻き付は固定し、垂直部とら
せん状部端との突き合わせ部8においては、金属箔との
間隔を設けず直接突き合わせて導電性を確保した。
上記の処置を終えた該ロールに通常の電気硬質クロムメ
ッキを施し、第1図及び第3図に示すごとく、クロムメ
ッキ層が金属箔面に形成され、金属箔間の溝には形成さ
れずに金属箔とメッキ厚み分相当深さの溝となる。これ
らにより、ロール中央部1800 m mには幅2 m
m 、深さ220μ、ロール軸に対して70°方向の
螺旋状溝を設けたロールを得た。
ッキを施し、第1図及び第3図に示すごとく、クロムメ
ッキ層が金属箔面に形成され、金属箔間の溝には形成さ
れずに金属箔とメッキ厚み分相当深さの溝となる。これ
らにより、ロール中央部1800 m mには幅2 m
m 、深さ220μ、ロール軸に対して70°方向の
螺旋状溝を設けたロールを得た。
発明の詳細
な説明したように、本発明方法によれば、高剛性、軽量
なるFRPロール外周表面の製品接触部に、切削等の物
理的外力を加えることなく、ロールと製品との真空密着
による、製品離脱抵抗低減効果が発現できる0 、 2
m m以上の深さの螺旋状の細い溝を容易に形成させ
ることができ、製品のロールからの離脱抵抗が低く、高
剛性、軽量、高耐摩耗性のロールを得ることができる。
なるFRPロール外周表面の製品接触部に、切削等の物
理的外力を加えることなく、ロールと製品との真空密着
による、製品離脱抵抗低減効果が発現できる0 、 2
m m以上の深さの螺旋状の細い溝を容易に形成させ
ることができ、製品のロールからの離脱抵抗が低く、高
剛性、軽量、高耐摩耗性のロールを得ることができる。
第1図は本発明によるロール胴部表層断面図、第2図は
ロール胴部表面に、帯状金属箔が固定された状態の説明
図、第3図はメッキ終了後のロール表面の溝部を示す説
明図である。 ■・・・FRP層、2・・・接着剤層、3・・・金属箔
、4・・・硬質クロムメッキ層、5・・・溝部、6・・
・帯状金属箔、7・・・金属箔垂直巻部、8・・・金属
箔の垂直巻部と螺旋状巻部との突き合わせ部、9・・・
帯状金属箔に硬質クロムメッキされた部分。
ロール胴部表面に、帯状金属箔が固定された状態の説明
図、第3図はメッキ終了後のロール表面の溝部を示す説
明図である。 ■・・・FRP層、2・・・接着剤層、3・・・金属箔
、4・・・硬質クロムメッキ層、5・・・溝部、6・・
・帯状金属箔、7・・・金属箔垂直巻部、8・・・金属
箔の垂直巻部と螺旋状巻部との突き合わせ部、9・・・
帯状金属箔に硬質クロムメッキされた部分。
Claims (1)
- 繊維強化プラスチック製の円筒胴部の外周面に接着剤を
塗布し、帯状の金属箔を螺旋状に巻付け固定して上記胴
部表面を底面とする螺旋状溝を形成し、次いでその金属
箔に硬質クロムメッキを施して上記箔厚みにメッキ厚み
を加えた深さの螺旋状溝を形成することを特徴とする繊
維強化プラスチック製ロールの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2302661A JPH04175150A (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 繊維強化プラスチック製ロールの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2302661A JPH04175150A (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 繊維強化プラスチック製ロールの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04175150A true JPH04175150A (ja) | 1992-06-23 |
Family
ID=17911670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2302661A Pending JPH04175150A (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 繊維強化プラスチック製ロールの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04175150A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015214727A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-03 | 藤倉ゴム工業株式会社 | Cfrp円筒のメッキ方法及び外面メッキ層を有するcfrp円筒 |
-
1990
- 1990-11-09 JP JP2302661A patent/JPH04175150A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015214727A (ja) * | 2014-05-09 | 2015-12-03 | 藤倉ゴム工業株式会社 | Cfrp円筒のメッキ方法及び外面メッキ層を有するcfrp円筒 |
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