JPH04174311A - プリント配線基板の検査装置 - Google Patents

プリント配線基板の検査装置

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JPH04174311A
JPH04174311A JP2300400A JP30040090A JPH04174311A JP H04174311 A JPH04174311 A JP H04174311A JP 2300400 A JP2300400 A JP 2300400A JP 30040090 A JP30040090 A JP 30040090A JP H04174311 A JPH04174311 A JP H04174311A
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mask
hole
section
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プリント配線基板における配線パターンの欠
陥を検出するための検査装置、特に、スルーホール周り
からの虚報を防止するための検査装置に関する。
〔従来技術〕
プリント配線基板における配線パターンは、その製造過
程において、断線、欠け(線細り)、ショート、線間不
良、ゴミ付着などの欠陥形状を生ずることがある。その
ため、かかる欠陥形状を検出するための種々の検査装置
が提案されている。
一方、第8図に示すごとく、プリント配線基板10はス
ルーホール90と配線パターン9とを有する。該配線パ
ターン9は、スルーホール90の開口周縁部に環状に形
成したランド91と2回路端子(図示路)との間を連結
するラインパターン92とから成る。上記配線パターン
9は、金属メツキ層により形成しである。
そして、一般に上記ランド91の幅(例えば約50μm
)は、ラインパターン92の輻(例えば約150μm)
よりも狭く形成しである。そのため、第9図に示すごと
く、ランド91が、スルーホール90の軸中心より若干
外れた状態で形成されているときには1幅狭部911と
幅広部912とが形成される。また、上記幅狭部911
は、エツチング不良による座残り幅が小さいことによっ
ても発生する。
そこで、検査装置により上記ランド部分を検査したとき
、第10図に示すごとき、検査データ94が検出される
。そして、この検査データ94においては、前記ランド
91の幅狭部911の部分が、ラインパターン92の幅
よりかなり狭く、ラインパターン92においては欠陥形
状であると認識される状態である。そのため、該幅狭部
911は、欠け(線細り)状態941であるとして検出
される。
しかし、該幅狭部911は、第9図に示したごとく、断
線状態ではな(、このランド91は実用上問題はない、
このように、従来の検査装置により得られた検査データ
には、虚報が生じ易い。か、かる虚報は、特に、スルー
ホール周りに形成した上記ランド91について多い。
そこで、上記問題に対処するため、スルーホール部分に
対してマスク処理を施し、ラインパターンの検査時には
スルーホール周りの検査は行わず。
スルーホール周りの誤判定を無くするようにした検査装
置がある。
該検査装置は、第11図に示すごとく、プリント配線基
板10上の配線パターン91を読み取るCCDカメラ等
の撮像装置11と、該撮像装置11のアナログ信号をデ
ィジタルの画像信号に変換するA/D変換器12と、マ
スク部81と、欠陥データ部82とよりなる。
上記マスク部81は、標準とするプリント配線基板の配
線パターンを基準として、A/D変換器12からの2値
画像信号に基づきスルーホール・マスクを形成するスル
ーホール・マスク作成部811と、該スルーホール・マ
スクを記憶しておくと共に検査時においてスルーホール
・マスクを読み出すためのマスクメモリー部812とか
らなる。
また、上記欠陥データ部82は、上記CCDカメラ11
の画像信号より欠陥候補データを検出する検査処理部8
21と、該欠陥候補データと上記マスクメモリー部81
2のスルーホール・マスクとを照合して真の欠陥データ
を検出する照合部822と、照合結果を集計するデータ
集計部823と、操作1表示手段としての端末824と
よりなる。
次に、上記スルーホール・マスク作成部811における
スルーホール・マスクの作成は、マスター基板を用いて
、スルーホール周りの撮像を行うことにより作成する。
上記のマスター基板は、検査しようとするプリント配線
基板に対応する標準の基板である。かかるマスター基板
としては、配線パターンを形成する以前でスルーホール
用孔を設けたドリルボードや、スルーホールのランドに
座残りが十分にあり、撮像した場合の2値画像上に座切
れが生じていないプリント配線基板を用いる。
これによって、スルーホールの穴の位置を認識し、また
実際の検査時に虚報が出ないような、充分な大きさのマ
スクを作成してお(。そして、これらをマスクメモリー
部に記憶させておく。
次に、欠陥データ部82の検査処理部821においては
、A/D変換器12からの画像信号を空間フィルターに
より処理して、特徴抽出法により。
断線、シッート等に関する欠陥形状を認11i(検出)
する。
上記空間フィルターは、断線用、ショート用など欠陥形
状に応じた画像信号のみを通過させるように、それぞれ
デザインしである。
そして、検査処理部においては、A/D変換器12から
の2値画像信号が、一応仮に欠陥形状と判断されるデー
タ(欠陥候補データ)である場合に、その欠陥候補デー
タをスルーホール・マスク照合部822に送信する。
次に、上記スルーホール・マスク照合部822において
は、上記欠陥候補データと、前記マスクメモリー部81
2からのスルーホール・マスクとを照合する。
そして、スルーホール・マスク照合部822における上
記照合の結果、上記欠陥候補データが真の欠陥形状であ
ると判断されたときには、その旨の信号がデーター集計
部823.端末824へ送られる。つまり、上記欠陥候
補データがスルーホール・マスクの内部にない場合には
、真の欠陥形状と認識される。
また、上記の欠陥検査は1第12図に示すごとく、プリ
ント配線基板10の上方を撮像装置11を走査しながら
行う。そして、プリント配線基板10は、同じ配線パタ
ーンを設けた12個のピースA−Lを有しているシート
でる。なお、これらピースA−Lは、欠陥検査後に上記
シートから各ピースに、切断され1個片プリント配線基
板として使用される。
また、上記検査時の走査は、第12図に示すごとく、基
本的には、A→D、E→H,I→Lというように各ピー
ス幅を走査幅として9前後にジグザグ状に行う、なお、
走査幅をピース幅以上とする場合もある(後述の第2図
参照)。
〔解決しようとする課題〕
しかしながら、前記第8図に示したごとく3スルーホー
ル90の周辺のランド91の幅は、ラインパターン92
の幅よりも狭い。また、プリント配線基板10における
ドリル孔の位置、mちスルーホール90の穴位置は、ド
リル穿孔時の穴位置のバラフキ(例えば±100μm)
によって一定で辻い。
そのため、ランド91における座残り、即ちエツチング
によってパターン形成した際にランドとして残すメツキ
層部分の位置が、各プリント配線基板10毎に少しづつ
異なる。なお、1枚のプリント配線基板10の中の比較
的限定された領域(個片ピース程度の面積)における穿
孔位置のバラツキはほぼ一定である。第13図は、この
ことを示すもので、スルーホール90の穴位置が、ラン
ド91の左方に偏芯した場合を示している。
一方、上記従来の検査法は、前記のごとくスルーホール
の穴位置を基準として、上記一定の大きさのスルーホー
ル・マスクと照合している。即ち。
該スルーホール・マスクは、前記ドリルボードやランド
に座切れのないプリント配線基板を撮像し。
その画像からプリント配線基板上における穴位置を認識
して、スルーホールを中心にしである大きさのマスクと
している。
そのため、プリント配線基板10のスルーホール90の
穴位置に、前記のごときバラツキを生ずると、第14図
に点線で示すごとく、マスク95と照合したとき、マス
ク95の右方にランド91の一部分951が、r線軸り
」と判断され、欠陥ありとして出力される。
そこで、第15図に示すごとく、上記よりも大きいスル
ーホール・マスク96を用いると、ラインパターン92
とランド91との付は根部分に発生している欠は部分9
21.或いは隣接するラインパターン92の欠陥突起9
25が検出できず。
欠陥なしと誤判断されてしまう。
以上のごとく、上記従来の検査方法においては。
スルーホールの穴位置を基準としてスルーホール・マス
クを作成、記憶し、照合していたため、前記のごとくス
ルーホール周りからの虚報が生じていた。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、欠陥候補データ
に対して最適なスルーホール・マスクを照合することが
でき、スルーホール周りからの虚報を防止することがで
きるプリント配線基板の検査装置を提供しようとするも
のである。
〔課題の解決手段〕
本発明のプリント配線基板の検査装置は、プリント配線
基板上の配線パターンを撮像するための撮像装置と、ス
ルーホール・マスクを作成、記憶させるためのマスク部
と、配線パターンの欠陥を検出するための欠陥データ部
と、スルーホール・マスクの位置補正を制御するための
メモリー制御部とよりなる。
そして、上記マスク部は、スルーホールの穴位置を基準
にスルーホール・マスクを作成するマスク作成部と、該
スルーホール・マスクを一旦記憶すると共に上記メモリ
ー制御部からのアクセスにより照合用スルーホール・マ
スクを記憶するマスクメモリー部とを有し、上記欠陥デ
ータ部は、上記撮像装置の画像信号より欠陥候補データ
を検出する検査処理部と、該欠陥候補データと上記マス
クメモリー部の照合用スルーホール・マスクとを照合し
て真の欠陥データを検出する照合部と、データ集計部と
を有する。また、上記メモリー制御部は、上記マスクメ
モリー部に記憶されているスルーホール・マスクを、検
査時において、上記穴位置基準からスルーホールのラン
ド位置基準に位置補正して、上記マスクメモリー部に照
合用スルーホール・マスクを記憶させるためのメモリー
制御CPU部と、上記位置補正の補正量を導き出すため
のスケール用メモリー部とを有する。
本発明は、プリント配線基板における一部の領域、即ち
1個片ピース程度の面積の範囲でスルーホールの穴位置
のバラツキ方向に、一定の傾向(例えば、左方向寄り、
右上方向寄り)が見られる点に着目したものである。
そして、マスク照合に先立って、スルーホール・マスク
の位置をランドの位置、即ちランド位置に合わせて補正
し、この補正スルーホール・マスクをプリント配線基板
全体に渡って繰り返し使用することにより、虚報の生じ
ない、精度の良い検査を行うものである。
なお、上記穴位置中心とランド位置中心との位置関係の
バラツキの原因は、プリント配線基板を数枚重ねてドリ
ル穿孔する際に、ドリル刃に曲がりを生ずることが一因
である。
本発明において、検査すべきプリント配線基板は1通常
は9個片プリント配線基板を繰り返し複数のピースの行
列に配置形成したシートである(第2図参照)、即ち、
上記1つのピースが1つの個片プリント配線基板を構成
している。そして。
検査後に、上記シートをピース単位に切断することによ
り各個片プリント配線基板が得られる。
また、上記マスク作成部においては、撮像装置の画像信
号から、標準となる前記マスター基板を用いた場合の、
プリント配線基板における各穴位置を検出する共に、各
スルーホールのランドをマスクするために必要な大きさ
のスルーホール・マスクを作成する。
そして、マスクメモリー部においては、上記穴位置とス
ルーホール・マスクとを、−旦記憶する。
なお、このスルーホール・マスクは、スルーホールの穴
位置に基づく仮のスルーホール・マスクであって、後述
するごとく、メモリー制御部からのアクセスにより、上
記ランド位置に基づく照合用スルーホール・マスクに補
正される。
また、上記メモリー制御部は、メモリー制御lCPU部
と、スケール用メモリー部と、CRTインターフェース
と、CRTと、操作端末とを有する。
該メモリー制御CPU部は、上記マスクメモリー部に対
して、該マスクメモリー部に記憶されている上記穴位置
に基づく仮のスルーホール・マスクを、被検査プリント
配線基板における上記ランド位置に基づく位置に補正す
る作業を、マスクメモリにアクセスすることで行う、そ
して、この位置補正の量は、上記スケール用メモリー部
を用いて算出される。
該スケール用メモリー部は、CRTI画面分のビデオR
AMであり、上記の位置補正作業時に。
補正量を導き出すために、CRT上に表示させるカーソ
ル像が、メモリ制御1CPU部からのアクセスにより、
任意の位置に記憶される。
上記CRTにおいては、上記スケール用メモリー部から
のカーソル画像と、被検査プリント配線基板についての
撮像装置からのパターン画像と。
上記マスクメモリー部の上記板のスルーホール・マスク
画像とをそれぞれ異なる色で重ねて表示する。これらは
、CRTインターフェースを用いて行う。
そして、CRT上に表示された上記3種の画像信号につ
いては、操作端末を用いて1位置補正のための補正量を
導き出す。
上記操作端末は、上記CRT上のカーソル像を移動させ
たり、カーソルの任意位置の登録をメモリー制@CPU
部へ要求したり、上記CRTインターフェースに入力さ
れる画像信号(カーソル像を除く)の表示領域を選択し
て、CRTインターフェースに知らせる。
即ち、操作端末においては、十字スケールを用いて、上
記マスター基板の穴位置に基づく仮のスルーホール・マ
スクの画像中心位置を上記メモリー制御lCPU部に知
らせる。次いで、該操作端末において、スルーホールの
上記パターン画像、即ちランド画像の中心位置(ランド
位置)に上記十字カーソルを移動させて、ランド位置を
上記メモリー制1cpu部に知らせる。メモリー制御C
PU部においては、上記2個所の中心位置(穴位置基準
とランド位置基準)における十字カーソルの座標位置の
ズレ分(補正量)を算出する。
そして、マスクメモリー部に記憶されている仮のスルー
ホール・マスクの位置を、上記補正量だけ補正するため
に、マスクメモリー部のデータを書き換える。これによ
り、マスクメモリー部においては、当咳被検査プリント
配線基板における適正な、照合用スルーホール・マスク
が補正、記憶される。
次いで、上記欠陥データ部においては、照合部において
、被検査プリント配線基板から得られた欠陥候補データ
と、上記適正な照合用スルーホール・マスクが照合され
る。そのため、この照合部においては、上記欠陥候補デ
ータのうちスルーホールのランドに関する欠陥候補デー
タは、上記照合用スルーホール・マスクによってマスク
されることとなる。
それ故、ランド以外の回路部分における欠陥のみカく欠
陥として判定され、データ集計部に送られる。なお、ラ
ンドに関する欠陥検出は、別途必要に応じて行う。
〔作用及び効果〕
本発明においては、前記従来技術に対して、マスクメモ
リー部にアクセスするメモリー制御部を設けている。そ
して、該メモリー制御部によってマスター基板における
穴位置に基づく仮のスルーホール・マスク位置を、被検
査プリント配線基板におけるランド位置に基づく位置に
補正して、照合用スルーホール・マスクを補正記憶させ
ている。
そして、この照合用スルーホール・マスクを、被検査プ
リント配線基板より検出された欠陥候補データと照合さ
せている。
そのため5被検査プリント配線基板におけるスルーホー
ルの穴位置がランドの中心より偏芯していても、上記ス
ルーホール・マスクの照合時には。
スルーホール・マスクはランド全体をマスクすることと
なる。
それ故、欠陥データ部の検査処理部によって検出された
欠陥候補データの中、スルーホールのランドに関する欠
陥候補データは、該照合部においてカットされ、ランド
以外の回路部分の欠陥のみが検出される。したがって、
スルーホールにおける穴位置のズレに基づく虚報を生ず
ることがない。
以上のごとく7本発明によれば、欠陥候補データに対し
て最適なスルーホール・マスクを照合でき、スルーホー
ル周りからの虚報を防止することができる。プリント配
線基板の検査装置を提供することができる。
〔実施例〕
本発明の実施例にかかるプリント配線基板の検査装置に
つき、第1図〜第7図を用いて説明する。
本例の検査装置は、第1図に示すごとく、プリント配線
基板10上の配線パターン9を撮像するためのCCDカ
メラなどの撮像装置11と、A/D変換器12と、スル
ーホール・マスクを作成。
記憶させるためのマスク部3と、配線パターンの欠陥を
検出するための欠陥データ部82と、スルーホール・マ
スクの位置補正を制御するためのメモリー制御部2とよ
りなる。
上記マスク部3は、上記撮像装置11の画像信号からス
ルーホールの穴位置を基準にスルーホール・マスクを作
成するスルーホールマスク作成部31と、該スルーホー
ル・マスクを一旦記憶すると共に上記メモリー制御部2
からのアクセスを可能とするマスクメモリー部32とを
有する。
上記欠陥データ部82は、上記撮像装置の画像信号より
欠陥候補データを検出する検査処理部821と、該欠陥
候補データと上記マスクメモリー部32の照合用スルー
ホール・マスクとを照合して真の欠陥データを検出する
照合部822と、データ集計部823と端末824と端
末CRT825とを有する。
また、上記メモリー制御部2は、上記マスクメモリー部
32に記憶されているスルーホール・マスクを、検査時
において、上記穴位置基準からスルーホールのランド位
置基準に位置補正して、上記マスクメモリー部に照合用
スルーホール・マスクを記憶させるためのメモリー制J
CPU部21と、上記位置補正の補正量を導き出すため
のスケール用メモリー部22と、CRTインターフェー
ス23と、CRT24と操作端末25とを存する。
更に、本例検査装置は、第1図に示すごとく。
マスター基板、被検査プリント配線基板の位置決めや、
ピース間のピッチ量の実測等を行うためのアライメント
部5を有するが、この点については後述する。
そこで、検査に当たっては、まずマスター基板を用いて
マスク部3において、前記穴位置に基づく仮のスルーホ
ール・マスクを作成、記憶する。
即ち、前記ドリルボード等のマスター基板を撮像装置1
1により撮像して、その穴位置を基準とする仮のスルー
ホール・マスクを作成し、これをマスクメモリー部32
に一旦記憶させる。この仮のスルーホール・マスクは、
マスター基板における穴位置と、スルーホールのランド
をマスクするに必要な大きさのマスクとよりなる画像信
号である。
次に、被検査プリント配線基板10について検査を行う
、この際には、まず、第3図に示すごとく、撮像装置1
1からの画像信号はCRTインターフェース23を経て
、CRT24にパターン画像200として表示される。
また、CRTインターフェース23を通じてマスクメモ
リー部32の前記板のスルーホール・マスクを上記と同
じCRT24に、スルーホール・マスク画像36として
表示する。更に、該CRT24には、CRTインターフ
ェース23を通じて、スケール用メモリー部22からの
スケール用のカーソル画像221を表示する。
そして、第3図に示すごと(、被検査プリント配線基板
の上記パターン画像200に示されるごとく、プリント
配線基板のスルーホールは、その穴位置201がランド
の中心位W(ランド位置)から「ズレ」ている(第従来
技術の第13図参照)、それ故、第3図に見られるごと
<、CRT24上には、穴位置に基づくスルーホール・
マスク画像36と、上記被検査プリント配線基板から得
られるパターン画像200との間に位置ずれを生じてい
る。
そこで、第4A図〜第4C図に示すごとく、上記スルー
ホール・マスク画像36とパターン画像200との間の
位置補正を、メモリー制御部2の上記カーソル画像22
1.操作端末25を用いて行う、そして、メモリー制御
CPU部21を介してマスクメモリー部32の仮のスル
ーホール・マスクを照合用スルーホール・マスクに補正
し、記憶させる。
即ち、第4A図に示すごとく、まずカーソル画像221
を穴位置に基づくスルーホール・マスク画像36の中心
位置に合わせて、その座標をメモリー制御CPU部21
に登録する(マスク中心番地の登録)。
次いで、第4B図に示すごとく、カーソル画像221を
、被検査体からのパターン画像200のランド中心位置
に合わせて、その座標をメモリー制?al!1CPU部
21に登録する(ランド中心番地の登録)。なお2両図
において、290はスルーホールの大部分、291はラ
ンド部分、292はラインパターン部分を示す。また、
第4C図については後述する。
その後5メモリー制御CPU部21は、上記座標位置の
差、即ち位置補正量を算出し、これに基づきマスクメモ
リー部における仮のスルーホール・マスクの位置を修正
し、照合用スルーホール・マスクとする。該照合用スル
ーホール・マスクは。
欠陥データ部82の照合部822に送られ、従来と同様
に欠陥候補データと照合してマスク処理を行う。
次に、前記第1図に示したアライメント部5は。
スルーホール・マスクを作成する際のマスター基板の位
置、及び検査時の被検査プリント配線基板の位置を正確
に決めるための装置である。
該アライメント部5は、第1図に示すごとく。
マスター基板又は被検査プリント配線基板を載置するた
めのテーブル54と、該テーブル54をX軸、Y軸方向
に移動して位置決めを行うためのモータ55,56と、
上記マスター基板又は被検査プリント配線基板上のスル
ーホール、ランド2配線パターン等を撮像する二次元カ
メラ511と。
2次元フレームメモリー部52と、テーブルの移動及び
移動座標を管理するテーブル制御CPU部53とを有す
る。該CPU部53は、欠陥データ部82の端末824
に接続する。
また、上記モータ55,56にはドライバー551.5
52.座標データのD/A変換器552゜562を接続
する。上記2次元カメラ511と2次元フレームメモリ
部52との間には、A/D変換器512を介設する。ま
た、2次元カメラ511には、CRT514を接続し9
両者間には二値画像とアナログ画像の表示切り換えスイ
ッチ513を介設する。
なお、上記テーブル54の上には、上記2次元カメラ5
11と、前記撮像装置11としての一次元CCDカメラ
とが、前記スルーホール・マスク作成時、検査時に、そ
れぞれ配線パターンをスキャン(走査)できるよう配設
しである。
次に、上記撮像装置によるプリント配線基板のスキャン
は、前記従来技術の第12図に示したごとく5個片プリ
ント配線基板の1ピース毎に行う方法もあるが2本例で
は、第2図に示すごとく。
ピースA−Pからなるプリント配線基板シートを。
同図の下方向、上方向、下方向の順序で走査する。
このときのカメラ幅方向視野115は、同図に一点鎖線
で示すごとく、ピース幅103の1.3倍である。
そして、スルーホール・マスク作成時に穴位置の認識を
行う領域は、スキャン方向の先頭ピースである0例えば
最初の下方向のスキャンの場合は。
ピースAの奥行き116(縦方向)と上記力′メラ視野
幅115(AとHの3分の1部分、即ち第2図の斜線範
囲)である。また、上方向スキャンの場合は、ピースE
、Lにおける上記実間き116と、上記カメラ視野幅1
15の範囲(Eの一部分とLの一部分)である。
次に、第5図〜第8図のフローチャートを用いて、照合
用スルーホール・マスクの作成につき説明する。
まず、第5図は、マスター基板より仮のスルーホール・
マスクを作成する順序を示している。即ち、ここでは、
まずステップ501において、前記アライメント部5の
テーブル上にマスター基板を位置決め固定する。そして
、ステップ(以下。
省略)502においてマスター基板の撮像を開始する。
ループ端504と508で囲った処理は。
スキャンするパスの1列分の処理内容を示しており、全
バスのスキャンが終了するまで、パス数分反復される。
パス数を管理するための変数がパスXであり、503は
その初期値として1をパスXに設定する処理である。
次に、505において、上記撮像により2値のスルーホ
ール穴像を得て、これをマスク作成部31に入力する。
また、この穴像をもとに、スルーホール・マスク像が撮
像スピードに同期して生成される。506において、上
記スルーホール・マスク像をマスクメモリー部32に保
存(記憶)する。このとき、検査開始位置データとピー
ス間ピッチデータにより、保存開始と終了のタイミング
が決定される。次に507において1次の列スキャンの
パス数Xが設定され、そしてループ端508において、
全パスが終了したかどうかの判定がなされ、全パスが終
了するまでループ1内の処理が反復される。以上の手順
でマスター基板の全スキャンが終了し、各スキャン・パ
スの先頭ピース分の仮のスルーホール・マスク像が全て
記憶される。
次に、第6A図及び第6B図は、スルーホール・マスク
の位置補正、つまり照合用スルーホール・マスクの作成
順序を示している。
まず、201において、アライメント部5における上記
マスター基板の基準位置に従って、被検査プリント配線
基板の位置決めを行う。次いで。
202においてパス数Xの値を初期設定し、ループ端2
03.215で囲んだループ1の反復処理を、全パス数
分実行する。反復処理の内容としては、まず、204で
、パス×において、スキャン方向の先頭ピース(前記第
2図の説明参照)中。
任意の位置を撮像する。
次に、205において撮像された2値のパターン画像が
CRTインターフェース23に人力され。
CRT24上に任意の色(例えば赤色)で、該パターン
画像200が表示される。そして、206で、マスクメ
モリー部32から現在撮像しているエリアに相当する部
分のスルーホール・マスク像のデータが読み出される。
207では、このスルーホール・マスク像36がCRT
インターフェース23に入力され、上記パターン画像と
は異なる色(例えば青色)で、同じCRT24上に表示
される。
また、208で、メモリー制JCPU部21によりスケ
ール用メモリー部22の中央十字カーソル画像221の
データを書き込む。そして、209で、スケール用メモ
リー部22のデータが読み′出され、CRTインターフ
ェース23に入力される。そして、上記CRT24上に
上記の2種の像と異なる色(例えば緑色)で十字カーソ
ル画像221が重ねて表示される(第3図参照)。
次に、210において、オペレータが、操作端末25に
より十字カーソル画像221をスルーホール・マスク3
6の中心に移動させ(第4A図)。
その位置をメモリー制wcPU部21に登録する。
即ち、マスク中心番地の登録を行う。
次に、211において、再び十字カーソル画像221を
エツチングパターン側に対応したスルーホールのランド
の中心に移動させ(第4B図)。
その位置を登録する。即ち、ランド中心番地の登録を行
う。
次に、212において、メモリー制御1cPU部21が
、上記のマスク中心番地とランド中心番地との差を演算
し、スルーホール・マスク像をランド中央部ヘシフトさ
せるためのベクトルを得る。
そして、213において、メモリー制wCPU部21は
、求めた上記シフト用ベクトルデータに従って、マスク
メモリー部32のデータを全て移動させる(書き換える
)。
これにより、各パス(スキャン頭載)の照合用スルーホ
ール・マスクが作成され、かつマスクメモリー部32に
記憶される。次に、214でパス数Xを増分し、ループ
端215において全パスの処理が終了したかを判定する
。全てのパスのスルーホールマスクを補正するまで;ル
ープ1を反復する。
次に、第7図は、被検査プリント配線基板の欠陥検査の
順序につき示している。
まず、401において、被検査プリント配線基板をアラ
イメント部5のテーブル54に位置決め固定する。そし
て、402で、アライメント・パターンを撮像し、基準
値をもとに被検査プリント配線基板を位置補正する。4
03で、撮像装N11による撮像を開始する。ループ端
405.413で囲った反復処理ループ1は、スキャン
1列(1パス)分の処理内容を示し、変数パスXにより
、パス数を管理し、全バス分、ループ1内の処理を反復
する。ループ端407.411で囲った反復処理ループ
2は、1パス中の1ピースの処理内容を示し、変数ピー
スYによりスキャン方向のピース数を管理し、1パス中
の全ピース分反復処理を行う。
ループ2の処理内容としては、まず、408でマスクメ
モリー部32から、パス×の照合用スルーホール・マス
クのデータが、撮像装置11の撮像に同期してスキャン
方向の1ピ一ス分に到るまで読み出される。このとき、
読み出し開始位置データと、ピース間ピッチデータとに
より、読み出し開始のタイミングが決定される。
そして、409において、読み出された照合用スルーホ
ール・マスクが、欠陥データ部82の照合部822に入
力され、検査処理部821からの欠陥候補データと照合
されて、マスク処理が行われる。従って1以上のループ
2の処理をスキャン方向の全ピース分反復し、さらにス
キャン全バス分反復すれば(ループ1)、1枚のプリン
ト配線基板の欠陥検査が終了する。
以上のごとく9本例によれば、欠陥候補データに対して
最適なスルーホール・マスクを照合することができ、ス
ルーホール周りからの虚報を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は実施例を示し、第1図は検査装置のブ
ロック線図、第2図は多ピース取りプリント配線基板と
撮像装置のスキャンの説明図、第3図はCRT上に表示
されたスルーホール・マスク画像、パターン画像及び十
字カーソル画像の説明図、第4A図〜第4C図は十字カ
ーソル画像による位置補正の説明図、第5図はスルーホ
ール・マスク作成のフローチャート、第6A図及び第6
B図はtl用スルーホール・マスクの作成のフローチャ
ート、第7図は欠陥検査時のフローチャート、第8図〜
第15図は従来例とその問題点を示し、第8図は配線パ
ターンの説明図、第9図及び第10図はスルーホールラ
ンドの説明図、第11図は従来の検査装置のブロック線
図、第12図は撮像時のスキャン説明図、第13図はス
ルーホールにおけるランドと穴位置のズレを示す説明図
。 第14図及び第15図はスルーホールとスルーホール・
マスクとの位置関係説明図である。 10、、、プリント配線基板。 200、、、パターン画像。 221、、、十字カーソル画像。 36、、、スルーホール・マスク画像。 910.配線パターン。 90、、、スルーホール。 91、、、ランド。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プリント配線基板上の配線パターンを撮像するた
    めの撮像装置と、スルーホール・マスクを作成、記憶さ
    せるためのマスク部と、配線パターンの欠陥を検出する
    ための欠陥データ部と、スルーホール・マスクの位置補
    正を制御するためのメモリー制御部とよりなり、 上記マスク部は、スルーホールの穴位置を基準にスルー
    ホール・マスクを作成するマスク作成部と、該スルーホ
    ール・マスクを一旦記憶すると共に上記メモリー制御部
    からのアクセスにより照合用スルーホール・マスクを記
    憶するマスクメモリー部とを有し、 上記欠陥データ部は、上記撮像装置の画像信号より欠陥
    候補データを検出する検査処理部と、該欠陥候補データ
    と上記マスクメモリー部の照合用スルーホール・マスク
    とを照合して真の欠陥データを検出する照合部と、デー
    タ集計部とを有し、また、上記メモリー制御部は、上記
    マスクメモリー部に記憶されているスルーホール・マス
    クを、検査時において、上記穴位置基準からスルーホー
    ルのランド位置基準に位置補正して、上記マスクメモリ
    ー部に照合用スルーホール・マスクを記憶させるための
    メモリー制御CPU部と、上記位置補正の補正量を導き
    出すためのスケール用メモリー部とを有することを特徴
    とするプリント配線基板の検査装置。
  2. (2)第1請求項において、上記プリント配線基板は、
    個片プリント配線基板を繰り返し複数のピースの行列に
    配置形成したプリント配線基板シートであって、上記マ
    スクメモリー部に記憶させるスルーホール・マスクは、
    上記撮像装置の一撮像範囲における先頭の撮像エリア分
    のみに限定して作成してあることを特徴とするプリント
    配線基板の検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003014434A (ja) * 2001-07-04 2003-01-15 Yamaha Fine Technologies Co Ltd ワークの位置決め装置、ワークの位置決め方法および該位置決め方法を実現するためのプログラム
CN114152615A (zh) * 2021-10-12 2022-03-08 宏华胜精密电子(烟台)有限公司 电路板检测设备的检测方法、装置、设备及存储介质

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CN114152615A (zh) * 2021-10-12 2022-03-08 宏华胜精密电子(烟台)有限公司 电路板检测设备的检测方法、装置、设备及存储介质

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