JPH041734A - カメラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は背面に撮影モードや撮影操作方法を解説した説
明書を設けたカメラに関するものである。

〔従来の技術〕

一般にカメラを購入すると、カメラの使い方や使用上の
注意を書いた取扱説明書が添付されてくる。また、コン
パクトカメラでは、所定の撮影モードを設定するとそれ
ぞれの撮影モードに対応したシンボルマークが液晶表示
板上に現れるようになっているものが知られている。

さらに最近では、インテリジェントカードと称するＩＣ
カードをカメラのホルダーに挿入することにより各種の
撮影モードを設定することができるカメラや、バーコー
ドを読み込むことによって特定のカメラマンの撮影手法
を自分の撮影技術として取り込むことができるようにし
たカメラも現れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記取扱説明書を１度や２度読んだだけ
で最近の多機能なカメラを自在に使いこなすことは困難
であり、１年のうちに１〜２回程度の使用が普通の一般
ユーザーにとって撮影直前に取扱説明書を再度読み直し
たり、取扱説明書を撮影現場に携行することは極めて面
倒である。また、上記コンパクトカメラの液晶表示は簡
便であるが、コスト等の制約から液晶表示部のサイズを
大きくすることが困難であり、いきおい各シンボルマー
クのサイズが小さくなる。したがって、シンボルマーク
だけで、初心者が十分に撮影モードの内容を知ることは
困難であった。

また、上記インテリジェントカードを使用するカメラを
自在に使いこなすには、各インテリジェントカードを携
行するとともに取扱説明書を事前によく読んでおき、各
インテリジェントカードによる撮影結果を確実に記憶し
てお（が、インテリジェントカードと取扱説明書とを常
に携行するが、使用するインテリジェントカードを一旦
決めたら途中で変更せずに撮り続けるようにするが、い
ずれにしても極めて面倒かつ不便であり、カメラの扱い
に不慣れな初心者では使いこなすことができなかった。

また、バーコードによる入力では、撮影途中で撮影モー
ドを変更するにはバーコード表及びバーコードリーダー
を携行する必要があり、これも大変に面倒である。

〔発明の目的〕

本発明は上述のような課題を解決するためになされたも
ので、取扱に不慣れなユーザーでもカメラに備わった種
々な機能を確実に駆使することができるようにしたカメ
ラを提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明のカメラは、カメラ
本体の前面に一辺が軸着されて取り付けられ、閉じ位置
と見開き位置とで異なる撮影モードの解説を表示させる
回動自在なプレートと、このプレートを閉じ位置と見開
き位置とでそれぞれ係止させる係止手段と、前記プレー
トの閉じ位置もしくは見開き位置で撮影モードの解説を
参照しながら操作できる位置に設けられたモード設定手
段とを備えたものである。

【作用〕

上記構成によれば、撮影現場で撮影モードの解説を簡単
に確認することができるので、カメラ本体と別に取扱説
明書等を携行する必要がなくなるとともに、初心者のユ
ーザーでもミスがない撮影を行うことができる。

以下、図面を参照して本発明の実施例について詳細に説
明する。

〔実施例〕

本発明の第１実施例を裏蓋側がら示す第１図において、
カメラ１０は通常のプログラムオート撮影の他に、例え
ば逆光、夜景、スローシンクロ。

多重露光等の撮影モードを合計６種類搭載した多モード
カメラである。そして、各撮影モードについて解説した
頁めくり式の説明書を裏蓋１２に備えていることを特徴
とするものである。

裏１１２には凹部１３が形成されており、この中央部に
は例えばプラスチック成形されたプレート１４が回動自
在に取り付けられている。プレート１４の上部には、第
２図に示すように、穴１５゜１６．１７及び突起１８が
形成されている。この穴１５．１６．１７からは、プレ
ート１４が第１図に示す第１位置にある場合に、撮影モ
ードを設定するためのモード設定ボタン２１．２２．２
３が突出される。このモード設定ボタン２１，２２゜２
３は、各々異なる２種類の撮影モードを選択的に設定す
ることができ、この切替えはモード設定ボタン２１の近
傍に設けられた切替えボタン２４の押圧の有無によって
行われる。この切替えボタン２４は、プレート１４が第
１位置にある場合に、突起１８によって押圧される。

なお、−旦設定した撮影モードを取り消すには、その撮
影モードを設定したモード設定ボタンを再度押圧してキ
ャンセルするが、もしくは他のモード設定ボタンを押圧
して他の撮影モードに変更すればよい。同一のモード設
定ボタンを再押圧してモード設定をキャンセルした場合
には、通常のプロクラムオート撮影となる。

プレート１４の片面には、第３図に示すように、３種類
の撮影モードの解説２６，２７．２８が枠で囲まれた絵
と文とで初心のユーザーにも分かりやすく表記されてお
り、これに対応したモード設定ボタン２１，２２．２３
が矢印によって明瞭に示されている。そして、プレート
１４を第２図のようにめ（ると、凹部１３の右側底部１
３ａにも他の３種類の撮影モードの解説３１，３２．３
３が印刷されている。また、解説２６，２７，２８゜３
１．３２．３３には、それぞれ１〜６の番号が付与され
ており、選択した撮影モードに対応した番号がモード設
定ボタン２２の上方に設けられた液晶表示板３４に表示
される。なお、例えば、解説２６は夕景や夜景を背景と
した人物撮影、解説２７は人物のいない夜景、解説２８
は逆光及び昼間の窓際に於ける人物撮影、解説３１はク
ローズアップ撮影、解説３２は多重露光、解説３３は速
写の各撮影モードをそれぞれ示している。

凹部１３の四隅には、第３図に示すように、小突起３５
．３６，３７．３８が形成されており、この小突起３５
．３６．３７．３８によってプレート１４は、前記第１
位置と第２図に示す第２位置との２カ所でそれぞれ裏蓋
１２の表面から突出しないようにクリックストップされ
る。なお、プレート１４の係止手段としては、これに限
らず、例えば凹部１３の左右底部とプレート１４との間
に互いに嵌脱される凹凸を設けてもよい。また、凹部１
３の四隅にフックを設けてこれにプレート１４の自由端
部が係止されるようにしてもよい。

また、裏蓋１２の左右には、プレート１４を回動させる
際に爪等でプレート１４の端を引っ掛けてプレート１４
を引き起こすための切り欠き部４１゜４２が設けられて
いる。

裏蓋１２をカメラ１０から取り外した状態を示す第４図
において、前記モード設定ボタン２１２２．２３．切替
えボタン２４及び液晶表示板３４は、カメラ本体４４の
パトローネ室４５．フィルム巻取り室４６及びフィルム
露光部４７を遮光する遮光リブ４８の外側に設けられて
いる。これによって、裏蓋１２に設けられたモード設定
ボタン２１．２２．２３及び液晶表示板３４に対応した
穴５１，５２．５３　（第５図参照）及び５４（第３図
参照）から装填フィルムへの光漏れが阻止されるととも
に、裏！１２との電気的な接続が不要になり、信顛性及
びコスト面で有利となる。

第１図のｖ−■断面を示す第５図において、前記モード
設定ボタン２１，２２．２３及び切替えボタン２４は導
電ゴム５５から形成されており、これらに対応した一対
の接点がカメラ本体４４内に取り付けられたプリント基
板５６上にそれぞれ設けられている。各ボタンを押圧す
ると、押し下げられた導電ゴム５５が一対の接点と同時
に接触し、接点同士を短絡させる。また、モード設定ボ
タン２１，２２．２３はプレー）１４を介しても指先等
で押圧できる長さに設定されており、切替えボタン２４
は逆に指先等で不用意に押圧されないように、かつ突起
１８でのみ押圧されるようにその長さが短く設定されて
いる。

以上のように構成されたカメラ１０の作用を説明する。

プログラムオート以外の撮影モードによって撮影する場
合には、裏蓋１２を見て所望の撮影モードを探す。例え
ば、プレート１４が第１位置にある場合には、第１図、
第３図に示すように、解説２６，２７．２８が表示され
ている。この中に希望の撮影モードが見つからない場合
には、切り欠き部４１から爪を入れてプレート１４の自
由端を引き起こし、プレート１４を反時計方向へ回動さ
せる。そして、プレート１４を凹部１３に押しつけるよ
うにすると、プレート１４は小突起３７．３８によって
第２位置にクリックストップされる。これによって、右
側底部１３ａに解説３１゜３２．３３が現れるから、こ
の中がら希望の撮影モードを選択する。

例えば、希望の撮影モードが解説３２で示される多重露
光モードであったとすれば、第２図に示す状態でモード
設定ボタン２２を押圧する。これによって、液晶表示板
３４に解説３２の撮影モードに対応した番号５が表示さ
れる。つぎに、被写体に撮影レンズを向けてシャッタボ
タンを押し込む。シャッタボタンを押圧している間だけ
、フィルム送りが停止されたままシャッタの開閉２チヤ
ージが繰り返され、同一コマに複数回の露光が行われる
。多重露光モードを解除するには、再び１度モード設定
ボタン２２を押圧するが、他の撮影モードへ切り替えれ
ばよい。

つぎに、本発明の第２実施例を示す第６図において、カ
メラ７０の裏蓋７２には凹部７３が形成されており、こ
の中央部には回動自在にプレート７５が設けられている
。そして、凹部７３の底部７３ａ及びプレート７５の両
面には、絵と文による撮影モードの解説が合計１２種類
掲載されている。この解説にはそれぞれ１から１２まで
番号が付されており、この番号に従って裏蓋７２の右上
に設けられたモード設定ボタン７６を数回押し、カメラ
７０の上面に設けられた液晶表示板７８に希望した撮影
モードの番号を表示させれば、撮影モードの設定がなさ
れる。

以上のように、各撮影モードについての解説を頁めくり
式にカメラの背面に設けるとともに、各撮影モードの解
説とモード設定操作との対応を明瞭に示したので、初心
のユーザーでも各撮影モードの設定を間違いなく行なえ
る。

なお、以上の実施例では、プレートをプラスチック成形
し、小突起でクリックストップさせるようにしたが、例
えばプレートを金属製とし、磁石により吸着、係止させ
るようにしてもよい。また、カメラの背面に頁めくり式
に参照されるものとして撮影モードの解説を挙げたが、
本発明はこれに限定されることなく、例えばカメラ操作
全般に関する取扱説明書等でもよく、また撮影モードと
カメラ操作説明等を混在させてもよい。

また、撮影モード等を説明する絵と文はシール等で張替
え可能としてもよく、プレートとプレートが収納される
凹部とを裏蓋と側構造にして取替可能としてもよい。さ
らに、裏蓋を、例えば説明文を日本語で表記した国内仕
様と英語で表記した海外仕様の２種類用意することによ
り、カメラ本体の構造は同一でも異なる仕様のカメラを
簡単に組み立てることができる。

〔発明の効果］ 以上のように本発明のカメラによれば、カメラ本体の背
面に撮影モードの解説を頁めくり式に設け、撮影モード
の解説を参照しながらモード設定が行えるようにしたの
で、カメラ本体と別に取扱説明書を携行する必要がなく
なり、カメラの取扱に不慣れなユーザーでもカメラに搭
載された多くの機能を簡単、確実に使いこなせる。

４、

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明の第１実施例の外観を斜め後方
から示す斜視図である。 第３図は第１実施例の背面を示す平面図である。 第４図は第１実施例の裏蓋を外した状態を示す斜視図で
ある。 第５図は第１実施例の要部を示す断面図である。 第６図は本発明の第２実施例の外観を斜め後方から示す
斜視図である。 １０゜ １２゜ １４゜ １８　・ ２１゜ ２４　・ ２６゜ ３４゜ ７０　・ ７２　・ ７５　・ ２２゜ ２７゜ ７８　・ カメラ 裏蓋 プレート 突起 モード設定ボタン 切替えボタン ２．３３・・解説 液晶表示板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）種々の撮影モードを有し、これらを随時切り替え
   て撮影を行うカメラにおいて、 カメラ本体の背面に一辺が軸着されて取り付けられ、閉
   じ位置と見開き位置とで異なる撮影モードの解説を表示
   させる回動自在なプレートと、このプレートを閉じ位置
   と見開き位置とでそれぞれ係止させる係止手段と、前記
   プレートの閉じ位置もしくは見開き位置で撮影モードの
   解説を参照しながら操作できる位置に設けられたモード
   設定手段とを備えたことを特徴とするカメラ。