JPH0450933A

JPH0450933A - カメラの撮影モード入力装置

Info

Publication number: JPH0450933A
Application number: JP2158396A
Authority: JP
Inventors: Yasuhiro Nishitani; 西谷　泰浩
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1990-06-15
Filing date: 1990-06-15
Publication date: 1992-02-19
Anticipated expiration: 2011-12-25
Also published as: JP2567497B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、カメラに関し、更に詳しくは、カメラの撮影
モード入力装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、カメラの自動露出機構には、被写体輝度に応じ、
シャッター速度と絞り値との組み合わせを一義的に決定
するプログラム式ＡＥがある。しかし、このプログラム
式Ａ、　Ｅでは、撮影者の自由意志に暴く撮影条件の選
択が出来ないため、このプログラム式ＡＥを撮影者の意
図するモードに変更して、撮影者の目的に応じた写真撮
影を行うカメラが広く普及している。このよ・うなカメ
ラには、撮影者の意図する撮影モードをカメラに入力す
る撮影モード入力装置が備えである。

この撮影モード入力装置としては、ダイヤル又はボタン
操作により、撮影者の意志に従った撮影モードを入力す
るものが知られているが、操作の簡略化のために、ＩＣ
カードで入力する方式やバーコードで入力する方式など
も採用されてきている。

ＩＣカードによる入力方式では、撮影モードに対応した
プログラムを記憶しているＲＯＭ及びＣＰＵを内蔵した
ＩＣカードが用いられ、撮影者が選択したＩＣカードを
、カメラに装着することにより、自動的に撮影モードの
変更が行える。また、バーコードによる入力方式では、
撮影モードに対応した作例写真集から、撮影者の意志に
従って作例写真を選定し、この選定された作例写真に対
応するバーコードを、バーコードリーダーで読み取って
、カメラに入力するようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、ダイヤル又はボタン操作により、撮影者の意志
に従った撮影モードを入力する方式は、ダイヤル又はボ
タンの操作を撮影者が記憶しなければならず、したがっ
て、必ず説明書が必要になる。また、ＲＯＭやＣＰＵを
内蔵したＩＣカードを用いてカメラに撮影モードを入力
する方式は、ＩＣカードそのものが高価であるため、種
々の撮影モードごとにＩＣカードを揃えることは費用的
な負担が大きくなるとともに、それらのＩＣカードを常
時携帯する必要がある。さらに、バーコード入力方式の
場合には、撮影モードに対応した作例写真集とバーコー
ドリーダーとの二点を必要とするため、高価であるとと
もに、携帯するときに不便である。

Ｃ発明の目的〕本発明は上記のような背景を考慮してなされたもので、
携帯する必要がなく、簡単な操作で撮影モードを選定で
きるカメラの撮影モード人力装置を提供することを目的
とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上記目的を達成するために、撮影モードに対
応した内容を表したモード表示が施されているとともに
、モード表示に対応したデータを記した表示シートと、
この表示シートを給送させる給送手段と、前記モード表
示を表示させる表示窓と、前記給送手段により、複数の
モード表示のうちから１つのモード表示を表示窓に位置
決めする位置決め手段と、表示窓に位置決めされたモー
ド表示に対応したデータを読み取る読取り手段と、この
読み取られたデータに対応し、複数の撮影モードのうち
から１つの撮影モードを選択する撮影モード選択手段と
からカメラの撮影モード入力装置を構成したものである
。

〔作用〕

上記によれば、表示シートを給送させ、表示モードを表
示窓に位置決めすることにより、データが読み取られ、
モード表示に対応した撮影モードが自動的に設定される
。

以下、図面にしたがって本発明の一実施例について説明
する。

〔実施例〕

第２図は、本発明の実施例に係る撮影モード入力装置を
備えたカメラの外観を示す。

同図において、カメラには、前面に撮影レンズ１０、ス
トロボ発光部１１．ＡＦ窓１２が、背後面にメインスイ
ッチ１３．　　モード選択スイッチ１４、ファインダー
１５が、さらに、上面右にシャッターボタン１６がそれ
ぞれ配設されている。そして、カメラのメインスイッチ
１３をＯＮにすると、レンズバリヤが開いて撮影準備状
態となる。

以後、ファインダー１５より被写体を覗き、シャッター
ボタン１６を半押しすると、自動的にピント合わせを行
い、さらに、そのままシャッターボタン１６を押下する
と撮影が行われる。

また、このカメラは、モード表示１７を裏蓋１８に設け
た表示窓１９に露呈させることにより、撮影者の意図す
る撮影モードで撮影が行えるようになっている。

モード選択スイッチ１４は、第２図に示すモード選択ス
イッチ１４の左右に記された右矢印、又は、左矢印方向
に押圧されることにより、ＯＮする。これによって、撮
影者の意図する表示モード１７が選択できる。そして、
モード選択スイッチ１４を同図に示すような状態にする
とＯＦＦする。

これによって、撮影者の意図する表示モード１７ａが表
示窓１９に露呈される。

このような操作によって撮影者の意図する撮影モードを
カメラに入力するカメラの撮影モード入力装置は、裏蓋
１８に内蔵されており、第１図に示すように、軸の一端
に溝車２５が取りつけられた原動リール２１．追従リー
ル２２や原動リール２１と追従リール２２とに巻回され
た表示シート２３等から構成されている。

原動リール２１と追従リール２２とに対しては、表示シ
ート２３０両端部が巻着されており、ゴムヘルド２４が
溝車２５に巻き掛けられているため、互いに連動する。

また、モード選択スイッチ１４と対応して正逆回転する
電動モーター２６には、原動ギヤー２７が設けられてい
る。この原動ギヤー２７は、原動リール２１の軸の他端
に設けた伝動ギヤー２８と歯合している。このように、
表示シート２３は、電動モーター２６の回転によって何
方かのリール２１．２２に巻回されなから給送される。

なお、符号３０は、追従リール２２を回動自在に保持し
ている保持部材である。この保持部材３０は、バネ２９
によって原動リール２１方向と反対方向に付勢されてい
る。このハネ２９の付勢により、リール２１．２２に巻
回される表示シート２３の弛みが防止される。

表示シート２３の上面には、前述したモード表示１７が
複数節されている。モード表示１７ａは、例えば、「風
景モード」等のモード表示芯３３が記載され、その横に
は、モード表示芯３３に対応する絵柄３４が記されてい
る。また、モード表示芯３３の下には、モード表示芯３
３に関する説明文３５が記載されている。説明文３５の
内容は、例えば、「被写界深度を浅くすることにより、
人物のみにピントを合わせて背景をボカす。」等である
。

表示シートの下縁には、モード表示１７に対応したデー
タが記されている。このデータは、透過孔３７を複数配
置させ、これらの透過孔３７の配置を変化させることに
よってモード表示１７に対応したデータとなる。

これらの透過孔３７は、八個のフォトインクラブタ３８
ａ〜３８ｈで読み取られる。このフォトインクラブタ３
８ａ〜３８ｈには、それぞれ投光部と受光部とを備え、
透過孔３７が投光部と受光部との間に位置決めされたと
きに、フォトインタラプタ３８の各々の受光部が投光部
からの光を受光するか否かによって、「１」又は「０」
の信号を組み合わせて出力する。

表示シート２３の上方に設けられたフォトインクラブタ
４２は、各モード表示１７の右上に設けられている透過
孔４３を前述同様に読み取るためのフォトインクラブタ
である。同図に示す透過孔４３ａがフォトインクラブタ
４２の投光部と受光部との間に位置した時、モード表示
１７ａが表示窓１９に位置決めされ、このモード表示１
７ａに対応して配置された透過孔３７ａ、３７ｇ、３７
ｈがフォトインクラブタ３８ａ、３８ｇ、３８ｈの投光
部と受光部との間に位置決めされる。

なお、符号４０は、フォトインクラブタ３８ａ〜３８ｈ
、４２の投光部と受光部との間で表示シート２３を一定
な高さに保持しているローラーである。

透過孔４３がフォトインクラブタ４２で読み取られた時
に出力される「１」又はｒ□、の信号は、位置決め信号
として後述するＣＰＵ４５に取り込まれる。また、フォ
トインクラブタ３８ａ−ｈから出力される「１」又は「
０」の信号の組み合わせは、モード表示信号として、Ｃ
ＰＵ４５に取り込まれる。

ＡＦ装置４６は、第２図に示すＡＦ窓１２の奥に内蔵さ
れ、被写体距離を読み取る装置である。

この被写体距離の情報は、ＡＦ装置４６からＣＰＵ４５
に送出される。測光装置４７は、被写体輝度を測光する
装置である。この被写体輝度の情報は、測光装置４７か
らＣＰＵ４５に送出される。

また、フィルム感度入力装置４８は、フィルムが装填さ
れた時に、フィルムの感度を読み取り、得られたフィル
ム感度の情報をＣＰＵ４５に送出する。これにより、Ｃ
ＰＵ４５は、フィルム感度の情報をＲＡＭ４９に格納し
ておく。

ＲＯＭ５０には、各モード表示１７に対応したプログラ
ムが記憶されている。

ＣＰｔＪ４５は、モード選択スイッチ１４から取り込ま
れる信号に対応して電動モーター２６を制御する。なお
、この電動モーター２６を制御する時は、ドライバー５
１を介して行われる。

さらに、ＣＰＵ４５は、シャッターボタン１６から半押
し信号を受は取ると、前述した各装置から情報を取り込
み、モード表示信号を読み取る。

このモード表示信号に対応したプログラムをＲＯＭ５０
から選定し、各装置から得られた情報を基に選定したプ
ログラムにしたがって演算処理を行う。この演算処理で
得られたデータは、ＲＡＭ４９に格納される。

その後、ＣＰＵ４５は、シャッターボタン１６からレリ
ーズ信号を受は取ることによって、ＲＡＭ４９に格納さ
れたデータを読み出し、このデータを基に、シャッター
装置５３．絞り装置５４ストロボ装置５５を制御して撮
影が行われる。

上記構成による作用について、以下に説明する。

先ス、メインスイッチ１３をＯＮにする。その後、撮影
者の意図する撮影を行う場合は、モード選択スイッチ１
４を操作して行われる。例えば、第２図に示すモード選
択スイッチ１４を矢印右方向にＯＮする。この信号を受
けたＣＰＵ４５は、ドライバー５１に正転駆動信号を送
出する。電動モータ２６が正転することによって表示シ
ート２３は、追従リール２２から原動リール２１に巻回
される。この表示シート２３に施された各モード表示１
７は、表示窓１９に順番に露呈される。

なお、ＣＰＵ４５は、モード表示１７が施された数と対
応した透過孔４３の数を既知しており、この透過孔４３
の数に基づき、表示シート２３が給送中に得られる「１
」となる位置決め信号をカウントし、演算処理を行う。

したがって、ＣＰＵ４５は、表示シート２３の両端に施
されたモード表示１７が表示窓１９に露呈されることを
認識し、この表示シート２３の両端に施されたモード表
示１７が表示窓１９に露呈されることにより、ドライバ
ー５１に停止信号を送出する。これにより、表示シート
２３の給送が停止し、撮影者に表示シート２３のエンド
を知らせることができる。

撮影者が意図するモード表示を表示窓１９で選択した後
、モード選択スイッチ１４をＯＦＦする。

これにより、ＣＰＵ４５は、モード選択スイッチ１４か
らＯＦＦ信号を受は取り、位置決め信号が「１」となっ
た時、ドライバー５１に停止信号を送出する。これによ
って、表示シート２３の給送が停止し、撮影者の意図す
るモード表示１７が表示窓１９に露呈される。

なお、撮影者は、前述したモード表示名３３゜絵柄３４
．簡単な説明文３５を見ながら、撮影者の意図するモー
ド表示１７を表示窓１９で選択する。したがって、表示
シート２３は、モード表示芯３３．絵柄３４．簡単な説
明文３５が読み取れるスピードで給送されているもので
ある。

意図するモード表示１７を選択した後、撮影を行うにあ
たっては、先ず、ファインダー１５から被写体を覗き、
シャッターボタン１６を半押しする。これにより、ＣＰ
Ｕ４５は、シャッターボタン１６から半押し信号を受け
て、前述したように各装置から得られる情報を取り込む
とともに、第２図に示すフォトインタラプタ３８ａ〜３
８ｈから得られるモード表示信号を一斉に読み取る。

ＣＰＵ４５は、モード表示信号に対応するプログラムを
ＲＯＭ５０に記憶した各プログラムの中から選定する。

このモード表示信号とモード表示に対応したプログラム
との対応表を表−１に示す。

このように、モード表示１７に対応したプログラムには
、例えば、風景モードやポートレー１へモード、結婚式
モード、スポーツモード、オートフラケットモードなど
のプログラムがある。例えば、風景モードは、被写体輝
度とフィルム悪魔と被写体距離との情報を基に、被写体
深度を浅くするように最適な絞り値を割り出して露出を
制御し、撮影を行うプログラムである。

また、オートブラケットモードは、自動的に決まった露
出値を基準に、一定の露出差でオーバー側とアンダー側
とにそれぞれ複数枚連続的に撮影するプログラムである
。

ＣＰＵ４５は、例えば、ｒ　１０００００１１」となる
モード表示信号を受は取ると、表−１に示すように「風
景モード」と判断し、ＲＯＭ５０に記憶されている風景
モードのプログラムにしたがって演算処理する。その後
、前述したように各装置を制御し、撮影者の意図する撮
影を行う。

以上説明した本発明の実施例では、電動モーター２６を
別途に設ける必要は無く、例えば、フィルム給送用の電
動モーター等と兼用することができる。これにより、本
発明のカメラの重量は、それほど重くならず携帯性に支
障を来すことはない。

また、本発明の実施例では、フォトインクラブタ３８ａ
〜３８ｈ、４２が用いられているため、表示シート２３
の色を、例えば、黒系色にするとチャタリングの防止に
なり、読み取り不能や読み取り間違いを防止できる。

別の実施例としては、第１図に示す表示シート２３をエ
ンドレスタイプの表示シートにすると、電動モーター２
６を正転させるだけで良い。

また、別の実施例として、第１図に示すようなカメラの
撮影モード入力装置を裏蓋に内蔵し、この裏蓋が交換可
能となっている。このような裏蓋は、各種用意され、例
えば、旅行用裏蓋や運動会用裏蓋等というような名前で
呼ばれている。旅行用裏蓋に対しては、旅行した時に頻
繁に使用される風景モードや記念撮影モード等の撮影モ
ードと対応したモード表示が施された表示シートを内蔵
している。また、運動会用裏蓋に対しては、運動会で頻
繁に使用されるスポーツモード等の撮影モードと対応し
たモード表示が施された表示シートを内蔵している。し
たがって、このような裏蓋を交換することにより、撮影
者の意図する撮影モードがカメラに入力されるものであ
る。これによれば、カメラの裏蓋を各種用意することに
より、撮影モードの種類を増やすことができ、また、撮
影モードの内容を細かなニュアンスまで指定できる。

さらに、本発明の実施例では、給送手段が第１図に示す
ように、モード選択スイッチ１４の操作と対応した電動
モーター２６の回転により表示シート２３の給送を自動
的に行っているが、別の実施例として、電動モーター２
６を使用せずに原動リール２１と連動するダイヤルを設
け、このダイヤルを手動で回して表示シート２３を給送
させる構造でも良いのはもちろんである。

（発明の効果〕以上説明したように、本発明では、撮影モードの内容を
明示するモード表示を有した表示シートに、モード表示
に対応するデータが記されているため、不慣れなユーザ
でも絵柄や文字等からなるモード表示を見ることによっ
て、簡単に意図する撮影モードで撮影が行える。また、
本発明に係るカメラの撮影モード入力装置は、カメラに
内蔵されているため、別途にバーコードやＩＣカード等
を必要とせず、携帯性の点でも優れている。そして、ボ
タンやダイヤルを別途に設ける必要も無（、説明書等を
必要としない。さらに、ＩＣカードやバーコードで入力
するものと比較して、大幅なコストダウンとなる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係るカメラの撮影モード入力装置の
主要部を示す斜視図である。第２図は、カメラの撮影モード入力装置を用いたカメラ
の外観を示す斜視図である。１４　・　・　・　・　・　・　・　・　・　・１７　
・　・　・　・　・　・　・　・　・　・１８　・　・
　・　・　・　・　・　・　・　・１９　・　・　・　
・　・　・　・　・　・　・２３　・　・　・　・　・
　・　・　・　・　・２６　・　・　・　・　・　・　
・　・　・　・３８ａ　〜３８ｈ、　　４２− ４５　・　・　・　・　・　・　・　・　・モード選択
スイッチモード表示裏蓋表示窓表示シート電動モーターフォトインクラブタ　Ｐ　ＵＡＭ・　ＲＯＭ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数の撮影モードのうちから撮影者の意図する撮
影モードをカメラに入力するカメラの撮影モード入力装
置において、前記撮影モードに対応した内容を表したモード表示が施
されているとともに、モード表示に対応したデータを記
した表示シートと、この表示シートを給送させる給送手
段と、前記モード表示を表示させる表示窓と、前記給送
手段により、複数のモード表示のうちから１つのモード
表示を表示窓に位置決めする位置決め手段と、表示窓に
位置決めされたモード表示に対応したデータを読み取る
読取り手段と、この読み取られたデータに対応し、複数
の撮影モードのうちから１つの撮影モードを選択する撮
影モード選択手段とからなるカメラの撮影モード入力装
置。