JPH0417195Y2 - - Google Patents

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JPH0417195Y2
JPH0417195Y2 JP1985155955U JP15595585U JPH0417195Y2 JP H0417195 Y2 JPH0417195 Y2 JP H0417195Y2 JP 1985155955 U JP1985155955 U JP 1985155955U JP 15595585 U JP15595585 U JP 15595585U JP H0417195 Y2 JPH0417195 Y2 JP H0417195Y2
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head
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の属する技術分野 この考案は走行玩具の形態からロボツト玩具の
形態に可逆的に変化する形態変化玩具に関するも
のである。
従来技術とその欠点 従来品はとかく、構造が複雑になり勝であり、
変形作業も容易でなかつた。
この考案の目的 この考案は上記の点に鑑み、走行玩具のうち、
とくにダンプカーの形態からロボツト玩具の形態
に、又はその逆に簡単な構成で変化でき、しか
も、いずれの状態でも容易に安定状態で固定する
ことができる形態変化玩具を提供することを目的
とする。
この考案の実施例 次に、この考案の一実施例を図面に基いて説明
する。
この考案による玩具は、走行玩具がシヨベル付
きダンプカーの形態を有する自動車玩具の場合で
ある。
図示の実施例による形態変化玩具は、自動車の
形態からロボツトの形態に可逆的に変化すること
ができるように、ボデイ部材Aと、このボデイ部
材に出没自在に備えられたヘツト部材Bと、ボデ
イ部材の左右両側に揺動自在に取付けられた一対
のサイド部材Cと、ボデイ部材の後部にクリツク
ヒンジにより回動自在に連結された一対のボトム
部材Dとからなついる。
そして、ボデイ部材Aは自動車玩具の形態的特
徴を表現する運転室1及び人又は貨物の収容部2
を有し、また、ロボツト玩具の形態的特徴を表現
する胸部3及び胴部4を一体に有する。自動車は
ダンプカーの形態を備えるために収容部2は上方
に開放したバケツトの形を有している。ヘツド部
材Bは一部外側面にシール貼着又は凹凸成形によ
り自動車のフロント部の外観模様5を有し、他の
面に同様にシール貼着又は凹凸成形によりロボツ
トの顔面模様など6を備えてロボツトの頭部の形
態を有しており、このヘツド部材Bは後述される
嵌合構造により前記ボデイ部材Aの前部中央にお
いて出没自在に取付けられている。
一対のサイド部材Cは、一端に開口する筒状に
形成されて、自動車玩具のための、例えばミサイ
ル又は弾丸などの発射筒の形状を有するととも
に、ロボツト玩具のための腕の形状を有してい
る。
一対のボトム部材Dは自動車玩具のための車輪
7又はキヤタピラーなどの走行手段を支持する支
持体としての外観形態を有し、また、ロボツト玩
具の形態的特徴を表現する脚の外観を備えてい
る。また、図示の例はボトム部材の先端にシヨベ
ルカーにおけるシヨベルと同様の形状を有し、か
つ、ロボツトの足の形状に似せた揺動部材8が回
動自在に連結されている。
上記の各構成部材A〜D及び後述される他の詳
細な構造により、この考案に係る玩具は第1図に
示すシヨベル付きダンプカーの形態が、各構成部
材の連結部の回動・反転などにより第2図に示す
ようにロボツトの形態に変化させることができ
る。続いて、このような形態変化を可能にする各
構成部材の構造を詳細に説明する。
ボデイ部材Aは、第5図ないし第7図に示すよ
うに、中空箱状に形成されて、運転室1とその後
部に台1aを一体に有する上部A1と、台1aの
後端部に回動自在に取付られたバケツト2と、及
び上部A1の下面開口を閉塞する蓋のような形状
に形成された下部A2とからなり、上部A1及び下
部A2の対向面の一方に突設した貫通孔を有する
軸9にねじを貫通し、他方に突設したねじ受け1
0にねじ込むことにより第5図に示すように上部
A1と下部A2が中空箱状に連結されている。また、
台1aの後端部には孔11が設けられ、その孔い
反円状のラツク部材12が嵌合され、台1aに固
定された軸13により回転自在に支持されてお
り、そのラツク部材の孔11より外部に突出され
た部分にバケツト2を固着してある。また、台1
aの下面に、爪14がその一端において固定さ
れ、爪の他端はラツク部材12の周面に向つて延
長・当接されている。これにより、ラツク部材1
2は爪14に対して回転可能であるとともに、任
意の位置で停止される。第6図はバケツトを台上
に載置した状態を、第5図はバケツトを回動して
バケツト内の収容物を投下しているときの形態を
それぞれ表現しており、ラツク部材12と爪14
の作用によりいずれの状態にも固定される。
ボデイ部材Aの上部A1の前部中央には前方及
び下面に開放する開口が設けてあり、上部A1
下部A2を連結したときに、前部からボデイ部材
内方に連通する孔15が形成される。また、ボデ
イ部材の下部A2の前部中央に下面に開口する長
孔16が形成してあり、さらに、その長孔の左右
両側において前記開口孔15からボデイ部材内方
に平行に延長する壁17,18が設けられ、両壁
の対向面の前後二箇所において凹溝19o,19
i,20o,20iが設けられている。
ヘツド部材Bは第6図及び第7図に示すよう
に、ほぼ矩形のブロツク状に形成され、その前面
には自動車のフロントの外観模様を印刷したシー
ルの貼着又はヘツド部材の凹凸成形により自動車
フロントの外観を有しており、また、下面にロボ
ツトの顔面の模様6を印刷したシールの貼着又は
ヘツド部材の凹凸成形によりロボツト頭部の外観
を備えている。
さらに、ヘツド部材Bはロボツト顔面に対して
左右両側において延出する弾性板21,22が設
けられ、かつ、その弾性板の間のおいて首のよう
に延出する安定板23が設けられ、その安定板に
動作片24が突設されている。そして、このヘツ
ド部材は安定板23及び弾性板21,22ととも
にボデイ部材の孔15からボデイ部材の中に出入
れ自在に嵌合され、安定板23は動作片24を長
孔16から外部に突出させ、長孔16の周囲平面
に当接して安定した状態で長孔に沿つて摺動可能
であり、また、弾性板21,22はその先端に形
成してある凸部21a,22aが常時壁17,1
8に向つて押圧させてある。25はヘツド部材B
を下部A2の壁17,18の間に揺動自在に嵌合
したのち、ヘツド部材Bを被覆して下部A2に固
着され、ヘツド部材の移動を安定化する保持部材
である。
弾性板の凸部21a,22aはボデイ部材の壁
17,18の凹溝19o,19i,20o,20
iに緊密に嵌合しうる寸法及び形状を有してい
る。そして、壁17,18の前後の凹溝19o,
19i,20o,20i間の距離はヘツド部材の
凸部21a,22aを壁の前部の凹溝19o,2
0oに嵌合している状態におけるヘツド部材のボ
デイ部材の開口より突出されている長さにほぼ等
しい。
上記の構成により、動作片24を長孔16に沿
つて前方に移動し、ヘツド部材Bをボデイ部材A
の孔15から外方に突出させると、動作片24が
長孔の端部に係止されるとともに、弾性板21,
22の凸部21a,22aが前部の凹溝19o,
20oに嵌合して固定され、また、動作片を反対
方向に移動すると動作片が長孔の他端に係止され
るとともに、弾性板の凸部21a,22aが後部
の凹溝19i,20iに嵌合して、ヘツド部材が
ボデイ部材の前部に収納された状態で固定され
る。
サイド部材Cは長手方向一端部にのみ開口する
円筒状に形成されて、弾丸又はミサイルなどの発
射筒としての外観を有し、他端部側面に突設した
軸26にフランジ27を設け、そのフランジをボ
デイ部材Aの上部A1及び保持部材25の前部左
右両側に設けた嵌合溝28,29に回転自在に嵌
合して、サイド部材Cがボデイ部材Aの側面にお
いて軸26の軸線を中心として回転自在に取付け
られている。サイド部材Cはまた、自由端側内部
にロボツトの手の形状を有する手部材30が挿入
され、その手部材に突設された突起31をサイド
部材Cの側面に設けられた長孔から外部に突出し
てあつて、その突起を指先などで長孔に沿つて移
動させることにより手をサイド部材の先端から出
没させることができる。
ボトム部材Dは一端から他端にかけて順次径が
大きくなる角筒状に形成されて、ロボツトの脚の
外観を有し、また、ボトム部材の先端にロボツト
の足の形状を有する揺動部材8を軸32により回
転自在に取付けられている。両ボトム部材Dの互
いに反対側には前後に回転自在の車輪7,7を取
付けるとともに、前記揺動部材8を一面に開口し
た容器状に形成することにより、揺動部材をシヨ
ベルに見たてたシヨベルカー又は前記バケツトの
外観によりシヨベル付きダンプカーの外観を有し
ている。
ボトム部材Dは、その細い側の一端がクリツク
ヒンジ33により回動自在にボデイ部材の台1a
に連結されている。クリツクヒンジ33は、第9
図に例示するように、ボデイ部材Aに固着される
第1継手34と、ボトム部材Dに固着される第2
継手35と、両継手をその軸線回りに回転自在に
連結する軸36と及び軸35と一方の継手34の
内部孔37の間に挿入されて、両継手の対向面に
設けられた歯車面を常時当接するように付勢する
バネ38とからなつている。39は軸36の他端
を固定する固定具である。これにより、各ボトム
部材をクリツクヒンジによりボデイ部材に対して
回転すると、歯の噛合いにより任意の角度に停止
することができる。
上記の構成により、第1図に示されている自動
車の形態は、第10図に示すように、クリツクヒ
ンジによりボトム部材Dを回転してボデイ部材A
とボトム部材を一直線状に伸長するとともに、サ
イド部材Cを軸26回りに前方に回動し、また、
突起31により手部材30を延出させて、ロボツ
トの手付き腕の外観を備えさせ、ボトム部材Dの
揺動部材8を軸32を中心に回動してロボツトの
足を有する脚の外観を備え、さらにボデイ部材A
の胸部に突出する動作片24を指先で長孔16に
沿つて移動させると、ボデイ部材に没入されてい
たヘツド部材Bが突出され、正面に顔面を有する
ロボツト頭部が現われる。こうして、第2図に示
されているロボツトの形態が得られる。
上記と逆の動作をすることにより、第2図のロ
ボツトの形態が第1図の自動車玩具の形態に再び
復帰することができる。
この考案の効果 上述のように、この考案に係る形態変化玩具
は、ボデイ部材の一側面に走行玩具のボデイの形
状を、他側面にロボツトの胸部と胴部の形状を備
え、そのボデイ部材の前記中央に設けた孔に、前
面に走行玩具のフロントの模様を、下面にロボツ
ト玩具の顔面模様を有するヘツド部材を出没自在
に、かつ、突出状態と収容状態とに選択的に固定
できるように嵌合し、一対のボトム部材の一端を
ボデイ部材のヘツド部材と反対側にクリツクヒン
ジにより連結し、ボデイ部材の左右両側には筒状
のサイド部材を、ボトム部材の左右両側には走行
手段をそれぞれ備えたものであるので、ヘツド部
材をボデイ部材から突出させ、サイド部材を任意
の方向に回動し、ボトム部材をクリツクヒンジを
介してボデイ部材の延長上に回転させることによ
り、ロボツトの形態に変化させることができ、ま
た、ヘツド部材をボデイ部材内に収容し、サイド
部材をボデイ部材の側面に平行状に整列させ、ボ
トム部材をクリツクヒンジを介してボデイ部材と
重なり合うように回動させることにより、前記走
行手段で走行する走行玩具の形態に変化させるこ
とができる。しかも、バケツトを任意の角度に回
転して止めることができるので、ダンプカーの形
態となり、さらに、揺動部材を開口させると、シ
ヨベル付きダンプカーの形態となる。そして、構
成が比較的簡単であつて、製造コストが安く、変
形作業も容易であり、変形後の安定性も高いとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであり、
第1図は自動車玩具の形態を備えている状態の斜
視図、第2図はロボツト玩具の形態に変化された
状態における斜視図、第3図及び第4図はそれぞ
れ自動車玩具の形態を他面より見た斜視図、第5
図は付属部材を展開した状態の斜視図、第6図は
ボデイ部材を分解して示す斜視図、第7図はヘツ
ド部材取付け構造を示す分解斜視図、第8図はヘ
ツド部材とボデイ部材の一部を第7図と反対側よ
り見た斜視図、第9図はクリツクヒンジの構造を
示す断面図、第10図は第1図のものを展開する
過程を示す斜視図である。 A……ボデイ部材、B……ヘツド部材、C……
サイド部材、D……ボトム部材、15……孔、1
6……長孔、19o,19i,20o,20i…
…凹溝、21,22……弾性板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (イ) ボデイ部材Aと、ヘツド部材Bと、一対のサ
    イド部材Cと、一対のボトム部材Dとを有し、 (ロ) ボデイ部材は、一側面に走行玩具のボデイの
    形状を、他側面にロボツトの胸部及び胴部の形
    状を備え、前記中央には前方に開口する孔を有
    し、 (ハ) ヘツド部材は、前面に走行玩具のフロントの
    模様を、下面にロボツト玩具の顔面模様をそれ
    ぞれ有して、前記ボデイ部材の前記孔に入出自
    在に、かつ、前記ヘツド部材に設けた弾性板の
    摩擦により突出状態と収容状態とに選択的に固
    定可能に嵌合されており、 (ニ) サイド部材は一端部に開口する筒状に形成さ
    れて、前記ボデイ部材の左右両側に、その他端
    部においてこれに直交する軸回りに回転自在に
    支持され、 (ホ) ボトム部材は、筒状に形成されて先端に一面
    に開口した容器状の揺動部材を備えてロボツト
    の脚の外観を有し、一端がクリツクヒンジによ
    り前記ボデイ部材の前記ヘツド部材と反対側部
    分に連結され、かつ、一対のボトム部材の互い
    に反対側に走行手段を備えており、 (ヘ) 前記ボデイ部材は、背面にバケツトを有し、
    そのバケツトは後端部がボデイ部材に中心にお
    いて回転自在に支持された半円状のラツク部材
    に固着され、そのラツク部材にはボデイ部材に
    固着された爪の先端が押圧当接されていること
    を特徴とする形態変化玩具。
JP1985155955U 1985-10-12 1985-10-12 Expired JPH0417195Y2 (ja)

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JPS6264594U JPS6264594U (ja) 1987-04-22
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5840196B2 (ja) * 1976-11-12 1983-09-03 ヤマハ株式会社 波形信号発生装置
JPS598990A (ja) * 1982-07-07 1984-01-18 株式会社バンダイ 形態変化ロボット玩具の脚部装置

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JPS6264594U (ja) 1987-04-22

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