JPH04171013A - フィルターの清浄化処理方法 - Google Patents
フィルターの清浄化処理方法Info
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- JPH04171013A JPH04171013A JP29543790A JP29543790A JPH04171013A JP H04171013 A JPH04171013 A JP H04171013A JP 29543790 A JP29543790 A JP 29543790A JP 29543790 A JP29543790 A JP 29543790A JP H04171013 A JPH04171013 A JP H04171013A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
この発明は、流体物を濾過処理するフィルター濾過孔を
清浄化する方法であって、特に鏡検に供するプレパラー
トを作成するためのフィルターの濾過孔に堆積される残
留色素や赤血球その他の不純物を除去しつるフィルター
の清浄化処理方法に関するものである。
清浄化する方法であって、特に鏡検に供するプレパラー
トを作成するためのフィルターの濾過孔に堆積される残
留色素や赤血球その他の不純物を除去しつるフィルター
の清浄化処理方法に関するものである。
〔従来の技術]
従来、体腔液、髄液あるいは尿などの細胞診断に供する
プレパラートの作成方法の一穫として、ボアフィルター
法が知られているところである。
プレパラートの作成方法の一穫として、ボアフィルター
法が知られているところである。
この方法は、たとえば5± 1.2μm程度の微細径の
透孔を開設した薄膜からなるフィルター上で流体状検体
の濾過処理を行ない、診断に供する細胞を捕捉し、標本
を作成するものである。
透孔を開設した薄膜からなるフィルター上で流体状検体
の濾過処理を行ない、診断に供する細胞を捕捉し、標本
を作成するものである。
即ち、第5図に示すように、細胞を捕捉し、これをドラ
イヤーなど適宜の乾燥処理手段により、細胞が変質しな
いよう配慮しつつ乾燥処理して固定し、染色処理すると
共に、不要な染色色素についてはこれを洗滌して除去し
、スライドガラス上にカバーガラスなどを利用して封入
してプレパラートを作成し、これを鏡検に供するもので
あって、この方法によれば、たとえば遠心沈澱法を採用
した場合のように、特に含有タンパク質の量が僅少な液
状検体を湿固定処理する際には、細胞の集積率および固
定率が低下して、精密な細胞診断が期待できず、また、
細胞含有率の低い検体についてみれば、細胞分布密度の
小さい標本しか得られず、鏡検の際の時間の損失が大き
いものであったが、この点については、このボアフィル
ター法であれば、細胞を十分高密度に紛失しない状態で
捕捉しつるものであって、有用性が高いものである。
イヤーなど適宜の乾燥処理手段により、細胞が変質しな
いよう配慮しつつ乾燥処理して固定し、染色処理すると
共に、不要な染色色素についてはこれを洗滌して除去し
、スライドガラス上にカバーガラスなどを利用して封入
してプレパラートを作成し、これを鏡検に供するもので
あって、この方法によれば、たとえば遠心沈澱法を採用
した場合のように、特に含有タンパク質の量が僅少な液
状検体を湿固定処理する際には、細胞の集積率および固
定率が低下して、精密な細胞診断が期待できず、また、
細胞含有率の低い検体についてみれば、細胞分布密度の
小さい標本しか得られず、鏡検の際の時間の損失が大き
いものであったが、この点については、このボアフィル
ター法であれば、細胞を十分高密度に紛失しない状態で
捕捉しつるものであって、有用性が高いものである。
ところで、前記したボアフィルター法にあっても依然と
して解決を求められている問題点が存していた。
して解決を求められている問題点が存していた。
即ち、この方法によって作成されたプレパラートを鏡検
に供した際には、検診者の視界には第4図(イ)に見る
ように、細胞Wの他に染色色素などの残留物像Rがリン
グ状に視認され、これを細胞核と誤認するおそれもあり
、鏡検作業に支障を来すものであった。
に供した際には、検診者の視界には第4図(イ)に見る
ように、細胞Wの他に染色色素などの残留物像Rがリン
グ状に視認され、これを細胞核と誤認するおそれもあり
、鏡検作業に支障を来すものであった。
ところで、この残留物像Rの発現要因は、細胞染色時の
色素が、フィルターの濾過孔内に滞留し、その表面張力
の強さの故に洗滌処理によっても除去されないまま堆積
して形成されるもので、殊に濾過孔を覆うように位置す
る細胞Wの下面において残留色素となってプレパラート
内に封入されてしまうこととなり、これがため当該色素
がフィルターの濾過孔の存在を誇示するようにリング状
に視認されることとなるのである。
色素が、フィルターの濾過孔内に滞留し、その表面張力
の強さの故に洗滌処理によっても除去されないまま堆積
して形成されるもので、殊に濾過孔を覆うように位置す
る細胞Wの下面において残留色素となってプレパラート
内に封入されてしまうこととなり、これがため当該色素
がフィルターの濾過孔の存在を誇示するようにリング状
に視認されることとなるのである。
しかして、特にギムザ1Gie■sa)染色法による場
合には、アズールブルーとメチレンブルーとエオシンと
をグリャリンメタノールを溶剤として溶解させて得られ
たギムザ原液を緩衝液で希釈したものを標本に供給し、
その後この標本の一側から給水し、余剰の色素を洗い流
し、竪型状に配設し、乾燥させるものであるが、この場
合には青紫色状に細胞Wが染色されて鏡検に供されるも
のであって、この際にも同色状のリング状の残留物像R
が鮮やかに視認されることとなり、正確な細胞診にとっ
ては真に不都合な支障となるものであった。
合には、アズールブルーとメチレンブルーとエオシンと
をグリャリンメタノールを溶剤として溶解させて得られ
たギムザ原液を緩衝液で希釈したものを標本に供給し、
その後この標本の一側から給水し、余剰の色素を洗い流
し、竪型状に配設し、乾燥させるものであるが、この場
合には青紫色状に細胞Wが染色されて鏡検に供されるも
のであって、この際にも同色状のリング状の残留物像R
が鮮やかに視認されることとなり、正確な細胞診にとっ
ては真に不都合な支障となるものであった。
[問題点を解決する手段9作用1
この発明は、従来のボアフィルター法による宿命的とも
言えるこの問題点を完璧に解決しつる優れた方法を提供
できるものであって、その特徴点は、流体状の清浄化材
をフィルターの一方の表面に付設するに当って、フィル
ターの濾過孔内にもこの清浄化材が十分侵入するように
強制し、次にこの清浄化材が硬化した後これをフィルタ
ーから剥脱する点にあるもので、この結果、濾過孔に浸
入・硬化した清浄化材が濾過孔内の残留物を剥離させ、
搬出しつるものであるから、フィルターに透設した微細
な濾過孔は、単純な処理手法によって、安全に清浄化処
理しつるものであり、特にボアフィルター法に利用され
る細胞を担持しつるフィルターにあってはその濾過孔内
に滞留する色素などの残留物が完全に除去されつるもの
であるから、このフィルターを利用したプレパラートを
鏡検した際には、残留物像Rによる誤診が発生せず、精
密診断が可能となったものである。
言えるこの問題点を完璧に解決しつる優れた方法を提供
できるものであって、その特徴点は、流体状の清浄化材
をフィルターの一方の表面に付設するに当って、フィル
ターの濾過孔内にもこの清浄化材が十分侵入するように
強制し、次にこの清浄化材が硬化した後これをフィルタ
ーから剥脱する点にあるもので、この結果、濾過孔に浸
入・硬化した清浄化材が濾過孔内の残留物を剥離させ、
搬出しつるものであるから、フィルターに透設した微細
な濾過孔は、単純な処理手法によって、安全に清浄化処
理しつるものであり、特にボアフィルター法に利用され
る細胞を担持しつるフィルターにあってはその濾過孔内
に滞留する色素などの残留物が完全に除去されつるもの
であるから、このフィルターを利用したプレパラートを
鏡検した際には、残留物像Rによる誤診が発生せず、精
密診断が可能となったものである。
[実施例]
次に、この発明の内容を、その実施例を示す図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
多数の極微細な濾過孔IAを透設した透光性′ の薄葉
シート材からなるフィルター1の表面IB上に細胞Wを
捕捉し、該フィルター1上に担持させた状態で細胞Wに
染色処理を施こす工程については、前記した従来技術の
方法と格別具なるところはないので、ギムザ染色法につ
いて、この発明を実施した具体的内容を以下に説明する
。
シート材からなるフィルター1の表面IB上に細胞Wを
捕捉し、該フィルター1上に担持させた状態で細胞Wに
染色処理を施こす工程については、前記した従来技術の
方法と格別具なるところはないので、ギムザ染色法につ
いて、この発明を実施した具体的内容を以下に説明する
。
(1)捕捉工程
第2図および第3図に示すようなステンレス製の支持枠
10に、微細な濾過孔IAを透設したフィルター1を一
体的に連着し、該フィルター1を検体処理手段の筒体H
内に気密−状に装填し、矢印に示すように検体を供給し
て濾過処理し、所望のサイズの細胞Wのみをその表面I
B上に捕捉する。
10に、微細な濾過孔IAを透設したフィルター1を一
体的に連着し、該フィルター1を検体処理手段の筒体H
内に気密−状に装填し、矢印に示すように検体を供給し
て濾過処理し、所望のサイズの細胞Wのみをその表面I
B上に捕捉する。
(2)乾燥工程
次でこのフィルター1上の細胞Wに小型ドライヤーなど
により約3〜5分間送風し、細胞Wが変質しないように
してこれを強制乾燥させる。
により約3〜5分間送風し、細胞Wが変質しないように
してこれを強制乾燥させる。
(3)固定工程
前工程で十分乾燥処理された細胞Wをメタノールなどの
溶液に浸漬させて固定させる。
溶液に浸漬させて固定させる。
(4)染色工程
染色処理にあたっては、水で10倍程度に希釈したpH
6,2程度の緩衝液約10rnJ2に対し、前記のギム
ザ原液を数滴供与し15〜20分間程度放置して細胞W
を十分均質に染色処理させる。
6,2程度の緩衝液約10rnJ2に対し、前記のギム
ザ原液を数滴供与し15〜20分間程度放置して細胞W
を十分均質に染色処理させる。
(5)洗滌工程
この状態で染色処理された細胞Wに給水し余剰の色素を
洗い流し処理する。
洗い流し処理する。
(6)乾燥工程
次で、このフィルター1を個別的に傾斜状に配設して数
分間放置し、細胞Wからの水分の自然流出を図り乾燥さ
せる。
分間放置し、細胞Wからの水分の自然流出を図り乾燥さ
せる。
この結果、細胞Wはフィルター1上に固定された状態で
十分に染色処理されることとなるが、第1図(イ)に見
られるように、洗滌処理によっても流失しなかった残留
色素などがその表面張力によりフィルター1の濾過孔I
Aの殊に細胞Wの下面に臨む個所に残留物D 五となって滞留することとなる。
十分に染色処理されることとなるが、第1図(イ)に見
られるように、洗滌処理によっても流失しなかった残留
色素などがその表面張力によりフィルター1の濾過孔I
Aの殊に細胞Wの下面に臨む個所に残留物D 五となって滞留することとなる。
(7)清浄化工程
(7−11清浄化材の付設(圧着、噴射他)次にフィル
ター1の裏面IC(細胞Wが担持された表面IBの対向
面)上に液状もしくはゲル状などの清浄化材Cを塗布ロ
ーラーもしくはコテなどを利用して加圧状態で塗着させ
る。
ター1の裏面IC(細胞Wが担持された表面IBの対向
面)上に液状もしくはゲル状などの清浄化材Cを塗布ロ
ーラーもしくはコテなどを利用して加圧状態で塗着させ
る。
この処理によって、第1図C口)にみるようにフィルタ
ー1の裏面ICのみならず、フィルター1の濾過孔IA
内にもこの清浄化材Cが侵入し、付着される。
ー1の裏面ICのみならず、フィルター1の濾過孔IA
内にもこの清浄化材Cが侵入し、付着される。
なお、この場合利用した清浄化材Cの組成分についてみ
れば、なによりも細胞Wもしくはフィルター1を損傷さ
せ、あるいは変質させるおそれのないものであって、し
かも剥脱工程の際に、引張力を与えても容易に破断され
ることがないよう弾力性を具備し、加えて前記の残留物
IDを搬出するための微粘稠性を帯びたものであること
が望ましいものである。このため、この実施例において
は、プロピレングリコールのような保湿剤、パラベンな
どの防腐剤、パラフィンあるいは酢酸トコペ フェロールなども、ゴムもしくはシリコン系の弾力性付
与剤を適量添加してなる素材を主成分とし、これにイソ
プロ、キシレン、アルコールもしくは水などの溶剤を注
加して溶解させてスラリー状(ゲル状)となしたものと
し、これをフィルター1に塗着させるようにして以下に
述べるような良好な結果が得られた。
れば、なによりも細胞Wもしくはフィルター1を損傷さ
せ、あるいは変質させるおそれのないものであって、し
かも剥脱工程の際に、引張力を与えても容易に破断され
ることがないよう弾力性を具備し、加えて前記の残留物
IDを搬出するための微粘稠性を帯びたものであること
が望ましいものである。このため、この実施例において
は、プロピレングリコールのような保湿剤、パラベンな
どの防腐剤、パラフィンあるいは酢酸トコペ フェロールなども、ゴムもしくはシリコン系の弾力性付
与剤を適量添加してなる素材を主成分とし、これにイソ
プロ、キシレン、アルコールもしくは水などの溶剤を注
加して溶解させてスラリー状(ゲル状)となしたものと
し、これをフィルター1に塗着させるようにして以下に
述べるような良好な結果が得られた。
(7−2)乾燥
前工程で塗着したフィルター1の裏面IC上の清浄化材
Cを約20分間自然乾燥させるものであるが、ドライヤ
ーなどを利用した強制乾燥を施こす際は、3〜4分程度
で十分に乾燥され硬化される結果が確認された。(第1
図C口)) (7−3)清浄化材の剥脱 前工程によって幾分弾力性を保有した状態で硬化された
清浄化材Cを第1図(ハ)に示すように矢印方向にゆっ
くりと剥脱させる。
Cを約20分間自然乾燥させるものであるが、ドライヤ
ーなどを利用した強制乾燥を施こす際は、3〜4分程度
で十分に乾燥され硬化される結果が確認された。(第1
図C口)) (7−3)清浄化材の剥脱 前工程によって幾分弾力性を保有した状態で硬化された
清浄化材Cを第1図(ハ)に示すように矢印方向にゆっ
くりと剥脱させる。
この結果、清浄化材Cは、フィルター1の裏面ICから
少し宛剥離されると同時に、フィルター1の濾過孔IA
内に侵入して硬化した部分が突起CAとなって該濾過孔
IAから抜脱されることとなる。
少し宛剥離されると同時に、フィルター1の濾過孔IA
内に侵入して硬化した部分が突起CAとなって該濾過孔
IAから抜脱されることとなる。
この際にこの濾過孔IA内に付着されていた残留物ID
は、濾過処理時に滞留したまま残存している赤血球の溶
血した後のカスなどその他の不純物と共に一挙に該濾過
孔IAの内壁から剥離させて除去されるものである。
は、濾過処理時に滞留したまま残存している赤血球の溶
血した後のカスなどその他の不純物と共に一挙に該濾過
孔IAの内壁から剥離させて除去されるものである。
(8)封入工程
次で、フィルター1上で十分乾燥済みの細胞W上に封入
剤を適当量だけ滴下させて封入処理する。
剤を適当量だけ滴下させて封入処理する。
(9)プレパラート化工程
最後にこの細胞Wをフィルター1と共に、スライドガラ
ス上でカバーガラスで被覆させ、プレパラートを完成す
る。
ス上でカバーガラスで被覆させ、プレパラートを完成す
る。
(101!!検工程
前記の如くにフィルター1の濾過孔IA内より剥脱され
た清浄化材Cにより残留物IDは完全に除去されている
ため、検診者による鏡検の際には、第4図(ロ)にみる
ように染色処理された細胞Wのみが鮮明に視認できるも
のであり、従来例を示す第4図(イ)に見られるような
リング状の残留色素などの残留物像Rの存在により恰も
細胞Wの核が視認されるかの如き誤診断を下すおそれは
なく、極めて精密に細胞Wの鏡検をなしうるものである
。
た清浄化材Cにより残留物IDは完全に除去されている
ため、検診者による鏡検の際には、第4図(ロ)にみる
ように染色処理された細胞Wのみが鮮明に視認できるも
のであり、従来例を示す第4図(イ)に見られるような
リング状の残留色素などの残留物像Rの存在により恰も
細胞Wの核が視認されるかの如き誤診断を下すおそれは
なく、極めて精密に細胞Wの鏡検をなしうるものである
。
以上、この発明の方法について、鏡検に提供するボアフ
ィルターの汚損を清浄化する場合について、実施例を挙
げて詳しく説明を試みたが、この発明に係る方法は、微
細孔(FineMeshl を清浄に処理しつる技術の
創意・工夫に係るものであって、たとえば、液状物に限
定されることなく粉粒状物をも濾過処理しつる汎用の濾
過機器などの目詰りを処理し、濾過の効率化を図るもの
として広(活用できるものであることは例示するまでも
ないことである。またこの場合、微細孔に付着した不純
物の剥脱を容易にするため、予め溶解処理剤を噴射2滴
下、その他の方法によってフィルター上に供与した後、
清浄化材を付着させ、次で該清浄化材を固形化させた後
、これを剥離するようにすれば。
ィルターの汚損を清浄化する場合について、実施例を挙
げて詳しく説明を試みたが、この発明に係る方法は、微
細孔(FineMeshl を清浄に処理しつる技術の
創意・工夫に係るものであって、たとえば、液状物に限
定されることなく粉粒状物をも濾過処理しつる汎用の濾
過機器などの目詰りを処理し、濾過の効率化を図るもの
として広(活用できるものであることは例示するまでも
ないことである。またこの場合、微細孔に付着した不純
物の剥脱を容易にするため、予め溶解処理剤を噴射2滴
下、その他の方法によってフィルター上に供与した後、
清浄化材を付着させ、次で該清浄化材を固形化させた後
、これを剥離するようにすれば。
−層効果的に微細孔の清浄処理を達成しつるものである
。
。
なお、清浄化材の付設方法としては、(7−11工程に
よる圧着、噴射処理の他にも各種の手法が挙げられるも
ので、たとえば、第6図に示すように、フィルム状基材
F上に乾燥化処理された清浄化材Cを層状に付設し、使
用に当っては、この清浄化材Cに水その他の溶剤りを注
加して清浄化材Cをゲル状化させ、フィルター1の下面
に矢印に示すように圧着させ、次でこれを剥離させるよ
うにして濾過孔IAを清浄化処理するようにするものや
、もしくは、ゲル状のままの清浄化材Cを乾燥化しない
ようにフィルム状基材F上に担持させ、これをそのまま
フィルターlに付設する方法などが同一技術思想として
把握されうるものである。
よる圧着、噴射処理の他にも各種の手法が挙げられるも
ので、たとえば、第6図に示すように、フィルム状基材
F上に乾燥化処理された清浄化材Cを層状に付設し、使
用に当っては、この清浄化材Cに水その他の溶剤りを注
加して清浄化材Cをゲル状化させ、フィルター1の下面
に矢印に示すように圧着させ、次でこれを剥離させるよ
うにして濾過孔IAを清浄化処理するようにするものや
、もしくは、ゲル状のままの清浄化材Cを乾燥化しない
ようにフィルム状基材F上に担持させ、これをそのまま
フィルターlに付設する方法などが同一技術思想として
把握されうるものである。
〔発明の効果j
この発明は、以上詳述した通りの清浄化処理方法に係る
ものであって、流体状の清浄化材をフィルターの微細孔
に侵入させて固形化させ、次でこれを剥脱するだけで微
細孔内に付着された残留物が除去できるものであり、そ
の処理工程は極めて単純で、安全且つ速やかにこれを実
施できるものであって、真に有用性が高いものであり、
殊に極微細孔を具有するボアフィルターにこの方法を実
施した際にも、そのフィルター透孔は、容易にしかも完
璧に清浄化処理でき、このボアフィルターを利用したプ
レパラートを鏡検すると、残留色素などによるリング状
の残留物は全(視認されることがなく、細胞核の存在を
誤認するかの如きおそれが皆無となり、効率的に精密で
誤診のない細胞診をなしつるものである。。
ものであって、流体状の清浄化材をフィルターの微細孔
に侵入させて固形化させ、次でこれを剥脱するだけで微
細孔内に付着された残留物が除去できるものであり、そ
の処理工程は極めて単純で、安全且つ速やかにこれを実
施できるものであって、真に有用性が高いものであり、
殊に極微細孔を具有するボアフィルターにこの方法を実
施した際にも、そのフィルター透孔は、容易にしかも完
璧に清浄化処理でき、このボアフィルターを利用したプ
レパラートを鏡検すると、残留色素などによるリング状
の残留物は全(視認されることがなく、細胞核の存在を
誤認するかの如きおそれが皆無となり、効率的に精密で
誤診のない細胞診をなしつるものである。。
第1図(イ)〜(ハ)は、この発明の実施例に右ける清
浄化処理工程の説明図、第2図は、支持枠付フィルター
の平面図、第3図は、前記フィルターを検体処理手段に
装填した一部縦断面図、第4図(イ)、(ロ)は、鏡検
の際視認される細胞の平面図、第5図は、ボアフィルタ
ー法による鏡検に至る処理工程説明図、第6図は、清浄
化材の他の実施例の説明図を示すものである。 1−・・フィルター IA・・・濾過孔 1B・・−表面 IC・・・裏面 L D −・・残留物 C・・・清浄化材 CA・・・突起 代理人 弁理士 岡 1) 和 喜 第1図 (イ) (ロ) (ハ)
浄化処理工程の説明図、第2図は、支持枠付フィルター
の平面図、第3図は、前記フィルターを検体処理手段に
装填した一部縦断面図、第4図(イ)、(ロ)は、鏡検
の際視認される細胞の平面図、第5図は、ボアフィルタ
ー法による鏡検に至る処理工程説明図、第6図は、清浄
化材の他の実施例の説明図を示すものである。 1−・・フィルター IA・・・濾過孔 1B・・−表面 IC・・・裏面 L D −・・残留物 C・・・清浄化材 CA・・・突起 代理人 弁理士 岡 1) 和 喜 第1図 (イ) (ロ) (ハ)
Claims (2)
- (1)流体を濾過処理するフィルターの清浄化処理方法
であって、塩化ビニールなどのビニール系もしくは、ポ
リエチレンなどのポリマー系の素材を、たとえばキシレ
ン、アルコールあるいは水などの溶剤により溶解させた
液状の清浄化材を、フィルターの濾過孔内に該清浄化材
が十分侵入されるように付勢して当該フィルターの一方
の表面に付設して硬化させ、次でこの清浄化材をフィル
ターより剥脱させ、この際、前記濾過孔内に侵入して硬
化した清浄化材が濾過孔内面に付着した不純物を剥離し
て搬出するようにした清浄化処理方法。 - (2)プレパラートを作成するためにフィルター上に捕
捉した細胞などの検体を染色した後、洗滌処理した該フ
ィルターを清浄化処理する請求項1記載のフィルターの
清浄化処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29543790A JPH0779936B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | フィルターの清浄化処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29543790A JPH0779936B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | フィルターの清浄化処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04171013A true JPH04171013A (ja) | 1992-06-18 |
JPH0779936B2 JPH0779936B2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=17820586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29543790A Expired - Lifetime JPH0779936B2 (ja) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | フィルターの清浄化処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0779936B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU677515B2 (en) * | 1994-02-28 | 1997-04-24 | Sola International Inc. | Lens wafers with removable coating |
US5883169A (en) * | 1995-01-26 | 1999-03-16 | Sola International Holdings Ltd. | Lens wafers with removable coating |
US6109748A (en) * | 1994-02-28 | 2000-08-29 | Sola International, Inc. | Lens wafer with removable coating |
-
1990
- 1990-11-02 JP JP29543790A patent/JPH0779936B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU677515B2 (en) * | 1994-02-28 | 1997-04-24 | Sola International Inc. | Lens wafers with removable coating |
US6109748A (en) * | 1994-02-28 | 2000-08-29 | Sola International, Inc. | Lens wafer with removable coating |
US5883169A (en) * | 1995-01-26 | 1999-03-16 | Sola International Holdings Ltd. | Lens wafers with removable coating |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0779936B2 (ja) | 1995-08-30 |
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