JPS62121332A - 顕微鏡観察用標本の作成方法 - Google Patents
顕微鏡観察用標本の作成方法Info
- Publication number
- JPS62121332A JPS62121332A JP25990485A JP25990485A JPS62121332A JP S62121332 A JPS62121332 A JP S62121332A JP 25990485 A JP25990485 A JP 25990485A JP 25990485 A JP25990485 A JP 25990485A JP S62121332 A JPS62121332 A JP S62121332A
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- Japan
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- specimen
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、顕微鏡によって観察する細胞等の標本を作成
するための方法に関するもので、特に、細胞等の観察試
料を含む液からその試料を分離するためにフィルタを用
いるようにした。
するための方法に関するもので、特に、細胞等の観察試
料を含む液からその試料を分離するためにフィルタを用
いるようにした。
顕微鏡観察用標本の作成方法に関するものである。
(従来の技術)
例えば、がん細胞の有無、成育状態、あるいは試薬に対
する反応等を調べるときには、採取した細胞を顕微鏡下
で検査する細胞診という手法が採られることが多い。こ
のような細胞診を行うときには、一般に、採取した検体
を細分し、薬品を加えて1〜2i!!間培養した後、ス
ライドグラス上に標本を作成して、400〜600倍程
度の顕微鏡によっ゛て検鏡する。
する反応等を調べるときには、採取した細胞を顕微鏡下
で検査する細胞診という手法が採られることが多い。こ
のような細胞診を行うときには、一般に、採取した検体
を細分し、薬品を加えて1〜2i!!間培養した後、ス
ライドグラス上に標本を作成して、400〜600倍程
度の顕微鏡によっ゛て検鏡する。
このような標本を作成する場合、従来は、培Aされた細
胞片を培養液とともにスライドグラスにに塗抹して、洗
浄液によって培養液を洗い流した後、染色するようにし
ていた。
胞片を培養液とともにスライドグラスにに塗抹して、洗
浄液によって培養液を洗い流した後、染色するようにし
ていた。
しかしながら、このような塗抹法による標本作成では、
スライドグラス上に塗抹するとき、その塗抹作業に伴う
物理的要因によって細胞が破壊されてしまったり、培養
液を洗い流すとき、細胞がともに流されてしまったりし
て、正確な分析ができなくなることが多い。そのために
、この方法による標本作成には、かなりの熟1礫を要す
ることとなり、時間がかかってコストも高いものとなっ
ている。
スライドグラス上に塗抹するとき、その塗抹作業に伴う
物理的要因によって細胞が破壊されてしまったり、培養
液を洗い流すとき、細胞がともに流されてしまったりし
て、正確な分析ができなくなることが多い。そのために
、この方法による標本作成には、かなりの熟1礫を要す
ることとなり、時間がかかってコストも高いものとなっ
ている。
このようなことから、一部では、培養された細胞片をフ
ィルタによって18養液から分離させ、フィルタに付着
した細胞片をそのまま染色して、これを標本として検鏡
するという試みも行われている。
ィルタによって18養液から分離させ、フィルタに付着
した細胞片をそのまま染色して、これを標本として検鏡
するという試みも行われている。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、このように細胞等の試料が付着したフィ
ルタをそのまま標本とするようにしたものでは、検鏡時
に、フィルタの細孔、すなわちフィルタボアが細胞等と
ともに見えることになる。特に、従来は、このようなフ
ィルタとして−・般にセルロース系のフィルタが用いら
れていたが、そのようなセルロース系フィルタのボアは
複雑な形状をしているので、ボア壁面に染料が付着しや
すく、細胞等との区別がつきにくくなるという問題があ
った。また、細胞等がボア内に入り込むと、その正確な
形状を視認することができなくなるという問題もあった
。そのために、このようなフィルタ法による標本作成は
、現実にはほとんど行われていない。
ルタをそのまま標本とするようにしたものでは、検鏡時
に、フィルタの細孔、すなわちフィルタボアが細胞等と
ともに見えることになる。特に、従来は、このようなフ
ィルタとして−・般にセルロース系のフィルタが用いら
れていたが、そのようなセルロース系フィルタのボアは
複雑な形状をしているので、ボア壁面に染料が付着しや
すく、細胞等との区別がつきにくくなるという問題があ
った。また、細胞等がボア内に入り込むと、その正確な
形状を視認することができなくなるという問題もあった
。そのために、このようなフィルタ法による標本作成は
、現実にはほとんど行われていない。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであっ
て、その目的は、フィルりによって、細胞等の試料が破
壊されることなく分離されるようにしながら、その試料
のみを容易に、かつ正確に判別することができるように
することである。
て、その目的は、フィルりによって、細胞等の試料が破
壊されることなく分離されるようにしながら、その試料
のみを容易に、かつ正確に判別することができるように
することである。
(問題点を解決するための手段)
この目的を達成するために1本発明では、フィルタとし
て、溶剤によって溶解させ得る合成樹脂等の材料からな
るフィルタを用いるようにしている。そして、観察試料
を含む液をそのフィルタによって濾過して、そのフィル
タ上に試料を付着させ、染色した後、そのフィルタをス
ライドグラス上に載せ、溶剤によって溶解させるように
している。
て、溶剤によって溶解させ得る合成樹脂等の材料からな
るフィルタを用いるようにしている。そして、観察試料
を含む液をそのフィルタによって濾過して、そのフィル
タ上に試料を付着させ、染色した後、そのフィルタをス
ライドグラス上に載せ、溶剤によって溶解させるように
している。
(作用)
このような方法を用いることにより、試料はフィルタに
よって確実に捕捉されるようになり、破壊されたり流さ
れてしまったりするようなことはなくなる。そして、そ
のフィルタは、スライドグラス上で溶解されるので、フ
ィルタボアは完全に消滅し、検鏡時にそのボアが支障と
なることはなくなる。また、ボア内に入り込んでいた試
料も、フィルタの溶解によって露出するので、それを視
認することができるようになる。
よって確実に捕捉されるようになり、破壊されたり流さ
れてしまったりするようなことはなくなる。そして、そ
のフィルタは、スライドグラス上で溶解されるので、フ
ィルタボアは完全に消滅し、検鏡時にそのボアが支障と
なることはなくなる。また、ボア内に入り込んでいた試
料も、フィルタの溶解によって露出するので、それを視
認することができるようになる。
(実施例)
以丁1図面を用いて本発明の詳細な説明する。
図は、本発明による顕微鏡観察用標本の作成方法の一実
施例を示すもので、それぞれ異なる過程における状態を
示す図である。
施例を示すもので、それぞれ異なる過程における状態を
示す図である。
例えばがん細胞の細胞診を行うときには、まず、採取し
た細胞を培養し、それを細分して、それぞれに異なる試
薬を加え、更に培養する。
た細胞を培養し、それを細分して、それぞれに異なる試
薬を加え、更に培養する。
こうして、それぞれ異なる観察試料を含む多種類の試料
液を作っておく、そして、その試料液を、第1図(A)
、(B)に示されているような器具1によって濾過する
。
液を作っておく、そして、その試料液を、第1図(A)
、(B)に示されているような器具1によって濾過する
。
この器具1は、フィルタ2が貼り付けられたフィルタ座
3を上下から挟み付けるパツキン4.5と、更にそのパ
ツキン4.5を上下から挟み(=Jけるホルダ6.7と
によって構成されている。フィルタ座3には、複数の細
長い透孔8.8.・・・が並列状に形成されている。ま
た、パツキン4.5には、それぞれその透孔8に対応す
る位置に、開口9,10が設けられている。更に、上側
のホルダ6には、パツキン4の開口9に連通ずる注入口
11が設けられ、下側のホルダ7には、パツキン5の開
口10に連通する排出口12が設けられている。
3を上下から挟み付けるパツキン4.5と、更にそのパ
ツキン4.5を上下から挟み(=Jけるホルダ6.7と
によって構成されている。フィルタ座3には、複数の細
長い透孔8.8.・・・が並列状に形成されている。ま
た、パツキン4.5には、それぞれその透孔8に対応す
る位置に、開口9,10が設けられている。更に、上側
のホルダ6には、パツキン4の開口9に連通ずる注入口
11が設けられ、下側のホルダ7には、パツキン5の開
口10に連通する排出口12が設けられている。
このような器具1においては、パツキン4゜5間にフィ
ルタ2及びフィルタ座3を挟んで上下のホルダ6.7を
締め付ければ、パツキン4.5がフィルタ2及びフィル
タ座3に圧着され、フィルタ座3の各透孔8の周囲が完
全に密封される。したがって、上側ホルダ6の注入口1
1からパツキン4の開口9、フィルタ座3の透孔8、及
びパツキン5の開口10を経て下側ホルタ7の排出口1
2に至る各通路は、それぞれが独立したものとなる。そ
こで、各注入口11.11.・・・にそれぞれ異なる試
料液を注入すれば、フィルタ座3の各透孔8,8.・・
・に対応する部分のフィルタ2上に、それぞれ異なる試
料が液から分離されて残留することになる。
ルタ2及びフィルタ座3を挟んで上下のホルダ6.7を
締め付ければ、パツキン4.5がフィルタ2及びフィル
タ座3に圧着され、フィルタ座3の各透孔8の周囲が完
全に密封される。したがって、上側ホルダ6の注入口1
1からパツキン4の開口9、フィルタ座3の透孔8、及
びパツキン5の開口10を経て下側ホルタ7の排出口1
2に至る各通路は、それぞれが独立したものとなる。そ
こで、各注入口11.11.・・・にそれぞれ異なる試
料液を注入すれば、フィルタ座3の各透孔8,8.・・
・に対応する部分のフィルタ2上に、それぞれ異なる試
料が液から分離されて残留することになる。
フィルタ2としては、溶剤によって溶解させ得る材料製
のものであれば、セルロース系のものであってもよいが
、米国のニュークリボア社製ノ[ニュークリボアフィル
タ」 (商品名)を用いることが望ましい。この「ニュ
ークリボアフィルタ」は、薄膜状のポリカーボネートに
原子炉内で中性子を通すことによって多数の細孔を形成
したもので、膜厚が薄くても極めて強度が高く、しかも
、ボア形状が一定径の円形断面となっている。この「ニ
ュークリボアフィルタ」にも種々の寸法のものがあるが
、がん細胞の細胞診のようなときには、ボア径が 1ミ
クロン、厚さが5〜10ミクロン程度のものとする。
のものであれば、セルロース系のものであってもよいが
、米国のニュークリボア社製ノ[ニュークリボアフィル
タ」 (商品名)を用いることが望ましい。この「ニュ
ークリボアフィルタ」は、薄膜状のポリカーボネートに
原子炉内で中性子を通すことによって多数の細孔を形成
したもので、膜厚が薄くても極めて強度が高く、しかも
、ボア形状が一定径の円形断面となっている。この「ニ
ュークリボアフィルタ」にも種々の寸法のものがあるが
、がん細胞の細胞診のようなときには、ボア径が 1ミ
クロン、厚さが5〜10ミクロン程度のものとする。
そして、これをスライドグラスとほぼ同程度の大きさに
切断して、フィルタ座3に接着剤により貼り付ける。こ
のような「ニュークリボアフィルタ」を用いれば、細胞
がボア内に入り込むこともなく、すべての細胞が正確な
形状で確実に捕捉されるようになる。
切断して、フィルタ座3に接着剤により貼り付ける。こ
のような「ニュークリボアフィルタ」を用いれば、細胞
がボア内に入り込むこともなく、すべての細胞が正確な
形状で確実に捕捉されるようになる。
試料液の濾過が完了すると、一旦排出口12を閉じ、注
入口11からメタノールを注入して固定し、更にギムザ
等の染色剤を注入して染色を行う、このとき、フィルタ
2が「ニュークリボアフィルタ」であれば、染料がボア
壁面に付着することも少ない。染色完了後、再び排出口
12を開き、フィルタ2を乾燥させる。
入口11からメタノールを注入して固定し、更にギムザ
等の染色剤を注入して染色を行う、このとき、フィルタ
2が「ニュークリボアフィルタ」であれば、染料がボア
壁面に付着することも少ない。染色完了後、再び排出口
12を開き、フィルタ2を乾燥させる。
次いで、洗浄液を注入して、洗節を行う。
これらの工程が完了すると、フィルタ座3を器具lから
取り外す。そのフィルタ座3に貼り付けられたフィルタ
2には、第2図に示されているように、複数の異なる試
料13,13.・・・が並列状に付着している。
取り外す。そのフィルタ座3に貼り付けられたフィルタ
2には、第2図に示されているように、複数の異なる試
料13,13.・・・が並列状に付着している。
そこで、このフィルタ2が貼り付けられたフィルタ座3
を上下反転させ、第3図に示されているように、スライ
ドグラス14上に載置する。あるいは、フィルタ2をフ
ィルタ座3から剥がし、フィルタ2を単独でスライドグ
ラス14上に載置するようにしてもよい。そして、その
上方からフィルタ2の溶剤を注ぐ。フィルタ2上にフィ
ルタ座3が位置しているときにも、そのフィルタ座3に
は透孔8が設けられているので、上方から注がれた溶剤
はフィルタ2に伝わることになる。その結果、フィルタ
2は溶解される。
を上下反転させ、第3図に示されているように、スライ
ドグラス14上に載置する。あるいは、フィルタ2をフ
ィルタ座3から剥がし、フィルタ2を単独でスライドグ
ラス14上に載置するようにしてもよい。そして、その
上方からフィルタ2の溶剤を注ぐ。フィルタ2上にフィ
ルタ座3が位置しているときにも、そのフィルタ座3に
は透孔8が設けられているので、上方から注がれた溶剤
はフィルタ2に伝わることになる。その結果、フィルタ
2は溶解される。
この溶剤は、フィルタ2は溶解するが、試料13には影
響を及ぼさないものを選ぶ1例えば試料13ががん細胞
の場合、フィルタ2がポリカーボネート製のものであれ
ば、溶剤としては、ジクロメタン、ジクロエタン、ある
いはクロロホルムが適している。また、フィルタ2の材
料がセルロースアセテートであれば、溶剤として氷酢酸
が適しており、ニトロセルロースあるいはエチルセルロ
ースであれば、酢酸メチルあるいは酢酸エチルを用いる
ことができる。
響を及ぼさないものを選ぶ1例えば試料13ががん細胞
の場合、フィルタ2がポリカーボネート製のものであれ
ば、溶剤としては、ジクロメタン、ジクロエタン、ある
いはクロロホルムが適している。また、フィルタ2の材
料がセルロースアセテートであれば、溶剤として氷酢酸
が適しており、ニトロセルロースあるいはエチルセルロ
ースであれば、酢酸メチルあるいは酢酸エチルを用いる
ことができる。
なお、このとき、スライドグラス14を35〜36°C
程度に加温しておくことが好ましい、そのようにするこ
とによって、フィルタ2の溶解を早めることができる。
程度に加温しておくことが好ましい、そのようにするこ
とによって、フィルタ2の溶解を早めることができる。
フィルタ2は、溶解すると、溶剤とともに大半が揮発す
る。液状となって残った分は、乾燥して薄い透明な膜と
なる。この場合、フィルタ2がセルロース系のものであ
れば、ボア壁面に付着していた染料が残ることになるが
、フィルタ2の溶解によって広く分散されるので、大き
な影響を及ぼすことはない。
る。液状となって残った分は、乾燥して薄い透明な膜と
なる。この場合、フィルタ2がセルロース系のものであ
れば、ボア壁面に付着していた染料が残ることになるが
、フィルタ2の溶解によって広く分散されるので、大き
な影響を及ぼすことはない。
フィルタ2が溶解すると、フィルタ座3を取り除く、そ
して、完全に溶解した後、スライドグラス14の上面に
封入剤を塗布する。封入剤が固まれば、第4図に示され
ているように、スライドグラス14上に複数の試料13
、13 。
して、完全に溶解した後、スライドグラス14の上面に
封入剤を塗布する。封入剤が固まれば、第4図に示され
ているように、スライドグラス14上に複数の試料13
、13 。
・・・が配置された標本15となる。
こうして得られた標本15は、その試料13がフィルタ
2によって捕捉されたものであるので、その試料13に
はほとんど破壊はない、また、セルロース系フィルタの
場合には、そのボア内に細胞等の試料13の一部が入り
込むことがあるが、そのような細胞等もフィルタ2の溶
解によって露出するので、すべての試料13が確実に標
本化される。
2によって捕捉されたものであるので、その試料13に
はほとんど破壊はない、また、セルロース系フィルタの
場合には、そのボア内に細胞等の試料13の一部が入り
込むことがあるが、そのような細胞等もフィルタ2の溶
解によって露出するので、すべての試料13が確実に標
本化される。
この標本15には、複数の試料13,13゜・・・が配
置されているので、顕微鏡下でそのスライドグラス14
をスライドさせるだけで、6試お113を順に検鏡する
ことができる。そして、フィルタ2の溶解によってフィ
ルタボアは完全に消滅しているので、そのボアによって
検鏡に支障が及ぼされることもない。
置されているので、顕微鏡下でそのスライドグラス14
をスライドさせるだけで、6試お113を順に検鏡する
ことができる。そして、フィルタ2の溶解によってフィ
ルタボアは完全に消滅しているので、そのボアによって
検鏡に支障が及ぼされることもない。
このようにして、細胞等の試料13のみを、容易に、し
かも正確に判別することのできる顕微鏡観察用標本15
が得られるようになる。
かも正確に判別することのできる顕微鏡観察用標本15
が得られるようになる。
なお、上記実施例においては、複数の試料13が配置さ
れた標本15を作成するものとしているが、本発明は、
これに限らず、単一の試料13のみを備えた標本15を
作成する場合にも適用することができる。そのような場
合には、器具1等を用いずに、フィルタz上に直接試料
液等を注ぐようにしてもよい。
れた標本15を作成するものとしているが、本発明は、
これに限らず、単一の試料13のみを備えた標本15を
作成する場合にも適用することができる。そのような場
合には、器具1等を用いずに、フィルタz上に直接試料
液等を注ぐようにしてもよい。
(発明の効果)
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、フィ
ルタに試料を付着させた後、そのフィルタをスライドグ
ラス上で溶解させるようにしているので、試料が破壊さ
れることなく確実に捕捉され、その試料のみがスライド
グラス上に配置されるようになる。したがって、試料を
正確、かつ容易に検鏡することのできる顕微鏡観察用標
本を得ることが可能となる。
ルタに試料を付着させた後、そのフィルタをスライドグ
ラス上で溶解させるようにしているので、試料が破壊さ
れることなく確実に捕捉され、その試料のみがスライド
グラス上に配置されるようになる。したがって、試料を
正確、かつ容易に検鏡することのできる顕微鏡観察用標
本を得ることが可能となる。
第1図は、本発明の標本作成方法における濾過及び染色
工程に用いられる器具の一例を示すもので、(A)はそ
の一部縦断側面図、(B)はそのB−B線による垂直横
断面図、 第2図は、フィルタに試料を付着させた状態を示す斜視
図、 第3図は、そのフィルタをスライドグラス上に載せた状
態を示す拡大縦断側面図、 第4図は、その方法によって得られた顕微鏡観察用標本
を示す斜視図である。
工程に用いられる器具の一例を示すもので、(A)はそ
の一部縦断側面図、(B)はそのB−B線による垂直横
断面図、 第2図は、フィルタに試料を付着させた状態を示す斜視
図、 第3図は、そのフィルタをスライドグラス上に載せた状
態を示す拡大縦断側面図、 第4図は、その方法によって得られた顕微鏡観察用標本
を示す斜視図である。
Claims (3)
- (1)観察試料を含む液を、溶剤によって溶解させ得る
材料からなるフィルタにより濾過して、そのフィルタ上
に試料を分離残留させ、 その試料を染色した後、 その試料が付着したフィルタをスライドグラス上に載せ
、 次いで、そのフィルタを前記溶剤によって溶解させるこ
とからなる、 顕微鏡観察用標本の作成方法。 - (2)前記フィルタを溶解させるとき、前記スライドグ
ラスを加温することを特徴とする、 特許請求の範囲第1項記載の顕微鏡観察用標本の作成方
法。 - (3)前記フィルタが、多数の円形細孔を有するポリカ
ーボネート製フィルタであることを特徴とする、 特許請求の範囲第1項記載の顕微鏡観察用標本の作成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25990485A JPS62121332A (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 顕微鏡観察用標本の作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25990485A JPS62121332A (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 顕微鏡観察用標本の作成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62121332A true JPS62121332A (ja) | 1987-06-02 |
Family
ID=17340544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25990485A Pending JPS62121332A (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 | 顕微鏡観察用標本の作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62121332A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62185143A (ja) * | 1986-02-10 | 1987-08-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 透過電子顕微鏡試料作成法 |
JPH0448243A (ja) * | 1990-06-18 | 1992-02-18 | Michirou Shibazaki | 培地付きフィルターとその使用方法 |
EP2241875A1 (en) * | 2009-04-14 | 2010-10-20 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Up-concentration of organic microobjects for microscopic imaging. |
-
1985
- 1985-11-21 JP JP25990485A patent/JPS62121332A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62185143A (ja) * | 1986-02-10 | 1987-08-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 透過電子顕微鏡試料作成法 |
JPH0448243A (ja) * | 1990-06-18 | 1992-02-18 | Michirou Shibazaki | 培地付きフィルターとその使用方法 |
EP2241875A1 (en) * | 2009-04-14 | 2010-10-20 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Up-concentration of organic microobjects for microscopic imaging. |
WO2010119408A1 (en) * | 2009-04-14 | 2010-10-21 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Up-concentration of organic microobjects for microscopic imaging |
US9128016B2 (en) | 2009-04-14 | 2015-09-08 | Koninklijke Philips N.V. | Up-concentration of organic microobjects for microscopic imaging |
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