JPH04169466A - 刷本引抜装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は印刷物製造ライン中に設けられた刷本引抜装置
に関する。

（従来の技術） 一般に印刷物製造ラインは、給紙ロールから印刷部にシ
ートを送り込み、印刷部で印刷されたシートをドライヤ
部で乾燥させている。その後乾燥されたシートは、折機
に送り込まれ、折機で所定長さに切断されて折りたたま
れ、折りたたみ状の刷本となって排出される。折機から
排出された刷本は、その後羽根車から搬送コンベアに送
られ、続いて搬送コンベアによってさしみ状に（互いに
重なり合った状態で）製本装置側に搬送される。

一般に折機から排出された刷本の中には、不良品も存在
するので、例えば製本装置へ送るための搬送コンベア上
でこれらの不良品を手作業により引抜いている。また、
搬送コンベア上においては、サンプル用に刷本を引抜く
こともある。

（発明が解決しようとする課題） 上述のように、従来の印刷物製造ラインにおいては、折
機から製本装置側に刷本をさしみ状に搬送する搬送コン
ベア上で不良の刷本を手で引抜いている。

しかしながら、手で引抜くことは熟練を必要とし、正確
さに欠けるという問題がある。

本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、
精度よく確実に刷本を引抜くことができる刷本引抜装置
を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、刷本を排出する折機と前記刷本を搬送コンベ
アに導く羽根車との間に下端部を中心として揺動自在に
設けられたシャッタと、このシャッタの上端部下方に設
けられた引抜きコンベアとを備え、前記シャッタは上端
部が前記折機の排出端に向い前記刷本を前記引抜きコン
ベアに導く引抜き位置と、前記上端部が前記折機の排出
端から逃げる逃げ位置との間を揺動することを特徴とす
る刷本引抜装置である。

（作　用） 通常運転時においては、シャッタを逃げ位置まで揺動さ
せて折機がら排出される刷本を羽根車に向わせる。刷本
引抜き時においては、シャッタを引抜き位置まで揺動さ
せ、折機から排出される刷本をシャッタに沿って引抜き
コンベアに導く。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図および第２図は本発明による刷本引抜装置の一実
施例を示す図である。

まず第２図により、刷本引抜装置が設けられる印刷物製
造ラインについて説明する。第２図に示すように、印刷
物製造ライン１は給紙ロール２から送り込まれたシート
を印刷する印刷部３と、印刷部３によって印刷されたシ
ート５を乾燥させるドライヤ部４とを備えている。この
うち、印刷部３は、例えば４色の異なる印刷機３ａ、３
ｂ。

３ｃ、３ｄを有しており、多色印刷を行うことができる
ようになっている。

ドライヤ部４内で乾燥したシート５は、その後折機１０
に送られる。その後シート５は、この折機］０内のカッ
タ胴２１によって所定長さに切断されるとともに、折胴
２２によって折りたたまれて折りたたみ状の刷本２０と
なる。この折りたたみ刷本２０は排出ドラム１９および
一対の排出プーリｌｌａ、ｌｌｂを経て外部に排出され
る。折機１０から排出された刷本２０は、一対の排出プ
ーリ１１ａ、１１ｂとより低速の搬送速度で回転する羽
根車１６によって一つ一つ確実に搬送コンベア１７に導
かれる。その後刷本２０は、この搬送コンベア１７によ
って製本装置（図示せず）までさしみ状に搬送され、製
本装置によって製本され、このようにして印刷物が製造
される。

次に刷本引抜装置について説明する。

第１図に示すように、刷本引抜装置１２は、折機１０の
一対の排出プーリｌｌａ、ｌｌｂと羽根車１６との間に
揺動自在に設けられたシャッタ１３を備えている。この
シャッタ１３は、下端部１３ａを中心として揺動自在と
なっている。すなわち、シャッタ１３は上端部１３ｂが
一対の排出プーリｌｌａ、ｌｌｂに向う引抜き位置（第
１図実線位置）と、上端部１３ｂが一対の排出プーリ１
１ａ、ｌｌｂから上方側へ逃げる位置（第１図鎖線位置
）との間を揺動するようになっている。

また、シャッタ１３の下方には、刷本を引抜く引抜きコ
ンベア１８が配設されており、引抜きコンベア１８の入
口側はシャッタ１３の下端部１３ａ下方に位置している
。

次にこのような構成からなる本実施例の作用について説
明する。

上述のように、折機１０内で作成された折りたたみ状刷
本２０は、排出ドラム１つおよび一対の排出プーリ１．
１ａ、ｌｌｂを経て一つずつ外部に排出される。

通常運転時において、ンヤッタ１３は下端部１３ａを中
心に揺動し逃げ位置で固定される。−対の排出プーリｌ
ｌａ、ｌｌｂから排出されたさしみ状刷本２０は、直接
羽根車１６に向う。そしてこの羽根車１６によって刷本
２０は一つ一つ確実に搬送コンベア１７に導かれる。

次に不良の刷本２０を引抜いたり、サンプル用として刷
本２０を引抜く場合は、シャッタ１３が下端部１３ａを
中心として揺動する。そしてシャッタ１３は上端部１３
ｂか一対の排出プーリ１］ａ、ｌｌｂに向う引抜き位置
に達し、ここで固定される。

この場合、一対の排出プーリｌｌａ、ｌｌｂから排出さ
れた刷本２０は、シャッタ］３によって引抜きコンベア
１８の入口側に導かれ、引抜きコンベア１８によって外
部に排出される。

以上説明したように、本実施例によれば、折機１０から
排出される刷本２０を引抜く場合、ンヤソタ１３を揺動
させて引抜き位置にもってくることにより、刷本２０を
引抜コンベア１８の入口側に導いて確実に外部に搬出す
ることができる。このため、とりわけ従来、引抜きが困
難であった厚手の刷本２０についても、確実に引抜くこ
とができる。また、シャッタ１３を揺動させるだけで小
さなスペースで刷本２０を簡単に引抜くことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、刷本の引抜き時
において、シャッタを引抜き位置まで揺動させることに
より、折機からの刷本をシャッタに沿って引抜きコンベ
アに導くことができる。このため、手動で刷本を引抜く
場合に比較して、精度良く確実に引抜くことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による刷本引抜装置の一実施例を示す側
面図であり、第２図は印刷物製造ラインの全体概略図で
ある。 １０・・・折機、ｌｌａ、ｌｌｂ・・・一対の排出プー
リ、１２・・・刷本引抜装置、１３・・・シャッタ、１
３ａ・・・下端部、１３ｂ・・上端部、１６・・羽根車
、１７・搬送コンベア、２０・・・折りたたみ状刷本。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 刷本を排出する折機と前記刷本を搬送コンベアに導く羽
   根車との間に下端部を中心として揺動自在に設けられた
   シャッタと、このシャッタの下端部下方に設けられた引
   抜きコンベアとを備え、前記シャッタはその上端部が前
   記折機の排出端に向い前記刷本を前記引抜きコンベアに
   導く引抜き位置と、前記上端部が前記折機の排出端から
   逃げる逃げ位置との間を揺動することを特徴とする刷本
   引抜装置。