JPH04167953A - 連続鋳造鋳型への注湯方法 - Google Patents

連続鋳造鋳型への注湯方法

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JPH04167953A
JPH04167953A JP29696890A JP29696890A JPH04167953A JP H04167953 A JPH04167953 A JP H04167953A JP 29696890 A JP29696890 A JP 29696890A JP 29696890 A JP29696890 A JP 29696890A JP H04167953 A JPH04167953 A JP H04167953A
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JP
Japan
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nozzle
molten metal
mold
pouring
meniscus
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JP29696890A
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English (en)
Inventor
Kenzo Ayada
研三 綾田
Hiroshi Matsuda
廣 松田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スラブ連鋳またはストリップ連鋳における鋳
型への注湯方法に関するものである。
〔従来の技術と発明か解決しようとする課題〕スラブ連
鋳は、幅に対して厚さが比較的薄い断面形状の鋳片を鋳
造するものであって、この連鋳では、通常の場合、第4
図に示すように、タンデイツシュ(図示せず)に設けら
れた、先端部21における溶湯流路22か逆Y字状に形
成されたノズル23(以下逆Y字嬰ノズルと称す)を、
ノズル先端部21の溶湯吐出孔24か鋳型狭面25に向
くように鋳型内へ配置してタンデイツシュから鋳型26
への注湯か行われている。この注湯方法では、鋳造が高
速になり注湯流量か大きくなると、鋳型狭面25方向へ
の溶湯27の吐出量か増加して溶湯上昇流aが大きくな
り、鋳型内メニスカス28において、第5図に示すよう
に溶湯27か盛り上がりメニスカス28上に散布されて
いるパウダー29を巻き込むトラブルか発生する。そこ
で、このトラブルを避けるため、通常高速鋳造を行う場
合には、吐出孔24の下向き角度θをより大きく形成し
た逆Y字型ノズル23が使用されメニスカス28への溶
湯上昇流aを低下させることが行われている。しかし、
このように逆Y字型ノズル23の吐出孔24の下向き角
度θによって鋳型内への吐出流の傾きを変化させる方法
では、高速鋳造から低速鋳造に変化した場合、溶湯上昇
流aか低下し過ぎメニスカス28へ溶湯27が行き渡ら
なくなるため、メニスカス28の温度が低下し凝固する
などの問題か発生する。一方このような問題を防止する
方法としては、鋳型に電磁ブレーキあるいはりニアモー
タを設け、これらの電磁力によってノズルの吐出孔から
の吐出流を制御して対応する方法(例えば特開昭64−
2771号公報、特開平2−75455号公報参照)も
あるか、鋳型毎に高価な電磁ブレーキあるいはりニアモ
ータを設けなければならずその効果は期待てきるものの
経済的でない。
一方、ストリップ連鋳は、幅に対して厚さが極めて薄い
断面形状の鋳片を鋳造するものであって、この連鋳では
通常、第6図に示すように、溶湯容器(図示せず)に設
けられた注湯用樋30の溶湯流出口31を冷却ロール3
2により構成される鋳型33上に臨ませて配置し、溶湯
容器から鋳型33への注湯が行われる。この注湯方法て
は、溶湯流出口31を出た溶湯27か鋳型33幅方向に
均一に注湯されるように、溶湯流出口31の横幅を、冷
却ロール32により構成される鋳型33の幅とほぼ同幅
の開口に形成して注湯が行われるか、溶湯流出口31を
出た溶湯27か空中を板状になって落下する際、板状の
落下流の幅は、溶湯27の表面張力により縮流となる上
、溶湯流出量の変動も加わって溶湯流出口31の幅と同
幅の均一な流れとはなり難い。このため、溶湯流か落下
するメニスカス部か特に波立ち、鋳片表面の割れ、かぶ
さりなとの欠陥の原因となっている。一方このような問
題を回避する方法として、上述した逆Y字型ノズル23
を、冷却ロール32により構成される鋳型33内の溶湯
に浸漬して注湯する方法も考えられるか、ストリップ連
鋳は、幅に対して厚さか極めて薄い断面形状の鋳片を鋳
造するため鋳型への注湯量か少なく、このため細径ノズ
ルを使用しなければならずノズル詰まりなとの問題か考
えられ実用的でない。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明は、上記の事情に鑑み、スラブ連鋳また
はストリップ連鋳における鋳型への注湯量の変化により
発生する、鋳型内のメニスカスの温度低下によるトラブ
ルおよびメニスカスの波立ちによる鋳片の品質欠陥を防
止するためになしなもので、その要旨は、溶湯容器内の
溶湯を溶湯容器に設けられたノズルまたは樋を介して鋳
型へ注湯するに当たり、溶湯容器と鋳型の間のノズルま
たは樋の外周面を囲繞して回転磁界型誘導攪拌コイルを
設け、ノズルまたは機内を流下する溶湯に回転力を与え
鋳型内へ吐出される溶湯の吐出方向を制御して注湯する
ものである。
〔作  用〕
スラブ連鋳の場合は、第1図に示すように、注湯ノズル
lの周囲に回転磁界型誘導攪拌コイル2を設け、ノズル
l内を流下する溶湯3に回転方向の推力を与え、溶湯3
をノズル内周壁4に沿って回転させなから流下させ吐出
孔5から吐出する。
この場合、高速鋳造では、回転磁界型誘導攪拌コイル2
による溶湯3の回転方向の推力を僅かに付与するかある
いは付与せずに行う。この結果ノズルl内を流下する溶
湯流は、下向きの強い流れであるため、その後吐出孔5
から鋳型6内に吐出される吐出流は、ノズル1の吐出孔
5の下向き角度θに沿った流れとなり、このため、吐出
流か鋳型狭面7に衝突するまでの距離か長くなり、吐出
流速か低下するものの高速鋳造で吐出流の勢いか強いた
め鋳型狭面7に衝突する時にも流れの強さは弱まってお
らず、上下に分流し、溶湯上昇流aが理想的な大きさで
メニスカス8に到達し、これによってメニスカス8の温
度低下を防止するとともに、メニスカス8上のパウダー
9を巻き込むトラブルを生じることなく高速鋳造ができ
る。鋳造の初期または末期あるいは連々鋳を行う際の取
鍋交換時などにおいて、この高速鋳造を低速鋳造とする
場合あるいは最初から低速鋳造を行う場合は、上記高速
鋳造か可能な注湯ノズルlを使用したままで、第2図に
示すように、ノズル1内を流下する溶湯3に回転磁界型
誘導攪拌コイル2による回転方向の推力を与え、溶湯3
をノズル内周壁4に沿って回転させながら流下させる。
この結果、遠心力により水平外向きの力を受け、吐出孔
5がら吐出された吐出流は、その吐出角度βか吐出孔5
の下向き角度θより小さな角度の流れとなるため、吐出
流が鋳型狭面7に衝突するまでの距離が短くなるととも
に、水平方向の流速か増加するため、吐出流は鋳型狭面
7に衝突した後上下に分流し、溶湯上昇流aが理想的な
大きさでメニスカス8に到達し、これによって高速鋳造
時と同様にメニスカス8の温度低下を防止するとともに
、メニスカス8上のパウダー9を巻き込むトラブルを生
じることなく低速鋳造ができる。このように、本発明で
は、鋳型狭面7へ衝突する吐出流の速度を回転磁界型誘
導攪拌コイル2による回転方向の推力の大きさによって
制御し、鋳造速度に応した吐出流特に溶湯上昇流aを鋳
型内に発生させることができ、メニスカス8の温度低下
を防止するとともに、メニスカス8上のパウダー9を巻
き込むトラブルを生じることなくスラブ連鋳かできる。
次に、ストリップ連鋳の場合は、第3図に示すように、
溶湯流出口10か偏平形状に加工された注湯ノズル11
(注湯樋てあってもよい)の周囲に回転磁界壓誘導攪拌
コイル12を設け、ノズル11内を流下する溶湯3に回
転方向の推力を与える。然るに、この回転方向の推力を
受けた溶湯3か溶湯流出口IOから空中を落下する際に
回転力か残っているため特に幅方向の遠心力か作用し、
表面張力による縮流を抑制することができ、加えて電磁
攪拌力を調節することにより、冷却ロール13により構
成される鋳型14への注湯流は、鋳型14の幅とほぼ同
幅の板状の落下流となって鋳型14内へ注湯され、メニ
スカス15の表面に局部的な波立ちを発生させないため
良好な鋳肌の鋳片が得られる。
〔実 施 例〕
実施例1 第1図に示す構成の装置において、ノズル内径100m
m、吐出孔5の下向き角度θ=35°に形成された浸漬
ノズル1と、攪拌強度がコイル空間中心で最大1000
ガウスを発生し得る、長さが300mmの回転磁界型誘
導攪拌コイル2とを設置し、この装置を使用して、低炭
素アルミギルド鋼(C:0.05wt%)を、タンデイ
ツシュ内溶鋼温度を1555〜1570°Cに保持する
一方、鋳造速度を2.5m/minから1.6+n/m
in間で変化させるとともに、鋳造速度か2.5m/m
inの時は、回転磁界型誘導攪拌コイル2をOFFとし
、鋳造速度か1.6m/minの時は、回転磁界型誘導
攪拌コイル2により950ガウスの回転力を付与して、
横断面寸法230mm X 1250mmの鋳片に連続
鋳造した。そしてこの連続鋳造において、鋳造速度を2
.5m/minから1.6m/minに変えた時の、そ
の前後の鋳型内メニスカス温度を測定した。その結果、
鋳造速度か2.5m/minから1.6n+/minに
変わった後の鋳型内メニスカス温度の低下は、約2°C
以内に抑えることかできた。これに対し、比較のため、
鋳造速度か1.6+n/minの場合に回転力を付与せ
ずに行ったものにおいては、鋳型内メニスカス温度の低
下か6〜8°Cと大きな低下が確認された。
また上記本発明方法により鋳造された鋳片の内部品質は
、パウダー9の巻き込みも無く良好なものであった。
実施例2 第3図に示す構成の装置において、ノズル内径50mm
、溶湯流出口10の偏平形状5mmX 300mmに形
成された注湯ノズル11と、攪拌強度かコイル空間中心
で最大1000ガウスを発生し得る、長さが250mm
の回転磁界型誘導攪拌コイル12とを設置し、この装置
を使用して、5US304ステンレス鋼を、タンデイツ
シュ内溶鋼温度を1480〜1520°Cに保持する一
方、回転磁界型誘導攪拌コイル12により650ガウス
の回転力を付与して、37m/minの鋳造速度で横断
面寸法2mmX 300mmの鋳片に連続鋳造した。
この鋳造中、目視観察ではあるけれど、溶湯流出口10
から落下する溶湯流は鋳型の幅とほぼ同幅の板状の流れ
か得られ且つ鋳型内メニスカス15の表面の揺れも少な
かった。これに対し、比較のため、回転磁界型誘導攪拌
コイル12をOFFにして同条件の鋳造を行ったもので
は、溶湯流出口lOから落下する板状の流れの幅は鋳型
の幅より片側で50〜70mm程度細まり、鋳型内メニ
スカス15の表面の揺れも比較的大きかった。またこれ
らより得られた鋳片の、100m当たりに発生する割れ
、かぶさり等の欠陥個数を調査した結果、本発明方法に
より得られた鋳片では、約3個以内と極めて少なかった
のに対し、比較例の鋳片では、約50個と非常に多かっ
た。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明に係わる連続鋳造鋳型への注湯
方法によれば、スラブ連鋳またはストリップ連鋳におけ
る鋳型への注湯量の変化により発生する、鋳型内のメニ
スカスの温度低下によるトラブルおよびメニスカスの波
立ちが抑制でき、良好な品質の鋳片を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第2図は、本発明の通常の連続鋳造鋳型への
注湯方法に適用される装置の概念図、第3図は、本発明
のストリップ連続鋳造鋳型への注湯方法に適用される別
の実施例の装置の概念図、第4図乃至第6図は、従来技
術の説明図である。 1、11  注湯ノズル 2.12  回転磁界型誘導攪拌コイル3 溶湯   
    4 ノズル内周壁5 吐出孔      6,
14  鋳型7 鋳型狭面     8,15  メニ
スカス9 パウダー     lO溶湯流出口13  
冷却ロール    a 溶湯上昇流第3図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  溶湯容器内の溶湯を溶湯容器に設けられたノズルまた
    は樋を介して鋳型へ注湯するに当たり、溶湯容器と鋳型
    の間のノズルまたは樋の外周面を囲繞して回転磁界型誘
    導攪拌コイルを設け、ノズルまたは機内を流下する溶湯
    に回転力を与え鋳型内へ吐出される溶湯の吐出方向を制
    御して注湯することを特徴とする連続鋳造鋳型への注湯
    方法。
JP29696890A 1990-10-31 1990-10-31 連続鋳造鋳型への注湯方法 Pending JPH04167953A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104325100A (zh) * 2014-11-18 2015-02-04 上海东震冶金工程技术有限公司 一种新型连铸结晶器中心喂料方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104325100A (zh) * 2014-11-18 2015-02-04 上海东震冶金工程技术有限公司 一种新型连铸结晶器中心喂料方法
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