JPH0416714A - 質量流量計 - Google Patents
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- JPH0416714A JPH0416714A JP2121490A JP12149090A JPH0416714A JP H0416714 A JPH0416714 A JP H0416714A JP 2121490 A JP2121490 A JP 2121490A JP 12149090 A JP12149090 A JP 12149090A JP H0416714 A JPH0416714 A JP H0416714A
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Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、ガスあるいは液体などの流体の流れに対応し
たカルマン渦により、渦発生体に生じる交番力を検出し
て、これを大きい流量レンジを持つ質量流量信号として
取り出す質量流量計に係り、特に渦信号の信号/ノイズ
(S/N )比を低減するように改良した質量流!計に
関する。
たカルマン渦により、渦発生体に生じる交番力を検出し
て、これを大きい流量レンジを持つ質量流量信号として
取り出す質量流量計に係り、特に渦信号の信号/ノイズ
(S/N )比を低減するように改良した質量流!計に
関する。
〈従来の技術〉
カルマン渦による信号を用いて質量流量を測定する従来
の技術として例えば特願昭60−285287号に開示
された質量流量計がある。そこで、ここに開示された質
量流量計の基本的な内容を以下に説明する。
の技術として例えば特願昭60−285287号に開示
された質量流量計がある。そこで、ここに開示された質
量流量計の基本的な内容を以下に説明する。
第5図はこの従来の質量流量計の渦検出部の断面の概要
を示す断面図である。
を示す断面図である。
10は流体が流れる管路、11は管路10に直角に設け
られた円筒状のノズルである。12はノズル11とは間
隔をもって管路10に直角に挿入された台形断面を持つ
柱状の渦発生体であり、その一端はネジ13により管路
10に支持され、他端はフランジ部14でノズル11に
ネジ或いは溶接により固定されている。15は渦発生体
12のフランジ部14側に設けられた凹部である。この
凹部15の中にはその底部から順に金属製の台座16、
圧電素子17、電極板18、絶縁板19、電極板20、
圧電素子21がサンドイッチ状に配列され金属製の押圧
棒22でこれ等が押圧固定されている。さらに、!極板
18からはリード線23、@極板20からはリード!1
24がそれぞれ端子A、Bに引き出されている。
られた円筒状のノズルである。12はノズル11とは間
隔をもって管路10に直角に挿入された台形断面を持つ
柱状の渦発生体であり、その一端はネジ13により管路
10に支持され、他端はフランジ部14でノズル11に
ネジ或いは溶接により固定されている。15は渦発生体
12のフランジ部14側に設けられた凹部である。この
凹部15の中にはその底部から順に金属製の台座16、
圧電素子17、電極板18、絶縁板19、電極板20、
圧電素子21がサンドイッチ状に配列され金属製の押圧
棒22でこれ等が押圧固定されている。さらに、!極板
18からはリード線23、@極板20からはリード!1
24がそれぞれ端子A、Bに引き出されている。
圧電素子17.21は各圧電素子17.21の紙面に向
かって左側と右側とかそれぞれ逆方向に分極されており
同じ方向の応力に対して互いに上下の電極に逆極性の電
荷を発生する。
かって左側と右側とかそれぞれ逆方向に分極されており
同じ方向の応力に対して互いに上下の電極に逆極性の電
荷を発生する。
圧電素子17に発生した電荷は電極板18と接続された
端子Aと台M16を介して接続された管路10との間に
得られ、圧電素子21に発生した電荷は電極板20と接
続された端子Bと押圧棒20と接続された管路10との
間に得られる。
端子Aと台M16を介して接続された管路10との間に
得られ、圧電素子21に発生した電荷は電極板20と接
続された端子Bと押圧棒20と接続された管路10との
間に得られる。
この2個の電極板18.20に発生した電荷は第6図に
示すように電荷増幅器25.26に入力される。電荷増
幅器25の出力と電荷増幅器26の出力をボリウム27
を介した出力とを加算回路28で加算して渦信号を得る
。これ等の電荷増幅器25.26、および加算回路28
によりチャジコンバータ29を構成している。
示すように電荷増幅器25.26に入力される。電荷増
幅器25の出力と電荷増幅器26の出力をボリウム27
を介した出力とを加算回路28で加算して渦信号を得る
。これ等の電荷増幅器25.26、および加算回路28
によりチャジコンバータ29を構成している。
次に、以上のように構成された渦検出部でノイズを除去
した渦信号が得られる作用について第7図を用いて説明
する。
した渦信号が得られる作用について第7図を用いて説明
する。
流体が管路10の中に流れると渦発生体12に矢印Fで
示した方向にカルマン渦による振動が発生する。この振
動により渦発生#I2には第7図(a)に示すような応
力分布とこの逆の応力分布の繰返しが生じ、各圧電素子
17.21には第7図(a)に示す渦周波数を持つ信号
応力に対応した電荷+Q、−Qの繰返しが生じる。なお
、第7図においては説明の便宜のため電極板18或いは
21を紙面に対して左右に2つに分割し、かつ上下の一
方の電極は台座I6あるいは押圧棒22に相当するもの
としである。
示した方向にカルマン渦による振動が発生する。この振
動により渦発生#I2には第7図(a)に示すような応
力分布とこの逆の応力分布の繰返しが生じ、各圧電素子
17.21には第7図(a)に示す渦周波数を持つ信号
応力に対応した電荷+Q、−Qの繰返しが生じる。なお
、第7図においては説明の便宜のため電極板18或いは
21を紙面に対して左右に2つに分割し、かつ上下の一
方の電極は台座I6あるいは押圧棒22に相当するもの
としである。
一方、管路10にはノイズとなる管路振動も生じる。こ
の管路振動は■流体の流れと同じ方向の抗力方向、■流
体の流れとは直角方向の揚力方向、■渦発生体の長平方
向の3方向成分に分けられる。
の管路振動は■流体の流れと同じ方向の抗力方向、■流
体の流れとは直角方向の揚力方向、■渦発生体の長平方
向の3方向成分に分けられる。
このうち、抗力方向の振動に対する応力分布は第7図(
b)に示すようになり1個の$極内で正負の電荷は打ち
消されてノイズ電荷は発生しない。
b)に示すようになり1個の$極内で正負の電荷は打ち
消されてノイズ電荷は発生しない。
また、長平方向の振動に対しては第7図(c)に示すよ
うに電極内で打ち消されて抗力方向と同様にノイズ電荷
は発生しない。
うに電極内で打ち消されて抗力方向と同様にノイズ電荷
は発生しない。
しかし、揚力方向の振動は信号応力と同一の応力分布と
なりノイズ電荷が生じる。そこで、このノイズ電荷を消
去するために以下の演算を実行する。圧電素子17.2
1の各電荷をQ7、Q2、信号成分を81、N2、揚力
方向のノイズ成分をNl、N2とし、圧電素子17.2
1で分極を逆とするとQI 、Q2は次式で示される。
なりノイズ電荷が生じる。そこで、このノイズ電荷を消
去するために以下の演算を実行する。圧電素子17.2
1の各電荷をQ7、Q2、信号成分を81、N2、揚力
方向のノイズ成分をNl、N2とし、圧電素子17.2
1で分極を逆とするとQI 、Q2は次式で示される。
Q + = S 、+ N +
Q2= 32 Nま
ただし、S、とN2、NlとN2のベクトル方向は同じ
である。ここで、圧電素子17.21の信号成分とノイ
ズ成分の関係は第7図(d)(e)(この図は揚力方向
のノイズと信号に対する渦発生体の曲げモーメントの関
係を示す)に示すようになっているので、第6図に示す
ように圧電素子17側の電荷増幅器25の出力を加算回
路28で加算する際にボリウム27と共にN、/N2倍
して圧電素子21[1111の電荷増幅器26の出力と
加算すると、 QI 02 (Nl /N2 )SI
N2 (Nl /N2 )となり管路ノイズが除
去されて測定流量に比例した渦信号を得ることができる
。
である。ここで、圧電素子17.21の信号成分とノイ
ズ成分の関係は第7図(d)(e)(この図は揚力方向
のノイズと信号に対する渦発生体の曲げモーメントの関
係を示す)に示すようになっているので、第6図に示す
ように圧電素子17側の電荷増幅器25の出力を加算回
路28で加算する際にボリウム27と共にN、/N2倍
して圧電素子21[1111の電荷増幅器26の出力と
加算すると、 QI 02 (Nl /N2 )SI
N2 (Nl /N2 )となり管路ノイズが除
去されて測定流量に比例した渦信号を得ることができる
。
次に、以上のようにして管路ノイズが除去された渦信号
を用いて流体の質量流量を演算する変換回路について第
8図を用いて説明する。
を用いて流体の質量流量を演算する変換回路について第
8図を用いて説明する。
圧電素子17.21に発生した交番電荷を電荷増幅器2
5.26で交流電圧el 、e2に変換する。交流電圧
e2はボリウム27を介して交流電圧e、と加算回N2
8で加算されてその出力端に渦信号e3として出力され
る。
5.26で交流電圧el 、e2に変換する。交流電圧
e2はボリウム27を介して交流電圧e、と加算回N2
8で加算されてその出力端に渦信号e3として出力され
る。
渦信号e3は増幅回路30で増幅されその出力端に渦信
号e4として出力される。この渦信号e4は検波回路3
1で検波され、さらに整流回路32で整流されてその出
力端に渦信号の振幅に比例した渦信号e5として出力さ
れる。
号e4として出力される。この渦信号e4は検波回路3
1で検波され、さらに整流回路32で整流されてその出
力端に渦信号の振幅に比例した渦信号e5として出力さ
れる。
この渦信号e5は流体の密度をρ、流体の流速を■、比
例定数をに、とすれば次式で示される。
例定数をに、とすれば次式で示される。
e5 =に+ pV2 − (1)一方、渦信号e
3はフィルタ回路33にも出力され、ここで渦信号e、
の中に含まれる低周波あるいは高周波のノイズか除去さ
れその出力端に渦信号e6として出力される。この渦信
号e6は増幅回路34で増幅されて渦信号e7として次
段のシュミット回路35に出力される。
3はフィルタ回路33にも出力され、ここで渦信号e、
の中に含まれる低周波あるいは高周波のノイズか除去さ
れその出力端に渦信号e6として出力される。この渦信
号e6は増幅回路34で増幅されて渦信号e7として次
段のシュミット回路35に出力される。
このシュミット回路35ではこの渦信号e7を所定のス
レッショルドレベルでパルス信号に変換して周波数信号
efとして出力する。この周波数信号efは周波数/$
圧(F/V )コンバータ36に出力されて渦周波数に
対応する直流電圧E。
レッショルドレベルでパルス信号に変換して周波数信号
efとして出力する。この周波数信号efは周波数/$
圧(F/V )コンバータ36に出力されて渦周波数に
対応する直流電圧E。
に変換される。
この直流電圧E、は&iJ信号の周波数を有しており、
次式で示される。
次式で示される。
E、二に2v ・・・(2)ただし、K2は
比例定数である。
比例定数である。
割算回路37は整流口1i32からの(1)式で示す渦
信号e5を周波数/電圧コンバータ36がらの(2ン式
で示す直流電圧E、で割り算をして、その出力端に次式
に示す質量流量信号E0.を出力する。
信号e5を周波数/電圧コンバータ36がらの(2ン式
で示す直流電圧E、で割り算をして、その出力端に次式
に示す質量流量信号E0.を出力する。
E OT = K、 3 ρ■
冨に:!Qll ・・・ (3)ただし、
K3はに、/に2であり、質量流量QmはQt=pVで
ある・ なお、38はゲート回路であり、増幅回路34からの渦
信号e7がシュミット回路35のスレッショルドレベル
に達しない場合に割算回路37の質量流量信号E。1を
ゼロとするものである。
K3はに、/に2であり、質量流量QmはQt=pVで
ある・ なお、38はゲート回路であり、増幅回路34からの渦
信号e7がシュミット回路35のスレッショルドレベル
に達しない場合に割算回路37の質量流量信号E。1を
ゼロとするものである。
つまり、割算回路37の分母に相当する直流電圧E1は
渦周波数に相当する入力信号であるが、これはシュミッ
ト回路35の出方信号かゼロになったときに大きな誤差
を発生させるので、これを防ぐために割算回路37の後
段にゲート回路38をいれてゼロカットをする。これは
、通常シュミット回路のヒステリシスはセンサからの信
号のS/Nによって決定されるが、渦周波数の正確な検
出のためかなり大きな値に設定されているからである。
渦周波数に相当する入力信号であるが、これはシュミッ
ト回路35の出方信号かゼロになったときに大きな誤差
を発生させるので、これを防ぐために割算回路37の後
段にゲート回路38をいれてゼロカットをする。これは
、通常シュミット回路のヒステリシスはセンサからの信
号のS/Nによって決定されるが、渦周波数の正確な検
出のためかなり大きな値に設定されているからである。
しかしながら、この様な従来の質量流量計は、渦信号の
振幅に比例する信号を渦信号の周波数に比例する信号で
割算をすることによって質量流量を得る構成なので回路
構成が複雑になる欠点を有している。また、この様な従
来の質量流量計は、渦信号の振幅に比例する信号は流速
の2乗に比例するので後段の増幅器が飽和し易く、この
ため流量レンジを狭く取らざるを得なかった。
振幅に比例する信号を渦信号の周波数に比例する信号で
割算をすることによって質量流量を得る構成なので回路
構成が複雑になる欠点を有している。また、この様な従
来の質量流量計は、渦信号の振幅に比例する信号は流速
の2乗に比例するので後段の増幅器が飽和し易く、この
ため流量レンジを狭く取らざるを得なかった。
そこで、本出願人は以上の不具合を改良するために特願
平1−251095号[発明の名称、質量流量計Jを提
案し、出願している。
平1−251095号[発明の名称、質量流量計Jを提
案し、出願している。
次に、この出願の内容について第9図〜第11図を用い
て説明する。第9図はこの質量流量計の構成を示すブロ
ック図である。
て説明する。第9図はこの質量流量計の構成を示すブロ
ック図である。
なお、以下の説明において、同一の機能を有する部分に
ついては同一の符号を付して適宜にその説明を省略する
。
ついては同一の符号を付して適宜にその説明を省略する
。
測定流体により圧電素子17.21に発生しな渦;荷Q
、Q2はそれぞれ電荷増幅器25.26により交流電圧
e、 、e2に変換される。交流電圧e2はボリウム2
7を介して交流電圧e、と加算回路28で加算されてそ
の出力端に渦信号e3として出力される。
、Q2はそれぞれ電荷増幅器25.26により交流電圧
e、 、e2に変換される。交流電圧e2はボリウム2
7を介して交流電圧e、と加算回路28で加算されてそ
の出力端に渦信号e3として出力される。
この後、渦信号e3はコーナ周波数fCが測定範囲にお
ける渦信号の最低の渦周波数fllliπ以下に設定さ
れているローパスフィルタ3つに出力され、ここで交流
の質量流量信号e日に変換されて出力される。
ける渦信号の最低の渦周波数fllliπ以下に設定さ
れているローパスフィルタ3つに出力され、ここで交流
の質量流量信号e日に変換されて出力される。
質量流量信号e8は増幅器40で増幅された後、検波整
流回路41で検波整流されてその出力端に直流の質量流
量信号E。2として出力される。
流回路41で検波整流されてその出力端に直流の質量流
量信号E。2として出力される。
この質量流量信号EO2は電圧/周波数変換回路42に
より質量流量に比例しなパルス信号PIIIIとして出
力される。このパルス信号P、をWXすれば容易に質量
流量の積算値が得られる。
より質量流量に比例しなパルス信号PIIIIとして出
力される。このパルス信号P、をWXすれば容易に質量
流量の積算値が得られる。
次に、以上のように構成された質量流量計の動作につい
て第10図および第11図を用いて説明する。
て第10図および第11図を用いて説明する。
第10図は横軸に渦周波数fを縦軸に渦信号e3をとっ
たときのローパスフィルタの特性を示し、第11図は横
軸に質量信号ρ■を縦軸に質量流量信号e8を取ったと
きのローパスフィルタの出力特性をそれぞれ示している
。
たときのローパスフィルタの特性を示し、第11図は横
軸に質量信号ρ■を縦軸に質量流量信号e8を取ったと
きのローパスフィルタの出力特性をそれぞれ示している
。
加算回路28の出力端には配管ノイズ等が除去された渦
信号e3が出力される。この渦信号は、e3=に3ρv
2 ・・・(3)で示されているように流速■
の2乗に比例した交流信号である。
信号e3が出力される。この渦信号は、e3=に3ρv
2 ・・・(3)で示されているように流速■
の2乗に比例した交流信号である。
ここで、1次のローパスフィルタ39のコーナ周波数f
Cを第10図に示すように渦信号の最低の渦周波数f1
,1に対して極めて小さく選定すると、つまりf (<
f 重t’ TLに選定すると、交流の質量流量信号e
8は、K4を定数としてes =Ka pV2/f
−(4)となる。
Cを第10図に示すように渦信号の最低の渦周波数f1
,1に対して極めて小さく選定すると、つまりf (<
f 重t’ TLに選定すると、交流の質量流量信号e
8は、K4を定数としてes =Ka pV2/f
−(4)となる。
ここで、VOCfの関係があるから(4)式の関係は、
次の(5)式の関係となる。この関係は第11図に示さ
れている。
次の(5)式の関係となる。この関係は第11図に示さ
れている。
68 ocK4 ρV ・・・ (5)
従って、ローパスフィルタ39の出力端には交流の質量
流量信号e6が得られる。
従って、ローパスフィルタ39の出力端には交流の質量
流量信号e6が得られる。
ここで、例えばfCをfc=ft;u/10に選定した
とするとf11Lπにおけるノンリニア誤差qはqニー
0.5%程度となる。これは、仮にスパン流量のときの
渦周波数fを10 f t iπとすれば、−0,05
%/F、Sに相当する小さい値である。例えば、口径5
0Aでガスを測定する場合、測定流速を4〜40m/s
とすれば、渦周波数は7O−700Hzとなり、fCは
fc =7H2と設定すればよい。
とするとf11Lπにおけるノンリニア誤差qはqニー
0.5%程度となる。これは、仮にスパン流量のときの
渦周波数fを10 f t iπとすれば、−0,05
%/F、Sに相当する小さい値である。例えば、口径5
0Aでガスを測定する場合、測定流速を4〜40m/s
とすれば、渦周波数は7O−700Hzとなり、fCは
fc =7H2と設定すればよい。
以上の説明で分るようにこの質量流量計は、渦信号を所
定のコーナ周波数に選定されたローパスフィルタを介し
て取り出すようにしたので、大幅に回路構成を簡単にし
ながら質量流量を測定することができ、またローパスフ
ィルタの出力は流速に比例する出力であるので後段の検
波整流回路などの飽和に起因する流量レンジの狭少化を
避けることができる。さらに、この質量流量計によれば
渦周波数に相当する入力信号を分母とする割算回路を用
いないので、成る程度の誤差を許容すれば渦が発生する
下限流量まで測定することが可能となる。
定のコーナ周波数に選定されたローパスフィルタを介し
て取り出すようにしたので、大幅に回路構成を簡単にし
ながら質量流量を測定することができ、またローパスフ
ィルタの出力は流速に比例する出力であるので後段の検
波整流回路などの飽和に起因する流量レンジの狭少化を
避けることができる。さらに、この質量流量計によれば
渦周波数に相当する入力信号を分母とする割算回路を用
いないので、成る程度の誤差を許容すれば渦が発生する
下限流量まで測定することが可能となる。
〈発明が解決しようとする課題〉
このような従来の質量流量計では、簡単な構成で質量流
量を測定することができ、さらに回路の飽和による流量
レンジの狭少化をさけることができ、その上に測定でき
る下限流量を下げることができるなどの利点がある。
量を測定することができ、さらに回路の飽和による流量
レンジの狭少化をさけることができ、その上に測定でき
る下限流量を下げることができるなどの利点がある。
しかし、加算図8@28の出力e3はコーナ周波数がf
Cのローパスフィルタ3つを介することにより(5)式
で示す質量流量信号esを得ることになるが、この場合
にこのローパスフィルタ39を介することにより、第1
0図に示すように渦周波数fが大きくなるとこの回路の
ゲインが渦周波数fに比例して低下するので、渦周波数
fが大きくなったとき、つまり流量が大きくなったとき
に低い周波数のノイズが加わるとS/N比が低下して信
号処理に悪影響を与えることがある。
Cのローパスフィルタ3つを介することにより(5)式
で示す質量流量信号esを得ることになるが、この場合
にこのローパスフィルタ39を介することにより、第1
0図に示すように渦周波数fが大きくなるとこの回路の
ゲインが渦周波数fに比例して低下するので、渦周波数
fが大きくなったとき、つまり流量が大きくなったとき
に低い周波数のノイズが加わるとS/N比が低下して信
号処理に悪影響を与えることがある。
く課題を解決するための手段〉
本発明は、以上の課題を解決するために、測定流量を渦
信号に変換して出力する信号変換手段と、この信号変換
手段の出力が入力され回路ゲインが制御電圧に対応して
変化する可変ゲイン手段と、渦信号の渦周波数が入力さ
れこの渦周波数に追従して変化する制御XI信号を出力
する渦周波数検出手段と、可変ゲイン手段の出力を検波
整流して測定流量に対応した質量流量信号を出力する検
波整流手段とを具備するようにしたものである。
信号に変換して出力する信号変換手段と、この信号変換
手段の出力が入力され回路ゲインが制御電圧に対応して
変化する可変ゲイン手段と、渦信号の渦周波数が入力さ
れこの渦周波数に追従して変化する制御XI信号を出力
する渦周波数検出手段と、可変ゲイン手段の出力を検波
整流して測定流量に対応した質量流量信号を出力する検
波整流手段とを具備するようにしたものである。
く作 用〉
信号変換手段により測定流量を渦信号に変換して出力し
、この信号変換手段の出力を可変ゲイン手段により回路
ゲインを制Wt圧に対応して変化させる。
、この信号変換手段の出力を可変ゲイン手段により回路
ゲインを制Wt圧に対応して変化させる。
一方、渦周波数検出手段は渦信号の渦周波数に追従して
変化する制御信号を可変ゲイン手段に出力してそのゲイ
ンをどの渦周波数に対しても平等に変更する。
変化する制御信号を可変ゲイン手段に出力してそのゲイ
ンをどの渦周波数に対しても平等に変更する。
そして、検波整流手段によりこの可変ゲイン手段の出力
を検波整流して測定流量に対応した質量流量信号を出力
する。
を検波整流して測定流量に対応した質量流量信号を出力
する。
〈実施例〉
以下、本発明の実施例について図を用いて説明する。第
1図は本発明の1実施例の構成を示すブロック図である
。
1図は本発明の1実施例の構成を示すブロック図である
。
加算回路28の出力e3は制御電圧VCによりゲインが
制御された可変ゲイン回#I43で質量信号e、に変換
されて検波整流回路41に出力される。
制御された可変ゲイン回#I43で質量信号e、に変換
されて検波整流回路41に出力される。
また、出力e3は帯域フィルタ44で不要なノイズが除
去されてシュミットトリガ45に出力される。
去されてシュミットトリガ45に出力される。
このシュミットトリガ45で帯域フィルタ44の出力を
パルス化してパルス信号P1として周波数/電圧変換器
46に出力し、ここで可変ゲイン回路43のゲインを制
御する制御電圧Vcに変換される。この制御電圧■c渦
信号の周波数に比例している。
パルス化してパルス信号P1として周波数/電圧変換器
46に出力し、ここで可変ゲイン回路43のゲインを制
御する制御電圧Vcに変換される。この制御電圧■c渦
信号の周波数に比例している。
次に、以上のように構成された実施例の動作について説
明する。
明する。
加算回路28の出力e3の@幅は(3)式に示すように
ρ■2に比例している。
ρ■2に比例している。
また、制御信号Vcはシュミットトリガ45で測定流体
の渦周波数fに比例した信号に変換されている。そして
、この渦周波数fは流速■に比例しているので、結局、
制御信号Vcは流速Vに比例し、K5を定数として Vc =に5 V −(6)となる。
の渦周波数fに比例した信号に変換されている。そして
、この渦周波数fは流速■に比例しているので、結局、
制御信号Vcは流速Vに比例し、K5を定数として Vc =に5 V −(6)となる。
可変ゲイン回路43は渦周波数f、つまり流速■に反比
例するように制御信号Vcによりそのゲインを制御する
ので、その出力端には(6)式で(3)式を割算した形
として次式に示すように質量信号e9を得る。
例するように制御信号Vcによりそのゲインを制御する
ので、その出力端には(6)式で(3)式を割算した形
として次式に示すように質量信号e9を得る。
es=63/Vc
” (K3 /に=t ) ρV −’ (7)従
って、この場合の質量信号e9は全周数帯域に亘って−
様な形でゲイン調節がなされて質量信号として出力され
る。
って、この場合の質量信号e9は全周数帯域に亘って−
様な形でゲイン調節がなされて質量信号として出力され
る。
このため、低周波ノイズか渦信号に対して相対的に強調
されることがなく、S/N比の改善に寄与することとな
る。
されることがなく、S/N比の改善に寄与することとな
る。
次に、この可変ゲイン回路43について第2図〜第4図
を用いてさらに詳しく説明する。
を用いてさらに詳しく説明する。
第2図は可変ゲイン回路を中心とする回路構成を示すブ
ロック図、第3図は第2図におけるアナログ/デジタル
変換器の動作状態を示す動作図、第4図は第2図に示す
可変ゲイン回路の制御信号■cとゲインとの関係を示す
特性図である。
ロック図、第3図は第2図におけるアナログ/デジタル
変換器の動作状態を示す動作図、第4図は第2図に示す
可変ゲイン回路の制御信号■cとゲインとの関係を示す
特性図である。
加算回路28の出力eコはバッファ増幅器47A、47
B、・・・・・・47N、抵抗RA 、 RB 、・・
・・・・RN、およびスイッチSW^、SWB、・・・
・・・SWNがそれぞれ対応する添字ごとに接続された
直列回路を介して加算器48の(−)入力端に並列に接
続されている。加算器48はその(−)入力端と出力端
が抵抗ROで接続され、(+)入力端は共通電位点CO
Mに接続されている。そして、抵抗R^、RB、・・・
・・・RNなどと抵抗R8どの比率によりゲインが決定
される。
B、・・・・・・47N、抵抗RA 、 RB 、・・
・・・・RN、およびスイッチSW^、SWB、・・・
・・・SWNがそれぞれ対応する添字ごとに接続された
直列回路を介して加算器48の(−)入力端に並列に接
続されている。加算器48はその(−)入力端と出力端
が抵抗ROで接続され、(+)入力端は共通電位点CO
Mに接続されている。そして、抵抗R^、RB、・・・
・・・RNなどと抵抗R8どの比率によりゲインが決定
される。
この場合に、抵抗R,a −RB 、・・・・・・RN
は、各々1.2.4.8、・・・・・・、512の比率
になるような値に選定され、抵抗RO−RNであり、全
スイッチSWA、SWB、・・・・・・SWNがオンの
場合には、 e s / e 3 = (512+256+・・+1
)となる。つまり、スイッチS Wa −S We 、
・・・・・・SWNを適当に選択することによりゲイン
は1〜1000倍まで変更することができる。
は、各々1.2.4.8、・・・・・・、512の比率
になるような値に選定され、抵抗RO−RNであり、全
スイッチSWA、SWB、・・・・・・SWNがオンの
場合には、 e s / e 3 = (512+256+・・+1
)となる。つまり、スイッチS Wa −S We 、
・・・・・・SWNを適当に選択することによりゲイン
は1〜1000倍まで変更することができる。
この場合に、スイッチSWA、SWB、・・・・・・S
wNを制御する各制御信号SA 、 SB 、・・・・
・・SNはアナログ/デジタル換器49の出力端QA
、 QB、・・・・・・QNから得る。
wNを制御する各制御信号SA 、 SB 、・・・・
・・SNはアナログ/デジタル換器49の出力端QA
、 QB、・・・・・・QNから得る。
このアナログ/デジタ変換器49の出力端QA、QB−
・・・・・・QNは、例えば10点あるものとすると、
シュミットトリガ46の入力端のパルス信号P1の渦周
波数f1、f2、・・・・・・f、。。。に対する制御
信号S^、SB、・・・・・・sNに対応する制御信号
S1、S2、・・・・・・SIOの状態は、Hをハイレ
ベル、Lをローレベルとすると第3図に示すようになる
。
・・・・・・QNは、例えば10点あるものとすると、
シュミットトリガ46の入力端のパルス信号P1の渦周
波数f1、f2、・・・・・・f、。。。に対する制御
信号S^、SB、・・・・・・sNに対応する制御信号
S1、S2、・・・・・・SIOの状態は、Hをハイレ
ベル、Lをローレベルとすると第3図に示すようになる
。
この様にしてスイッチSW^、SWB、・・・・・・S
wNをオン・オフ制御することにより、第4図に示す形
で制御信号vcに対して可変ゲイン回路43のゲインを
直線的に変更することができる。
wNをオン・オフ制御することにより、第4図に示す形
で制御信号vcに対して可変ゲイン回路43のゲインを
直線的に変更することができる。
〈発明の効果〉
以上、実論例と共に具体的に説明したように本発明によ
れば、検出端からの渦信号の振幅を可変ゲイン回路に入
力し、またこの渦信号に比例した渦周波数信号に対応す
る制御信号にこの渦信号を変換して、この制御信号によ
り可変ゲイン回路のゲインを渦周波数に反比例するよう
に制御してこれにより質量流量信号に変換するようにし
たので、簡単な構成で質量流量信号を得ると共に低周波
ノイズによる(S/N)比の低下に起因する誤差の発生
を容易に防止することができる。
れば、検出端からの渦信号の振幅を可変ゲイン回路に入
力し、またこの渦信号に比例した渦周波数信号に対応す
る制御信号にこの渦信号を変換して、この制御信号によ
り可変ゲイン回路のゲインを渦周波数に反比例するよう
に制御してこれにより質量流量信号に変換するようにし
たので、簡単な構成で質量流量信号を得ると共に低周波
ノイズによる(S/N)比の低下に起因する誤差の発生
を容易に防止することができる。
第1図は本発明の1実施例の構成を示すブロック図、第
2図は第1図に示す可変ゲイン回路を中心とする回路構
成を示すブロック図、第3図は第2図におけるアナログ
/デジタル変換器の動作状態を示す動作図、第4図は第
2図に示す可変ゲイン回路の制御信号とゲインとの関係
を示す特性図、第5図は従来の質量流量計の渦検出部の
断面の概要を示す断面図、第6図は第5図に示す渦検出
部の出力信号を電圧信号に変換するチャージコンバータ
の構成を示すブロック図、第7図は渦検出部でノイズを
除去する動作を説明する説明図、第8図は渦信号を用い
て流体の質量流量を演算する変換回路の構成を示すブロ
ック図、第9図は第8図に示す質量流量計を改良した質
量流量計の構成を示す構成図、第10図は第9図に示す
ローパスフィルタの特性を示す特性図、第11図は第9
図に示すローパスフィルタの出力特性を示す特性図であ
る。 10・・・管路、12・・・渦発生体、17.21・・
・圧電素子、25.26・・・電荷増幅器、28・・・
加算回路、29・・・チャージコンバータ、31・・・
検波回路、35・・・シュミット回路、37・・・割算
回路、38・・・ゲート回路、39・・・ローパスフィ
ルタ、41・・・検波m流回路、43・・・可変ゲイン
回路、44・・・帯域フィルタ、45・・・シュミット
トリガ、46・・・周波数/を圧変換器、47A、47
B、〜47N川バッファ増幅器、48・・・加算器、4
9・・・アナログ/デジタル変換器、Vc・・・制御電
圧。 第7図 (a) (b) (c) ひっ (d) (e)
2図は第1図に示す可変ゲイン回路を中心とする回路構
成を示すブロック図、第3図は第2図におけるアナログ
/デジタル変換器の動作状態を示す動作図、第4図は第
2図に示す可変ゲイン回路の制御信号とゲインとの関係
を示す特性図、第5図は従来の質量流量計の渦検出部の
断面の概要を示す断面図、第6図は第5図に示す渦検出
部の出力信号を電圧信号に変換するチャージコンバータ
の構成を示すブロック図、第7図は渦検出部でノイズを
除去する動作を説明する説明図、第8図は渦信号を用い
て流体の質量流量を演算する変換回路の構成を示すブロ
ック図、第9図は第8図に示す質量流量計を改良した質
量流量計の構成を示す構成図、第10図は第9図に示す
ローパスフィルタの特性を示す特性図、第11図は第9
図に示すローパスフィルタの出力特性を示す特性図であ
る。 10・・・管路、12・・・渦発生体、17.21・・
・圧電素子、25.26・・・電荷増幅器、28・・・
加算回路、29・・・チャージコンバータ、31・・・
検波回路、35・・・シュミット回路、37・・・割算
回路、38・・・ゲート回路、39・・・ローパスフィ
ルタ、41・・・検波m流回路、43・・・可変ゲイン
回路、44・・・帯域フィルタ、45・・・シュミット
トリガ、46・・・周波数/を圧変換器、47A、47
B、〜47N川バッファ増幅器、48・・・加算器、4
9・・・アナログ/デジタル変換器、Vc・・・制御電
圧。 第7図 (a) (b) (c) ひっ (d) (e)
Claims (1)
- 測定流量を渦信号に変換して出力する信号変換手段と、
この信号変換手段の出力が入力され回路ゲインが制御電
圧に対応して変化する可変ゲイン手段と、前記渦信号の
渦周波数が入力されこの渦周波数に追従して変化する前
記制御信号を出力する渦周波数検出手段と、前記可変ゲ
イン手段の出力を検波整流して前記測定流量に対応した
質量流量信号を出力する検波整流手段とを具備すること
を特徴とする質量流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2121490A JP2893855B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 質量流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2121490A JP2893855B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 質量流量計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0416714A true JPH0416714A (ja) | 1992-01-21 |
JP2893855B2 JP2893855B2 (ja) | 1999-05-24 |
Family
ID=14812457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2121490A Expired - Fee Related JP2893855B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 質量流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2893855B2 (ja) |
-
1990
- 1990-05-11 JP JP2121490A patent/JP2893855B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP2893855B2 (ja) | 1999-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |