JP2932710B2 - 質量流量計 - Google Patents

質量流量計

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JP2932710B2 JP1636591A JP1636591A JP2932710B2 JP 2932710 B2 JP2932710 B2 JP 2932710B2 JP 1636591 A JP1636591 A JP 1636591A JP 1636591 A JP1636591 A JP 1636591A JP 2932710 B2 JP2932710 B2 JP 2932710B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスあるいは液体など
の流体の流れに対応したカルマン渦により、渦発生体に
生じる交番力を検出して、これを質量流量信号として取
り出す質量流量計に係り、特に渦信号の信号/ノイズ
(S/N)比を低減すると共に調整が簡単になるように
改良した質量流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】カルマン渦による信号を用いて質量流量
を測定する従来の技術として、例えば特願平1−251
095号「発明の名称:質量流量計」に開示された質量
流量計がある。そこでここに開示された質量流量計の基
本的な内容を以下に説明する。
【0003】図4はこの従来の質量流量計の構成を示す
ブロック図である。測定流体により圧電素子17、21
に発生した渦電荷Q1 、Q2 は端子A、Bを介してそれ
ぞれ電荷増幅器25、26により交流電圧e1、e2
変換される。交流電圧e2 はボリウム27を介して交流
電圧e1 と加算回路28で加算されてその出力端に渦信
号e3 として出力される。
【0004】この後、渦信号e3 はコ−ナ周波数fcが
測定範囲における渦信号の最低の渦周波数fmin 以下に
設定されているロ−パスフイルタ39に出力され、ここ
で交流の質量流量信号e8 に変換されて出力される。質
量流量信号e8 は増幅器40で増幅された後、検波整流
回路41で検波整流されてその出力端に直流の質量流量
信号E02として出力される。
【0005】この質量流量信号E02は電圧/周波数変換
回路42により質量流量に比例したパルス信号Pm とし
て出力される。このパルス信号Pm を積算すれば容易に
質量流量の積算値が得られる。
【0006】次に、以上のように構成された質量流量計
の動作について図5および図6を用いて説明する。図5
は横軸に渦周波数fを縦軸に渦信号e3 をとったときの
ロ−パスフイルタの特性を示し、図6は横軸に質量信号
ρVを縦軸に質量流量信号e8 をとったときのロ−パス
フイルタの出力特性をそれぞれ示している。但し、ρは
密度、Vはは速度である。
【0007】加算回路28の出力端には配管ノイズ等が
除去された渦信号e3 が出力される。この渦信号は、 e3 =K3 ρV2 (1) で示されているように流速Vの2乗に比例した交流信号
である。
【0008】ここで、1次のロ−パスフイルタ39のコ
−ナ周波数fcを図5に示すように渦信号の最低の渦周
波数fmin に対して極めて小さく選定すると、交流の質
量流量信号e8 は、K4 を定数として e8 =K4 ρV2 /f (2) となる。
【0009】ここで、Vはfと比例関係にあるので
(2)式の関係は、次の(3)式の関係となる。この関
係は図6に示されている。ただし、K4´は定数であ
る。 e8 =K4´ρV (3) 従って、ロ−パスフイルタ39の出力端には交流の質量
流量信号e8 が得られる。
【0010】ここで、例えばfcをfc=fmin /10
に選定したとするとfmin におけるノンリニア誤差q
は、ほぼ−0.5%程度となる。これは、仮にスパン流
量のときの渦周波数fを10fmin とすれば、−0.0
5%/F.Sに相当する小さい値である。例えば、口径
50Aでガスを測定する場合、測定流速を4〜40m/
sとすれば、渦周波数は70−700Hzとなり、fc
はfc=7Hzと設定すればよい。
【0011】以上の説明で分るようにこの質量流量計
は、渦信号を所定のコ−ナ周波数に選定されたロ−パス
フイルタを介して取り出すようにしたので、大幅に回路
構成を簡単にしながら質量流量を測定することができ、
またロ−パスフイルタの出力は流速に比例する出力であ
るので後段の検波整流回路などの飽和に起因する流量レ
ンジの狭少化を避けることができる。さらに、この質量
流量計によれば渦周波数に相当する入力信号を分母とす
る割算回路を用いないので、或る程度の誤差を許容すれ
ば渦が発生する下限流量まで測定することが可能とな
る。
【0012】このような従来の質量流量計では、簡単な
構成で質量流量を測定することができ、さらに回路の飽
和による流量レンジの狭少化をさけることができ、その
上に測定できる下限流量を下げることができるなどの利
点がある。
【0013】しかし、加算回路28の出力e3 はコ−ナ
周波数がfcのロ−パスフイルタ39を介することによ
り(3)式で示す質量流量信号e8 を得ることになる
が、この場合にこのロ−パスフイルタ39を介すること
により、図5に示すように渦周波数fが大きくなるとこ
の回路のゲインが渦周波数fに比例して低下するので、
渦周波数fが大きくなったとき、つまり流量が大きくな
ったときに低い周波数のノイズが加わるとS/N比が低
下して信号処理に悪影響を与えることがある。
【0014】そこで、本出願人は、以上の点を解決する
ために、平成2年5月11日に特願平2−121490
「発明の名称:質量流量計」を提案している。以下、こ
の出願の内容について説明する。図7はこの出願に係る
質量流量計の構成を示すブロック図である。
【0015】加算回路28の出力e3 は制御電圧Vcに
よりゲインが制御された可変ゲイン回路43で質量信号
9 に変換されて検波整流回路41に出力される。ま
た、出力e3 は帯域フイルタ44で不要なノイズが除去
されてシュミットトリガ45に出力される。
【0016】このシュミットトリガ45で帯域フイルタ
44の出力をパルス化してパルス信号P1 として周波数
/電圧変換器46に出力し、ここで可変ゲイン回路43
のゲインを制御する制御電圧Vcに変換される。この制
御電圧Vcは渦信号の周波数に比例している。
【0017】次に、以上のように構成された質量流量計
の動作について説明する。加算回路28の出力e3 の振
幅はρV2 に比例している。また、制御信号Vcはシュ
ミットトリガ45で測定流体の渦周波数fに比例した信
号に変換されている。そして、この渦周波数fは流速V
に比例しているので、結局、制御信号Vcは流速Vに比
例し、K5 を定数として Vc=K5 V (4) となる。
【0018】可変ゲイン回路43は渦周波数f、つまり
流速Vに反比例するように制御信号Vcによりそのゲイ
ンを制御するので、その出力端には次式に示すような質
量信号e9 を得る。 e9 =e3 /Vc=(K3 /K5 )ρV …(5) 従って、この場合の質量信号e9 は全周数帯域に亘って
一様な形でゲイン調節がなされて質量信号として出力さ
れる。このため、低周波ノイズが渦信号に対して相対的
に強調されることがなく、S/N比の改善に寄与するこ
ととなる。
【0019】次に、この可変ゲイン回路43について図
8〜図10を用いてさらに詳しく説明する。図8は可変
ゲイン回路を中心とする回路構成を示すブロック図、図
9は図8におけるアナログ/デジタル変換器の動作状態
を示す動作図、図10は図8に示す可変ゲイン回路の制
御信号Vcとゲインとの関係を示す特性図である。
【0020】加算回路28の出力e3 はバッフア増幅器
47A、47B、……47N、抵抗RA 、RB 、……R
N 、およびスイッチSWA 、SWB 、……SWN がそれ
ぞれ対応する添字ごとに接続された直列回路を介して加
算器48の(−)入力端に並列に接続されている。加算
器48はその(−)入力端と出力端が抵抗R0 で接続さ
れ、(+)入力端は共通電位点COMに接続されてい
る。
【0021】そして、抵抗RA 、RB 、……RN などと
抵抗R0 との比率によりゲインが決定される。この場合
に、抵抗RA 、RB 、……RN は、各々1、2、4、
8、……、512の比率になるような値に選定され、抵
抗R0 =RN であり、全スイッチSWA 、SWB 、……
SWN がオンの場合には、 e9 /e3 =(512+256+…+1) となる。つまり、スイッチSWA 、SWB 、……SWN
を適当に選択することによりゲインは1〜1000倍ま
で変更することができる。
【0022】この場合に、スイッチSWA 、SWB 、…
…SWN を制御する各制御信号SA 、SB 、……SN
アナログ/デジタ変換器49の出力端QA 、QB 、……
N から得る。このアナログ/デジタ変換器49の出力
端QA 、QB 、……QN は、例えば10点あるものとす
ると、シュミットトリガ46の入力端のパルス信号P1
の渦周波数f1 、f2 、……f1000に対する制御信号S
A 、SB 、……SN に対応する制御信号S1 、S2 、…
…S10の状態は、Hをハイレベル、Lをロ−レベルとす
ると図9に示すようになる。
【0023】この様にしてスイッチSWA 、SWB 、…
…SWN をオン・オフ制御することにより、図10に示
す形で制御信号Vcに対して可変ゲイン回路43のゲイ
ンを直線的に変更することができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】この質量流量計はρV
2 をVで割算をして質量流量を演算するが、このために
可変ゲイン回路43とアナログ/デジタル変換器49と
を必要とする。精度を上げるためにはこのアナログ/デ
ジタル変換器49の入力電圧の大きい部分で使用する必
要がある。しかし、このためには調整時に使用状態での
最大流速を知らなければならない不便がある。また、精
度を上げるためには、アナログ/デジタル変換器49の
ビット数を多くすれば良いが、この様にすると入力電圧
の僅かな変化でアナログ/デジタル変換器49の出力が
変化して耐ノイズ性能が悪化する欠点がある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するために、測定流量を渦信号に変換して出力する
信号変換手段と、この信号変換手段の出力が入力され第
1制御信号により回路ゲインが渦信号の周波数に反比例
して変化する可変ゲイン手段と、渦信号が入力されこの
渦信号の周波数に比例する第2制御信号に変換する周波
数/電圧変換手段と、この第2制御信号と所定の基準電
圧を分割した複数の分割電圧とを比較して対応する複数
の比較信号を出力する比較手段と、第2制御信号が入力
され複数の先の比較信号により渦信号の周波数に段階的
に反比例するようにゲインが切り換えられこのゲインで
増幅する第1ゲイン切換手段と、この第1ゲイン切換手
段の出力をデジタル信号に変換して第1制御信号として
出力するアナログ/デジタル変換手段と、可変ゲイン手
段の出力が入力され先の比較信号により第1ゲイン切換
手段のゲインと同じゲインに切り換えられこのゲインで
増幅されて出力される第2ゲイン切換手段と、この第2
ゲイン切換手段の出力を検波整流して測定流量に対応し
た質量流量信号を出力する検波整流手段とを具備するよ
うにしたものである。
【0026】
【作用】信号変換手段により測定流量を渦信号に変換し
て出力し、可変ゲイン手段は第1制御信号を受けて回路
ゲインを渦信号の周波数に反比例して変化させる。周波
数/電圧変換手段はこの渦信号をその周波数に比例する
第2制御信号に変換し、比較手段でこの第2制御信号と
所定の基準電圧を分割した複数の分割電圧とを比較して
対応する複数の比較信号を出力する。また、第1ゲイン
切換手段は、複数の先の比較信号により第2制御信号の
周波数に段階的に反比例するようにゲインが切り換えら
れこのゲインで第2制御信号を増幅し、さらにこれをア
ナログ/デジタル変換手段によりデジタル信号に変換し
て先の第1制御信号として出力する。さらに、第2ゲイ
ン切換手段は先の比較信号により第1ゲイン切換手段の
ゲインと同じゲインに切り換えられこのゲインで可変ゲ
イン手段の出力を増幅して出力する。検波整流手段は、
この第2ゲイン切換手段の出力を検波整流して測定流量
に対応した質量流量信号を出力する。以上により、測定
流速の大小に関係なく自動的にアナログ/デジタル変換
手段の入力には基準電圧の近傍の電圧に対応する大きな
信号電圧が入力されることとなり、S/Nが良好で精度
も良く測定条件による調整の不要な質量流量計を実現す
ることができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の要部実施例の構成を示すブロッ
ク図である。なお、以下の説明においては図7に示す従
来の構成を改良のベ−スとし、主として改良された部分
について説明するが、図7に示す構成と同一の機能を有
する部分には同一の符号を付し適宜にその説明を省略す
る。
【0028】加算回路28からの出力e3 は帯域フイル
タ44に入力され、ここで不要なノイズ周波数が除去さ
れてシュミットトリガ45でパルス信号P1 とされる。
このパルス信号P1 は周波数/電圧変換器(F/V)4
6でアナログの制御電圧Vd に変換される。
【0029】比較回路50は一方の入力端に基準電圧発
生回路51で発生された基準電圧E s が印加され、他方
の入力端には制御電圧Vd が印加され、出力端に比較電
圧V c が出力される。また、制御電圧Vd は比較電圧V
c によってゲインが切り換えられるゲイン切換回路52
に入力され、ゲイン切換回路52は比較電圧Vc によっ
て決定されるゲインに設定され、その出力端にこのゲイ
ンに対応するように制御電圧Vd を増幅して制御電圧V
g1として出力する。
【0030】このゲインは比較電圧Vc によって制御電
圧Vd の大きさに段階的に反比例するように切り換えら
れ、その出力端の制御電圧Vg1は渦信号の周波数に関係
なく基準電圧Es で決定されるレベルEs ´近傍に設定
される。
【0031】この制御電圧Vg1はアナログ/デジタル変
換器53に入力され、ここでデジタル信号に変換されて
制御電圧Vg2として、加算回路28からの出力e3 が入
力される可変ゲイン回路54に印加され、そのゲインを
制御する。
【0032】加算回路28からの出力e3 は、可変ゲイ
ン回路54で増幅されてその出力端に電圧e10として出
力される。この電圧e10は比較電圧Vc でそのゲインが
制御されるゲイン切換回路55で増幅され、検波整流回
路41に出力される。以下、図7に示す回路と同様にし
て質量信号が出力される。
【0033】次に、図1に示す構成の詳細について図2
に示す部分ブロック図を用いてさらに説明する。基準電
圧発生回路51は電源電圧+Eと共通電位点COMとの
間に電流制限抵抗Rb とツエナ−ダイオ−ドDz との直
列回路が接続され、このツエナ−ダイオ−ドDz の両端
の基準電圧Es は分圧抵抗Rv1、Rv2、……、Rvnで分
圧されて、複数の基準電圧を作る。この場合の基準電圧
s は測定流体が最大流速のときにアナログ/デジタル
変換器53の入力に印加される制御電圧Vg1の値がアナ
ログ/デジタル変換器53の最大レベルEs ´に対応す
るような値になるように設定される。
【0034】比較回路50は比較器CO1 、CO2 、…
…、COn で構成され、これ等の反転入力端(−)に
は、分圧抵抗Rv1、Rv2、……、Rvnで分圧された基準
電圧がそれぞれ印加され、非反転入力端(+)にはそれ
ぞれ制御電圧Vd が印加され、その出力端に複数の比較
電圧Vc1、Vc2、……、Vcnが出力される。
【0035】ゲイン切換回路52は、非反転入力端
(+)が共通電位点COMに接続された演算増幅器OA
1 の反転入力端(−)と出力端との間に抵抗R11、R12
とスイッチSW12との直列回路、……、R1nとSW1n
の直列回路が接続されている。また、反転入力端(−)
には抵抗R10が接続され、これ等の抵抗の組み合わせに
よりゲインが切り換えられる。ゲインを切り換えるスイ
ッチSW12、……、SW1nは、比較回路50の比較電圧
c1、Vc2、……、Vcnで制御される。
【0036】ゲイン切換回路55は、非反転入力端
(+)が共通電位点COMに接続された演算増幅器OA
2 の反転入力端(−)と出力端との間に抵抗R21、R22
とスイッチSW22との直列回路、……、R2nとSW2n
の直列回路が接続されている。また、反転入力端(−)
には抵抗R20が接続され、これ等の抵抗の組み合わせに
よりゲインが切り換えられる。ゲインを切り換えるスイ
ッチSW22、……、SW2nは、ゲイン切換回路52と同
様に比較回路50の比較電圧Vc1、Vc2、……、V cn
制御される。
【0037】なお、可変ゲイン回路54は図8に示すよ
うに可変ゲイン回路43と同様な回路で構成され、アナ
ログ/デジタル変換器49と同様なアナログ/デジタル
変換器53の出力でデジタル的に制御される。
【0038】次に、図3に示す波形図を用いて図2に示
す回路の動作について説明する。図3は横軸に渦周波数
f、縦軸にゲイン切換回路52の出力である制御電圧V
g1がとられてある。いま簡単のため、最初に基準電圧E
sを2段階に分割した場合を想定する。
【0039】渦周波数fがゼロから増加しf1 になる期
間T1から期間T2に移行する場合には、制御電圧Vd
は1段目の基準電圧より高くなるので、比較回路50は
ゲイン切換回路52、54に比較信号を送り、ゲインを
同時に1/2にする。このため、制御電圧Vg1は切り換
え前の1/2に変化する。したがって、可変ゲイン回路
54のゲインは2倍になり、e10は切り換える前に対し
て2倍になるが、ゲイン切換回路55は1/2のゲイン
となっているので、その出力端の電圧は変化しない。
【0040】このような動作をN段に分割した場合も同
じように繰り返す。このNを増すことにより常にアナロ
グ/デジタル変換器49の入力端の制御電圧Vg1は基準
電圧で決定される所定の値の近傍にあることになり、測
定条件(最大流速)によりその都度調整しなくてもアナ
ログ/デジタル変換器49の精度の良いレンジの高い部
分で変換することができる。また、制御電圧Vg1の値が
大きいのでS/Nも向上する。
【0041】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに本発明によれば、渦周波数に関連してゲイン切換回
路によりゲインを変更する構成としたので、測定条件に
より調整し直すことが不要となり、更にアナログ/デジ
タル変換器に入力される制御信号の絶対値も大きくなる
ので、S/N比の改善され、精度の良い質量流量計が実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の要部構成を示すブロック図
である。
【図2】図1に示す実施例の要部の詳細な構成を示すブ
ロック図である。
【図3】図1に示す実施例の動作を説明する波形図であ
る。
【図4】従来の第1の質量流量計の構成を示すブロック
図である。
【図5】図4に示すロ−パスフイルタの特性を示す第1
の特性図である。
【図6】図4に示すロ−パスフイルタの特性を示す第2
の特性図である。
【図7】従来の第2の質量流量計の構成を示すブロック
図である。
【図8】図7に示す可変ゲイン回路の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図9】図8におけるアナログ/デジタル変換器の動作
状態を示す動作図である。
【図10】図8に示す可変ゲイン回路の制御信号とゲイ
ンとの関係を示す特性である。
【符号の説明】
17、21 圧電素子 25、26 電荷増幅器 28 加算回路 39 ロ−パスフイルタ 41 検波整流回路 43…可変ゲイン回路 44 帯域フイルタ 45 シュミットトリガ 46 周波数/電圧変換器 47A、47B、〜、47N バッフア増幅器 48 加算器 49 アナログ/デジタル変換器 50 比較回路路 51 基準電圧発生回路 52、55 ゲイン切換回路 53 アナログ/デジタル変換器 54 可変ゲイン回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定流量を渦信号に変換して出力する信号
    変換手段と、この信号変換手段の出力が入力され第1制
    御信号により回路ゲインが前記渦信号の周波数に反比例
    して変化する可変ゲイン手段と、前記渦信号が入力され
    この渦信号の周波数に比例する第2制御信号に変換する
    周波数/電圧変換手段と、この第2制御信号と所定の基
    準電圧を分割した複数の分割電圧とを比較して対応する
    複数の比較信号を出力する比較手段と、前記第2制御信
    号が入力され複数の前記比較信号により渦信号の周波数
    に段階的に反比例するようにゲインが切り換えられこの
    ゲインで増幅する第1ゲイン切換手段と、この第1ゲイ
    ン切換手段の出力をデジタル信号に変換して第1制御信
    号として出力するアナログ/デジタル変換手段と、可変
    ゲイン手段の出力が入力され前記比較信号により前記第
    1ゲイン切換手段のゲインと同じゲインに切り換えられ
    このゲインで増幅されて出力される第2ゲイン切換手段
    と、この第2ゲイン切換手段の出力を検波整流して前記
    測定流量に対応した質量流量信号を出力する検波整流手
    段とを具備することを特徴とする質量流量計。
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