JPH04166660A - フユーエルデリバリパイプの製造方法 - Google Patents

フユーエルデリバリパイプの製造方法

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JPH04166660A
JPH04166660A JP2292103A JP29210390A JPH04166660A JP H04166660 A JPH04166660 A JP H04166660A JP 2292103 A JP2292103 A JP 2292103A JP 29210390 A JP29210390 A JP 29210390A JP H04166660 A JPH04166660 A JP H04166660A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、円筒形の中空ソケットと連通管とで構成され
るフユーエルデリバリパイプの改良に関し、特に、複数
の円筒形中空ソケットが1つの連通管の側部に固定され
て成るフユーエルデリバリパイプの製造方法に関する。
(従来の技術) 燃料噴射方式V形6気筒エンジンの片側の3気筒に向け
て燃料を噴射するためのフユーエルデリバリパイプの典
型的な構造を第10図に示す。このフユーエルデリバリ
パイプ90は、燃料インジェクタの導入軸(筒杖部分)
を受入れる34!の円筒状ソケット91が連通管92を
介して相互に内部で連通するように接続され、一定の間
隔をあけて配設されている。これらのソケット91は鍛
造品を切削加工して作られ、内周面の一部は燃料インジ
ェクタ側の0リングを受入れて完全な液密を達成できる
ように極めて高い真円度と平滑度を有するバニシング加
工等が施されている。
各ソケットの筒壁93には、中心軸線と直交する方向で
かつ直径中心位置又は少し偏心した位置を貫通する開口
が穿設され、この開口に連通管92の接続端部あるいは
後述する円弧状切断面を嵌合してろう付け部94により
固定している。筒壁93の上端には外側左右にそれぞれ
ボルト孔を有するつば部95が設けられ、燃料インジェ
クタを固定するキャップがねじで締め付けられるように
なっている。
フューエルデリバリパイプにおいては、ソケット内部で
噴射流を回転させる必要から、連通管の中心軸線とソケ
ットの中心軸線とがオフセントしていることが多い、こ
のオフセット量を大きくとりたい場合は第7図に示すよ
うな構造が採用される。
第7図の例では、複数の円筒形中空ソケット81が1つ
の連通管82の側部に固定されており、中空ソケット8
1を取り付ける前は第8図に示す状態にあって、連通管
82の側部にソケット受入用の円弧状切断面85が形成
されている。この切断面85を正面から見たのが第9図
であり、切断面85がかなり複雑な形状であることがわ
かる。
切断面85は、従来の加工方法では、エンドミル等によ
る機械加工で形成されているが、切断面の内外にわたっ
てパリが出やすいので、パリ取り加工を必要とする。切
断面85が形成されると、ソケット81の胴体部分を押
し当て、TIG溶接やMAG溶接で仮付けし、炉中でろ
う付けして完全に密封固定し、フューエルデリバリパイ
プが完成する。
しかしながら、このような加工方法には、次のような問
題点があった。
l)エンドミル等による機械加工ではパリが非常に多く
出るのでパリ取り処理に工数がかかる。
2)切削加工では多軸専用機を用いても切削速度に限界
があるので加工そのものに時間がかかる。
3)TIG溶接、MAGt$接等による多点仮付け方法
は、溶接時間が長くかかると共に、装置が大型化し、コ
ストの上昇を招く。
4)TIG溶接、MAG溶接では、アンダカット、裏ビ
ードの発生、接合不良等が出やすく、良好な品質が得ら
れない、炉中ろう付けでは仮付け部にろう材が入りに<
<、気密が保持できないために液漏れのおそれがある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は、フューエルデリバリパイプの加工工数
を減少させてコストの低減と品質の向上を図ることにあ
る。
本発明の他の目的は、仕様の異なるフューエルデリバリ
パイプに容易に対応することが可能な製造方法を提供す
ることにある。
(問題点を解決するための手段とその作用)本発明の前
述した目的は、複数の円筒形中空ソケットが1つの連通
管の側部に固定されて成るフューエルデリバリパイプの
製造方法において、連通管を側面からチャックで把持し
て固定し、ブレス機械を用いて連通管の上方から切断刃
を降下させ連通管に所定の円弧状切断面を形成し、各円
弧状切断面に円筒状中空ソケットの胴体部分をスポット
溶接して仮付けし、さらにろう付け及び/又は溶接によ
り固着し、これにより一体形のフューエルデリバリパイ
プを形成することを特徴とするフューエルデリバリパイ
プの製造方法によって達成される。
かかる構成に基づき、本発明の加工方法によれば、ブレ
ス機械を用いて切断刃を降下させることにより、連通管
側部に複数の円弧状切断面を1ストロークで形成するこ
とができ、この切断面付近にパリが発生することはない
、切削加工に比べて数倍の速さで複雑な切断面を形成す
ることができ、パリ取り加工の時間が不要となって加工
速度が飛躍的に増大する。
切断面にソケットを押し当てて溶接する際には、最初に
スボッ、ト溶接で仮付けする。この際に、切断面に突起
を設けてスポット溶接を行なうと強固な仮付けができて
、溶接不良が防止できる。
ソケット中心と連通管中心とのオフセット量は、燃料イ
ンジェクタ回りの燃料の流れ特性と、フユーエルデリバ
リパイプが取付けられる相手側に合わせて常に変更され
るため、従来は各オフセット量に合わセで切断面の形状
を変更し、機械加工の工程を変更しなければならなかっ
た。本発明の方法によれば、切断刃の直径を変更するか
降下位置をずらすだけで任意のオフセント量に対応する
ことができるから、仕様の異なるフユーエルデリバリパ
イプに容易に対応することができて、コストが低減され
ることになる。
以下、添付図面の実施例を参照しながら本発明をさらに
詳細に説明する。
(実施例) 第1図乃至第5図は、本発明による製造方法の最初の段
階を実施するための連通管Rカッl−m雪10を表わし
ている。この装置10は、連通管12を両側からクラン
プする2つ割りの把持機構14と、把持機構14を支持
する基礎台16と、切断刃18をクランプする保持部2
0とで構成されている。Mid台16と保持部20はプ
レス装置に組込まれており、両者の間隔は所定の勺イク
ルで変化させられる。
把持機構14は、固定チャック22と可動チャック24
、及び可動チャック24を動かすための液圧、空気圧又
は機械式作動ユニソ[・26とを包含している。
第5図の平面図に示すように、固定チャック22と可動
チャック24の合せ面30の位置には、固定チャック側
と可動チャック側のそれぞれに円弧状の溝23.25が
設けられており、これらの溝はチャックが当接し、た状
態で切断刃18の外形にほぼ等しい円形となるように形
成されて、ガイドの役目を果たしているが、連通管の材
質や肉厚に応じて自在に変化させることが可能である。
第2図乃至第4図は、切断刃18の形状の好適な例を示
している。切断刃18はその基本形状として、円形棒状
体の先端を斜めに切断した形状に作られており、さらに
その先端付近には摩耗防止のための面取り部40が形成
され、この面取り部には焼き入れ加工が施されている。
図示の月形は単なる例示であり、連通管の材質や肉厚に
応じて変更できるものである。
第1図乃至第5図に示した連通管Rカット装置10の作
用は次のようになる。まず最初の状態では第1図に示す
ように切断刃18が上肩位置にある。作動ユニット26
は非作動状態にあって、可動チャック24は後退位置に
あり、両チャックの合せ面30は開いている。
ここで、装置10の前方又は側方から連i!l管12を
挿入し7、所定の位置まで挿入した時点で例えば液圧作
動のユニット26を作動させて連通管12ををクランプ
する。
続いて、プレス装置を作動させて保持部20を降下させ
ると切断刃18が降下して連通管12を貫通し2、その
側部に円弧状の切断面を形成する。
第5図に示1ように、”70例ご關、3連の切断面が開
時に形成されるSl、 、’f、7なる、(′、、の切
断面はプ1゜・スによる切断面であるから、切削加工の
、し、・)な大きなパリはr、t、 +:!::んど出
ない1、かく1丁、第8図5.第9図に示しまたような
切断面と同様の円弧状切断面42が得られることになる
続いて、切断面42が形成された連通管12の側部にソ
ケット81の胴体部分を押し7当て、スポット溶接を用
いて仮付けし、炉中でろう付けあるいは溶接によって完
全に密封固定することにより、フューエルデリバリパイ
プが完成する。
第6図は、このスポット溶接をさらに容易にするための
変形例を表わしている。切断刃48には長手方向の溝5
0が形成されており、これを用いて連通管を切断すると
、切断後の連通管の円弧状切断面には溝50に対応する
突起52が形成される。この突起52はスポット溶接時
に電流を集中させるためのプロジエクシッン突起として
作用することCなり、スボノ[溶接を容易にするという
利点がある。
(発明の効果) 以」−1詳細に説明した如く、本発明によれば次のよう
へ利点が得られる1、 ()連通管の円弧状切断面4.−プ鳶、・スによるRカ
ットで形成したので、加工速度が早く、パリが出ない。
2)スボッl接を用いたので、仮付け作業が迅速化され
、後続のろう付け作業が容易になって、溶接不良が減少
し、フューエルデリバリパイプの品質が向上する。
3)複数の切断面を1ストロークで同時に加工できるの
で、複数のソケットの取付ピッチや取付角度が一定にな
り、ピッチ誤差や角度のずれによる取付誤差が減少する
4)仕様の興なるフューエルデリバリパイプにも容易に
対応することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による製造方法に使用する連通管Rカッ
ト装置の縦断面図、第2図は切断刃の側面図、第3!I
!は切断刃の正面図、第4図は第2図の線mV−IVか
ら見た切断刃の底面図、第5図はRカット装置の平面図
、第6図は切断面の変形例を表わす一部破断正面図、第
7図はフューエルデリバリパイプの正面図、第8図はソ
ケット接続前のフューエルデリバリパイプの正面図、第
9図は連通管の切断面を表わす一部破断正面図、第10
図は従来のフューエルデリバリパイプを表わす斜視図で
ある。 10・・・Rカント装置 12.82・・・連通管 14・・・把持機構   16・・・基礎台1B・・・
切断刃    20・・・保持部22.24・・・チャ
ック 23.25・・・溝 26・・・作動ユニット 30・・・合せ面 42.85・・・円弧状切断面 81・・・ソケット 特許出願人    臼井国際産業株式会社代理人 弁理
士  二 宮 正 孝 第1因 第2因 第3r!!J  第、因 第5因 第6図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の円筒形中空ソケットが1つの連通管の側部に
    固定されて成るフユーエルデリバリパイプの製造方法に
    おいて、 連通管を側面からチャックで把持して固定し、プレス機
    械を用いて連通管の上方から切断刃を降下させ連通管に
    所定の円弧状切断面を形成し、各円弧状切断面に円筒状
    中空ソケットの胴体部分をスポット溶接して仮付けし、
    さらにろう付け及び/又は溶接により固着し、 これにより一体形のフユーエルデリバリパイプを形成す
    ることを特徴とするフユーエルデリバリパイプの製造方
    法。 2、前記切断刃は円形棒状体の先端を斜めに切断した形
    状に作られていることを特徴とする請求項1記載の製造
    方法。 切断後の連通管の円弧状切断面には前記溝に対応する突
    起が形成され、この突起がスポット溶接時に電流を集中
    させるようになっていることを特徴とする請求項1記載
    の製造方法。
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