JPH0416600Y2 - - Google Patents

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JPH0416600Y2
JPH0416600Y2 JP7866386U JP7866386U JPH0416600Y2 JP H0416600 Y2 JPH0416600 Y2 JP H0416600Y2 JP 7866386 U JP7866386 U JP 7866386U JP 7866386 U JP7866386 U JP 7866386U JP H0416600 Y2 JPH0416600 Y2 JP H0416600Y2
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junction box
cable
conductor
layer
insulator
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ゴム・プラスチツク電力ケーブル用
中間接続箱の改良に関し、特に水分の多い地中或
は水中等に布設されるゴム・プラスチツク電力ケ
ーブルの中間接続箱として有用である。
[従来技術並びに考案が解決しようとする問題
点] 一般に電力ケーブルは、電気絶縁の必要性から
ケーブル内への水の浸入を嫌つている。ケーブル
の事故等によりケーブル絶縁体に貫通孔が開いた
場合、ゴム・プラスチツク電力ケーブルの如く油
圧の様な内部圧力を有しない電力ケーブルにおい
ては、貫通孔からケーブル内部に浸入した水は導
体を通路として貫通孔の両側ケーブル部に極めて
短時間の内に拡大浸水し、電力ケーブルの機能を
失わせる。
この場合でも浸水による影響の範囲を中間接続
部で区切られる1区間に限定する事が出来れば、
ケーブルの被害を最少に留め、事故ケーブルの改
修作業に伴う時間・費用も少くてすみ、経済的効
果も大きい。
従来、この目的から第3図に示す如く中間接続
箱の導体接続管1中央部に隔壁2を設け、ケーブ
ル6或は6′内に浸入した水をこの部分で留める
構造が採用されている。
中間接続箱の内部半導電層3及び絶縁体4が、
例えば自己融着性のテープで構成されている場合
には、導体接続管1とテープ層との界面はテープ
の締付力によつて走水防止効果が基体できるが、
超高圧架橋ポリエチレンケーブル用中間接続箱の
様に接続箱絶縁体として架橋ポリエチレン等の加
熱モールド材料が使用されている場合には、テー
プによる締付効果が期待できず、導体接続管と内
部半導電層との界面を通つて水が次区間ケーブル
の導体内へ浸入し、ケーブルの被害を拡大させる
危険性があつた。
なお、図中5は中間接続箱の外部半導電層、
7,7′は、ケーブル10,10′の内部半導電
層、8,8′は同絶縁体、9,9′は同外部半導電
層である。
[問題点を解決するための手段] 本考案の目的は前述した従来技術の欠点を解消
し、ケーブル絶縁体貫通孔から導体内へ浸入した
水が、中間接続箱を越えて次区間のケーブル内へ
浸入する事が無く、事故時の被害を最小限に留め
ることを可能とするゴム・プラスチツク電力ケー
ブル用中間接続箱を提供することにある。
すなわち、本考案の要旨は導体接続管と接続箱
内部半導電層或は絶縁体との界面部に、未加硫ゴ
ム層を設けておき、接続箱絶縁体の加熱モールド
時の熱により導体接続管と接続箱内部半導電層或
は絶縁体とを上記ゴム層を介して接着させた事に
ある。
[実施例] 添付図面の第1図に本考案の一実施例を示す。
図において、1は接続すべき両電力ケーブルの導
体6,6′同士を電気的且つ機械的に接続する導
体接続管である。接続すべき両電力ケーブルは、
それ自身の外部半導電層、絶縁体8,8′及び内
部半導電層7,7′が末端より所定の区間に亙つ
て順次段剥され、更に絶縁体8,8′が先端にお
いてそれぞれペンシリング処理され、しかして導
体6,6′が末端より所定の区間に亙つて露出さ
れ、その後露出された各導体6,6′が予じめ用
意した導体接続管1にその両側より挿入され、更
に導体接続管1諸共圧縮され、更に導体接続管1
の表面に平滑に成形して接続されている。
11は導体接続管1の略中央部外表面に形成さ
れた走水防止用未加硫ゴム層である。未加硫ゴム
層11は導体接続管1の外表面にプライマー処理
を施し、所定幅の未加硫ゴムテープを巻き付けて
形成される。3は未加硫ゴム層11の周上に形成
された接続箱内部半導電層である。そして、特に
図示しなかつたが、実際には第3図に示す従来の
接続箱と同様、この周上に順次接続箱絶縁体及び
接続箱外部半導電層が形成される。
更に詳細には、接続箱は外部からの加熱により
内部半導電層3、絶縁体及び外部半導電層が一括
して架橋処理されて成るが、この時の熱により前
記未加硫ゴム層11が導体接続管1及び内部半導
電層3に対して良く接着し、その結果ここに走水
防止上優れた機能を持つた層が形成されるのであ
る。
未加硫ゴム層の材質としては、例えば接着性の
良好なブチルゴム系の材料が使用できる。
導体接続管1上に施されるゴム層11は中央部
分のみに限らず、導体接続管全体に施してももち
ろん良い。
また第2図に示す如く、導体接続管1の両端部
にケーブル導体6,6′の露出部をそれぞれ覆う
様にゴム層11,11′を施しても同様の効果が
期待できる。
[考案の効果] 本考案により、万一の事故でケーブル絶縁体に
貫通孔が開き、電力ケーブルが布設されている人
孔あるいは管路内の水が、貫通孔を通してケーブ
ル導体内に浸入した場合でもケーブル導体内の走
水は接続部で完全に停止させる事が可能となる。
この事からケーブル事故発生後、改修作業が開始
されるまでの期間内に接続箱を越えて次区間のケ
ーブル導体へ水が浸入することが無いので、改修
が必要となるのは絶縁体に貫通孔が開いたケーブ
ルとこのケーブルを接続している接続箱に限定す
ることができるため、改修作業に伴う時間的、経
済的効果は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のゴム・プラスチツク電力ケー
ブル用中間接続箱の一実施例の導体接続管部分の
横断面図、第2図は同中間接続箱の他の実施例の
導体接続管部分の横断面図、第3図は従来のこの
種中間接続箱の横断面図である。 1……導体接続箱、2……隔壁、3……接続箱
内部半導電層、4……接続箱絶縁体、5……接続
箱外部半導電層、6……ケーブル導体、7,7′
……ケーブル内部半導電層、8,8′……ケーブ
ル絶縁層、9……ケーブル外部半導電層、10,
10′……電力ケーブル、11,11′……未加硫
ゴム層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 絶縁体が加熱モールド成形されてなる電力ケー
    ブル用中間接続箱において、導体接続管と接続箱
    内部半導電層或は絶縁体との界面に走水防止用未
    加硫ゴム層を設けた事を特徴とするゴム・プラス
    チツク電力ケーブル用中間接続箱。
JP7866386U 1986-05-23 1986-05-23 Expired JPH0416600Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7866386U JPH0416600Y2 (ja) 1986-05-23 1986-05-23

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JP7866386U JPH0416600Y2 (ja) 1986-05-23 1986-05-23

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Publication Number Publication Date
JPS62191326U JPS62191326U (ja) 1987-12-05
JPH0416600Y2 true JPH0416600Y2 (ja) 1992-04-14

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