JPH04165679A - 絶縁ゲイト型半導体装置 - Google Patents

絶縁ゲイト型半導体装置

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JPH04165679A
JPH04165679A JP29326490A JP29326490A JPH04165679A JP H04165679 A JPH04165679 A JP H04165679A JP 29326490 A JP29326490 A JP 29326490A JP 29326490 A JP29326490 A JP 29326490A JP H04165679 A JPH04165679 A JP H04165679A
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oxide film
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gas
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明はアクティブマトリックス型の液晶表示装置等の
駆動素子等に用いられる絶縁ゲイト型半導体装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
従来薄膜トランジスタとして用いられる絶縁ゲイト型半
導体装置のゲイト絶縁膜としては、Ar原子をスパッタ
用気体として用いたスパッタリング法によって形成され
た酸化珪素膜か用いられていプこ。
〔従来技術の問題点〕
従来の方法においては、使用材料中に含まれ、かつ反応
中にも存在する原子(例えばAr等)が、ゲイト絶縁膜
中に多数取り込まれ、膜中の固定電荷発生の原因となっ
てしまっていた。更に反応中に存在する原子のイオン種
が、薄膜トランジスタの活性層表面に衝突し、損傷を与
え、その結果ゲイト絶縁膜と活性層との界面近傍に活性
層とゲイト絶縁膜との混合層か形成され、結果として界
面準位を形成し、いずれの場合も良好な薄膜トランジス
タの特性を得ることかできなかった。
「本発明の目的J 本発明は従来の絶縁膜の問題点である界面特性の不良を
解決する構成を発明することを目的とする。
[発明の構成J 本発明は、絶縁性基板上に設けられた酸化珪素膜と該酸
化珪素膜上に設けられた絶縁ゲイト型電界効果トランジ
スタであって、前記酸化膜とゲイト絶縁膜を形成する酸
化珪素膜の少なくとも一方にハロゲン元素が混入されて
いることを特徴とする絶縁ゲイト型半導体装置である。
絶縁性基板としては代表的にはガラス基板が用いられる
従来この絶縁性基板であるガラス基板上に直接半導体層
を形成すした例もあるか、ガラス基板からの不純物(特
にナトリウム)の拡散の問題やガラス基板と半導体−と
の界面特性の不良等の問題を防止するために酸化珪素膜
をガラス基板上に設けその上に半導体装置を形成すると
高い信頼性を有するデバイスを得ることができる。
本発明は絶縁性基板上の酸化珪素膜とこの酸化珪素膜上
に設けられた絶縁ゲイトY電界効果トランジスタのゲイ
ト絶縁膜の少なくとも一方にハロゲン元素を混入させる
ことにより半導体層とこれら酸化珪素膜との間の界面に
局在準位のほどんど存在しない構成を得ようとするもの
である。
酸化珪素膜の作製方法としてはスパッタ法、光CVD法
、PCVD法、熱CVD法等を用いることかできる。
〔実施例1〕 本実施例は水素または水素を含有した不活性気体雰囲気
中にお(Jる基板上へのスパッタ法による半導体膜の成
膜工程ど、前記スパッタ法によって得た半導体膜形成の
前または後に弗化物気体と酸化物気体または弗化物気体
と酸化物気体を含有した不活性気体の雰囲気によりスパ
ッタ法により酸化珪素膜を形成し前記半導体膜の一部を
絶縁ゲイト型半導体装置のチャネル形成領域として構成
し前記酸化珪素膜の一部をゲイト絶縁膜とし7たもので
ある。
また前記半導体膜の一部をチャネル形成領域として構成
する手法の一例として、水素または水素を含有した不活
性気体雰囲気中によるスパッタで得られた非晶質性(ア
モルファスまたは極めてそ状態に近い)半導体@(以下
a−3iという)を450℃〜7(110℃代表的には
600°Cの温度を半導体膜に与えて少なくともチャネ
ル形成領域を結晶化させることにより本発明の絶縁ゲイ
ト型半導体装置は得られる。
この結晶化の後の半導体膜は平均の結晶粒径か5〜40
0人程度で変形、かつ半導体膜中に存在する水素含有量
は5原子%以下である。また、この結晶性を持つ半導体
膜は格子歪みを有しておりミクa(こ各結晶粒の界面か
互いに強く密接し、結晶粒界でのキャリアに対するバリ
アを消滅させる効果を持つ。このため、Wに格子歪みの
無い多結晶の結晶粒界では、酸素等の不純物原子か偏析
し障壁(バリア)を構成しキャリアの移動を阻害するが
、本発明のように格子歪みを有しているとバリアが形成
されないか又はその存在か無視できる程度であるため、
その電子の移動度も5〜300cnf/V・Sと非常に
良好な特性を有していた。
また、プラズマCVD法により得られた半導体膜はアモ
ルファス成分の存在割合が多く、そのアモルファス成分
の部分が自然酸化され内部まで酸化膜が形成されるJ一
方スバッタ膜は緻密であり自然酸化が半導体膜の内部に
まで進行せず、表面のごく近傍付近しか酸化されない、
この緻密さ故に格子歪みを持つ結晶粒子同士がお互いに
強く押し合うことになり、結晶粒界面付近でキャリアに
対するエネルギーバリアか形成されないという特徴を持
つ。
第1図に本実施例において作製した薄膜トランジスタの
作製工程を示す。
まず、ガラス基板(11)上に810.膜(12)を以
下の条件においてマグネトロン型RFスパッタ法により
200nmの厚さに形成した。
反応ガス  0295体積% NFs   5体積% 成膜温度 150°C RF(13,56MHz)出力 400W圧力 0.5
Pa シリコンをターゲットに使用 さらにその上にマグネトロン型RFスパッタ装置によっ
てチャンネル形成領域となるa−3i膜(13)を11
00nの厚さに成膜し第1図(a)の形状を得た。
成膜条件は、不活性気体であるアルゴンと水素雰囲気下
において、 H2/ (H2+Ar) = 8O% (分圧比)成膜
温度 150°C RF(13゜56MHz)出力 400W全圧力 0.
5Pa どし、ターゲットは単結晶シリコンターゲットを用いた
この後、450℃〜700°Cの温度範囲特に600°
Cの温度で10時間の時間をかけ水素または不活性気体
中、本実施例においては窒素100%雰囲気中において
a−3i膜(13)の熱結晶化を行い、結晶性の高い珪
素半導体層を作製した。尚前記チャンネル形成領域とな
るa−8i膜(13)スパッタ法によって成膜する際、
非単結晶シリコンターゲットを用い、投入電力パワーを
小さくすると粒径か無視できるほと小さく、かつ格子歪
みを有する緻密な結晶状態か得られる。
このような方法により形成された半導体膜中に存在する
酸素不純物の量はS iMs分析により2X l 02
0an−”、炭素は5 X 10 ”an−’であり、
水素の含有量は5%以下であった。このS IMSを使
用した不純物濃度の値は半導体膜中で深さ方向にその濃
度が変化しているので、深さ方向の濃度を調べその最小
の値で記述した。これは、半導体膜の表面付近には自然
酸化膜か存在しているからである。また、この不純物の
濃度の値は結晶化の処理後であっても、変化はしていな
かった。
この不純物濃度は当然ながら低い値である程、半導体装
置どして使用する際には有利であることは明らかである
か、本発明の半導体膜の場合、結晶性を持つと同時に格
子歪みを持っているので結晶粒界でバリアか形成されず
、2 X ] Q ”on−’程度の酸素不純物濃度か
存在していても、キャリアの移動を妨害する程度は低く
、実用上の問題は発生しなかった。
二の半導体膜は第9図に示すレーザラマン分析のデータ
よりわかるように、結晶の存在を示すピークの位置か、
通常の単結晶シリコンのピーク(520er ’ )の
位置に比べて、低波数側にシフトしており、格子歪みの
存在をうらずけていた。
また、本実施例においてはシリコン半導体を使用して本
発明の説明をおこなっているが、ゲルマニウム半導体や
ソリコンとゲルマニウムの混在した半導体をしようする
ことも可能であり、その際には熱結晶化の際に加える温
度を100℃程度さげることが可能であった。
さらにより緻密な半導体膜あるいは酸化珪素膜を形成す
るために前記水素雰囲気あるいは水素と不活性気体との
雰囲気中でのスパッタの際、基板あるいは飛翔中のスパ
ッタされたターゲット粒子に対して1000nIn以下
の強力な光またはレーザ照射を連続あるいはパルスで加
えてもよい。
この熱結晶化させた珪素半導体膜に対してデバイス分離
バターニングを行い第1図(a)の形状を得、この半導
体膜の一部を絶縁ゲイト型半導体装置のチャネル形成領
域として構成させた。
つぎに酸化珪素膜(SiO□X1.5)を1100nの
厚さにマグネトロン型RFスパッタ法により以下の条件
で成膜した。
酸素 95体積%  NF、 5体積%圧力0.5pa 成膜温度100°C RF(1,3,56MH2)出力400Wターゲツトと
してはシリコンターゲットまたは合成石英のターゲット
を使用した。
ここにおいても非晶質シリコンターゲットを用投入パワ
ーを落とすと、緻密な固定電荷の存在しにくい酸化珪素
膜を得ることかできる。
本発明の構成における酸化珪素膜例えばゲイト絶縁膜の
作製をスパッタ法によって行う場合、ハロゲン元素を含
む気体と酸化物気体とか不活性気体に対して50%以内
、好ましくは不活性気体を用いない条件下で成膜すると
よい。
またハロゲン元素を含む気体を酸化物気体に対し2〜2
0体積%同時に混入することにより、酸化珪化物に同時
に不本意で導入されるアルカリイオンの中和、珪素不対
結合手の中和をも可能とすることかできる。
本発明の構成を得るために用いられるスパッタ法として
RPスパッタ、直流スパッタ等いずれの方法も使用でき
るが、スパッタターゲットか導電率の悪い酸化物、例え
ば5i02等の場合、安定した放電を持続するためにR
Fマグネトロンスパッタ法を用いることが好ましい。
また酸化物気体としては、酸素、オゾン、亜酸化窒素等
を挙げることができるが、特にオゾンや酸素を使用した
場合、酸化珪素膜中に取り込まれる不用な原子が存在し
ないので、非常に良好な絶縁膜例えばゲイト絶縁膜を得
ることかできた。
またハロゲン元素を含む気体として、弗化物気体として
は弗化窒素(NF、、N、F、)、弗化水素(HF)。
弗素(F2)、フロンガスを用い得る。化学的に分解し
やすく、かつ取り扱いが容易なNF、が用いやすい。塩
化物気体としては、四塩化炭素(CC1n)、塩素(C
1,)、塩化水素()IcI)等を用い得る。またこれ
ら例えば弗化窒素の量は、酸化物気体例えば酸素に対し
て2〜20体積%とした。これらハロゲン元素は熱処理
により酸化珪素中のナトリウム等のアルカリイオンとの
中和、珪素の不対結合との中和に有効であるが、同時に
多量すぎると、SiF4等珪素主成分を気体とする可能
性を内在するためよくない。一般には珪素に対して0,
1〜5体積%のハロゲン元素を膜中に混入させた。
スパッタ用の気体としてのオゾンの使用は、オゾンが0
ラジカルに分解されやすく、単位面積当たりのOラジカ
ル発生量が多く、成膜速度向上に寄与することができた
従来より行われてきたスパッタリング法によるゲイト絶
縁膜の作製においては、不活性ガスであるArが酸素ガ
スより多く、通常は酸素か0〜10体積%程度で作製さ
れていた。すなわち、従来から行われてきたスパッタ法
では、Arがターゲット材料をたたき、その結果発生し
たターゲットの粒子を被形成面上に成膜することか当然
の如く考えられていた。これはAr等の不活性ガスかタ
ーゲット材料をたたきだす確率(スパッタリングイール
ド゛)が高い為であった。本発明者らは、スパッタリン
グ法によって作製されたゲイト絶縁膜の特性について鋭
意検討した結果、ゲイト絶縁膜の性能を示す活性層とゲ
イト絶縁膜界面の界面準位、およびゲイト絶縁膜中の固
定電荷の数を反映するフラットバンド電圧の理想値より
のズレか、スパッタリング時のArガスの割合に大きく
依存することを見出した。
フラットバンド電圧とは、絶縁膜中の固定電荷の影響を
打ち消すのに必要な電圧であり低い程絶縁膜としての特
性か良いことをしめす。
第2図に、本実施例において作製した多結晶珪素半導体
(13)上に酸化珪素膜(15)を本実施例で示した方
法で形成しく第1図(a)の状態)、その上に1肺φの
アルミニウム電極を電子ビーム蒸着し調べた結果におけ
るフラットバンド電圧と(Arガス/酸化性ガス)の体
積%との関係を示す。
Arガス100%に比べ、Arガスの量を酸化性ガス(
第2図では酸素)の量より少なく、50%以丁とすると
フラットバンド電圧のズレか減少していることかわかる
フラットバンド電圧の理想電圧からのズレは、Arガス
の割合に大きく依存し、Arガスの割合か20%以下の
場合、はぼ理想電圧に近い値となっている。
これらのことより、スパッタリングにより成膜時に反応
雰囲気下に存在する活性化されたAr原子か、ゲイト絶
縁膜の膜質に影響を与えており、できるだけA「原子の
存在を減らしてスパッタリング成膜することか望ましい
ことが判明した。
その理由としては、Arイオンまたは活性化されたAr
原子が界面に衝突して、界面での損傷、欠陥を形成し、
固定電荷発生の原因となっていることか考えられる。
第3図に本実施例において作製した多結晶珪素半導体(
13)上にハロゲン元素か混入された酸化珪素膜(1,
5) (第1図(a)の状態)上にアルミニウム電極(
lnunφ)を形成後、300°Cにてアニールを行っ
た試料に対しての特性を示す。
この第3図は、BT(バイアス−温度)処理を施し、ゲ
イト電極側に負のバイアス電圧を2X10’V/cm 
、 150℃で30分加え、さらに同一条件下て正のバ
イアス電圧を加え、この状態においてそれらの差すなわ
ちフラットバンド電圧のズレ(ΔF、I])の測定値と
本実施例におけるゲート酸化膜である酸化珪素膜(15
)をスパッタ法によって作製する際における雰囲気中の
(酸素/NF3)の体積%との関係を示したグラフであ
る。
第3図より明らかなようにNF、かO体積%の雰囲気中
で酸化珪素膜をマグネトロン型RFスパッタ法によって
形成すると、(ΔF、)は9vもあった。
しかしこの成膜中にハロゲン元素である弗素を少しでも
添加すると、その値は急激に減少した。
これは成膜中にナトリウム等の正のイオンの混入かあっ
たものか弗素を添加することにより、Na”十)”  
→NaF Si−十F−→ 5i−F となり電気的に中和されるものと推定される。
このナトリウムの正イオンはガラス基板からも拡散する
ので、ガラス基板上に弗素原子の混入された酸化珪素膜
を設けるのは効果かある。
この珪素の中和に関しては、水素を添加する方法も知ら
れている。しかしこの水素との中和のSi−N−T結合
は強い電界(BT処理)で再分離して、再びSlの不対
結合手となり、界面準位成立の原因どなるため、弗素で
中和した方か好ましい。
また、酸化珪素膜中には必ず5i−H結合か存在してお
りこの5i−H結合か再分離した際、弗素原子が分離し
た水素を積極的に中和し、界面準位成立を防ぐという効
果もある。さらに弗素の存在によって、Siと結合して
いるHは弗素と水素結合をしておりSiか固定電荷とな
ることを防いている。
第4図は、この弗化物気体をさらに増加させていったと
きの耐圧を示す。耐圧は1mmφのAltlE極を用い
、そのリーク電流か1μ人を越えたときどの電圧とした
試料によりバラツキかあるため、図中においてはその値
をX、σ (分散シグマ値)を示す。この耐圧は20%
以上となると低くなり、またσ値も大きくなってきた。
そのためハロゲン元素の添加は20体積%以下とし、一
般には0.2〜10%とした方かよかった。ちなみに、
SIMS(二次イオン質量分析器)で弗素の量を調べる
と、成膜時に酸素と比へて1体積%を加えると、1〜2
 X 1.020cm−”を有していた。すなわちスパ
ッタ成膜中に同時に添加することによりきわめて膜中に
取り込まれやすい元素であることがわかった。しかしあ
まり多く(20体積%以上)なると酸化珪素膜をボッボ
ッにしてしまう傾向かあり、結果として耐圧か悪く、か
つバラツキか多くなってしまった。
また、スパッタリングに用いる材料は全て高純度のもの
か好ましい。例えば、スパッタリングターゲットは4N
以上の合成石英、またはLSIの基板に使用される程度
に高純度のノリコン等か最も好ましい。同様にスパッタ
リングに使用するガスも高純度(5N以上)の物を用い
、不純物が酸化珪素膜中に混入することを極力避けた。
なお本実施例のように弗化物気体か添加された酸素雰囲
気中におけるスパッタ法で成膜したゲート絶縁膜である
酸化珪素膜にエキシマレーザ光を照射し、フラッシュア
ニールを施し、膜中に取り入れた弗素等のハロゲン元素
を活性化し、珪素の不完全結合手と中和させ、膜中の固
定電荷の発生原因を取り除くことは効果かある。
この時、エキシマレーザのパワーとショト数を適当に選
ぶことにより上記ハロゲン元素の活性化とゲート絶縁膜
下の半導体層の活性化を同時に行この酸化珪素膜(15
)上にCVD法により一導電型を付与する不純物として
本実施例においてはリンか混入された半導体層を形成し
所定のマスクパターンを使用して、フォトリソグラフィ
加工を施し、このドープされた半導体膜をゲイト電極3
0として形成し第1図(e)の形状を得た。
この−導電型を付与する不純物か混入された半導体層の
形成法としてはスパッタ法、CVD法等の成膜性を用い
ることかできる。
このゲイト電極はドープされた半導体層に限定されるこ
となくその他の材料を使用可能である。
次にこのゲイト電極(至)またはゲイト電極翰をエツチ
ングする際に使用したマスク等をマスクとして、セルフ
ァラインに不純物領域(14)及び(14°)をイオン
打ち込み技術を使用して形成した。
これにより、ゲイト電極(20)の下の半導体層(17
)は絶縁ゲイト型半導体装置のチャンネル領域として構
成された。
次にこれらの全て上面を覆って層間絶縁膜(18)を形
成した後に、ソース、ドルイン電極のコンタクト用の穴
をあけ、その上面にスパッタ法により金属アルミニウム
を形成し、所定のパターニングを施し、ソース、ドレイ
ン電極(16)、(16’)を構成し、絶縁ゲイト型半
導体装置を完成させた。
本実施例の場合、チャンネル領域を形成する半導体層(
17)とソース(14)、ドレイン(14・)を形成す
る半導体層とが同一物で構成されており、工程の簡略化
をはかれる。また同じ半導体層を使用しているため、ソ
ース、ドレインの半導体層も結晶性を持ち、キャリアの
移動度が高いのでより高い電気的特性を持つ絶縁ゲイト
型半導体装置を実現することかできた。
最後に水素100%雰囲気中において375℃の温度で
水素熱アニールを30m1n行い本実施例を完成させた
この水素熱アニールは多結晶珪素半導体中の粒界ポテン
シャを低減させ、デバイス特性を向上させるためである
また本実施例において作製した薄膜トランジスタ第1図
(d)のチャンネル部(17)の大きさは100×10
0μmの大きさである。
以上か本実施例において作製した多結晶珪素半導体層を
用いた薄膜トランジスタの作製方法であるが、本実施例
における水素を添加した雰囲気中でのa−3i半導体層
(第1図(a)の(13))の形成とその熱再結晶化に
ついて記載する。
以下、チャンネル形成領域である第1図(a)のa−3
i層(13)をマグネトロン型RFスパッタ法により成
膜する際の条件である水素の濃度を変化させた参考例5
例を以下に示す。
(参考例2) 本参考例は実施例1の作製法においてチャンネル形成領
域となる第1図(a)の(13)を作製する際のスパッ
タ時における雰囲気の分圧比をHz/(Hz+Ar) 
−o%(分圧比)とし、他は実施例1と同様な方法によ
って作製したものである。
(参考例3) 本参考例は実施例1の作製法においてチャンネル形成領
域となる第1図(a)の(13)を作製する際のスパッ
タ時における雰囲気の分圧比を82/(H,÷Ar)=
5%(分圧比)とし、他は実施例1と同様な方法によっ
て作製したものである。
(参考例4) 本実施例は実施例1の作製法においてチャンネル形成領
域となる第1図(a)の(13)を作製する際のスパッ
タ時における雰囲気の分圧比をu2/(L+Ar) =
 20% (分圧比)どし、他は実施例1と同様な方法
によって作製したものである。
(参考例5) 本参考例は実施例1の作製法においてチャンネル形成領
域となる第1図(a)の(13)を作製する際のスパッ
タ時における雰囲気の分圧比をH2/(H2→Ar)=
30% (分圧比)とし、他は実施例1と同様な方法に
よって作製したものである。
(参考例6) 本参考例は実施例1の作製法においてチャンネル形成領
域となる第1図(a)の(13)を作製する際のスパッ
タ時における雰囲気の分圧比を82/ (H2+AF)
 = 50% (分圧比)とし、他は実施例1と同様な
方法によって作製したものである。
以下上記実施例の電気的特性を比較した結果を示す。
第5図は完成した前記1〜6例のチャンネル部(第1図
dの(17))におけるキャリアの移動度μ(FIEL
D MOBILITY)とスパッタ時における水素分圧
比比(PH/PiotA=Hz/(H2+Ar))の関
係をグラフ化したものである。第5図におけるプロット
点と前記各側との対応関係を以下に第1表として示す。
第1表 第5図のによれば水素分圧20%以上において顕著に高
い移動度μ(FIELD MOBILITY)か得られ
ていることがわかる。
第6図はしきい値電圧とスパッタ時における水素分圧比
CPs/ProrAL”H7/(H2+Ar))の関係
を曲線Δとしてグラフ化したものである。
なお曲線Bは本発明の構成との比較のために本実施例に
おいて弗素原子の混入されていないゲート酸化膜を採用
した比較例の曲線Aに対応するグラフ曲線である。
水素分圧比(PH/PtoyAL=H2/()12+A
r))と前記各例番号の対応関係は表1の場合と同しで
ある。
第6図より本発明の構成である弗素原子の混入されたゲ
ート酸化膜を採用すると、従来のゲート酸化膜を採用し
た絶縁ゲ、イト型電界効果トランジスタに対して低いし
きい値電圧(スレッシュホールド電圧)を得られること
かわかる。
しきい値電圧か低いほど薄膜トランジスタを動作させる
動作電圧すなわちゲート電圧か低くてよいことになり、
デバイスとしての良好な特性か得られることを考えるど
第6図の結果は、水素の分圧比の高い条件のスパッタ法
によって、スレッシュボールド電圧2v以下のノーマリ
オフの状態をえることかできる。すなわち、チャンネル
形成領域となる第1図(a)の(13)に示されるa−
3i膜を得て、このa−3i膜を熱結晶化させることに
よって得られる結晶性を持・つ半導体層を用いたデバイ
スは良好な電気的特性を示すことかわかる。また第3図
によると水素分圧比か高い方かしきい値電圧か低くなっ
ていることかわかる。このことより前記各側におけるチ
ャンネル形成領域となるa−3i膜のスパッタ法による
作製時において、水素の分圧比を高くするとデバイスの
電気的特性か高くなっ′Cいく傾向かあることかわかる
第7′図〜第11図はチャンネル形成領域となる第1図
(a)の(13)のa−3i膜のスパッタ法による作製
時における水素分圧比=H2/(H2+Ar))が0%
、5%、20%、30%、50%の場合における、ドレ
イン電圧とゲーI・電圧をパラメーターとした時のドレ
イン電流の値の変化を示したグラフである。図面の番号
と水素分圧の関係と前記例の番号の関係を第2表に示す
第2表 第7図における(71)、(72)、(73)、は、そ
れぞれゲート電圧か20ポルト、25ボルト、30ポル
l〜、であるときのドルイン電流(ID)とトレイン電
圧(VD)の関係を示す曲線である。
以下の第3表に第7図における曲線の表示記号とゲート
電圧の関係を示す。
第3表 なお、第8図〜第11図におけるゲート電圧とドレイン
電流とドレイン電圧の関係をしめす曲線の表示記号との
対応関係は、上記第3表において表示記号の二桁めを図
面の番号に変換すれば得ることかできる。
例えば第8図の曲線(83)は、上記第3表における表
示記号(73)に対応する。またこの場合第8図は第2
表から参考例3に対応することかわかる。
本実施例における顕著な効果は、第8図と第9図を比較
することによって明らかになる。
すなわち、第8図におけるゲート電圧30ボルトにおけ
るドレイン電圧とトレイン電流の関係を示す曲線(83
)と、第9図におけるゲート電圧30ボルトにおけるド
レイン電圧とドレイン電流の関係を示す曲線(93)を
比較すると第9図すなわち参考例4(第2表参照)の方
か第8図すなわち参考例3(第2表参照)の場合より1
0倍以上のドレイン電流か得られていることかわかる。
参考例3と参考例4の違いを考えると、このことは本実
施例においてa−3i膜(第1図(a)の(13))を
作製する際のスパッタ時に添加する水素の分圧比か5%
から20%になると、完成された薄膜トランジスタの電
気的特性が大幅に向上することを表していることかわか
る。
これは以下の示す測定結果によっても確認することかで
きる。
第12図は本発明の前記例2.3.4.5のチャンネル
形成領域となるa−3i膜(第1図(a)の(13))
を作製する際のスパッタ時における水素の分圧比を0%
、5%、20%、50%とした場合において、このa−
5i膜を熱結晶化させた結晶性を持つ珪素半導体層のラ
マンスペクトルを示したものである。
第9図に表された表示記号と例番号およびスパッタ時の
水素分圧比との関係を第4表に示す。
第4表 、すなわちチャンネル形成領域(第1図(d)の(17
))となるa−3i半導体層を作製する際のスパッタ時
における水素の分圧比が5%の場合と2096の場合を
比較すると、熱結晶化させた場合スパッタ時における水
素の分圧比が20%の場合のラマンスペクトルは顕著に
その半導体シリコンの結晶性か表れていることかわかる
またその平均の結晶粒径は半値幅より5〜400人代表
的には50〜300人である。そしてラマンスペクトル
のピークの位置は単結晶シリコンのピークの位置である
520an−’よりも低波数側にずれており、明らかに
格子歪を有していた。
このことは本発明の特徴を顕著に示している。
すなわち水素を添加したスパッタ法によるa−3i膜の
作製の効果は、そのa−5i膜を熱結晶化させて初めて
現れるものであるということである。
このように、格子歪みを有していると微結晶粒の各々が
お互いに無理に縮んだ状態となっているので、お互いの
結晶粒界での密接か強くなり、結晶粒界部分でのキャリ
アに対するエネルギーバリアも存在せず、かつ酸素等の
不純物の偏析も発生しにくくなり、結果として、高いキ
ャリアの移動度を実現することか可能となる。
この事により、半導体膜中に存在する、不純物の濃度か
2 X 10 ”an−”程度存在するものであっても
、キャリアに対するバリアを形成せず、絶縁ゲイト型半
導体装置のチャネル領域として使用することができるの
である。しかし、この不純@濃度は低いにこしたことは
ない。
また第2表を参照し、第9図、第10図、第11図を比
較すると、前記a−3i膜を作製する際のスパッタ時に
おける水素の分圧の割合か高くなるにしたかいドレイン
電流か太き(なっていることかわかる。このことは、第
9図(93)、第10図(103) 、第11図(11
3)の曲線を比較すれば明らかである。
一般に電界効果トランジスタである薄膜トランジスタに
おいてドレイン電圧VDが低い場合においては、ドレイ
ン電流IDとドレイン電圧VDとの関係は以下の式によ
って表される。
ID=(W/L)μc(VG−VT)VD    (イ
)(Sol id、 5taie electroni
cs、 Vol、 24. No、 11. pp、 
1059.1981.Pr1nted in Br1t
ain)上記(イ)式において、Wはチャンネル幅、L
はチャンネル長、μはキャリアの移動度、Cはゲート酸
化膜の静電容量、VGはゲート電圧、VTはしきい値電
圧、である。第7図〜第11図に示された曲線の原点付
近はこの(イ)式によって表される。
第7図〜第11図は第2表を見れば明らかなように前記
例2〜6に対応しているものであり、前記例2〜6はチ
ャンネル形成領域となるa−3i膜をスパッタ法により
作製する際の水素の分圧比を変えたものである。
水素の分圧比を定めれば、キャリアの移動度μとしきい
値電圧VTは定まり、またW、L、Cは薄膜トランジス
タの構造によって定まる定数であるから(イ)の変数は
ID、 VG、 VDとなる。第7図〜第11図に示さ
れている曲線の原点付近は、変数VGを固定しであるの
で結局(16−1)式によって表されることがわかる。
なお、(イ)式は第7図〜第11図に示されている曲線
の原点付近を表せるにすぎない。これはこの式かドレイ
ン電圧VDが低い場合において成り立つ近似式にすぎな
いからである。
さて(イ)式によるとしきい値電圧VTが低く、移動度
μが大きいほどグラフの曲線すなわち第7図〜第11図
に示されている曲線の原点付近の傾きは大きくなること
か示される。
このことは、第4図、第5図の各側ごとのμ、VTの値
の違いに基づき第7図〜第11図に示される曲線を比較
すれば明らかである。
(イ)式によれば、薄膜トランジスタの電気的特性はμ
とVTに依存していることかわかる。
よって第5図、第6図それぞれから単独にデバイスの特
性を決めることはできないことになる。
そこで、第7図〜第11図に示される曲線の原点の傾き
を比較すると、明らかにチャンネル形成領域となるa−
3i膜を形成する際のスパッタ時における水素分圧比は
、少なくとも20%以上、可能なら100%とすること
かよいと結論できる。
このことは以下の考察によっても理解することかできる
第7図〜第11図を比較するとチャンネル形成領域とな
る第1図(a)の(13)のa−3i膜をスパッタ法に
よって作製する際の水素の100%に近い程、大きなド
ルイン電流が得られていることがわかる。
このことは曲線(73)、(83)、(93)、(10
3) 、(113)を比較すれば明らかである。
また本発明の効果を示すデータとして以下に第第5表 第5表において、水素分圧比というのは本実施例におけ
るチャンネル形成領域(第1図(d)の(17))とな
るa−3i膜(第1図(a)の(13))をマグネトロ
ン型RFスパッタ法によって作製する際における雰囲気
の条件である。
S値というのは、デバイスの特性を示すゲート電圧(V
G)とドレイン電流(ID)の関係を示すグラフにおけ
る曲線の立ち上がり部分の[d(ID)/d(VG)ド
2の値の最小値であり、この値か小さい程(VG−ID
)特性を示す曲線の傾きの鋭さか大きく、デバイスの電
気的特性か高いことを示す。
VTはしきい値電圧を示す。
μはキャリアの移動度を示し単位は(cm”/V−s)
である。
on10ff特性というのは、前記(VG−ID)特性
を示す曲線におけるVG・30ポルトにおけるIDの値
とIDの最小値の値との比の対数値である。
この第5表より、総合的にみてより高性能な半導体装置
を本実施例の方法で得るには、上記水素分圧比が80%
以上の条件を採用するのが適当であることかわかる。
「実施例2J 本実施例においては、第13図にしめされた構造の絶縁
ゲイト型半導体装置を示す。
絶縁基板上に酸化珪素膜をコートすることは実施例1と
同しであるが、本実施例においては、チャネル領域を構
成する半導体層の作製の前にゲイト絶縁膜の形成を終え
る作製方法を示している。
絶縁膜α2の上にスパッタ法により金属モリブデンを厚
さ3000人に形成し、所定のパターンニングをして、
ゲイト電極囚を形成した。
次にゲート酸化膜(SiOz)(15)を1100nの
厚さにマグネトロン型RFスパッタ法により以下の条件
で成膜した。
酸素 95% NF、  5% 圧力0.5pa。
成膜温度100°C RF(13,56MHz)出力400Wシリコンターゲ
ツトまたは合成石英のターゲットを使用した。
この酸化珪素膜の上にマグネトロン型RFスパッタ装置
によってチャンネル形成領域となるa−3i膜(13)
を1100nの厚さに成膜する。
成膜条件は、不活性気体であるアルゴンと水素雰囲気下
において、 H2/(L+Ar) = so% (分圧比)成膜温度
 150°C RF(13,56MHz)出力 400W全圧力 0.
5Pa とし、ターゲットは多結晶あるいは非単結晶のS1ター
ゲツトを用いた。
この後、450°C〜700°Cの温度範囲特に600
°Cの温度で10時間の時間をかけ水素または不活性気
体中、本実施例においては窒素100%雰囲気中におい
てa−3i膜(13)の熱結晶化を行い、結晶性の高い
珪素半導体層を作製した。このような方法により形成さ
れた半導体膜中に存在する酸素不純物の量はSIMS分
析により1 x 1 g 20C[[、−3、炭素は4
X l O”am−’であり、水素の含有量は596以
下であった。これによりゲイト電極QOのLにチャネル
領域(+71を構成させることかできた。、次にn+a
−8l膜(14)を以下に示す条件でマグネt・ロン型
RFスパッタ法により50膜mの厚さに成膜した。
成膜条件は、水素分圧比lO〜99%以ト(本実施例で
は80%)、アルゴン分圧比lO〜99%(本実施例で
は19%)の雰囲気中において、 成膜温度 150°C RF(1,3,56M1(z)出力 400W全圧力 
0.5Pa てありターゲットとしてリンを1・−プした単結晶シリ
コンを使用した。
次にこの半導体層011のLにソース、ドルイン用の電
極のためのアルミニウム膜を形成し、バターニングを施
し、ソース、トルインの不純物領域(14)(14’ 
)およびソース、トルインの電極(16)、 (16′
)を形成して、半導体装置を完成した。
本実施例においては、チャネル形成領域の半導体層形成
前にゲイI・絶縁か形成されているので、熱結晶化の処
理の際に、ゲイト絶縁膜とチャネル領域の界面付近か適
度に熱アニールされ、界面準位密度をさげることかでき
るという特徴を持つ。
なお、本実施例等においては熱結晶化させる半導体層と
してa−3i膜を用いたか、本発明は他の非単結晶半導
体を熱結晶化させる場合においても有効であることはい
うまでもない。
また上記スパッタ時における不活性気体としてはArを
用いたか、その他Heなとのノ10ゲン気体、または5
it(+、S i 2)(、なとの反応性気体をプラズ
マ化させたものを用いても良い。また、本実施例のマグ
ネF・ロン型RFスパッタ法によるa−3NIQの成膜
において、水素濃度は5〜100%、成膜温度は50〜
500°Cの範囲、RF出力は500)12〜100G
Hzの範囲において、IW〜IOMWの範囲て任意に選
ぶことかでき、またパルスエネルギー発信源と紹み合わ
せてもよい。
さらに強力な光照射(波長11000n以下)エネルギ
ーや、電子サイクロトロン共鳴(ECR)条件を使用す
ることによって、より水素を高プラズマ化させてスパッ
タリングを行ってもよい。
これは、水素という軽い原子をよりプラズマ化させスパ
ッタリングに必要な正イオンを効率よく生成させてスパ
ッタによって成膜される膜中のマイクロ構造、本実施例
の場合におい−Cはa−3i膜中のマイクロ構造の発生
を防止するためである。
また面記他の反応性気体を上記の手段に応用してもよい
本実施例は非晶質性の半導体膜を単にa−81膜としで
記載した。これは通常はシリコン半導体を示しているが
、その他にゲルマニウムまたはシリコンとゲルマニウム
の混合S!、Ge+−x(0<X<1)であってもよい
また、本発明の構成はスタガード型、コプレナー型、逆
スタガード型、逆コプレナー型の絶縁ゲイト型電界効果
トランジスタに適用できることはいうまでもない。
〔発明の効果〕
本発明の構成をとることによって、半導体膜とゲート酸
化膜との界面特製の極めてよい絶縁ゲイト型半導体装置
を実現することかできた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例1の作製工程をしめす。 第2図は本実施例の酸化珪素膜におけるフラットバンド
電圧と(Arガス/酸化性ガス)%の関係を示したもの
である。 第3図は本実施例の酸化珪素膜におけるΔFFBと酸素
雰囲気中におけるNF、の体積%との関係を示したグラ
フである。 第4図は本実施例の酸化珪素膜におi、Iる耐圧と酸素
雰囲気中におけるNF、の体積%との関係を示したグラ
フである。 第5図は水素の分圧比とキャリアの移動度との関係を示
したものである。 第6図は水素の分圧比としきい値との関係を示したもの
である。 第7図、第8図、第9図、第10図及び第11図はゲー
ト電圧の値を固定した場合におけるド【/イン電圧とド
レイン電流の関係を示すものである 第12図は本発明の結晶性を持つ半導体膜のラマンスペ
クトルをしめしたものである。 第13図は本発明の他の実施例を示す。 (11)・・・ガラス基板 (12)・・・SiO□膜 (13)・・・a−3i活性層 (14)・・・ソース領域の半導体層 (14)・・・ドレイン領域の半導体層(15)・・・
ゲート酸化膜(SiO□)(]6)・・・ソース電極 (16)・・・ドレイン電極 (17)・・・ヂャンネル形成領域 (18)・・・層間絶縁物 (20)・・・ゲート電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、絶縁性基板上に設けられた酸化珪素膜と該酸化珪素
    膜上に設けられた絶縁ゲイト型電界効果トランジスタで
    あって、前記酸化珪素膜と前記絶縁ゲイト型電界効果ト
    ランジスタのゲイト絶縁膜の少なくとも一方にハロゲン
    元素が混入されていることを特徴とする絶縁ゲイト型半
    導体装置。
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