JPH0416544A - 大型磁器用素地組成物及び大型磁器の製造法 - Google Patents
大型磁器用素地組成物及び大型磁器の製造法Info
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- JPH0416544A JPH0416544A JP11866090A JP11866090A JPH0416544A JP H0416544 A JPH0416544 A JP H0416544A JP 11866090 A JP11866090 A JP 11866090A JP 11866090 A JP11866090 A JP 11866090A JP H0416544 A JPH0416544 A JP H0416544A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は新規な大型磁器用素地組成物及びそれを用いる
大型磁器の製造法に関し、特に薄型大型の磁器タイルと
する時に強度が高く、割れが少なく、かつ効率よく生産
可能な新規な大型磁器用素地組成物及びその大型磁器の
製造法に関する。
大型磁器の製造法に関し、特に薄型大型の磁器タイルと
する時に強度が高く、割れが少なく、かつ効率よく生産
可能な新規な大型磁器用素地組成物及びその大型磁器の
製造法に関する。
［従来の技術〕
従来磁器の多くは粘土に陶石、長石、珪石などを混ぜた
素地組成物に、水分を加えて練り、成型し、乾燥し、焼
成させて得られているが一般的に小さな磁器タイルが使
用されてきた。上記の素地組成物を用いて薄型大型の磁
器タイルを得ようとすると変形や割れが発生し易く、陶
器質タイルを生産する時より大巾に生産性を落さざるを
得ず、又、近年高生産性焼成法として注目を集めている
ローラーハースキルンでの工業的な生産は不可能に近い
という問題があった。
素地組成物に、水分を加えて練り、成型し、乾燥し、焼
成させて得られているが一般的に小さな磁器タイルが使
用されてきた。上記の素地組成物を用いて薄型大型の磁
器タイルを得ようとすると変形や割れが発生し易く、陶
器質タイルを生産する時より大巾に生産性を落さざるを
得ず、又、近年高生産性焼成法として注目を集めている
ローラーハースキルンでの工業的な生産は不可能に近い
という問題があった。
［発明が解決しようとする課題］
本発明は上記従来組成物の問題を解消し、強度の高い薄
型大型の磁器タイルを割れを生ずることなく、かつ効率
よく製造可能な磁器用素地組成物とその大型磁器の製造
法を提供しようとするものである。
型大型の磁器タイルを割れを生ずることなく、かつ効率
よく製造可能な磁器用素地組成物とその大型磁器の製造
法を提供しようとするものである。
［課題を解決するための手段］
本発明者等は素地組成物と吸水率、熱膨張係数、曲げ強
度、割れの関係について鋭意研究したところ、低吸水率
、高曲げ強度で、かつローラーハースキルンによる焼成
で割れの少ない新規な磁器が製造できることを見出し、
本発明に到達した。
度、割れの関係について鋭意研究したところ、低吸水率
、高曲げ強度で、かつローラーハースキルンによる焼成
で割れの少ない新規な磁器が製造できることを見出し、
本発明に到達した。
すなわち本発明の磁器用素地組成物は粘土２０〜５０重
量％、陶石１０〜４０重量％、ワラストナイト ５〜２
５重量％、コージェライト ３〜ＩＯ重量％を主成分と
する組成物である。又、本発明の大型磁器の製造法は該
磁器用素地組成物を用いて、加圧、抜出し、圧延等の公
知の方法で成形後、ローラーハースキルンで乾燥、焼成
する製造法である。
量％、陶石１０〜４０重量％、ワラストナイト ５〜２
５重量％、コージェライト ３〜ＩＯ重量％を主成分と
する組成物である。又、本発明の大型磁器の製造法は該
磁器用素地組成物を用いて、加圧、抜出し、圧延等の公
知の方法で成形後、ローラーハースキルンで乾燥、焼成
する製造法である。
本発明において使用する粘土は成形時の可塑性を付与し
、焼結性を高めるもので通常磁器用に使用されるもので
あればよいが、特に木節粘土、蛙目粘土などが好適に使
用される。粘土の量は素地組成物の固形重量１００％に
対し、２０〜５０％、好ましくは３０〜４０％である。
、焼結性を高めるもので通常磁器用に使用されるもので
あればよいが、特に木節粘土、蛙目粘土などが好適に使
用される。粘土の量は素地組成物の固形重量１００％に
対し、２０〜５０％、好ましくは３０〜４０％である。
２０％未満では成形性や焼結性が悪く、又、５０％を越
えると焼成時の収縮が大きくなるため、変形が大きくな
るので不可である。
えると焼成時の収縮が大きくなるため、変形が大きくな
るので不可である。
本発明において使用する陶石は磁器化成分として作用さ
せるものであり、従来から通常磁器用に使用されるもの
であればよい。陶石の量は１０〜４０％、好ましくは１
５〜３５％である。１０％未満では低吸水率になるよう
に磁器化するのに高温焼成が必要になり、変形が大きく
好ましくない。４０％を越えるとシリカ変態点付近の熱
膨脹係数が大きくなり、ローラーハースキルンで焼成後
の冷却過程で割れ発生が多くなり、効率的な生産ができ
ない。
せるものであり、従来から通常磁器用に使用されるもの
であればよい。陶石の量は１０〜４０％、好ましくは１
５〜３５％である。１０％未満では低吸水率になるよう
に磁器化するのに高温焼成が必要になり、変形が大きく
好ましくない。４０％を越えるとシリカ変態点付近の熱
膨脹係数が大きくなり、ローラーハースキルンで焼成後
の冷却過程で割れ発生が多くなり、効率的な生産ができ
ない。
本発明において使用するワラストナイトは薄型大型板の
強度保持に有効である。ワラストナイトの量は５〜２５
％、好ましくは１０〜２０％である。５％未満では強度
保持効果が少ない。２５％を越えるとワラストナイトの
転移によるものと思われる７６０〜８４０℃付近の熱膨
脹係数が大きくなり、前述した冷却過程での割れ発生が
多くなり好ましくない。
強度保持に有効である。ワラストナイトの量は５〜２５
％、好ましくは１０〜２０％である。５％未満では強度
保持効果が少ない。２５％を越えるとワラストナイトの
転移によるものと思われる７６０〜８４０℃付近の熱膨
脹係数が大きくなり、前述した冷却過程での割れ発生が
多くなり好ましくない。
本発明において使用するコージェライトはシリカ変態点
付近の熱膨脹係数を低下させ、冷却過程での割れ発生を
少なくするためのものであり、通常の耐熱板等に使用さ
れているものでよい。コージェライトの量は３〜ｌＯ％
、好ましくは５〜８％である。３％未満では割れ発生が
多く、１０％を越えると低吸水率になるまで磁器化する
のに高温焼成が必要になり、変形が大きく好ましくない
。
付近の熱膨脹係数を低下させ、冷却過程での割れ発生を
少なくするためのものであり、通常の耐熱板等に使用さ
れているものでよい。コージェライトの量は３〜ｌＯ％
、好ましくは５〜８％である。３％未満では割れ発生が
多く、１０％を越えると低吸水率になるまで磁器化する
のに高温焼成が必要になり、変形が大きく好ましくない
。
その他、本発明の磁器用素地組成物の特徴を損わない限
り、他の添加材料も使用できる。例えばタルクを使用す
ると押出し成形時の滑材として作用し成形性が向上する
という利点がある。
り、他の添加材料も使用できる。例えばタルクを使用す
ると押出し成形時の滑材として作用し成形性が向上する
という利点がある。
又、顔料を粘込むことにより着色大型磁器が得られる。
本発明の磁器用素地組成物を用いて大型磁器を製造する
方法は磁器用素地を作る従来技術の様に、通常水を添加
し成形素地とする。水の使用量は本発明の磁器用素地組
成物の固形分重量１（１０％に対し、１５〜２５％が好
適である。この様に水を添加した素地は、加圧、押出し
圧延等の通常の成形方法で所望の形に成形し、ローラー
ハースキルンを用いて乾燥、焼成する。ローラーハース
キルンの焼成帯の温度によって本発明が制約を受けるも
のでないが、好ましくは１２２０℃以下である。
方法は磁器用素地を作る従来技術の様に、通常水を添加
し成形素地とする。水の使用量は本発明の磁器用素地組
成物の固形分重量１（１０％に対し、１５〜２５％が好
適である。この様に水を添加した素地は、加圧、押出し
圧延等の通常の成形方法で所望の形に成形し、ローラー
ハースキルンを用いて乾燥、焼成する。ローラーハース
キルンの焼成帯の温度によって本発明が制約を受けるも
のでないが、好ましくは１２２０℃以下である。
なお本発明における薄型大型磁器とは、板サイズが厚さ
３〜１０１１％板の短辺８ＤＤｍ層以上、長辺２４０
０層１以下、吸水率３％以下である。
３〜１０１１％板の短辺８ＤＤｍ層以上、長辺２４０
０層１以下、吸水率３％以下である。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
［実施例］
第１表の配合により調合し、水を加えて混練した坏土を
、押出し圧延成形を行った後、ローラーハースキルンで
１００分間でＬ２ＤＯ”Ｃまで昇温し、１５分間１２０
０℃の焼成帯を通し、４０分間で常温まで冷却し、幅９
００ｍ５ 、長さ９００ｍｍ 、厚さ ６箇−の大型板
を得た。
、押出し圧延成形を行った後、ローラーハースキルンで
１００分間でＬ２ＤＯ”Ｃまで昇温し、１５分間１２０
０℃の焼成帯を通し、４０分間で常温まで冷却し、幅９
００ｍ５ 、長さ９００ｍｍ 、厚さ ６箇−の大型板
を得た。
第１表に該大型板の吸水率、曲げ強度、割れの結果を示
した。
した。
割れの評価で◎は１０枚中割れ１枚以下、０は１０枚中
割れ３枚以下、×はｌＯ枚中割れ４枚以上を示す。
割れ３枚以下、×はｌＯ枚中割れ４枚以上を示す。
第１表
又、本実施例の製造条件は本発明者等がすでに市販して
いる吸水率ｌＯ％の大型陶器板の厚さ６■■と同じ条件
である。
いる吸水率ｌＯ％の大型陶器板の厚さ６■■と同じ条件
である。
本発明における吸水率の測定はＪＩＳ Ａ−５２０９、
曲げ強度の測定は支点間距離９０ｓ／−の三点曲げ強度
で加圧棒の加圧速度５ｍｇ＋／分で行った。
曲げ強度の測定は支点間距離９０ｓ／−の三点曲げ強度
で加圧棒の加圧速度５ｍｇ＋／分で行った。
［発明の効果コ
以上説明したように本発明の磁器用素地組成物により、
薄型大型磁器のローラーハースキルンでの製造時に割れ
が少なく、生産性が従来組成物を使用した時より大巾に
向上し、陶器質製造とほぼ同等の生産性が達成でき、優
れた効果を奏する。
薄型大型磁器のローラーハースキルンでの製造時に割れ
が少なく、生産性が従来組成物を使用した時より大巾に
向上し、陶器質製造とほぼ同等の生産性が達成でき、優
れた効果を奏する。
実施例からも明らかな様に本発明の素地組成物が吸水率
、割れの減少の両方に効果的なことがわかる。
、割れの減少の両方に効果的なことがわかる。
Claims (2)
- （１）粘土２０〜５０重量％、陶石１０〜４０重量％、
ワラストナイト５〜２５重量％、コージェライト３〜１
０重量％を主成分とする大型磁器用素地組成物。 - （２）請求項（１）記載の組成物を用いて成形後、ロー
ラーハースキルンで乾燥、焼成する大型磁器の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11866090A JPH0416544A (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 大型磁器用素地組成物及び大型磁器の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11866090A JPH0416544A (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 大型磁器用素地組成物及び大型磁器の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0416544A true JPH0416544A (ja) | 1992-01-21 |
Family
ID=14742067
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11866090A Pending JPH0416544A (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | 大型磁器用素地組成物及び大型磁器の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0416544A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05310465A (ja) * | 1992-05-08 | 1993-11-22 | Inax Corp | セラミックス押出成形品の製造方法 |
| CN102786292A (zh) * | 2012-08-17 | 2012-11-21 | 杨建军 | 具有链条的坭兴陶器的制作工艺 |
-
1990
- 1990-05-10 JP JP11866090A patent/JPH0416544A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05310465A (ja) * | 1992-05-08 | 1993-11-22 | Inax Corp | セラミックス押出成形品の製造方法 |
| CN102786292A (zh) * | 2012-08-17 | 2012-11-21 | 杨建军 | 具有链条的坭兴陶器的制作工艺 |
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