JPH04165363A - 透明な基板上に形成された不透明なマークの位置検出装置 - Google Patents

透明な基板上に形成された不透明なマークの位置検出装置

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JPH04165363A
JPH04165363A JP2290687A JP29068790A JPH04165363A JP H04165363 A JPH04165363 A JP H04165363A JP 2290687 A JP2290687 A JP 2290687A JP 29068790 A JP29068790 A JP 29068790A JP H04165363 A JPH04165363 A JP H04165363A
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mark
light
reflectance
reticle
illumination
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JP2290687A
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Masahiro Nakagawa
正弘 中川
Toshihiko Tsuji
寿彦 辻
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば投影露光装置におけるマスク位置決め
装置としてに用が可能な、透明な基板上に形成された不
透明なマークの位置検出装置に関する。
[従来の技術] 近年、LSIパターンの微細化に伴って露光光の短波長
化が進むと同時に、投影露光装置における被露光基板(
ウェハ)とマスク(レチクル)とのさらに正確な位置合
せが要求されている。しかし、露光光と異なる位置決め
用の照明光(レーザ光等)を用いて両者の位置決めマー
クの重なりを投影光学系を介して検出する、従来の一般
的な方法では、投影光学系における位置決め用の照明光
(以下単に照明光と呼ぶ)と露光光の間の光路差(色収
差)の問題が避けらtず、現状のレベル以上の精度の実
現は困難とされている。そこで、投影露光装置に対して
ウェハとレチクルを別々に位置決めする方法が注目され
、レチクルの位置決めマーク(以下単にマーク・と呼ぶ
)を投影露光装置に対して精密に位置決めするための方
法や装置も種々に提案されている。
例えば、■落射型の照明光のもとでマークをCCD上に
結像させてマーク像を検出する、■結像させたマーク像
をスリット・スキャンしてフォトマル(光電子倍増管)
により検出を行う、■マークを細い照明光でスキャンし
てマークからの反射光量をフォトマルにより検出する等
の方法が知られている。
ここで、レチクルは、一般的に、透明なガラス基板にク
ロム薄膜を形成した後、必要な回路パターンとマークを
残して余分な該薄膜を除去したものであ、って、回路パ
ターンおよびマークは光学的に不透明なものであるが、
製造条件等により、照明光に対する反射率は10%〜7
−0%と大きくばらついている。また、ガラス基板自身
の反射率は片面で4%程度であり、回路パターンおよび
マークはレチクルの下面、すなわち投影光学系側に配置
されている。
[発明が解決しようとする課題] このようなマークを落射型の照明光を用いて上方から照
明しながらマークの反射光を検出する場合、ガラス基板
の上下面からの反射光、4×2=8%のバックグラウン
ドに対するマーク部分の反射光(すなわち、マーク上方
のレチクル上面からの反射光4%とマーク自身からの反
射光(0,96)2×10%〜(0,96)’ X 7
0%との合計)13%〜69%を検、比することとなる
が、マークの反射率が低い場合には、バックグラウンド
からマークを判別するのに必要なだけの両反射光の強度
差を確保できないという問題があった。例えば、マーク
の反射率が10%であれば、バックグラウンド8%との
差(13%〜8%となる)はわずか5%に過ぎない。
そこで、照明光の強度を増して両反射光の強度差を確保
する試みがなされたが、■照明装置が大がかりなものに
なる、■ガラス基板の熱膨張により回路パターンが歪む
、等の新たな問題を誤記することとなった。
本発明は、透明な基板上に形成された不透明なマークを
、落射照明のもとで検出する場合において、いかにマー
クの反射率が低くても照明光の強度を増すことなく、バ
ックグラウンドからの光とマークからの光の強度差を十
分に確保できる位置検出装置を提供することを目的とし
ている。
[LIUを解決するための手段] 本発明の請求項第1項の装置は、透明な基板上に形成さ
れた不透明なマークを照明光のもとで光学的に検出して
、マークの位置を求める装置において、 マークへ照明光を供給し、かつマークの像を形成する対
物レンズと、基板を介して対物レンズと対向させた反射
率可変の反射部材と、この反射部材の反射率をマークの
反射情報に応じた値に調整で籾る調整手段とを備えたも
のである。
本発明の請求項第2項の装置は、請求項第1項の装置に
おいて、反射率可変の反射部材が、エレクトロクロミッ
ク素子を鏡面部材の反射面上に貼付してなるものである
[作用] 本発明の請求項第1項の装置では、マークの反射率が低
い場合にも、反射部材の反射率を増すことによって、明
るい背景中に暗いマーク像を観察でき、像と背景の明暗
を反転してマークを検出することができる。これにより
透明な基板(バックグラウンド)から不透明なマークを
判別するために必要な光の強度差が確保される。つまり
、従来のようにマークの反射光だけによる明像検出に一
律かつ全面的に頼るのではなく、反射部材からの反射光
により透過照明されたマークの暗像検出を行うこともで
きる。ただし、この暗像の光強度はマークの反射光によ
り増減するので、マークの反射率が高い場合には反射部
材の反射率を減して・従来同様の検出を行うべきである
ここで、対物レンズは照明光の照明光路を兼ねており、
対物レンズから射出された照明光は基板を透過して反射
部材に入射する。反射部材は照明光を反射し、その反射
光が基板を再度反対側から透過して対物レンズに再入射
するように配置されている。従って、ここでは、調整手
段により反射部材の反射率を変化させて、■従来同様に
マークの反射光による明像検出を行う、■反射部材の反
射光によりマークの暗像検圧を行う、のうちから都合の
良い方を選択できる。
反射部材としては、電気的に透明、不透明を調整できる
素子を鏡面に組合せたものを採用するのが好ましく、反
射率の調整は作業者が手動で行っても良いが、マークの
反射情報を検出して電気的に処理し、マークの反射率に
応じた最適な反射率まで反射部材が自動的に調整される
ようにしても良い。反射率の調整は高低2段階でも良い
が、多段階または連続的に行っても良い。
さらに、反射部材の反射面は単に平面としても良いが、
反射光の強度は、反射部材の反射率の上限に加えて、往
復の光路長と対物レンズを含む照明光学系の開口とに依
存した光路の広がりによっても減衰されるから、マーク
像とバックグラウンドの光強度差を大きく確保するため
には、反射面を凹面にする等して反射照明光が対物レン
ズへ戻る効率を高めるようにしても良い。
本発明の請求項第2項の装置においては、電気信号を用
いてエレクトロクロミック素子の透明度を変化させる。
この透明度の変化によフて鏡面部材への入射光量および
鏡面部材からの反射光量を制御することができる。
[発明の実施例] 本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の第1実施例の位置検圧装置の模式図
である。これは、本発明を投影露光装置のレチクル位置
検出装置に応用したもので、操作者の判断、により、平
面状の鏡部材の反射率を高低2段階に調整できる。
第1図において、レチクル6は、投影光学系9を含む露
光装置本体に対し位置決めされ、同様に露光装置本体に
対し別に位置決めされたウェハ・ステージ10と、投影
光学系9を介して対向している。レチクル6は、ガラス
基板6a上にクロムFii膜を形成した後に、回路パタ
ーン6bとマーク7を残してこの薄膜を除去したもので
、回路パターン6bの5mm程度下方の全面には、回路
パターン6bにバーチクルが付着して、投影像に直接的
な悪影響をおよぼさないように、ペリクル@6cが弓長
られている。
一方、マーク7の位置検出を行うための光学系は、ミラ
ー5と、照明光の射出光路を兼ねた対物レンズ4と、照
明光を光路に導入するためのハーフミラ−3と、照明光
源11と、リレーレンズ2と、マーク7と共役な位置に
配置されマーク像を電気信号に変換して出力するCCD
Iと、レチクル6−投影光学系9間に配置された鏡部材
8とから構成される。鏡部材8は、鏡面8a上にエレク
トロクロミック素子(以下EC素子と略す)8bを貼付
したもので、電気信号を入力してEC素子8bの透明度
を変化させることにより全体の反射率を調整できる。な
お、鏡部材8は、特開昭57−158622号公報の図
に示される構造において一方の基板を鏡面としたもので
ある。
このように構成されたレチクル6の位置検出装置におい
ては、従来同様に落射照明を用いたマーク7の明像によ
るレチクル位置検出に加えて、透過照明゛を用いたマー
ク7の暗像によるレチクル位置検出を選択して行うこと
もできる。
すなわち、マーク7の反射率が高い場合は、鏡部材8の
反射率を低く設定して、マーク7の反射光をCCD1上
に明像として結像させる、従来同様の位置検出を行うの
が好ましい。一方、マーク7の反射率が低い場合、その
ままではCCD i上のマーク7の像の光強度が弱くな
ってマーク7の判別に必要な像とバックグラウンドの光
の強度差が確保できなくなる。そこで、鏡部材8の反射
率を高くシ工鏡部材8からの反射光がマーク7を透過照
明するようにしてこの強度差を確保し、かつCCD 1
の出力を反転して判断するように位置判別の電気回路を
切換える。かくして、CCD i上のバックグラウンド
とマーク7の像との関係は従来のものと明暗を反転した
ものとなるが、マーク7すなわちレチクル6の位置検出
は従来同様に遂行される。
次に、本実施例で得られるマークとバックグラウンドの
光の強度差、特に鏡部材8(以下ECDと呼ぶ)の反射
率を高く設定した場合における光の強度差を計算により
求めて、マーク7の反射光がマークとバックグラウンド
の光の強度差を減じる問題の定量的な考察を行う。
第2図は、本実施例におけるマークとバックグラウンド
の光(明暗)の強度差を説明するためのもので、(a)
はECDが無い従来の光学系の模式図、(b)、は本実
施例の光学系の模式図である。
第2図(a) 、 (b)において、各符号で示される
部材は第1図と同様なものでありて、照明光源11から
の落射照明により、レチクル6のマーク7を判別してい
る。ただし、第2図(a)ではレチクル6の反射光に対
するマーク7の反射光の強度差、第2図(b)ではレチ
クル6およびECDの反射光に対するマーク7の反射光
の強度差がCCDIによってそれぞれ検圧される。レチ
クル6の上下の面の反射率はそれぞれ4%、マーク7の
反射率はPである。
第2図(a)において、CCDIにおける明暗の強度差
(暗いバックグラウンドに対する明るいマーク7の像)
は、両者に共通なレチクル6上面の反射光を相殺すれば
、100%の落射照明光のうちでレチクル6に入射して
マーク7で反射された光のうちでレチクル6の上面で反
射されずに透過してきた光と、レチクル6の下面からの
反射光との差、 (1〜0.04) 2x P −0,04・・・(1)
である。ただし、厳密には、レチクル6の下面からの反
射光はレチクル6の上面にて一部反射されて減光するが
、この減光量は微小のため無視している。
従フて、マーク7が70%の高い反射率を有する場合に
は、明暗の強度差は60%程度を確保できるが、10%
の低い反射率の場合には明暗の強度差は5%程度となり
、CCD 1によるマーク7の像の電気信号のSN比が
悪くなって検出が困難となり、レチクル位置検出の誤差
が増す。
第2図(b) において、CCD 1における明暗の強
度差(明るいバックグラウンドに対する暗いマーク7の
像)は、両者に共通なレチクル6の上面の反射光を相殺
すれば、ECDで反射され再度レチクル6を透過した光
およびレチクル6の下面からの反射光の合計と、マーク
7における反射光との差であり、ECDからの反射光の
レチクル下面X位置における照度をE(×)とし、EC
Dの取り得る最高反射率をQuとすると、レチクル下面
X位置でのマーク7とバックグラウンドの光の強度差Δ
Iは、。
ΔI益l  (1−0,04)2XP−0,04−(l
−o、o4)4x QLIX E (X)  I  −
(2)となり、最低反射率をQLとすると、X位置にお
叶る強度差ΔIは、 ΔI = +  (1−0,04)’X P−0,04
−(1−0,04)’x QLX E (X)  l 
 −(3)となる、ここで、透過照明光(ECDで反射
されてレチクル6を下から照明する光)は、レチクル6
−ECD間の往復の光路長と対物レンズ4を含む照明光
学系の開口とに応じた光束の広がりによって、一般にそ
の照度は上からの照明光の照度よりも低下しているもの
である。この光束の広がりにより形成される照度分布は
式中、E (x)として表わされる。
第3図は、この光束の広がりを説明するためのもので、
(a)はレチクル−ECD間の模式的な側面図、(b)
はレチクル=ECD間の模式的な斜視図、(c)はレチ
クル下面の落射照明の照野の模式的な平面図である。こ
こでは、■落射照明はレチクル下面上の半径rの領域を
照度1にて均一に照明し、■、落射照明の開き角をθ(
ラジアン)、■鏡面8aからレチクル下面までの光路長
をDと定め、■ECDの反射率Q If 100%と仮
定し、−般に落射照明域に占めるマーク7の面積は小さ
いから、■マーク7の手暗像の暗像響は無視している。
第3図(a) 、 (b) 、 (c)において、レチ
クル6の下面6eを出射し、鏡面8aて反射されて下面
6eに達する下からの透過照明光の照度分布E (x)
を求めるには、下面6eの共役面6fにおける落射照明
光の照度分布について考えればよいことがわかる。θは
実用上、たかたか0.1ラジアン程度と小さいものであ
るから sinθ;θ、 COSθ=1と見ると、下面
6eの落射照明の照野の最外周のr位置を出射した照明
光は共役面6fではr+2Dθ位置まで到達し、その照
度分布E(×)は、2(r+2Dθ)Φまで広がる中央
で高い分布となるが、共役面6fにおけるX位置の照度
は、このX位置ド立てた開き角度θの円錐が下面6eに
交わる半径R(=2Dθ)の円の領域が囲い込む落射照
明の照野面積5(i3図(b)および(c)の斜線部分
)に比例するから、このX位置における照明光の照度は
、面積Sと位置Xで表わせる。
第3図(C)の01、θ2を用いて面積Sは、S = (r2/2) (2θ1−sin2θI) + (R2
/2) (2θ、−5in2θ2)ただし、θ、 = 
Co5−’ (x、’−R2*r’)/2rxθ2  
= Co5−’ (x2+R’−r2)/2Rxとなる
該式を半径rの落射照明の照野の面積πr2で規格化す
ると、 S  /W r’= 1/yr r2x  ((r2/
2) (2θ、−5in2θ1)+ (R’/2) (
2θ2−sin2θ、)]である。
ところで、R≧rの場合、すなわち、D≧r/2θのと
きは、X位置によってはレチクル下面6e上の円Rと円
rの共通部分(斜線部)が落射照明の照野(2rΦ)そ
のものになることがあり、第4図は、このような場合の
第3図(b)において円Rが円rを含む場合のものであ
る。
下面6e上のX位置の照度を底面2RΦの円錐状の光束
によって規定すると、共役面6f上の点Xにおける照度
を規定するのは底面2rΦの円錐状の光束である。従っ
て、共役面6fの、すなわち下面6eの照度分布E (
x)は、 E (x)  = (r/R1’x l/π「2x  
[(S/2H2θヒ5in2θ+) +  (R’、/
2) (2θ2−sin2θ2)1・・・(4) ただしR≧r である。
第5図は、第3図(b)において、円Rが円rに含まれ
る場合のものである。
第5図の場合に、共役面6f上の点Xにおける照度を規
定するのは点Xを頂点とし底面2RΦの円錐状の光束で
ある。落射照明の照野の点Xにおける落射照度も同様に
底面2RΦの円錐状の光束により規定され、照度分布E
(×)は、E (x)  = l/yc r2×[(r
2/2) (2θ、−5in、2θ、)ゝ+(R2/2
) (2θ2−sin2θ、)]   −(5)ただし
R<r である。
第6図は、いくつかの具体例における照度分布の線図で
ある。ここでは、r=1.θ;0.1として、Dを0か
ら12.5mg+まで2.5■Iきざみに変えたときの
点Xにおける照度E (x)が示される。
第6図から明らかなように、落射照明の照野2rΦは有
限の大きさであるが照明光束は開き角θを持っているの
で、ECDがレチクル下面から離れるほど、即ちDが大
きくなるほど光束は拡散し透過照明光の照明範囲は拡が
っていく。一方この透過照明の照野中心すなわちXの座
標原点における照度E(0) はDが大きくなるほど低
下する。マーク7は通常照野中心に配置されているもの
であり、この原点辺りでは透過照明の照度が均一である
ことがマーク像の検出にとって望ましい。
D=5では照度の平坦領域が無くなるが0<Dく5・ 
5<Dのときは照度の平坦領域を12R−2rlΦ、す
なわち212Dθ−r1Φの領域で確保できる。照度均
一性が必要な光検出の範囲を2fLΦとすると、照度平
坦部とこの光検出範囲の関係は、 212Dθ−「1≧21 従って、透過照明光の照度均一性を光検出範囲21Φで
補償するための条件は、 0≦D≦(r−Il)/2  θ     ・(6)ま
たは、 (r + fl ) / 2θ≦D    ・・・(6
)のいずれかとなる。
例えば照度均一性か必要な光検出範囲が0.5inΦで
あるなら、u=0.25mmとなり、0≦D≦3.75 または、 625≦D         ・・・(7)なるDを選
択できる。
第7図は、いくつかの具体例における、マークの反射率
に対するバックグラウンドとマーク像の強度差め関係を
示す線図であって、(a)は照度E(0)が1の場合、
(b)は照度E(0)が0.44の場合、 (c)は照
度E(0)が0.25の場合、(d)は照度E(0)が
0.16の場合をそれぞれ示している。ここでは、r=
1、θ=0.1として、Dを0から12.5mmまで2
.5mmきざみに変えたときの強度差ΔIとマークの反
射率Pとの関係が(1)、 (2)、 (3)式を用い
て演算されており、ECDの反射率Qを70%と10%
の2段階に切り替えるものを、反射率Qが0%、すなわ
ちECDが無い従来の場合に相当するものと比較してい
る。
第7図(a) 、 (b) 、 (c) 、 (d)に
明らかなように、Dを様々に変えたときECDの反射率
が一定ならば照野中心における戻り光(透過照明光)の
照度E(0)はDに応じて変わる。(a) 、 (b)
 、 (c) 、 (d)の各照度E(0)において、
Δt h<最小となるときのマーク反射率Pは異なる。
式(2)と(3)により、このときの反射率Pは次式に
て求められる。
−(0,92x P  −0,04−o、asx Qu
X E (ON=(0,92X P  −0,04−0
,85XQLX E (0))従って、 P=[0,85(QLI”QL) X E (0)”0
.08] / 1.84・・・(8) このときの最小のΔIは、式(8)を式(3)に代入し
て求められ、 E(0)=1のとき、P = 0.42、ΔI=0.2
5E (0)  =0.44のとき、P = 0.21
.ΔI=0.11E (0)  = 0.25のとき、
P = 0.14、Δr =0.06E (0)  =
 0.16のとき、P = 0.10、ΔI=0.04
E(0)=Oのとき、P = 0.10、ΔI=O,Q
5となる。
第7図(a)のE(0)=1の場合について考えると、
マーク反射率Pの変化に応じて強度差Δrを最大に保つ
ためにECDの反射率Qを切り替えるポイントは、P=
0.42のときであることが判る。
同様に、第7図(b)のE (0) = 0.44の場
合にはP=0.21、また5i7図(c)のE (0)
 =0.25の場合にはP=0.14であることが判る
また1、第7図(d)のE (0) =0.16、すな
わちD= X2.5$場合には、最小のΔIの値がEC
D反射面を設けない場合の最小のΔIの値0.05を下
まわっているので、ECDを設ける意味が無い。
ECDを設けたときの最小のΔ■の値が005を上まわ
るための条件は、(3)、(8)式から、0.05< 
0.92X (0,85(QU”QL) X E (0
)+0.083/ 1.84 0,04 0.85X 
QLX E (0)となり、従って、 E (0) > 0.118 / (Qu −QL) 
   ・・・(9)であり、例えば、Qu=0.7 、
 Q、=0.1 として、E(0) >0. 196 である。
また、式(4)よりR≧r、すなわちD≧r/(2θ)
のとき、E (0)  = (r/R)’= (r /
2Dθ)2であるから、式(9)は、 (r /2Dθ)’>o、t+a /(qu −QL)
と変形される。すなわち、 0.5(r/θ)≦D < 0.5x [(QLI  QL) 10.118 
)”’x (r/θ)となる。
一方、式(5)より、R<rすなわちD<r/(2θ)
のときには、E(0)=1だから、(9)の条件を満足
している。従って、最小のΔ■が0.05より大きいD
の範囲、すなわち光検出に必要な最低域の強度差Δ■を
保証するDの範囲は、 0≦D< 0.5x [(QLI−(11,) / 1
18 ] ”’X (r/θ)・・・(10) てあって、例えば、r=1、θ=01のときには、Qu
−0,7、QL= 0.1として、0≦D<11.3 
    ・・・(目)となる。
ところで、式(7)、m)において、「=1、θ=0.
1.f=0.25、Qu= 0.7 、0L= Ool
とした場合に、マーク像の光検出が可能となる照度の均
一性と、最小の強度差Δ■とが保証されるDの範囲は、 0≦D<3.75     ・・・(12)6.25<
D<11.3     ・・・(13)のいずむかであ
るが、実際は、レチクルの下方的5mn+にはペリクル
膜が張られているから、式(12)は選択できず、 6.25<D<11.3     ・−・(13)が選
択される。このとき、E(0)は式(4)より、0.6
4>E(0)>0.196 となる。また、式(3)、(8)から最小の強度差ΔI
と、このときのマークの反射率Pを求めると、0  1
5 〉Δ t>o、  os o、  28>Pro、   1 1 であって、式(13)から、Dをできるだけ625+n
mに近付ければ、最小のΔIを0.15近くまで大きく
取り得るから、ECDが無い場合の最小の強度差ΔI=
0.05と比較して、3倍程度大きな最小の強度差ΔI
が確保されることになる。
一般的には、Dの条件は、式(6)、(10)、すなわ
ち、 0≦D≦(r−IL)/2θ     ・(6)または
、 (r + fl ) / 2θ≦D      ・・・
(6)かつ、 0≦D <  Q、5x [(QLI  QL)  / 118
 ]”’x (r/θ)・・・(10) により定められるが、rとθを最適化することによって
最小の強度差ΔIを改善することが可能である。具体的
には、式(lO)において、rを大きくするか、または
Dを小さくすると、式(6)におけるDの上限(r−1
)/2θの値が大きくなり、Dがペリクル服用のスペー
ス約5mmを上まわることも可能となる。つまり、 5mm≦D≦(r−iL) / 2θ が選択可能となる。
このとき、D < r / 2θ、すなわちR<rだか
ら、式(5)からE(0)=1となり最小の強度差Δ工
は極めて大きくなる。例えば、E(0)=1.QLI=
0.7 、 QL=0.1 としたときには前述のよう
に、P=0.42で最小のΔI=0.25を取るが、こ
れはECDが無い場合の最小のΔI=0.05の5倍に
相当していφ。
[発明の効果] 本発明の請求項第1項の「透明な基板上に形成された不
透明なマークの位置検出装置」においては、透明な基板
上に形成された不透明、かつ反射率が低いマークを落射
照明のもとで検出する場合において、隼に反射率可変の
反射部材の反射率を上昇させることによって、照明光の
強度を増すことなく、バックグラウンドからの光とマー
クからの光との強度差を十分に確保できる。
本発明の請求項第2項の「透明な基板上に形成された不
透明なマークの位置検出装置」においては、反射率可変
の反射部材がエレクトロ・クロミック素子であって、反
射率の調整は専ら電気信号により、機械的な移動機構部
分を含まず、構成が簡略で済む。従って、小型化が容易
であり、投影露光装置等への組込みに都合が良い。また
、故障の可能性が砥くて長期間の運転に伴う種々の再調
整等も不要であるから、組込んだ装置全体の操作性、信
瀬性が高まる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例のレチクル位置検出装置
の模式図である。 第2図は、レチクル位置検出装置の光路を説明するため
のもので、(a)は反射部材が無い従来の場合の光路の
模式図、(b)本発明の′f52実施例の場合の光路の
模式図である。 第3図は、本発明の第1実施例における光束の広がりを
説明するためのもので、(a)はレチクル−ECD間の
模式的な側面図、(b)はレチクル=ECD間の模式的
な斜視図、(c)はレチクル下面の落射照明の照野の模
式的な平面図である。 第4図は、第3図(b) において、円Rが円rを含む
場合の模式的な斜視図である。 第5図は、第3図(b)において、円Rが円rに含まれ
る場合の模式的な斜視図である。 第6図は、いくつかの具体例における照度分布の線図で
ある。 第7図は、いくつかの具体例における、マークの反射率
に対するバックグラウンドとマーク像の強度差の関係を
示す線図であって、(a)は照度E(0)が1の場合、
(b)は照度E(0)か0.44の場合、 (c)は照
度E(0)が025の場合、(d)は照度E(0)が0
16の場合をそれぞれ示している。 [主要部分の符号の説明〕

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明な基板上に形成された不透明なマークを照明
    光のもとで光学的に検出して、該マークの位置を求める
    装置において、 前記マークへ照明光を供給し、かつ前記マークの像を形
    成する対物レンズと、前記基板を介して前記対物レンズ
    と対向させた反射率可変の反射部材と、該部材の反射率
    を前記マークの反射情報に応じた値に調整できる調整手
    段と、を備えたことを特徴とする位置検出装置。
  2. (2)前記反射部材は、エレクトロクロミック素子を鏡
    面部材の反射面上に貼付してなることを特徴とする請求
    項第1項の位置検出装置。
JP2290687A 1990-10-30 1990-10-30 透明な基板上に形成された不透明なマークの位置検出装置 Pending JPH04165363A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002049083A1 (fr) * 2000-12-11 2002-06-20 Nikon Corporation Procede de mesure de position, procede et systeme d'exposition associes, procede de production de dispositif

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002049083A1 (fr) * 2000-12-11 2002-06-20 Nikon Corporation Procede de mesure de position, procede et systeme d'exposition associes, procede de production de dispositif

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