JPH0416504A - シリコンの精製方法 - Google Patents
シリコンの精製方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明はシリコンの精製方法に係り、詳しくは太陽電池
用原料等として使用する高純度シリコンの製造方法であ
る。
用原料等として使用する高純度シリコンの製造方法であ
る。
〔従来の技術1
太陽電池に使用される高純度シリコンは、たとえば比抵
抗が0.1Ωcm以上のものが使われるが、このような
シリコン(Si)では含まれる不純物含有量はppmオ
ーダまで除去する必要があり、これに対して従来種々の
技術が検討されているが、ボロン(B)及び炭素(C)
は最も除去しにくい元素である。
抗が0.1Ωcm以上のものが使われるが、このような
シリコン(Si)では含まれる不純物含有量はppmオ
ーダまで除去する必要があり、これに対して従来種々の
技術が検討されているが、ボロン(B)及び炭素(C)
は最も除去しにくい元素である。
これに関してたとえば特開昭63−218506号公報
には高周波励起によって得られる熱プラズマ下でSiを
溶融することでBが除去されることが示されている。こ
の方法では第1工程においてSiを高周波励起によるプ
ラズマで渚解し、第2工程では0.005〜0.05%
の酸素(02)と1〜99.995%の水素(H2)を
含むArとの混合ガスをプラズマ発生用ガスとしたプラ
ズマで処理する方法が記載されている。
には高周波励起によって得られる熱プラズマ下でSiを
溶融することでBが除去されることが示されている。こ
の方法では第1工程においてSiを高周波励起によるプ
ラズマで渚解し、第2工程では0.005〜0.05%
の酸素(02)と1〜99.995%の水素(H2)を
含むArとの混合ガスをプラズマ発生用ガスとしたプラ
ズマで処理する方法が記載されている。
しかしながら、このような方法では、熱の利用効率の悪
いプラズマでSiの溶解、精製のすべてを行うため、経
済的に多大の負担が生じること、及びシリコンをプラズ
マで溶解した場合、溶融したシリコンの領域は比較的小
さな領域に限定されるため、生産性が悪(太陽電池用に
利用するための大量生産には不向きな技術であることや
1局部的にSiの温度か過上昇するため精練中のロス(
飛散、蒸発)が多くてプラズマガス中の酸素濃度を大き
くできない欠点があった。
いプラズマでSiの溶解、精製のすべてを行うため、経
済的に多大の負担が生じること、及びシリコンをプラズ
マで溶解した場合、溶融したシリコンの領域は比較的小
さな領域に限定されるため、生産性が悪(太陽電池用に
利用するための大量生産には不向きな技術であることや
1局部的にSiの温度か過上昇するため精練中のロス(
飛散、蒸発)が多くてプラズマガス中の酸素濃度を大き
くできない欠点があった。
またCについては、たとえば特願昭61−132874
に示されるように、シリカ坩堝中で溶融したSiを減圧
下でArガスを吹込むことで撹拌することで脱炭できる
ことが示されているが、この方法では脱炭速度が遅(生
産性が悪い欠点があった。
に示されるように、シリカ坩堝中で溶融したSiを減圧
下でArガスを吹込むことで撹拌することで脱炭できる
ことが示されているが、この方法では脱炭速度が遅(生
産性が悪い欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題]
本発明は前記従来技術の問題点を解決し、Si溶解と、
従来はその除去に多大なエネルギーと時間が必要であっ
たSi中のBとCの除去を経済的かつ簡便に行う方法を
提供するものである。
従来はその除去に多大なエネルギーと時間が必要であっ
たSi中のBとCの除去を経済的かつ簡便に行う方法を
提供するものである。
本発明は上記課題を解決するために、中空孔を有する上
部電極を備えた直流アーク炉を用い、該電極の中空孔を
通して搬送ガスと共に粉粒状のシリコンを酸化性ガス及
び/又は粉末状のシリカあるいはフラックスとともに該
炉内に装入して溶解することを特徴とするシリコンの精
製方法を提供するものである。
部電極を備えた直流アーク炉を用い、該電極の中空孔を
通して搬送ガスと共に粉粒状のシリコンを酸化性ガス及
び/又は粉末状のシリカあるいはフラックスとともに該
炉内に装入して溶解することを特徴とするシリコンの精
製方法を提供するものである。
[作用]
本発明は前記課題を解決するために、高周波励起プラズ
マに比べてエネルギー効率が高く経済的、かつ簡便に使
用できる直流アーク炉を用いてSiの溶解とB、Cの除
去を同時に行うものである。
マに比べてエネルギー効率が高く経済的、かつ簡便に使
用できる直流アーク炉を用いてSiの溶解とB、Cの除
去を同時に行うものである。
本発明を図面を用いて説明する。第1図は本発明が実施
される装置の1例の縦断面図である。
される装置の1例の縦断面図である。
図において、■は炉体、2は炉内張耐火物、3は炉蓋、
4は洟融Si、5は下部電極、6は中空孔を有する上部
電極、7は粉粒状Siホッパ、8は粉粒状St、9は搬
送ガス導入口、loはアーク火点部、11は水冷部、1
2は粉粒状シリコンの装入量調整用バルブ、13は搬送
用ガス導入量調節用バルブである。シリカ粉末、あるい
はフラックスは必要に応じて粉粒状シリコンと混合して
炉内に装入することができる。
4は洟融Si、5は下部電極、6は中空孔を有する上部
電極、7は粉粒状Siホッパ、8は粉粒状St、9は搬
送ガス導入口、loはアーク火点部、11は水冷部、1
2は粉粒状シリコンの装入量調整用バルブ、13は搬送
用ガス導入量調節用バルブである。シリカ粉末、あるい
はフラックスは必要に応じて粉粒状シリコンと混合して
炉内に装入することができる。
本発明の方法は第1図に示したように一対の電極の一方
を炉底に装着し、もう一方を炉上部より挿入する構造の
直流アーク炉を用い、後者の電極を中空としてこの中空
孔より、扮あるいは粉状に粉砕されたSiを酸化性ガス
、あるいはシリカとともに、該電極間に形成される超高
温のアーク欠点部に搬送ガスにより装入することで、S
iの溶解とB、Cの酸化による除去を同時に進行させる
ものである。
を炉底に装着し、もう一方を炉上部より挿入する構造の
直流アーク炉を用い、後者の電極を中空としてこの中空
孔より、扮あるいは粉状に粉砕されたSiを酸化性ガス
、あるいはシリカとともに、該電極間に形成される超高
温のアーク欠点部に搬送ガスにより装入することで、S
iの溶解とB、Cの酸化による除去を同時に進行させる
ものである。
この処理の雰囲気は通常大気圧下で行うが、減圧下で行
えばB、Cの除去効果はさらに高くなる。
えばB、Cの除去効果はさらに高くなる。
固体のSiをアークなどで溶解するには、溶解そのもの
に時間とエネルギーが必要であり、さらに、Si中のB
、Cなどを除去する精練反応を行うには1通常はSiが
完全に溶解後に行うことになる。
に時間とエネルギーが必要であり、さらに、Si中のB
、Cなどを除去する精練反応を行うには1通常はSiが
完全に溶解後に行うことになる。
しかしながら本発明のように粉粒状の固体SLを連続的
に供給しながら溶解と精製を同時に行えると、作業は非
常に簡単になり経済的に有利となる。
に供給しながら溶解と精製を同時に行えると、作業は非
常に簡単になり経済的に有利となる。
このような目的には本発明のように一対の電極の片側を
炉底に装着し1反射側を炉上部がら挿入する直流アーク
炉は非常に有利な作用をもたらす。すなわち、炉上部か
ら炉内に挿入される電極を中空電極とし、この中空孔よ
り粉粒状のSiを連続的にアーク火5点部に装入するこ
とで、siは連続的に溶解でき、溶解されたSiは炉底
に溜って電極の作用をする。この場合電力として直流を
用いることでアーク火点部は数千度の高温になっており
、Siが溶融すると直ちに脱ボロン、脱炭素反応が進行
する。このようなことを有利に行うには、添加する粉粒
状Siの粒度は直径10mm以下のものが望ましい、ま
た、B、Cは酸化物ガスとして除去されると考えられ、
siと同時に何らかの酸化剤を供給するとか必要である
。これに対して実験からは、Siのキャリヤガスとして
Arを用い、これに少量の水蒸気(H20) 、酸素(
02) 、などの酸化性ガスを添加するか、または粉末
状のシリカを添加することが有効であることがわかった
。シリカ(SiO2)はB、Cを酸化し得る02を保有
するが、他はSiのみで不純物を持ち込まない。またこ
のシリカの添加は供給するシリコン粉末を部分的に酸化
して供給しても同等の効果を得ることができる。
炉底に装着し1反射側を炉上部がら挿入する直流アーク
炉は非常に有利な作用をもたらす。すなわち、炉上部か
ら炉内に挿入される電極を中空電極とし、この中空孔よ
り粉粒状のSiを連続的にアーク火5点部に装入するこ
とで、siは連続的に溶解でき、溶解されたSiは炉底
に溜って電極の作用をする。この場合電力として直流を
用いることでアーク火点部は数千度の高温になっており
、Siが溶融すると直ちに脱ボロン、脱炭素反応が進行
する。このようなことを有利に行うには、添加する粉粒
状Siの粒度は直径10mm以下のものが望ましい、ま
た、B、Cは酸化物ガスとして除去されると考えられ、
siと同時に何らかの酸化剤を供給するとか必要である
。これに対して実験からは、Siのキャリヤガスとして
Arを用い、これに少量の水蒸気(H20) 、酸素(
02) 、などの酸化性ガスを添加するか、または粉末
状のシリカを添加することが有効であることがわかった
。シリカ(SiO2)はB、Cを酸化し得る02を保有
するが、他はSiのみで不純物を持ち込まない。またこ
のシリカの添加は供給するシリコン粉末を部分的に酸化
して供給しても同等の効果を得ることができる。
また、炉の内張はCを除去しないときは黒鉛が使えるが
、Cを除去する時はシリカあるいはシリカを主成分とす
る耐火物を使用する。また、中空電極の材質には黒鉛が
用いられるが、この中空電極を陰極にとることで、電極
の消耗の影響は無視できる。
、Cを除去する時はシリカあるいはシリカを主成分とす
る耐火物を使用する。また、中空電極の材質には黒鉛が
用いられるが、この中空電極を陰極にとることで、電極
の消耗の影響は無視できる。
また、酸化性ガスを使用する場合には、中空電極の中空
孔にセラミックスチューブを装入し、この中にSi、酸
化性ガスを通すことで、酸化性ガスと黒鉛電極の反応を
避けることができる。酸化性ガスとしては02 、H2
0等が好適に使用される。
孔にセラミックスチューブを装入し、この中にSi、酸
化性ガスを通すことで、酸化性ガスと黒鉛電極の反応を
避けることができる。酸化性ガスとしては02 、H2
0等が好適に使用される。
また、Bの除去を促進しようとするときには、Cab、
CaF2 、CaCl22などのフラックスをシリカ粉
末と共にあるいは単独で供給することで有効に行なえる
。
CaF2 、CaCl22などのフラックスをシリカ粉
末と共にあるいは単独で供給することで有効に行なえる
。
酸化性ガス及び粉末状シリカあるいはフラックスは、そ
れぞれ単独に、または併用して使用することができる。
れぞれ単独に、または併用して使用することができる。
〔実施例1
第1図に示した構造をもち40kWの出力の直流電源を
備えた小型実験炉を用い、平均粒径3mmの511kg
をアルゴン512 / m i nを搬送ガスにして下
記4条件下に60分で供給し、濃醇処理した。供給した
SiのB濃度は15ppm、C濃度は80ppmである
。
備えた小型実験炉を用い、平均粒径3mmの511kg
をアルゴン512 / m i nを搬送ガスにして下
記4条件下に60分で供給し、濃醇処理した。供給した
SiのB濃度は15ppm、C濃度は80ppmである
。
(1)雰囲気を大気圧とし、搬送ガスの水蒸気をloo
mβ/min添加した時の処理後のB、 C濃度を第1
表に実験&lとして示した。
mβ/min添加した時の処理後のB、 C濃度を第1
表に実験&lとして示した。
(2)(1)と同じ方法で、搬送ガスに02ガスをlo
omβ/min添加したときの処理後の結果を第1表に
実験No、2として示した。
omβ/min添加したときの処理後の結果を第1表に
実験No、2として示した。
(3)(1)と同じ方法で、水蒸気の代わりに平均粒径
150ttmのシリカ粉末を2g/minで添加したと
きの結果を第1表に実験No、3として示した。
150ttmのシリカ粉末を2g/minで添加したと
きの結果を第1表に実験No、3として示した。
(4)(3)と同じ方法で、Cab/CaF2=1/1
の混合フラックスをIg/minでシリカ粉末の代りに
供給した結果を第1表の実験No、4として示した。
の混合フラックスをIg/minでシリカ粉末の代りに
供給した結果を第1表の実験No、4として示した。
(5)(1)と同じ方法で1O−3気圧の減圧下で実験
を行ったときの結果を第1表に実験No、5として示し
た。
を行ったときの結果を第1表に実験No、5として示し
た。
第1表
製処理のあとに一方向凝固等の工程を配する場合の予備
精製技術として有効である。
精製技術として有効である。
第1図は本発明の実施に用いられる装置の1例の縦断面
図である。 l・・・炉体 2・・−炉内張耐火物3−
・−炉M 4・−・溶融515−・下部電
極 6−上部中空電極7−・・粉粒状Siホッ
パ 8・・・粉粒状Si9・・・搬送ガス導入口 1
0− アーク火A部11・・・水冷部 12.
13−・・バルブ何れの実験においても、処理後のB及
びC濃度を大幅に低下させることができた。 〔発明の効果]
図である。 l・・・炉体 2・・−炉内張耐火物3−
・−炉M 4・−・溶融515−・下部電
極 6−上部中空電極7−・・粉粒状Siホッ
パ 8・・・粉粒状Si9・・・搬送ガス導入口 1
0− アーク火A部11・・・水冷部 12.
13−・・バルブ何れの実験においても、処理後のB及
びC濃度を大幅に低下させることができた。 〔発明の効果]
Claims (1)
- 1 中空孔を有する上部電極を備えた直流アーク炉を用
い、該電極の中空孔を通して搬送ガスと共に粉粒状のシ
リコンを酸化性ガス及び/又は粉末状のシリカあるいは
フラックスとともに該炉内に装入して溶解することを特
徴とするシリコンの精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12006090A JP2856839B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | シリコンの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12006090A JP2856839B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | シリコンの精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0416504A true JPH0416504A (ja) | 1992-01-21 |
JP2856839B2 JP2856839B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=14776898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12006090A Expired - Fee Related JP2856839B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | シリコンの精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2856839B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0699625A1 (en) * | 1994-09-01 | 1996-03-06 | Elkem A/S | Method for refining silicon |
US7732012B2 (en) | 2004-06-22 | 2010-06-08 | Shin-Etsu Film Co., Ltd | Method for manufacturing polycrystalline silicon, and polycrystalline silicon for solar cells manufactured by the method |
CN104110957A (zh) * | 2013-04-18 | 2014-10-22 | 甘肃山丹腾达西铁冶金有限责任公司 | 一种用于多种特种合金冶炼的炉内热兑式电弧冶金设备 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010001093A1 (de) | 2010-01-21 | 2011-07-28 | Evonik Degussa GmbH, 45128 | Verfahren zur Grobentkohlung einer Siliciumschmelze |
DE102010001094A1 (de) | 2010-01-21 | 2011-07-28 | Evonik Degussa GmbH, 45128 | Verfahren zur Entkohlung einer Siliciumschmelze |
-
1990
- 1990-05-11 JP JP12006090A patent/JP2856839B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0699625A1 (en) * | 1994-09-01 | 1996-03-06 | Elkem A/S | Method for refining silicon |
US5788945A (en) * | 1994-09-01 | 1998-08-04 | Elkem Asa | Method for refining of silicon |
US7732012B2 (en) | 2004-06-22 | 2010-06-08 | Shin-Etsu Film Co., Ltd | Method for manufacturing polycrystalline silicon, and polycrystalline silicon for solar cells manufactured by the method |
CN104110957A (zh) * | 2013-04-18 | 2014-10-22 | 甘肃山丹腾达西铁冶金有限责任公司 | 一种用于多种特种合金冶炼的炉内热兑式电弧冶金设备 |
CN104110957B (zh) * | 2013-04-18 | 2017-03-29 | 甘肃山丹腾达西铁冶金有限责任公司 | 一种用于多种特种合金冶炼的炉内热兑式电弧冶金设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2856839B2 (ja) | 1999-02-10 |
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