JPH0416370A - プリンタの紙送り機構 - Google Patents
プリンタの紙送り機構Info
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- JPH0416370A JPH0416370A JP12083190A JP12083190A JPH0416370A JP H0416370 A JPH0416370 A JP H0416370A JP 12083190 A JP12083190 A JP 12083190A JP 12083190 A JP12083190 A JP 12083190A JP H0416370 A JPH0416370 A JP H0416370A
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- Japan
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- platen
- carriage
- paper
- gear
- tractor
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 5
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 125000002915 carbonyl group Chemical group [*:2]C([*:1])=O 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、プラテンから送出されたスプロケット用紙を
引出すためのトラクタを備えたプリンタの紙送り機構に
関する。
引出すためのトラクタを備えたプリンタの紙送り機構に
関する。
[従来技術]
従来、この種のプリンタの紙送り機構は、プラテンの下
側及び上側に、第1のトラクタ及び第2のトラクタを配
置し、この両トラクタをプラテンの回転に連動させて回
転させることにより、両トラクタのピン(用紙送り用突
起)を印字用紙のスプロケット孔に順次係合させながら
、印字用紙を送る様に構成されている。
側及び上側に、第1のトラクタ及び第2のトラクタを配
置し、この両トラクタをプラテンの回転に連動させて回
転させることにより、両トラクタのピン(用紙送り用突
起)を印字用紙のスプロケット孔に順次係合させながら
、印字用紙を送る様に構成されている。
この様な用紙送り機構は、印字用紙をセットする場合に
、ます印字用紙のスプロケット孔を下側の第1のトラク
タのピンに係合させた後、その印字用紙をプラテンに沿
って上方に送り出す。次いで、その印字用紙のスプロケ
ット孔を上側の第2のトラクタのピンに係合させる必要
がある。この際、印字用紙の種類によっては、印字用紙
を弛みなくセットしようとしても、第2のトラクタのピ
ンの位置に対してスプロケット孔の位置がずれて、印字
用紙に弛みが生じる場合がある。そして、このままの状
態で印字動作を開始すると、印字位置にずれを生じる。
、ます印字用紙のスプロケット孔を下側の第1のトラク
タのピンに係合させた後、その印字用紙をプラテンに沿
って上方に送り出す。次いで、その印字用紙のスプロケ
ット孔を上側の第2のトラクタのピンに係合させる必要
がある。この際、印字用紙の種類によっては、印字用紙
を弛みなくセットしようとしても、第2のトラクタのピ
ンの位置に対してスプロケット孔の位置がずれて、印字
用紙に弛みが生じる場合がある。そして、このままの状
態で印字動作を開始すると、印字位置にずれを生じる。
これを解決するために、例えば実公平1−20127号
公報に示すように、前記第2のトラクタの駆動軸に、ワ
ンウェイクラッチを介して歯車を連結し、このワンウェ
イクラッチにより紙送り方向の回転力のみを前記第1の
トラクタ、プラテン及び前記第2のトラクタ間に伝達す
る様に構成されているものがある。すなわち、印字用紙
のセット時に、前記第2のトラクタのピンの位置に対し
て、印字用紙のスプロケット孔の位置がずれている場合
には、第2のトラクタを用紙送り方向とは逆方向(ワン
ウェイクラッチのクラッチ力が解除される方向)に回転
させて、そのピンの位置を真っ直ぐに張った印字用紙の
スプロケットを孔に合わせた上で、当該スプロケット孔
ピンに係合させれば、印字用紙を弛みなくセットできる
様になっている。
公報に示すように、前記第2のトラクタの駆動軸に、ワ
ンウェイクラッチを介して歯車を連結し、このワンウェ
イクラッチにより紙送り方向の回転力のみを前記第1の
トラクタ、プラテン及び前記第2のトラクタ間に伝達す
る様に構成されているものがある。すなわち、印字用紙
のセット時に、前記第2のトラクタのピンの位置に対し
て、印字用紙のスプロケット孔の位置がずれている場合
には、第2のトラクタを用紙送り方向とは逆方向(ワン
ウェイクラッチのクラッチ力が解除される方向)に回転
させて、そのピンの位置を真っ直ぐに張った印字用紙の
スプロケットを孔に合わせた上で、当該スプロケット孔
ピンに係合させれば、印字用紙を弛みなくセットできる
様になっている。
[発明が解決しようとする課題]
しかしながら、上記の用紙送り機構では、第2のトラク
タの用紙送り方向とは逆方向の回転を許容する手段とし
て、コイルスプリング式、ボール式等のワンウェイクラ
ッチが利用されているが、コイルスプリング式のものは
、コイルスプリングの寸法精度を相当に高めないと、動
作不良を発生するおそれがあり、動作不良率が高いとい
う欠点がある。また、ボール式のものは、多数のボニル
とばねを組合わせた複雑な構造であるため、高価であり
、コスト的に不利であるという欠点がある。
タの用紙送り方向とは逆方向の回転を許容する手段とし
て、コイルスプリング式、ボール式等のワンウェイクラ
ッチが利用されているが、コイルスプリング式のものは
、コイルスプリングの寸法精度を相当に高めないと、動
作不良を発生するおそれがあり、動作不良率が高いとい
う欠点がある。また、ボール式のものは、多数のボニル
とばねを組合わせた複雑な構造であるため、高価であり
、コスト的に不利であるという欠点がある。
しかも、上記従来の機構では、印字用紙の弛み取り作業
は、第2のトラクタを逆回転させて、そのピンの位置を
真っ直ぐに張った印字用紙のスプロケット孔の位置に合
わせた上で、当該スプロケット孔をピンに係合させると
いう手順を経なければならない。このため、使用者は、
一方の手で印字用紙を真っ直ぐに張りながら、他方の手
で第2のトラクタを逆回転させるという面倒な操作を行
なわなければならず、操作性に劣るばかりか、弛み取り
に必要な逆回転量を目分量で判断しなげればならないの
で、その逆回転量か不正確になり易く、弛み取りか不完
全になるおそれがあった。
は、第2のトラクタを逆回転させて、そのピンの位置を
真っ直ぐに張った印字用紙のスプロケット孔の位置に合
わせた上で、当該スプロケット孔をピンに係合させると
いう手順を経なければならない。このため、使用者は、
一方の手で印字用紙を真っ直ぐに張りながら、他方の手
で第2のトラクタを逆回転させるという面倒な操作を行
なわなければならず、操作性に劣るばかりか、弛み取り
に必要な逆回転量を目分量で判断しなげればならないの
で、その逆回転量か不正確になり易く、弛み取りか不完
全になるおそれがあった。
本発明は、上述の用紙送り機構の問題点を解消するため
になされたものであり、その目的は、印字用紙を弛みな
くセットできる機能を、簡単な構成で安価に実現できる
と共に、動作不良率を低減でき、しかも簡単な操作で確
実に弛みを取ることができるプリンタの紙送り機構を提
供することにある。
になされたものであり、その目的は、印字用紙を弛みな
くセットできる機能を、簡単な構成で安価に実現できる
と共に、動作不良率を低減でき、しかも簡単な操作で確
実に弛みを取ることができるプリンタの紙送り機構を提
供することにある。
[課題を解決するための手段]
上記目的を達成するために、本発明のプリンタの紙送り
機構は、スプロケット用紙を給送するプラテンと、印字
ヘッドが搭載され、プラテンに沿って移動自在なキャリ
ッジと、スプロケット用紙の給送方向に関してプラテン
より下流に設けられたトラクタと、トラクタのピン付き
ベルトを回転駆動する駆動軸と、駆動軸にプラテンの回
転を動力伝達する連結部材とを有し、キャリッジが所定
位置に移動した時に、そのキャリッジの移動に連動して
作動し、連結部材の動力伝達状態を遮断する遮断部材を
備えている。
機構は、スプロケット用紙を給送するプラテンと、印字
ヘッドが搭載され、プラテンに沿って移動自在なキャリ
ッジと、スプロケット用紙の給送方向に関してプラテン
より下流に設けられたトラクタと、トラクタのピン付き
ベルトを回転駆動する駆動軸と、駆動軸にプラテンの回
転を動力伝達する連結部材とを有し、キャリッジが所定
位置に移動した時に、そのキャリッジの移動に連動して
作動し、連結部材の動力伝達状態を遮断する遮断部材を
備えている。
[作用]
上記の構成を有する本発明のプリンタの紙送り機構は、
スプロケット用紙のセット時に、キャリッジを所定位置
に移動させ、そのキャリッジの移動に連動して遮断部材
が連結部材によるプラテンとトラクタの駆動軸との連結
を遮断することにより、該駆動軸をプラテンの回転とは
独立した回転自由状態とする。
スプロケット用紙のセット時に、キャリッジを所定位置
に移動させ、そのキャリッジの移動に連動して遮断部材
が連結部材によるプラテンとトラクタの駆動軸との連結
を遮断することにより、該駆動軸をプラテンの回転とは
独立した回転自由状態とする。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
プラテン1は、その中心軸2がプリンタ本体3(第4図
参照)に回転可能に支持され、その中心軸2の端部には
プラテン歯車4(第1図参照)が嵌着され、このプラテ
ン歯車4が紙送り用モータ50に連結されたモータ歯車
5に噛合している。
参照)に回転可能に支持され、その中心軸2の端部には
プラテン歯車4(第1図参照)が嵌着され、このプラテ
ン歯車4が紙送り用モータ50に連結されたモータ歯車
5に噛合している。
そして、プラテン1の前方には、ガイド軸43及び45
上にて、キャリッジ40がプラテン1に沿って移動自在
に載置されている。そのキャリッジ40は、後述するキ
ャリッジモータ64の駆動により、プラテン1に沿って
左右に移動するように構成されている。また、キャリッ
ジ40上には、印字ヘッド6及びリボンカートリッジ4
6が載置されており、キャリッジ40が左右に移動する
ことにより、印字ヘッド6がプラテン1の長平方向に沿
って左右に移動して印字動作を行なう様になっている。
上にて、キャリッジ40がプラテン1に沿って移動自在
に載置されている。そのキャリッジ40は、後述するキ
ャリッジモータ64の駆動により、プラテン1に沿って
左右に移動するように構成されている。また、キャリッ
ジ40上には、印字ヘッド6及びリボンカートリッジ4
6が載置されており、キャリッジ40が左右に移動する
ことにより、印字ヘッド6がプラテン1の長平方向に沿
って左右に移動して印字動作を行なう様になっている。
一方、プラテン1の下側に設けられた紙案内板7には、
複数の紙押えローラ8が回転可能に支持され、これら紙
押えローラ8とプラテン1との間に、印字用紙10が挿
入されるようになっている。
複数の紙押えローラ8が回転可能に支持され、これら紙
押えローラ8とプラテン1との間に、印字用紙10が挿
入されるようになっている。
そして、プラテン1の後側には、印字用紙10をプラテ
ン1へ送る下段トラクタ11が左右両側に1つずつ設け
られている。両側の下段トラクタ11は、プラテン1に
沿って平行に延びる角棒状の駆動軸12とガイド軸13
に支持され、印字用紙10の幅方向に位置調節可能にな
っている。そして、駆動軸12に嵌合された駆動プーリ
14とその後方の従動プーリ15との間にはピンベルト
16が掛は渡され、このピンベルト16の外周のピン1
6aに印字用紙10の両側縁のスプロケット孔17(第
1図参照)を係合させながら、ピンベルト16を回転さ
せて紙送りするものである。斯かる構成の下段トラクタ
11は、プラテン1の回転と連動する歯車列又はタイミ
ングベルト等の周知の連結部材(いずれも図示せず)に
より駆動される。
ン1へ送る下段トラクタ11が左右両側に1つずつ設け
られている。両側の下段トラクタ11は、プラテン1に
沿って平行に延びる角棒状の駆動軸12とガイド軸13
に支持され、印字用紙10の幅方向に位置調節可能にな
っている。そして、駆動軸12に嵌合された駆動プーリ
14とその後方の従動プーリ15との間にはピンベルト
16が掛は渡され、このピンベルト16の外周のピン1
6aに印字用紙10の両側縁のスプロケット孔17(第
1図参照)を係合させながら、ピンベルト16を回転さ
せて紙送りするものである。斯かる構成の下段トラクタ
11は、プラテン1の回転と連動する歯車列又はタイミ
ングベルト等の周知の連結部材(いずれも図示せず)に
より駆動される。
一方、プラテン1の上方には、プラテン1から送り出さ
れた印字用紙10を引き出すために、プルアップトラク
タ20が設けられており、以下、このプルアップトラク
タ20について説明する。
れた印字用紙10を引き出すために、プルアップトラク
タ20が設けられており、以下、このプルアップトラク
タ20について説明する。
プルアップトラクタ20は、プリンタ本体3に回転可能
に支持された駆動軸22及びガイド軸23により支持さ
れている。本実施例において、駆動軸22は角棒状に形
成され、この駆動軸22に左右一対の駆動プーリ24(
第4図参照)が嵌合されている。一方、ガイド軸23に
は、左右一対の従動プーリ25が嵌合され、各従動プー
リ25と各駆動プーリ24との間に夫々ピンベルト26
が掛は渡されている。そして、各ピンベルト26の外周
に形成されたピン26aに印字用紙10の両側縁のスプ
ロケット孔17を係合させながら、両側のピンベルト2
6を回転させて印字用紙10をプラテン1から引き出す
ものである。尚、左右一対の駆動プーリ24及び従動プ
ーリ25は、駆動軸22及びガイド軸23の軸方向にス
ライド可能になっており、そのスライドによって、両側
のピンベルト26の間隔を印字用紙10の幅に合わせて
調節できる様になっている。
に支持された駆動軸22及びガイド軸23により支持さ
れている。本実施例において、駆動軸22は角棒状に形
成され、この駆動軸22に左右一対の駆動プーリ24(
第4図参照)が嵌合されている。一方、ガイド軸23に
は、左右一対の従動プーリ25が嵌合され、各従動プー
リ25と各駆動プーリ24との間に夫々ピンベルト26
が掛は渡されている。そして、各ピンベルト26の外周
に形成されたピン26aに印字用紙10の両側縁のスプ
ロケット孔17を係合させながら、両側のピンベルト2
6を回転させて印字用紙10をプラテン1から引き出す
ものである。尚、左右一対の駆動プーリ24及び従動プ
ーリ25は、駆動軸22及びガイド軸23の軸方向にス
ライド可能になっており、そのスライドによって、両側
のピンベルト26の間隔を印字用紙10の幅に合わせて
調節できる様になっている。
次に、上記構成のプルアップトラクタ20を駆動する連
結部材を構成する歯車列27について第1図に基づいて
説明する。
結部材を構成する歯車列27について第1図に基づいて
説明する。
この歯車列27は、プラテン1と一体回転するプラテン
歯車4と、このプラテン歯車4に噛合する中間歯車28
と、この中間歯車28に噛合する駆動歯車29とから構
成されている。この場合、中間歯車28は第2図に示す
ようにプリンタ本体3に水平に固定されたシャフト30
に回転可能に支持されている。一方、駆動歯車29は、
駆動軸22に左右方向にスライド可能に嵌合されている
。
歯車4と、このプラテン歯車4に噛合する中間歯車28
と、この中間歯車28に噛合する駆動歯車29とから構
成されている。この場合、中間歯車28は第2図に示す
ようにプリンタ本体3に水平に固定されたシャフト30
に回転可能に支持されている。一方、駆動歯車29は、
駆動軸22に左右方向にスライド可能に嵌合されている
。
この場合、駆動軸22とこれに嵌合される駆動歯車29
の嵌合孔29aは、はぼ同じ大きさの角形に形成されて
いるので、駆動歯車29と駆動軸22とが一体的に回転
して、ピンベルト26を回転駆動するようになっている
。そして、第2図に示すように駆動歯車29と軸受31
との間にスプリング32が介在されて、その弾発力によ
り駆動歯車29が左方向に付勢されている。この駆動歯
車2つの左方向の限界位置は、後述する遮断部材である
フォークレバー57に形成された抑圧体53により規制
され、第2図の実線にて示す位置で、駆動歯車29が中
間歯車28に噛合した状態となる。(以下、この位置を
連結状態と称す。)駆動歯車29と中間歯車28との連
結状態を遮断するための遮断部材であるフォークレバー
57は、支持軸54によりプリンタ本体3の支持台3a
に、その支持軸54を中心に回動可能に支持されている
。フォークレバー57のキャリッジ40側の端部56に
は、ピン55が垂下されている。
の嵌合孔29aは、はぼ同じ大きさの角形に形成されて
いるので、駆動歯車29と駆動軸22とが一体的に回転
して、ピンベルト26を回転駆動するようになっている
。そして、第2図に示すように駆動歯車29と軸受31
との間にスプリング32が介在されて、その弾発力によ
り駆動歯車29が左方向に付勢されている。この駆動歯
車2つの左方向の限界位置は、後述する遮断部材である
フォークレバー57に形成された抑圧体53により規制
され、第2図の実線にて示す位置で、駆動歯車29が中
間歯車28に噛合した状態となる。(以下、この位置を
連結状態と称す。)駆動歯車29と中間歯車28との連
結状態を遮断するための遮断部材であるフォークレバー
57は、支持軸54によりプリンタ本体3の支持台3a
に、その支持軸54を中心に回動可能に支持されている
。フォークレバー57のキャリッジ40側の端部56に
は、ピン55が垂下されている。
このピン55は、キャリッジ40が左方向へ移動して所
定位置に達した時に、そのキャリッジ40と当接し、キ
ャリッジ40がその所定位置よりさらに左方向へ移動す
ることによりピン55が左方向に移動し、第5図におい
てフォークレバー57を支持軸54を中心に時計方向に
回動させる様になっている。
定位置に達した時に、そのキャリッジ40と当接し、キ
ャリッジ40がその所定位置よりさらに左方向へ移動す
ることによりピン55が左方向に移動し、第5図におい
てフォークレバー57を支持軸54を中心に時計方向に
回動させる様になっている。
一方、フォークレバー57駆動歯車29側の端部51に
は、抑圧体53が垂下されている。この押圧体53は、
フォークレバー57の時計方向への回動に伴い、右方向
へ移動し、駆動歯車29をスプリング32に抗して右方
向にスライドさせ、第2図に二点鎖線で示す様に、中間
歯車28との連結状態を離脱させる様に構成されている
。この駆動歯車29と中間歯車28との離脱状態は、キ
ャリッジ40が右方向へ移動することによりフォークレ
バー57が反時計方向に回動され、この回動に伴い押圧
体53が左方向へ移動することにより、スプリング32
の弾発力が駆動歯車29を左方向にスライドさせて、駆
動歯車29と中間歯車28とが噛合した連結状態に復帰
する様になっている。本実施例では、駆動歯車29と中
間歯車28とのスライドによる噛合・離脱を容易にする
ため、第2図に示す様に両歯車29.28はテーパ歯車
状に形成され、これに対応してプラテン歯車4及びモー
タ歯車5もテーバ歯車状に形成されている。尚、フォー
クレバー57の反時計方向への回動は、図示しない適宜
の部材により、抑圧体53が駆動歯車29と中間歯車2
8との噛合状態を保持する位置以上には回動しない様に
構成されている。
は、抑圧体53が垂下されている。この押圧体53は、
フォークレバー57の時計方向への回動に伴い、右方向
へ移動し、駆動歯車29をスプリング32に抗して右方
向にスライドさせ、第2図に二点鎖線で示す様に、中間
歯車28との連結状態を離脱させる様に構成されている
。この駆動歯車29と中間歯車28との離脱状態は、キ
ャリッジ40が右方向へ移動することによりフォークレ
バー57が反時計方向に回動され、この回動に伴い押圧
体53が左方向へ移動することにより、スプリング32
の弾発力が駆動歯車29を左方向にスライドさせて、駆
動歯車29と中間歯車28とが噛合した連結状態に復帰
する様になっている。本実施例では、駆動歯車29と中
間歯車28とのスライドによる噛合・離脱を容易にする
ため、第2図に示す様に両歯車29.28はテーパ歯車
状に形成され、これに対応してプラテン歯車4及びモー
タ歯車5もテーバ歯車状に形成されている。尚、フォー
クレバー57の反時計方向への回動は、図示しない適宜
の部材により、抑圧体53が駆動歯車29と中間歯車2
8との噛合状態を保持する位置以上には回動しない様に
構成されている。
プルアップトラクタ20の上面には、第1図に示す様に
、印字用紙10がピンベルト26から外れることを防止
するための紙保持カバー37が、ピンベルト26の上面
に対して開閉可能に構成されている。(左側のプルアッ
プトラクタ20については、紙保持カバー37の図示が
省略されている。)尚、第4図に示す下段トラクタ11
についても、プルアップトラクタ20と同様に、紙保持
カバー(図示せず)が設けられている。
、印字用紙10がピンベルト26から外れることを防止
するための紙保持カバー37が、ピンベルト26の上面
に対して開閉可能に構成されている。(左側のプルアッ
プトラクタ20については、紙保持カバー37の図示が
省略されている。)尚、第4図に示す下段トラクタ11
についても、プルアップトラクタ20と同様に、紙保持
カバー(図示せず)が設けられている。
また、右側のプルアップトラクタ20の右方において、
調整ダイヤルが駆動軸22に左右方向にスライド可能に
嵌合されており、この調整ダイヤル38と駆動軸22と
は一体的に回転するようになっている。
調整ダイヤルが駆動軸22に左右方向にスライド可能に
嵌合されており、この調整ダイヤル38と駆動軸22と
は一体的に回転するようになっている。
次に、キャリッジ40の駆動機構について第3図を参照
して説明する。
して説明する。
第3図において、プリンタ本体3のハウジング上面、あ
るいは、前面等に設けられた離脱スイッチ60及び連結
スイッチ61は、夫々駆動歯車29と中間歯車28との
離脱及び連結指令をCPU62に与えるものである。C
PU62は、キャリッジ駆動ドライバ63に接続されて
おり、そのキャリッジ駆動ドライバ63は、CPU62
からの指令に従ってキャリッジモータ64を駆動するも
のである。キャリッジモータ64は、キャリッジ駆動ド
ライバ63に駆動されることにより、キャリッジ40を
プラテン1の長平方向に沿って左右に移動させる様に構
成されている。
るいは、前面等に設けられた離脱スイッチ60及び連結
スイッチ61は、夫々駆動歯車29と中間歯車28との
離脱及び連結指令をCPU62に与えるものである。C
PU62は、キャリッジ駆動ドライバ63に接続されて
おり、そのキャリッジ駆動ドライバ63は、CPU62
からの指令に従ってキャリッジモータ64を駆動するも
のである。キャリッジモータ64は、キャリッジ駆動ド
ライバ63に駆動されることにより、キャリッジ40を
プラテン1の長平方向に沿って左右に移動させる様に構
成されている。
また、プリンタ本体3のハウジング上面、あるいは前面
には、紙送りスイッチ70が設けられている。紙送りス
イッチ70は、CPU62に紙送り指令を与えるもので
あり、CPU62はその紙送りスイッチ70の操作に従
って、紙送りドライバ71に駆動指令を出力するもので
ある。紙送りドライバ71は、CPU62からの指令に
従って紙送りモータ50を駆動するものであり、紙送り
モータ50の駆動により、モータ歯車5、プラテン歯車
64を介して、プラテン1を第4図において矢印方向へ
回転させるものである。そして、このプラテン1の回転
と同時に、プラテン歯車4、中間歯車28、及び駆動歯
車29を介してプラテン1に連結された駆動軸22と、
図示しないタイミングベルト等の適宜の連結部材を介し
てプラテン1に連結された駆動軸12とを、夫々第4図
において矢印方向に回転させる様になっている。従って
、この駆動軸22の矢印方向への回転及び駆動軸12の
矢印方向への回転により、ピンベルト26及び16を、
夫々矢印方向に回動させ、下段トラクタ11及びプルア
ップトラクタ20に装着された印字用紙を、下段トラク
タ11からプラテン1を介して、プルアップトラクタ2
0に移送する様に構成されている。
には、紙送りスイッチ70が設けられている。紙送りス
イッチ70は、CPU62に紙送り指令を与えるもので
あり、CPU62はその紙送りスイッチ70の操作に従
って、紙送りドライバ71に駆動指令を出力するもので
ある。紙送りドライバ71は、CPU62からの指令に
従って紙送りモータ50を駆動するものであり、紙送り
モータ50の駆動により、モータ歯車5、プラテン歯車
64を介して、プラテン1を第4図において矢印方向へ
回転させるものである。そして、このプラテン1の回転
と同時に、プラテン歯車4、中間歯車28、及び駆動歯
車29を介してプラテン1に連結された駆動軸22と、
図示しないタイミングベルト等の適宜の連結部材を介し
てプラテン1に連結された駆動軸12とを、夫々第4図
において矢印方向に回転させる様になっている。従って
、この駆動軸22の矢印方向への回転及び駆動軸12の
矢印方向への回転により、ピンベルト26及び16を、
夫々矢印方向に回動させ、下段トラクタ11及びプルア
ップトラクタ20に装着された印字用紙を、下段トラク
タ11からプラテン1を介して、プルアップトラクタ2
0に移送する様に構成されている。
続いて、上述の様に構成されたプリンタの紙送り機構の
動作について説明する。
動作について説明する。
印字用紙1゛0をセットする場合には、まず、その用紙
10を下段トラクタ11のピンベルト16に導いて、ス
プロケット孔17をピンベルト16のピン16aに係合
させる(第4図参照)。そして、下段トラクタ11に設
けられた紙保持カバー(図示せず)により、印字用紙1
0の両側縁を被せた後、紙送りスイッチ70を操作して
紙送りモータ50を駆動し、前述の歯車列によりプラテ
ン1及びピンベルト26と、ピンベルト16とを夫々矢
印方向に回転させる。このプラテン1及び両ピンベルト
26.16の回転により、印字用紙10の先端部をプル
アップトラクタ20に装着できるようになるまで紙送り
した上で、紙送りスイッチ70の操作を終了し、紙送り
モータ50の駆動を停止する。次いで、印字用紙10の
スプケット孔17をピンベルト26のピン26aに係合
して、紙保持カバー37を被せる。この状態において、
プルアップトラクタ20の駆動歯車29は、中間歯車2
8と連結状態(第2図に実線で示す状態)にあり、フォ
ークレバー57は、第5図で実線で示す状態に位置して
いる。また、キャリッジ40は、印字ヘッド6による印
字用紙10への印字開始位置に位置している(第5図に
実線で示す状態)。その後、操作者が離脱スイッチ60
を操作し、CPU62がその、離脱スイッチ60の操作
を検出すると、CPU62は、キャリッジ40を前述の
印字開始位置より左方向へ所定量移動(後述する)させ
るべく、キャリッジ駆動ドライバ63に駆動信号66を
出力する。キャリッジ駆動ドライバ63は、CPU62
からの駆動信号66に従って、キャリッジモータ64を
駆動し、キャリッジ40を前記印字開始位置より左方向
へ移動させる。
10を下段トラクタ11のピンベルト16に導いて、ス
プロケット孔17をピンベルト16のピン16aに係合
させる(第4図参照)。そして、下段トラクタ11に設
けられた紙保持カバー(図示せず)により、印字用紙1
0の両側縁を被せた後、紙送りスイッチ70を操作して
紙送りモータ50を駆動し、前述の歯車列によりプラテ
ン1及びピンベルト26と、ピンベルト16とを夫々矢
印方向に回転させる。このプラテン1及び両ピンベルト
26.16の回転により、印字用紙10の先端部をプル
アップトラクタ20に装着できるようになるまで紙送り
した上で、紙送りスイッチ70の操作を終了し、紙送り
モータ50の駆動を停止する。次いで、印字用紙10の
スプケット孔17をピンベルト26のピン26aに係合
して、紙保持カバー37を被せる。この状態において、
プルアップトラクタ20の駆動歯車29は、中間歯車2
8と連結状態(第2図に実線で示す状態)にあり、フォ
ークレバー57は、第5図で実線で示す状態に位置して
いる。また、キャリッジ40は、印字ヘッド6による印
字用紙10への印字開始位置に位置している(第5図に
実線で示す状態)。その後、操作者が離脱スイッチ60
を操作し、CPU62がその、離脱スイッチ60の操作
を検出すると、CPU62は、キャリッジ40を前述の
印字開始位置より左方向へ所定量移動(後述する)させ
るべく、キャリッジ駆動ドライバ63に駆動信号66を
出力する。キャリッジ駆動ドライバ63は、CPU62
からの駆動信号66に従って、キャリッジモータ64を
駆動し、キャリッジ40を前記印字開始位置より左方向
へ移動させる。
このキャリッジ40の左方向への移動に伴い、キャリッ
ジ40の一部とフォークレバー57に形成されたピン5
5とが当接する。そして、キャリッジ40かさらに左方
向へ移動することにより、ピン55が左方向に押され、
フォークレバー57を支持軸54を中心に時計方向に回
動させる。このフォークレバー57の時計方向への回動
により、抑圧体53も右方向へ移動し、駆動歯車29を
右方向へ押圧することにより、駆動歯車29をスプリン
グ32に抗して右方向へスライドさせ、中間歯車28と
の連結状態から離脱した状態(第2図に二点鎖線で示す
状態)となる。この状態においては、駆動歯車29及び
駆動軸22は、他の歯車28.4.5及びプラテン1の
中心軸2とは独立して、回転可能な状態となる。尚、前
述したキャリッジ40の左方向への移動の所定量は、駆
動歯車29と中間歯車28とが離脱状態となるまで、フ
ォークレバー57を時計方向に回動させるだめの移動量
であり、キャリッジモータ64は、キャリッジ40のこ
の所定量の移動により停止する。
ジ40の一部とフォークレバー57に形成されたピン5
5とが当接する。そして、キャリッジ40かさらに左方
向へ移動することにより、ピン55が左方向に押され、
フォークレバー57を支持軸54を中心に時計方向に回
動させる。このフォークレバー57の時計方向への回動
により、抑圧体53も右方向へ移動し、駆動歯車29を
右方向へ押圧することにより、駆動歯車29をスプリン
グ32に抗して右方向へスライドさせ、中間歯車28と
の連結状態から離脱した状態(第2図に二点鎖線で示す
状態)となる。この状態においては、駆動歯車29及び
駆動軸22は、他の歯車28.4.5及びプラテン1の
中心軸2とは独立して、回転可能な状態となる。尚、前
述したキャリッジ40の左方向への移動の所定量は、駆
動歯車29と中間歯車28とが離脱状態となるまで、フ
ォークレバー57を時計方向に回動させるだめの移動量
であり、キャリッジモータ64は、キャリッジ40のこ
の所定量の移動により停止する。
この状態で、349ダイヤル38を紙送り方向(矢印方
向)に回動して、ピンベルト26を紙送り方向に回動さ
せて、印字用紙10を送る。このとき、ピンベルト26
と一体的に回転する駆動歯車2つは、中間歯車28から
切り離されているので、駆動歯車29が回転してもプラ
テン1と下段トラクタ11は回転せず、それによって、
印字用紙1゜の紙送り方向側への送りは下段トラクタ1
1のピン16aでロックされた状態となっている。従っ
て、調整ダイヤル38の回動操作により印字用紙10の
弛みが次第に取れ、その弛みが完全に取れて、ぴんと張
った状態になったところで、印字用紙10の張力により
それ以上の調整ダイヤル38の回動が不能な状態になる
。
向)に回動して、ピンベルト26を紙送り方向に回動さ
せて、印字用紙10を送る。このとき、ピンベルト26
と一体的に回転する駆動歯車2つは、中間歯車28から
切り離されているので、駆動歯車29が回転してもプラ
テン1と下段トラクタ11は回転せず、それによって、
印字用紙1゜の紙送り方向側への送りは下段トラクタ1
1のピン16aでロックされた状態となっている。従っ
て、調整ダイヤル38の回動操作により印字用紙10の
弛みが次第に取れ、その弛みが完全に取れて、ぴんと張
った状態になったところで、印字用紙10の張力により
それ以上の調整ダイヤル38の回動が不能な状態になる
。
この様な状態となったところで、操作者は調整ダイヤル
38の操作を終了する。次いで、操作者が連結スイッチ
61を操作し、CPU62がその連結スイッチ61の操
作を検出すると、CPU62は、キャリッジ40を前述
の印字開始位置に移動させるべく、キャリッジ駆動ドラ
イバ63に駆動信号66を出力する。キャリッジ駆動ド
ライバ63は、駆動信号66に従ってキャリッジモータ
64を駆動し、キャリッジ40を前述の印字開始位置へ
移動させる。このキャリッジ40の印字開始位置への移
動に伴い、駆動歯車29は、スプリング32の弾発力に
より左方向にスライドして、中間歯車28と噛合した状
態(第2図に実線で示した状態)に復帰する。また、フ
ォークレバー57は駆動歯車29の復帰動作により、押
圧体53が左方向へ押されることにより、支持軸54を
中心に反時計方向に回動し、第5図に実線で示した状態
に復帰する。この状態では、駆動歯車29の回転が中間
歯車28により拘束されるので、調整ダイヤル38から
手を放しても、駆動歯車29が逆回転することなく、印
字用紙10がぴんと張った状態を保つ。
38の操作を終了する。次いで、操作者が連結スイッチ
61を操作し、CPU62がその連結スイッチ61の操
作を検出すると、CPU62は、キャリッジ40を前述
の印字開始位置に移動させるべく、キャリッジ駆動ドラ
イバ63に駆動信号66を出力する。キャリッジ駆動ド
ライバ63は、駆動信号66に従ってキャリッジモータ
64を駆動し、キャリッジ40を前述の印字開始位置へ
移動させる。このキャリッジ40の印字開始位置への移
動に伴い、駆動歯車29は、スプリング32の弾発力に
より左方向にスライドして、中間歯車28と噛合した状
態(第2図に実線で示した状態)に復帰する。また、フ
ォークレバー57は駆動歯車29の復帰動作により、押
圧体53が左方向へ押されることにより、支持軸54を
中心に反時計方向に回動し、第5図に実線で示した状態
に復帰する。この状態では、駆動歯車29の回転が中間
歯車28により拘束されるので、調整ダイヤル38から
手を放しても、駆動歯車29が逆回転することなく、印
字用紙10がぴんと張った状態を保つ。
この後、印字動作を開始すると、紙送りモータ50が駆
動されて、プラテン1を回転させると共に、モータ歯車
5の回転力が中間歯車28を介して駆動歯車29に伝達
され、プルアップトラクタ20が回転される。これと同
時に、図示しない連結部材により下段トラクタ11も回
転される。これにより、印字用紙10が紙送りされ、印
字ヘッド6により印字される。
動されて、プラテン1を回転させると共に、モータ歯車
5の回転力が中間歯車28を介して駆動歯車29に伝達
され、プルアップトラクタ20が回転される。これと同
時に、図示しない連結部材により下段トラクタ11も回
転される。これにより、印字用紙10が紙送りされ、印
字ヘッド6により印字される。
上記実施例によれば、離脱スイッチ60の操作により、
キャリッジ40を印字開始位置から所定量移動させ、フ
ォークレバー57を時計方向に回動し、この回動により
押圧体53が駆動歯車29を押圧して、中間歯車28よ
り離脱させることができる。従って、印字用紙10のセ
ット時に、その印字用紙10に弛みがある場合には、離
脱スイッチ60の操作により駆動歯車29を中間歯車2
8より離脱させ、駆動軸22をプラテン1と独立して回
転可能な状態にして、プルアップトラクタ20のピンベ
ルト26を紙送り方向に回転させるだけで、印字用紙1
0の弛みを簡単かつ確実に除去することができる。即ち
、調整ダイヤル38の回動操作により、印字用紙10の
弛みが完全に除去されて印字用紙10がぴんと張った状
態となり、印字用紙10の張力によりそれ以上の調整ダ
イヤル38の回動操作が不能な状態になる。従って、そ
の様な状態になるまで単純に調整ダイヤル38を回動操
作するだけでよく、前述した従来例とは異なり、一方の
手で印字用紙10を真っ直ぐに張りながら、他方の手で
第2のトラクタを逆回転させるという面倒な操作が不要
になり、また、弛み取りに必要な回転量を目方量と勘で
判断するといった必要もなくなり、印字用紙10の弛み
を誰でも簡単且つ確実に取ることかできる。
キャリッジ40を印字開始位置から所定量移動させ、フ
ォークレバー57を時計方向に回動し、この回動により
押圧体53が駆動歯車29を押圧して、中間歯車28よ
り離脱させることができる。従って、印字用紙10のセ
ット時に、その印字用紙10に弛みがある場合には、離
脱スイッチ60の操作により駆動歯車29を中間歯車2
8より離脱させ、駆動軸22をプラテン1と独立して回
転可能な状態にして、プルアップトラクタ20のピンベ
ルト26を紙送り方向に回転させるだけで、印字用紙1
0の弛みを簡単かつ確実に除去することができる。即ち
、調整ダイヤル38の回動操作により、印字用紙10の
弛みが完全に除去されて印字用紙10がぴんと張った状
態となり、印字用紙10の張力によりそれ以上の調整ダ
イヤル38の回動操作が不能な状態になる。従って、そ
の様な状態になるまで単純に調整ダイヤル38を回動操
作するだけでよく、前述した従来例とは異なり、一方の
手で印字用紙10を真っ直ぐに張りながら、他方の手で
第2のトラクタを逆回転させるという面倒な操作が不要
になり、また、弛み取りに必要な回転量を目方量と勘で
判断するといった必要もなくなり、印字用紙10の弛み
を誰でも簡単且つ確実に取ることかできる。
しかも、駆動歯車29をスライド可能とし、フォークレ
バー57を設けただけの単純な構成であり、前述した従
来例の様なワンウェイクラッチを設ける必要が無いので
、ワンウェイクラッチに起因する欠点(コイルスプリン
グ方式のものは動作不良率が高く、ボール式のものは構
造が複雑で高価であるという欠点)を解消でき、動作不
良率の大幅な低減化と構成の簡単化を達成できる。
バー57を設けただけの単純な構成であり、前述した従
来例の様なワンウェイクラッチを設ける必要が無いので
、ワンウェイクラッチに起因する欠点(コイルスプリン
グ方式のものは動作不良率が高く、ボール式のものは構
造が複雑で高価であるという欠点)を解消でき、動作不
良率の大幅な低減化と構成の簡単化を達成できる。
尚、上記実施例では、プルアップトラクタ20を駆動す
る歯車列27のうち、駆動歯車29をスライド可能に構
成したが、これ以外の歯車(中間歯車28又はプラテン
歯車4)をスライド可能にして、その歯車を連結位置と
離脱位置との間でスライドさせる構成としてもよい。こ
の場合でも、当該歯車を離脱位置へスライドさせること
により、駆動歯車29か回転自由状態になるので、前記
実施例と同様の操作で印字用紙10の弛みを取ることが
できる。勿論、歯車列の内の2つ以上の歯車(少なくと
も1つの歯車を除く)をスライド可能に構成しても良い
ことは云うまでもない。
る歯車列27のうち、駆動歯車29をスライド可能に構
成したが、これ以外の歯車(中間歯車28又はプラテン
歯車4)をスライド可能にして、その歯車を連結位置と
離脱位置との間でスライドさせる構成としてもよい。こ
の場合でも、当該歯車を離脱位置へスライドさせること
により、駆動歯車29か回転自由状態になるので、前記
実施例と同様の操作で印字用紙10の弛みを取ることが
できる。勿論、歯車列の内の2つ以上の歯車(少なくと
も1つの歯車を除く)をスライド可能に構成しても良い
ことは云うまでもない。
また、上記実施例では、印字用紙10の弛み取り時に駆
動歯車29(ピンベルト26)を回転させるための調整
ダイヤル38を設けたが、この調整ダイヤル38を省い
た構成にしてもよい。何故なら、操作者がピンベルト2
6のピン26aを指先で紙送り方向に押せばピンベルト
26を紙送り方向に回転させさせることができるからで
ある。
動歯車29(ピンベルト26)を回転させるための調整
ダイヤル38を設けたが、この調整ダイヤル38を省い
た構成にしてもよい。何故なら、操作者がピンベルト2
6のピン26aを指先で紙送り方向に押せばピンベルト
26を紙送り方向に回転させさせることができるからで
ある。
[発明の効果コ
上述の様に、本発明のプリンタの紙送り機構は、キャリ
ッジの移動に連動して、トラクタの駆動軸とプラテンと
の動力伝達状態を遮断する遮断部材を設け、この遮断部
材の作動によりトラクタの駆動軸をプラテンと独立して
回転させることができるのでスプロケット用紙を弛みな
くセットできる機能を簡単な構成で実現できると共に、
簡単な操作で確実に弛みを除去できるという優れた効果
を奏する。
ッジの移動に連動して、トラクタの駆動軸とプラテンと
の動力伝達状態を遮断する遮断部材を設け、この遮断部
材の作動によりトラクタの駆動軸をプラテンと独立して
回転させることができるのでスプロケット用紙を弛みな
くセットできる機能を簡単な構成で実現できると共に、
簡単な操作で確実に弛みを除去できるという優れた効果
を奏する。
第1図乃至第5図は、本発明を具体化した一実施例を示
したもので、第1図は上記実施例の要部を示す分解斜視
図、第2図は連結部材の周辺部分の縦断正面図、第3図
はキャリッジの駆動機構を示す電気的構成図、第4図は
プリンタの紙送り機構全体の説明図、第5図はキャリッ
ジ及び遮断部材の動作説明図である。 図中、1はプラテン、4はプラテン歯車、5はモータ歯
車、10は印字用紙、17はスプロケット孔、20はプ
ルアップトラクタ、22は駆動軸、26はピンベルト、
28は中間歯車、29は駆動歯車、40はキャリッジ、
51はピン、53は押圧体、57はフォークレバーであ
る。
したもので、第1図は上記実施例の要部を示す分解斜視
図、第2図は連結部材の周辺部分の縦断正面図、第3図
はキャリッジの駆動機構を示す電気的構成図、第4図は
プリンタの紙送り機構全体の説明図、第5図はキャリッ
ジ及び遮断部材の動作説明図である。 図中、1はプラテン、4はプラテン歯車、5はモータ歯
車、10は印字用紙、17はスプロケット孔、20はプ
ルアップトラクタ、22は駆動軸、26はピンベルト、
28は中間歯車、29は駆動歯車、40はキャリッジ、
51はピン、53は押圧体、57はフォークレバーであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、スプロケット用紙を給送するプラテンと、印字ヘッ
ドが搭載され、前記プラテンに沿って移動可能なキャリ
ッジと、 前記スプロケット用紙の給送方向に関して前記プラテン
より下流に設けられたトラクタと、前記トラクタのピン
付ベルトを回転駆動する駆動軸と、 前記駆動軸に前記プラテンの回転を動力伝達する連結部
材とを備えたプリンタの紙送り機構であって、 前記キャリッジが所定位置に移動した時に、そのキャリ
ッジの移動に連動して作動し、前記連結部材の動力伝達
状態を遮断する遮断部材を備えたことを特徴とするプリ
ンタの紙送り機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12083190A JPH0416370A (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | プリンタの紙送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12083190A JPH0416370A (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | プリンタの紙送り機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0416370A true JPH0416370A (ja) | 1992-01-21 |
Family
ID=14796046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12083190A Pending JPH0416370A (ja) | 1990-05-10 | 1990-05-10 | プリンタの紙送り機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0416370A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019194557A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-11-07 | ハインリヒ ゲオルク ゲーエムベーハー マシーネンファブリークHeinrich Georg GmbH Maschinenfabrik | 検査システム及び欠陥分析方法 |
-
1990
- 1990-05-10 JP JP12083190A patent/JPH0416370A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019194557A (ja) * | 2017-10-26 | 2019-11-07 | ハインリヒ ゲオルク ゲーエムベーハー マシーネンファブリークHeinrich Georg GmbH Maschinenfabrik | 検査システム及び欠陥分析方法 |
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