JPH04162238A - 光磁気記録再生装置の磁界発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、光磁気記録再生装置の磁界発生装置に関し
、特に磁界変調方式のオーバーライドを可能にした光磁
気記録再生装置の磁界発生装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来より大容量の情報を記録再生するものとして情報の
書換え可能な光情報記録媒体として光磁気ディスクが知
られている。そして、この光磁気ディスクに情報を記録
する方法として、オーバーライドが可能な磁界変調によ
るものが提案されている。第４図はこのような磁界変調
方式の構成例を示したもので、半導体レーザ１からのレ
ーザ光が、対物レンズ２により集光されて光磁気ディス
ク３の垂直磁化膜４照射される。そして、レーザ光が照
射された垂直磁化膜４の温度をキュリー点以上に上昇さ
せておき、記録信号を磁界変調回路５に入力する。する
と、磁界発生装置６によって、その磁場の変化パターン
に対応した磁気パターンが残存されることにより、該情
報の記録が行われるようになっているものである。

ところが、このような磁界変調方式のオーバーライドを
行う場合、上記磁気ヘッドにより発生する磁界の大きさ
が磁気ヘッドと光磁気記録媒体間の間隔が大きくなるほ
ど減少する。このため、光磁気記録媒体の回転に伴う面
ぶれにより、磁気ヘッドと光磁気記録媒体との間隔が変
動すると、磁気ヘッドにより印加する光磁気記録媒体上
での磁界強度も変動するという問題があった。そこで、
この問題を解決するものとして、例えば特開昭８ｌ−１
５Ｂ５５１号に記載されているような光磁気記録再生装
置が提案されている。

第５図はこの光磁気記録再生装置の磁界発生装置の一例
を示す磁気ヘッド及びその周辺部の概略図であり、周囲
にヨークを有した磁気ヘッド７が、磁気ヘッド駆動装置
８に取付けられている。そして、この磁気ヘッド駆動装
置８の下面、すなわち光磁気記録媒体９と相対する位置
には距離検出器１０が設けられている。このような構成
によれば、光磁気記録媒体９の面ぶれによる光磁気記録
媒体９と上記磁気ヘッド７との間隔を、距離検出器１０
が検出する。すると、距離検出器によって検出された信
号を演算、増幅し、この信号に基いて磁気ヘッド駆動装
置を所定方向（同図に於いて上下方向）に移動させ、磁
界強度の変動を小さくするものである。

また、第６図は、上述した光磁気記録再生装置の他の例
を示すもので、光磁気記録媒体９上に、ヨークを有した
磁気ヘッド７が取付けられた磁気ヘッド駆動装置８が配
設される。そして、上記光磁気記録媒体９に対して対物
レンズ１１を介してレーザ光を照射する半導体レーザ１
２、及びこの半導体レーザ１２から照射されるレーザ光
の焦点誤差を検出する誤差信号検出用光学デバイス１３
が、光磁気記録媒体９の下面に設けられている。上記誤
差信号検出用光学デバイス１３で検出された信号は、変
換アンプ１４を介して磁気ヘッド駆動装置８に送出され
る。このような構成によれば、半導体レーザ１２から光
磁気記録媒体９に対して照射されたレーザ光の反射光が
誤差信号検出用光学デバイス１３で検出され、対物レン
ズ１１の焦点誤差に対応した検出信号が変換アンプ１４
で電気的に演算、増幅されて、磁気ヘッド駆動装置８の
駆動信号に変換される。これにより、磁気ヘッド駆動装
置８が同図に於いて上下方向に駆動されて、磁気ヘッド
７と光磁気記録媒体９との間隔が一定になるように制御
される。したがって、磁気ヘッド８によって光磁気記録
媒体９に印加される磁界強度は、磁気へラド７と光磁気
記録媒体９の間隔の変動によらず一定とされるようにな
っている。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、上述した＊５図及び第６図の光磁気記録再生
装置は、磁気ヘッドと磁気ヘッド駆動装置の間隔を検出
し、この検出された信号により磁気ヘッドと磁気ヘッド
駆動装置との間隔を一定に保つようにしている。しかし
ながら、何れの場合もギャップを０にしたとしても、磁
気ヘッドに磁界をかけなければならない。すなわち、正
及び負の電流を供給することによって磁場の方向を変え
るようにしているため、磁気ヘッド駆動装置を含む電源
部の駆動系が大きくなってしまうという問題が生じる。

これは、装置の小型化、簡素化をするうえで障害となる
ものであった。

この発明は上記のような点に鑑みてなされたもので、正
及び負の電流を供給して磁場の方向を変えることなく、
磁気ヘッド駆動装置を含む電源部の駆動系の大型化を防
止し、装置の小型化、簡素化を図ることのできる光磁気
記録再生装置の磁界発生装置を提供することを目的とす
る。

［課題を解決するための手段］ すなわちこの発明は、記録データに応じて変調された磁
界を光磁気記録媒体に印加する磁気ヘッド部と、この磁
気ヘッド部を上記光磁気記録媒体に対して略直交する方
向に移動可能にして上記光磁気記録媒体と常に一定の間
隔を保持するように支持する駆動用マグネットを有した
磁気ヘッド駆動手段を具備し、上記駆動用マグネットよ
り発生する上記光磁気記録媒体と略直交する方向の初期
磁界を、上記磁気ヘッド部に印加される該記録データに
より変調されたパルス磁界方向と反対方向に設定するこ
とを特徴とする。

［作　用］ この発明による光磁気記録再生装置の磁界発生装置は、
磁気ヘッドを光磁気記録媒体と略直角方向に駆動して、
磁気ヘッドと光磁気記録媒体との間隔を一定の保持する
ための調整機構が、直流磁界を発生する磁石、例えば永
久磁石で構成されている。そして、磁気ヘッドより記録
信号に応じて一方向のパルス磁界を発生させ、磁気ヘッ
ドから光磁気記録媒体への初期磁界を上記パルス磁界と
は反対方向になるように設定する。そして、上記パルス
磁界を直流バイアス磁界として上記初期磁界に重畳する
ことにより、光磁気記録媒体上での外部印加磁界、すな
わち光磁気記録媒体の磁性膜上での実効磁界が記録、消
去の閾値以上となるように構成される。

［実施例］ 以下、図面を参照してこの発明の詳細な説明する。

第１図は、この発明の光磁気記録再生装置の磁界発生装
置の要部を示す概略構成図で、磁気ヘッド駆動装置１５
は図示極性の如く配置された駆動用マグネット１６を有
している。この駆動用マグネッ）１６には、非磁性材料
で構成される磁気ヘッド固定基台１７が固着された板ば
ね１８が取付けられている。磁気へラドコア１９は、図
示極性の如く構成されて上記磁気ヘッド固定基台１７に
固着されている。

すなわち、磁気へラドコア１９を固着した磁気ヘッド固
定基台１７が板ばね１８により移動自在に支持されてい
るので、磁気へラドコア１９は図示矢印Ａ０、Ａ２方向
に移動可能となっている。尚、磁気へラドコア１９の内
部には励磁巻線２０が巻回されており、この励磁巻線２
０と磁気へラドコア１９で磁気ヘッド２１を構成してい
る。更に、磁気ヘッド固定基台１７にはコイル２２ａ、
　　２２ｂが巻回されている。

このように構成された磁気ヘッド駆動装置１５に対して
、磁気ヘッド２１に相対するように、光磁気ディスク等
の光磁気記録媒体２３が設置される。そして、この光磁
気記録媒体２３の下面には、光磁気記録媒体２３に対し
て対物レンズ２４を介してレーザ光を照′射する半導体
レーザ２５が配設されている。

尚、同図に示される点線は、上記コイル２２ａ、２２ｂ
に電流が流れていないときの駆動用マグネット１６のみ
で発生する磁界である初期磁界の方向を表したものであ
る。

次に、同実施例の動作について説明する。

図示されない電源等により、コイル２２ａ、　　２２ｂ
に電流が供給される。ここで、コイル２２ａには紙面の
裏側から表側に、コイル２２ｂには同紙面の表側から裏
側に電流が流れているものとすると、コイル２２ａはフ
レミングの左手の法則により図示矢印Ａ、力方向力を受
ける。同様に、コイル２２ｂもフレミングの左手の法則
により図示矢印Ａ１方向の力を受ける。これにより、磁
気ヘッドは図示矢印Ａ１方向に移動する。また、コイル
２２ａ、　　２２ｂに上述した方向とは逆の電流を流す
と、上記Ａ１方向とは逆、すなわち図示矢印Ａ２方向に
磁気ヘッド２１が移動する。

ところで、上記磁気ヘッド駆動装置１５は、駆動用マグ
ネット１６を使用していることにより、この駆動用マグ
ネット１６の周囲に初期磁界が発生する。

この初期磁界は、光磁気記録媒体２３と略直交する方向
で一定の間隔となるように構成されている磁気ヘッド２
１に対し、第２図（ａ）に示されるような負方向の所定
の電流の垂直磁界成分を与えるように設計されている。

この状態に於いて、記録信号に応じて変調された電流を
励磁巻線２０に与え、第２図（ｂ）に示されるような一
方向（正方向）のパルス磁界を、磁気ヘッド２１から光
磁気記録媒体２３に対して直交する方向に与える。する
と、光磁気記録媒体２３上での磁界は、第２図（ａ）及
び（ｂ）に示された各磁界の重畳されたものとなる。

すなわち、第２図（Ｃ）に示されるような正負両極の重
畳されたパルス磁界となるため、一方向のパルス磁界を
磁気ヘッド２１のみで発生させることにより、媒体の磁
気、記録、消去の磁界を発生させることができる。

このように、磁気ヘッド駆動装置１５は、磁気ヘッド２
１と駆動用マグネット１６間に所定のギャップを設けた
構成となっているので、磁気へラド２１の部分のみ光磁
気記録媒体２３に対して直交する方向に移動することが
できる。

また、磁気へラド２１を移動させるだけであるから、コ
イル２２ａ、２２ｂに供給する電流は小さくてよい。

更に、磁気へラドコア１９は、駆動用マグネット１６に
よって第１図に示されるように磁化されるので、コイル
２２ａ、　　２２ｂｌ：　電流を流していないとき、駆
動用マグネット１６に引付けられている。したがって、
磁気へラド１９を光磁気記録媒体２３に接近する方向に
だけ、すなわち片側方向だけ制御すればよいので、磁気
ヘッド駆動装置を含む電源部の駆動回路を小型化、簡素
化することが可能になる。

第３図は、この発明のｔＪ２の実施例を示すもので、光
磁気記録再生装置の磁界発生装置の要部を示す概略構成
図である。尚、同図に於いて、第１図の実施例と同じ部
分には同一の番号を付して説明を省略する。

同図に於いて、磁気ヘッド駆動袋！２８は図示極性の如
く配置された駆動用マグネット２７を有している。この
駆動用マグネット２７は、非磁性材料で構成される磁気
ヘッド固定基台２８に固着された板ばね２９により、上
記磁気ヘッド固定基台２８に取付けられている。この磁
気ヘッド固定基台２８端部で駆動用マグネット２７の間
には、コイル３０が巻回されている。

また、駆動用マグネット２７の中央部分には、図示極性
の如く構成された磁気へラドコア３１が固着されている
。この磁気ヘッドコア３１には励磁巻線３２が巻回され
ており、これらにより磁気ヘッド３３を構成している。

したがって、磁気ヘッド３３は、板ばね２９により、図
示矢印Ｂ、　、Ｂ２方向に移動可能とされている。

そして、このような構成の磁気ヘッド駆動装置２６に対
して、磁気ヘッド２１に相対するように、光磁気ディス
ク等の光磁気記録媒体２３が設置される。

そして、この光磁気記録媒体２３の下面には、光磁気記
録媒体２３に対して対物レンズ２４を介してレーザ光を
照射する半導体レーザ２５が配設されている。

尚、同図に示される点線は、初期磁界の方向を表したも
のである。

このように構成された光磁気記録再生装置の磁界発生装
置に於いて、駆動用マグネット２７の一方向の磁極を磁
気ヘッド３３の裏面に取付けていることで、駆動用マグ
ネット２７より発生する初期磁界は、光磁気記録媒体と
直交する方向に一定の磁界を印加することができる。す
なわち、磁気へラドコア３１は、第２図に示されるよう
に磁化され、駆動用マグネット２７からの初期磁界を磁
気ヘッド３３から印加することができる。

また、駆動用マグネット２７が磁気へっド３３と接触し
ているので、励磁巻１ｓ３２に電流を流すことによる磁
気ヘッド３３の発熱を、駆動用マグネット２７を通して
放出することができる。

このように、磁気ヘッドと駆動用マグネットの間に磁気
シールドを施すことにより、初期磁界とコイルの影響に
よる上記初期磁界の変化を防止することができる。した
がって、初期磁界を一方向にのみ印加することができ、
これにより、上記初期磁界を消去方向に設定すれば、磁
気ヘッドがら記録方向の磁界を印加するだけでよい、す
なわち磁気ヘッドの励磁巻線に直流の片電源による一方
向パルスによる簡素化した電源部の駆動回路を得ること
ができる。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、正及び負の電流を供給
して磁場の方向を変えることなく、磁気ヘッド駆動装置
を含む電源部の駆動系の大型化を防止し、装置の小型化
、簡素化を図ることのできる光磁気記録再生装置の磁界
発生装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例で光磁気記録再生装置
の磁界発生装置の要部を示す概略構成図、第２図（ａ）
〜（Ｃ）は第１図の磁界発生装置により発生する初期磁
界でそれぞれ駆動用マグネット、磁気ヘッド及び光磁気
記録媒体の垂直磁界成分の経時変化を示した図、第３図
はこの発明の第２の実施例で光磁気記録再生装置の磁界
発生装置の要部を示す概略構成図、第４図は従来の磁界
変−側方式の磁界発生装置の構成例を示した図、第５図
は従来の光磁気記録再生装置の磁界発生装置の一例を示
すもので磁気ヘッド及びその周辺部の概略図、第６図は
従来の光磁気記録再生装置の磁界発生装置の他の例を示
す磁気ヘッド及びその周辺部の概略図である。 １５・・・磁気ヘッド駆動装置、１６・・・駆動用マグ
ネット、１７・・・磁気ヘッド固定基台、１８・・・板
ばね、１９１．・磁気へラドコア、２０・・・励磁巻線
、２１・・・磁気ヘッド、２２ａ、２２ｂ・・・コイル
、２３・・・光磁気記録媒体、２４・・・対物レンズ、
２５・・・半導体レーザ。 出願人代理人　弁理士　坪井　　淳 第１図 第２図（ａ）　　　　第２図（ｂ） 醜 界 第２　図（ｃ） 蓼４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　記録データに応じて変調された磁界を光磁気記録媒体
   に印加する磁気ヘッド部と、 この磁気ヘッド部を上記光磁気記録媒体に対して略直交
   する方向に移動可能にして上記光磁気記録媒体と常に一
   定の間隔を保持するように支持する駆動用マグネットを
   有した磁気ヘッド駆動手段を具備し、 上記駆動用マグネットより発生する上記光磁気記録媒体
   と略直交する方向の初期磁界を、上記磁気ヘッド部に印
   加される該記録データにより変調されたパルス磁界方向
   と反対方向に設定することを特徴とする光磁気記録再生
   装置の磁界発生装置。