JPH04161530A - 装軌車両のブレード制御装置 - Google Patents

装軌車両のブレード制御装置

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JPH04161530A
JPH04161530A JP28627790A JP28627790A JPH04161530A JP H04161530 A JPH04161530 A JP H04161530A JP 28627790 A JP28627790 A JP 28627790A JP 28627790 A JP28627790 A JP 28627790A JP H04161530 A JPH04161530 A JP H04161530A
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Tetsuya Nakayama
徹矢 中山
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俊彦 神田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はブルドーザやドーサショベルなとの装軌車両
に関し、特に負荷に応じてブレードの上下制御を行なう
装軌車両のブレード制御装置に関する。
〔従来の技術 および発明が解決しようとする課題〕
従来、ブルドーザなどの装軌車両においては、基準高さ
や基準勾配に対するブレード高さを検出し、このブレー
ド高さを設定高さに維持するようブレード昇降シリンダ
を伸縮制御するブレード高さ自動制御機能が搭載されて
いるものが多く、掘削整地作業などが容易に行えるよう
になっている。
この掘削作業中に運上量が過大になると、履帯が空転(
シュースリップ)し、作業できなくなるため、従来装置
においてはオペレータがマニュアル操作によってブレー
ドを上昇させることで負荷を軽減する必要があった。
また、他の従来技術として、ドツプラーレーダなとによ
って対地車速を検出し、この対地車速を用いてシュース
リップ率を算出し、該シュースリップ率が許容限界を越
えるとブレードを上昇させるようにした技術がある。し
かしながら、ブルドーザなどの装軌車両においては、作
業中振動が厳しいため、対地車速を正確に検出すること
ができず、このため高精度のブレード制御をなし得ない
という問題かある。
一般に、牽引力とシュースリップ率との関係は第5図に
示すようになり、ブルドーザの自重をWとすると、牽引
力が0.8W前後でシュースリップ率が100%になる
(第6図参照)。なお、シュースリップ率Sは下式のよ
うに表される。
5−(Vc −Vr)/Vc )X100vc;理想走
行速度 ■r;実際走行速度 しかし、上記第6図に示した牽引力とシュースリップ率
との関係は、ブレードを上げた状態での平地走行を仮定
したものであり、実際の作業走行においては上記関係は
様々な要因によって変化する。その中で、最も支配的な
要因は履帯接地荷重の変化と土質変化の2っである。
すなわち、履帯接地荷重WCは履帯の全接地面の接地圧
の総和であり、理想状態においては第7図(a)に示す
ようにWcは自重Wに一致するが、同図(b)に示すよ
うにブレードと本体との荷重配分が変化したり、同図(
C)に示すように勾配が変化したりすると、WCは大き
く変化してしまう。なお、wbはブレードの接地荷重で
ある。
また、路面の状態が、堅い土、柔軟な砂、泥ねい土、草
地などと変化すると上記牽引力とシュースリップ率との
関係は変化してしまう。
このように、牽引力とシュースリップ率との関係は土質
が一定の場合、自重Wてはなく履帯接地荷重Weによっ
てほぼ決定されるのであるが、従来装置においてはこれ
らを考慮したブレード制御を行っていなかったので、精
度の良いブレード制御が成し得なかった。
この発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、実
負荷に応じた精度のよいブレード制御をなし得る装軌車
両のブレード制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段および作用〕この発明では
、設定されたブレード高さを維持するようブレードを自
動的に昇降駆動するブレード高さ自動制御系を有する装
軌車両のブレード制御装置において、土質を選択する土
質選択スイッチと、作業モードを選択する作業モード選
択スイッチと、履帯接地荷重を測定する履帯接地荷重測
定手段と、牽引力を測定する牽引力測定手段と、前記測
定した履帯接地荷重に対する前記測定牽引力の比を求め
る演算手段と、履帯接地荷重に対する牽引力の比とジュ
ースリップ率との対応関係が複数の異なる土質に対応じ
て複数設定され、前記土質選択スイッチの選択状態に対
応する前記対応関係を選択し、前記演算手段で求めた比
に対応するシュースリップ率を前記選択した対応関係か
ら算出するシュースリップ率演算手段と、シュースリッ
プ率の目標値が設定されるシュースリップ率目標値設定
手段と、このシュースリップ率目標値設定手段の設定値
とシュースリップ率演算手段の演算値との偏差または前
記シュースリップ率目標値設定手段の設定値に対するシ
ュースリップ率演算手段の演算値の比から1を減算した
演算値を求め、前記偏差または前記演算値を前記作業モ
ード選択スイッチの選択状態に応じて補正し、この補正
値をブレード高さ修正指令として前記ブレード高さ自動
制御系に入力するブレード高さ修正手段とを具えるよう
にする。
前記作業モードは、例えばレベリングモード、過負荷回
避モードおよびドージングモードであり、前記ブレード
高さ修正手段は、前記レベリングモードが選択されたと
きは前記偏差または前記演算値を零にし、前記過負荷回
避モードが選択されたとき、は前記偏差または前記演算
値のうちの負の偏差の出力を禁止し、前記ドージングモ
ードが選択されたときは前記偏差または前記演算値をそ
のまま出力するような補正を行なう。
かかる構成によれば、車体勾配やブレード接地荷重によ
る誤差分が取り除かれた履帯接地荷重から求めたシュー
スリップ率に基すきブレードの昇降駆動か行なわれると
ともに、このブレード制御の制御内容は土質および作業
モードに応じて可変される。
〔実施例〕
以下、この発明を添付図面に示す実施例にしたがって詳
細に説明する。
第1図はこの発明の実施例を示すもので、ブレード昇降
操作レバー]は図示しないリンク機構を介してブレード
昇降アクチュエータ9に連結されており、そのレバー変
位によってブレード4降アクチュエータ9を駆動してブ
レード10を昇降する。マニュアル操作検出器2はブレ
ード昇降操作レバー]が操作されたことを検出するもの
で、その検出信号Aを目標高さ信号選択部]2に入力す
る。
このマニュアル操作検出器2の具体例としては、例えば
、 (1)ブレード昇降操作レバー]のノブに押しボタンス
イッチを設け、この押しボタンスイッチ−]]− が押されたときのみにレバー1の操作を有効とし、該押
しボタンスイッチのオンオフでマニュアル操作を検出す
る方法 (2)静電容量なとの変化によりオペレータかブレード
昇降操作レバー1に触れたことを検出するタッチセンサ
を設ける方法 (3)レバー1か中立位置から変位したことを検出する
方法 等がある。
トランスミッションレバー位置検出器3は速度段が後進
から前進に切り替えられたことを検出するもので、検出
信号を目標高さ信号選択部12に入力する。
ブレード高さ検出器]7はブレード10の高さを検出す
るもので、その検出信号を初期設定高さ記憶部]]、目
標高さ信号選択部]2、および減算器15に入力する。
初期高さ設定器4は、初期設定高さ記憶部]]に書き込
みイネーブル信号を入力するための操作スイッチであり
、該操作スイッチが投入されたときこのときのブレード
高さ検出器17の検出値が初期設定高さ記憶部11に記
憶される。なお、この初期高さ設定器4および初期設定
高さ記憶部]]をデータ保持機能を有するロータリ式や
キーボード式のディジタルスイッチで構成し、このディ
ジタルスイッチによってブレード高さ指令値を目標高さ
信号選択部12に直接入力するようにしてもよい。
目標高さ信号選択部12は、トランスミッンヨンレバー
位置検出器3の検出信号Bが入力されたときには、初期
設定高さ記憶部]1に記憶されているブレード高さ設定
値Cを選択し、マニュアル操作検出器2の検出信号Aが
入力されたときはブレード高さ検出器17の検出値りを
選択し、その選択出力をメモリ13に記憶する。なお、
目標高さ信号選択部12ては、初期設定高さ記憶部11
の出力Cは検出信号Bの立上がりで取込んでメモリ1B
に記憶するが、ブレード高さ検出器17の検出値りはマ
ニュアル操作検出器2の検出信号Aがオンの間中、各時
点の値りを取込み、これら値−]3 − てメモリ]3の記憶内容を更新するように動作する。
加算器14は、メモリ13の記憶データEに後述する負
荷制御演算部30からのブレード高さ補正指令Fを加算
し、この加算結果を減算器]5に人力する。また、加算
器14の加算結果は高さ設定値表示器5に出力され、そ
の内容か適宜表示される。
減算器15は加算器14の出力とブレード高さ検出器1
7の検出出力りとの偏差をとり、その偏差を増幅器16
を介してブレード昇降アクチュエータ9に人力する。
すなわち、以上の構成はブレードを設定された高さに保
持するブレード高さ一定制御系の構成を示すものであり
、かかるブレード高さ一定制御系において、作業を行な
うためにオペレータが、後進から前進にトランスミッシ
ョン(T/M)レバーを操作したとするとトランスミッ
ション(T/M)レバー位置検出器3から初期セット指
令Bが目標高さ信号選択部12に入力される。
これにより、目標高さ信号選択部12は初期設定高さ記
憶部11に記憶されているブレード高さの設定値Cを取
込み、この設定値Cをメモリ13にセットする。したが
って、ブルドーザを前進させて整地作業が開始されると
、このメモリ13に記憶された設定値Cとブレード高さ
検出器15の検出値りとの偏差が零になるようにブレー
ドが自動的に昇降駆動される。
この自動制御中、オペレータがブレード昇降操作レバー
1を操作したとすると、ブレード9がブレード昇降操作
レバー1の変位に対応する高さに昇降される。一方、こ
のブレード昇降操作レバー1の操作はマニュアル操作検
出器2によって検出され、検出信号Aか目標高さ信号選
択部11に入力される。この信号Aの入力によって、目
標高さ信号選択部11はブレード高さ検出器17の検出
値りを検出信号Aが入力されている間中、順次取込み、
この検出値りでメモリ13のデータを順次更新する。
ここで、このマニュアル操作が行われている期間中は、
マニュアル操作検出信号Aによって増幅器16からの信
号出力は禁止されている。すなわち、マニュアル操作中
のメモリ13の記憶データは表示器5に出力されて表示
されるのみて、この記憶データによってブレード10が
昇降されることはない。
その後、上記マニュアル操作が終了すると、これ以降は
メモリ13の最終記憶データ(マニュアル操作が終了し
たときのブレード高さ検出値D)をブレード高さの目標
値としたブレード10の自動昇降駆動が実行される。す
なわち、マニュアル操作が終了した時点以降は、メモリ
13にマニュアル操作が終了したときのブレード高さ検
出値りが記憶保持されており、マニュアル操作終了後は
この最終記憶データをブレード高さの目標値としたブレ
ード自動制御が実行される。
このように、ブレード10のマニュアル操作が終了した
後は、マニュアル操作の際の最後のデータをブレード高
さ目標値としたブレード10の昇降駆動が自動的に実行
される。
そして、1工程の作業を終了してオペレータがブルドー
ザを後進させて再度トランスミッションレバーを後進か
ら前進に切替えたとすると、メモリ13に初期設定高さ
記憶部11の設定値が再度記憶され、これ以降前記同様
にしてこの記憶データをブレード高さの目標値としたブ
レード10の自動昇降駆動が実行される。
次に、本発明の要部である負荷制御演算部30について
説明する。
履帯接地荷重検出器7は、履帯接地加重WCを検出する
もので、具体的には次の3手法がある。
■第2図(a)に示すように、履帯を支持する全ての転
輪01〜Gnに例えば歪ゲージなどの路面に対して垂直
方向に作用する荷重fl−fnを検出する荷重センサを
それぞれ設け、これら荷重センサの検出値の総和を履帯
接地加重WCとする方法。
■第2図(b)に示すように、車体本体60と左右履帯
61をイコレイザバ−62で連結し、このイコレイザバ
ーに上下方向の荷重を検出する歪ゲージなどの荷重セン
サ63を設け、この歪ゲージ63の出力から履帯接地加
重Wcを求める方法。
■第2図(C)に示すように、まずブレード昇降シリン
ダ63のボトム圧およびヘッド圧を検出し、これらの検
出圧からブレード昇降シリンダ63に加わる負荷圧Wb
°を求める。一方、ブレード10とブレード昇降シリン
ダ63との連結部64に設けた角度計もしくは昇降シリ
ンダ63と車体の連結部に設けた角度計によってブレア
ト10の傾斜角φ(車体接地面に垂直な方向に対する昇
降シリンダ63の角度)を検出し、ブレード接地荷重W
b  (=Wb’・cosφ)を演算する。更に、車体
傾斜角θを傾斜計65により求め、履帯接地加重Wcを
下式にしたがって算出する(第7 図(C)参照)。
WC−W−CO6θ−wb このようにして履帯接地荷重検出器7で検出された履帯
接地荷重WCは、f/We演算部18に入力される。
牽引力検出器6は、車両が出す牽引力fを検出するもの
で、具体的には履帯に対する動力伝達部の最終出力のト
ルクをトルクセンザによって直接検出する方法や、トル
クコンバータの人/出力回転数やエンジン性能特性など
を用いて間接的に検出する方法なとかある。
f / W c演算部18は、入力された牽引力fと履
帯接地荷重WCとの比f/Wcを求め、これをシュース
リップ率算出部1つに入力する。
シュースリップ率算出部]9には、上記比f/Wcの他
に土質選択スイッチ50の出力か入力されている。土質
選択スイッチ50は、硬土、軟土、砂土なと、現在の路
面の土質を選択指定するものである。
すなわち、シュースリップ率算出部1つには第3図に示
すように、硬土用、軟土用、砂土用、・というように、
様々な土質に対応じて異なる特性をもつ複数のf/We
−3対応テーブル40〜4n (上記比f/Wcとシュ
ースリップ率Sとの対応テーブル)か予め設定されてお
り、シュースリップ率算出部1つはこれら複数の対応テ
ーブル40〜4nを土質選択スイッチ50の投入状態に
応じて選択し、該選択された対応テーブルを用いて人力
された比f / W cに対応するジュースリップ率S
を求め、これを出力する。なお、この場合は、対応テー
ブルを用いてシュースリップ率Sを算出するようにした
か、上記比f / W cとシュースリップ率Sとの関
係を示す演算式を設定し、この演算式を用いてシュース
リップ率Sを算出するようにしてもよい。
シュースリップ率算出部1つて算出されたシュースリッ
プ率Sは減算器20に入力され、ここで、ジュースリッ
プ率設定器22て設定された1」標シュースリップ率S
cとの偏差がとられる。たたし、前記シュースリップ率
設定器22は可変設定器であり、この設定値はオペレー
タの好みによって自由に可変することかできる。
前記偏差5−3cは誤差増幅器21に入力されて増幅さ
れる。ここで、誤差増幅器2]には作業モード選択スイ
ッチ70の出力が入力されている。
この場合、作業モート選択スイッチ70はレベリングモ
ード、過負荷回避モード、およびドージングモー1〜を
選択するものであり、これらモードの内容は以下の通り
である。
■レベリングモード、負荷によるブレード高さ修正を行
わないモード ■過負荷回避モード、負のブレード高さ修正指令(ブレ
ードを下降させる方の高さ修正指令)の出力を禁止する
モード、すなわち過負荷回避のためのブレード」1昇制
御は行なうが、軽負荷時にブレードを目標高さ以下に下
げることは禁止するモード ■ドージングモード、負荷によるブレードの昇降制御を
実行する通常モード 誤差増幅器21ては、上記演算した偏差5−8Cを作業
モード選択スイッチ70の選択状態に応じて補正する。
すなわち、誤差増幅器2]は、ドージングモードか選択
されたときは、」1記偏差5−8cをそのままブレード
高さ修正指令Fとして加算器]4に出力し、レベリング
モードか選択されたときは、=  21  − 上記偏差5−8Cを零にしてブレード高さ修正指令Fと
して加算器]4に出力し、過負荷回避モードか選択され
たときは、」1記偏差5−8Cを零レベルでスライスし
正の偏差成分(ブレードを上昇させる側の信号成分)の
みをブレード高さ修正指令Fとして加算器]4に出力す
る。
この様にして出力されたブレード高さ修正指令Fは加算
器14に入力され、メモリ]3に記憶されたブレード高
さ指令Eに加えられる。
なお、第1図においては減算器20を用いてシュースリ
ップ率Sと目標シュースリップ率Scとの偏差を求め、
これを誤差増幅器21に入力するようにしたが、そのか
わりにシュースリップ率Sと目標シュースリップ率Sc
との比S/Scを求め、この比S / S cから1を
減算した値(S/Sc) −1を誤差増幅器21に入力
するようにしてもよい。この様な演算値(S/Sc )
−1が誤差増幅器21に入力される場合においても、誤
差増幅器21は、ドージングモードか選択されたときは
、上記演算値(S/Sc) −1をそのままプレ−ド高
さ修正指令Fとして加算器14に出力し、レベリングモ
ードが選択されたときは、上記演算値(S/5c)−1
を零にしてブレード高さ修正指令Fとして加算器14に
出力し、過負荷回避モードが選択されたときは、上記演
算値(S/5c)−1を零レベルでスライスし正の偏差
成分(ブレードを上昇させる側の信号成分)のみをブレ
ード高さ修正指令Fとして加算器14に出力する。
第4図は、負荷制御演算部30の他の構成例を示すもの
で、この場合は履帯接地荷重Wcのみを用いてシュース
リップ限界の負荷を知るようにしている。すなわち、履
帯接地荷重Wcが低下し、これに伴ってシュースリップ
限界が低下しているということは別の表現を用いればブ
レード10の掘削押上負荷が増大しブレード10の接地
加重Wbが増大していることを意味するので、この履帯
接地荷重Weを用いてブレード10の負荷率を算出する
ようにする。
具体的には、履帯接地荷重設定器31に様々な土質に応
じた複数の履帯接地荷重の目標値We’を設定し、これ
らの設定目標値W c ’を土質選択スイッチ50に応
じて選択するようにして土質に応した履帯接地荷重の目
標値We’を選択し、ブレード負荷率演算部32におい
て前記設定した履帯接地加重W c ’と検出した履帯
接地加重WCとの差(Wc’−We)または比(We’
/We)を演算し、この演算結果を減算器20に入力す
る。減算器20では、ブレード負荷率演算部32の演算
出力とブレード負荷率設定器33に設定されたブレード
負荷率目標値との偏差をとり、これを誤差増幅器21を
介してブレード高さ修正指令Fとして第1図の加算器1
4に出力する。この第4図の構成の場合も誤差増幅器2
1は作業モード選択スイッチ70の選択状態に応じて前
述を同様の信号処理を実行する。
この様にして負荷制御演算部30からは、負荷率が大き
ければブレードが上昇され、負荷率が小さければブレー
ドが下降されるようなブレード高さ修正指令が出力され
る。
なお、ブレード負荷率設定器33は可変設定器てあり、
この設定値はオペレータの好みによって自由に可変する
ことができる。また、この第3図の構成の場合も、減算
器20のかわりに、シュースリップ率Sと目標シュース
リップ率Scとの比S/Scから1を減算した値(S/
5c)−1を演算する演算器を用い、読値(S/5c)
−1を誤差増幅器21に入力するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、履帯接地荷重お
よび牽引力に基ずくシュー−スリップ率制御によってブ
レードの高さ指令を補正し、この補正指令を土質および
作業モードに応じてさらに補正するようにしているので
、常に最適な牽引力をもって作業をなし得ると共にブレ
ード制御の精度を向上させることができ、更に、作業モ
ードに応じたブレード制御をなし得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すプロ・ツク図、第2図
は履帯接地荷重の検出例を示す図、第3図はシュースリ
ブ率算出部の内部構成を示す図、第4図はこの発明の他
の実施例を示す図、第5図は牽引力特性を示す図、第6
図は牽引力とシュースリップ率との関係を示す図、第7
図は従来技術の不具合を説明する図である。 6・・・牽引力検出器、 7・・・履帯接地荷重検出器
19・・・シュースリップ率算出部1921・・・誤差
増幅器 50・・・土質選択スイッチ70・・・作業モ
ード選択スイッチ 第2図 塁Q

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)設定されたブレード高さを維持するようブレード
    を自動的に昇降駆動するブレード高さ自動制御系を有す
    る装軌車両のブレード制御装置において、 土質を選択する土質選択スイッチと、 作業モードを選択する作業モード選択スイッチと、 履帯接地荷重を測定する履帯接地荷重測定手段と、 牽引力を測定する牽引力測定手段と、 前記測定した履帯接地荷重に対する前記測定牽引力の比
    を求める演算手段と、 履帯接地荷重に対する牽引力の比とシュースリップ率と
    の対応関係が複数の異なる土質に対応して複数設定され
    、前記土質選択スイッチの選択状態に対応する前記対応
    関係を選択し、前記演算手段で求めた比に対応するシュ
    ースリップ率を前記選択した対応関係から算出するシュ
    ースリップ率演算手段と、 シュースリップ率の目標値が設定されるシュースリップ
    率目標値設定手段と、 このシュースリップ率目標値設定手段の設定値とシュー
    スリップ率演算手段の演算値との偏差または前記シュー
    スリップ率目標値設定手段の設定値に対するシュースリ
    ップ率演算手段の演算値の比から1を減算した演算値を
    求め、前記偏差または前記演算値を前記作業モード選択
    スイッチの選択状態に応じて補正し、この補正値をブレ
    ード高さ修正指令として前記ブレード高さ自動制御系に
    入力するブレード高さ修正手段と、 を具える装軌車両のブレード制御装置。
  2. (2)前記シュースリップ率目標値設定手段は任意のシ
    ュースリップ率の目標値を設定できる可変設定器である
    請求項(1)記載の装軌車両のブレード制御装置。
  3. (3)前記作業モード選択スイッチによって選択される
    作業モードは、レベリングモード、過負荷回避モードお
    よびドージングモードであり、前記ブレード高さ修正手
    段は、前記レベリングモードが選択されたときは前記偏
    差または前記演算値を零にし、前記過負荷回避モードが
    選択されたときは前記偏差または前記演算値のうちの負
    の偏差の出力を禁止し、前記ドージングモードが選択さ
    れたときは前記偏差または前記演算値をそのまま出力す
    る請求項(1)記載の装軌車両のブレード制御装置。
  4. (4)設定されたブレード高さを維持するようブレード
    を自動的に昇降駆動するブレード高さ自動制御系を有す
    る装軌車両のブレード制御装置において、 土質を選択する土質選択スイッチと、 作業モードを選択する作業モード選択スイッチと、 履帯接地荷重を測定する履帯接地荷重測定手段と、 複数の異なる土質に対応して履帯接地荷重の目標値が複
    数設定され、前記土質選択スイッチの選択状態に対応す
    る履帯接地荷重の目標値を選択出力する履帯接地荷重目
    標値設定手段と、 この履帯接地荷重の目標値と前記履帯接地荷重測定手段
    の測定値を比較し、ブレードの負荷率を求める比較手段
    と、 ブレードの負荷率の目標値を設定するブレード負荷率設
    定手段と、 該ブレードの負荷率の目標値と前記比較手段の出力の偏
    差または前記ブレードの負荷率の目標値に対する前記比
    較手段の出力の比から1を減算した演算値を求め、前記
    偏差または演算値を前記作業モード選択スイッチの選択
    状態に応じて補正し、この補正値をブレード高さ修正指
    令として前記ブレード高さ自動制御系に入力するブレー
    ド高さ修正手段と、 を具える装軌車両のブレード制御装置。
  5. (5)前記比較手段は、履帯接地荷重目標値設定手段の
    設定目標値と前記履帯接地荷重測定手段の測定値の偏差
    を求めるものである請求項(4)記載の装軌車両のブレ
    ード制御装置。
  6. (6)前記比較手段は、前記履帯接地荷重測定手段の測
    定値に対する履帯接地荷重目標値設定手段の設定目標値
    の比を求めるものである請求項(4)記載の装軌車両の
    ブレード制御装置。
  7. (7)前記ブレード負荷率設定手段は任意のブレード負
    荷率の目標値を設定できる可変設定器である請求項(4
    )記載の装軌車両のブレード制御装置。
  8. (8)前記作業モード選択スイッチによって選択される
    作業モードは、レベリングモード、過負荷回避モードお
    よびドージングモードであり、前記ブレード高さ修正手
    段は、前記レベリングモードが選択されたときは前記偏
    差または前記演算値を零にし、前記過負荷回避モードが
    選択されたときは前記偏差または前記演算値のうちの負
    の偏差の出力を禁止し、前記ドージングモードが選択さ
    れたときは前記偏差または前記演算値をそのまま出力す
    る請求項(4)記載の装軌車両のブレード制御装置。
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