JPH04161429A - 含フッ素樹脂組成物 - Google Patents

含フッ素樹脂組成物

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JPH04161429A
JPH04161429A JP28765390A JP28765390A JPH04161429A JP H04161429 A JPH04161429 A JP H04161429A JP 28765390 A JP28765390 A JP 28765390A JP 28765390 A JP28765390 A JP 28765390A JP H04161429 A JPH04161429 A JP H04161429A
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fluorine
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represented
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organic group
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JP28765390A
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Michiharu Yamamoto
道治 山本
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は、特定の含フッ素イミドモ/マーと含フッ素芳
香族系アミン成分とを硬化させた含フッ素tM脂組成物
に関し、特に誘電率及び吸湿性が共に低く、しかも耐熱
性と電気絶縁性の優れた含フッ素樹脂組成物に間する。
(b)従来の技術 従来から、ビスマレイミド化合物と多官能アミン化合物
とからなる熱硬化性樹脂は、電気絶縁性、耐熱性、成形
品の寸法安定性に優れるなどの特質を有するため、電子
・電気産業界で幅広く利用されている。
しかしながら、通常のビスマレイミド/アミン系熱硬化
性樹脂は、このように優れた面がある反面、誘電率が高
く、しかも耐湿性が低いという欠点があった。
即ち、特によく知られているローヌブーラン社の開発し
たN、N’−4,4’−ノフェニルメタンビスマレイミ
ドと4,4゛−ジアミ7ジフェニルメタンからなるポリ
アミノビスマレイミド樹脂(商品名ケルイミド)におい
ては水分吸水率(25℃、24 hr)が0.5〜1,
0%程度で、また誘電率が3.7〜3.9程度の値を有
しており、低吸湿性及び特に低誘電性に乏しいという欠
、克があった。
一般に、吸湿率が高いと、実用的にはLSIなどの配線
材であるアルミニツムや銅の肩食断線、はんだ付やボン
ディング工程での急加熱時の絶縁膜のふくれ或いはPN
接合部においてはアーク電流の増加などの問題として現
れる。
また、電子mW、特にコンピューターなどに用いられる
プリント配線基板などは、振動伝播の高速化の要求から
、低誘電率の基板が必要とされている。そのため、これ
らの樹脂材料であるポリアミノマレイミド樹脂も低誘電
性が必要となる。
そこで、最近では、ポリ7ミ/マレイミド甜脂の合成材
料であるビスマレイミド及ゾ多官能性アミンのどちらか
一方式いは両方共にフッ素原子が導入された77素系化
合物を用いて、含フッ素ポリアミノマレイミド衝脂を合
成する検討がなされている。
即ち、■特開昭63−193924号公報に開示されて
いるように、下記一般式 で表わされるビスマレイミドと、 下記一般式 で表わされるジアミンとを硬化して得られるポリアミノ
マレイミド樹脂が提案されている。
また、■特開昭63−22814号公報に開示されてい
るように、マレイミドとカルボキシル基末端1.4−ブ
タクエンとを反応しでできる熱硬化性樹脂組成物が提案
されでいる。
(c)発明が解決しようとする課邂 しかしながら、上記■及び■に示した硬化物は耐熱性、
低吸湿性及び低誘電性の総てにわたって優れているとい
うわけではなく、このため電子・電気産業界の要請に充
分に対応することができなかった。
本発明は、上記技術的課題を解決するために完成された
ものであって、分子中のフッ素含有量を向上させること
により、誘電率及び飽和吸湿率が共に極めて低く、しか
も耐熱性が優れる上、電気絶縁性の優れた含フッ素樹脂
組成物を提供することを目的とする。
(d)課題を解決するための手段 上記の目的を達成するために、本発明の含フッ素樹脂組
成物は、以下の構成を有するものである。
即ち、本願請求項1の含フッ素樹脂組成物は、下記一般
式(1) (式中、R1は であり、Dは2〜24@の炭素数をもっ2価のエチレン
性不飽和有機基である。) で2!されるペンタイミド、と一般式(II)H2N−
R2−NH2・・・ (If)(式中、R2は2価の含
フッ素芳香族性有機基であって、上記アミ7基は該有機
基R2の芳香環に結合している。) で示される二官能性アミン成分とを必須成分とすること
を特徴とする含フッ素樹脂組成物。
本H請求項2の含フッ素樹脂組成物は、請求項1に記載
の含フッ素樹脂組成物において、一般式(1)のDが−
CH=CH−で表わされる含フッ素ペンタマレイミrを
ペンタイミド成分とするものである。
本願請求項3の含フッ素樹脂組成物は、下記一般式(I
[[) (但し、式中R1は CF。
である。) で表わされるペンタアミンと、一般式(rV)(式中、
Dは2〜24aの炭素数をもっ2価のエチレン性不飽和
有機基であり、R1は2価の含フッ素芳香族性有機基で
ある。) で示されるビスイミドとを必須成分とするものである。
本願請求項4の含フッ素樹脂組成物は、本II!lI求
項3に記載の含フッ素樹脂組成物において、−般式(■
)のDが−qH=cH−で表わされる含フッ素ビスマレ
イミドをビスイミド成分とするものである。
本NIIII!求項5の含7ツ素樹脂岨成物は一般式(
■)で示されるペンタイミドと、一般式(I[I)で表
わされるペンタアミンを成分とするものである。
また、本II請求項6の含フッ素樹脂組成物は一般式(
1)で示されるペンタイミドのDが−CH=CH−で表
わされる含フッ素ペンタイミドを成分とするものである
つまり、本発明の含フッ素樹脂組成物は、その原料であ
る二官能性もしくは三官能性アミン及びビスイミドもし
くはペンタイミド誘導体の芳香環や主鎖に77素化アル
キル基を導入したものを混合、反応させることによって
得られる。
以下、本発明の詳細な説明する。
本願請求項1の含フッ素樹脂組成物において、その製造
原料の1種である、一般式(1)(式中、R1は チレン性不飽和有機基である。) で表されるペンタイミドは、本H請求項3に示した様な
一般式(I[[) (但し、式中R1は である。) で表わされるジアミンと、一般式(V)(式中、Dは2
〜24個の炭素原子をもつ2価のエチレン性不飽和有機
基である。) で表されるエチレン性不飽和のジカルボン酸無水物を反
応させることにより得られる。
また、一般式(V)で表わされるエチレン性不飽和ジカ
ルボン酸無水物としては、例えば無水マレイン酸、無水
シトラコン酸、無水イタコン酸、無水ジクロルマレイン
酸、或いはこれら化合物とノクロロノエンとのディール
スフルグー付txJ 物ft トの少なくとも1種が用
いられる。
ところで、上記一般式(Ill)で示される含7−/素
ペンタ7ミンと上記一般式(V)で示されるエチレン性
不飽和ジカルボン酸無水物を反応させで、−般式(1)
で示される含フッ素ペンタイミドを得る方法としては、
特に限定されるものではないが、具体的には、以下の方
法が採用される。
即ち、第1段階の反応で一般式(I[[)で示される含
フッ素ペンタアミンと上記一般式(V)で示されるエチ
レン性不飽和ジカルボン酸無水物を反応させて、下記一
般式(VI)で示される含フッ素アミド酸系化合物を得
る。
(但し、式中R5は チレン性不飽和有槻基である。) この第1段階の含フッ素7ミドW!系化合物を製造する
には特殊な技術や方法を要するものではなく、公知の方
法によって得られるのである。
具体的には、例えば上記一般式(II[)で示される含
フッ素ペンタアミンと上記一般式(V)で示されるエチ
レン性不飽和ジカルボン酸無水物を、両者の溶剤である
有機溶媒中で、室温下1〜2時間攪袢しながら反応させ
ればよいのである。
この場合において、通常、一般に眉いちれる溶剤として
は、ジメチルホルムアミV、ジメチルアセトアミド、N
−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、テトラヒ
ドロ7ラン、ノオキサン、アセトンなどが挙げられる。
次に、第2段階としては、上記第1段階で得られた含フ
ッ素7ミド酸系化合愉を脱水環化させて上記一般式(1
)で示される含フッ素ペンタイミドを生成させる。その
方法としてはUSP3018290号公報、USP30
18292号公報、USP3127414号公報などに
記載の公知の方法に準じて採用すれば良いのである。
即ち、無水物として無水酢酸をアミド酸基1モル当たり
1.05〜1.5モル用い、これに第3級アミン例えば
トリエチルアミンを7ミド酸基1モルに対して0.15
〜0.5毫ル添加し、更に触媒としてアミド酸基1モル
に対して0.5ないし0.05モルの酢酸ニッケルを加
え、アセトン中で行う方法である。
尚、本発明において、一般式(If)で示される含フッ
素ノアミンは、 H2N  R2N H2・−・ (II)(式中、R2
は2価の含フッ素芳香族性有機基であって、上記アミ7
基は該有機基R2の芳香環に結合している。) 一般に、この2官能性ノアミンは、これと対応するジニ
トロ体を合成し、このジニトロ体を適当な還元剤(例え
ば金属と酸による水素添加法、及びヒドラジン法)によ
って還元して製造することができる。
本発明において、一般式(II)で示される2官能性ア
ミン成分としては、例えば2,2−ビス[4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、
2,2−ビス[3−(3−アミノ−4−ヒドロキシ)フ
ェニル1ヘキサフルオロプロパン、2.2−ビス(4−
7ミ7フエニル)へキサフルオロプロパン、2,2−ビ
ス[3−7ミ/−4−メチルフェニル]ヘキサフルオロ
プロパン、2.2−ビス(4−(3−7ミノ7エ/キシ
)フェニル]へキサフルオロプロパン、1.3−ビス(
2−(4−7ミ/ベンジルオキシ)ヘキサフルオロイソ
プロピル1ベンゼン、1,4−ビス[2−(4−7ミノ
ペンノルオキシ)ヘキサフルオロイソプロピル1ベンゼ
ン等がある。
この中で、特に望ましい例としては2.2−ビス[4−
(3−7ミノフエノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプ
ロパン及び2,2−ビス[4−(4−7ミノフエノキシ
)フェニル1ヘキサフルオロプロパン等が挙げられる。
本発明の含フッ素樹脂組成物は、一般式(1)で表わさ
れるペンタイミドと、一般式(I[)で表わされる二官
能性アミン成分とを混合し、適当な溶剤に溶解して製造
することができる。
本発明において、一般式(1)で表わされるペンタイミ
ドと、一般式(I[)で表わされる二官能性アミン成分
との配合割合については、前者100重量部に対して、
後者を通常1〜1000重量部、好ましくは10〜25
0重量部の範囲で用いれば、本発明の目的とする耐熱性
、低吸湿性、低誘電性の付与された硬化物を得ることが
できる。
また、この硬化反応の際においで用いられる溶剤の例と
して、ジメチルホルム7ミド、ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシドなどが亭
げられる。
そして、本発明の含フッ素樹脂組成物において、その硬
化方法は、特に限定されるものではないが、この含フッ
素樹脂組成物を、温度100〜300℃で、0.5〜2
0時間加熱してマイケル付加反応をさせることにより充
分に硬化する。
この場合、イミダゾール等の触媒を用いることもできる
このようにして得られた硬化物は、耐熱性が高く、また
低吸湿性及び低誘電性を有しているなどの特徴が発現し
、大型コンピューター用基板材料等の用途に好適に用い
ることができるのである。
本願請求項2の含フッ素樹脂組成物は、一般式(I)で
示されるペンタイミドのDが−CH=CH−で表わされ
る含フッ素ペンタマレイミドをビスイミド成分とするも
のである。
即ち、本発明の含フッ素樹脂組成物のt77素ビスイミ
ド成分が、式(■)で表わされるものである。
(但し、式中R6は である、) このような含フッ素ペンタイミド成分は、対応する含フ
ッ素ペンタアミンと無水マレイン酸を上述の方法で同様
に反応させで得ることができる。
本願請求項3の含フッ素樹脂組成物は一般式(■)で示
されるペンタアミンと、一般式(IV)(式中、Dは2
〜24個の炭素数をもつ2価のエチレン性不飽和有機基
であり、R4は2価の含7ツ素芳昏族性有機基である。
) で表わされるビスイミドを成分とするものである。
本発明において、一般弐HV)で示される含77素ビス
イミドは、一般式(■) H2N −R4N H2・・・ (■)(式中、R1は
2価の含フッ素芳香族性有機基であって、上記アミノ基
は該有機基の芳香環に結合している。)で表される含フ
ッ素ジアミンと一般式(V)エチレン性不飽和有機基で
ある。) で表されるエチレン性不飽和のノカルボン酸無水物を反
応させることにより得られる。
また、一般式(V)で表わされるエチレン性不飽和ジカ
ルボン酸無水物としては、例えば無水マレイン酸、無水
シトラコン酸、無水イタフン酸、無水ジクロルマレイン
酸、或いはこれら化合物とククロロクエンとのディール
スアルグー付加物などの少なく、とも1種が用いられる
ところで、上記一般式(■)で示される含フッ素ジアミ
ンと上記一般式(V)で示されるエチレン性不飽和ジカ
ルボン酸無水物を反応させて、一般式(ff)で示され
る含7ツ稟ビスイミドを得る方法としては、特に限定さ
れるものではないが、具体的には、前記の請求項第1項
のペンタイミドの合成法に準する。
尚、一般式(■)で示される2官能性アミン成分として
は、例えば2.2−ビスE4−(4−7ミノフエノキシ
)フェニル1ヘキサフルオロプロパン、2.2−ビス[
3−(3−7ミ7−4−ヒドロキシ)フェニル1ヘキサ
フルオロプロパン、2,2−ビス(4−7ミ/フエニル
)へキサフルオロプロパン、2.2−ビス[3−7ミ/
−4−メチルフェニル1ヘキサフルオロプロパン、2,
2−ビス[4−(3−7ミ/7エ/キシ)フェニル1ヘ
キサフルオロプロパン、1.3−ビス[2−(4−7ミ
ノベンジルオキシ)ヘキサフルオロイソプロピル]ベン
ゼン、1.4−(2−(4−7ミノベンジルオキシ)ヘ
キサフルオロイソプロピル】ベンゼン等がある。
この中で、特に望ましい例としては2,2−ビス[4−
(3−7ミ/フエノキシ)フェニル1ヘキサフルオロプ
ロパン及び2.2−ビス[4−(4−7ミ/フエノキシ
)フェニル1へキサフルオロプロパン等が挙げられる。
本発明の含フッ素樹脂組成物は、一般式(1’V)で表
わされるビスイミドと、一般式(lI[)で衰わされる
アミン成分とを混合し、適当な溶剤に溶解してg/l′
1!Lすることができる。
本発明において、一般式(I[[)で衰わされるペンタ
アミンと、一般式(■)で表わされるビスイミド成分と
の配合割合については、前者100重1部に対して、後
者を通常1〜1000重量部、好ましくは10〜250
重量部の範囲で用いれば、本発明の目的とする耐熱性、
低吸湿性、低誘電性の付与された硬化物を得ることがで
きる。
また、この硬化反応の際において用いられる溶剤の例と
して、ツメチルホルムアミド、ツメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン、ツメチルスルホキシドなどが挙
げられる。
そして、本発明の含77素樹脂組成物において、その硬
化方法は、特に限定されるものではないが、この含フッ
素樹脂組成物を、温度100〜300℃で、0.5〜2
0時間加熱してマイケル付加反応をさせることにより充
分に硬化する。
この場合、イミダゾール等の触媒を用いることもできる
このようにして得られた硬化物は、耐熱性が高く、また
低吸湿性及び低誘電性を有しているなどの特徴が発現し
、大型コンピューター用基板材料等の用途に好適に用い
ることができるのである。
本願請求項4の含フッ素樹脂組成物は、一般式(■)で
示されるビスイミドDが−CH=CH−で表わされる含
フッ素ビスイミドをビスイミド成分とするものである。
即ち、本発明の含フッ素樹脂組成物の含フッ素ビスイミ
ド成分が、一般式(ff)で表わされるものである。
る。) このような含フッ稟ビスイミド成分は、対応する含フッ
素ノアミンと無水マレイン酸を上述の方法と同様に反応
させて得ることができる。
本ll1ll!求項5の含フッ素樹脂組成物は一般式(
■)で示されるペンタイミドと、一般式(I[I”lで
表わされるペンタアミンを必須成分とするものである。
このように構成すると、架橋部位が多く含まれた耐熱性
の高い硬化物を得ることができるのである。
また、本m求項6の含フッ素m脂組成物は、−般式(1
)で示されるペンタイミrのDが−CH=CH−で表わ
される含フッ素ペンタイミド、即ち一般式(■)で表さ
れる成分を必須成分とするものである。
このように構成すると、架橋部位が多く含まれた耐熱性
の高い硬化物を得ることができるのである。
(e)作用 本発明の含フッ素樹脂組成物は、上記構成を有し、この
硬化物は低誘電率で、且つ低@湿率であり、しかも耐熱
性や電気特性が優れるのである。
この詳細な理由は明確ではないが、分子中に77素原子
を導入して分子中の77素含量が増加することにより、
C−F結合による電子分極率が低下し、このため誘電率
が着しく低下するものと解される。
又、このように分子中に77素原子が導入されることに
より、撥水性が高くなり、このため吸湿率が著しく低下
したものと解される。
更に、77稟原子は水素原子より大きく、分子中にフッ
素原子が導入されることによって立体障害が生じ、この
ため高分子の三次元架橋構造が強固になって耐熱性が向
上したものと解される。
(f)実施例 以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
合成例1 以下に、一般式(■)で示される含フッ素ペンタイミド
の合成例を示すが、合成例はここに記載した方法に何ら
限定されるものではない。
(但し、式中R6は である、) t7ツlEへ7タ7 ミン(10,3g、  10mm
ojりをアセトン(50sN)に溶解し、これを無水マ
レイン酸(5,9g、60−鎗o1)のアセトン(50
腸1)WI液に徐々に滴下し、1〜2時間攪袢すること
によりてアミド酸を得た。この7ミド酸溶液に、Co(
OA c)z ・4 H20(1、0g)、Mg0(0
,300g)、及び無水酢酸(12g、  120 s
mol)加えて50〜60℃で2時間反応させた。
反m溶液を水中に注ぎ、得られたビスマレイミドの黄色
結晶物をろ取し、よく水洗した後、乾燥し、一般式(■
)で示されるビスマレイミドを9゜2g得た。
実施例1 一般式(■)で示された含77素ペンタマレイミドと2
.2−ビス[4−(4−7ミノ7ヱノキシ)7エ二ルJ
ヘキサフルオロプロパン(10−−ol)ラミ合し、N
MPに溶解し、重量濃度30%の溶液とした。
この溶液をガラス板上に流延塗工し、120℃で1時間
、250℃で14#間加熱硬化したところ、厚さ50μ
鶴の均一なフィルムを得ることができた。
このフィルムをがラス板上から剥がし、誘電率及1@湿
率を冒べた。
その結果を第1表に示す。
実施例2〜7 第1表に示す二官能性アミンとペンタイミドを用い、実
施例1と同じ条件で硬化させた。
その特性結果を第1表に示す。
実施例8 一般式(■)で示される含フッ素ペンタアミン(10m
mo7)とN、N’−ビス(4−(4−7ミノ7エ/キ
シ)フェニル]ヘキサフルオロプロパンビスイミド(1
0msof)を混合し、NMPに溶解し、重量濃度30
96の溶液とした。
この溶液をガラス板上に流電塗工し、120℃で1時間
、250℃で14時間加熱硬化したところ、厚さ50μ
−の均一なフィルムを得ることができた。
このフィルムをがラス板上から剥がし、誘電率及び吸湿
率を調べた。
その結果を#11衰に示す。
実施例9〜14 第1表に示す含フッ素ペンタアミンとビスイミドを用い
、実施例1と同じ条件で硬化させた。
その特性結果を第1!!に示す。
第1表において、吸湿率(飽和吸湿率)の測定法は、含
フッ素ポリイミドフィルムを50℃の熱風乾燥機中で2
4時間乾燥させ、これを10cmX10cmの大きさに
切断して秤量した後、25℃、相対湿度80%に湿度調
整されたデシケータ−内に24時間放置して秤量し、重
量変化から求める方法を採用した。
尚、参考の為50μ駿の厚みのポリエステルフィルム(
ポリエチレンテレフタレートフィルム)の飽和吸湿率に
ついて上記と同様にしで調べた結果は0.5%であった
実施例15 一般式(■)で示される含フッ素ペンタマレイミド10
m5olと一般式(I[l)で示される含フッ素ペンタ
アミン5−−olを混合し、NMPに溶解し、重量濃度
30%の溶液とした。
以下、実施例1と同様にしで得たフィルムの誘電率及び
吸湿率、耐熱性(ガラス転移温度、5%加熱減量温度)
を調べた。その結果、ガラス転移温度268℃、5%加
熱減量温度492℃、誘電率2.78、#Ii湿率0.
31%であった。
比較例I N、N−ノフェニルメタンビスマレイミト100−■o
t’トシアミ7ジフェニルメタン50 smokヲa合
し、NMPに溶解し、重量濃度30%の溶液とした。
以下、実施例1と同様にして、耐熱性(fラス転移温度
、5%加熱減量温度)、誘電率及び吸湿率を調べた。そ
の結果、ガラス転移温度224℃、5%加熱減量温度3
79℃、誘電率3.7、吸湿率1.4%であった。
第1表に示す結果より、各実施例のものは各比較例のも
のに比べて、誘電率が低下する上、低吸湿性が至極優れ
るのであり、しがも耐熱性も良好であることが認められ
る。
(g)発明の効果 本発明の含フッ素樹脂組成物は、特定の含フッ素アミン
と特定の含フッ素イミドを必須成分とするものであり、
これを硬化した硬化物中の7ツ素含有量が大であり、そ
の結果、誘電率が著しく低下するのであり、しかも、こ
の硬化物は耐熱性が至極優れる上、rI!i湿性が昔し
く低く、これらの結果、電気・電子産業界用の電気材料
として極めて有用である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼…………( I ) (式中、R_1は ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、Dは2〜24個の炭素数をもつ2価のエチレン
    性不飽和有機基である。) で表されるペンタイミド、と一般式(II) H_2N−R_2−NH_2…(II) (式中、R_2は2価の含フッ素芳香族性有機基であっ
    て、上記アミノ基は該有機基R_2の芳香環に結合して
    いる。) で示される二官能性アミン成分とを必須成分とすること
    を特徴とする含フッ素樹脂組成物。
  2. (2)請求項1に記載の含フッ素樹脂組成物において、
    一般式( I )のDが−CH=CH−で表わされる含フ
    ッ素ペンタマレイミドをペンタイミド成分とする含フッ
    素樹脂組成物。
  3. (3)下記一般式(III) ▲数式、化学式、表等があります▼…………(III) (但し、式中R_3は ▲数式、化学式、表等があります▼ である。) で表わされるペンタアミンと、一般式(IV)▲数式、化
    学式、表等があります▼…………(IV) (式中、Dは2〜24個の炭素数をもつ2価のエチレン
    性不飽和有機基であり、R_4は2価の含フッ素芳香族
    性有機基である。) で示されるビスイミドとを必須成分とすることを特徴と
    する含フッ素樹脂組成物。
  4. (4)請求項3に記載の含フッ素樹脂組成物において、
    一般式(IV)のDが−CH=CH−で表わされる含フッ
    素ビスマレイミドをビスイミド成分とする含フッ素樹脂
    組成物。
  5. (5)一般式( I )で表わされるペンタイミドと、一
    般式(III)で表わされるペンタアミンとを必須成分と
    することを特徴とする含フッ素樹脂組成物。
  6. (6)請求項5に記載の含フッ素樹脂組成物において、
    一般式( I )のDが−CH=CH−で表わされるペン
    タマレイミドをペンタイミド成分とする含フッ素樹脂組
    成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015193628A (ja) * 2014-03-28 2015-11-05 新日鉄住金化学株式会社 ビスマレイミド化合物、それを含む組成物、及び硬化物
CN115611753A (zh) * 2022-05-12 2023-01-17 深圳先进电子材料国际创新研究院 二胺化合物及其制备方法、聚酰亚胺前体、聚酰亚胺薄膜及其应用

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