JPH04160364A - 動物オステオカルシンの測定方法 - Google Patents

動物オステオカルシンの測定方法

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JPH04160364A
JPH04160364A JP28418890A JP28418890A JPH04160364A JP H04160364 A JPH04160364 A JP H04160364A JP 28418890 A JP28418890 A JP 28418890A JP 28418890 A JP28418890 A JP 28418890A JP H04160364 A JPH04160364 A JP H04160364A
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osteocalcin
animal
amino acid
acid sequence
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JP28418890A
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Kenji Hosoda
細田 健治
Hitomi Honda
本田 仁美
Hiroshi Eguchi
広志 江口
Takaaki Kubota
窪田 貴明
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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  • Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は動物オステオカルシンの測定方法及び動物オス
テオカルシンのN末端側のアミノ酸配列等に特異的な認
識部位を有する抗体に関する。
(ロ)従来技術 オステオカルシンは、bone gla protei
n (BGP)と称される、ビタミンに依存性の骨カル
シウム結合性タンパクである。殊にヒト・オステオカル
シンは5800の分子量を有し、49のアミノ酸より構
成されている比較的小さいタンパクである。
このタンパクは、オステオブラスト(骨芽味)から産生
され、骨の非コラーゲンタンパクの構成成分の約20%
を占めている。このタンパクにはγ−earbOX31
gJ’i+tamie acid residles 
(Gla)があり、ハイドロキシアパタイトと強いアフ
イニテイがあり、それゆえに骨マトリックス形成に重要
な役割を有しているものと推定されている。
このオステオカルシンは、最初ニワトリ及び牛の骨から
見い出された(Proc、 Nat、 Aead、 S
ci。
USA Voi、 72. No、10 pp3925
−3929 (October 1975)及び同Vo
1.73. No、5. pp1447−1451 (
May 1976)]。
次いでヒト・オステオカルシンが分離されそのアミノ酸
配列も決定された[The Jour@at ofBi
ological Chemistry Vol、25
5.  No、18.  pp868’r8691 (
1980)]。この文献には、ヒト・オステオカルシン
のアミノ酸配列がウシ(Calf)及びメカジキ(Sw
ordfishlのオステオカルシンのアミノ酸配列と
対比して示され、これらのオステオカルシンはかなり類
似した構造であることが示されている。
一方、ヒト・オステオカルシンやその他の動物のオステ
オカルシンについては、下記の報告がなされている。
ヒト・オステオカルシンの測定法は、以下の通りである
(1) Proc、 Natl、 Acad、 Set
、 USA Vol、77、 No、4゜pp2234
−2238 (1980);P、A、 Pr1ceらは
、この文献において、ウシ・オステオカルシンに対する
ウサギ抗体を用いてラジオイムノアッセイ法によるヒト
プラズマ中のヒト・オステオカルシンの測定について報
告し、このウサギ抗体は、ウシ・オステオカルシンのC
末端領域を認識していることも報告している。    
− (2) J、Cl1n、  Invest、 Vol、
66、  pp878−883 (1980) :P、
A、 Pr1ceらは、この文献において、前記文献と
同様にウシ・オステオカルシンに対するウサギ抗体を用
いて、ラジオイムノアッセイ法により、ヒトプラズマ中
のヒト・オステオカルシンを測定し、骨の病気の患者は
、健常人と比べてオステオカルシン量が増加しているこ
とを認めている。
(3) J、 Cl1n、  Invest、 Vol
、71.  pp1316−1321+1983) ; P、D、 Delmasらは、この文献において、女性
の年令とオステオカルシンの量の関係を調べ、年令の増
加と共にオステオカルシンの増加が認められることを示
している。この文献においては、ヒト・オステオカルシ
ンの測定は、前記(1)のP、A、 Pr1ceらと同
じウサギ抗体を使用する方法で行ったことが記載されて
いる。
(4) Bone 6.9−13 (1985):B、
D、 Catherwoodら、健常人における年令と
オステオカルシンの量について調べ、年令の増加と共に
少しずつ減少していることを報告している。そしてこの
文献の方法では、ヒト・オステオカルシンのC末端の3
7〜49のアミノ酸配列のペプチドを合成し、このペプ
チドを用いて抗体を調製し、得られた抗体を利用して競
合法によるラジオイムノアッセイにより、ヒト・オステ
オカルシンを測定している。
(5)日本特許公開昭63−209596号及び量子1
−160493号公報; これらの特許公報には、ウシのオステオカルシンに対す
るいくつかのモノクローナル抗体及びその利用について
記載され、殊にC末端45(Phe)〜49 (Vat
)を認識するモノクローナル抗体及び中間のアミノ酸領
域21 (Glee〜30 (Asp)を認識するモノ
クローナル抗体を用いて、サンドイッチ法によるヒト・
オステオカルシンの測定方法について記載されている。
したがって、この方法も、ウシとヒトのオステオカルシ
ンの共通アミノ酸配列を利用して、ウシ・オステオカル
シンに対する抗体を用いて測定系を構成し、ヒトの血中
系の測定系を行っていることになる。
また、ラット・オステオカルシンの測定に関しては、文
献的には、はとんど報告がない力釈次の記載が最近ある
(6) Endocrinology、 1990 A
ug、127(2)、 p588−94゜M、S、 N
anesらは、C末端側のBGPペプチドを免疫して得
られた抗体により競合法を用いたRIAを構成している
上記のアプローチは、大きく2つに分けられる。
1つは、測定を目的とした例えば、ヒト・オステオカル
シンに対して、構造の類似したウシ・オステオカルシン
を免疫して得られた抗体を用いて測定する。またもう一
方は、オステオカルシンの1部分を合成し、それに対す
る抗体を作成し、これを用いて測定系を組むことである
後者を、さらに進歩させるアプローチとして、我々はオ
ステオカルシン構造特異的な測定法を出願したく国際出
願PCT/JP90100155号)。すなわち、ヒト
の完全分子オステオカルシン、またフラグメント分子オ
ステオカルシンの測定系をN末端側1〜20残基のアミ
ノ酸配列、C末端側36〜49残基のアミノ酸配列の合
成ペプチドを作成し、それらの抗体を用いて非常にヒト
分子特異性の高い測定系を構成した。
(ハ)発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の測定法を構成する技術では、以下
のような問題をかかえていた。すなわち、オステオカル
シンはGla残基が存在し、このGla残基は、容易に
合成しないことである。Glaは、ヒト・オステオカル
シン分子には21.24位に、他の動物のオステオカル
シン分子には17.21.24位にあり、主にN末端側
のアミノ酸配列中に存在する。このGlaは、Caをキ
レートし、本来のオステオカルシンの生理活性の主役を
担い、しかもオステオカルシン自体の立体構造に大きく
寄与するといわれている。それゆえに、従来のオステオ
カルシン測定系のアプローチのペプチド合成技術では、
このN末端部分の合成を行っていなかった。なぜなら、
Gla基を合成えず他のアミノ酸で置換してしまえば、
大きく立体構造が異なる危険が考えられた。
従来の技術の中では、前述のように唯一、本発明者らが
、ヒトのN末端側1〜20残基のアミノ酸配列(以下、
rN1〜20残基」という)の合成ペプチドを用いてヒ
ト・オステオカルシンに対する反応性の高い測定系を構
成しているにすぎながった。しかしながら、ヒト分子や
他の動物分子を、抗体を用いて種特異的な測定系を構成
しようとする場合、オステオカルシンのN末端は非常に
魅力的なアミノ酸配列をしている。なぜならば、最も種
間のアミノ酸配列が異なる部分がN末端だからである。
また、オステオカルシンN末端に対する抗体とC末端に
対する抗体を用いて、オステオカルシンを免疫学的には
さむことによりのみ、完全分子型オステオカルシンを測
定しうろことになる。
その点でも種特異的なN末端側のアミノ酸配列中に認識
部位を有する抗体を得ることは、種特異的な測定におい
てその意義が大きい。
仁)課題を解決するための手段 そこで、本発明者らは、かかる従来技術の課題を鑑みて
、鋭意研究した結果、ヒト・オステオカルシンのN末端
側1〜25残基のアミノ酸配列において21Gla 、
 ”GlaをいずれもGluにおきかえたペプチドを合
成し、また、他の動物オステオカルシンノアミノ酸配列
では、17Gla、”Gla、   ’”Glaをそれ
ぞれGluにおきがえてペプチドを合成し、これらを抗
原(免疫源)として動物に免疫 ′して得られた抗体が
それぞれのオステオカルシンを種特異的に認識すること
、及びそれらの抗体を用いることにより、ヒト・オステ
オカルシンや他の動物のオステオカルシンをそれぞれ高
感度に測定することができることを知見して本発明に到
達したものである。
すなわち本発明は、サンドイッチ法による免疫学的測定
方法において、固相抗体と標識抗体のいずれか一方の抗
体として動物オステオカルシンのN末端側のアミノ酸配
列領域中に特異的な認識部位を有する抗体(N末端抗体
)を用い、他方の抗体として動物゛由来オステオカルシ
ンのC末端側のアミノ酸配列領域中に特異的な認識部位
を有する抗体(C末端抗体)を用いることを特徴とする
測定方法である。
また本発明は、免疫学的測定方法において抗体として動
物オステオカルシンのN末端側アミノ′酸配列領域中を
特異的に認識する抗体(N末端抗体)を用いることを特
徴とする測定方法である。
さらにまた本発明は、動物オステオカルシンのGla残
基がGlu残基でおきかえられているN末端側1〜20
残基のアミノ酸配列領域中に特異的な認識部位を有する
抗体、 動物オステオカルシンのGla残基がGltl残基でお
きかえられているN末端側1〜25残基のアミノ酸配列
領域中に特異的な認識部位を有する抗体、及び 動物オステオカルシンのC末端側の36〜49又は36
〜50残基のアミノ酸配列領域中に特異的な認識部位を
有する抗体である。
本発明において動物オステオカルシンとはヒトを含むう
′ット、マウス等のオステオカルシンをいい、かかる動
物オステオカルシンのGla残基がG11残基でおきか
えられているN末端側1〜20残基のアミノ酸配列領域
中に特異的な認識部位を有する抗体としては、例えば第
2図に示されたN末端側1〜20残基のアミノ酸配列領
域中に特異的な認識部位を有するラット・オステオカル
シンや、マウス・オステオカルシンに対する抗体が、ま
た同様にN末端側1〜25残基のアミノ酸配列領域中に
特異的な認識部位を有する抗体としては、例えば第1図
、第3図に示されなN末端側1〜25残基のアミノ酸配
列領域中に特異的な認識部位を有するヒト・オステオカ
ルシン、ラット・オステオカルシンやマウス・オステオ
カルシンに対する抗体が、さらにまたかかる動物オステ
オカルシンのC末端側36〜50残基のアミノ酸配列領
域中に特異的な認識部位を有する抗体としては、例えば
第4図及び第9図に示されたC末端側43〜50残基の
アミノ酸配列領域中、又は同43〜49残基のアミノ酸
配列領域中に特異的な認識部位を有するラット・オステ
オカルシンおよびヒト・オステオカルシンや、マウス・
オステオカルシンに対する抗体があげられる。 次に、
例えば本発明の動物オステオカルシンのN末端側のアミ
ノ酸配列領域中等に特異的な認識部位を有する抗体を作
成する具体的方法について説明する。
A、抗原の作成 抗原としては、ヒト・オステオカルシンを含む動物オス
テオカルシンや酵素的に切断して得られる動物オステオ
カルシンのアミノ酸配列を有するペプチド、あるいは合
成ペプチドを用いることができるが、ここでは、■ヒト
N末端1〜25残基Glu変換ペプチド(HOst −
N(25))■ラットN末端1〜20残基Glu変換ペ
プチド(ROst−N(20)l及び■ラットN末端1
〜25残基Glu変換ペプチド(ROst−N(25)
)について説明する。
11  N末端ペプチド■、■、■の合成ヒトおよび他
の動物オステオカルシンのGlu変換配列のN末端に、
各々システィンを加えたアミノ酸配列を、第1〜3図に
各々示した。ABI社ペプチド合成機を用いてこれらの
ペプチドを合成しな。
以下これらのペプチドをHo5t −N25. ROs
t −N20. ROst−N25と略称する。なお以
下の操作により抗体を作成する力釈抗原としてのオステ
オカルシンと結合しうる範囲内であれば、上記の免疫源
としてのアミノ酸配列の変更は許容される。
2) 抗原<H+)St −NI25)、 ROst 
−Nf20)。
ROst  N(25)lの作成 1)で得られた3種のペプチドを免疫源とする方法は、
以下の3通りが考えられる。■Pvpなどの合成高分子
との物理的混合(合成高分子への吸着)、■キャリヤ蛋
白(KLH又はBSA等)との化学結合、あるいは■リ
ポソーム、菌体等の粒子との結合(物理吸着又は化学的
結合)がある。
3) 免疫方法〈抗体の作成) 上記2)で調製した免疫源を動物(羊、山羊。
兎、ラット、マウス又はトリ等)に免疫する、免疫に際
してはフロイント完全アジュバントやフロイント不完全
アジュバント、Al(OH)3等が用いられる。抗体価
上昇後、抗体を含んだ血清を採取し、抗体を精製する。
また、モノクローナル抗体の採取の場合には、抗原を適
当な動物に免疫しく例えばマウス、ラット、ウサギ等)
、抗原刺激リンパ球を得、細胞融合を行い、クローン化
ハイブリドーマを取得し、モノクローナル抗体を採取す
る。
また、本発明のモノクローナル抗体を用いて、免疫学的
方法によりヒトを含む動物オステオカルシン又はそのフ
ラグメントを特異的かつ恐度よく測定することができる
例えば、EIAとしては「酵素免疫測定法」く第2版、
石川栄治他著、医学書院1982)などに記載されてい
るそれ自体公知の方法を用いることができる。サイドイ
ッチ法及び競合法によるEIAが代表的例である。
サイドイッチ法によるEIAでは、ヒトを含む動物オス
テオカルシンに対する一方の工程く第1抗体)を適当な
不溶性担体く例えばプラスチック容器〉に固定化する(
以下これを“固相抗体“′という)。ついで不溶性担体
と測定しようとする試薬又は検体試料との非特異的結合
を避けるために適当な物質(例えば牛血清アルブミン)
で不溶性担体の表面を被覆する。
このようにして得られた第1抗体が固定化された不溶性
担体を検体試料と一定時間及び温度で接触させ反応させ
る。この間に固相抗体く第1抗体)と検体試料中のヒト
を含む動物オステオカルシンが結合する。ついで適当な
洗浄液で洗った後、適当な標識物質(例えば酵素〉で標
識したヒト・オステオカルシンに対する他方の抗体(第
2抗体)の溶液〈例えば水溶液)を不溶性担体における
固相抗体に結合したヒトを含む動物オステオカルシンと
一定時間及び温度で接触させ第2抗体と反応させる。こ
れを適当な洗浄液で洗い、次いで不溶性担体上の固相抗
体とヒトを含む動物オステオカルシンを介して結合して
存在する鏑2抗体に標識された標識物質の量を測定する
なお上記反応は、固相抗体、標識抗体及びヒトを含む動
物オステオカルシンを含有する検体試料を同時に混合し
、一定時間及び温度でこれら三者を同時に接触させて反
応させることもできる。
かくしてその値から検体試料中のヒトを含む動物オステ
オカルシンの量を算出することができる。
通常、サンドイッチ法では、第1抗体と第2抗体とが互
いに結合部位の異なる抗体を組合せて用いられるが、本
発明の実施例で示すごとく、同一のポリクローナル抗体
を用いた場合でも驚くべき高感度で測定系が構成できる
(フラグメントサンドイッチ測定系〉。
競合法としては、例えば固相に固定した抗原と測定すべ
き抗原と叫対し一定量の標識抗体を競争的に反応させて
固相抗原・標識抗体複合体を形成せしめ、洗浄操作の後
固相に結合した標識抗体の標識物質の量を測定する方法
や、固相に抗体を固定し標識抗原と測定すべき抗原とを
競争的に反応させて固相抗体・標識抗原複合体を形成せ
しめ、洗浄操作の後固相に結合した標識抗原の標識物質
の量を測定する方法が挙げられる。
サンドイッチ法及び競合法のそれぞれにおいて、抗体を
IgGに限らずペプシンで消化して得られなF(ab’
12、F(ab’)2を還元して得られたFab’及び
抗体をパパインで消化して得られなFabなとの、抗原
に結合する抗体フラグメントを抗体として、また、これ
らを標識して標識抗体として使用することができる。
また、本発明においてヒトを含む動物オステオカルシン
としては完全分子型のヒトを含む動物オステオカルシン
のみならず、そのフラグメントであるN末端領域を有す
るペプチドをも含む測定系が可能である。
本発明のヒトを含む動物オステオカルシンの免疫学的測
定方法等に使用される不溶性担体としては、例えばポリ
スチレン、ポリエチレン、ボリプtVピレン、ポリエス
テル、ポリアクリロニトリル、弗素樹脂、架橋デキスト
ラン、ポリサッカライドなどの高分子、その他紙、ガラ
ス、金属、アガロース及びこれらの組合せなどを例示す
ることができる。
また不溶性担体の形状としては、例えばトレイ状、球状
、繊維状、棒状、盤状、容器状、セル、試験管などの種
々の形状であることができる。
また、標識抗体の標識物質としては、酵素、蛍光物質、
発光物質及び放射性物質等を使用するのが有利で−ある
。酵素としては、ペルオキシダーゼ。
アルカリフォスファターゼ、β−D−ガラクトシダーゼ
、蛍光物質としてはフルオレッセインインチオシアネー
ト、フィコビリプロティン等、発光物質としてはインル
シノール、ルシゲニン等、そして放射性物質としては1
25i 、  131J 、 14c。
3H等を用いることができるが、これらは例示したもの
に限らず、免疫学的測定法に使用し得るものであれば、
他のものでも使用できる。
標識物質が酵素である場合には、その活性を測定するた
めに基質、必要により発色剤が用いられる。
酵素としてペルオキシダーゼを用いる場合には、基質と
してH2O2を用い、発色剤として2.2′−アジノジ
−[3−エチルベンズチアゾリンスルホン酸]アンモニ
ウム塩(ABTS)、5−アミノサリチル酸、0−フェ
ニレンジアミン、4−アミノアンチピリン、3.3’、
5.5″−テトラメチルベンジジン等、酵素にアルカリ
フォスファターゼを用いる場合は基質として0−ニトロ
フェニルフォスフェート等、酵素にβ−D−ガラクトシ
ダーゼを用いる場合は基質としてフルオレセイン−ジー
(β−D−ガラクトピラノシド)、4−メチルウンベリ
フェリル−β−D−ガラクトピラノシド等を用いること
ができる。
′本発明においては、検体として例えば血清、血漿、尿
またはこれらの同等物を用いることができる。
本発明の測定方法は前述のとおりであるが、がかる測定
方法を実施する際の測定試薬及び測定用のキットを、前
記した測定方法におけるそれぞれの抗体及びそのフラグ
メントの組合せを使用した固相抗体及び標識抗体を基本
として構成できる。
すなわち、測定試薬は前記それぞれの測定方法における
固相抗体及び/または標識抗体とからなる。また測定用
のキットは、これら測定試薬と、更に必要な溶解剤;洗
浄剤;酵素を標識物質として用いる場合には基質及び反
応停止剤等からなる。
本発明の抗体又はそのフラグメントは、本発明の測定方
法、更には上記測定試薬及び測定用のキットに限らず、
当該抗体等を好ましくは固相上に結合して、動物オステ
オカルシンの分離精製や免疫吸着体として用いることが
できる。
(ホ)発明の効果 本発明の抗体は、ヒトを含む動物オステオカルシンに対
してそれぞれ特異的に結合する。従って、この抗体を用
いることにより、ヒト・オステオカルシン、ラット・オ
ステオカルシン等と高特異的。
高感度に測定することが可能となり、これらの測定をす
ることにより前者はヒトの骨代謝系の異常疾患の診断・
治療に、また後者は骨代謝系の薬剤開発において病態モ
デルとしてよく用いられるラット等の治療薬効果判定等
に有用に用いられる。
以下、実施例によって本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 (ラット・オステオカルシンN末端側1〜2
0残基のアミノ酸配列領域中に認識部位を有するポリク
ラローナル抗体の作成) (A)ラット・オステオカルシンN末端側1〜20残基
のペプチドの合成 ラット・オステオカルシンのN末端側に特異的なアミノ
酸配列1〜20残基及び21残基目にシスティンを入れ
た、第2図で示すペプチドを合成した。
合成についてはABI社ペジペプチド合成機いた。ペプ
チドの名称をROst −N (20)とした。
(B)抗原(ROst −N、(20)とキャリヤータ
ンパクの結合体)の作成 キーホール リンペット ヘモシアニン(LKH)をキ
ャリヤータンパクとし、N−(m−マレイミド安息香酸
)−N−サクシンイミドエステル(MBS)によりKL
HをMBS化した。一方、ROst −N(20)を2
−メルカプトエタノールによりSH基をフリーにし、M
BS([:、KL)(にROst−N (20)を滴下
しながら反応溶液をpH6,0〜6.5に保ちつつ反応
させた。3時間反応後、透析し、得られた生成物を抗原
として用いた。
(C)ポリクローナル抗体の作成 ROst −N(20)のKLH結合体を500 μg
 、/ 1shotにて家兎に免疫をしな。
2週間間隔で6回免疫後、抗体価が上昇したため採血を
し、抗体をプロティンA −5epharoseで精製
し、目的とする抗体を得な。
実施例2(ラット・オステオカルシンC末端側43〜5
0残基のアミノ酸配列領域中に認識部位を有するポリク
ローナル抗体の作成)(A)ラット・オステオカルシン
C末端側43〜50残基のペプチドの合成 ラット・オステオカルシンのC末端側に特異的なアミノ
酸配列43〜50残基を有する第4図で示すペプチドを
ABI社ペジペプチド合成機いて合成した。このペプチ
ドの名称をROst−C(8)とした。
(B)抗原<ROst−C(8)とキャリヤータンパク
の結合体)の作成 ROst −C(8)とKLHとを同重量ずつ結合し、
カルボジイミド(DCC)を反応させ、ROst −C
(8)とKL)Iの結合体を作成した。
得られた生成物をHPLCのゲル濾過を用いて生成した
(Clポリクローナル抗体の作成 ROst −C(8)のKLH結合体を、500μg/
l 5hotにて家兎に免疫した。以後は実施例1と同
様にして、目的とする抗体を得た。
実施例3(ラット・オステオカルシンN末端側1〜25
残基のアミノ酸配列領域中に認識部位を有するポリクロ
ーナル抗体の作成)(A)ラット・オステオカルシンN
末端側1〜25残基のペプチドの合成 ラット・オステオカルシンのN末端側に特異的なアミノ
酸配列1〜25残基および26残基目にシスティンを入
れた、第3図で示すペプチドを合成した。
合成についてはABI社ペジペプチド合成機いた。この
ペプチドの名称をROst −N(25)とした。
(B)抗原(ROst −NO25) ヤリャータンパ
クの結合体)の作成 KLHをキャリヤータンパクとし、MBSによりMBS
化した。一方ROst −N(25)を2−メルカプト
エタノールによりSH基をフリーにし、BMS化KLH
にROgt −N (25)を滴下しながら反応溶液を
pH6,0〜6,5に保ちつつ反応させた。3時間反応
後、透析し、得られた生成物を抗原として用いた。
(C)ポリクローナル抗体の作成 ROst−N(25+<7)KLH結合体を500.u
g/1shotにて家兎に免疫しな。
2週間間隔で6回′免疫後、抗体価が上昇したため採血
をし、抗体をプロティンA −5epharoseで精
製し、目的とする抗体を得な。
実施例4(完全ラット・・オステオカルシン測定系の構
成〉 (A)抗ROst−C(8)抗体(F(ab’)2のH
RP標識化; 前記実施例2により得られた抗ROst −C(8)抗
体の2.0mg/mlのPBS溶液溶液1仁lIMの酢
酸緩衝液(pH4゜21100μgと、40Mgのペア
シンを20Mgの同緩衝液に溶解して加え、37℃、4
時間反応させた。反応終了後、PBSにて平衡化したセ
ファデックス025カラム(φ2 am X 45cm
 )を用いて分離しP(ab’)2を採取した。
得られた抗ROst  C(8) F(ab’ +2の
1 my / mm101OIリン酸0.15M  N
a1l (pH7,4)溶液2mlに、MBSIO■/
mlの濃度のジメチルホルムアミド溶液50μmを添加
し、25℃の温度で300分間反応せた。次いでセファ
デックスG−25を充填したカラムを用い、0.1Mリ
ン酸M衝液<0.1MPB)(p)16.0)でゲル濾
過を行い、マレイミド化抗体と未反応MBSとを分離し
た。
一方、HRPの10mg / mlの0.1 MPH(
p)16.5)溶液2mlにS−アセチルメルカプト無
水コハク酸の60■/ mlジメチルホルムアミド溶液
120μmlを加え、25℃で2時間反応させた。次に
0.1Mトリス−塩酸緩衝液<pH7,0)を8(10
μl 、0.1 MEDTA160 、tcJ! 、1
Mヒドロキシルアミン1.6mMを加え、0℃で4分間
反応させた。その後、反応液をコロジオンバッグに入れ
、0.1 MPB <pH6,o)、5m MEDTA
含有溶液を用いて、4℃で3日間透析し、チオール化H
RPを得た。
次に、マレイミド化抗体2■とチオール化HRP4■と
を混合し、コロジオンバッグを用いて水冷下に4〜10
■/ mlの蛋白濃度になるまで濃縮し、15〜20℃
で一夜放置した。その液を、ウルトロゲルACA44(
LKB社)を充填したカラムでゲル濾過し、HRP[識
抗ROst −C(8J F(ablzを得た。
(B)抗体固定化ビーズの調製: ポリスチレン製ビーズ(直径6mm>をよく洗浄してか
ら、抗ROst −N(20)及び抗ROst −N(
25)抗体の20Mg / mlの濃度を有するPBS
溶液中に4℃の温度で1昼夜放置した後、PBSで洗浄
し、1%牛血清アルブミン(BSA)のPBS溶液中に
、4℃の温度で1昼夜放置してポストコーティング処理
をして、抗ROst −N(120) 、抗ROst 
−N(25)抗体固定化ビーズを得た。
(C)測定系の構成; (B)で調製した、抗ROst −N(20)抗体固体
化ビーズ1個とくオクタワラY、 Biomedica
lRisearch Vol、2. p442−446
. 1981)に準じて精製したラット・オステオカル
シン(標準物質)を0〜10ng/mlの範囲で含有す
る1%BSA含有0.05M  TBS (pH8,0
) 200μgと(A)で作成したHRP標準抗体の1
%BSA含有0.05M  TBS(pH8,0)溶液
200μρとを試験管に添加して、25℃の温度で2時
間インキュベートした。次に試験管内の溶液を吸引除去
した後、0.05M  TBS<pH8,0)で線状し
てから、3.3’ 、 5.5’ −テトラメチルベン
ジン塩酸塩0.02%H2O22,5mMを含有する0
、1Mリン酸/クエン酸緩衝液(pH4j)を0゜4m
1ずつ各試験管に加え、25℃の温度で300分間反応
せた後、反応停止剤としてIN硫酸水溶液を1m1ずつ
加えて酵素反応を停止させた。次いで、この溶液を分光
光度計を用いて450nmの波長における吸収強度を測
定し、これを標準物質濃度0〜10ng/mlに対応し
てプロットすることにより検量線を作成した。(第5図
) 実施例5(完全ラット・オステオカルシン及びフラグメ
ントラット・オステオカルシンの合計量の測定系の構成
) +A+サンドイッチ法 実施例4(B)で調製した抗ROst −N(25)抗
体を固定したビーズと、前記実施例1で作成した抗RO
st −N (20)抗体を実施例4(A)の方法と同
様にして調製したHRP標識ROst −N(20)F
(ab’)2と、ラット・オステオカルシンの0〜10
ng/lr+Iを含有する溶液とを用いて、実施例4(
C)と同様な方法でラット・オステオカルシン濃度と吸
光度との関係を求め第6図に示した。この結果から本発
明の測定方法を用いれば0.02ng/mlまで、精度
よくラット・オステオカルシンのN末端フラグメントを
測定可能であることがわかる。
(B)競合法 実施例4で調製した抗ROst −N(201抗体を固
定したビーズと、実施例4の方法と同様にして調製しな
HRP標識RO5t −N (20)ペプチドを含有す
る溶液と、既知の濃度のROst −N(20fペプチ
ドを添加し、N末端ペプチド濃度と吸光度との関係を求
め、第7図に示しな。
実施例6(ラット血清のオステオカルシンの測定)実施
例4,5によって確立しな「完全う・・・ト・オステオ
カルシン」及び[完全う・・ノド・オステオカルシン及
びフラグメント・ラット・オステオカルシン合計量」の
測定系を用いて(a)ラットSham群、(b)ラット
Contro1群(○VX+)(C)う’7トD■3投
与群(OVX” +VD3 )  (1−L Ex 、
/ml )について、その血清中のラット・オステオカ
ルシン値を測定した。
その結果を第8(a)  <完全ラット・オステオカル
シン測定系)及び第8(bl  (フラグメント・ラッ
ト・オステオカルシン測定系)図に示す。第8(a)図
及び第8(b)図から(a>群に対して+b)群が上昇
し、また、V D 3投与によって(C)群はさらに高
値を示し、本測定法が実際のう・ント血中のオステオカ
ルシンを測定できることが明らかである。
実施例7くヒト・オステオカルシンN末端側1〜25残
基のアミノ酸配列領域中に認識部位を有するポリクロー
ナル抗体の作成) (A)ヒト・オステオカルシンN末端側1〜25残基の
へプチドの合成 ヒト・オステオカルシンのN末端に特異的なアミノ酸配
列1〜25残基および26残基目にシスティンを入れた
、第1図で示すペプチドを合成した。
合成についてはABI社ペジペプチド合成機いた。この
ペプチドの名称をHo5t −N(25)としな。
(B)抗原(Host −N(25)とキャリヤータン
パクの結合体)の作成 KLHをキャリヤータンパクとし、MBSによりKLH
をBMS化した。一方、Ho5t −N(25)を2−
メルカプトエタノールによりSH基をフリーにし、MB
S化KLHにHo5t −N(251を滴下しながら反
応溶液をpH6,0〜6.5に保ちつつ反応させた。3
時間反応後、透析し、得られた生成物を抗原として用い
た。
(C)ポリクローナル抗体の作成 Ho5t−N(25)のKLH結合体を500μg/1
shotにて家兎に免疫した。
2週間間隔で6回免疫後、抗体価が上昇したなめ採血を
し、抗体をプロティンA −5epharoseで精製
し、目的とする抗体を得な。
実施例8(ヒト・オステオカルシンC末端側43〜49
残基のアミノ酸配列領域中に認識部位を有するポリクロ
ーナル抗体の作成) (A)ヒト・オステオカルシンC末端43〜49残基の
ペプチドの合成 ヒト・オステオカルシンC末端に特異的なアミノ酸配列
43〜49残基を有する第9図に示すペプチドをABI
社ペジペプチド合成機いて合成した。
このペプチドの名称をI(Ost−C(7)としな。
(B)抗原<Ho5t−C(7)とキャリアータンパク
の結合性)の作成 Ho5t −C(7)とKLHとを同重量ずつ混合し、
DCCを反応させ、Ho5t−C(7)とKLHの結合
体を作成した。
得られた生成物をHPLCのゲル濾過を用いて生成した
(C)ポリクローナル抗体の作成 Ho5t−C(7)のKLH結合体を、500μg/l
 5hotにて家兎に免疫し、以後は実施例1と同様に
して、目的とする抗体を得た。
実施例9(完全ヒト・オステオカルシン測定系の構成) (A)抗Ho5t−C(7)抗体P(ab’)2のHR
P標識化; 実施例4.iA)に準じて標識化を行いHRP標識抗H
o5t −C(7) F(ab’)2を得た。
(B)抗体固体化ビーズの調製; 実施例4.(B)に準じて、固定化を行い、抗HOst
 −N(25)抗体固定化ビーズを得た。
(C>測定系の構成くサンドイッチ法〉1実施例4.(
C)に準じて測定系を構成し、作成した検量線を第10
図に示す。
<D)検体の測定; (C)の測定系を用いてH)副甲状腺機能く原発性及び
二次性)亢進症、(ii)正常人(20〜40代及び老
人)についてその血清中のヒト・オステオカルシン値を
測定した。
その結果を第11図に示した。第11図から(ii)群
に対して(ii群は上昇し、本測定系が実際のヒト血中
のオステオカルシンを測定できることが明らかである。
実施例10(フラグメント・ヒト・オステオカルシン測
定系の構成) (A)抗Ho5t −N(25)抗体のHRP標識化;
実施例4.(A)に準じて標識化を行いHRP標識抗H
O5t −N(25)抗体を得な。
(B)抗体固定化ビーズの調製; 実施例4.(B)に準じて、抗Ho5t −N (25
)抗体固定化ビーズを得た。
(C1測定系の構成(競合法); 実施例5.(B)に準じて測定系を構成し、作成した検
量線を第12図に示す。
第12図から非常に高感度なフラグメント測定法が得ら
れたことが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例7において合成したヒト・オステオカ
ルシンN末端側1〜25残基のペプチド(HO5t −
N (25) )を示す。 第2図は、実施例1において合成しなう・yト・オステ
オカルシンN末端側1〜20残基のペプチド(ROst
−N(20))を示す。 第3図は、実施例3において合成したラット・オステオ
カルシンN末端側1〜25残基のペプチド(ROst−
N(25))を示す。 第4図は、実施例2において合成したラット・オステオ
カルシンC末端側43〜50残基のペプチド(ROst
 −C(&l)を示す。 第5図は、実施例4(C)において作成した完全ラット
・オステオカルシン測定系の検量線を示す。 第6図は、実施例5(A)において作成したサンドイッ
チ法による完全及びフラグメント・ラット・オステオカ
ルシン合計量の測定系の検量線を示す。 第7図は、実施例5(B)において作成した競合法によ
る完全及びフラグメント・ラット・オステオカルシン合
計量の測定系の検量線を示す。 第8図は、実施例6におけるラット血清のオステオカル
シンの測定結果について、実施例4および5の完全ラッ
ト・オステオカルシン測定系を用いた場合(a>及びフ
ラグメント・オステオカルシン測定系を用いた場合(b
)をそれぞれ示す。 第9図は、実施例8において合成したヒト・オステオカ
ルシンC末端43〜49残基のペプチド(HOst −
C(7)’)を示す。 第10図は、実施例9において作成した完全ヒト・オス
テオカルシンの測定系の検量線を示す。 第11図は、実施例9におけるヒト血中のオステオカル
シンの測定結果を示す。 第12図は、実施例10において作成したフラグメント
・ヒト・オステオカルシンの測定系の検量線を示す。 第1図 第2図 第3図 −Cys −Glu −Leu −Cys第4図 Lys −Arg −IIe −Tyr −Gly −
Thr−Thr−Vat第9図 Arg −Arg −Phe −Tyr −Gly −
Pro −Va1第5図 フシト^ステオカルンン(ng/mL)フットオスが才
力)レンツ(no/ml)第8図(a) Sham    Control    VD3第8図
(b) (OVX−)((〕%〆x11ノ(OVX%VDsl(
a)(b)(c) 第10図 0  0.Ql、25       P、t     
         303/       FX¥オフ
7オカルンン(ng/ml)第1j図 イス7オカルソン(ngAηI) 手続補正書 1.事件の表示 特願平 2 − 284188  号 2、発明の名称 動物オステオカフレシンの測定方法 (300)帝人株式会社 ゝ−ノー1.− (1)明細書の1特許請求の範囲」を別紙のとおりに訂
正する。 以上 〈別紙) 特許請求の範囲 1、 サンドイッチ法による免疫学的測定方法において
、固相抗体と標識抗体のいずれか一方の抗体として動物
オステオカルシンのN末端側のアミノ酸配列領域中に特
異的な認識部位を有する抗体(N末端抗体〉を用い、他
方の抗体として動物由来オステオカルシンのC末端側の
アミノ酸配列領域中に特異的な認識部位を有する抗体(
C末端抗体)を用いることを特徴とする測定方法。 2、 該N末端抗体が動物オステオカルシンのGla残
基をGlu残基におきかえたN末端側のアミノ酸配列領
域中に特異的な認識部位を有する抗体である請求項1記
載の測定方法。 3、 該N末端抗体が、動物オステオカルシンのN末端
側1〜25のアミノ酸配列中に特異的な認識部位を有す
る抗体であることを特徴とする請求項1記載の測定方法
。 4、 該N末端抗体が、動物オステオカルシンのN末端
側1〜20のアミノ酸配列中に特異的な認識部位を有す
る抗体であることを特徴とする請求項1記載の測定方法
。 5、 該C末端抗体が、動物オステオカルシンのC末端
側36〜50のアミノ酸配列中に特異的な認識部位を有
する抗体であることを特徴とする請求項1記載の測定方
法。 6、 該動物オステオカルシンの動物が、ヒト、ラット
又はマウスであることを特徴とする請求項1記載の測定
方法。 7、 該標識抗体が抗体のF(ab’)2又はFab’
分画であることを特徴とする請求項1記載の測定方法。 8、 免疫学的測定方法において抗体として動物オステ
オカルシンのN末端側アミノ酸配列を特異的に認識する
抗体(N末端抗体)を用いることを特徴とする測定方法
。 9、 該N末端抗体が動物オステオカルシンのGlaを
GluにおきかえたN末端側のアミノ酸配列に特異的な
認識部位を有する抗体であることを特徴とする請求項8
記載の測定方法。 10゜゛該免疫学的測定方法が固相抗体と標識抗体を用
いるサンドイッチ法によるものであることを特徴とする
請求項8記載の方法。 11、該標識抗体が抗体のF(ab’)2. Fab’
分画であることを特徴とする請求項1記載の測定方法。 12、該免疫学的測定方法が競合法によるものであるこ
とを特徴とする請求項8記載の測定方法。 13、該N末端抗体が、動物オステオカルシンのN末端
側1〜25のアミノ酸配列中に特異的な認識部位を有す
る抗体であることを特徴とする請求項8記載の測定方法
。 14、該N末端itが動物オステオカルシンのN末端側
1〜20のアミノ酸配列中に特異的な認識部位を有する
抗体であることを特徴とする請求項8記載の測定方法。 16、動物オステオカルシンのGla残基がGlu残基
でおきかえられているN末端側1〜20残基のアミノ酸
配列領域中に特異的な認識部位を有する抗体。 H1動物オステオカルシンのGla残基がGlu残基で
おきかえられているN末端側1〜25残基のアミノ酸配
列領域中に特異的な認識部位を有する抗体。 旦、動物オステオカルシンのC末端側の36〜49又は
36〜50残基のアミノ酸配列領域中に特異的な認識部
位を有する抗体。 旦、該動物オステオカルシンの動物がヒト、ラットもし
くはマウスである請求項16〜18のいずれか1項に記
載の抗体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、サンドイッチ法による免疫学的測定方法において、
    固相抗体と標識抗体のいずれか一方の抗体として動物オ
    ステオカルシンのN末端側のアミノ酸配列領域中に特異
    的な認識部位を有する抗体(N末端抗体)を用い、他方
    の抗体として動物由来オステオカルシンのC末端側のア
    ミノ酸配列領域中に特異的な認識部位を有する抗体(C
    末端抗体)を用いることを特徴とする測定方法。 2、該N末端抗体が動物オステオカルシンのGla残基
    をGlu残基におきかえたN末端側のアミノ酸配列領域
    中に特異的な認識部位を有する抗体である請求項1記載
    の測定方法。 3、該N末端抗体が、動物オステオカルシンのN末端側
    1〜25のアミノ酸配列中に特異的な認識部位を有する
    抗体であることを特徴とする請求項1記載の測定方法。 4、該N末端抗体が、動物オステオカルシンのN末端側
    1〜20のアミノ酸配列中に特異的な認識部位を有する
    抗体であることを特徴とする請求項1記載の測定方法。 5、該C末端抗体が、動物オステオカルシンのC末端側
    36〜50のアミノ酸配列中に特異的な認識部位を有す
    る抗体であることを特徴とする請求項1記載の測定方法
    。 6、該動物オステオカルシンの動物が、ヒト、ラット又
    はマウスであることを特徴とする請求項1記載の測定方
    法。 7、該標識抗体が抗体のF(ab′)_2又はFab′
    分画であることを特徴とする請求項1記載の測定方法。 8、免疫学的測定方法において抗体として動物オステオ
    カルシンのN末端側アミノ酸配列を特異的に認識する抗
    体(N末端抗体)を用いることを特徴とする測定方法。 9、該N末端抗体が動物オステオカルシンのGlaをG
    luにおきかえたN末端側のアミノ酸配列に特異的な認
    識部位を有する抗体であることを特徴とする請求項8記
    載の測定方法。 10、該免疫学的測定方法が固相抗体と標識抗体を用い
    るサンドイッチ法によるものであることを特徴とする請
    求項8記載の方法。 11、該標識抗体が抗体のF(ab′)_2、Fab′
    分画であることを特徴とする請求項11記載の測定方法
    。 12、該免疫学的測定方法が競合法によるものであるこ
    とを特徴とする請求項8記載の測定方法。 13、該N末端抗体が、動物オステオカルシンのN末端
    側1〜25のアミノ酸配列中に特異的な認識部位を有す
    る抗体であることを特徴とする請求項8記載の測定方法
    。 14、該N末端が動物オステオカルシンのN末端側1〜
    20のアミノ酸配列中に特異的な認識部位を有する抗体
    であることを特徴とする請求項8記載の測定方法。 15、動物オステオカルシンのGla残基がGlu残基
    でおきかえられているN末端側1〜20残基のアミノ酸
    配列領域中に特異的な認識部位を有する抗体。 16、動物オステオカルシンのGla残基がGlu残基
    でおきかえられているN末端側1〜25残基のアミノ酸
    配列領域中に特異的な認識部位を有する抗体。 17、動物オステオカルシンのC末端側の36〜49又
    は36〜50残基のアミノ酸配列領域中に特異的な認識
    部位を有する抗体。 18、該動物オステオカルソンの動物がラットもしくは
    マウスである請求項15〜17のいずれか1項に記載の
    抗体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263353A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Takara Bio Inc 抗ラットオステオカルシンモノクローナル抗体

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