JPH0415812B2 - - Google Patents

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JPH0415812B2
JPH0415812B2 JP62307336A JP30733687A JPH0415812B2 JP H0415812 B2 JPH0415812 B2 JP H0415812B2 JP 62307336 A JP62307336 A JP 62307336A JP 30733687 A JP30733687 A JP 30733687A JP H0415812 B2 JPH0415812 B2 JP H0415812B2
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JP
Japan
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aam
copolymer
cationicity
measured
acrylamide
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JP62307336A
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Kabesutan Jan
Toruu Kuroodo
Doperune Dominiku
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Sanofi Aventis France
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Francaise Hoechst Ste
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアクリルアミドおよび四級化または造
塩化(salification)されたジメチルアミノエチ
ルアクリレートを基にした粉末状のカチオン系高
分子電解質に関する。 汚染、汚濁防止運動地域内での浄化ステーシヨ
ンでの都市廃水の処理は汚泥(muds)を生ぜし
める、これはその埋立投棄または焼却のための準
備として脱水をするのが有利である。この脱水は
過または遠心分離によつて本質的に行なわせ、
鉱物質材料(硫酸アルミニウム、塩化第二鉄)、
または有機質材料(高分子電解質)の何れかであ
る凝集剤を汚泥に加えることを必要としている。
鉱物質凝集剤は幾つかの欠点を有しており、就
中、凝集塊がしばしば不適当に形成すること、こ
れらの凝集剤を遠心分離には役立たないようにす
る凝集塊の低い機械的強度を与えること、残存濁
りを何時も有すること、利用に当つて大量の投与
量を要することがある。また有機凝集剤、即ち高
分子電解質、特に高分子量水溶性合成重合体が
段々と好まれるようになつている。後者にはノニ
オン系、アニオン系またはカチオン系がある。一
般にはカチオン系高分子電解質が都市廃水からも
たらされる汚泥を凝集させうる唯一のものである
ことが認められている。カチオン系高分子電解質
の中でも、アクリルアミドとカチオン系単量体の
共重合体が非常に推奨されており、特にアクリル
アミドと四級化または造塩化されたアミノアルキ
ルアクリレートまたはメタクリレートの共重合体
が推奨されている。事実特許文献にはこの種の共
重合体の多くの式を提示している、しかしその実
例はアクリルアミドと四級化または造塩化された
アミノアルキルメタクリレートの共重合体に非常
に制限されている。事実市場でアミノアルキルア
クリレートを見出すことは難しい。提案されてい
る唯一のものはジエチルアミノエチルアクリレー
トであり、アクリレートは一般にメタクリレート
よりも加水分解に対して非常に敏感である欠点を
有する、従つてそれらを水性媒体中で共重合させ
ることは困難である。 本発明の目的は上述した欠点を最少にするよう
粉末の形で改良された水溶性カチオン系高分子電
解質を提供することにある。 本発明の他の目的および利点は以下の説明から
明らかになるであろう。 固有粘度およびカチオン度(cationicity)の両
者から見たとき、アクリルアミドと四級化または
造塩化されたジメチルアミノエチルアクリレート
の共重合体が、アクリルアミドと四級化または造
塩化されたアミノアルコールメタクリレートより
も著しくすぐれていることをここに見出した、こ
のためそれらは都市汚泥の処理のための凝集剤と
してすぐれていることを見出した。 本発明による粉末の形のカチオン系水溶性高分
子電解質は、共重合体鎖上に規則的に分布した10
〜50%のモル比のカチオン系単位を含有するアク
リルアミドおよび四級化または造塩化されたジメ
チルアミノエチルアクリレートの共重合体によつ
て構成されていること、および6dl/gより大な
る固有粘度および理論カチオン度の90%より大な
る測定カチオン度を有することを特長としてお
り、下記式にて表わされる。 式中Rは水素原子またはアルキル基を表わし、
X はアニオンを表わし、mi,niおよびpiは m1,m2,m3 ……mi n1,n2,n3 ……ni p1,p2,p3 ……pi の系からとつた同じか殆ど差のない整数を表わ
す、ただし、 Σmi+Σni=Σpi Σpi/10≦Σmi≦Σpi/2 である。 使用するジメチルアミノエチルアクリレート
は、例えばチタン酸アルキルの存在下にエチルア
クレートにジメチルアミノエタノールを作用させ
て得ることができる(米国特許第2822348号)。四
級化は硫酸ジメチルまたは塩化メチルまたは他の
任意のハロゲン化アルキルによつて既知の方法で
行なう。造塩化は強鉱酸、好ましくは塩酸の作用
によつて行なう。この方法で下記のカチオン系単
量体が得られる。 CH2=CH−COOCH2−CH2−N+(CH33
SO4CH3 -即ちMSA, CH2=CH−COOCH2−CH2−N+(CH33,Cl-
即ちCMA, CH2=CH−COO−CH2−CH2−N+H(CH32
Cl-即ちCHA。 以下本明細書においては、混合物または共重合
体中の各単量体の百分率による割合は常にモル単
位で表わし、70%のアクリルアミド(AAM)と
30%のMSAから得られる共重合体は70/30−
AAM/MSAで表わす。 四級化または造塩化されたジメチルアミノエチ
ルアクリレート、またはメタクリレートをアクリ
ルアミドと共重合させたとき、相違が鎖中のカチ
オン系単位の交互性の規則性にあることを立証す
るため、二つの異なる方法〔Vyskmol.Soyed A
11(8),1670(1969)でA.I.Yezrielev,E.L.
BrokhinaおよびY.E.Roskinによつて修正された
J.Am.Chem.Soc.66 1944のF.R.MayoおよびF.
M.Lewisの方法およびJ.Polm.sci. 259(1950)
のM.FimemanおよびS.D.Rossの方法)で、アク
リルアミド/塩化メチルで四級化したジメチルア
ミノエチルアクリレート(AAM/CMA)およ
びアクリルアミド/硫酸ジメチルで四級化したジ
メチルアミノエチルメタクリレート(AAM/
MSM)の対について反応性比r1およびr2を測定
した。 下記の値が得られた。 対AAM/CMA r1=0.72 r2=0.66 対AAM/MSM r1=0.23 r2=2.15 ここで、対AAM/CMAについてr1とr2は1よ
り小でかつ近似していることが判る、それはr1
1より小さくr2が1より大である対AAM/
MSMを用いたときよりも、鎖に沿つたカチオン
系単位の規則的な交互分布がこの対を用いて得ら
れるに違いないと推定される。 実験によつて、二つの上記対の種々な組成の単
量体の混合物のため、平均偏差および転化比の関
数を単量体の混合物の組成に関して共重合体に対
して計算したときの共重合体の組成曲線を確立し
た。結果を下表に示す。 【表】 ここで、対AAM/CMAの場合、共重合体の
組成は、対AAM/MSMの場合におけるよりも
単量体混合物の初期組成からの偏差が少ないこと
が良く立証されているる。従つて対AAM/
CMAから得られる共重合体は、対AAM/MSM
から得られる共重合体よりもカチオン系単位が更
に規則的な分布を有している。 その相違性を例示すると、10%のMSMを用い
た単量体混合物から得られたAAM/MSM共重
合体は、カチオン系単位を2%未満含有するその
鎖を36%有し、一方相当するAAM/CMA共重
合体はカチオン系単位2%未満を含有するその鎖
を1%しか有しない。 本発明による共重合体は常に6dl/gより大き
い固有粘度および理論カチオン度の90%より大き
い測定カチオン度の両者を有する、以下に示す如
く相当するアクリルアミド/四級化または造塩化
ジメチルアミノエチルメタクリレート共重合体は
同時にこれら二つの性質を有しない。 固有粘度〔η〕についてみると、後者はNaCl
の1モル溶液中で30℃で通常の方法によつて測定
する。 更に共重合体の理論カチオン度は、共重合体1
gについて共重合体中に理論的に存在するカチオ
ンミリ当量数で表わされる。分子量Aのアクリル
アミドxモル%と分子量Bのカチオン系単量体y
モル%の共重合体、即ち単位の平均分子量が =xA+yB/100 である共重合体に対しては、理論カチオン度は式 10y/M で与えられる。 本発明による共重合体の測定カチオン度は、
「パリー市、MassonおよびCie編集、J.A.Gautier
およびP.Malangeau著、Mise au point de
chimie analytique organique,
pharmaceutique et bromatologique第17集、第
83頁」に記載され、メチルイエローの存在下に緩
衝された水−クロロホルム媒体中のアニオン系界
面活性剤ジオクチルスルホコハク酸ナトリウムの
0.004M水溶液でカチオン系単位を定量すること
からなる方法で測定する。測定カチオン度はミリ
当量/gで表わす。 本発明による共重合体は理論カチオン度に常に
非常に近似した測定カチオン度を有する、一方ア
クリレートの代りにメタクリレートを用いた相当
する共重合体は、カチオン系単位の高含有率を有
する共重合体に対してのみ理論カチオン度に近い
測定カチオン度を有する。理論カチオン度に近い
測定カチオン度は鎖に沿つたカチオン系単位の良
好な分布を示す、事実カチオン系単位が規則的に
分布されているものの代りに群に分けられている
とき、鎖は、カチオン系単位が分析的反応成分に
よつて達成されないクラスターを形成する傾向を
有し、もはや正しくそれらの役割を果さなくな
る。 下表に、MSM、CMM(塩化メチルで四級化し
たジメチルアミノエチルのメタクリレート)、
CMAまたはCHA(HClで造塩化したジメチルア
ミノエチルのアクリレート)を基にした幾つかの
共重合体についての固有粘度〔η〕、理論カチオ
ン度および測定カチオン度の値を示す。 本発明による共重合体は6dl/gより大きい固
有粘度および理論カチオン度の90%より大きい測
定カチオン度の両者を有すること、およびそれが
メタクリレートを含有する共重合体に対しては同
じでないことが実に明らかとなり、都市汚泥の処
理において本発明による共重合体を用いて得られ
た良好な結果を示している。これらの結果は二つ
の試験、即ち凝集試験および過試験によつて確
立した。第一の試験は一定量の高分子電解質と共
に攪拌することによつて汚泥を凝集させること、
および半傾瀉時間を測定すること、即ちスラリー
または汚泥の始めの全体の高さの半分に達するま
で被傾瀉部分の半分を取り出す時間を測定するこ
とからなる。パリ−市都市センターのアシユレ浄
化ステーシヨンからの汚泥が8g/になり、各
重合体を2Kg/t(乾燥汚泥1tについて2Kg)の
割合で使用したこの試験によつて、半傾瀉時間に
ついて下記の結果が得られた。 AAM/CHA−70/30 22秒 AAM/CHE−70/30 58秒 AAM/MSM−70/30 8分30秒 AAM/CMA−80/20 45秒 AAM/CMM−80/20 4分30秒 (CHE=HClで造塩したジエチルアミノエチ
ルのアクリレート) 【表】 【表】 ジエチルアミノエチルアクリレートまたはメタ
クリレートを基にした対応する生成物よりも、本
発明による生成物の凝集力の明確な優秀性が判
る。 第二の試験は過に対する汚泥の比抵抗に関連
させることのできる凝集された汚泥の毛細管吸引
時間を測定することからなる。 トライトン・エレクトリツクスから入手した装
置は、ワツトマンNo.17紙を乗せた中空金属シリ
ンダーを有する過槽および記録装置からなり、
各半径32mmおよび45mmのフイルター上に印を付し
た二つの円の間の水性相の移動時間(凝集した汚
泥でシリンダーを充満した後の)を測定できる。 本発明による高分子電解質および比較高分子電
解質4Kg/tを含有する8g/でのアシユレ汚
泥に対する比較結果を秒単位で表わして下表に示
す。 AAM/CHE−80/20 399秒 AAM/CHA−80/20 28秒 AAM/CHE−70/30 364秒 AAM/MSM−70/30 163秒 AAM/MSA−70/30 49秒 AAM/CMA−70/30 21秒 AAM/CHA−70/30 30秒 ジメチルアミノエチルメタクリレートを基にし
た共重合体およびジエチルアミノエチルアクリレ
ートを基にした共重合体の両者に対するよりも、
本発明による共重合体に対する方が非常に明確に
すぐれていることが観察された。 従つて本発明による高分子電解質が都市汚泥の
凝集に使用するのに特に好適である。それらは汚
泥の種類によつて乾燥汚泥1tについて1〜5Kgの
割合で使用できる。 前述した如く、ジメチルアミノエチルアクリレ
ートは相応するメタクリレートよりも非常に容易
に加水分解できる。11近辺の溶液PHを与える水中
にこれらの生成物を単に溶解することによつて、
20℃でメタクリレートは非常に少ししか加水分解
しない(30分で6%)、一方同じ時間でアクリレ
ートは50%加水分解する。PH5.5〜6でアクリレ
ートの加水分解は非常に少なく、1時間で、それ
は40℃で0.8%、60℃で3.8%である、しかしそれ
はなおメタクリレートの速度の4〜5倍の早い速
度である。従つて特に粉末状の重合体を得るため
四級化または造塩化したジメチルアミノエチルア
クリレートの共重合を制御する問題がある。適当
なPHで共重合を行なうことによつて水中の溶液の
形でアクリルアミドと四級化または造塩化したジ
メチルアミノエチルアクリレートの共重合体を得
ることは比較的容易にできる、しかしかくすると
低濃度でさえも殆ど粉末に変えることが不可能な
ゲルが得られる。 工業用にとつて、水性溶液よりも運送が容易で
かつ安価である粉末の形であることが高分子電解
質にとつて好ましい。従つて粉末の形で本発明に
よる高分子電解質を製造する有利な方法もここに
開示する。 本発明による粉末の形での高分子電解質を製造
するための有利な方法によれば、単量体の共重合
は、PH3〜6、好ましくは4.5〜6で、開始剤を
用い、反転した油中水型エマルジヨン中(即ち水
非混和性有機溶媒の存在下における水中)で行な
い、次いで加水分解を避けるため80℃以下の温度
で脱水を行なう。 脱水は溶媒が可能なとき、上記溶媒によつて水
を共沸蒸留によつて10%より少なくならない水分
含有率まで行ない、次いで75℃以下の温度で流動
床で乾燥する。 溶媒が共沸脱水を許さないときには、共重合体
を傾瀉によつて分離し、それを乾燥する前にアセ
トンの如き溶媒で洗浄することもできる。 使用する重合用有機溶媒はヘプタン、分枝C10
〜C12脂肪族炭化水素の混合物またはシクロヘキ
サンの如き脂肪族または環式炭化水素である。ヘ
プタンおよびシクロヘキサンは共重合体の共沸脱
水を可能にすることから好ましい。水性相中の単
量体の濃度は40〜70%で変えることができ、前述
した如く単量体混合物はモルで表わしてカチオン
系単量体10〜50%含有しうる。 開始剤としては、通常の開始系、例えば光の存
在下における光開始剤、アゾ化合物、過酸化物、
有機ハイドロパーオキサイド(ベンゾイルパーオ
キサイド、クメンハイドロパーオキサイド)およ
びアルカリパーサルフエートを単独でまたは組合
せて使用できる。これらは活性剤としての三級ア
ミン(ジメチルパラトルイジン、トリエタノール
アミン)、遷移金属の有機塩および錯塩(コバル
ト()オクトエート、鉄()アセチルアセト
ネート)、亜硫酸塩、チオ硫酸塩およびアルカリ
メタ重亜硫酸塩等と共に使用できる。 使用する乳化剤は本質的に低HLB(親水性−親
油性バランス)のものであり、好ましくはソルビ
タンの脂肪酸エステル、例えばソルビタンモノオ
レエートである。 下記実施例は説明のためにのみ示すのであつて
本発明を限定するものとみなすべきでない。 実施例 1 80/20−AAM/CMA共重合体 反応容器中に409Kgのシクロヘキサン中のソル
ビタンモノオレエート4.29Kgの溶液を入れ、次い
で空気を排出した後窒素を入れ、攪拌しながら20
℃で127.4Kgのアクリルアミドおよび86.8Kgの
CMA(塩化メチルで四級化したジメチルアミノエ
チルのアクリレート)の水性溶液を入れ、エマル
ジヨンを形成するように20%アンモニアでPHを5
にした。窒素を通して空気を排除しながら、30℃
に加熱し、次いで2のシクロヘキサン中の70%
クメンハイドロパーオキサイド91.8gおよび6
のアセトン中の鉄アセチルアセトネート406.5g
で構成した開始剤の混合物を導入した。次いで重
合が開始されるまでそれを徐々に加熱し、次いで
還流下沸とうするまで反応を続けさせた。45℃に
なつたとき5Kgのシクロヘキサン中の6.43Kgのソ
ルビタンモノオレエートの溶液を導入した。沸点
で1時間保ち、次いで水を共沸蒸溜によつて除去
した。固体の水含有率が10%近くになつたとき、
それを冷却し、排液し、乾燥は75℃で流動床で完
了させた、これを篩分けし、粉砕した。この方法
で乾燥抽出物96%を有する1mm以下の粒状生成物
が得られた。1%水溶液はブルツクフイールド
RVT粘度計で20℃で測定して3000cpの粘度を有
していた。 NaCl1モル溶液中で30℃での固有粘度〔η〕は
7.2dl/gであり、測定カチオン度は2.0即ち理論
カチオン度の96%であつた。 実施例 2 88/12−AAM/CMA共重合体 反応容器に467Kgのシクロヘキサン中のソルビ
タンモノオレエート3.61Kgの溶液を入れ、空気を
排除し、窒素を入れた後、脱イオン水220Kg中の
48.76KgのCMAおよび131.3Kgのアクリルアミド
のPH4.4にした溶液を入れた。これを30℃にし、
次いで2の70%クメンハイドロパーオキサイド
77.1gおよび6のアセトン中のFe()アセチ
ルアセトネート341.6gの混合物を加えた。これ
を徐々に加熱し、重合が始まつたら直ちに加熱を
停止し、温度は上昇するままにした。60℃で5Kg
のシクロヘキサン中のソルビタンモノオレエート
5.42Kgを加えた。沸とう還流させた後、70〜72℃
で1時間保ち、次いで反応容器内に充分な容量を
保つようシクロヘキサンを加えて共沸蒸溜によつ
て脱水した。約188Kgの水が除去されたとき蒸溜
を停止した、即ち共重合体がなお15%の水を含有
するときに停止した。 次いで冷却し、排液し、70℃で流動床で乾燥
し、篩分けし、粉砕した。得られた生成物は1mm
以下の粒度を有しいた、その乾燥抽出物は97%で
あつた。蒸溜水中1%溶液の粘度は20℃で
2000cpであつた。 NaClの1モル溶液中30℃での固有粘度〔η〕
は7.6dl/gであり、測定カチオン度は1.5、即ち
理論の107%であつた。 実施例 3 70/30および50/50−AAM/CMA共重合体 実施例1と同じ操作法を用いて、それぞれモル
割合でCMA30%および50%を含有する共重合体
を作つた。 得られた生成物は下記特性を有していた。 70/30−AAM/CMA共重合体: 20℃で1%溶液の粘度2900cp。 50/50−AAM/CMA共重合体: 20℃で1%溶液の粘度3300cp。 (固有粘度〔η〕>6dl/g)。 実施例 4 アクリルアミド/HClで造塩したジメチルアミ
ノエチルアクリレート(CHA)混合物を用いて
共重合させるため実施例1の操作法を実施した。
CHAのモル比によつて下記生成物を得た。 【表】 実施例 5 80/20−AAM/CHAおよびAAM/CMM共重
合体 820gのシクロヘキサン中の22gのソルビタン
モノオレエートの溶液に窒素下、攪拌しながら
255gのアクリルアミドと174gのCMAの溶液を
加えた。30分間窒素を通した後30℃で5mlのアセ
トンに溶解した313mgの鉄()アセチルアセト
ネートおよび184mgの70%クメンハイドロパーオ
キサイドを導入した。数分後温度は70℃に上昇し
た。この温度で1時間保つた後、水を共沸蒸溜に
よつて除去した。480gの水が集収されたとき、
別し、30分間80℃で脈動空気で乾燥し、次いで
得られた生成物を粉砕し、篩分けした。この生成
物の1%溶液の粘度は20℃で3750cpであり、
〔η〕は>6dl/gであつた。 測定カチオン度は20ミリ当量/gであり、理論
カチオン度の96%であつた。 生成物2Kg/tを含有する8g/でのアシユ
レ汚泥に対する半傾瀉時間は45秒であつた。 CMAをCMMで置換して同じモル割合の単量
体即ち248gのアクリルアミドと181gのCMMを
用いて同じ条件の下で試験を行なつた。 得られた生成物の水中1%溶液の20℃での粘度
は650cpであり、測定カチオン度は1.3ミリ当量/
g、即ち理論カチオン度の64%であつた。アシユ
レ汚泥に対する半傾瀉時間は生成物2Kg/tを含
有し、8g/で4分30秒であつた。 アクリレートをメタクリレートで置換して非常
に小さい粘度とカチオン度および非常に長い半傾
瀉時間を得た。 実施例 6 窒素雰囲気下で攪拌したC10〜C12分枝炭化水素
混合物1060g中の21.5gのソルビタンモノオレエ
ートの溶液に、524gの水中の116gのCMAおよ
び313gのアクリルアミドの溶液(カチオン系単
量体12モル%を含有する単量体混合物)を加え
た。これを30℃に加熱し、5mlのアセトン中に溶
解した70%クメンハイドロパーオキサイド184mg
および鉄()アセチルアセトネート813mgを導
入した。重合が開始したら直ちに加熱を止めた、
温度は70℃まで上昇した、次いでこの温度で1時
間保つた。冷却後共重体を沈澱させ、有機溶媒を
除去し、次いで共重合体粒子を1のアセトンで
振とうして2回洗浄し、過し、80℃で1時間乾
燥し、粉砕し、篩分けした。 得られた生成物の測定カチオン度は1.6ミリ当
量/g、即ち理論カチオン度の114%であつた。 252gのアクリルアミドおよび177gのMSMを
用いて同じ条件下に共重合を行なつた(即ちカチ
オン系単量体15%)。得られた生成物は0.9ミリ当
量/gの測定カチオン度(理論カチオン度の62
%)を有していた。 最後に283gのアクリルアミドおよび146gの
CMM(即ち15%のカチオン系単量体)を用い同
じ条件下に共重合させて、0.9ミリ当量/g(理
論の55%)の測定カチオン度を有する生成物を得
た。 従つて15%のメタクリレートを用いた共重合体
はカチオン系単量体12%しか使用しなかつた本発
明による共重合体のカチオン度より明らかに小さ
いカチオン度を有していた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式 (式中Rは水素原子またはアルキル基を表わ
    し、X はアニオンを表わし、mi,niおよびpiは m1,m2,m3 ……mi n1,n2,n3 ……ni p1,p2,p3 ……pi の系からとつた同じかまたは殆ど差のない整数を
    表わす、ただし、 Σmi+Σni=Σpi Σpi/10≦Σmi≦Σpi/2 である)を有し、理論カチオン度の90%より大き
    い測定カチオン度および塩化ナトリウムの1モル
    溶液中で30℃で測定したとき6dl/gより大なる
    固有粘度を有し、共重合体鎖に沿つて規則的に分
    布したカチオン単位をモル割合で10〜50%含有す
    る四級化または造塩化されたジメチルアミノエチ
    ルアクリレートおよびアクリルアミドの共重合体
    からなり、乾燥汚泥1tについて1〜5Kgの使用量
    で都市汚泥の凝集に使用する水溶性粉末カチオン
    高分子電解質。 2 ジメチルアミノエチルアクリレートが硫酸ジ
    メチルおよび塩化メチルからなる群から選択した
    四級化剤で四級化されている特許請求の範囲第1
    項記載の高分子電解質。 3 ジメチルアミノエチルアクリレートが塩酸で
    造塩化されている特許請求の範囲第1項記載の高
    分子電解質。
JP62307336A 1987-12-04 1987-12-04 アクリルアミドおよび四級化または造塩化ジメチルアミノエチルアクリレートを基にした粉末カチオン系高分子電解質 Granted JPS63146911A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921382A (ja) * 1972-06-17 1974-02-25
JPS4952782A (ja) * 1972-09-25 1974-05-22
JPS50127989A (ja) * 1974-03-29 1975-10-08
JPS51147588A (en) * 1975-06-13 1976-12-17 Sumitomo Chem Co Ltd Process for preparing cationic high polymers
JPS5265593A (en) * 1975-11-26 1977-05-31 Mitsubishi Chem Ind Ltd Preparation of dried water-soluble polymers

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