JPH0415771B2 - - Google Patents

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JPH0415771B2
JPH0415771B2 JP59254233A JP25423384A JPH0415771B2 JP H0415771 B2 JPH0415771 B2 JP H0415771B2 JP 59254233 A JP59254233 A JP 59254233A JP 25423384 A JP25423384 A JP 25423384A JP H0415771 B2 JPH0415771 B2 JP H0415771B2
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JP
Japan
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reaction
catalyst
temperature
general formula
oligomers
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Harushige Sugawara
Takashi Ookawa
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、α−メチルスチレン類のオリゴマー
の製造法に関する。より詳しくは、所望の組成の
α−メチルスチレン類のオリゴマーの製造方法に
関する。 (従来の技術) α−メチルスチレン類のオリゴマーの製造法に
ついては多くの方法がすでに知られている。例え
ば、超強酸の塩を用いる方法(特公昭57−10851
号)、有機アルミニウムを用いる方法(特開昭56
−110708号)、また陽イオン交換樹脂を用いる方
法(特開昭48−44240号)が不飽和2量体製造法
として知られている。特に、陽イオン交換樹脂を
用いる方法では触媒として陽イオン交換樹脂を用
いるので、特別の装置および環境を必要とせず、
しかも、過、静置分離によつて簡単に純度の良
いオリゴマーが得られるという特徴を有する優れ
た方法である。 (発明が解決しようとする問題点) α−メチルスチレン類のオリゴマー類の用途は
多種多様であり、それ等の用途に応じて特定の分
子量分布および化学構造をもつものが要求されて
いる。このような要求に対し分子量分布、化学構
造を自由に制御して、所望のオリゴマーを製造す
る方法は未だ知られていなかつた。 本発明の目的は、α−メチルスチレン類のオリ
ゴマーをその分子量分布および化学構造を制御し
て製造することである。 (問題点を解決するための手段) 本発明者らは、この目的を達成する製造方法に
ついて、鋭意検討した結果、特定の触媒を用いて
特定の条件下で反応させることにより、分子量分
布および化学構造を制御出来ることを見出し、本
発明を完成した。 すなわち、本発明は、α−メチルスチレン類を
スルホン酸型陽イオン交換樹脂の存在下、30〜70
℃の範囲の一定温度で実質的に単量体が存在しな
くなるまで反応させ、次いで80〜100℃の温度で
処理することを特徴とするα−メチルスチレン類
のオリゴマーの製造方法である。 本発明の方法において、使用される原料は、 一般式() (式中、Rは水素原子または炭素数1〜4のア
ルキル基を表わす)で表わされるα−メチルスチ
レン類である。 本発明の方法により得られるα−メチルスチレ
ン類のオリゴマーは飽和または不飽和の2量体か
ら5量体である。その主成分は 一般式() (式中、Rは一般式()の場合と同様の意味
を表わす。)で表わされる1,1,3−トリメチ
ル−3−フエニルインダン類である飽和二量体、 一般式() (式中、Rは一般式()の場合と同様の意味
を表わす。)で表わされる2,4−ジフエニル−
4−メチル−1−ペンテン類と、 一般式() (式中、Rは一般式()の場合と同様の意味
を表わす。)で表わされる2,4−ジフエニル−
4−メチル−2−ペンテン類である不飽和二量体
等の二量体、 また、一般式() (式中、Rは一般式()の場合と同様の意味
を表わす。)で表わされる1,3−ジメチル−3
−フエニル−1−(2−メチル−2−フエニルプ
ロピル)インダン類である飽和三量体、 一般式() (式中、Rは一般式()の場合と同様の意味
を表わす。)で表わされる2,4,6−トリフエ
ニル−4,6−ジメチル−1−ヘプテン類、 一般式() (式中、Rは一般式()の場合と同様の意味
を表わす。)で表わされる2,4,6−トリフエ
ニル−4,6−ジメチル−2−ヘプテン類、 一般式() (式中、Rは一般式()の場合と同様の意味
を表わす。)で表わされる2,4−ジフエニル−
3−(1−メチル−1−フエニルエチル)−4−メ
チル−1−ペンテン類、 一般式() (式中、Rは一般式()の場合と同様の意味
を表わす。)で表わされる2,4−ジフエニル−
3−(1−メチル−1−フエニルエチル)−4−メ
チル−2−ペンテン類、 一般式() (式中、Rは一般式()の場合と同じ意味を
表わす。)で表わされる2,4,6−トリフエニ
ル−2,6−ジメチル−3−ヘプテン類である不
飽和三量体等の三量体がある。 更に、その他に4量体、5量体が知られている
が、その詳細な構造は明らかではない。 本発明の方法で使用されるスルホン型陽イオン
交換樹脂とは、スチレンジビニルベンゼンの共重
合体にスルホン基を導入した構造を有するもので
あり、一般的に云うゲル状樹脂(例えば、商品名
Dowex50WX、ダウケミカル社製)及び多孔質
樹脂(例えば商品名アンバーリストIR−15、ロ
ームアンドハース社製、商品名Lewatit spc−
108、118西独バイエル社製等)が例示される。 スルホン酸型陽イオン交換樹脂は、使用に際
し、オリゴマーの品質に影きようを及ぼす着色物
質ならびに酸性物質を除くため熱水で洗滌し洗液
が中性となるまで十分洗つた後、アセトンまたは
メタノール、イソプロパノール等で洗滌しかゝる
後、減圧下(5mmHg、絶対圧)90〜100℃で10時
間乾燥し、実質上水分を含有しない樹脂(水分
0.1%以下)としたものを使用する。 その使用量は、原料α−メチルスチレン類の単
量体に対して、通常0.4〜2重量%の範囲、好ま
しくは0.5〜0.6重量%である。 本発明の方法では、前記原料α−メチルスチレ
ン類(以下、単量体ともいう)および陽イオン交
換樹脂(以下、単に触媒という)を用い次のよう
に反応を行なう。 すなわち、原料α−メチルスチレン類に触媒を
加え、30〜70℃の範囲から選ばれるほゞ一定の温
度で、α−メチルスチレン類が実質的に存在しな
くなるまで反応させる前段の反応(以下、前段の
反応という)と、この反応の後、その反応混合物
をひきつづき80〜100℃に加熱して処理する後段
の処理(以下、後段の処理という)からなるもの
である。 本発明の方法では、前段の反応は、原料α−メ
チルスチレン類を撹拌している系内に触媒を添加
して行なうのが一般的な実施の態様である。 この際、系内はあらかじめ外部加熱により30〜
70℃の範囲の、所望する目的生成物に合わせて選
択した温度にし、これに触媒を添加する。 触媒の添加は1度に全量を加わえると反応熱に
より反応液温度が上昇して反応が暴走し制御が不
可能となるので分割添加が好ましい。 すなわち、添加しようとする触媒量を分割し、
等量づつ一定時間毎に添加するか、または、触媒
量の1/2〜2/3を分割し等量づつ一定時間毎に添加
し終つてから、残りを一括添加する方法などが採
用できる。触媒添加は、30〜70℃の一定温度条件
に維持している間に添加し終るようにする。 触媒として使用したイオン交換樹脂は、何らの
支障もなくくり返し使用が可能であり、もし活性
低下したならばイソプロパノールまたはアセトン
等で洗滌しオリゴマーを取り除いて減圧下加熱乾
燥する。 前記のように触媒を分割添加することにより、
反応溶媒を必要とせず、原料であるα−メチルス
チレン類単量体に触媒を一定量添加するだけで反
応を行うことができる。 この前段の反応で重要なことは、実質的に単量
体が存在しなくなるまでの反応を、30〜70℃の範
囲で選ばれた一定の温度で行なうことである。こ
のような温度で反応を行なうことによつて、その
特定温度に対応した所望組成のオリゴマーが得ら
れる。 この前段の反応では、反応温度によつて不飽和
結合を含有するオリゴマーの生成割合が左右され
る。このようなオリゴマーは後段の処理で飽和型
インダン構造に変化するので、後段の処理による
目的オリゴマーの分子量分布及び組成の変化の自
由度を大きくするには、前段の反応温度は比較的
不飽和結合を含有するオリゴマーの生成割合の大
きい55〜65℃で行なうのが好ましい。 この前段の反応において、実質的に単量体が存
在しなくなるまで反応させるとは、α−メチルス
チレン類の80重量%以上、好ましくは90重量%以
上が2量体以上に変化するまで反応させることで
ある。 この段階における反応で単量体が多量に残存す
るまゝ、後段の処理を行なうと、単量体が2量
体、3量体になると同時に異性化が進行し、所望
の分子量分布及び組成のα−メチルスチレン類を
得ることが出来なくなる。したがつて、単量体の
反応率によつて組成の変化しない30〜70℃の温度
で出来る限り反応率を高くし、単量体を少なくす
るのが望ましい。勿論、所望するオリゴマーの分
子量分布及び組成によつては単量体が残存した
まゝ後段の処理を行なつてもよいが、好ましい方
法ではない。 また、単量体の製品中への残存は、臭気の問題
を生じるので、この点からも留意する必要があ
る。 以上のような方法による前段の反応の後、ひき
つづき以下の後段の処理も行なう。 この後段の処理で、得られるオリゴマーの分子
量分布および化学構造を所望のものとすることが
出来る。80℃以上で熱処理することで、不飽和結
合を含有するオリゴマーは、飽和型インダン構造
に変化し、また、3量体以上の不飽和結合を含有
するオリゴマーは特に温度を100℃以上にするこ
とで飽和型インダン構造をもつ2量体に変化す
る。後段の処理は、前段の反応の終了後、通常、
反応混合物をそのまゝ加熱処理を行なう。加熱処
理温度は、80〜100℃である。100℃を越える温度
で段の処理を行なうと不飽和結合を有するオリゴ
マーが飽和型インダン構造に異性化する速度が大
きくなり、異性化を制御して所望の組成とするの
が困難となる。また、触媒の耐熱性からも好まし
くなく、製品オリゴマーが着色するなど不利益を
もたらす。 反応終了後、速かに冷却し、40℃以下の温度に
して触媒を分離し製品を得る。 この分離操作は、通常、過方法によればよ
く、特別の過装置や方法は必要としない。 極く一般的に、反応液を静置して触媒を分離後
上澄液を抜き出して、反応器中の触媒はそのまゝ
繰り返し反応に使用し、一方、前記の抜き出した
目的物中に僅かに混入する触媒は別して回収す
る。 このような連続的な反応方法によらない場合
は、反応終了液をそのまゝ過して触媒を別し
て回収してもよい。 (作用および発明の効果) α−メチルスチレン類をスルホン酸型陽イオン
交換樹脂の存在下、30〜70℃の温度で反応させる
と選択した反応温度に応じて不飽和二量体、三量
体を主として含む、所望組成のα−メチルスチレ
ン類のオリゴマーが得られ、単量体が実質的に存
在しなくなるまで反応させた後、つづいて80℃以
上で処理すると、さらに不飽和のオリゴマーが異
性化し飽和の二量体、三量体がえられる。 したがつて、本発明の方法によれば、所望のα
−メチルスチレン類オリゴマーを取得することが
容易に出来ると共に工程が簡単で高収率での生産
が可能である。α−メチルスチレン類のオリゴマ
ーはシーリング材の可塑剤として有用であり二重
結合を水素化したものはポリスチレン溶剤、絶縁
油、感圧紙溶剤等に、また芳香環まで完全水素化
したものは、特殊潤滑油のベースオイルとなる。
その他懸濁剤、沈降防止剤、含浸剤等に用途を持
つている、本発明の方法はこのように広範な用途
を持つα−メチルスチレン類を用途に合わせて所
望の組成として製造することのできる工業的に極
めて価値のある方法である。 (実施例) 以下、実施例により本発明を更に詳しく説明す
る。 実施例 1 市販のスルホン酸型陽イオン交換樹脂(アンバ
ーリストIR−15、ロームアンドハース社製多孔
質樹脂)H型を純水で良く洗滌し着色物質及び酸
性物質を除去し洗滌が中性になつた時点でイソプ
ロパノールに浸漬し、着色がなくなるまで洗滌、
ついで減圧下(5mmHg、絶対圧)90℃で10時間
乾燥した。このものは実質上水分を含有しない触
媒樹脂(水分0.1重量%以下)を調製した。 逆流コンデンサー、撹拌機付フラスコにα−メ
チルスチレンモノマー1000gを装入し、オイルバ
スに浸漬、加温し40℃に調節した。 次いで前記触媒0.4gを秤取し添加した。 反応熱により液温が50℃を越えない様にオイル
バス温度を調節6時間反応する。その間1時間毎
に、反応マスをサンプリングしガスクロマトグラ
フイーで分析した結果を表−1に示す。 反応開始から、6時間後、反応率は92.3%に達
した。 実施例 2〜7 実施例−1の触媒を用い、反応温度ならびに触
媒添加量を変えて反応し、反応マスの分析結果を
表−1に示す。 実施例 8 実施例−1の触媒を用い、反応温度60℃、触媒
添加量0.56%(1/2量を5分割添加し、残りを1
括添加)を添加しながら反応開始後5hr、6hr、
8hr目に各々サンプリングし分析した。それぞれ
反応率は83.3%、89.7%、95%であつた、反応生
成物の組成を表−1に示す。 比較例 1〜2 実施例−1の触媒を用い、反応温度を80℃、及
び100℃とし、触媒1%と1/8分割し添加一定時間
反応後反応マスについて分析した結果を表−1に
示す。
【表】
【表】 示す。
2) 表中DIは飽和二量体、DLは不飽和二量体、Tは
三量体、Teは四量体、Peは五量体を示す。
実施例 9〜10 実施例1で調製した触媒を用い、触媒添加量を
0.56%、1%とし、反応温度60℃一定で反応させ
た後反応マスの分析を行い引続き後段の反応を90
℃、100℃で実施、反応マスについて分析した結
果を表−2に示す。 いずれも反応率98%以上で残存モノマーも少な
く反応物の組成も所望のものが得られ色相もハー
ゼン40以下と良好な品質のものが得られた。
【表】 実施例 11 実施例−9と同様の操作でα−メチルスチレン
の代りにm及びp−メチルα−メチルスチレン
(m−体/p−体比60/40の混合物)を原料とし
て反応せしめた。 反応液について分析した結果を表−3に示す。
【表】 実施例1〜8に示すように70℃以下で一定温度
で反応せしめることで反応率にかかわらず一定組
成のオリゴマーが生成することがわかる。特に実
施例ではDLの生成量が多く後段の反応によつて
組成を変えうることが比較例1〜2と比較すると
よくわかる。また、実施例9〜12に示すように後
段の処理によつて所望の組成比に変えることがで
きることがわかる。後段の処理を110℃で行うと
組成をかえることはできるが色相が不良となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 α−メチルスチレン類をスルホン酸型陽イオ
    ン交換樹脂の存在下、30〜70℃の範囲の温度で、
    実質的に単量体が存在しなくなるまで反応させ、
    ついで、80〜100℃の温度範囲で処理することを
    特徴とするα−メチルスチレン類のオリゴマーの
    製造方法。
JP59254233A 1984-12-03 1984-12-03 α−メチルスチレン類のオリゴマ−の製造方法 Granted JPS61243030A (ja)

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JPS61233004A (ja) * 1985-04-09 1986-10-17 Kawasaki Steel Corp 樹脂製造法
JPH03190830A (ja) * 1989-12-21 1991-08-20 Mitsui Toatsu Chem Inc インダン誘導体の製造方法

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JPS4969647A (ja) * 1972-11-06 1974-07-05
JPS55104219A (en) * 1979-02-06 1980-08-09 Toshinobu Higashimura Production of styrene oligomer
JPS59112927A (ja) * 1982-12-18 1984-06-29 Nippon Steel Chem Co Ltd α−アルキルスチレン類の不飽和二量体の製造法

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