JPH04157665A

JPH04157665A - 磁気ディスク装置の軸心傾き補正方法及び機構

Info

Publication number: JPH04157665A
Application number: JP28304790A
Authority: JP
Inventors: Tomoo Sukagawa; 智夫須賀川; Kazunori Tochiyama; 杤山　和則
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1990-10-20
Filing date: 1990-10-20
Publication date: 1992-05-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概要〕ベースと、該ベースに対し軸受を介して回転可能に支持
されたスピンドルと、該スピンドルに担持された磁気デ
ィスク媒体と、該ディスク媒体に対し情報の記録・再生
を行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを駆動するアクチュ
エータとを含んでなる磁気ディスク装置において、細心
傾き補正方法及び機構に関し、アクチュエータ又はスピンドルに傾きが生じた場合でも
、これらを必要に応じて加圧することを可能にし、もっ
てこれらの軸心の垂直度を適当な範囲内に維持できるよ
うにすることを目的とし、前記軸受と前記ベースとの間
又は前記軸受とスピンドルとの間に少なくとも１つの加
圧チップを挿入し、前記磁気ヘッドにてディスク媒体の
オフトラック出力値を読み出し、該オフトラック出力値
に応じて前記加圧チップの加圧力を調整することにより
前記スピンドルの軸心の傾きを補正する方法を構成する
。

〔産業上の利用分野〕

本発明は磁気ディスク装置に関し、特にアクチュエータ
又はスピンドルの軸心の傾きを補正する方法及び機構に
関する。より詳しくは、本発明は、ベースと、該ベース
に対し軸受を介して回転可能に支持されたスピンドルと
、該スピンドルに担持された磁気ディスク媒体と、該デ
ィスク媒体に対し情報の記録・再生を行う磁気ヘッドと
、該磁気ヘッドを駆動するアクチュエータとを含んでな
る磁気ディスク装置において、アクチュエータ又はスピ
ンドルの軸心の傾きを補正する方法及び機構に関する。

近年の磁気ディスク装置の高性能化に伴い、磁気ディス
ク媒体を担持しているスピンドル又は磁気ヘッドを担持
しているアクチュエータはベースに対する垂直度が要求
される。即ち、適度な垂直度が満足されていないと、デ
ィスク媒体に対して磁気ヘッドがオフトラックの状態と
なり、再生等の際に磁気ヘッドの出力に影響を及ぼすこ
ととなる。従って、スピンドル又はアクチュエータの垂
直皮を厳正に維持するか、又は傾きを補正する必要があ
る。

〔従来の技術〕

従来の磁気ディスク装置においては、スピンドル又はア
クチュエータの傾きを防止するために、スピンドル又は
アクチュエータ自体、或いはこれらを支持する部材、又
はその他の構成部品等を精巧に加工することや、バネ材
等により一定の力でスピンドル又はアクチュエータを垂
直に加圧にして固定する等のことが行われてきた。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記のような従来の方法では、構成され
る部品点数が多くなり構造も複雑になり作業性も悪化し
ていた。また、個々の装置について部品のバラツキが生
じてしまうと垂直度が十分保てない場合があり、上述の
ようなオフトラックの問題を生じ磁気ヘッドの出力に影
響を及ぼすこととなる。

従って、本発明は、スピンドル又はアクチュエータに傾
きが生じた場合でも、必要に応じてスピンドル又はアク
チュエータを加圧することによりこれらの軸心の垂直度
を適尚な範囲内に維持することのできる、部品点数が少
なく且つ構造の簡単な磁気ディスク装置の軸心傾き補正
方法及び機構を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

このような課題を解決するために、本発明によれば、第
１図に実施例として示すように、ベース（５）と、該ベ
ースに対し軸受（４）を介して回転可能に支持されたス
ピンドル（３）と、該スピンドルに担持された磁気ディ
スク媒体（１）と、該ディスク媒体に対し情報の記録・
再生を行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを駆動するアク
チュエータとを含んでなる磁気ディスク装置において、
前記軸受（４）と前記ベース（５）との間又は前記軸受
（４）とスピンドル（３）との間に少なくとも１つの加
圧チップ（９）を挿入し、前記磁気ヘッドにてディスク
媒体のオフトラック出力値を読み出し、該オフトラック
出力値に応じて前記加圧チップの加圧力を調整すること
により前記スピンドルの軸心の傾きを補正する方法が提
供される。

また上記の磁気ディスク装置において、前記軸受（４）
と前記ベース（５）との間又は前記軸受（４）とスピン
ドル（３）との間に挿入した少な（とも１つの加圧チッ
プ（９）と、前記磁気ヘッドにてディスク媒体のオフト
ラック出力値を読み出す手段と、該オフトラック出力値
に応じて前記加圧チップの加圧力を調整する手段とから
なる前記スピンドルの軸心の傾きを補正する機構が提供
される。

更に、第２図に実施例として示すように、ベース（５）
と、該ベースに対し軸受（４）を介して回転可能に支持
されたスピンドル（３）と、該スピンドルに担持された
磁気ディスク媒体（１）と、該ディスク媒体に対し情報
の記録・再生を行う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを駆動
するアクチュエータとを含んでなり、該アクチュエータ
の軸（１３）は軸受（１２）を介して前言己ベースに揺
動可能に支持されてなる磁気ディスク装置において、前
記スピンドル又はアクチュエータ軸の一方又は両方は、
それを支持する軸受とベースとの間又は軸受と軸との間
に少なくとも１つの加圧チップ（９，１７）が挿入され
、前記磁気ヘッドにてディスク媒体のオフトラック出力
値を読み出し、該オフトラック出力値に応じて前記加圧
チップの加圧力を調整することにより前記スピンドル又
はアクチュエータの軸心の傾きを補正する方法が提供さ
れる。

また上記の磁気ディスク装置において、前記スピンドル
又はアクチュエータ軸の一方又は両方にて、それを支持
する軸受とベースとの間又は軸受と軸との間に挿入した
少なくとも１つの加圧チップ（９，１７）と、前記磁気
ヘッドにてディスク媒体のオフトラック出力値を読み出
す手段と、該オフトラック出力値に応じて前記加圧チッ
プの加圧力を調整する手段とを含む前記スピンドル又は
アクチュエータの軸心の傾きを補正する機構が提供され
る。

〔作用〕

本発明によれば、スピンドル又はアクチュエータの傾き
を磁気ディスク装置の上下ヘッドなど複数のヘッドから
得られる情報、即ちオフトラック出力値をアクチュエー
タの傾きとして得る。その情報をもとにして上下加圧チ
ップを可動させる。

つまり得る情報によっては複数の加圧チップを制御して
いるので任意に加圧チップを可動させることにより、ア
クチュエータの傾き適正範囲内に維持するように補正す
ることが可能となる。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明
する。

第１図はスピンドルの傾きを補正する機構を備えた本発
明の原理図、第２図はアクチュエータの傾きを補正する
機構を備えた本発明の原理図、第３図は軸心の傾きを補
正するプロセスを示すブロック図である。

第１図において、複数枚の円板状の磁気媒体１は相互に
間隔をおいてスピンドルハブ２に固定・保持されている
。スピンドルハブ２はスピンドルシャフト３に固定され
、このスピンドルシャフト３の上下端は、ベアリング４
によりベース５に回転可能に支承されている。磁気媒体
１、スピンドルハブ２及びスピンドルシャフト３の複合
体は、スピンドルハブ２の内側に設けたロータ６とベー
ス５に支持されたステータ７とで構成されるスピンドル
モータ８により回転される。上下のベアリング４とベー
ス５との間には、圧電素子等からなる加圧チップ９が挿
入されている。この加圧チップ９は略１２０°の間隔で
３個配置するのが好ましい。これらの加圧チップ９は第
１図には示していない制御装置に接続されていて、供給
される電流値に応じて膨張又は収縮する。なお、第１図
において、符号１０はブツシユを示す。

第２図において、磁気媒体１に対して情報の記録・再生
を行う為の磁気ヘッド（図示せず）を担持しているアー
ム１１は、上下のベアリング１２によりベース５に回転
可能に支持されたアクチュエータ軸１３に固定されてい
る。アクチュエータ軸１３のアーム１１とは反対の側に
はコイル１４があり、固定されている磁石１５との間で
ボイスコイルモータ１６を形成する。磁気ヘッド（図示
せず）、アーム１１、コイル１４からなる複合体はボイ
スコイルモータ１６により駆動され、磁気ヘッドを磁気
媒体１　（第１図）上の所望の位置にアクセスさせる。

第１図の場合と同様、上下のベアリング１２とベース５
との間には、圧電素子等からなる加圧チップ１７が挿入
されている。この加圧チップ１７も前述と同様略１２０
゛の間隔で３個配置するのが好ましく、制御装置（図示
せず）に接続されていて、供給される電流値に応じて膨
張又は収縮する。なお、第２図において、符号１８はブ
ツシュを示す。

第１図〜第３図において、磁気媒体ｌが回転されスピン
ドルモータ８により磁気ヘッド（図示せず）により磁気
媒体１からの磁気信号が読み取られその磁気信号を出力
する。その際、磁気媒体の所定のトラック（軌道）から
のズレ、即ちオフトラック値も同時に読み出される。読
み出したオフトラック値は増幅装置（ＡＭＰ）にて増幅
される。

磁気ディスク装置は、スピンドルシャフト３及びアクチ
ュエータ軸１３の両者がベース５に対して厳密に垂直状
態にあるときオフトラック値が零となるように設計され
ている。従って、スピンドルシャフト３又はアクチュエ
ータ軸１３のいずれか一方が傾斜している場合は、磁気
媒体１が回転する際に磁気ヘッドにオフトラック値が出
力される。逆に、このオフトラック値の出力により、ス
ピンドルシャフト３及びアクチュエータ軸１３の傾きを
判断することのできる。従って、オフトラック値に応じ
て加圧チップ９又は１７に供給する電流値を変化させる
。加圧チップは圧電素子等で構成されているので、電流
値の変化により膨張又は収縮する。これにより、１２０
゛おきに３個配置された加圧チップへ供給する電流値を
連光に加減することによりスピンドルシャフト３又はア
クチュエータ軸１３の傾きを補正することが可能である
。

第４図は第１図に対応する実施例の縦断面図であり、第
５図は第４図のＡ−Ａ断面図である。即ち、スピンドル
の傾きを補正する機構を備えた実施例である。第１図と
対応する部分には同じ符号で示し、説明を省略する。こ
の実施例では、スピンドルシャフト３の下端のベアリン
グ４の周囲は第１図の実施例と同様、加圧′チップ（圧
電素子）９が１２０°おきに３個配置されているが、ス
ピンドルシャフト３の上端のベアリング４の周囲には加
圧チップ９が１個のみ配置されている。従って、スピン
ドルシャフト３の上端における加圧チップの反対側くベ
アリング４とブツシュ１０との間）を基準として傾きを
補正する。

スピンドルシャフト３のみならず、アクチュエータ軸１
３（第２図）についてこの実施例と同様の構成を採用し
ても良いことはいうまでもない。

また、上記の実施例とは逆に上側に３個の加圧チップを
配置し、下側に１個の加圧チップを配置してもよい。

〔発明の効果〕

以上に説明したように、本発明によれば、スピンドル又
はアクチュエータの傾きを高精度に行うことができ、磁
気ディスクのオフトラックを大幅に低減し、磁気ディス
ク装置の性能向上に寄与するところが大きい。また、傾
きをフィードバック補正することのできるので、厳密な
加工精度を必要とせずに、スピンドル又はアクチュエー
タの垂直度を厳密に維持することのできる。

【図面の簡単な説明】

第１図はスピンドルの傾きを補正する機構を備えた本発
明の原理図、第２図はアクチュエータの傾きを補正する
機構を備えた本発明の原理図、第３図は軸心の傾きを補
正するプロセスを示すブロック図、第４図は第１図に対
応する実施例の縦断面図であり、第５図は第４図のＡ−
Ａ断面図である。１・・・磁気媒体２・・・スピンドルハブ、３・・・スピンドルシャフト、４・・・ベアリング、５・・・ベース、６・・・ロータ、７・・・ステータ、８・・・スピンドルモータ、９・・・加圧チップ、１０・・・ブツシュ、１１・・・アーム、１２・・・ベアリング、１３・・・アクチ一エータ軸、１４・・・コイノベ１５・・・磁石、１６・・・ボイスコイルモータ、１７・・・加圧チップ、１訃・・ブツシュ。スピンドルの傾き補正第１０１・・・磁気媒体　　　　　　　６・・・ロータ２・・
・スピンドルハブ　　　　７・・・ステータ３・・・ス
ピンドルシャフト　　８・・・スピンドルモータ４・・
・ベアリング　　　　　　９・・・加圧チップ５・・・
ベース　　　　　　　　１ｏ・・・プッシュアクチュエ
ータの傾き補正第２≦ ５・・・ベース　　　　　　　１５・・・磁　石１１・
・・アーム　　　　　　　１６・・・ボイスコイルモー
タ１２・・・ベアリング　　　　　１７・・・加圧チッ
プ１３・・・アクチュエータ軸　　１８・・・ブツシュ
１４・・・コイル傾き補正フロー第３図

Claims

【特許請求の範囲】１、ベース（５）と、該ベースに対し軸受（４）を介し
て回転可能に支持されたスピンドル（３）と、該スピン
ドルに担持された磁気ディスク媒体（１）と、該ディス
ク媒体に対し情報の記録・再生を行う磁気ヘッドと、該
磁気ヘッドを駆動するアクチュエータとを含んでなる磁
気ディスク装置において、前記軸受（４）と前記ベース
（５）との間又は前記軸受（４）とスピンドル（３）と
の間に少なくとも１つの加圧チップ（９）を挿入し、前
記磁気ヘッドにてディスク媒体のオフトラック出力値を
読み出し、該オフトラック出力値に応じて前記加圧チッ
プの加圧力を調整することにより前記スピンドルの軸心
の傾きを補正する方法。２、ベース（５）、該ベースに対し軸受（４）を介して
回転可能に支持されたスピンドル（３）と、該スピンド
ルに担持された磁気ディスク媒体（１）と、該ディスク
媒体に対し情報の記録・再生を行う磁気ヘッドと、該磁
気ヘッドを駆動するアクチュエータとを含んでなる磁気
ディスク装置において、前記軸受（４）と前記ベース（
５）との間又は前記軸受（４）とスピンドル（３）との
間に挿入した少なくとも１つの加圧チップ（９）と、前
記磁気ヘッドにてディスク媒体のオフトラック出力値を
読み出す手段と、該オフトラック出力値に応じて前記加
圧チップの加圧力を調整する手段とからなる前記スピン
ドルの軸心の傾きを補正する機構。３、スピンドル（３）は両端にて軸受（４）にて支持さ
れ、一端の軸受には加圧チップは略１２０°の間隔で３
個配置され、他端の軸受には加圧チップが１個配置され
ている請求項２に記載の機構。４、加圧チップ（９）は圧電素子である請求項２又は３
に記載の機構。５、ベース（５）と、該ベースに対し軸受（４）を介し
て回転可能に支持されたスピンドル（３）と、該スピン
ドルに担持された磁気ディスク媒体（１）と、該ディス
ク媒体に対し情報の記録・再生を行う磁気ヘッドと、該
磁気ヘッドを駆動するアクチュエータとを含んでなり、
該アクチュエータの軸（１３）は軸受（１２）を介して
前記ベースに揺動可能に支持されてなる磁気ディスク装
置において、前記スピンドル又はアクチュエータ軸の一
方又は両方は、それを支持する軸受とベースとの間又は
軸受と軸との間に少なくとも１つの加圧チップ（９、１
７）が挿入され、前記磁気ヘッドにてディスク媒体のオ
フトラック出力値を読み出し、該オフトラック出力値に
応じて前記加圧チップの加圧力を調整することにより前
記スピンドル又はアクチュエータの軸心の傾きを補正す
る方法。６、ベース（５）と、該ベースに対し軸受（４）を介し
て回転可能に支持されたスピンドル（３）と、該スピン
ドルに担持された磁気ディスク媒体（１）と、該ディス
ク媒体に対し情報の記録・再生を行う磁気ヘッドと、該
磁気ヘッドを駆動するアクチュエータとを含んでなり、
該アクチュエータの軸（１３）は軸受（１２）を介して
前記ベースに揺動可能に支持されてなる磁気ディスク装
置において、前記スピンドル又はアクチュエータ軸の一
方又は両方にて、それを支持する軸受とベースとの間又
は軸受と軸との間に挿入した少なくとも１つの加圧チッ
プ（９、１７）と、前記磁気ヘッドにてディスク媒体の
オフトラック出力値を読み出す手段と、該オフトラック
出力値に応じて前記加圧チップの加圧力を調整する手段
とを含む前記スピンドル又はアクチュエータの軸心の傾
きを補正する機構。７、スピンドル又はアクチュエータ軸は両端で軸受にて
支持され、一端の軸受には加圧チップ（９、１７）は略
１２０°の間隔で３個配置され、他端の軸受には加圧チ
ップが１個配置されている請求項２に記載の機構。８、加圧チップ（９、１７）は圧電素子である請求項６
又は７に記載の機構。９、前記アクチュエータ軸（１３）にのみ加圧チップ（
１７）が配置されている請求項６に記載の機構。