JPH0415713Y2

JPH0415713Y2 -

Info

Publication number: JPH0415713Y2
Application number: JP5337786U
Authority: JP
Priority date: 1986-04-08
Filing date: 1986-04-08
Publication date: 1992-04-08
Also published as: JPS62164242U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）この考案は、移送されて来た製品を順次所望の
高さに整列して積み上げ、その状態で送り出すよ
うにしたスタツキング装置に関する。

（従来技術）従来、紙器の製品においては、印刷され、か
つ、断続的切り込みを施した素材の所望の枚数を
積み重ねた積層素材を積み重ねたまま断続的切込
の断続部分すなわち切り込まれていない部分であ
るニツクを切つて所望の形状に打ち抜いた後、打
抜装置に隣設した製品搬送コンベアで、それに対
向するスタツキング装置のローラー式製品受入コ
ンベアに送り、ローラー式製品受入コンベアを反
復移行させ、製品保持具を作動させて、製品をパ
レツト上に整列して積み重ね、搬送している。

（考案により解決しようとする問題点）上記の従来のスタツキング装置では、ローラー
式製品受入コンベアを製品搬送コンベアと対向す
る位置と所望の積み重ね位置上方との間を常に反
復移行させなければならず、従つて、ローラー式
製品受入コンベアの移行距離が長く、製品の積み
重ねに時間がかかり効率が悪い。

本考案は、従来のスタツキング装置の上記欠点
を改良して、製品の積重ねに時間がかからない効
率の良いスタツキング装置を提供することを目的
とするものである。

（問題点を解決するための手段）製品搬送コンベアと、水平移行および停止可能
なローラー式製品受入コンベアと、パレツトを積
載して昇降させる昇降手段と、前記ローラー式製
品受入コンベア上の製品を保持し、該ローラー式
製品受入コンベアの下方の、前記パレツト上に、
保持した製品を解放して載置する製品保持具と、
パレツト移送手段とを備えたスタツキング装置に
おいて、前記製品搬送コンベアに対向する位置と、前記
ローラー式製品受入コンベアの停止位置に対向す
る位置との間を水平移行および停止させる手段を
備え、かつ、前記製品搬送コンベアから製品を受
け入れ、その製品を前記ローラー式製品受入コン
ベア上に移送することを可能としたことを特徴と
する補助コンベアを設ける。

（作用）補助コンベアは製品搬送コンベアに対向する位
置およびローラー式製品受入コンベアに対向する
位置との間を移行し、製品搬送コンベアから製品
を受入れ、ローラー式製品受入コンベアに移送す
る。

（実施例）本考案の詳細を図面に示す実施例に基づいて説
明する。

図面中１は製品搬送コンベア、２はローラー式
製品受入コンベア、３は補助コンベア、４はパレ
ツト搬送コンベア、５はパレツトである。

ロラー式製品受入コンベア２は複数のローラー
６とローラーの水平移行手段７を備える。ローラ
ー式製品受入コンベア２は相対向する２列のロー
ラー６の対向間隔が開閉する構造となつている
が、他の公知の構造のものでもよい。

補助コンベア３は、ベルト回動手段によりベル
ト８が回動し、シリンダー１０を備えた移行手段
９により水平移行と停止を選択する。移行手段９
は、補助コンベア３の両側のサイド板１１にシリ
ンダー１０のシヤフト１１ａを連結してなる。移
行手段９は他の公知の機構を用いてもよい。補助
コンベアのベルト８は１本のものでもよいが、図
面に示すように２本で構成し２本の間隔を変更調
節可能とすれば、搬送する製品の大きさに適した
ベルト幅にすることができて効率的である。

この考案に係るスタツキング装置を使用する場
合には、空のパレツト５をパレツト搬送コンベア
４に載置し、駆動手段を作動させてパレツト５を
ローラー式製品受入コンベア２のローラー６の下
方に運び、昇降手段を用いてパレツト５を所望の
高さまで上昇停止させる。ついで、移行手段７を
作動させてローラー式製品受入コンベア２を、パ
レツト５上の、製品の載置予定位置の上方に移行
停止させる。このローラー式製品受入コンベア２
の移行の前後または移行中のいづれであつてもよ
いが、補助コンベア３を製品搬送コンベア１に対
向させて停止させる。製品搬送コンベア１により
複数の製品Ｓを搬送すると製品Ｓは補助コンベア
３に移送されて止まる。移行手段９が作動して補
助コンベア３が停止しているローラー式製品受入
コンベア２に対向する位置に移行して停止する
と、ベルト回動手段が作動してベルト８が回動
し、製品Ｓはローラー式製品受入コンベア２のロ
ーラー６上に移行して停止する。続いて製品保持
手段が作動して製品Ｓを保持し、対向するローラ
ー６の列の対向間隔が開き、製品保持具が下降し
てパレツト５上に製品Ｓを載置する。製品Ｓが所
望の位置に載置されると、製品保持具が上昇し、
ローラーの対向間隔が閉じ、ローラー式製品受入
コンベア２は次の製品載置予定位置の上方に移行
停止し、補助コンベア３は再び製品搬送コンベア
１に対向する位置まで移行して停止し、再び製品
搬送コンベア１のベルトが回動して製品Ｓが補助
コンベア３上に搬送されて停止し、補助コンベア
３が停止しているローラー式製品受入コンベア２
に対向する位置まで移行して停止し、ベルト８が
回動して製品Ｓがローラー式製品受入コンベア２
上に移行停止する。製品保持手段が作動して製品
Ｓをパレツト５上に整列載置する。

パレツト上に製品Ｓが一層全部整列載置される
と、パレツト５がほぼ製品Ｓの高さだけ下降し、
製品Ｓを載置した補助コンベア３がパレツト５の
最初の位置の上方に移行して停止し、上記の工程
を繰り返して製品Ｓをすでに整列載置してある製
品Ｓの上に整列載置する。

パレツト５上に製品Ｓを１層または所望の複数
層の整列載置を完了したら、合紙をパレツト５上
に整列した製品Ｓの上に載置し、その上に再び製
品Ｓを整列載置して行く。

パレツト５に所望の層に製品Ｓを整列積み上げ
終わると、パレツト５を下降させ、駆動手段を作
動させてパレツト５をパレツト搬送コンベア４で
搬出する。

製品Ｓが紙の積層ブランク以外のもので、合紙
を必要としない場合には合紙供給工程は省略され
る。

本願装置の各手段は制御器（図示せず）に連結
して制御する。

（効果）この考案に係るスタツキング装置は、ローラー
式製品受入コンベア２がいちいち製品搬送コンベ
ア１に対向させる必要がなく、補助コンベア３が
移行して製品Ｓを製品搬送コンベア１より受取
り、ローラー式製品受入コンベア２移送し、ま
た、製品保持手段が作動して製品Ｓがパレツト５
上に載置されている間に補助コンベアが製品搬送
コンベア１に対向する位置に移行停止して製品Ｓ
を受け入れ、ローラー式製品受入コンベア２の停
止位置まで戻ることができるので、作業に時間が
かからず、極めて効率がよい。

【図面の簡単な説明】

図面に示すものは本考案の実施例の平面概略図
である。１……製品搬送コンベア、２……ローラー式製
品受入コンベア、３……補助コンベア、４……パ
レツト搬送コンベア、５……パレツト、６……ロ
ーラー、７……移行手段、８……ベルト、９……
移行手段。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】製品搬送コンベアと、水平移行および停止可能
なローラー式製品受入コンベアと、パレツトを積
載して昇降させる昇降手段と、前記ローラー式製
品受入コンベア上の製品を保持し、該ローラー式
製品受入コンベアの下方の、前記パレツト上に、
保持した製品を解放して載置する製品保持具と、
パレツト移送手段とを備えたスタツキング装置に
おいて、前記製品搬送コンベアに対向する位置と、前記
ローラー式製品受入コンベアの停止位置に対向す
る位置との間を水平移行および停止させる手段を
備え、かつ、前記製品搬送コンベアから製品を受
け入れ、その製品を前記ローラー式製品受入コン
ベア上に移送することを可能としたことを特徴と
するスタツキング装置の補助コンベア。