JPH04157009A - 板厚偏差外乱除去制御方法 - Google Patents

板厚偏差外乱除去制御方法

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JPH04157009A
JPH04157009A JP2278519A JP27851990A JPH04157009A JP H04157009 A JPH04157009 A JP H04157009A JP 2278519 A JP2278519 A JP 2278519A JP 27851990 A JP27851990 A JP 27851990A JP H04157009 A JPH04157009 A JP H04157009A
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英夫 香取
Koji Ueyama
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Naoharu Yoshitani
芳谷 直治
Yuichi Tsuji
辻 勇一
Hidekuni Nakamura
英都 中村
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/16Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2267/00Roll parameters
    • B21B2267/02Roll dimensions
    • B21B2267/08Roll eccentricity

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧延機の自動板厚制御システムに関するもの
である。
〔従来の技術〕
近年の板厚制御においては、例えば、 「塑性と加工J Vol、16 no、168(197
5−1) P、25−P、3+及び「システム制御情報
学会誌」Vol、2.No、5゜P、 +47−P、 
154.1989ナラヒi: r板圧延ノ理論ト実11
JP、223−F’、256等に示されるように、Mi
ll ModulusCoIltrol タイプ(この
タイプはB15raタイプと称されることもある)及び
Gauge Me+erタイプの自動板内板厚偏差制御
系(以下、AGC(^uloo+atic Gauge
ConHol)と称する)が採用されている。
第8図は、従来の自動板内板厚偏差制御系を取り入れた
圧延システムを示す図であり、第8図において、1が圧
延機、2が圧延材、3が圧下位置検出器、4が圧延荷重
計、5が圧下機構、6が自動板内板厚偏差制御系Iであ
り、圧延機1が圧延材2を圧延しているとき、自動板内
板厚偏差制御系6は、圧延荷重計4からの信号と圧下位
置検出器3かもの信号とを入力として圧下位置制御信号
を圧下機構5に対して出力する。
第9図は、従来の板肉板厚偏差制御系を装備した圧延シ
ステムの原理図をブロック線図で表現したものである。
第9図において、 M゛圧延機剛性係数[kgW/meコ Q°圧延材塑性係数[:kgW/me]ΔU:圧下系機
構動作指令量[mm] ΔS゛圧下機構動作量[mm] ΔP、圧延荷重変動量[kgW] G、:ΔUからΔS伝達関数(無単位)Δh:出側板厚
偏差[mm] ΔH:入側板厚偏差[mm] ΔSe:ロール偏芯[mm] ΔRr:圧下リファレンス[mll1コI:自動板内板
厚偏差制御系(−点鎖線内)C2,伝達関数(無挙位)
。圧下機構動作量(ΔS)を表す信号を用いるときは「
1ノ、圧下機構動作量(ΔS)を表す信号を用いないと
きはQJ C2:荷重偏差信号を板厚偏差信号に変換する伝達関数
[mIl/kgW] C3ニ一般の伝達関係(無単位) であり、CI、C2,C3に具体的な伝達関数を付与す
ることにより従来の自動板内板厚偏差制御系を装備した
圧延システムとなる。
以下、具体的に従来の鋼板の板厚制御方法を第9図、第
10図及び第11図を参照しながら説明する。
まず、Mill Modulus Control タ
イプのAGCを装備した圧延システムについて説明する
Mill Modulus Control タイプの
AGCは、−般に自動板内板厚偏差制御系Iを有し、第
9図にそれの原理図を示す。
Mill Modulus Control タイプの
AGCは、第9図において、 C,= O・・・(3−]) C2=□       ・・・(3−2)C3=1  
       ・・・(3−3)なる代表値を採用した
場合であり、これを第10図に示す。第10図において
、 α゛チユーニングフアクタ無単位) (α:任意の実数) であり、Gつは油圧圧下機構等の高速圧下機構を用いた
場合には、 T1゛時定数[secコ但し、T 、 (1,0を用い
て となる。このとき、入側板厚偏差(ΔH)から出側板厚
偏差(Δh)への伝達関数G、とロール偏芯(ΔSe)
から出側板厚偏差(Δh)への伝達関数62は、 である。
また、Mill Modulus Co1rol タイ
プのAGCは、圧延荷重変動量を表す信号(ΔP)を圧
延機剛性係数(M)で出側板厚偏差信号(Δh)に相当
する信号に変換してフィードバックしているため、チュ
ーニングファクタαを変化させることにより見かけの圧
延機剛性を近似的にM/(1−α)に変化させることが
できる。
次に、Gauge MeterタイプのAGCを装備し
た圧延システムについて説明する。
GHygeMeterタイプのAGCを装備した圧延シ
ステムは、一般的に自動板内板厚偏差制御系Iを有する
が、Mill Modulus Control タイ
プのAGCとの相違点は、自動板内板厚偏差制御系Iに
おいて、C2は同じ関数系であるがC1+ C2が真な
ることである。すなわち、第9図において、C1=1 
        ・・・(3−7)C2=□     
   ・・・(3−8)C3=□        ・・
・(3−9)なる代表値を採用した例を第11図に示す
第11図において、 α°チューニングファクタ(無単位)(0≦α≦l)S
ニラプラスの演算子[1/secコ であり、G、は油圧圧下機構等の高速圧下機構を用いた
場合には、 121時定数[secコ但し、T 、 < 1.0を用
いて となる。このとき、入側板厚偏差(ΔH)から出側板厚
偏差(Δh)への伝達関数G1とロール偏芯(ΔSe)
から出側板厚偏差(Δh)への伝達関数G2は、 である。
また、Gauge MeterタイプのAGCでは、圧
下機構動作量を表す信号(ΔS)と圧延荷重変動量を表
す信号(ΔP)を用いて Δh=Δs十−XΔP        ・−・(3−1
3)なるGauge Meter式に基づいて出側板厚
偏差信号(Δh)をつくり、フィードバンクをおこなっ
ている。
さて、第9図において、入側板厚偏差(ΔH)から出側
板厚偏差(Δh)への伝達関数01とロール偏芯(ΔS
e)から出側板厚偏差(Δh)への伝達関数02は、 を用いて、 と表され、任意のCI+ C2+ C3に対してG1+
G2=1.0         ・・・(3−17)が
成立している。
したがって、Mill Modulus Con1to
lタイプのAGCでも、Gsuge Meterタイプ
のAGCの場合でも、G、、G2のいずれか一方の特性
を決めると他方も自動的に決まってしまう性質をもつ。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、従来の自動板内板厚偏差制御系を用いた
制御方法では、以下に詳細に示すような問題点がある。
熱間圧延プo−1!−スにおいては、 ■塑性係数の変化(ΔQ [kgW/mol ) 。
■圧延機入側板厚偏差(ΔH[mm] ) 。
■ロール偏芯(ΔSe[mm]) が、圧延機出側板厚偏差(Δh [mm] )に大きく
影響する。
■のΔQは、主に加熱炉中でスラブを支えるスキッドが
スラブ長手方向にスキッド間距離と等しい周期をもつ温
度のむらを生じさせるために生じるスラブ長手方向の変
形抵抗の、スキッド間距離と等しい周期をもつ偏りであ
り、これにより、圧延機出側板厚に大きな偏差を誘発す
る。これは−般に、スキッドマークと言われている。
■のΔHは、圧延機入側板厚偏差で、タンデムに装備さ
れた圧延機では、前段圧延機においてスキッドマーク(
ΔQ)によって生じた板厚偏差は、次段の圧延機による
圧延においては、入側板厚偏差の中に含まれる。以下、
入側板厚偏差(ΔH)には、スキッドマーク(ΔQ)が
中に含まれと考える。
■のΔSeは、圧延機のバックアップロールの軸受部の
キー溝が原因となって、ロールが偏芯するために生ずる
圧延荷重の変動が、圧下位置偏差を引き起こすために生
ずる板厚偏差であり、ロール偏芯と称されている。
スキッドマークは、0.2Hz〜1.OHzの外乱であ
り、ロール偏芯は4.0Hz =IO,OHzの外乱で
あり、周波数帯域が近接している。
従来の自動板内板厚偏差制御系Iを使用しないか、使用
しても使用方法が不適切な場合には、第15図の製品板
厚グラフに示されるように、100μmはどの大きな板
厚偏差を生じる。第15図において、大きな周期の波は
スキッドマーク等の入側板厚偏差に起因するものであり
、小さな周期の波はロール偏芯に起因するものである。
従来の自動板内板厚偏差制御系■を使用した場合でも、
第14図の製品板厚グラフに示されるように板厚偏差は
軽減されていない。
0.2Hz〜1.0Hzの外乱であるスキッドマ〜りを
除去するには、定常状態(s =0.O「ad/5ec
)付近において通常G1のゲインを0.0に近づけるこ
とが望まれるが、極めて実現が困難である。
以下、その理由を、従来の制御方法を用いた場合のG、
および02周波数特性をボード線図でそれぞれ表した第
12図及び第13図と、従来の制御方法を用いた場合の
製品板厚グラフである第14図及び第15図を参照しな
がら詳細に説明する。
まず、Mill Modulus ConDolタイプ
のAGCの場合、定常状態(s =0.0 rad/5
ee)付近においてG1のゲインをOlOに近づけるた
めには、(3−5)式より、α=1.0が必要である(
油圧圧下機構のようにスキッドマーク低減に効果的な高
速圧下機構を用いることを前提として)が、α=1.0
とすると、T、(1,0であるため、第12図に実線に
示されるように、スキッドマークの周波数帯域(0,2
Hz〜1.θHz)のみならず、ロール偏芯外乱の周波
数帯域(4,0Hz 〜IO,OHz )おいて0.0
にまで下げることが困難であり、第13図の実線に示さ
れる特性しか得られない。
その結果として、自動板内板厚偏差制御系Iを用いても
、第14図に示されるようにロール偏芯外乱(ΔSe)
が顕著に圧延材にプリントされ、70μmはどの板厚偏
差が生じてしまうのである。
反対に、チューニングファクタαを0.7または0.5
と設定した場合等は、第15図に示されるようにロール
OK芯の出側板厚偏差(Δh)に対する影響はなくなる
が、低周波域でG1ゲインが低減されきれずにスキッド
マーク等の入側板厚偏差(ΔH)が圧延材に残り、10
0μmはどの板厚偏差が生じるのである。
第12図及び第13図にそれぞれ点線でえかかれたG、
及び62周波数特性が望ましい特性なのである。
また、Gauge MeterタイプのAGCの場合も
、定常状態(s =0.0 (ad/5ee)付近にお
いてG1のゲインを0゜0に近づけるためには、(3−
11)式より、α=1.0が必要である(油圧圧下機構
のようにスキッドマーク低減に効果的な高速圧下機構を
用いることを前提として〉が、α=1,0とすると。
T、<1.0であるため、第12図実線に示されるよう
に、スキッドマークの周波数帯域(0,2Hz〜1.0
Hz>のみならず、ロール偏芯外乱の周波数帯域(4,
0Hz 〜IO,OHz )おいてもG、のゲインがO
1O近傍となることがあり、(3−17)式の関係から
必然的にG2のゲインはロール偏芯外乱の周波数帯域(
4,0Hz 〜IO,OHz )おいて0.0にまで下
げることが困難であり、第13図の実線に示される特性
しか得られない。
その結果として、自動機内板厚偏差制御系■を用いても
、第14図に示されるようにロール偏芯外乱(ΔSe)
が顕著に圧延材にプリントされ、70μmはどの板厚偏
差が生じてしまうのである。
反対に、チューニングファクタαを0.7または0.5
と設定した場合等は、第15図に示されるようにロール
偏芯の出側板厚偏差(ΔFンに対する影響はなくなるが
、低周波域でG1ゲインが低減されきれずにスキッドマ
ーク等の入側板厚偏差(ΔF)が圧延材に残り、100
μmはどの板厚偏差が生じるのである。
第12図及び第13図にそれぞれ点線でえかかれたG、
及び62周波数特性が望ましい特性なのである。
言い換えれば、従来の板厚偏差制御方法では、ただ1個
の自動機内板厚偏差制御系しかもたないために、定常状
態(s =0.ORad/5ec)付近のゲインをり、
Oに近づけるべくチューニングファクタαを1.0に近
づけると、G2ゲインを高めてしまい、ロール偏芯(Δ
Se)の圧延材へのプリントを助長することになり、反
対に、チューニングファクタαを0.7または0.5と
設定した場合等は、ロール偏芯の出側板厚偏差(ΔF)
に対する影響はなくなるが、低周波域でGlゲインが低
減されきれずにスキッドマーク等の入側板厚偏差(ΔF
)が圧延材に残ってしまうのである。
以上述べたように、従来の板厚偏差制御方法では、ヌキ
ノドマーク等の入側板厚偏差(ΔF)を除去しようとす
ると、ロール偏芯(ΔSe)が除去できなくなり、ロー
ル偏芯(ΔSe)を除去しようとすると、スキッドマー
ク等の入側板厚偏差(ΔF)が除去できなくなる。
本発明の制御方法は、 ■ロール偏芯(ΔSe)を除去すること及び。
■ロール偏芯(ΔSe)と入側板厚偏差(ΔF)とを同
時に除去するための板厚傷差外乱除去制御方法を提供す
るものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕本発明の方法
は、以下の特徴を有する。
(1)鋼板圧延時に、圧延荷重計からの圧延荷重変動量
を表す信号(ΔF [kgW] )を入力とし、演算結
果を圧下機構に出力し鋼板の厚さを制御する自動機内板
厚偏差制御系Iを有する板厚傷差外乱除去制御方法にお
いて、自動扱内厚偏差制御系■を併設することを特徴と
する板厚傷差外乱除去制御方法。
(2)前記特許請求の範囲第(+)項記載の自動機内板
厚偏差制御系Iでは、 圧延機剛性係数(M [kgW/a+m] )とチュー
ニングファクタ(α10・・・コ)とにより、ΔF 、
 = −XΔP     ・・・(3−18)なる演算
によりΔF+ ([mm] )を算出するとともに、自
動機内板厚偏差制御系■では、圧延機剛性係数(M [
:kgW/+++m] )と、チューニングファクタ(
G1[・・・コ)と、G1とは独立なチューニングファ
クタ(G2[・・・])と、圧延材の塑性係数(Q [
kgw/nun] )と、積分定数(G[17sec]
)と、ラプラスの演算子(s [l/seeコ)とによ
り、 なる演算にΔF2 ([mm] )を算出し、圧下系機
構動作指令量(ΔF [mm] )を、ΔF1[mm]
 とΔF2[auo]と圧下リファレンス(ΔRr[m
m])により、 ΔU=ΔRr−ΔF1−ΔF2   ・・(3−20)
なる式に基づいて算出することを特徴とする板厚傷差外
乱除去制御方法。
(3)鋼板圧延時に、圧延荷重計からの圧延荷重変動量
を表す信号(ΔP [kg11’] )及び圧下位置検
出器からの圧下機構動作量を表す信号(ΔS [mm]
)を入力とし、演算結果を圧下機構に出力し鋼板の厚さ
を制御する自動板内板厚偏差制御系Iを有する板厚傷差
外乱除去制御方法において、自動板内板厚偏差制御系■
と自動板内板厚偏差制御系■を併設することを特徴とす
る板厚傷差外乱除去制御方法。
(4)前記特許請求の範囲第(3)項記載の自動板内板
厚偏差制御系Iでは、 圧延機剛性係数(M [kgIF/mm] )とチュー
ニングファクタ(al[・・・])とにより、Δ F 
、=−X  Δ P           ・・・(3
−2]ンなる演算によりΔF1([mm] )を算出す
るとともに、自動板内板厚偏差制御系■では、圧延機剛
性係数(M [kgW/mm] )と、チューニングフ
ァクタ(α1C・・・コ)と、alとは独立なチューニ
ングファクタ(α20・・・])と、圧延材の塑性係数
(Q [kgW/mml )と、積分定数(G[l/s
eCコ)と、ラプラスの演算子(s [+/5ccl 
)とにより、 なる演算にΔF2([mm] )を算出し、圧下系機構
動作指令量(Δu [mm])を、ΔF1[、n、]と
]Δz[mm]と圧下リファレンス(ΔRr[mm])
により、 ΔU=ΔRr−ΔF1−ΔF 2   ・” (3−2
3)なる式に基づいて算出することを特徴とする板厚傷
差外乱除去制御方法。
以下、本発明について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の板厚外乱除去制御方法の原理を説明
するブロック線図である。
第1図において、本発明は、自動板内板厚偏差制御系(
I)(−点鎖線内)及び自動板内板厚偏差制御系(■)
(−点鎖線内)を有する。
第1図において、 C2,伝達関数口・・・]。圧圧下機構動作量ΔS)を
表す信号を用いるときは1、圧下機構動作量(ΔS)を
表す信号を用いないきはOC2□:荷重偏差信号を板厚
偏差信号に変換する伝達関数[mm/kgWコ C23ニ一般の伝達関係[・・・] ΔF1゛自動板内板厚偏差制御系Iの出力[mo]ΔF
2:自動板内板厚偏差制御系■の出力[m−]である。
本発明の方法は第1図に示す自動板内板厚偏差制御系■
及び自動板内板厚偏差制御系■を併設することにより(
以下、2自由度自動板内板厚偏差制御系と称する) 、
0.2Hz〜1.OHzの周波数帯域における61ゲイ
ンを0.0近くにまで低減し、4.0Hz〜10.0H
zの周波数帯域におけるG2ゲインを0,0近くにまで
低減することにより、スキンドマーク外乱とロール偏芯
外乱を同時に除去することを保証する。
0.1Hz〜1.0Hzの周波数帯域におけるG1ゲイ
ンを0,0近くにまで低減し、 4.0Hz 〜IO,
OHzの周波数帯域におけるG2ゲインを0.0近くに
まで低減するために、G、には第3図に示すような周波
数特性を、G2には第4図に示すような周波数特性が与
えられるようにC1j(i=1〜2.」=1〜3)を決
定するのであるが、C1j(i=1〜2.  J=1〜
3)に(3〜l)式から(3−3)式及び(3−7)式
から(3−9)式を与えるだけでは不十分であり、第2
図に示すとおり、 C11= 0 、0             ・・・
(3−24)CI2=□           ・・・
(3−25)Cl5=1.0            
 ・・・(3−26)C21=1.0        
     ・・・(3−27)C2□=□      
     ・・・(3−28)XG C23=□         ・・・(3−29)M+
(1−01)×Q K=□    ・・・(3−30) とする。
ただし、 T1°圧下圧下の時定数[secコ S ラプラスの演算子[]/secコ G゛積分定数[17sec] G1:チューニングファクタ[・・・コα2.チューニ
ングファクタ[・・・]である。
以下、(3−29)式および(3−30)式のようにし
た理由を詳細に説明する。
まず、第2図において、入側板厚偏差(ΔH)から出側
板厚偏差(Δh)への伝達特性G1とロール偏芯(ΔS
e)から出側板厚偏差(Δh)への伝達特性G2を算出
するにあたり、第1図の入側板厚偏差(ΔH)から出側
板厚偏差(Δh)への伝達特性G1とロール偏芯(ΔS
e)から出側板厚偏差(Δh)への伝達特性G2を算出
してがら、(23ン式から(30)式をG++、Ct 
l  (i=l〜2、j=1〜3)に具体的に代入する
こととする。
第1図において、入側板厚偏差(ΔH)から出側板厚偏
差(Δh)への伝達特性G1は、W、 M。
GR,Ci j(i=1〜2.j=1〜3)の関数系と
して表すことができ、これを(3−32)式に示す。
また、ロール偏8(ΔSe)から出側板厚偏差(Δh)
への伝達特性G2は、W、 M、 c、、 CI J(
1=1〜2.3=1〜3)の関数系として表すことがで
きる。これを(3−33)式に示す。
従って、第2図において、入側板厚偏差(ΔH)から出
側板厚偏差(Δh)への伝達特性G1と、ロール偏芯(
ΔSe)から出側板厚偏差(Δh)への伝達関数02は
それぞれ、(3−32)式よりTls”+(]−Wa 
+)s  十 KG(+−α2)(3−33)式より、 と表される。
ここで、(3−34)式及び(3−35)式を、(3−
5)式及び(3−6)式や(3−11)式及び(3−1
2)式と比較してみると、(3−5)式及び(3−6)
式や(3−11)式及び(3−12)式は調整できるパ
ラメータが唯一αなのに対し、(3−34)式及び(3
−35)式には、(3−30)式に注意すると、G1.
G2.Gの311が調整可能なパラメータがある。
一方、 s =0.0           ・・・(3−36
)とすると、 となるため、G1の定常ゲインを0.0に近づけるには
、α、にかかわりなく、 α2=1.0            ・・・(3−3
8)でよい。
このとき、 と表せて、さらにG1.GによりG2のゲインを調整で
きる。
ここで、(3−39)式と(3−40)式のボード線図
をえかくために(3〜39)式と(3−40)式の近似
を行う。
いま、T1は圧下機構の時定数であり、油圧圧下機構等
を用いたときはT1(1であることを考慮すると、ラブ
ランスの演算子Sの2次の項はほとんど無視できるので
、 1−Wα1 でおるが、Kを(3−30)式のように工夫して決めれ
ば、(3−14)式より、簡単に(−G)となる。
このとき、G2の零点は、−KGすなわち、M+(1−
01)×Q −XG    ・・・(3−44) である。
以上まとめると、 また、α1≦1.0のときは、(3−30)式より、K
G ≦G       ・・・(3−47)であること
を考えあわせて、(3−45)式及び(3−46)式よ
り、G1及びG2はそれぞれ、第3図及び第4図に示さ
れる周波数特性をもつボード線図が得られることがわか
る。
以下、具体的に01.G2. Gの値を決定する手順を
示す。
入側板厚偏差(ΔH)の周波数帯域C以下、周波数帯域
1と称する)は、加熱炉のスキッドの間隔及び圧延材の
通板速度から算出し、ロールが偏芯する周波数(以下1
周波数帯域2と称する)は、バックアップロール径およ
び通板速度から決定する。
周波数帯域1の1隈より大きく、かつ、周波数帯域2に
含まれない周波数を[Rad/sec]で表し、G [
Rad/sec] とする。
無条件で02=0.0とする。
ロール偏芯周波数をRad/secで表し、これがM+
(1−G1)×Q XG   ・・・(3−48) となるようにG1を決定する。
本発明の、2自由度自動板内板厚偏差制御系により、ス
キンドマーク等の入側板厚偏差を除去する周波数特性を
61に、ロール偏芯外乱を除去する周波数特性を02に
もたせることにより、スキッドマーク外乱とロール偏芯
外乱を同時に除去し、板厚偏差を従来の板厚偏差に比し
て172以下にすることができる。
〔実施例〕
鋼板の熱間圧延機及び鋼板の諸元が、−例としM −5
00,OOO[kgW/mm]Q = 2.000.0
00[kgW/mm]T + = 1/240[:se
e/Radコの場合に本システムを採用した。
入側板厚偏差外乱(ΔH)は0 、2 H!〜0 、4
 HZの帯域にあり、ロール偏芯外乱が4.0Hz〜l
O,OH2の帯域にあるので、両者を分離する周波数は
0.558Z (3,5Rad/5ee)とした。
G =3.5[Rid/see] 入側板厚偏差外乱(ΔH)を除去するには。
α2=1.0 とし、さらに、ロール偏芯外乱が5.0Hz (31,
5[Rad/see])なので、G2ゲインを所定の値
にするために、 α、=−1,0 とおく。
このとき、第5図に示すように、0.2Hz〜0.4H
zの帯域においてG1のゲインが低減されており、第6
図に示すように、4.OH!〜10.OHsの帯域にお
いて、G2のゲインが低減されており、実施例をもちい
れば、0.28!〜0.4Hzの帯域のスキッドマーク
外乱と4 、 OH1〜+0.0Hzの帯域のロール偏
芯外乱を同時に除去することが保証される。
時刻0.0秒から0.1秒間、 圧延荷重変動量:ΔP =40.000 [KgWコ圧
下機構動作量:ΔS =0.07000 [mm]と計
測され、 圧下リファレンス°ΔRr =0.0300 [mm]
と与えられた場合、(1,1秒後は、 自動板内板厚偏差制御系Iの出力8 自動板内板厚偏差制御系■の出カニ AF2 = (0,0700+−X 40,000) 
X5oo、 oo。
5(to、000 従って、圧下機構動作指令量(Δu [mm] )は、
Δu−0,0300(0,08)−0,4725=−0
,365と算出されて圧下機構に送られる。
第7図に示すように、製品板厚の偏差は、50μm以下
となり、第14図に示す従来の方法による板厚偏差(約
100μω)と比べて、約1/2以下に減少している。
以上、本発明の(])及び(2)についての実施例を説
明した。本発明(3)及び(4)による場合も本発明の
(1)及び(2)についての実施例と全く同じであるの
で省力する。
〔本発明の効果〕
本発明の2自由度自動板内板厚制御系導入により、 (1)比較的接近した入側板厚偏差外乱とロール偏芯外
乱とを同時に除去できる。
(2)板厚の精度を向上させうる。
(3)製品の歩留まりを向上させうろことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を一態様で実施する自動板内板厚偏差
制御系の構成を示すブロック図である。 第2図は、第1図に示す構成要素の処理内容を示すブロ
ック図である。 第3図、第4図、第5図及び第6図は、本発明の実施に
よるゲインの変更特性を示すグラフである。 第7図は、本発明の実施による製品板厚の変化を示すグ
ラフである。 第8図は、従来の圧延システムを示すブロック図である
。 第9図は、従来の自動板内板厚偏差制御系の構成を示す
ブロック図である。 第10図及び第11図は、第9図に示す構成要素の処理
内容を示すブロック図である。 第12図及び第13図は、従来の方法によるゲインの変
更特性を示すグラフである。 第14図及び第15図は、従来の方法による製品板厚の
変化を示すグラフである。 1 圧延機       2:圧延材 3:圧下位置検出器   4:圧延荷重計5゛圧下機構
   6゛自自動面内板厚偏差系特許出願新日本製鐵株
式會社 第2図 第3図 01ゲイツ 第4図 魁担1刑、。 02ゲイン      !        “第5図 OMEGA   (RAD/5EC) 第6図 OMEGA   (RAD/SEC) 第7図 T I ME (SEC) 第8図 第14図 TIME  (SECI 第15図 T I ME  (SEC) 手続補正書印発) 平成2年11月29日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鋼板圧延時に、圧延荷重計からの圧延荷重変動量
    ΔPを表す信号を入力とし、演算結果を圧下機構に出力
    し鋼板の厚さを制御する自動板内板厚偏差制御系 I を
    有する板厚偏差外乱除去制御方法において、自動板内板
    厚偏差制御系IIを併設することを特徴とする板厚偏差外
    乱除去制御方法。
  2. (2)前記特許請求の範囲第(1)項記載の自動板内板
    厚偏差制御系 I では、 圧延機剛性係数Mとチューニングファクタα_1とによ
    り、 ΔF_1=α_1/M×ΔP・・・(2−1)なる演算
    によりΔF_1を算出するとともに、自動板内板厚偏差
    制御系IIでは、圧延機剛性係数Mと、チューニングファ
    クタα_1と、α_1とは独立なチューニングファクタ
    α_2と、圧延材の塑性係数Qと、積分定数Gと、ラプ
    ラスの演算子sとにより、ΔF_2=(Δs+α_2/
    M×ΔP)×M+(1−α_1)×Q/M×G/s・・
    ・(2−2)なる演算によりΔF_2を算出し、 圧下系機構動作指令量Δuを、ΔF_1とΔF_2と圧
    下リファレンスΔRrにより、 Δu=ΔRr−ΔF_1−ΔF_2・・・(2−3)な
    る式に基づいて算出することを特徴とする板厚偏差外乱
    除去制御方法。
  3. (3)鋼板圧延時に、圧延荷重計からの圧電荷重変動量
    ΔPを表す信号及び圧下位置検出器からの圧下機構動作
    量ΔSを表す信号を入力とし、演算結果を圧下機構に出
    力し鋼板の厚さを制御する自動板内板厚偏差制御系 I
    を有する板厚偏差外乱除去制御方法において、自動板内
    板厚偏差制御系 I と自動板内板厚偏差制御系IIを併設
    することを特徴とする板厚傷差外乱除去制御方法。
  4. (4)前記特許請求の範囲第(3)項記載の自動板内板
    厚偏差制御系 I では、 圧延機剛性係数Mとチューニングファクタα_1とによ
    り、 ΔF_1=α_1/M×ΔP・・・(2−4)なる演算
    によりΔF_1を算出するとともに、自動板内板厚偏差
    制御系IIでは、圧延機剛性係数Mと、チューニングファ
    クタα_1と、α_1とは独立なチューニングファクタ
    α_2と、圧延材の塑性係数Qと、積分定数Gと、ラプ
    ラスの演算子sとにより、ΔF_2=(Δs+α_2/
    M×ΔP)×M+(1−α_1)×Q/M×G/s・・
    ・(2−5)なる演算にΔF_2を算出し、 圧下系機構動作指令量Δuを、ΔF_1とΔF_2と圧
    下リファレンスΔRrによリ、 Δu=ΔRr−ΔF_1−ΔF_2・・・(2−6)な
    る式に基づいて算出することを特徴とする板厚偏差外乱
    除去制御方法。
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