JPH04156798A - ボイスコイル用ボビン - Google Patents

ボイスコイル用ボビン

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JPH04156798A
JPH04156798A JP28289690A JP28289690A JPH04156798A JP H04156798 A JPH04156798 A JP H04156798A JP 28289690 A JP28289690 A JP 28289690A JP 28289690 A JP28289690 A JP 28289690A JP H04156798 A JPH04156798 A JP H04156798A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice coil
bobbin
filler
zinc oxide
pps
Prior art date
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Pending
Application number
JP28289690A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanori Nonaka
野中 孝則
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Onkyo Corp
Original Assignee
Onkyo Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電気音響変換器に於けるボイスコイル用ボビ
ンに関するものである。
[従来の技術] ボイスコイル用ボビンは、周知のようにボイスコイルが
固着されて、電気音響変換器用磁気回路の磁気ギャップ
に嵌挿され、ボイスコイルにより生ずる振動を振動板に
伝えるものである。
従って、ボイスコイル用ボビンに要求される特性は、(
1)ボイスコイルに発生するジュール熱を、ボイスコイ
ル用ボビン自体及び他の部材に伝導して放熱を促すため
に、熱伝導性、熱放散性が良好であること、(2)前記
ジュール熱により軟化変形しないように耐熱性に優れて
いること、(3)ボイスコイルの振動を正確に振動板に
伝えるため、軽量で薄く且つ高剛性であること、(4)
耐入力を上回る入力による発火が起きないように、難燃
性、不燃性、自己消火性に優れていることであり、さら
に耐湿性などが要求される。
従来に於ける代表的なボイスコイル用ボビンには、(a
)クラフト紙またはこれに樹脂等を塗布含浸したもの、
(b)アルミニウム合金箔等の金属、(C)ポリイミド
等の樹脂フィルム、等が用いられている。
[解決しようとする課題] この様な材料からなる従来のボイスコイル用ボビンにお
いて、上記h)に属するボイスコイル用ボビンは、軽量
で安価であるが、剛性、耐熱性が十分でなく、耐湿性等
が低い、(b)に属するボイスコイル用ボビンは、熱放
散性に優れているが、重量が重く、ボビンに渦電流が流
れるため、制動力が発生し、再生周波数特性に悪影響を
及ぼす、(C)に属するボイスコイル用ボビンは、不燃
性や耐熱性に優れたポリイミド等の樹脂を用いたものが
近年よく使われているが、価格が高い等の解決すべき課
題があった。
そこで本発明は、熱伝導性、耐熱性、耐湿性、剛性等に
優れ、且つ安価なボイスコイル用ボビンを提供すること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するための本発明に係るボイスコイ
ル用ボビンは、フィラーが混入されたポリフェニレンサ
ルファイド(P P S)樹脂からなることを特徴とす
るボイスコイル用ボビンであり、前記フィラーが、マイ
カであることを特徴とするボイスコイル用ボビンであり
、前記フィラーが、テトラポット形状を有する酸化亜鉛
ウィスカーであることを特徴とするボイスコイル用ボビ
ンである。
PPSは、構造式 を有する樹脂で、耐熱性、耐湿性、耐薬品性、寸法安定
性、難燃性及び成形性に優れている。
本発明に係る酸化亜鉛ウィスカーは、酸化亜鉛が正四面
体の中心から各頂点に向かって針状に結晶化しているテ
トラポット状の3次元形状を有するものであるため、異
方性がなく(等方的であり)、強度、耐熱性、熱伝導性
、制振性等に優れた物性を有する。
[作 用] そして、上記構成のボイスコイル用ボビンでは、PPS
にフィラーを混入した為、剛性、熱伝導性、耐熱性等が
向上する。
前記フィラーを、マイカとしたとき、熱伝導性、熱放散
性が特に向上する。
また前記フィラーを、テトラポット形状を有する酸化亜
鉛ウィスカーとすることで、更に、等方的に強度等が向
上し、特に低周波数帯域での内部損失が大きくなる。
[実施例コ 第1実施例として、フィラーに化学式KMg3(St3
Al)01゜(OH)2を有する軟質マイカ(Ph 1
 ogop i t e)を叩解したものを用い、これ
をPPSに20vlNの割合で混入したものを、ボビン
状に成形する。
第2実施例として、フィラーにテトラポット形状を有す
る酸化亜鉛ウィスカーを用い、これをPPSに、20v
j%の割合で混入したものを、ボビン状に成形する。
上記第1実施例、第2実施例のボイスコイル用ボビンの
物性と、比較のため、TPI(熱可塑ポリイミド)を用
いたボイスコイル用ボビンの物性を第1表に示す。
以上、本発明に係るボイスコイル用ボビンについて代表
的と思われる実施例を基に詳述したが、本発明の実施態
様は、フィラーの材質、混合比等に於いて、上記実施例
に限定されるものではなく、前記した特許請求の範囲に
記載の構成要件を具備し、本発明にいう作用を呈し、以
下に述べる効果を有する限りにおいて、適宜改変して実
施しうるちのである。
第1表 [効 果] 本発明に係るボイスコイル用ボビンは、フィラーが混入
されたPPSからなるため、以下のような効果を有する
。(1)放熱性、熱伝導性が向上するため、耐熱性が向
上し、ボイスコイルの発生する熱にも軟化変形すること
なく、耐入力が向上する。(2) IIIIJ性が向上
するため、ボイスコイルに発生する振動を、正確に振動
板に伝えることができる。(3)吸水率が非常に少なく
、湿度の影響を受けにくい為、高湿度の場所においても
、安定した性能を維持できる。(4)フィラーを、マイ
カとしたとき、熱伝導性、熱放散性が特に向上する。(
5)フィラーに、テトラポット形状を有する酸化亜鉛ウ
ィスカーを用いたものは、特に低周波数帯域で、内部損
失が大きくなり、制振性に優れ、異常振動しないので、
音響特性も向上する。(6)上記効果を、安価に実現で
きる。
特許出願人 オンキヨー株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]フィラーが混入されたポリフェニレンサルファイ
    ド(PPS)樹脂からなることを特徴とするボイスコイ
    ル用ボビン。 [2]前記フィラーが、マイカであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のボイスコイル用ボビン。 [3]前記フィラーが、テトラポット形状を有する酸化
    亜鉛ウィスカーであることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のボイスコイル用ボビン。
JP28289690A 1990-10-19 1990-10-19 ボイスコイル用ボビン Pending JPH04156798A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1134602A2 (en) * 2000-03-17 2001-09-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber positioning member

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1134602A2 (en) * 2000-03-17 2001-09-19 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber positioning member
EP1134602A3 (en) * 2000-03-17 2003-01-22 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber positioning member
US6616343B2 (en) 2000-03-17 2003-09-09 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Multichannel ferrule for optical connector

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