JPH0415664B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0415664B2 JPH0415664B2 JP58100670A JP10067083A JPH0415664B2 JP H0415664 B2 JPH0415664 B2 JP H0415664B2 JP 58100670 A JP58100670 A JP 58100670A JP 10067083 A JP10067083 A JP 10067083A JP H0415664 B2 JPH0415664 B2 JP H0415664B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- horizontal deflection
- winding section
- flyback transformer
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 44
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 3
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- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
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- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N3/00—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
- H04N3/10—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
- H04N3/16—Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
- H04N3/18—Generation of supply voltages, in combination with electron beam deflecting
- H04N3/19—Arrangements or assemblies in supply circuits for the purpose of withstanding high voltages
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Details Of Television Scanning (AREA)
- Rectifiers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はフライバツクトランスに発生したリン
ギングエネルギーを消費させ陰極線管の画面に明
暗の縦縞となつてあらわれる現象をなくし、良好
な画像を得ることができる回路構成を備えた水平
偏向回路に関する。
ギングエネルギーを消費させ陰極線管の画面に明
暗の縦縞となつてあらわれる現象をなくし、良好
な画像を得ることができる回路構成を備えた水平
偏向回路に関する。
一般に、テレビジヨン受像機の水平偏向回路部
に接続されるフライバツクトランスにおいては、
スイツチング動作及びＬ，Ｃ共振回路で生じたパ
ルス電圧を高圧コイルにより昇圧し、整流ダイオ
ードを用いて整流することで所定の高電圧を得る
もので、この場合、パルス電圧は帰線期間内に発
生するが、分布容量とリーケージインダクタンス
によつてフライバツクパルスの基本波よりはるか
に高い周波数の高調波となり、パルスにリンギン
グとなつて重畳するものであることが知られてい
る。そして、このリンギングエネルギーは、容量
結合或は電磁結合によつてテレビジヨン回路の各
部へ波及し、その結果、陰極線管の画面に明暗の
縦縞となつてあらわれ画質の低下をきたしたり、
高圧コイルに不必要な電流が流れて温度上昇をも
たらす等の不都合を生じるもので、斯かる不都合
を除去すること、つまり、リンギングの生じない
フライバツクトランスを得ることが、良好な画質
特性を得る上から、そして、安全性の面から強く
望まれるものであつた。
に接続されるフライバツクトランスにおいては、
スイツチング動作及びＬ，Ｃ共振回路で生じたパ
ルス電圧を高圧コイルにより昇圧し、整流ダイオ
ードを用いて整流することで所定の高電圧を得る
もので、この場合、パルス電圧は帰線期間内に発
生するが、分布容量とリーケージインダクタンス
によつてフライバツクパルスの基本波よりはるか
に高い周波数の高調波となり、パルスにリンギン
グとなつて重畳するものであることが知られてい
る。そして、このリンギングエネルギーは、容量
結合或は電磁結合によつてテレビジヨン回路の各
部へ波及し、その結果、陰極線管の画面に明暗の
縦縞となつてあらわれ画質の低下をきたしたり、
高圧コイルに不必要な電流が流れて温度上昇をも
たらす等の不都合を生じるもので、斯かる不都合
を除去すること、つまり、リンギングの生じない
フライバツクトランスを得ることが、良好な画質
特性を得る上から、そして、安全性の面から強く
望まれるものであつた。
従来、リンギングの生じないフライバツクトラ
ンスを得るために、第１図に示す如く、水平出力
トランジスタ１、ダンパーダイオード２、共振コ
ンデンサ３、水平偏向コイル４、直流阻止用コン
デンサ５によつて構成される水平偏向回路部にフ
ライバツクトランス６の一次コイル７を接続し、
整流ダイオード８を介して一次コイル７上に同心
円状に配置されて分割巻きされた高圧コイル９の
低圧側とアース間に直列に抵抗１０を接続して水
平偏向回路を構成し、水平偏向回路中の抵抗１０
を用いてリンギングエネルギーを消費してなるも
のであつた。ここで、抵抗１０はフライバツクト
ランス６と別体（外付け）に構成しても、或は、
フライバツクトランス６と一体（内蔵）に構成し
ても良いものである。
ンスを得るために、第１図に示す如く、水平出力
トランジスタ１、ダンパーダイオード２、共振コ
ンデンサ３、水平偏向コイル４、直流阻止用コン
デンサ５によつて構成される水平偏向回路部にフ
ライバツクトランス６の一次コイル７を接続し、
整流ダイオード８を介して一次コイル７上に同心
円状に配置されて分割巻きされた高圧コイル９の
低圧側とアース間に直列に抵抗１０を接続して水
平偏向回路を構成し、水平偏向回路中の抵抗１０
を用いてリンギングエネルギーを消費してなるも
のであつた。ここで、抵抗１０はフライバツクト
ランス６と別体（外付け）に構成しても、或は、
フライバツクトランス６と一体（内蔵）に構成し
ても良いものである。
しかしながら、斯かる構成の水平偏向回路にお
いては、抵抗１０によつてリンギングエネルギー
は消費されリンギングは減衰するが、同時に、フ
ライバツクトランスの基本パルスも消費されてロ
スし、電力損失（高圧出力の減少）が大きくなる
上、リンギングエネルギーが抵抗１０に集中して
抵抗１０が発熱する虞れがある、等の欠点を有す
るものであつた。
いては、抵抗１０によつてリンギングエネルギー
は消費されリンギングは減衰するが、同時に、フ
ライバツクトランスの基本パルスも消費されてロ
スし、電力損失（高圧出力の減少）が大きくなる
上、リンギングエネルギーが抵抗１０に集中して
抵抗１０が発熱する虞れがある、等の欠点を有す
るものであつた。
本発明は上記欠点を除去することを目的とした
水平偏向回路に関し、特に、水平偏向回路部に接
続されるフライバツクトランスの巻数の略等しい
複数個の巻線区分に分割された高圧コイルの始端
側の巻線区分に、始端側の巻線区分の巻数に略等
しい巻数を有するコイルと抵抗の直列回路を並列
に接続して、フライバツクトランスに発生するリ
ンギングエネルギーを消費してなる水平偏向回路
に関するものである。
水平偏向回路に関し、特に、水平偏向回路部に接
続されるフライバツクトランスの巻数の略等しい
複数個の巻線区分に分割された高圧コイルの始端
側の巻線区分に、始端側の巻線区分の巻数に略等
しい巻数を有するコイルと抵抗の直列回路を並列
に接続して、フライバツクトランスに発生するリ
ンギングエネルギーを消費してなる水平偏向回路
に関するものである。
以下、本発明水平偏向回路の一実施例を図面を
用いて詳細に説明する。第２図において、水平出
力トランジスタ、ダンパーダイオード、共振コン
デンサ、水平偏向コイル、直流阻止用コンデンサ
によつて構成される水平偏向回路部１１にはフラ
イバツクトランス１２の一次コイル１３の一端が
接続され、他端は直流電源＋Ｂと直流電源＋Ｂの
平滑用コンデンサ１４を介してアースされてい
る。また、フライバツクトランス１２の高圧コイ
ル１５は、巻数の略等しい４個の巻線区分１５
ａ，１５ｂ，１５ｃ，１５ｄに分割され、各巻線
区分間及び最終巻線区分１５ｄの出力側に直列に
整流ダイオード１６ａ，１６ｂ，１６ｃ，１６ｄ
が接続される。高圧コイル１５の始端側の巻線区
分１５ａには、巻線区分１５ａの巻数に略等しい
巻数を有するコイル１７と数100Ω〜30KΩの抵抗
値を有する抵抗１８からなる直列回路１９が並列
に接続され、水平偏向回路を構成するものであ
る。第３図は本発明水平偏向回路の水平偏向回路
部１１に接続されるフライバツクトランス１２の
構成を示す。第３図において、コア２０の外周に
は一次コイル１３が幅広に巻回され、一次コイル
１３の外周には、高圧コイル１５が巻数の略等し
い４個の巻線区分１５ａ，１５ｂ，１５ｃ，１５
ｄに分割され、各巻線区分１５ａ〜１５ｄがそれ
ぞれ絶縁層Ｓを介して順次コア２０（一次コイル
１３）に対して同心円状に積層した状態で巻回さ
れる。高圧コイル１５の各巻線区分１５ａ〜１５
ｄ間、及び、最終巻線区分（最外周巻線区分）１
５ｄの出力側にはそれぞれ直列に整流ダイオード
１６ａ，１６ｂ，１６ｃ，１６ｄが接続され、整
流ダイオード１６ｄの出力端から高圧出力を得る
ものである。ここで、高圧コイル１５を構成する
巻線区分１５ａ〜１５ｄのうち、始端側、つま
り、低圧コイル１３に隣接して最内周に巻回され
る巻線区分１５ａには、コイル１７と抵抗１８と
からなる直列回路１９が並列に接続されるもの
で、このうち、コイル１７は前述の如く、巻線区
分１５ａの巻数と略等しい巻数を有し、巻線区分
１５ａと一次コイル１３の間に挟まれた状態で巻
回配置されるものであり、抵抗１８は数100Ω〜
30KΩの抵抗値を有するものである。
用いて詳細に説明する。第２図において、水平出
力トランジスタ、ダンパーダイオード、共振コン
デンサ、水平偏向コイル、直流阻止用コンデンサ
によつて構成される水平偏向回路部１１にはフラ
イバツクトランス１２の一次コイル１３の一端が
接続され、他端は直流電源＋Ｂと直流電源＋Ｂの
平滑用コンデンサ１４を介してアースされてい
る。また、フライバツクトランス１２の高圧コイ
ル１５は、巻数の略等しい４個の巻線区分１５
ａ，１５ｂ，１５ｃ，１５ｄに分割され、各巻線
区分間及び最終巻線区分１５ｄの出力側に直列に
整流ダイオード１６ａ，１６ｂ，１６ｃ，１６ｄ
が接続される。高圧コイル１５の始端側の巻線区
分１５ａには、巻線区分１５ａの巻数に略等しい
巻数を有するコイル１７と数100Ω〜30KΩの抵抗
値を有する抵抗１８からなる直列回路１９が並列
に接続され、水平偏向回路を構成するものであ
る。第３図は本発明水平偏向回路の水平偏向回路
部１１に接続されるフライバツクトランス１２の
構成を示す。第３図において、コア２０の外周に
は一次コイル１３が幅広に巻回され、一次コイル
１３の外周には、高圧コイル１５が巻数の略等し
い４個の巻線区分１５ａ，１５ｂ，１５ｃ，１５
ｄに分割され、各巻線区分１５ａ〜１５ｄがそれ
ぞれ絶縁層Ｓを介して順次コア２０（一次コイル
１３）に対して同心円状に積層した状態で巻回さ
れる。高圧コイル１５の各巻線区分１５ａ〜１５
ｄ間、及び、最終巻線区分（最外周巻線区分）１
５ｄの出力側にはそれぞれ直列に整流ダイオード
１６ａ，１６ｂ，１６ｃ，１６ｄが接続され、整
流ダイオード１６ｄの出力端から高圧出力を得る
ものである。ここで、高圧コイル１５を構成する
巻線区分１５ａ〜１５ｄのうち、始端側、つま
り、低圧コイル１３に隣接して最内周に巻回され
る巻線区分１５ａには、コイル１７と抵抗１８と
からなる直列回路１９が並列に接続されるもの
で、このうち、コイル１７は前述の如く、巻線区
分１５ａの巻数と略等しい巻数を有し、巻線区分
１５ａと一次コイル１３の間に挟まれた状態で巻
回配置されるものであり、抵抗１８は数100Ω〜
30KΩの抵抗値を有するものである。
斯かる構成の水平偏向回路において、フライバ
ツクトランス１２の高圧コイル１５の各層（巻線
区分１５ａ〜１５ｄ）の巻数を略等しくし、か
つ、コア２０に巻回された一次コイル１３に重ね
てコア２０に対して同心円状に積層して巻回構成
したことで、高圧コイル１５の各層間の結合が極
めて良く、かつ、各層間でAC電位を持たないこ
とから、各巻線区分１５ａ〜１５ｄ間ではリンギ
ングを生じるためのループが構成されず、高圧コ
イル１５の始端側の巻線区分１５ａと一次コイル
１３間でのみリンギングが生じるものである。こ
こで、フライバツクトランスは、一般的に、第４
図に示す等価回路により示されることが知られて
いる。そして、本発明においては、高圧コイル１
５の始端側の巻線区分１５ａにコイル１７と抵抗
１８とからなる直列回路１９を並列に入れるもの
で、これにより、第４図に示す等価回路に抵抗が
加わつた。つまり、第５図に示す等価回路が想定
でき、このこと、即ち、直立回路１９を並列に入
れることは、Ｒ，L2′，C2′直列回路の回路定数
をコントロールすることを意味し、その抵抗は巻
線区分１５ａおよびコイル１７の抵抗分と相まつ
てダンピングフアクターとして作用するものと考
えられる。そして、RLC直列回路においては、
Ｒを２√（臨界点）と同じ位に設定するこ
とにより、走査期間においては、リンギング（リ
ツプル）を生じないようにすることができる。ま
た、高圧コイル１５の始端側（最下層）のコイル
が２層（１５ａおよび１７）になつていること
は、高圧電流（直流分）を供給する際、始端側
（最下層）のインピーダンスが一層のときより下
がつていることを意味し、追加した抵抗は比較的
大きな抵抗値を使つたとしても高圧電流（直流
分）による電力損失にはならないもので、さら
に、共振電流（一次コイル１３から高圧コイル１
５へ分布容量を介して流れ込む基本パルス分）に
対しても同様の理由により電力損失が少なくてす
むものである。
ツクトランス１２の高圧コイル１５の各層（巻線
区分１５ａ〜１５ｄ）の巻数を略等しくし、か
つ、コア２０に巻回された一次コイル１３に重ね
てコア２０に対して同心円状に積層して巻回構成
したことで、高圧コイル１５の各層間の結合が極
めて良く、かつ、各層間でAC電位を持たないこ
とから、各巻線区分１５ａ〜１５ｄ間ではリンギ
ングを生じるためのループが構成されず、高圧コ
イル１５の始端側の巻線区分１５ａと一次コイル
１３間でのみリンギングが生じるものである。こ
こで、フライバツクトランスは、一般的に、第４
図に示す等価回路により示されることが知られて
いる。そして、本発明においては、高圧コイル１
５の始端側の巻線区分１５ａにコイル１７と抵抗
１８とからなる直列回路１９を並列に入れるもの
で、これにより、第４図に示す等価回路に抵抗が
加わつた。つまり、第５図に示す等価回路が想定
でき、このこと、即ち、直立回路１９を並列に入
れることは、Ｒ，L2′，C2′直列回路の回路定数
をコントロールすることを意味し、その抵抗は巻
線区分１５ａおよびコイル１７の抵抗分と相まつ
てダンピングフアクターとして作用するものと考
えられる。そして、RLC直列回路においては、
Ｒを２√（臨界点）と同じ位に設定するこ
とにより、走査期間においては、リンギング（リ
ツプル）を生じないようにすることができる。ま
た、高圧コイル１５の始端側（最下層）のコイル
が２層（１５ａおよび１７）になつていること
は、高圧電流（直流分）を供給する際、始端側
（最下層）のインピーダンスが一層のときより下
がつていることを意味し、追加した抵抗は比較的
大きな抵抗値を使つたとしても高圧電流（直流
分）による電力損失にはならないもので、さら
に、共振電流（一次コイル１３から高圧コイル１
５へ分布容量を介して流れ込む基本パルス分）に
対しても同様の理由により電力損失が少なくてす
むものである。
尚、本発明水平偏向回路の一実施例において
は、水平偏向回路部に接続されるフライバツクト
ランスの高圧コイルを、複数個の巻線区分に分割
し各巻線区分を絶縁層を介して順次コアに対して
同心円状に積層した状態で平巻状に巻回するもの
について述べたが、各巻線区分の巻数が等しく各
巻線区分間でAC電位を持たない構成のものであ
れば、高圧コイルの各巻線区分の巻回形状は実施
例に限定されるものではなく、例えば、セクシヨ
ンボビンを用いてセクシヨン状に巻回形成しても
良いものであり、加えて、高圧コイルの分割数、
整流ダイオードの数等も実施例に何等限定される
ものではない。また、高圧コイルの始端側の巻線
区分に並列に接続されるコイルも始端側の巻線区
分の巻数に略等しい巻数を有するものであれば巻
回形状は任意であり、一次コイルに関しても同様
に巻回形状は任意である。さらに、始端側の巻線
区分に並列に接続されるコイルと抵抗の直列回路
のうち、抵抗をフライバツクトランスに対して一
体に（内蔵して）設けても、或は別体に（外付け
して）設けても良いもので、最終的に水平偏向回
路全体でコイルと直列に接続されて構成されるも
のであれば適宜に選択できるものである。
は、水平偏向回路部に接続されるフライバツクト
ランスの高圧コイルを、複数個の巻線区分に分割
し各巻線区分を絶縁層を介して順次コアに対して
同心円状に積層した状態で平巻状に巻回するもの
について述べたが、各巻線区分の巻数が等しく各
巻線区分間でAC電位を持たない構成のものであ
れば、高圧コイルの各巻線区分の巻回形状は実施
例に限定されるものではなく、例えば、セクシヨ
ンボビンを用いてセクシヨン状に巻回形成しても
良いものであり、加えて、高圧コイルの分割数、
整流ダイオードの数等も実施例に何等限定される
ものではない。また、高圧コイルの始端側の巻線
区分に並列に接続されるコイルも始端側の巻線区
分の巻数に略等しい巻数を有するものであれば巻
回形状は任意であり、一次コイルに関しても同様
に巻回形状は任意である。さらに、始端側の巻線
区分に並列に接続されるコイルと抵抗の直列回路
のうち、抵抗をフライバツクトランスに対して一
体に（内蔵して）設けても、或は別体に（外付け
して）設けても良いもので、最終的に水平偏向回
路全体でコイルと直列に接続されて構成されるも
のであれば適宜に選択できるものである。
以上述べた如く、本発明の水平偏向回路によれ
ば、フライバツクトランスにおいて生じるリンギ
ングは、コイルと抵抗の直列回路の抵抗成分によ
りそのエネルギーが消費されて効率良く減衰し、
最終的にリンギングの除去されたフライバツクト
ランスを得ることができるものである。また、高
圧コイルの始端側の巻線区分に並列にコイルと抵
抗の直列回路を接続したもので、直列回路に流れ
る電流は高圧コイルの始端側の巻線区分に流れる
電流に比べ少なくなり、その結果、フライバツク
トランスの基本パルスは直列回路の影響を受ける
ことなく損失が殆んどなくなり、電力損失も極め
て少なくなるものである。さらに、リンギングエ
ネルギーの消費を直列回路全体に分散して行なう
もので、回路上で異常な発熱が生じる懸念もな
く、その上、抵抗として耐圧的に低いものの使用
が可能となつて、コスト的にも有利となるもので
ある。このように、本発明の水平偏向回路によれ
ば、簡単な構成でフライバツクトランスにおいて
生じるリンギングを除去することができるもの
で、常に良好な画質特性を得ることのできるフラ
イバツクトランスを提供でき、特に、高性能フラ
イバツクトランス用の水平偏向回路として極めて
有効である。
ば、フライバツクトランスにおいて生じるリンギ
ングは、コイルと抵抗の直列回路の抵抗成分によ
りそのエネルギーが消費されて効率良く減衰し、
最終的にリンギングの除去されたフライバツクト
ランスを得ることができるものである。また、高
圧コイルの始端側の巻線区分に並列にコイルと抵
抗の直列回路を接続したもので、直列回路に流れ
る電流は高圧コイルの始端側の巻線区分に流れる
電流に比べ少なくなり、その結果、フライバツク
トランスの基本パルスは直列回路の影響を受ける
ことなく損失が殆んどなくなり、電力損失も極め
て少なくなるものである。さらに、リンギングエ
ネルギーの消費を直列回路全体に分散して行なう
もので、回路上で異常な発熱が生じる懸念もな
く、その上、抵抗として耐圧的に低いものの使用
が可能となつて、コスト的にも有利となるもので
ある。このように、本発明の水平偏向回路によれ
ば、簡単な構成でフライバツクトランスにおいて
生じるリンギングを除去することができるもの
で、常に良好な画質特性を得ることのできるフラ
イバツクトランスを提供でき、特に、高性能フラ
イバツクトランス用の水平偏向回路として極めて
有効である。
第１図は従来の水平偏向回路の回路図、第２図
は本発明水平偏向回路の一実施例を示す基本回路
図、第３図は本発明水平偏向回路の具体例におけ
るフライバツクトランスの断面図、第４図はフラ
イバツクトランスの一般的等価回路図、第５図は
本発明のフライバツクトランスにおける等価回路
図である。 １１……水平偏向回路部、１２……フライバツ
クトランス、１３……一次コイル、１５……高圧
コイル、１５ａ〜１５ｄ……高圧コイル巻線区
分、１６ａ〜１６ｄ……整流ダイオード、１７…
…コイル、１８……抵抗、１９……直列回路、２
０……コア。
は本発明水平偏向回路の一実施例を示す基本回路
図、第３図は本発明水平偏向回路の具体例におけ
るフライバツクトランスの断面図、第４図はフラ
イバツクトランスの一般的等価回路図、第５図は
本発明のフライバツクトランスにおける等価回路
図である。 １１……水平偏向回路部、１２……フライバツ
クトランス、１３……一次コイル、１５……高圧
コイル、１５ａ〜１５ｄ……高圧コイル巻線区
分、１６ａ〜１６ｄ……整流ダイオード、１７…
…コイル、１８……抵抗、１９……直列回路、２
０……コア。
Claims (1)
- １ 水平偏向回路部と、該回路部に接続した一次
コイルおよび巻数の略等しい複数個の巻線区分に
分割し、各巻線区分間及び最終巻線区分の出力側
に直列に整流ダイオードを接続した高圧コイルか
らなるフライバツクトランスとから構成される水
平偏向回路において、前記フライバツクトランス
の高圧コイルの始端側の巻線区分に対し、該巻線
区分の巻数に略等しい巻数を有するコイルと抵抗
の直列回路を並列に接続したことを特徴とする水
平偏向回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10067083A JPS59225677A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 水平偏向回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10067083A JPS59225677A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 水平偏向回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59225677A JPS59225677A (ja) | 1984-12-18 |
| JPH0415664B2 true JPH0415664B2 (ja) | 1992-03-18 |
Family
ID=14280201
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10067083A Granted JPS59225677A (ja) | 1983-06-06 | 1983-06-06 | 水平偏向回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59225677A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2598389B2 (ja) * | 1985-12-09 | 1997-04-09 | フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ | 高直流電圧発生器 |
| JPH062365Y2 (ja) * | 1986-12-04 | 1994-01-19 | ティーディーケイ株式会社 | 高電圧発生回路 |
| US5270831A (en) * | 1990-09-14 | 1993-12-14 | Eastman Kodak Company | Storage and playback of digitized images in digital database together with presentation control file to define image orientation/aspect ratio |
| JP4735469B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2011-07-27 | Ｔｄｋ株式会社 | スイッチング電源装置 |
| JP5240529B2 (ja) * | 2005-08-31 | 2013-07-17 | Ｔｄｋ株式会社 | スイッチング電源装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS5762671A (en) * | 1980-10-01 | 1982-04-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Horizontal deflection circuit |
-
1983
- 1983-06-06 JP JP10067083A patent/JPS59225677A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5762671A (en) * | 1980-10-01 | 1982-04-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Horizontal deflection circuit |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59225677A (ja) | 1984-12-18 |
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