JPH0415657Y2 - - Google Patents

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JPH0415657Y2
JPH0415657Y2 JP11063788U JP11063788U JPH0415657Y2 JP H0415657 Y2 JPH0415657 Y2 JP H0415657Y2 JP 11063788 U JP11063788 U JP 11063788U JP 11063788 U JP11063788 U JP 11063788U JP H0415657 Y2 JPH0415657 Y2 JP H0415657Y2
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hinge
wooden
case
wood
piece
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JP11063788U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はケース本体とケース蓋の蝶着構造を
改良した木製ケースに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、木製のケース本体とケース蓋を金属蝶番
を用いて開閉可能に蝶着した木製ケースは一般に
知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕 前記従来の木製ケースは、ケース本体とケース
蓋の蝶着に金属蝶番を用いているので、ケース本
体及びケース蓋が材質的に堅くて強い堅木材で作
られる場合には、それほど問題はないが、前記ケ
ース本体及びケース蓋が桐材のような柔らかくて
弱い木材で形成される場合において、前記蝶番を
釘或いはビスによつてしつかりと固定することが
できず、打ち込んだ釘或いはねじ込んだビスがケ
ース開閉操作によつて直ぐに抜け外れてしまうと
いう問題がある。しかも、金属蝶番をケース本体
及びケース蓋に釘止め或いはビス止めすると、そ
の止着作業が面倒であるばかりか、木とは異質の
金属蝶番がケース外側面に露出し、木製ケースの
体裁を損ねる問題があり、また蝶番取付後にケー
ス外側面を奇麗にかんな仕上しようとしても、金
属蝶番のあるケース背面部分はかんな仕上するこ
とができない問題もあつた。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を解決するために、この考案の木製
ケースにおいては木製のケース本体1とケース蓋
2を材質的に堅くて強い堅木の木製蝶番3を用い
て開閉可能に蝶着した。この木製蝶番3は堅木の
凸形木片4と凹形木片5を凹凸部の横貫通孔6に
打設挿入される枢支ピン7によつて所定の角度範
囲を開閉回動できるように結合したユニツト蝶番
として構成され、このユニツト式木製蝶番3の凸
形木片4と凹形木片5をケース本体1及びケース
蓋2の蝶着部に切欠形成した蝶番取付穴1a,1
b,2a,2bに嵌合し、該嵌合部に塗布される
強力接着剤8によつて強固に接着固定する構造に
した。
前記ケース本体1及びケース蓋2の蝶着部に切
欠形成される蝶番取付穴1a,1b,2a,2b
は、切欠両側面が平行する上向き及び下向き開口
のコ形切欠穴であつてもよいが、蝶番凸形木片4
と凹形木片5が蝶番取付穴1a,1b,2a,2
bから開口部方向に抜け外れないようにするため
には、前記蝶番取付穴1a,1b,2a,2bを
蟻溝形状とし、前記木製蝶番3の凸形木片台部4
aと凹形木片5を蟻溝形の蝶番取付穴1a,1
b,2a,2bに嵌着される前記蟻溝と相補的な
蟻差し形状に形成するとよい。
〔作用〕
ケース本体1とケース蓋2の蝶着に堅木の木製
蝶番3を用い、この木製蝶着3の凸形木片4と凹
形木片5を前記ケース本体1及びケース蓋2の蝶
番取付穴1a,1b,2a,2bに嵌合し、該嵌
合部に塗布される強力接着剤8によつて強固に接
着固定すると、従来の金属蝶番のような釘止め或
いはビス止めの作業が不要となり、前記ケース本
体1及びケース蓋2が桐材のような柔らかくて弱
い木材で形成される場合であつても、金属蝶番の
ような止着釘或いは止着ビスの抜け外れ問題を解
消することができる。
また、前記ケース本体1及びケース蓋2の蝶番
取付穴1a,1b,2a,2bに嵌合接着される
木製蝶番3は、かんなで削ることができるので、
蝶番木片部や接着剤8がケース外側面から食み出
したような場合でも、蝶番取付後においてかんな
をかけ、ケース外側面(蝶番止着のケース背面部
分)を面一に且つ奇麗にかんな仕上げすることが
できる。
更に、前記蝶番取付穴1a,1b,2a,2b
が蟻溝形状をなし、前記木製蝶番3の凸形木片台
部4aと凹形木片5を前記蟻溝と相補的な蟻差し
形状に形成した場合には、前記木製蝶番3のケー
ス本体1及びケース蓋2に対する取付けを凹形切
欠穴の場合よりも確実に行うことができ、前記接
着剤8の劣化等による蝶番取付穴1a,1b,2
a,2bからの抜け外れを防止することができ
る。
なお、前記蝶番3を堅木材で形成したのは、ピ
ン枢支部(蝶番凹凸係合部の横貫通孔6の部分)
のケース開閉による摩耗を防止し、スムーズな開
閉動作を確保して、長期使用を可能とするためで
ある。ちなみに、前記蝶番3を桐材のような柔ら
かくて弱い木材で形成すると、蝶番ピン支部が直
ぐに摩耗し、短期間で使いものにならなくなつて
しまう。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に従い具体的に
説明すると、図中1は材質的に柔かくて弱い木材
(実施例は桐材)で形成されたケース本体、2は
このケース本体1と同じ材料で形成されたケース
蓋で、このケース本体1とケース蓋2の蝶着部に
は左右一対(それ以上であつてもよい)の蝶番取
付穴1a,1b,2a,2bが第1図の如く切欠
形成されている。3は前記ケース本体1とケース
蓋2を開閉可能に蝶着する材質的に堅くて強い堅
木(例えば樫材、しな材等)の木製蝶番で、この
各木製蝶番3は堅木の凸形木片4と凹形木片5を
凹凸部の横貫通孔6に打設挿入される針金の枢支
ピン7によつて所定の角度範囲例えば90度の角度
範囲を開閉回動できるように結合したユニツト蝶
番として構成され、このユニツト式木製蝶番3の
凸形木片4と凹形木片5をケース本体1及びケー
ス蓋2の蝶番取付穴1a,1b,2a,2bに嵌
合し、該嵌合部に塗布される強力接着剤8(第2
図参照)によつて強固に接着固定している。
なお、前記木製蝶番3の木片厚さはケース本体
1及びケース蓋2の縁枠部材の厚さと略同一の厚
さに形成され、凸形木片4の横貫通孔6が穿設さ
れる突片部4bの上端背面部と、凹形木片5の横
貫通孔6が穿設される凹部両側突片部の下端背面
部には、枢支ピン7を中心とした所定角度範囲
(実施例では90度の角度範囲)の開閉回動を可能
とする略45度の角度に面取りされた面取り傾斜面
4c,5cが設けられ、また前記ケース蓋2の蝶
番取付側縁枠部材の端縁部にも凹形木片5の面取
り傾斜面5cと同一角度で傾斜する面取り傾斜面
2cが第1図の如く設けられている。
前記ケース本体1及びケース蓋2の蝶着部に切
欠形成される蝶番取付穴1a,1b,2a,2b
は、切欠両側面が平行する上向き及び下向き開口
のコ形切欠穴であつてもよいが、本実施例の場合
には蝶番凸形木片4と凹形木片5が蝶番取付穴1
a,1b,2a,2bから開口部方向に抜け外れ
ないようにするため、前記蝶番取付穴1a,1
b,2a,2bを蟻溝形状とし、凸形木片4の台
部4aと凹形木片5を蟻溝形の蝶番取付穴1a,
1b,2a,2bに嵌着される前記蟻溝と相補的
な蟻差し形状に形成している。第1図に示す符号
1cはケース本体1の前側縁枠部材の内側に部材
上端面より一部突出する状態に接着固定した閉蓋
係合板である。
〔考案の効果〕
この考案の木製ケースは、ケース本体1とケー
ス蓋2の蝶着に堅木の木製蝶番3を用いているの
で、ケース本体1及びケース蓋2が桐材のような
柔らかくて弱い木材で形成される場合であつて
も、前記ケース本体1とケース蓋2をスムーズに
開閉し得るように旨く蝶着することができ、金属
蝶番を用いる従来技術の問題すなわち金属蝶番を
止着した釘或いはビスがケース開閉操作によつて
直ぐに抜け外れてしまうという問題を解消するこ
とができる。しかも、前記木製蝶番3は堅木の凸
形木片4と凹形木片5を凹凸部の横貫通孔6に打
設挿入される枢支ピン7によつて所定の角度範囲
を開閉回動できるように結合したユニツト蝶番と
して構成され、このユニツト式木製蝶番3の凸形
木片4と凹形木片5をケース本体1及びケース蓋
2の蝶着部に切欠形成した蝶番取付穴1a,1
b,2a,2bに嵌合し、該嵌合部に塗布される
強力接着剤8によつて強固に接着固定されるの
で、金属蝶番をケース本体及びケース蓋に釘止め
或いはビス止めする場合に比べて、蝶番止着作業
が簡単且つ確実に行なえ、ケース及び蝶番が両方
とも木製であることにより、蝶番露出による木製
ケースの体裁を損ねる問題もなく、蝶番取付後に
ケース外側面(特に蝶番木片が食出したり接着剤
が食出したりするケース背面部分)を奇麗にかん
な仕上することも可能となる等の優れた実用上の
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の木製ケースを示す分解斜視
図、第2図は同木製ケースの蝶着部分を示した要
部断面図、第3図は第2図の右側面図、第4図は
ケース開蓋状態を示した作用説明図、第5図はユ
ニツト式木製蝶番の斜視図、第6図は同木製蝶番
の分解斜視図である。 1……ケース本体、1a,1b……ケース本体
の蝶番取付穴、2……ケース蓋、2a,2b……
ケース蓋の蝶番取付穴、2c……面取り傾斜面、
3……ユニツト式木製蝶番、4……凸形木片、4
a……凸形木片台部、4b……突片部、5……凹
形木片、4c,5c……面取り傾斜面、6……横
貫通孔、7……枢支ピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 木製のケース本体とケース蓋を堅木の木製蝶
    番を用いて開閉可能に蝶着した木製ケースであ
    つて、前記木製蝶番が堅木の凸形木片と凹形木
    片を凹凸部の横貫通孔に打設挿入される枢支ピ
    ンによつて所定の角度範囲を開閉回動できるよ
    うに結合したユニツト蝶番として構成され、こ
    のユニツト式木製蝶番の凸形木片と凹形木片を
    ケース本体及びケース蓋の蝶着部に切欠形成し
    た蝶番取付穴に嵌合し、該嵌合部に塗布される
    強力接着剤によつて強固に接着固定してなる木
    製ケース。 (2) ケース本体とケース蓋の蝶着部に切欠形成さ
    れる蝶番取付穴が蟻溝形状をなし、前記木製蝶
    番の凸形木片台部と凹形木片が蟻溝形の蝶番取
    付穴に嵌着される前記蟻溝と相補的な蟻差し形
    状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の木製ケース。
JP11063788U 1988-08-25 1988-08-25 Expired JPH0415657Y2 (ja)

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JP11063788U JPH0415657Y2 (ja) 1988-08-25 1988-08-25

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JPH0231857U JPH0231857U (ja) 1990-02-28
JPH0415657Y2 true JPH0415657Y2 (ja) 1992-04-08

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