JPH0415584Y2 - - Google Patents

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JPH0415584Y2
JPH0415584Y2 JP20319685U JP20319685U JPH0415584Y2 JP H0415584 Y2 JPH0415584 Y2 JP H0415584Y2 JP 20319685 U JP20319685 U JP 20319685U JP 20319685 U JP20319685 U JP 20319685U JP H0415584 Y2 JPH0415584 Y2 JP H0415584Y2
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intake air
air temperature
engine intake
cabin
engine
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、機関吸気温度の上昇防止装置に係
り、特にキヤブオーバ型トラツクに敵する機関吸
気温度の上昇防止装置に関する。
[従来の技術] 一般にエンジンルームで発生した排熱は、エン
ジンルームの雰囲気温度を上昇させて熱害を起こ
し、特に内燃機関の性能低下を招く。即ち、キヤ
ブオーバ型トラツクではエンジンルーム内の熱気
はキヤビンの背部に立込め、これにより熱せられ
た空気が吸気管から機関内に吸引されてしまう。
このとき、仮に吸気温度が5℃上昇するとすれ
ば、燃費は0.3〜0.5%悪化し、出力は1.2〜1.5P.S
低下して、更にスモークは0.1B(ボツシユ)悪化
する。
このため従来にあつては、キヤビン及び荷台等
に整流板等の付帯物を取付けてキヤビン背部の空
気流の円滑化を計り、もつてキヤビン背部とエン
ジンルーム内とに熱気が立込まないようになして
いる。
[考案が解決しようとする問題点] ところで、上記従来の整流板は、実開昭55−
6156号公報及び実開昭56−22172号公報等にみら
れるように、固定式構造となつており、車速や機
関吸気温度に合わせてキヤビン背部の空気流を調
節することができなかつた。このため、高速走行
時等ではキヤビンの背部に必要以上の空気を流し
てその整流板自体は車両の空気抵抗を増大させて
しまうという問題があつた。
[考案の目的] 本考案は上記事情を考慮して創案されたもので
あり、その目的は、車速と機関吸気温度とを検知
してそれらに応じて整流板の傾きを制御し得、も
つて整流板の空気抵抗を可及的に低く保ちつつキ
ヤビン背部の空気流を最適に調節して機関吸気温
度の上昇を防止できる機関吸気温度の上昇防止装
置を提供することにある。
[考案の概要] 本考案は上記目的を達成するために、キヤブオ
ーバ型トラツクの荷台の前面にキヤビンより上方
に位置して設けられ、走行風をキヤビン背面と荷
台前面の間に上方から下方に案内させてエンジン
ルーム内を通過する空気流を吸引排気させる整流
板と、該整流板を走行風に対して傾斜させて上記
空気流の吸引量を変化させる整流板駆動手段と、
車速と機関吸気温度とから上記駆動手段を制御し
て整流板の傾斜角度を調節する制御器とを備えた
もので、車速に応じて整流板の傾斜を変えてその
空気抵抗の減少を計ると同時に、機関吸気温度に
応じて更に整流板の傾斜を変えて機関吸気温度の
上昇を防止するものである。
[実施例] 以下に、本考案の好適一実施例を添付図面に基
づき詳述する。
第1図は、本考案に係る機関吸気温度の上昇防
止装置の概略構成を示すブロツク図であり、第2
図と第3図はそのブロツク図中の整流板の構成を
示す側面図で、第4図は第3図の−線矢視断
面図である。
図示するように、本考案の機関吸気温度の上昇
防止装置1は、キヤブオーバ型トラツク2(以
下、単に車両2と呼ぶ)の走行風をキヤビン3の
背部にその上方から下方へと案内して、エンジン
ルーム4内を通過する空気流をキヤビン3の背部
から下方に吸引排気させる整流板5と、この整流
板5を走行風に対して傾斜させて、その吸引量を
変化させる整流板駆動手段6、及びその整流板駆
動手段6の作動を車速と機関吸気温度とを検知し
てそれらに応じて制御する制御器7とから構成さ
れる。
整流板5は、第2図〜第4図に示すように、車
両2の荷台8の前端上部に設けられており、その
先端部5aはキヤビン3のルーフ3aよりも上方
に延出されると共に、その途中からキヤビン3側
に屈曲形成されて、走行風を荷台8とキヤビン3
との間のキヤビン背部空間9にその上方から下方
へと案内するようになつている。
一方、整流板駆動手段6は、第4図に示すよう
に上記整流板5の基端部5bが溶接固定されるパ
イプ部材10と、このパイプ部材10に挿通され
てこれを荷台8の前端上部に回動自在に支持する
支持軸11及び上記パイプ部材10の一端10a
にギヤ12,12を介して接続されたステツプモ
ータ13等から構成され、上記支持軸11はその
両端がボルト14で荷台柱部8aに固定され、ま
たステツプモータ13もその荷台柱部8aに固定
されている。15,15は荷台柱部8aとパイプ
部材10との間に介設されて上記支持軸11に挿
通されたカラーで、パイプ部材10の回転を円滑
にするために設けられている。
他方、制御器7は、第1図に示すように、車速
センサ16と機関吸気温度センサ17、及び上記
整流板5の傾斜角θを検知するためのポテンシヨ
メータ18、乃至それらからの検知信号が入力さ
れて上記ステツプモータ6の作動を制御するマイ
クロコンピユータ19等からなつており、車速セ
ンサ16の出力信号は波形整形器20とカウンタ
ー21とを経てマイクロコンピユータ19に入力
され、機関吸気温度センサ17からの出力は、
A/Dコンバータ22を経て、マイクロコンピユ
ータ19に入力されるようになつている。また上
記ポテンシヨメータ18は、第4図に示すよう
に、整流板駆動手段6部に設けられて整流板5の
傾斜角θをパイプ部材10の回転角で検知するよ
うになつており、そのポテンシヨメータ18本体
は荷台柱部8aに固定されてギヤ23,23を介
してパイプ部材10の回転角を検知するようにな
つている。
次に作用について説明する。
先ず、車両2の走行風は整流板5によつてキヤ
ビン3の背部空間9にその上方から下方へと案内
されて車体2の下部へと逃がされる。このとき、
その背部空間9を流れる空気流(走行風)によつ
てエンジンルーム4内を通過する空気流がキヤビ
ン3の背部空間9に吸引排気される。
このため、エンジンルーム4内の排熱により、
そのエンジンルーム4内及びキヤビン3の背部空
間9に立込める熱気はその背部空間9を流れる空
気流と共に車体2下部へと逃がされる。従つて、
吸気管(図示せず)から内燃機関24内に吸い込
まれる吸入空気の温度、即ち機関吸気温度は、そ
の熱気による機関吸気温度の上昇分及びエンジン
ルーム4内を通過する空気流の吸引量は、整流板
5によつて背部空間9に案内される走行風の流量
によつて変化する。
このため、本考案はその整流板5を、整流板駆
動手段6によつて起倒自在にしてその傾斜角度θ
を調節可能になすと共に、その駆動手段6の作動
を、車速と機関吸気温度とに応じて制御器7で制
御して、キヤビン3の背部空間9に導く走行風の
流量を調節し、もつて機関吸気温度の上昇を可及
的に防止しつつ更に整流板5の空気抵抗を可及的
に低減させる。
即ち、第5図の作動フローチヤートに示すよう
に、制御器7は車速センサ16と機関吸気温度セ
ンサ17とによつて車速と機関吸気温度とを測定
し、それらの測定値から整流板5の最適傾斜角度
θ0をマイクロコンピユータ19で演算する。次に
整流板5の実際の傾斜角度θ1をポテンシヨメータ
18で検知し、その実傾斜角度θ1が最適傾斜角度
θ0に等しいか否かを判断し、これが等しくない
(No.である)場合にはステツプモータ13を回
転作動させて整流板5の傾斜角度を変更し、再び
整流板5の実傾斜角度θ1の測定段に戻つて、その
実傾斜角度θ1が最適傾斜角度θ0に一致するまでフ
イードバツク制御する。そして、その実傾斜角度
θ1が最適傾斜角度θ0に一致したならば、再度車速
測定段に戻つて上記の制御を繰返す。
また、整流板5の傾斜角度θは、例えば、車速
が低くかつ機関吸気温度が高い場合にはその角度
θを大にしてキヤビン3の背部空間9への走行風
の取入れ口の断面積を広くして、可及的に機関吸
気温度の低下を計り、車速が高くかつ機関吸気温
度が低い場合にはその角度θを小にして整流板5
の空気抵抗を可及的に低減させ、また車速が高く
吸気温度も高い場合にはその角度θを中にして空
力を悪化させない範囲で吸気温度をできるだけ下
げるようにする。
また、本実施例では整流板駆動手段6の駆動部
をステツプモータ13とギヤ15,15とで構成
したので、整流板駆動手段6をコンパクトにする
ことができる。また、駆動力をギヤ比によつて簡
単かつ任意に調整できるので、ステツプモータ1
3の容量は可及的に小さなものを使用でき、かつ
ステツプモータ13の回転力はそのまま整流板5
に回転力として伝達されるので無駄な動きがなく
効率良く整流板5を駆動できる。
このように本考案は、車速と機関温度とを検知
してそれらに応じて整流板5の傾斜角度θを任意
に調節できるようにしたので、整流板5の空気抵
抗を可及的に低減させつつ機関吸気温度の上昇を
可能な限り防止することができ、もつて機関吸気
温度の上昇による機関性能の低下を可及的に抑え
ることができる。
[考案の効果] 以上要するに、本考案によれば次のごとき優れ
た効果を発揮する。
(1) 車速と機関吸気温度とを検知して、それらに
応じて整流板の傾斜角度を任意に調節すること
ができ、整流板の空気抵抗を可及的に低減させ
つつ機関吸気温度の上昇を可能な限り防止する
ことができる。
(2) 機関吸気温度の上昇を可能な限り防止できる
ので、機関性能の低下を可及的に抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る機関吸気温度の上昇防止
装置の概略構成を示すブロツク図、第2図は整流
板の構成を示す側面図、第3図は第2図の要部拡
大側面図、第4図は第3図の−線矢視断面
図、第5図は本考案の作動フローチヤートを示す
図である。 図中、1は機関吸気温度の上昇防止装置、3は
キヤビン、4はエンジンルーム、5は整流板、6
は整流板駆動手段、7は制御器である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤブオーバ型トラツクの荷台の前面にキヤビ
    ンより上方に位置して設けられ、走行風をキヤビ
    ン背面と荷台前面の間に上方から下方に案内させ
    てエンジンルーム内を通過する空気流を吸引排気
    させる整流板と、該整流板を走行風に対して傾斜
    させて上記空気流の吸引量を変化させる整流板駆
    動手段と、車速と機関吸気温度とから上記駆動手
    段を制御して整流板の傾斜角度を調節する制御器
    とを備えたことを特徴とする機関吸気温度の上昇
    防止装置。
JP20319685U 1985-12-28 1985-12-28 Expired JPH0415584Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20319685U JPH0415584Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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JP20319685U JPH0415584Y2 (ja) 1985-12-28 1985-12-28

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Publication Number Publication Date
JPS62110079U JPS62110079U (ja) 1987-07-14
JPH0415584Y2 true JPH0415584Y2 (ja) 1992-04-08

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