JP2510664Y2 - 水冷式インタ―ク―ラ装置 - Google Patents

水冷式インタ―ク―ラ装置

Info

Publication number
JP2510664Y2
JP2510664Y2 JP1990094900U JP9490090U JP2510664Y2 JP 2510664 Y2 JP2510664 Y2 JP 2510664Y2 JP 1990094900 U JP1990094900 U JP 1990094900U JP 9490090 U JP9490090 U JP 9490090U JP 2510664 Y2 JP2510664 Y2 JP 2510664Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
electric fan
water pump
water
load
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990094900U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0452528U (ja
Inventor
泰敬 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP1990094900U priority Critical patent/JP2510664Y2/ja
Publication of JPH0452528U publication Critical patent/JPH0452528U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2510664Y2 publication Critical patent/JP2510664Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supercharger (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水冷式インタークーラ装置の改良に関す
る。
〔従来の技術〕
近年、エンジン排気圧を利用してエンジンの馬力の向
上を図るターボチャージャが多くの車両に装着されてい
るが、一般にターボ車は過給による圧縮熱と吸気通路の
管内摩擦により吸入空気の温度が上昇してエンジンへの
充填効率が悪化する傾向があった。
そのため、昨今では、実開昭57-81437号公報等に開示
されるように加圧後の吸気温度を下げて吸入空気の充填
効率を高めることにより、過給圧を上げて出力を増す水
冷式インタークーラがインテークマニホールドとターボ
チャージャの間に装着されている。
上記水冷式インタークーラには、インタークーラ専用
の電動式ウォータポンプとサブラジエータを設けた冷却
回路がエンジンの冷却回路と独立して接続されており、
吸入空気の温度を水冷式インタークーラで奪って暖まっ
た冷却水がウォータポンプでサブラジエータに送られて
電動ファンで冷やされ、再度水冷式インタークーラに導
かれるようになっている。そして、これを繰り返すこと
により、吸入空気を冷却してターボチャージャの効率を
高めている。
〔考案が解決しようとする課題〕
然し乍ら、上記電動式ウォータポンプと電動ファン
は、水冷式インタークーラによる空気冷却効果の大きい
エンジンの高回転,高負荷領域から、空気冷却効果によ
る性能上昇代の比較的少ない低回転,低負荷時に亘り常
に一定の回転で駆動しているため、電気負荷が大きくな
ってバッテリの劣化を引き起こす虞があった。
本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、吸入空
気の冷却機能を維持しつつ、電動式ウォータポンプと電
動ファンの回転数制御によって消費電力を抑えバッテリ
の劣化を防止した水冷式インタークーラ装置を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
斯かる目的を達成するため、本考案は、電動ファンに
よって冷却されるサブラジエータと、当該サブラジエー
タに冷却水を送る電動式のウォータポンプと、エンジン
の回転数を検出するエンジン回転数センサと、エンジン
の負荷を検出するエンジン負荷センサと、上記電動ファ
ン、上記ウォータポンプ、上記エンジン回転数センサ及
び上記エンジン負荷センサが接続されたコントロールユ
ニットとを備えた水冷式インタークーラ装置に於て、上
記ウォータポンプを、その作動状態を少なくともローレ
ベル又はハイレベルに切り換え可能にし、上記電動ファ
ンを、その作動状態を少なくともローレベルとハイレベ
ルに切り換え可能にし、上記コントロールユニットによ
って、エンジン回転数センサにて検出されたエンジンの
回転数が第1の所定回転数以下で、且つ、上記エンジン
負荷センサにて検出されたエンジンの負荷が第1の所定
値以下のとき、上記ウォータポンプをローレベルにて作
動させると共に上記電動ファンをローレベルにて作動さ
せ、上記検出されたエンジンの回転数が第2の所定回転
数以上で、且つ、上記検出されたエンジンの負荷が第2
の所定値以上のとき、上記ウォータポンプをハイレベル
にて作動させると共に上記電動ファンをハイレベルにて
作動させるようにしたものである。
〔作用〕
本考案によれば、例えばエンジンの高回転,高負荷時
にウォータポンプと電動ファンを従来と同様の回転数で
回転することによって、サブラジエータに導入された冷
却水が積極的に冷却されることとなる。
そして、空気冷却効果による性能上昇代の比較的少な
い低回転,低負荷時にウォータポンプと電動ファンの回
転数を抑制すれば、バッテリの消費電力が少なくて済む
こととなる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図に於て、符号1はターボチャージャ3とインテ
ークマニホールド5の間に装着された水冷式インターク
ーラ(以下「インタークーラ」という)で、当該インタ
ークーラ1には、従来と同様、インタークーラ専用の電
動式ウォータポンプ(以下「ウォータポンプ」という)
7とサブラジエータ9を設けた冷却回路11がエンジンの
冷却回路と独立して接続されている。そして、インター
クーラ1で吸入空気Aと熱交換した冷却水Wがウォータ
ポンプ7でサブラジエータ9に送られて、電動ファン13
で冷却されるようになっている。而して、本実施例に於
ける上記ウォータポンプ7及び電動ファン13は、エンジ
ンの回転数及び負荷に応じてその回転数がコントロール
ユニット15によって、少なくともハイレベルとローレベ
ルに切り換えられるようになっている。
即ち、エンジンにはその回転数を検出するエンジン回
転数センサ17と、エンジンのアクセルレバー開度により
エンジンの負荷を検出するアクセルレバー開度センサ19
が取り付けられており、これらの検出信号がコントロー
ルユニット15に入力されるようになっている。そして、
当該コントロールユニット15には第2図の如きエンジン
回転数とアクセルレバー開度に応じたマップが記憶され
ており、このマップを基に、コントロールユニット15は
上記各センサ17,19からの検出信号に応じて第3図の如
くエンジンの高回転,高負荷時(第2図中の領域;該
領域はアクセルレバー開度(負荷)に応じて設定され
たエンジンの回転数の第1の所定回転数と、エンジンの
回転数に応じて設定されたアクセルレバー開度の第1の
所定開度(第1の所定値)にて画成されている)でウォ
ータポンプ7及び電動ファン13の回転数を従来の如きレ
ベル(共にハイレベル)に維持し、又、低回転,低負荷
時(第2図中の領域;該領域はアクセルレバー開度
(負荷)に応じて設定されたエンジンの回転数の第2の
所定回転数と。エンジンの回転数に応じて設定されたア
クセルレバー開度の第2の所定開度(第2の所定値)に
て画成されている)ではウォータポンプ7と電動ファン
13の回転数を抑制し(共にローレベル)、そして、これ
らの中間領域(第2図中領域)では電動ファン13の回
転数を高く(ハイレベル)、ウォータポンプ7の回転数
を抑える(ローレベル)ようになっている。
本実施例はこのように構成されているから、エンジン
の高回転,高負荷時には、ウォータポンプ7と電動ファ
ン13が従来と同様の回転数で回転して、サブラジエータ
9に導入された冷却水Wを積極的に冷却することとな
る。
そして、空気冷却効果による性能上昇代の比較的少な
い低回転,低負荷時では、コントロールユニット15の指
令によってウォータポンプ7と電動ファン13の回転数が
抑制(共にローレベル)され乍ら、冷却水Wが冷却され
ることとなる。又、第2図中で示す中間領域では、ウ
ォータポンプ7の回転数を抑えて(ローレベル)サブラ
ジエータ9に導入される冷却水量を少なくし、そして、
電動ファン13の回転を高めて(ハイレベル)サブラジエ
ータ9に導入された冷却水Wを積極的に冷却することと
なる。
このように、本実施例は、エンジンの回転数及び負荷
に応じて、吸入空気の冷却機能を維持しつつ、ウォータ
ポンプ7と電動ファン13の回転数を制御するようにした
ので、従来に比し消費電力を抑えバッテリの劣化が防止
できることとなった。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案は、電動ファンによって冷
却されるサブラジエータと、当該サブラジエータに冷却
水を送る電動式のウォータポンプと、エンジンの回転数
を検出するエンジン回転数センサと、エンジンの負荷を
検出するエンジン負荷センサと、上記電動ファン、上記
ウォータポンプ、上記エンジン回転数センサ及び上記エ
ンジン負荷センサが接続されたコントロールユニットと
を備えた水冷式インタークーラ装置に於て、上記ウォー
タポンプを、その作動状態を少なくともローレベル又は
ハイレベルに切り換え可能にし、上記電動ファンを、そ
の作動状態を少なくともローレベルとハイレベルに切り
換え可能にし、上記コントロールユニットによって、エ
ンジン回転数センサにて検出されたエンジンの回転数が
第1の所定回転数以下で、且つ、上記エンジン負荷セン
サにて検出されたエンジンの負荷が第1の所定値以下の
とき、上記ウォータポンプをローレベルにて作動させる
と共に上記電動ファンをローレベルにて作動させ、上記
検出されたエンジンの回転数が第2の所定回転数以上
で、且つ、上記検出されたエンジンの負荷が第2の所定
値以上のとき、上記ウォータポンプをハイレベルにて作
動させると共に上記電動ファンをハイレベルにて作動さ
せるようにしたので、例えば空気冷却効果による性能上
昇代の比較的少ない低回転,低負荷時にウォータポンプ
と電動ファンの回転数を抑制することによって、従来に
比し消費電力を抑えバッテリの劣化が防止できる利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る水冷式インタークーラ装置の概略
構成図、第2図はインタークーラの制御領域を示すマッ
プ、第3図はインタークーラの制御パターンを示す説明
図である。 1……インタークーラ 3……ターボチャージャ 5……インテークマニホールド 7……ウォータポンプ 9……サブラジエータ 11……冷却回路 13……電動ファン 15……コントロールユニット 17……エンジン回転数センサ 19……アクセルレバー開度センサ。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動ファンによって冷却されるサブラジエ
    ータと、 当該サブラジエータに冷却水を送る電動式のウォータポ
    ンプと、 エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサと、 エンジンの負荷を検出するエンジン負荷センサと、 上記電動ファン、上記ウォータポンプ、上記エンジン回
    転数センサ及び上記エンジン負荷センサが接続されたコ
    ントロールユニットと を備えた水冷式インタークーラ装置に於て、 上記ウォータポンプは、その作動状態が少なくともロー
    レベル又はハイレベルに切り換え可能であり、 上記電動ファンは、その作動状態が少なくともローレベ
    ルとハイレベルに切り換え可能であり、 上記コントロールユニットは、エンジン回転数センサに
    よって検出されたエンジンの回転数が第1の所定回転数
    以下で、且つ、上記エンジン負荷センサによって検出さ
    れたエンジンの負荷が第1の所定値以下のとき、上記ウ
    ォータポンプをローレベルにて作動させると共に上記電
    動ファンをローレベルにて作動させ、 上記検出されたエンジンの回転数が第2の所定回転数以
    上で、且つ、上記検出されたエンジンの負荷が第2の所
    定値以上のとき、上記ウォータポンプをハイレベルにて
    作動させると共に上記電動ファンをハイレベルにて作動
    させる ことを特徴とする水冷式インタークーラ装置。
JP1990094900U 1990-09-10 1990-09-10 水冷式インタ―ク―ラ装置 Expired - Lifetime JP2510664Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990094900U JP2510664Y2 (ja) 1990-09-10 1990-09-10 水冷式インタ―ク―ラ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990094900U JP2510664Y2 (ja) 1990-09-10 1990-09-10 水冷式インタ―ク―ラ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0452528U JPH0452528U (ja) 1992-05-06
JP2510664Y2 true JP2510664Y2 (ja) 1996-09-18

Family

ID=31833191

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990094900U Expired - Lifetime JP2510664Y2 (ja) 1990-09-10 1990-09-10 水冷式インタ―ク―ラ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2510664Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5381675B2 (ja) * 2009-12-14 2014-01-08 トヨタ自動車株式会社 排気駆動式過給機の冷却装置及びこれを具備する内燃機関の制御装置
JP6589906B2 (ja) * 2017-02-16 2019-10-16 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の制御装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5825625U (ja) * 1981-08-11 1983-02-18 トヨタ自動車株式会社 水冷式インタ−ク−ラ用制御装置
JPH0799090B2 (ja) * 1987-12-28 1995-10-25 本田技研工業株式会社 ターボチャージャおよびインタクーラの冷却制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0452528U (ja) 1992-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011501043A (ja) ターボチャージャ及びインタクーラを備えた内燃機関
JP2009228624A (ja) 電動過給機付き内燃機関
JPH07224657A (ja) ブレード角度調整可能な冷却ファンが備えられたエンジン冷却システム
JPS63227918A (ja) 内燃機関の冷却装置
JP2510664Y2 (ja) 水冷式インタ―ク―ラ装置
JPH10252464A (ja) ハイブリッド電気自動車の動力装置冷却装置
JPS61283723A (ja) インタク−ラ冷却装置
JP4803096B2 (ja) 過給機の冷却装置
JP5998528B2 (ja) ハイブリッド車両
JP2006161609A (ja) 過給機付内燃機関の制御装置
JP3848797B2 (ja) 内燃機関の冷却水制御装置
KR20090099781A (ko) 워터펌프를 구비한 디젤엔진 및 이의 제어 방법
KR19980053909A (ko) 다단계 쿨링팬 제어 장치 및 그 방법
JPS6218664Y2 (ja)
JP2005016465A (ja) エンジンの制御装置
JPH0422038Y2 (ja)
CN110374735B (zh) 一种用于车辆的增压器冷却系统及增压器冷却方法
US20010006057A1 (en) Method and system for variably controlling exhaust pressure of diesel engine
JP2653290B2 (ja) エンジンの冷却装置
JPH0429056Y2 (ja)
JP2000204959A (ja) タ―ボコンパウンド機関
JP3176329B2 (ja) 自動車のエアコン制御装置
JP2578436Y2 (ja) 車両用水冷式インタークーラ装置
JP5994295B2 (ja) ハイブリッド車両
JPH0513965Y2 (ja)