JPH04155308A - 焦点距離可変装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンパクトディスクプレーヤの光ヘッドにお
ける焦点距離可変装置に関する。

〔従来の技術〕

従来の装置は、特開昭６０−１２９７０６号公報に記載
のように、レンズに電圧をかけて電歪効果によりレンズ
の曲率を変化させて焦点距離を変化させていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術では、レンズ状に加工される圧電体の材質
均一性、及び、金属電極の形状によって、電歪時のレン
ズの形状変化が決められるが、レンズを中心軸に関して
対称に変形させることは難しく、前述の材質均一性と電
極形状の偏りにより、レンズが非対称に変形することは
避けられない、非対称なレンズは、コマ収差や歪曲収差
等、多くの収差を発生させ、光学性能を劣化させる。

本発明の目的は、収差が少なく、かつ、確実な焦点移動
が得られる焦点距離可変装置を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明はレンズの次段に光
軸に対して垂直に動かせる階段状ガラス板を設けた。光
の全体が、各段だけを通過できるように各段の幅は十分
大きく作っである。

〔作用〕

階段状ガラス板を光軸に垂直に動かすと、光ン通過する
段が変わり、ガラス板内の光路長が変イし、焦点距離を
変化させることができる。各段重。

平面板と等価であるため、光軸に対称であり、１述のコ
マ収差等は発生せず、収差の少ない光をネることができ
る。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。光３
はレンズ２により集光され、階段状ガモス板１を通過し
た後、像点４で結像する。第２しは、階段状ガラス板ｌ
の斜視図である。第１図番において、階段状ガラス板１
を光軸に垂直に移動させると、光３が通過する段が変わ
るために、ガラス板１内の光路長が変化し、焦点距離ｆ
が変わる光路長変化ΔΩと焦点距離変化Δｆの間には、
カラス板１の屈折率をｎとした時、 Δｆ＝（１−１／ｎ）・ΔＲ−（１； という関係がある。そのため、ガラス板１として屈折率
ｎ＝１．５、厚さ０．６ｍのＢＫ−７ガラス板を用いた
場合、最大焦点移動距離２００μｍの＞１　　　光学系
が得られる。そして、段差ｄ工＝３μｍのし　　　階段
を作れば、焦点距離変化の分解能を１μｍとよ、　　す
ることができる。一方、レンズ２のＮ、Ａ、と、「　　
　階段幅ｄ２、像点４とガラス板１との距１［ａの間）
　　　には、 ｄ２＝Ｎ、Ａ、　・ａ　　　　　　　　　　　　−（２
）の関係があるので、実用的な値Ｎ、Ａ、＝０．４゜ａ
　＝＝　Ｉ　１ｍ１ｆ５用いた場合、ｄ２＝０．４＋＋
ｏとなるが、これは十分、加工可能な値である。

１　　　　また、階段状板１として、ガラス板の代りに
、長波長帯で透光性の良いシリコン板を用いれば、長波
長用焦点距離可変装置ができる。シリコンはエツチング
加工により、容易に高精度加工ができるため、生産上、
有効である。

〔発明の効果〕

本発明によれば、焦点距離を変化させる機構が非対称な
歪みを生じさないものなので、コマ収差や歪曲収差を発
生させずに、焦点距離を変えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の説明図、第２図は階段状
ガラス板の斜視図、第３図は従来例の説明図である。 １・・・階段状ガラス板、２・・・レンズ、３・・・光
、４・・・第　１　口 ↓ 第２図 ＃３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、少なくとも一方の面に階段状の加工を施したガラス
   板とレンズより成り、前記レンズを通る光束が前記ガラ
   ス板上の任意の一つの段を通るように配置し、前記ガラ
   ス板を光軸に垂直に動かして光束の通過する段を変える
   ことによつて、焦点距離を変えられることを特徴とする
   焦点距離可変装置。 ２、請求項１において、前記ガラス板の代りにシリコン
   板を用いた焦点距離可変装置。