JPH04155083A - 車両ドアのパワーウインド装置 - Google Patents

車両ドアのパワーウインド装置

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JPH04155083A
JPH04155083A JP2280226A JP28022690A JPH04155083A JP H04155083 A JPH04155083 A JP H04155083A JP 2280226 A JP2280226 A JP 2280226A JP 28022690 A JP28022690 A JP 28022690A JP H04155083 A JPH04155083 A JP H04155083A
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JP
Japan
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door
vehicle
rack
motor
power window
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JP2280226A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Fukatsu
深津 靖弘
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はパワーウィンド装置に係り、特に、ラックに歯
合するピニオンギヤが連結された駆動源[従来の技術] 車両のウィンドガラスを開閉移動させるパワーウィンド
装置として、ラックとピニオンギヤとを備えたパワーウ
ィンド装置が知られている(例えば、実開昭60−68
284号、特開昭61−286485号公報)。
これらのパワーウィンド装置では、ドアパネルの内方に
ウィンドガラスの開閉方向に沿ってラックが配置されて
いる。また、ウィンドガラスの下端部にはホルダーを介
してモータが固定されて」す、さらに、モータ回転軸に
はピニオンギヤが力結され、このピニオンギヤがラック
に噛み合っ1いる。したがって、モータによってピニオ
ンギ→が回転すると、ピニオンギヤがラックに沿って[
転移動し、ウィンドガラスがピニオンギヤやモータと共
に上下方向へ開閉移動する構成である(r定式パワーウ
ィンドと称される)。
この種のパワーウィンド装置は、所謂Xアー1式のパワ
ーウィンド装置に比べて、部品点数が4なくまた部品の
配置に必要なスペースが小さくズよいため、ドアの内部
スペースの有効利用が図する等の利点がある。
[発明が解決しようとする課題] ところで、車両のドアは、車両が緊急状態、判に側面衝
突(所謂サイドクラッシュ)に至った尊台であっても、
衝突の衝撃をドアアウタバネルタその補強材によって吸
収して、ドアアウタバネ)Lの変形がドアインナパネル
に達することがなく沖室内に影響しないように、充分な
強度剛性が確偽されている。
虹    しかしながらここで、このような車両ドアに
前述のパワーウィンド装置を配設する場合において、ド
アパネル自体には充分な強度剛性が確保されて口  い
るため、車両が緊急状態に至った際のドアアウタパネル
自体の変形がドアインナパネルに達する1   ことが
なく車室内に影響することがないにも拘わらず、従来で
はモータやこれを案内するランクは単にドアパネルの内
方の車両前後方向中央部分に゛  配置される構成であ
るため(換言すれば、ドアアウタパネル中央部分とドア
インナパネル中央部分し   との間に介在するため〉
、これらのモータ等の部品がドアアウタパネルに加わっ
た外力やその変形をドアインナパネルへ伝達してドアイ
ンナパネル゛  を車室内へ変形突出させる可能性があ
る。すなわ1   ち、換言すれば、モータやラックが
配設されるドアアウタパネルの中央部分はドア周縁部分
に比べて弱い部位であるため、ドアアウタパネルやその
°  補強材の衝撃吸収機能を阻害する要因となる可能
□   性がある。
この場合、ドアアウタパネルに加わった外力や変形がド
アインナパネルに影響しないようにするために、ドアパ
ネル材を高強度材料に変更したり単にパネルの板厚を厚
くする等の対策では、コストや重量が増加したりドア内
部の空間(他の部品の配置スペース)が減少し、また、
ドアアウタパネルとドアインナパネルとの間を広く設定
して衝撃吸収性を向上させたのでは、車室内スペースが
減少したりドアサイズが増加する等の問題が生じる。ま
たこのため、パワーウィンド装置が配設できる車両ドア
の適用の範囲も狭くなる。
本発明は上記事実を考慮し、重量やコストの増加を伴う
ことなく、車両ドアの本来の衝撃吸収機ド装置を得るこ
とが目的である。
[課題を解決するための手段] 請求項(1)に係る発明のパワーウィンド装置ハ、車両
ドアパネルの内部にウィンドガラスの開閉方向に対応し
て配置されたラックと、前記ラックに歯合するピニオン
ギヤが連結されると共に前記ウィンドガラスに連結され
た駆動源と、を備え、前記駆動源によって前記ピニオン
ギヤが正逆方向に回転することにより前記ウィンドガラ
スを前記駆動源と共に前記ラックに沿って開閉移動させ
るパワーウィンド装置であって、前記ウィンドガラスの
少なくとも全開位置及び全開位置にふいて前記駆動源が
車両ドアの前後方向端部付近に位置すべく、前記ラック
の両端部を車両ドアの前後方向端部付近に配置したこと
を特徴としている。
請求項(2)に係る発明のパワーウィンド装置は、請求
項(1)記載のパワーウィンド装置において、前g己う
ックは車両ドアに対して、車両後方向へ向けて下向きに
傾斜して、または車両後方向へ向けて上向きに傾斜して
配置されたことを特徴としている。
請求項(3)に係る発明のパワーウィンド装置は、請求
項(1)または請求項(2)記載のパワーウィンド装置
において、前記ランクの長手方向を所定の曲率で車両前
後方向に湾曲させて形成したことを特徴としている。
[作用コ 請求項(1)記載のパワーウィンド装置では、駆動源が
作動するとラックに沿ってピニオンギヤが回転移動し、
これに伴ってウィンドガラスが開閉移動される。ピニオ
ンギヤがラックの端部に達すると、ウィンドガラスは全
閉状態あるいは全開状態となる。
ここで、ウィンドガラスの全閉状態あるいは全開状態、
すなわち、ピニオンギヤがラックの端部に達した時点で
は、駆動源は車両ドアの前後方向端部付近に位置する。
すなわち、この状態では、駆動源はドアアウタパネル中
央部分とドアインナパネル中央部分との間に介在しない
。したがって、車両が緊急状態に至った場合であっても
、ドアアウタパネルに加わった外力やその変形を駆動源
がドアインナパネルへ伝達することがなく、ドアパネル
やその補強材の衝撃吸収機能を阻害することがない。
この場合、ウィンドガラスの全閉状態あるいは全開状態
は最も頻繁に使用される状態であるため、−層効果的で
ある。
このように、ドアパネルの重量やコストの増加を伴うこ
となく、車両ドアの本来の衝撃吸収機能およびパワーウ
ィンド装置の機能を共に確保できる。また、既存の車両
ドアにそのまま配設できるため、適用範囲も拡大する。
請求項(2)記載のパワーウィンド装置では、ラックが
車両ドアに対して車両後方向へ向けて下向きに傾斜して
配置された場合には、ウィンドガラスの全閉位置では駆
動源は車両ドアの前方側端部付近に位置し、ウィンドガ
ラスの全開位置では駆動源は車両ドアの後方側端部付近
に位置する。
また、ラックが車両ドアに対して車両後方向へ向けて上
向きに傾斜して配置された場合には、ウィンドガラスの
全閉位置では駆動源は車両ドアの後方側端部付近に位置
し、ウィンドガラスの全開位置では駆動源は車両ドアの
前方側端部付近に位置する。
したがって、この場合においても、駆動源はドアアウタ
パネル中央部分とドアインナパネル中央部分との間に介
在しない。このため、ドアアウタパネルに加わった外力
やその変形を駆動源がドアインナパネルへ伝達すること
がなく、ドアパネルやその補強材の衝撃吸収機能を阻害
することがない。
また、ラックが傾斜して配置されることにより、駆動源
のトルクを小さくしてもウィンドガラスをスムースかつ
確実に開閉移動させることができ、またウィンドガラス
の開閉力(締付は力)を大きくできる。
請求項(3)記載のパワーウィンド装置では、ドアパネ
ルの衝撃吸収機能を阻害することなくウィンドガラスを
スムースかつ確実に開閉移動できると共に、さらに、ラ
ックを湾曲させて形成したことによって、モータ等の駆
動源の給電装置をラックの曲率中心に配置する等により
、駆動源の移動に伴う給電装置の長さ緩衝部分が不要と
なり、装置の簡素化やドアの内部スペースの有効利用が
図れる。
[実施例] 第1図には本発明の第1実施例に係るパワーウィンド装
置lOの概略全体構成図が示されている。
ドア12のウィンドガラス14は、ドア12の上下方向
に沿いかつ互いに対向して平行に配置されたドアフレー
ム16 (第1図には一方のドアフレーム16のみを図
示)によって、車両前後方向両端部をそれぞれスライド
可能に支持されている。
第5図及び第6図に詳細に示す如く、ウィンドガラス1
4の車両前後方向端部には、リベット18によって樹脂
製のスライダ20が固着されており、このスライダ20
が、ドアフレーム16に形成されたガイド部16Aに移
動可能に嵌入して保持されている。これにより、ウィン
ドガラス14が車両前後方向にがたつくことなく確実に
保持されるようになっている。またドアフレーム16に
は、ゴム製のランチヤンネル22が取り付けられている
。ランチヤンネル22は、ウィンドガラス14の車両前
後方向端部のそれぞれ表裏面に対向して配置されており
、これによりウィンドガラス14が車両左右方向にがた
つくことなく確実に仙持されるようになっている。
一方、第2!!l乃至第4図に詳細に示す如く、ウィン
ドガラス14の下端部にはガイドレール24が固定され
ており、パワーウィンド装置10が連結されている。
ガイドレール24は、その長手方向がウィンドガラス1
4の下端縁に沿って固定されており、断面略コ字状に形
成されている。このガイドレール24には、ホルダー2
6が連結されている。ホルダー26は略矩形状に形成さ
れた板材で、上角部近傍には一対のガイドローラ28が
ウィンドガラス14の側へ突出して支持されている。こ
れらのガイドローラ28がガイドレール24に移動可能
に入り込んでおり、これにより、ホルダー26がガイド
レール24に沿って移動可能な構成である一方、ホルダ
ー26の下端部には一対の透孔30が形成されており、
ボルト32がこの透孔30内に挿通された後にギヤハウ
ジング34に固定されている。
ギヤハウジング34の一端部には、ホルダー26と反対
方向へ延出する腕部36が突出形成されてふり、さらに
この腕部36の先端は路上方へ直角に屈曲してスライド
部36Aが形成されている。
一方、ギヤハウジング34の腕部36と反対側の端部近
傍には、ホルダー26と反対方向へ延出する腕部38が
腕部36と平行に突出形成されている。
ギヤハウジング34の車両前方側の端部(腕部36と反
対側の端部)には、駆動源としてのモータ40が取り付
けられている。モータ40はその回転軸が車両前後方向
(すなわち、ホルダー26に沿う方向)へ向いた状態で
ギヤハウジング34に固定されており、回転軸はギヤハ
ウジング34の内方へ突出されている。回転軸の先端に
は図示。  を省略したウオームギヤが形成されており
、ギヤハウジング34内に配置されたウオームホイール
と噛み合っている。
ウオームホイールの回転軸42は、ギヤハウジング34
の中央部からホルダー26と反対方向へ突出されており
、先端にはピニオンギヤ44が取り付けられている。こ
のピニオンギヤ44はガイド板46のラック48に噛み
合っている。
ガイド板46は、第1図に示す如く、その長手方向がド
ア12に対して、車両後方向へ向けて下向きに傾斜して
配置されており、車両前方側の端部はドアパネル13の
前方上端部付近に位置し、また車両後方側の端部はドア
パネル13の後方下端部付近に位置している。
このガイド板46は、断面略コ字状に形成されており、
幅方向両端部にはそれぞれガイド部5o、52が形成さ
れている。ガイドfB50,52はそれぞれギヤハウジ
ング34に形成された腕部36、腕部38に対応してお
り、ガイド部5o内に腕部36のスライド部36Aがス
ライド可能に入り込み、ガイド部52に腕部38が当接
している。このたt1ギヤハウジング34は各腕部36
.38がガイド板46のガイド部50,52に案内され
てガイド板46に沿って移動可能となっている。
ガイド板46の一方のガイド部5oの近傍には、ラック
48が下向きに(ガイド部52に面して)形成されてい
る。このラック48にギヤハウジング34のピニオンギ
ヤ44が噛み合っている。したがって、モータ40が作
動すると、この回転力カヒニオンギャ44へ伝達されて
ピニオンギヤ44が回転し、さらに、ピニオンギヤ44
が回転すると、このピニオンギヤ44がラック48に沿
って回転移動する構成である。
次に本実施例の作用を説明する。
上δ己構成のパワーウィンド装置10では、モータ4D
が作動すると、この回転力がピニオンギヤ44へ伝達さ
れてピニオンギヤ44が回転し、さラニ、ピニオンギヤ
44が回転すると、このピニオンギヤ44がラック48
に沿って回転移動する。
ピニオンギヤ44すなわちギヤハウジング34がラック
48に沿って移動すると、ギヤハウジング34に固定さ
れたホルダー26がガイドレール24に沿って移動しな
がらウィンドガラス14を押上げまたは引下げ、これに
より、ウィンドガラス14がギヤハウジング34と共に
ガイド板46に沿って上下方向へ開閉される。
ピニオンギヤ44がラック48 (ガイド板46)の上
端部に達するとウィンドガラス14は全閉状態となり、
一方、ピニオンギヤ44がラック48の下端部に達する
とウィンドガラス14は全開状態となる。
−ここで、ウィンドガラス14の全閉位置では、モータ
40、ギヤハウジング34及びホルダー26はドア12
 (ドアパネル13)の前方側端部付近に位置し、また
、ウィンドガラス14の全開位置ではモータ40、ギヤ
ハウジング34及びホルダー26はドア12の後方側端
部付近に位置する。
すなわち、この状態では、モータ40等の部品はドアア
ウタパネル中央部分とドアインナパネル中央部分との間
に介在しない。したがって、車両が緊急状態に至った場
合であっても、ドアアウタパネルに加わった外力やその
変形が、モータ40等の部品を介してドアインナパネル
へ伝達されることがなく、ドアパネル13やその補強材
の衝撃吸収機能が阻害されることがない。
この場合、ウィンドガラス14の全閉状態あるいは全開
状態は最も頻繁に使用される状態であるため、−層効果
的である。
このように、ドア12の重量やコストの増加を伴うこと
なく、ドアパネル13の本来の衝撃吸収機能およびパワ
ーウィンド装置100機能を共に確保できる。また、既
存の車両ドアにそのまま配設できるため、適用範囲も拡
大する。
また、ラック48(ガイド板46)はドア12に対して
、車両後方向へ向けて下向きに傾斜して配置されている
ため、ウィンドガラス14の重量の一部をギヤハウジン
グ34の腕部38を介してガイド板46が保持すること
になり、モータ4゜のトルクを小さくしても、ウィンド
ガラス14をスムースかつ確実に開閉移動できる。また
この場合には、ウィンドガラス14の開閉力(締付は方
)が大きくなる。
なお、本第1実施例においては、ガイド板46(ラック
48)は直線状に形成される構成としたが、これに限ら
ず、第7図に示す如く、長手方向を所定の曲率で湾曲さ
せて形成したガイド板47を配置する構成としてもよい
。この場合には、ドアパネル13の衝撃吸収機能を阻害
することなくウィンドガラス14をスムースかつ確実に
開閉移動できると共に、モータ40を駆動させるための
給電装置をラック48の曲率中心に配置する等により、
給電装置とモータ40とを接続する配線(リード線)の
モータ40の移動に伴う長さ緩衝部分が不要となり、装
置の簡素化やドア12の内部スペースの有効利用が図れ
る。
またこの場合には、ウィンドガラス14の全閉位置近傍
においては、ウィンドガラス14の移動力(閉鎖締付は
力)が大きくなり、特に効果的である。
次に本発明の他の実施例について説明する。なお、前記
第1実施例と基本的に同一の部品には前記第1実施例と
同一の符号を付与しその説明を省略している。
第8図には第2実施例に係るパワーウィンド装置60の
全体構成図が示されている。また、第9図にはこのパワ
ーウィンド装置60の要部正面図が示されている。
パワーウィンド装置60では、ウィンドガラス140車
両前後方向両端部にはそれぞれホルダー62.64が固
定されると共に、前記第1実施例と同様のギヤハウジン
グ66.68及びモータ70.72がそれぞれ取り付け
られている。また、各ギヤハウジング66.68に対応
して、すなわち、ドア12の車両前方側の端部及び車両
後方側の端部には、各ギャノ\ウジング66.68のピ
ニオンギヤ44に噛み合うラック74.76が形成され
たガイド板78及びガイド板80が、ウィンドガラス1
4の開閉方向に沿って配置されている。
本第2実施例においても、各モータ70.72が同期し
て作動しピニオンギヤ44が回転すると、このピニオン
ギヤ44がラック74.76に沿って回転移動し、ギャ
ノ\ウジング66.68に固定されたホルダー62.6
4がウィンドガラス14を押上げまたは引下げ、これに
より、ウィンドガラス14がギヤハウジング66.68
と共にガイド板78.80に沿って上下方向へ開閉され
る。
ピニオンギヤ44がラック74.76の上端部に達する
とウィンドガラス14は全開状態となり、一方、ピニオ
ンギヤ44がラック74.76の上端部に達するとウィ
ンドガラス14は全開状態となる。
ここで、ウィンドガラス14の前方側のホルダー62、
ギヤハウジング66及びモータ70は、ウィンドガラス
14の全開位置及び全開位置の何れにおいても、ドア1
2の前方側端部付近に位置し、一方、ウィンドガラス1
4の後方側のホルダー64、ギヤハウジング68及びモ
ータ72は、ウィンドガラス140全閉位置及び全開位
置の何れにおいても、ドア12の後方側端部付近に位置
する。
すなわち、本第2実施例においても、モータ70.72
等の部品はドアアウタパネル中央部分とドアインナパネ
ル中央部分との間に介在しない。
したがって、車両が緊急状態に至った場合であっても、
ドアアウタパネルに加わった外力やその変形をモータ7
0.72等の部品がドアインナパネルへ伝達することが
なく、ドアパネル13やその補強材の衝撃吸収機能を阻
害することがない。
なお、本第2実施例においては、ウィンドガラス14の
車両前後方向両端部にはそれぞれホルダー62.64が
固定されると共にモータ70.72がそれぞれ取り付け
られる構成としたが、これに限らず、単一のモータ70
(72)によって駆動させることもできる。第10図乃
至第12図にはこのような単一のモータによって駆動さ
せるパワーウィンド装置82が示されている。
パワーウィンド装置82では、ウィンドガラス14の車
両後方向側端部には、モータ72に代えて、プーリー8
4及びギヤ86が配置されている。
プーリー84とギヤ86は同軸的でかつ一体的に連結さ
れてギヤハウジング68に取り付けられている。ギヤ8
6はラック76に噛み合っており、一方、プーリー84
には無端ベルト88が巻き掛けられている。この無端ベ
ルト88は、車両前方側のピニオンギヤ44にも同軸的
に巻き掛けられており、したがって、モータ70回転力
は無端ベルト88を介してプーリー84すなわちギヤ8
6へ伝達されるようになっている。
このパワーウィンド装置82においても、モータ70が
作動してピニオンギヤ44及びギヤ86が回転すること
により、ウィンドガラス14がラック74.76に沿っ
て上下方向へ開閉される。
また、ウィンドガラス14の全閉位置及び全開位置の何
れにおいても、ホルダー62、ギヤハウジング66及び
モータ70、あるいはホルダー64、ギヤハウジング6
8、プーリー84及びギヤ86は、ドアアウタパネル中
央部分とドアインナパネル中央部分との間に介在しない
。したがって、この場合にもドアパネル13やその補強
材の衝撃吸収機能を阻害することがない。
次に本考案の第3実施例を説明する。
第13図には第3実施例に係るパワーウィンド装置90
の全体構成図が示されている。
パワーウィンド装置90では、ドア120車両前方側の
端部のみに、ウィンドガラス14の開閉方向に沿ってガ
イド板92が配置されている。また、ウィンドガラス1
4の下端縁の車両前後方向中間部にはホルダー94が固
定されている。このホルダー94は、ガイド板92に沿
って移動するギヤハウジング96にブラケット98によ
って連結されており、すなわち、ウィンドガラス14は
、ブラケット98によって所謂片持ち支持される構成で
ある。
ドア12の車両前後方向中間部には、ホルダー94に対
応しかつガイド板92と平行にガイドボール100が配
置されている。このガイドボール100はホルダー94
に係合してこれを案内するようになっている。
本第3実施例においては、モータ40が作動してピニオ
ンギヤ44が回転することにより、ブラケット98を介
してギヤハウジング96に連結されたホルダー94がガ
イドボール100に沿って上下方向へ移動され、これに
よって、ウィンドガラス14が上下方向へ開閉される。
この実施例においても、ウィンドガラス1゛4の全閉位
置及び全開位置の何れの場合も、モータ40及びギヤハ
ウジング96等はドアアウタパネル中央部分とドアイン
ナパネル中央部分との間に介在せず、単にガイドポール
100が配置されるのみであるため、ドアパネル13や
その補強材の衝撃吸収機能を阻害することがない。
なお、本第3実施例では、ドア12の車両前後方向中間
部にホルダー94に対応しかつガイド板92と平行にガ
イドポール100が配置された構成としたが、第14図
に示す如く、ガイドポール100を省略した構成として
もよい。この場合であっても、ウィンドガラス14はド
アフレーム16に案内されるためスムースに移動できる
と共に、ドアパネル13やその補強材の衝撃吸収機能を
阻害することがない。
なお、前述の各実施例においては、ウィンドガラス14
0車両前後方向端部に固着された樹脂製のスライダ20
がドアフレーム16のガイド部16Aに移動可能に嵌入
して保持されて案内される構成としたが、ドアフレーム
16によるウィンドガラス14の保持構造はこれに限定
されるものではない。
例えば、第15図に示す如く、ウィンドガラス140車
両前後方向端部近傍に、車両幅方向に突出して固着され
た樹脂製のスライダ102によって保持し案内する構成
としてもよい。この場合には、ウィンドガラス14の車
両前後方向端部がドアフレーム16に取り付けられたゴ
ム製のランチヤンネル104の案内部104Aによって
案内保持されると共に、スライダ102がランチヤンネ
ル104の案内部104Bによって案内保持されるため
、ウィンドガラス14が車両前後方向及び左右方向にが
たつくことなく確実に保持され、スムースに開閉移動で
きる。
装置は、重量やコストの増加を伴うことなく、車両ドア
の本来の衝撃吸収機能および従来のパワーウィンド装置
の機能を共に確保でき、その適用範囲も拡大するという
優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第I実施例に係るパワーウィンド装置
の概略全体構成図、第2図は第1実施例に係るパワーウ
ィンド装置の要部斜視図、第3図はパワーウィンド装置
の要部正面図、第4図は第3図1’V−1’V線に沿っ
たガイドレールの断面図、第5図はドアフレーム及びス
ライダを示す斜視図、第6図はドアフレーム及びスライ
ダの横断面図、第7図は第1実施例に係るパワーウィン
ド装置の変形例を示す概略全体構成図、第8図は本発明
の第2実施例に係るパワーウィンド装置の概略全体構成
図、第9図は第2実施例に係るパワーウィンド装置の要
部正面図、第10図は第2実施例に係るパワーウィンド
装置の変形例を示す概略全体構成図、第11図は第2実
施例に係るパワーウィンド装置の要部正面図、第12図
は第11図X■−XU線に沿った断面図、第13図は本
発明の第3実施例に係るパワーウィンド装置の概略全体
構成図、第14図は第3実施例に係るパワーウィンド装
置の変形例を示す概略全体構成図、第15図はドアフレ
ーム及びスライダの他の例を示す横断面図である。 10・・・パワーウィンド装置、 12・ ・ ・ドア、 13・・・ドアパネル、 14・・・ウィンドガラス、 24・・・ガイドレール、 26・・・ホルダー、 34・・・ギヤハウジング、 40・・・モータ、 44・・・ピニオンギヤ、 46・ ・ ・ガイド板、 48・・・ラック、 60・・・パワーウィンド装置、 62.64・・・ホルダー、 66.68・・・ギヤハウジング、 70.72・・・モータ、 74.76・・・ラック、 78.80・ ・ ・ガイド板、 82・・・パワーウィンド装置、 84・ ・ ・プーリー、 86・・・ギヤ、 88・・・無端ベルト、 90・・・パワーウィンド装置、 92・ ・ ・ガイド板、 94・・・ホルダー、 96・・・ギヤハウジング、 98・・・ブラケット。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車両ドアパネルの内部にウインドガラスの開閉方
    向に対応して配置されたラックと、前記ラックに歯合す
    るピニオンギヤが連結されると共に前記ウインドガラス
    に連結された駆動源と、を備え、前記駆動源によって前
    記ピニオンギヤが正逆方向に回転することにより前記ウ
    インドガラスを前記駆動源と共に前記ラックに沿って開
    閉移動させる車両ドアのパワーウインド装置であって、
    前記ウインドガラスの少なくとも全閉位置及び全開位置
    において前記駆動源が車両ドアの前後方向端部付近に位
    置すべく、前記ラックの両端部を車両ドアの前後方向端
    部付近に配置したことを特徴とする車両ドアのパワーウ
    インド装置。
  2. (2)前記ラックは車両ドアに対して、車両後方向へ向
    けて下向きに傾斜して、または車両後方向へ向けて上向
    きに傾斜して配置されたことを特徴とする請求項(1)
    記載の車両ドアのパワーウインド装置。
  3. (3)前記ラックの長手方向を所定の曲率で車両前後方
    向に湾曲させて形成したことを特徴とする請求項(1)
    または請求項(2)記載の車両ドアのパワーウインド装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4428262C1 (de) * 1994-08-10 1996-01-25 Brose Fahrzeugteile Motorisch angetriebener Fensterheber
US7739837B2 (en) * 2007-09-10 2010-06-22 Yazaki Corporation Electric power-feeding structure

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DE4428262C1 (de) * 1994-08-10 1996-01-25 Brose Fahrzeugteile Motorisch angetriebener Fensterheber
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